JPH0364272B2 - - Google Patents

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JPH0364272B2
JPH0364272B2 JP20384785A JP20384785A JPH0364272B2 JP H0364272 B2 JPH0364272 B2 JP H0364272B2 JP 20384785 A JP20384785 A JP 20384785A JP 20384785 A JP20384785 A JP 20384785A JP H0364272 B2 JPH0364272 B2 JP H0364272B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding
workpiece
grindstone
power
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP20384785A
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English (en)
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JPS6263064A (ja
Inventor
Akito Fukumasa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP20384785A priority Critical patent/JPS6263064A/ja
Publication of JPS6263064A publication Critical patent/JPS6263064A/ja
Publication of JPH0364272B2 publication Critical patent/JPH0364272B2/ja
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、回転駆動される砥石を被加工物に
対して相対的に砥石の軸方向に往復移動させなが
ら研削加工を行なう研削加工装置に関するもので
ある。
(従来技術) 従来、第7図に示す砥石20を回転駆動して被
加工物21を研削する研削加工装置において、研
削時の砥石20と被加工物21との相対的な移動
方向が、砥石20の切込み方向のみであるプラン
ジカツト(ブランジ研削)方式の装置では、適正
な切込み速度で研削を行なつて、研削作業性の向
上を図るために定電力加工がなされるように構成
されている。
すなわち、研削時に砥石20を回転駆動させる
モータ22の消費電力、つまり研削電力を設定す
る研削電力設定器を設け、かつ実際の研削電力を
検出する研削電力検出器を設けるとともに、研削
電力設定器の値と研削電力検出器が検出した値と
を比較して、研削電力検出器によつて検出される
電力値が研削電力設定器の設定値になるように、
砥石20の切込み速度をコントロールするように
構成されている。
しかし、プランジカツト方式の研削加工装置で
は、研削時における砥石20と被加工物21とが
砥石20の切込み方向にのみ相対的に移動するだ
けであるから、たとえば砥石20の研削面の軸方
向の一部に目詰りが生じて、この部分の研削能力
が低下すると、被加工物21の加工面に研削能力
が低下した部分でのみ研削された、不適正な加工
面が生じ、加工精度を低下させるおそれを有して
いる。
一方、第8図に示す砥石20を回転駆動すると
ともに、実線X1で示す位置を中心に仮想線X
2,X3で示す両位置へ、砥石20を被加工物2
1に対して軸方向に相対移動させながら研削加工
を行なう装置、つまりトラバース研削加工装置が
知られている。
この装置によれば、上述のように砥石20の研
削面の軸方向の一部に目詰りが生じたとしても、
砥石20と被加工物21とが相対的に砥石20の
軸方向に往復移動しながら研削加工がなされるこ
とで、被加工物21の加工面が目詰りしていない
研削面で研削されるため、不適正な加工面が消失
し、加工精度が向上する利点を有している。
このようなトラバース研削加工装置の切込み速
度を適正にして、研削作業性の向上を図るため
に、プランジカツト方式の研削加工装置と同様、
定電力加工がなされるように構成することが考え
られる。
しかし、この種のトラバース研削加工装置で
は、実線X1で示すように砥石20の全巾が被加
工物21に接して研削を行なう位置と、仮想線X
2,X3で示すように砥石20の一部が被加工物
21に接して研削を行なう位置、すなわち砥石の
一部が被加工物の端部から外れる位置とでは、同
