JPH03819A - ポリエステル短繊維 - Google Patents

ポリエステル短繊維

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JPH03819A
JPH03819A JP13451589A JP13451589A JPH03819A JP H03819 A JPH03819 A JP H03819A JP 13451589 A JP13451589 A JP 13451589A JP 13451589 A JP13451589 A JP 13451589A JP H03819 A JPH03819 A JP H03819A
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fiber
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polyester
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JP13451589A
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Akira Kimura
章 木村
Tsukasa Kobayashi
司 小林
Hitoshi Tanizawa
谷澤 整
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はポリエステル100%紡績糸又は他の繊維と混
用する混紡糸に用いるポリエステル短繊維に関する。
[従来の技術] ポリエステル短繊維を使用して混紡糸となし。
該紡績糸を用いた布帛は、ふくらみに欠け、ソフト感が
なく、いわゆるベーパーライクな風合を有するものとし
て長年問題となっていた。このベーパーライクな風合は
、該ポリエステル短繊維と池の繊維とを混紡して得られ
る混紡糸の場合にも問題であり、高級品位の布帛を得る
ことができなかった。
この欠点をカバーするために、ポリエステル短繊維に細
デニールのものを使用する試みがなされている。細デニ
ールのポリエステル短1a維を用いた布帛は、たしかに
、ソフトな風合になるものの。
反面、ふくらみに欠け、さらに布帛の要求特性として重
要な反発性に欠ける等の新たな問題が出ている。さらに
、aデニールのポリエステル短繊維であって、特にその
単糸デニールが、 1.ode以下のポリエステル短繊
維では開繊工程であるカード工程において、ネップやム
ラが発生し、このため。
カード工程のドツファ−回転数を低下せしめる等の対策
をとっても充分でなく、生産性が著しく低下し、実用の
工程では使用することができない欠点がある。
ポリエステル短繊維を用いた布帛の風合を改良するため
の他の方法として、デニールを変えることなくカット長
のみを変化させる異カット長混紡の試みもなされている
( B P 24198号公報)が。
この方法では布帛のふくらみがやや改善されるもののソ
フト感に欠け、さらには紡績系の構成本数を変えずにカ
ット長のみが短くなるので紡績糸強力が低下するという
欠点がある。
又、さらに進んだ方法として長カット長の太デニール繊
維と短カット長の細デニール繊維を紡績工程で混紡する
方法が提案されている。(特開昭59−26537号公
報)この方法では前述の方法に比べて改良されているが
、紡績糸の均斉度、風合の点で不充分であり、生産性が
低下するという欠点は解決されていなかった。
これは構成繊維として細デニール繊維を使っている上、
繊維間のデニール差が大きく通常の紡績工程における混
合方法、即ち打綿工程か線条工程において混合する方法
では繊維間のなじみが不良になるためと考えられる。
[発明の目的〕 本発明は、従来のかかる間層点を解決し1通常の紡績工
程で高い生産性を維持しながら均一に混紡でき、従来得
ることができなかった。ふくらみとソフトな風合を有す
る布帛の製造を可能とするポリエステル短繊維を提供す
ることを目的とする。
[発明の構成] 一本発明はポリエステル短繊維の製造工程から紡績工程
に移送する梱包ベール内において繊度差を有する2種以
上のポリエステル短繊維が混綿されており、太デニール
の短繊維が連続的に変化するm雑兵分布を有し、かつ該
太デニール短繊維と細デニールの短1m鱈が下記式を満
足することを特徴とするポリエステル短繊維にある。
