JPH0371501A - 自動車用可変色ヘッドランプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、自動車用可変色ヘッドランプ、特にハウジ
ングが車体に固定され、この内部に配設されたりフレフ
タを可動させることにより、光輪調整を行うことができ
る可変色ヘッドランプに関するものである。

［従来技術］ 従来の自動車用ヘッドランプにあっては、可変色のもの
として例えば第１０図に示すようなものがある（実開昭
８１−２０２８０３号公報参照）。

図中符号１はリフレクタで、このリフレクタｌの前面に
は前面レンズ２が固定され、このリフレクタ１内にはバ
ルブ３が配設されると共に、このバルブ３には黄色フィ
ルタ４が回動自在に配設されている。

そして、この黄色フィルタ４は、図示省略の駆動ユニッ
トからの駆動力により、歯車５・・・等を介して回動自
在に配設され、この黄色フィルタ４を回動さ廿ることに
より、バルブ３かもの光を可変させるようにしている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、このような従来のものにあっては、モー
タ等の駆動源を有する駆動ユニットはある程度の重置が
あるため、上記従来例のように、いわゆるレフ可動のも
のでなく、ヘッドランプ全′体を可動させて光軸調整を
行なうものでは、その駆動ユニットをリフレクタ１に配
設しても、車両走行中にリフレクタ１が可動してしまう
ようなことがないが、いわゆるレフ可動のものでは、リ
フレクタが車体に固定されたハウジングに対して可動す
るようになっているため、二のりフレフタに重量物の駆
動ユニットを配設するヒ、車両走行時の振動等により、
このリフレクタがハウジングに対して可動して光軸がズ
レる處がある。

［課題を解決するための手段］ この発明は、かかる従来の課題に着目してなされたもの
で、ハウジング内に、バルブを有するリフレクタがピボ
ット結合されて可動自在に配設されると共に、位置調整
手段の操作により訣リフレクタをピボット結合位置を中
心に可動させ光軸位置の調整を可能とされた自動車用ヘ
ッドランプにおいて、前記リフレクタ内にバルブからの
光を変色させるフィルタを可動自在に配設し、該フィル
タを駆動させる駆動ユニットを、前記リフレクタの前記
ピボット結合位置近傍に配設した自動車用可変色ヘッド
ランプとしたことを特徴としているや［作　用］ かかる手段によれば、いわゆるレフ可動のものにあって
も、駆動ユニットがリフレクタを支持するピボット軸の
近傍に配設されているため、この駆動ユニットの荷重を
ピボット軸にて支持できることから、このピボット軸を
中心に大きな回転モーメントが作用することがなく、車
両走行振動が発生しても、リフレクタが可動するような
ことがなく、光軸のズレを防止することができる。

［実施例］ 以下、この発明を実施例に基づいて説明する。

第１図ないし第６図は、この発明のｔＪ４１実施例を示
す。

まず構成を説明すると、図中符号１１はハウジングで、
このハウジング１１は図示省略の車体に固定されている
。そして、このハウジング１１の前面開口部には、前面
レンズ１２が固定され、このハウジング１１内には、白
色光を出射させるバルブ１３を有するリフレクタ１４が
光軸位置調整自在に配設されている。

具体的には、このリフレクタ１４には、第１図中の右側
上部角部に、第４図に示すように、球状のピボット軸１
５が後方に向けて略水平方向に突設され、このピボット
軸１５が、ハウジング１１の後壁部に閉成されたピボッ
トボス１６に枢着されている。また、このリフレクタ１
４には、第１図中の左側上部角部に、左右角調整用ネジ
孔エフが、第５図に示すように形成され、この左右角調
整用ネジ孔１７に、ハウジング１１に回転自在に設けら
れた左右角調整ボルト１８が螺合されている。また、ピ
ボット軸１５の下方位置には、上下角調整用ネジ孔１８
および上下角調整用ボルト２０が、上記左右角調整用ネ
ジ孔１７等と同様の構成で配設されている（詳繕は省略
する。）。

これらボルト１８．２０を回転させるこεにより、リフ
レクタ１４がピボット軸１５を中心に可動されて左右角
又は上下角が調整されるようになっている。

さらに、バルブ１３からの光を変えるために以下のよう
な機構が設けられている。すなわち、まずバルブ１３に
対し、光を可変色する筒状のフィルタ２１が覆ったり、
取り外したりできるように、一対のスイングアーム２２
，２３にて略前後方向に進退可能に支持されている。こ
のフィルタ２１は、例えば硝子、耐熱プラスチック等の
黄色で透明な材料で成形され、先端部には補強のための
リング状の縁部２１ａが形成されている。

そのスイングアーム２２，２３は、下端部がリフレクタ
１４の底面部に固定されたベース２４に回動軸２５を介
して回動自在に装着され、この−対のスイングアーム２
２，２３の上端部に連結部材２６が回動自在に連結され
、この連結部材２６に前記フィルタ２１がベルト２７に
て取り付けられている。このスイングアーム２２，２３
が可動することによりフィルタ２１が可動するようにな
っている。そして、このスイングアーム２２，２３を回
動させる駆動ユニット２８が、前記ピボット軸１５近傍
に第４図に示すようにネジ止めされている。この駆動ユ
ニット２８には、第１図に示すように、モータ２９が内
蔵され、このモータ２９のウオーム３０にウオームホイ
ール３１が螺合され、このウオームホイール３１に第１
歯車３２゜第２歯車３３を介して駆動軸３４が回動自在
に連結されている。この駆動軸３４の先端部３４ａは、
第１図および第６図に示すように、一方のスイングアー
ム２２の下端部の回動軸２５と同一軸上およびこの軸と
離間した位１１３５にネジ止めされている。これにより
、駆動軸３４の回動により、スイングアーム２２，２３
が回動するようになっている。