じ切込み速度で研削を行なつていても、実際の研
削電力値に差が生じる。
すなわち、砥石20が、実線X1で示す位置に
ある場合の研削電力値は、仮想線X2,X3で示
す位置にある場合の研削電力値よりも大きくな
る。
このように、砥石20と被加工物21との相対
的な変位によつて、実際の研削電力値に差が生じ
るトラバース研削加工装置において、研削電力設
定値と実際の研削電力値とを比較して、研削電力
値を設定値になるように砥石20の切込み速度を
コントロールすると、砥石20が実線位置X1に
ある場合の切込み速度よりも、仮想線位置X2,
X3にある場合の切込み速度の方が大きくなつて
加工精度を低下させる問題が生じる。
(発明の目的) この発明は上記従来の問題を解決するためにな
されたもので、回転駆動される砥石を、被加工物
に対して相対的に砥石の軸方向に往復移動させな
がら研削加工するトラバース研削を、加工精度を
低下することなく定電力加工によつて行ない、研
削作業性の向上を図り得る研削加工装置を提供す
ることを目的とする。
(発明の構成) 上記目的を達成するため、この発明にかかる研
削加工装置は砥石の駆動研削電力を設定する研削
電力設定器と、実際の研削電力を検出する研削電
力検出器とを有し、砥石の往復移動時にあつて砥
石の全巾が被加工物に接する位置を検出するトラ
バース位置検出器を設けている。
また、上記トラバース位置検出器の位置検出時
に、上記研削電力検出器の検出値を記憶する記憶
装置を設けている。
そして、上記研削電力設定器の値と上記記憶装
置の値とを比較して、記憶装置の値が研削電力設
定器の値になるように切込装置をコントロールす
る切込制御装置を備えた構成としている。
上記のように構成することにより、砥石の全巾
が被加工物に接する位置にあるとき、および砥石
の一部が被加工物の端部から外れる位置にあると
きのいずれにおいても、砥石の全巾が被加工物に
接する位置にあるときの研削電力値によつて切込
み速度をコントロールし、トラバース研削を定電
力加工によつて適切に行なうことができる。すな
わち、砥石の一部が被加工物の端部から外れる位
置にあるときには、実際の研削電力値を砥石の全
巾が被加工物に接する位置にあるときの研削電力
値に置き換え、これに基づいて切込み速度をコン
トロールすることになり、砥石の全巾が被加工物
に接する位置にあるときの切込み速度よりも大き
くならず同一となり、加工精度の低下を防止する
ことができる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図はこの発明にかかる研削加工装置の一実
施例を一部断面にて示す斜視図、第2図は同制御
系統のブロツク図を示し、これらの図において、
1は砥石で砥石取付台2から前方に延出した状態
で回転自在に支持され、駆動モータ3によつて回
転駆動される。
上記砥石取付台2は、テーブル4上に配設さ
れ、図示されないシリンダのような往復移動機構
によつて、テーブル4とともに砥石1の軸方向、
つまり前後方向に往復移動される。
5は被加工物で、上記砥石取付台2の前方に配
設されているワーク取付台6に対して、図示され
ない回転機構とクランプ機構とにより、回転自在
にセツトされて砥石1に対応している。
ワーク取付台6は基台7上に載置され、たとえ
ばステツピングモータのような切込装置8の作動
により、左右方向、つまり砥石1の切込み方向と
逃げ方向とに往復移動される。
砥石1と被加工物5とは、この実施例では、第
3図に示すように砥石1が円柱状のもので、被加
工物5が筒状のものによつてなり、砥石1の巾寸
法l1よりも被加工物5の巾寸法l2がが若干大
きく形成され、砥石1の外周研削面で被加工物5
の内周が研削される。
第1図および第2図において、9は研削電力設
定器で、この研削電力設定器9により砥石1の駆
動研削電力、つまり駆動モータ3の消費電力が設
定され、この設定値信号が比較装置10に入力さ
れる。
比較装置10には、記憶装置11から実際の砥
石1の駆動研削電力信号、すなわち後述するトラ
バース位置検出器からの位置検出信号が入力され
たときの研削電力検出器からの検出信号が入力さ
れ、この信号値と上記設定値信号とが比較され、
その電力差に応じた信号が出力される。
比較装置10から出力された電力差信号は、切
込制御装置12に入力され、これにより切込装置
8(第1図)の作動、つまり被加工物5を切込方
向に移動させる切込速度がコントロールされると
ともに、切込制御装置12から研削部13に砥石
1の駆動研削電力信号を入力させる。
研削部13から出力される実際の研削電力は、
研削電力検出器14によつて検出され、この研削
電力検出器14の検出信号が記憶装置11に入力