4.50≧DI /D2≧1.25 1.8≧D1≧1.0 1.0>D2≧0.4 65≧M1≧5 95≧M2≧35 16、ID i上26≧Li ≧10.2D I + 10 ・・・・・・(1) ・・・・・(2 ・・・・・・(a ・・・・・・(4) ・・・・・・(5) (i=1. 2) 44≧L1 ≧1.13L2 但し デニール短繊維の平均繊維長 D1 :太デニール短繊維の繊度 D2二細デニール短繊維の繊度 Ml :太デニール短繊維の混率 Ml :細デニール短繊維の混率 ・・・・・・(a ・・・・・(7) ノ」 ) de) da) wt%) wt%) Ll ;太デニールポリエステル短繊維の平均繊維長(
間) ■、2:4[Bデニールポリエステル短繊維の平均繊維
長(luI) 本発明でいうポリエステルとは、ポリエチレンテレフタ
レートが好適であるが、その酸成分及び/又はジオール
成分の一部がイソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソ
フタル酸等のジカルボン酸。
ジエチレングリコール、1,4−ブタンジオール。
ポリエチレングリコール等のジオールによって置換され
た共重合ポリエステルでもよい、これらポリエステルに
は艶消し剤、蛍光増白剤、帯電防止剤、防炎剤等が添加
されていてもよい。
本発明でいう紡績糸とはカード工程を通過して製造され
る糸である。
本発明では、ポリエステル短#a維の1つに単糸デニー
ルD2が1.0>D2≧0.4の範囲の細デニールのも
のを使用することが重要である。単糸デニールD2の範
囲は0.8≧D2≧0.4がより好ましい範囲であるが
、いずれにしてもソフトな風合の糸とするために細デニ
ールのものを使用しなければならない、単糸デニールD
2が0.4未満のものを゛使用すると、カード工程の通
過性が低下するため好ましくない。
次に1本発明において細デニール使用の混紡糸が有して
いた欠点を解消するため、該ポリエステル短繊維の1つ
として、単糸デニールD1が1.8≧D1≧1.0範囲
にある太デニールのものを使用する。DIがL 8de
を超えると風合ががさつき、逆に1.Ode未溝では紡
績工程での生産性の低下を防止する効果が得られないの
で好ましくない。
また、DlとDlの比も重要であってDl /D2が4
.5を超えると、太デニール短繊維と細デニール短繊維
のなじみが悪くなり、紡績糸内での均一な混繊状態が得
られなくなる。逆にDI /D2が1.25未満になる
と両者のデニールが近接しすぎて。
前述の細デニールと太デニールの混用の目的が達成され
なくなる。従って、該太デニール短繊維と細デニール短
繊維のデニールDi 、Dlは前記(1)式を満足する
ことが必要である。
さらに太デニール1m鱈と細デニール繊維の混合比率も
重要であって、太デニール短AaIl鱈の混率Ml  
(重量%)は、混綿効果を有効に発揮するために65≧
M1≧5の範囲にする必要があり、更に好ましいのは4
0≧M1≧10の範囲である。太デニール短繊維の混率
が5重量%未満の場合には最終製品の布帛のふくらみ1
反発性が充分得られない。
また、太デニール短繊維の混率が65重量%を超えると
、結果として細デニール短繊維の混率が低下し、布帛が
ソフ1〜にならず本発明の目的を達成することができな
い。
このような低混率の太デニールの短繊維は単糸デニール
D2が前記の範囲にあるような細デニールの短繊維と通
常の紡績工程で混合すると、独自の挙動をし易く、均一
に混合されず、糸ムラの原因となり易い、かかる現象の
原因が何かは、はっきりとはしないが、その原因の1つ
として、41デニールD2の範囲が前記のような場合に
は、該細デニール繊維の表面積が著しく増加し、繊維相
互の摩擦が大となり、その結果、細デニール繊維と太デ
ニール繊維のなじみが不良になるためと考えられる。こ
のような現象による欠点を克服するなめにはポリエステ
ル短繊維の製造工程から紡績工程に移送する梱包ベール
内においてすでに2種以上のポリエステル短繊維が混綿
された状態であること、好ましくは実質的に均一に混綿
されていることが効果的である。
ポリエステル短繊維の一般的な製造方法としては、紡糸
工程において溶融ポリマーを紡糸口金のノズルより吐出
して紡糸し、原糸サブトウとして収缶する0次に延伸工
程においては原糸クリールで上記サブトウを多数束すて
原糸トウとし、これを加熱上延伸した後、緊張熱セット
、捲縮付与弛緩熱処理の工程を経て、所定の繊維長にカ
ットし、ベールに梱包する。これらの工程内において異