次に、かかる構成より成る可変色ヘッドランプの作用に
ついて説明する。

バルブ１３からの光を変色させる場合には、駆動ユニッ
ト２８のモータ２９を駆動させ、ウオーム３０を所定方
向に回転させて、ウオームホイール３１．第１．第２歯
車３２．３３を介して駆動軸３４を回動させる。これに
より、スイングアーム２２，２３が回動されてフィルタ
２１が前後方向に可動されることにより、可変色される
こととなる。第２図中実線に示すように、フィルタ２工
をバルブ１３に被せた状態では、バルブ１３からの光が
黄色に変色された後、リフレクタ１４で反射されて前面
レンズ１２を介して出射されることとなる。

フィルタ２１を駆動させる駆動ユニット２８には、モー
タ２９等が設けられ、所定の重量があるが、この駆動ユ
ニット２８は、ピボット軸１５の下方近傍に配設されて
いるため、この駆動ユニット２８の荷重が、このピボッ
ト軸１５にて主に負担され、リフレクタ１４にはピボッ
ト軸１５を中心に大きな回転モーメントが作用しないこ
とから、車両走行時の振動等により、駆動ユニット２８
の重量にて、リフレクタ１４が可動するようなことがな
く、光軸がズレるようなことを防止できる。

また、この駆動ユニット２８はバルブ１３から大きく離
間しており、このバルブ１３からの熱の影響が少ない。

さらに、この駆動ユニット２８は、従来から存在するり
フレフタ１４とハウジング１１との間の空間部に配設さ
れているため、ハウジング１１の外側に駆動ユニット２
８の収納スペースを別途設ける必要がない。

第７図ないし！１９図には、この発明の第２実施例を示
す。

この実施例は、リフレクタ１４の前面側に、長方形状の
一対のフィルタ４１．４２が、上下方向に開閉自在に設
けられている。具体的には、これらフィルタ４１．４２
は、水平断面が大略コ字状を呈し、この両側片部４１ａ
、４２ａには、同一上に、取付は孔４１ｂ、４２ｂが開
設され、一方の側片部４１ａ、４２ａには、互いに噛合
する歯部４１Ｃ，４２Ｃが設けられている。そして、下
側のフィルタ４１の一方の側片部４１ａからは、第９図
に示すように、駆動軸４３が側方に向けて突出され、こ
の駆動軸４３が駆動ユニット４４により回動されるよう
になっている。

この駆動ユニット４４は、第１実施例と同様に、リフレ
クタ１４のピボット軸１５の下側近傍に固定されている
。

かかる構成によれば駆動ユニット４４にて駆動軸４３が
回動されることにより、下側のフィルタ４１が下方に回
動され、この回動により、歯部４１ｃ、４２ｃを介して
上側フィルタが上方に回動されて、両フィルタ４１．４
２が第７図中二点鎖線に示すように可動されることによ
り、パルプ１３前面が開成されることとなる。このよう
にフィルタ４１．４２を開閉させることにより、ヘッド
ランプから出射される光の色を変化させるようにしてい
る。

他の構成及び作用は、第１実施例と同様であるので説明
を省略する。

［発明の効果］ 以上説明してきたように、この発明によれば、フィルタ
を駆動させる駆動ユニットをピボット軸の近傍に設定す
ることにより、この駆動ユニットがある程度の重量を有
していても、この荷重がピボット軸を介してハウジング
に伝達されて有効に荷重を負担できることから、車両走
行振動により、リフレクタにピボット軸を中心とした回
転モーメントが作用するこεがなく、光軸がズレを防止
できる、という実用上有益な効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第６図はこの発明の自動車用可変色ヘッド
ランプの第１実施例を示す図で、第１図はりフレフタの
一部を破断した正面図、第２図は同ヘッドランプの鉛直
面に沿う断面図、１４３図は同ヘッドランプを水平方向
に沿って断面して下方から見た断面図、第４図はピボッ
ト結合部位を示す断面図、第５図は左右角調整ボルト等
を示す断面図、第６図は駆動軸ヒスイングアームヒの連
結部位を示す分解斜視図、第７図ないし第９図はこの発
明の第２実施例を示す図で、第７図はヘッドランプの第
２図に相当する断面図、ｔＪ４８図は同ヘッドランプの
水平方向に沿う断面図、第９図は両フィルタヒ駆動ユニ
ットとの関係を示す斜視図、第１０図は従来のヘッドラ
ンプを示す第２図に相当する断面図である。 １３・・・バルブ １４・・・リフレクタ ２１、４１．４２・・・フィルタ ２８、４４・・・駆動ユニット

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ハウジング内に、バルブを有するリフレクタがピボット
   結合されて可動自在に配設されると共に、位置調整手段
   の操作により該リフレクタをピボット結合位置を中心に
   可動させ光軸位置の調整を可能とされた自動車用ヘッド
   ランプにおいて、前記リフレクタ内にバルブからの光を
   変色させるフィルタを可動自在に配設し、該フィルタを
   駆動させる駆動ユニットを、前記リフレクタの前記ピボ
   ット結合位置近傍に配設したことを特徴とする自動車用
   可変色ヘッドランプ。