JPS631592Y2 - - Google Patents

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JPS631592Y2
JPS631592Y2 JP1514080U JP1514080U JPS631592Y2 JP S631592 Y2 JPS631592 Y2 JP S631592Y2 JP 1514080 U JP1514080 U JP 1514080U JP 1514080 U JP1514080 U JP 1514080U JP S631592 Y2 JPS631592 Y2 JP S631592Y2
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transistors
transformer
transistor
stage
darlington
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JP1514080U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はプツシユプルコンバータ回路に係
り、特に初段トランジスタの保護に関する。
スイツチング素子の負荷回路にトランスの巻線
を備え、このトランスに流す電流を断続あるいは
転流して2次側に直流の電圧を誘起するコンバー
タに、トランジスタをスイツチング作用に基づき
プツシユプルに形成したコンバータがある。従
来、このようなコンバータに第1図の回路図に示
されるものがある。図によつて以下に説明する。
まず、図においてはトランスで1a,1a′は
1次側コイル、1bは2次側コイル、2aはこの
回路の入力側端子、2bは出力側端子である。次
に3a,4aはいずれもダーリントン回路の前段
トランジスタで、そのコレクタは前記トランスの
1次側コイル1aの第1端子に接続され、また、
ベースは前記トランスの別の1次側コイル1a′の
第1端子に接続され、さらにエミツタは接地され
る。一方前記ダーリントン接続されたNPNトラ
ンジスタ3a,4aとともにダーリントン回路を
形成する後段のNPNトランジスタ3b,4bは
各コレクタを前記トランスの1次側コイル1aの
第1端子に前段トランジスタのコレクタとともに
接続され、また、ベースはそれぞれが隣接する前
段のトランジスタのエミツタにそれぞれ接続さ
れ、さらに、エミツタは接地される。そして、前
記トランスの1次側コイル1aの中性端子と、他
の1次側コイル1a′の中性端子(接地で後段トラ
ンジスタのエミツタに接続されている)との間に
入力電圧EINが印加され、トランスの2次側コイ
ル1bは出力電圧EOUTが発生する。
上述したプツシユプルコンバータ回路の動作は
次のとおりである。
今、仮に入力電圧EINを印加した時にダーリン
トン接続したトランジスタのうち4a,4b側が
オンしたとする。やがて、磁束の増加によつてト
ランスの磁気飽和が生じ、ダーリントントランジ
スタ4aのベースに接続された1次巻線での誘
起々電圧が零となり、トランジスタ4a,4b側
がオフ状態になる。
そして、逆に磁束が減少しはじめると誘起々電
圧の極性が反転し、反対側のトランジスタ3a,
3b側がオンすることになる。
これらの動作が繰り返されて、いわゆる自励式
発振が行なわれることになる。
この発振動作におけるダーリントン接続された
トランジスタ3a,3b及び4a,4b側のコレ
クタ電流波形を示したのが第3図である。これは
実測に基づくものである。
図から明らかなようにトランジスタ3a,3b
側4a,4b側が交互にオンしているが、各々タ
ーンオフする瞬間にラツシユカレントIc、いわゆ
るスパイク電流が流れることがわかる。
そして、これに応じ、他方側のトランジスタに
は負のスパイク電流が流れることがわかる。スパ
イク電流は実測により確認されたものであるが、
これは、オンしていたトランジスタがターンオフ
する瞬間に、オン時にトランジスタ素子のベース
領域(P導電型領域)に蓄積された電荷が瞬時に
放出され、これがスパイク電流として流れ、例え
ば、トランジスタ4a,4b側がオンからオフに
変化する場合には第1図に点線で示すように、ト
ランジスタ4a,4b→トランジスタ3b,3a
を循環して流れるためと考えられる。この循環電
流はトランジスタ3a,3bに対しては逆モード
の電流である。
又、ダーリントントランジスタ接続においては
前段トランジスタ3a,4aとして後段トランジ
スタ3b,4bよりも小さい電力容量のものを用
いるが、上述した逆モードの電流時にダーリント
ントランジスタの前段のトランジスタが破壊する
といつた事態が起こり問題となつていた。
なお、この逆モード時におけるダーリントント
ランジスタの前段トランジスタの破壊はスパイク
電流がダーリントントランジスタの前段のトラン
ジスタを介して流れることも示すものと考えられ
る。
この考案は上記従来の逆モード破壊に至る欠点
に対しこれを改良するコンバータ回路を提供する
ものである。
この考案のプツシユプルコンバータ回路はトラ
ンジスタをダーリントン接続してなる回路を並列
配置し、各列のコレクタおよびベースをそれぞれ
反対位相の各電源に接続しエミツタを共通に接地
したものにおいて、前段トランジスタのコレクタ
回路にコレクタに対して順方向にダイオードを挿