デニール・異カット長のポリエステル短繊維を均一に混
繊する方法としては1例えば第1図に示すように特殊な
装置を採用する。即ち、別々に延伸−捲縮付専一熱セッ
トした太デニール繊維からなるトウY1と細デニール繊
維からなるトウY2をテンションバーTI 、T2で高
い張力を掛けた状態でガイドローラーGl 、G2を経
て別々のカッターCI 、C2に供給して別々の繊維長
となる様に切断し、切断されて自重で落下中の繊維S1
゜S2をカッター下に設けられた圧空ノズルN1N2を
使って圧空で吹き飛ばし、シュート1内で開繊、混合し
ローラー4で駆動されたコンベア2上に落下させる方法
によって得られる。なお、3は圧空排出口である。高い
張力でカッターにトウを供給することによりトウが開繊
し易くなり太デニール繊[31と細デニール繊維S2と
をより均一に混合することができる。
特に開繊しにくい細デニール繊維S2はカット後、チッ
プ状となって落下するが、w4方向から圧空ノズルN2
により強く圧空を吹き付けられることにより容易に開繊
する。
これに対し9通常の紡績工程では、太デニール繊維S1
と細デニール11維S2とを混合して開繊しようとする
ため太デニール繊維S1はより開繊し易く、これに反し
て細デニール11維S2は前述太デニール短繊維の捲縮
数は9〜15個/inが好ましく、11〜14個/in
がさら好ましい、捲縮数か9未満では繊維間のからみが
低下し、紡績のカード工程の通過性が低下するので好ま
しくない。逆に171m数が15を超えると繊維同士の
からみが強くなり過ぎて開繊しにくくなり、細デニール
短繊維と均一混合しなくなるので好ましくない。
又、細デニール短繊維の捲縮数は11〜17(ll]/
inが好ましく、13〜15個/inがさらに好ましい
、捲縮数か11未満では繊維間のからみが低下し、紡績
のカード工程の通過性が低下するので好ましくない、逆
に捲縮数か15を超えると繊維同士のからみが強くなり
過ぎて開繊しにくくなり1太デニ一ル短4m雌と均一混
合しなくなるので好ましくない。
コンベア2上の混合繊維は梱包機に移送され。
梱包ベールとして圧縮梱包される。梱包ベール中の均一
混合の尺度として100gの綿塊を第2図の丸印で示す
角の部分5〜12からサンプリングし部分別にフラット
カードにかけてスライバーを作成し、最初のスライバー
と最後のスライバーについて、それらのスライバー中の
1つの断面の顕微鏡写真からデニー、ル別の構成繊維本
数比率を求める0本発明のポリエステル短繊維はベール
の5〜12の各部分から得られたサンプルのいずれの中
にもすべての構成繊維が含まれていることが好ましい、
特に5〜12の各部分から得られたサンプルのデニール
別の構成本数比率について、8つの部分の平均値と各部
分それぞれの値の差が平均値の30%以内であることが
好ましい。
次に1本発明に使用するポリエステル短繊維の繊維長に
ついて詳述する。細デニールのポリエステル短繊維は、
従来からカード工程の通過性が不良であり、ネップやム
ラを発生させ易く、かかるネップやムラを減少させるに
は、その平均繊維長L2(m)をデニールに応じて短く
してやればよい8例えばC2=0.4deであれば、平
均#a維雑兵2は、 32.4≧L2≧14.08の間
のものが使用される。これと混合する太デニールのポリ
エステル短繊維もデニールに応じた平均繊維長のものを
使用するのがよい。
さらに糺デニール短A11ll維の平均繊維長L2を短
くすれば、前述のように、ネップやムラを減少させ得る
か、逆に、平均m雌具が短くなれば混紡糸中において該
細デニール短繊維の繊維配列を大とすることかできず、
混紡糸の光沢を著しく低下させるという問題がある。と
ころか、太デニール短繊維として平均繊維長L1が大で
あるものを使用すると、該細デニール短繊維の混紡糸中
における配列が向上するためと思われる混紡糸の光沢が
向上する。このような作用・効果を得るためには。
ポリエステル短繊維の平均!i長L1.L2が(6)式
、(7)式を満足している必要がある。
さらに1本発明のポリエステル短繊維の紡績におけるカ
ード通過性と糸ムラを改良するためにはポリエステル短
繊維の繊維長を一定の範囲内で連続的に変化させること
(バイアスカット)が有効である。
即ち、糸ムラについては、従来より羊毛との混紡のよう
に繊維長が、長い場合には紡績糸の糸ムラを改良するた
め、使用するポリエステル短繊維をバイヤスカットにす
