JPH0351319Y2 - - Google Patents

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JPH0351319Y2
JPH0351319Y2 JP1878786U JP1878786U JPH0351319Y2 JP H0351319 Y2 JPH0351319 Y2 JP H0351319Y2 JP 1878786 U JP1878786 U JP 1878786U JP 1878786 U JP1878786 U JP 1878786U JP H0351319 Y2 JPH0351319 Y2 JP H0351319Y2
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shaft
rotating shaft
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ceramic
metal shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は高温部(500℃以上)で用いられるセ
ラミツクフアン、セラミツクタービンのロータに
適用されるセラミツク回転軸と金属軸の結合構造
の改良に関する。
〔従来の技術〕
セラミツク回転軸と金属軸の結合法は第2図に
示す端面を接合する方法、第3図に示す嵌合によ
る方法がある。第2図、第3図において、1は金
属軸、2はセラミツク回転軸、3は接合面、4は
嵌合面である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
窒化けい素、窒化炭素などのセラミツクは熱膨
脹率が金属に比較して小さい。例えば窒化けい素
と耐熱合金の熱膨脹率の比は0・13〜0・25であ
る。このため温度変化を受けると半径方向熱膨脹
率の差により、第2図の場合は金属軸1とセラミ
ツク回転軸2の接合面3にせん断応力を生じせん
断破壊を生じやすく直径が約30mm以下に制限され
る。又、第3図の場合は嵌合面4に隙間を生じゆ
るんでしまい、たとえ嵌合面4に接合剤を用いて
も剥離を生じ結合が失われる。更にセラミツク回
転軸2と金属軸1の芯ずれを生じ高速回転が著し
く困難となる。このため嵌合面4の直径も約20mm
以下に制限される。この制限により伝達動力も制
限される。
本考案は上述の寸法の制限を克服しうるセラミ
ツク回転軸と金属軸の接合構造体を提供しようと
するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は中心部の嵌合部直径と軸外径部直径の
比が0・3以下になるように金属軸側が凹、セラ
ミツク回転軸側が凸となる嵌合部を設け、金属軸
及びセラミツク回転軸の端面を切欠いて薄肉円筒
状に加工し、両軸の端面を当接して接合してなる
ことを特徴とするセラミツク回転軸と金属軸の結
合構造体である。
本考案における金属軸としては、マルテンサイ
ト系ステンレス鋼、耐熱鋼などが、セラミツク回
転軸としては窒化珪素、炭化珪素、アルミナ、ジ
ルコニアなどが使用される。金属軸、セラミツク
回転軸の端面(薄肉円筒状端面)の接合には、固
相接合、ろう付、真空拡散接合などの手段が用い
られる。
本考案において、中心部における嵌合部直径と
軸外径部直径の比を0・3以下としたのは、その
比が0・3より超えると回転時にアンバランスが
生じ振動問題が起るからである。嵌合部は芯出し
(センター保持)のためであるのでその比の下限
値は、特に限定されないが、軸外径部直径の如何
に拘らず嵌合部直径が5mm以下になるようにする
のが好ましい。
〔作用〕
本考案の接合構造体は、中心部に設けた嵌合部
の直径を軸外径直径に比し小さくすることにより
セラミツクと金属の熱膨脹による変位量差を小さ
くすることができ、これにより芯ずれをも小さく
することができる。
また、軸の外周部に薄肉円筒を形成することに
よりセラミツクと金属の接合部の半径方向変位差
を小さな拘束力で吸収でき、このため発生するせ
ん断応力及び曲げ応力を小さくすることができ
る。
更にまた外径の大きなところに薄肉円筒部を設
けたためにトルクに対する有効面積が大きくなり
大きな動力を伝達できるようになる。
以下、本考案の一実施態様を第1図によつて詳
述する。第1図において、第2図、第3図と同一
符号は第2図、第3図と同一部分を示す。5は金
属軸1の薄肉円筒部、6はセラミツク回転軸2の
薄肉円筒部、7は金属軸1の凹状嵌合部、8はセ
ラミツク回転軸の凸状嵌合部である。
金属軸1として長さ20mm、外径50mmのSUH616
を用い、その薄肉円筒部5の肉厚を4mm、長さを
20mmとし、金属軸1の中心部に深さ10mm、径15mm
(+0・03mm)の凹状嵌合部7を設けた。
またセラミツク回転軸2としては外径50mmの
Si3N4を用い、その薄肉円筒部6の肉厚を4mm、
長さを20mmとし、セラミツク回転軸2の中心部に
直径15mm(−0・03mm)の凸状嵌合部8を設け
た。
この両者の薄肉円筒部5,6をろう付けによつ
て接合した。
これにより接合部の温度400℃下で、40KWの
動力を伝達し、かつ4800r・p・mの高速回転が
達成できた。
〔考案の効果〕
1 芯ずれが小さくできることによりアンバラン
スが押えられ高速回転が可能である。
2 動力伝達及び振動による曲げに対する抗力が
大きくでき強度信頼性があがる。
これにより高温(900℃)で動作する高速高負
荷のロータを製作することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施態様を説明するための
図、第2図、第3図は従来の態様を説明するため
の図である。 図において、1……金属軸、2……セラミツク
ス回転軸、3……接合面、4……嵌合面、5……
金属軸の薄肉円筒、6……セラミツクス回転軸の
薄肉円筒、7は金属軸の凹状嵌合部、8……セラ
ミツクス回転軸の凸状嵌合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中心部の嵌合部直径と軸外径部直径の比が0・
    3以下になるように金属軸側が凹、セラミツク回
    転軸側が凸となる嵌合部を設け、金属軸及びセラ
    ミツク回転軸の端面を切欠いて薄肉円筒状に加工
    し、両軸の端面を当接して接合してなることを特
    徴とするセラミツク回転軸と金属軸の結合構造
    体。
JP1878786U 1986-02-14 1986-02-14 Expired JPH0351319Y2 (ja)

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JP1878786U JPH0351319Y2 (ja) 1986-02-14 1986-02-14

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JP1878786U JPH0351319Y2 (ja) 1986-02-14 1986-02-14

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Publication Number Publication Date
JPS62132140U JPS62132140U (ja) 1987-08-20
JPH0351319Y2 true JPH0351319Y2 (ja) 1991-11-01

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ID=30812779

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JP1878786U Expired JPH0351319Y2 (ja) 1986-02-14 1986-02-14

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4671659B2 (ja) * 2004-10-25 2011-04-20 京セラ株式会社 セラミック部材と金属部材との接合構造

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Publication number Publication date
JPS62132140U (ja) 1987-08-20

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