入し初段トランジスタの逆モード破壊を軽減させ
るようにしたものである。
以下にこの考案を1実施例につき図を参照して
詳細に説明する。なお、コンバータ回路の基本的
部分は従来と変わらないので、改良部分について
のみ説明する。第2図は1実施例のプツシユプル
コンバータ回路を示し、図中1はトランスで1
a,1a′は1次側コイル、1bは2次側コイル、
2aはこの回路の入力側端子、2bは出力側端子
である。次に13a,14aはいずれもダーリン
トン回路を構成する前段のトランジスタで、その
コレクタはそれぞれがこれに向つて順方向のダイ
オード23,24を介してトランスの1次側コイ
ル1aの第1端子に接続され、またベースはトラ
ンスの他の1次側コイル1a′の第1端子に接続さ
れ、エミツタは接地される。一方前記ダーリント
ン接続されたNPNトランジスタ13a,14a
とともにダーリントン回路を形成する後段の
NPNトランジスタ13b,14bは各コレクタ
を前記トランスの1次側コイル1aの第1および
第2の各端子に、また、ベースはそれぞれが隣接
する前段トランジスタのエミツタに接続され、さ
らにエミツタは接地される。そして前記トランス
の1次側コイル1aの中性端子と、他の1次側コ
イル1a′の中性端子(接地で、後段トランジスタ
のエミツタに接続されている)との間に入力電圧
EINが印加され、トランスの2次側コイル1bは
出力側電圧EOUTが発生する。
上記の回路によれば、ダイオード23,24が
前段トランジスタ13a,14aの逆モード電流
を阻止する極性で接続されているため発振トラン
スにおけるコイルの磁束の切換時に発生するラツ
シユカレントがプツシユプルの前段トランジスタ
にベース−コレクタを通じて流れることがないの
で、このラツシユカレントが前段トランジスタの
ベース−コレクタに流れて生ずる逆モード破壊が
完全に防止できる顕蓄な利点がある。また、この
考案は実施がきわめて容易である利点もある。さ
らに前段トランジスタのエミツタと後段トランジ
スタのベース間にダイオードを挿入した場合に
は、ダーリントン接続されたトランジスタを駆動
するためのベース入力電圧はダイオードの順方向
電圧VF分だけ増加させざるを得ないが、本願構
成においては、かかる増加を必要とすることな
く、ラツシユカレントの防止が可能となる。
なお、この考案は実施例に限定されることな
く、PNPトランジスタ、FET等を用いた回路に
も適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のプツシユプルコンバータ回路の
回路図、第2図はこの考案の1実施例の回路図、
第3図は上記コンバータ回路における正、逆モー
ドのトランジスタの波形図である。 ……トランス、1a,1a′……トランスの1
次側コイル、1b……トランスの2次側コイル、
13a,14a……ダーリントン回路の前段トラ
ンジスタ、13b,14b……ダーリントン回路
の後段トランジスタ、23,24……ダイオー
ド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トランジスタをダーリントン接続した第1、第
    2の回路の各々の後段トランジスタのエミツタを
    共通接続するとともに、後段トランジスタのコレ
    クタ間にトランスの1次巻線を接続し、前記第
    1、第2の回路の前段トランジスタのベースに
    各々逆位相の電圧を供給し、前記1次巻線の中性
    点および前記エミツタの共通接続間に入力電圧を
    供給して、前記トランスの2次巻線から出力電圧
    を得るプツシユプルコンバータ回路において、前
    記前段トランジスタのコレクタ回路にコレクタに
    対し順方向のダイオードを挿入したことを特徴と
    するプツシユプルコンバータ回路。
JP1514080U 1980-02-12 1980-02-12 Expired JPS631592Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1514080U JPS631592Y2 (ja) 1980-02-12 1980-02-12

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JP1514080U JPS631592Y2 (ja) 1980-02-12 1980-02-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56118592U JPS56118592U (ja) 1981-09-10
JPS631592Y2 true JPS631592Y2 (ja) 1988-01-14

Family

ID=29611604

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JP1514080U Expired JPS631592Y2 (ja) 1980-02-12 1980-02-12

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JPS56118592U (ja) 1981-09-10

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