ることが行われており、充分な効果を上げていることは
周知の適っである。
しかしながら1本発明に用いるような細デニールの短繊
維では、前記の理由によりその繊維長をより短くしなけ
ればならず1wA維長雑兵い場合には単にバイヤスカッ
トの短繊維を用いただけではバイヤスの効果が現れず、
糸ムラの向上は得られなかった。しかるに1本発明のよ
うに、 +6)、 +71式を満足する関係を有し、且
つ、(1)式を満足する太デニール繊維と細デニール繊
維とを組み合わせるという条件で、該ポリエステル短繊
維をバイヤスカットとすることによって、驚くべきこと
にカード通過性と糸ムラの大幅な向上が得られるのであ
る。
この理由としては、前述の通り細デニールのポリエステ
ル短繊維のみではカード通過性が低下するので1本発明
では太デニールのポリエステル短繊維を混綿することに
よって該太デニール繊維で細デニール繊維を支えるよう
な形態でカード通過性を向上させているが、この効果を
更に発揮させるためには太デニール短l/M維と細デニ
ール短繊維の間のなじみをよくすることが重要であって
、バイヤスカットにすることにより平均繊維長はそれぞ
れのデニールに応じた値を取りながらより近接した繊維
長の繊維を介在させることにより双方の繊維の間のなじ
みを向上させ、カード通過時の太デニール繊維の細デニ
ール短繊維を支える効果を増大させているものと考えら
れる。
この効果は太デニール短繊維をバイヤスカットにするこ
とだけでも相当の程度で得られる。更に。
第3図に示す様に太デニール短繊維13と細デニール短
繊維14の両者ともバイヤスカッとし、15の部分に示
すように双方の1mm兵長布を重複あるいは少なくとも
連続させることによってさらに増大する。カード通過性
に対する繊維長分布の影響を見ると、!61.を力式を
満足する条件下において、太デニール短繊維と細デニー
ル短繊維の双方がスクエアカットの場合に比べて、太デ
ニール短繊維をバイアスカットにしてその最短繊維長を
細デニール短繊維(スクエアカット)の繊維長に合わせ
た場合の方が良好となり、双方をバイアスカットにして
太デニール短繊維の最短繊維長を細デニール短繊維の最
長繊維長に合わせると更によくなる。最もよいのは、双
方をバイヤスカットにして太デニール短繊維の最短繊維
長を細デニール繊維の最長繊維長より短くする。即ち、
繊維長分布に重なりを持たせたものであって、この場合
には繊維長分布が重複した部分の1m鱈が太長い繊維と
細短い繊維の間に介在することによって、カード通過時
の太デニール短繊維の細デニール短繊維を支える効果を
増大させているものと考えられる。
この繊維長分布の重複の度合については、双方の繊維長
分布の1/3以下が適当であって、それ以上1例えば細
デニール短繊維の繊維長を長くするとカードの通過性が
不良となると共に糸ムラが発生しやすくなり、太デニー
ル短繊維の繊維長を短くするとカード通過性は向上する
が紡績糸強力が低下するという問題が生じる。
従って、太デニール短繊維及び細デニール短繊維のI&
長及び最短繊維長は、(8)式を満足していることが好
ましい。
なお1本発明では前記の太デニール繊維と細デニールm
鱈の2種類があれば所期の効果が得られるが1本発明の
範囲内であれば、さらに中間デニールの繊維を混合して
も差し支えない。
[発明、の効果] このように本発明のポリエステル短繊維は、柑デニール
の短繊維を用いる際の欠点を克服するため、(1)〜(
7)式を満足する太デニール短繊維と細デニール短繊維
とをポリエステル短繊維の梱包前に混合することにより
、従来技術では得られなかった。紡績性と紡績糸品位の
向上、最終製品のべ編物のソフト感・ドレープ性と反発
性の両立を達成することができる。
即ち1本発明によれば、従来の細デニール短繊維を用い
る場合の紡績上の問題であったカード通過性の悪化によ
るネップやムラの発生に対して。
(1)〜(31式を満足する太デニールと細デニールの
混用並びに(a〜(7)式を満足する平均atnt長で
少なくとも太デニール雉1m維をバイヤスカットとする
こと、更に好ましくは、8)式を満足するi1m雌長分
布のバイヤスカットとすることによって、太デニール短
繊維が細デニール短繊維を支える効果を高め。
カード通過性を向上させることができた。
最終製品の織編物の性能については、細デニール短繊維
の使用によりソフト感・ドレープ性が得られることは勿
論であるが、(1)〜(31式を満足する太・細デニー
