JPH0366550A

JPH0366550A - 数値制御工作機械

Info

Publication number: JPH0366550A
Application number: JP20367289A
Authority: JP
Inventors: Norio Takinami; 滝波　範男; Hideto Nakajima; 秀人中島
Original assignee: Daishowa Seiki Co Ltd
Current assignee: Daishowa Seiki Co Ltd
Priority date: 1989-08-04
Filing date: 1989-08-04
Publication date: 1991-03-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、工具から種々のデータを引き出して工具の
動きをＭ御する数値制御工作機械に関するものである。

〔従来の技術）従来、マシニングセンタ等の多数の工具を使用する工作
機械において、使用する工具の工具番号や工具寸法、切
削条件、寿命時間等の工具データの機械への導入は、加
工を始める前に作業者が制御ｎ盤の操作キー等を操作し
て、ｍｗｒのデータメモリに記憶させる方法がとられて
いる。

しかしこのような方法では、工具データの入力時に入力
ミスが生じ易く、また工具を新しくセットするごとに、
工具マガジンにセットした工具のデータを入力する必要
があるため、作業に著しい手間がかかる欠点がある。

また、切削条件や寿命時間等の設定は、加工プログラム
を作成する作成者にまかされているため、作成者の？練
に応じて工具データの条件に差異が生じ、特に作成者が
初心者の場合、設定される切削条件等に無理が生じ易い
欠点がある。

これに対して、最近では、工具や工具ホルダに記憶素子
を取付け、その記憶素子に予め工具番号や工具寸法等の
工具データを収納しておき、加工の際に記憶素子からデ
ータを読み出して加工を行なう方法が検討されている。

しかし、上記の方法では、加工プログラムにおいて工具
データが必要なとき、その都度必要な工具データを記憶
素子から工作機械の制御装置に読み出す必要があるため
、作業にはデータ読み出しのための中断が頻繁に生じ、
作業効率が悪いという欠点がある。

また、工具の使用中、記憶素子や読取り装置が油やほこ
り、切粉等で汚れると、データの伝達が不正確になり、
誤動作が生じ易い欠点がある。

この発明は、上記の欠点を解決し、各工具に付加した工
具データを正確に読み取ることができ、効率良く安定し
た加工が行なえる数値制ｉ１１工作機械を提供すること
を目的としている。

（ｉ！題を解決するための手段）上記の課題を解決するため、この発明は、各工具にそれ
ぞれの工具に関するデータを収納した記憶素子を取付け
ると共に、その記憶素子から工具データを読み取る読取
り装置を制御装置に接続し、その制御装置を、読取り装
置で読み取った工具データを記ｆ息するデータメモリ部
と、そのデータメモリ部の工具データを所定の加工プロ
グラムに基づいて数値制御装置に出力する演算処理部と
を具備した構造としたものである。

（作用］上記のＩＩＩ戒においては、工具を工具マガジンに収納
した段階で、工具に付加した工具データを読取り装置に
より読み取り、制ｔｎ装置のデータメモリに一担収納す
る。

加工は、データメモリから収納した工具データを加工プ
ログラムに引き出し、その加工プログラムに基づいて加
工動作の指令を数値制御装置に送り、工具の動きを制御
する。

上記の装置では、制御装置内のデータメモリに工具デー
タを収納して加工を行なうので、工具データ読み取りの
ための作業中の中断がなく、しかも、加工中記憶素子や
読取り装置が汚れても何ら影響されずに加工を行なうこ
とができる。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

第１図及び第２図に示すように、実施例のマシニングセ
ンタ１は、水平面上を移動自在なテーブル２と縦型の主
軸３を備えており、主軸３の側方に複数の工具を収納す
る工具マガジン４が取付けられている。また、工具マガ
ジン４と主軸３との間には、両者間で工具を移動させる
工具交換装置５が設けられている。

工具マガジン４は、その外周縁に沿って工具ホルダ７を
着脱自在に収納できる工具収納ポケット６が多数配列さ
れており、この各工具収納ポケット６に、工具８が工具
ホルダ７に保持された状態で収納されるようになってい
る。

上記各工具ホルダ７には、テーパ状のシャンク部７ａが
設けられ、このシャンク部７ａの端部には、工具ホルダ
７を主軸３に装着するプルスタッド９がねじ込まれてい
る。また、プルスタッド９の後端面には、工具ホルダ７
の軸線に中心軸を一致させて円形孔１０が形成され、そ
の円形孔１０内に記憶素子１１が取付けられている。

この記憶素子１１は、非接触で外部とのデータ通信を行
なう電磁コイルを内蔵した円板状のチップであり、内部
にＥＥＦＲＯＭ等のメモリを備えている。このメモリに
は、プルスタッドが装着されている工具に関するデータ
が、？を磁コイルによる電磁波を介して読み書き可能に
収納されている。