ル短繊維の混用により従来の細デニール短繊維紡績糸が
有していたふくらみ不足・反発性不良の欠点を解消する
ことができた。
本発明のポリエステル短繊維は通常の紡績工程だけでな
く、不織布、詰め綿、立毛商品にも有効に適用できる。
次に実施例により本発明の詳細な説明する。
[実施例] m  固有粘度が0.65のポリエチレンテレフタレー
トチップを300℃で溶融し、孔数が1200孔の口金
を通して温度285℃、吐出量135r/分及び506
g/分で吐出し、 1000m/分の速度で引き取り、
未延伸糸を得た。これを集束して40万デニールのトウ
となし、2.8倍の延伸を行い、温度200℃で緊張熱
処理した後、捲縮を付与し140℃の雰囲気中で弛緩熱
処理を行なって単繊維デニールが0.4de及び1.5
deの延伸トウを得た。
これら延伸トウを第1図に示す装置で、単繊維デニール
が0.4deのものは25a+mのスクエアカット、 
1.sdeのものは25〜38111のバイヤスカット
に切断し、混合繊維として200kgのベールに梱包し
た。該ポリエステル短繊維原綿を通常の打綿工程、カー
ド工程、線条工程を通し、英弐綿番手50Sの紡績糸を
得た。該紡績糸を経、緯に用いて、経糸144本/2.
54■、緯糸80本/2.54cmの密度で平織組織に
織成し9通常の仕上工程を経た織物として評価を行った
。結果を第1表に示す。
塞」E匿」Lユ」、吐出量を270t/分に変更した以
外は実施例1と同じ条件で溶融紡糸、延伸して得た単繊
維デニール0.8deの延伸トウ゛と実施例1で使用し
た0、 4de及び1.5deの延伸トウの3種を用い
て表−1に示すデニール・カット長の組合せでバイヤス
カットし、各々混合繊維として200 kgのベールに
梱包しな。
この際、2種のトウをカットする場合・には実施例1と
同じく第1図に示す装置で、3種のトウをカットする場
合には第1図に示す装置に更にもう1台のカッターを加
えて3者混合が可能な装置で種々の長さに切断した。
該ポリエステル短繊維は実施例1と同様にして、英式綿
番手50Sの紡績糸となし、該紡績糸50Sを経、緯に
用いて、経糸144本/ 2.54cso 。
緯糸80本/2゜54czの密度で平織組織に織成し。
通常の仕上工程を経た織物として評価を行った。
結果を第1表に併せて示す。
i土叢呈工亙 実施例1及び実施例2〜4と同様の条件
で吐出量のみ変更して溶融紡糸、延伸して得た単繊維デ
ニール0.8de 、 1.0de 、 1.7deの
3種の延伸l・つを表−1に示すデニール・カット長の
組合せでバイアスカットし、各々混合繊維として200
 kgのベールに梱包した。
該ポリエステル短繊維は実施例1及び実施例2〜4と同
様にして、英式綿番手308の紡績糸となし、該紡績糸
308を用いて、天笠(28ゲージ)を編成し1通常の
仕上工程を経てm物とし評価を行った。結果を第1表に
併せて示す6夏暫皿工二二 比較のため、ポリエステル
短繊維として、実施例と同じデニール構成でスクエアカ
ットしたものや、細デニール単独のものを用い、同様の
工程により紡績糸を得て、これによりlIi物及び編物
を職編成し、該織編物を評価した。その結果を第1表に
併せて示す。
尚、第1表において反発性の代用特性としたBS、BR
はBS=平均曲げ硬さ、BR=平均曲げ反発率を示す値
であり、 JIS L 10966,203、C法(ル
ープ圧縮法)により測定して求める6また、糸品質の棚
のU%、ネップは計測器工業■製にE780 B型糸ム
ラ試@機により測定し。
糸欠点は、シエルベガーウースター■製つ−スタークラ
シマット試験機により、16分類に分けて計測される糸
欠点の総数として示した。
第1表で明らかなように、実施例のように太デニール短
繊維をバイヤスカットにしたものは1同じデニール構成
でスクエアカットの比較例1と比較してカード通過性は
良好となる。
また、実施例4のように細デニール短繊維と太デニール
短繊維の双方をバイアスカットとして太デニール短繊維
の最短繊維長を細デニール短繊維の最長繊維長に合わせ
たものではカード通過性は更に向上する。実施例3のよ
うに、太デニール短繊維の最短繊維長を細デニール短繊
維の最長繊維長より短くするとカード通過性は尚向上す
る。なお、実施例2のように0.4deと1.5deに
その中間の繊度の0.8deの繊維を加えた場合、繊維
間のなじみが向上してカード通過性は更に向上する。
上述のように実施例1〜4ではカード通過性は著しく改
善されているが、最終的な品質9m合いでも良好な結果
が得られている。さらに実施例1〜4で得た布帛は、そ
の理由は明瞭ではないが。
織物表面の光沢が著しく改良され、高級織物としての品
位をもつものであった。
実施例5.6はms用としてm’s用より太いデニール
構成にしているが、これらでもカード通過性は良好であ
り、最終的な品質2m合いでも良好な結果が得られてい
る。
一方、比較例では、ポリエステル短繊維が細デニール単
独のもの(比較例2.4)では、カードの通過性が劣る
のは当然としても、ポリエステル短繊維の太デニールの
ものを混合させても、比較例3のように同じ繊維長のも
のを混合させたものや、比較例1.5のように繊維長を
変えてもスクエアカットのものでは細デニールと太デニ
ールの均一混合が回能であり、カードの通過性、糸品質
も不良である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のポリエステル短繊維の切断。 混合工程の一例を示す断面図である。 第2図は本発明のポリエステル短#111iを梱包した
ベールにおいてサンプリング位置を示す斜視図である。 第3図は本発明のポリエステル短繊維のステープルダイ
アダラムの一例を示す図である。 特許出順人 帝 人 株 式 B 第2図 第3 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)ポリエステル短繊維の製造工程から紡績工程に移
    送する梱包ベール内において繊度差を有する2種以上の
    ポリエステル短繊維が混綿されており、太デニールの短
    繊維が連続的に変化する繊維長分布を有し、かつ該太デ
    ニール短繊維と細デニールの短繊維が下記式を満足する
    ことを特徴とするポリエステル短繊維。 4.50≧D1/D2≧1.25・・・・・・(1) 1.8≧D1≧1.0・・・・・・(2) 1.0>D2≧0.4・・・・・・(3) 65≧M1≧5・・・・・・(4) 95≧M2≧35・・・・・・(5) 16.1Di+26≧Li≧10.2Di+10(i=
    1、2)・・・・・・(6) 44≧L1≧1.13L2・・・・・・(7)但し D1:太デニール短繊維の繊度(de) D2:細デニール短繊維の繊度(de) M1:太デニール短繊維の混率(wt%) M2:細デニール短繊維の混率(wt%) L1:太デニールポリエステル短繊維の平 均繊維長(mm) L2:細デニールポリエステル短繊維の平 均繊維長(mm) (2)細デニール短繊維が連続的に変化する繊維長分布
    を有すると共に太デニール短繊維の繊維長と細デニール
    短繊維の繊維長のそれぞれの最大値及び最小値が下記式
    を満足するものである請求項(1)のポリエステル短繊
    維。 (L1max+2L1min)/3≧L2max≧L1
    min≧(2L2max+L2min)/3 ・・・・・・(8) 但し L1max、L1min:太デニール短繊維の最長繊維
    長(mm)、最短繊維長(mm) L2max、L2min:細デニール短繊維の最長繊維
    長(mm)、最短繊維長(mm)
JP13451589A 1989-05-30 1989-05-30 ポリエステル短繊維 Pending JPH03819A (ja)

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JP13451589A JPH03819A (ja) 1989-05-30 1989-05-30 ポリエステル短繊維

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992013120A1 (en) * 1991-01-25 1992-08-06 E.I. Du Pont De Nemours And Company Improvements in polyester fibers

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WO1992013120A1 (en) * 1991-01-25 1992-08-06 E.I. Du Pont De Nemours And Company Improvements in polyester fibers

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