一方、工具マガジン４の工具収納ポケット６に対向する
部分には、記憶素子１１のデータを読み取る読取り装置
１２が設けられている。この読取り装置１２は、電磁コ
イルである読取りヘッド１３と、その読取りヘッド１３
で検出した信号を外部に対する出力信号に変換する読取
り用コントローラ１４とから成っており、この読み取り
用コントローラ１４は、制御装置１５の入出力制御部１
６に接続されている。

上記制御装置１５は、入出力信号を増幅整列させる入出
力制御部１６と、その入出力制御１６に接続する工具デ
ータメモリ１７と、加工プログラムメモリ１８、及びそ
の両メモリ１７．１８から信号を受けて外部に制御信号
を出力する演算処理部１９とから戒っている。上記の加
工プログラムメモリ１８には、作業開始前に予め操作キ
ー等を介して工具データの入っていない加工プログラム
が収納される。

また、上記の演算処理部１９には、数値制御ｎ装置２０
が接続しており、この数値制御装置２０は、演算処理部
１９から制御信号が入力されると、その信号に基づいて
主軸３やテーブル２、工具交換装置５などへ動作制御の
信号を出す。

この実施例は、上記のような構造で戊っており、次にそ
の作用を説明する。

加工作業を行なうにあたっては、先ず、工具マガジン４
に工具ホルダ７をセットした段階で、制御装置１５の演
算処理部１９に工具データの読み取り指令を行なう。こ
の指令が入ると、演算処理部１９は、工具マガジン４を
工具収納ポケット６の１ピツチずつ回動させて、各工具
ホルダ７のプルスタッド９を読取りヘッド１３に対向さ
せ、読取りヘッド１３から記憶素子１１に向かって電磁
波を発生させる動作を行なうゆこれにより、記憶素子１
１からその内部に収容されている工具データが読み出さ
れ、入出力制御部１６を介して工具データメモリ１７に
収納される。

このようにして工具マガジン４の全ての工具ホルダ７に
対して読取りヘッド１３を対向させて、工具データを読
取り、工具データメモリ１７中に収納させる。これによ
り、工具データメモリ１７には、下記の第１表に示すよ
うな工具に関するデータが収納されることになる。

全ての工具データが工具データメモリ１７に収容される
と、演算処理部１９は、それら収容された工具データに
基づいて、加工プログラムメモリ１８に収納された加工
プログラムに応じた加工動作に入る。この動作は、加工
プログラムメモリ１８から読み出した加工プログラムに
、必要な工具データを工具データメモリ１７から引き出
して代入し、その工具データが入って完成された加工プ
ログラムに基づいて、制御指令を数値制御装置２０に出
力するものである。

数値制御装置２０は上記指令を受けると、主軸３や工具
交換装置５を駆動させて、加工を実行する。このように
して全ての工具について上記作動を行なって予定された
加工を実施する。

全ての加工が終了すると、工具マガジン４内の工具を再
び使用する場合は、データメモリ１７中の工具データは
そのまま保持し、次の加工に備える。また、工具を工具
マガジン４から取外すことにより、データメモリ１７内
部の取外した工具に対応する工具データが自動的に消去
される。

なお、上記実施例はマシニングセンタへの適用例を示し
たが、工具マガジンを備える他の数値制御工作機械、例
えばＮＣボール盤やＮＣ旋盤などにも同様に実施するこ
とができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、各工具に付加
された工具データを一担制御装置の工具データメモリに
収納し、そのデータメモリから必要な工具データを加工
プログラムに引き出して加工を行なうものであるから、
作業中のデータ読み出しのための中断や、記憶素子等が
油で汚れても加工に支障がなくなり、正確で安定した加
工が行なえる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る実施例を示すブロック図、第２
図は同上の要部を示すブロック図である。１・・・・・・マシニングセンタ、４・・・・・・工具マガジン、７・・・・・・工具ホル
ダ、８・・・・・・工具、　　　　　９・・・・・・プ
ルスタッド、１１・・・・・・記憶素子、　１２・・・
・・・読取り装置、１３・・・・・・読取りヘッド、１４・・・・・・読取り用コントローラ、１５・・・・
・・制御装置、　１６・・・・・・入出力制御部、１７
・・・・・・工具データメモリ、１８・・・・・・加工プログラムメモリ、１９・・・・
・・演算処理部、２０・・・・・・数値制御装置。同

Claims

【特許請求の範囲】

（１）複数の工具を収納する工具マガジンを備え、数値
制御装置からの制御に基づき工具マガジンから任意の工
具を選択して加工を行なう数値制御工作機械において、
上記各工具にそれぞれの工具に関するデータを収納した
記憶素子を取付けると共に、その記憶素子から工具デー
タを読み取る読取り装置を制御装置に接続し、その制御
装置は、読取り装置で読み取った工具データを記憶する
データメモリ部と、そのデータメモリ部の工具データを
所定の加工プログラムに基づいて上記数値制御装置に出
力する演算処理部とを具備して成ることを特徴とする数
値制御工作機械。