される。
また、記憶装置11には、砥石1の往復移動時
にあつて、砥石1の全巾が被加工物5に接する位
置を検出するトラバース位置検出器15からの位
置検出信号が入力される。そして、この位置検出
信号が入力された時に上記研削電力検出器からの
検出信号、すなわち砥石の全巾が被加工物に接す
る位置の駆動研削電力値が記憶されるとともに、
この検出信号が比較器に出力される。
上記構成において、第1図のワーク取付台6に
セツトされて回転する被加工物5が、駆動モータ
3によつて回転駆動される砥石1に対して、第3
図に示すように対応する研削作業前の状態から、
砥石取付台2とテーブル4を前進させ、第4図の
ように砥石1を被加工物5の内側中心に位置さ
せ、かつ実線X1で示す位置から仮想線X2,X
3で示す前後の位置、つまりLで示すストローク
量で砥石1をその軸方向に往復移動させる。
つぎに、第1図の切込装置8を作動させて、ワ
ーク取付台6を研削方向(図面右方向)に空研削
送り速度で急速に移動させ、第5図に示すよう
に、砥石1の研削面が被加工物5の加工面に当接
する寸前で停止させる。
つづいて、切込装置8(第1図)の切込み速度
が研削送り速度に切換えられ、この切込み速度に
よつて被加工物5が研削送りされ、これにより砥
石1の研削面が砥石1の軸方向に、上述のストロ
ーク量Lで往復移動しながら当接して、第6図に
示すように、研削がなされる。
このように、研削作業が開始され、砥石1が実
線X1で示すように、その全巾が被加工物5に接
する位置に到達した時、この位置が、第2図のト
ラバース位置検出器15によつて検出され、この
検出信号が記憶装置11に入力される。
記憶装置11には、第6図の砥石1が実線X1
で示す位置で研削している場合の、第1図の駆動
モータ3の消費電力、つまり第2図の研削電力検
出器14が検出した実際の砥石1(第6図)の駆
動研削電力信号が入力されているから、この信号
が上記トラバース位置検出装置15からの信号入
力時に比較装置10に出力される。
比較装置10は、研削電力設定器9から入力さ
れた砥石1(第6図)の駆動研削電力設定値(駆
動モータ3の消費電力設定値)と、上記記憶装置
11から入力された実際の砥石1(第6図)の駆
動研削電力値とを比較して、その電力差に応じた
信号を切込制御装置12に入力する。
これにより、切込装置8(第1図)の作動、つ
まり第6図の被加工物5を切込方向に移動させる
切込み速度がコントロールされるとともに、第2
図の切込制御装置12から研削部13に砥石1
(第6図)の駆動研削電力信号を入力させ、この
信号にもとづいて、第1図の駆動モータ3を回転
駆動させる。
したがつて、第6図の砥石1が仮想線X2およ
びX3で示す位置に移動して、実際の砥石1の駆
動研削電力が実線X1で示す位置の駆動研削電力
より小さくなつても、砥石1の切込み速度に差が
生じないので、トラバース研削を加工精度を低下
することなく定電力加工によつて行なうことがで
きる。
なお、第2図の研削電力設定器9から出力され
る設定値は、たとえば荒研削もしくは仕上研削な
どの研削状態や、被加工物5の硬さなどによつて
適宜変更される。
(発明の効果) 本発明によれば、トラバース位置検出器の位置
検出時に研削電力検出器の検出値が記憶装置に記
憶され、この記憶装置の値が研削電力設定器の値
となるように切込装置が切込制御装置によつてコ
ントロールされることから、砥石の全巾が被加工
物に接する位置にあるとき、および砥石の一部が
被加工物の端部から外れる位置にあるときのいず
れにおいても、切込み速度は砥石の全巾が被加工
物に接する位置にあるときの研削電力値によつて
コントロールされる。すなわち、砥石の一部が被
加工物の端部から外れる位置にあるときの切込み
速度は、砥石の全巾が被加工物に接する位置にあ
るときよりも大きくならず同一となる。従つて、
加工精度を低下することがなく、トラバース研削
を定電力加工によつて適切に行なうことができ、
研削作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかる研削加工装置の一実
施例を示す斜視図、第2図は制御系統のブロツク
図、第3図は研削作業前の砥石と被加工物との位
置関係を示す概略平面図、第4図は砥石が被加工
物内に位置した状態を示す概略平面図、第5図は
空研削送り完了状態を示す概略平面図、第6図は
研削状態の概略平面図、第7図は従来のプランジ
研削の説明平面図、第8図は従来のトラバース研
削の説明平面図である。 1…砥石、5…被加工物、8…切込装置、9…
研削電力設定器、11…記憶装置、12…切込制
御装置、14…研削電力検出器、15…トラバー
ス位置検出器、L…砥石の全巾。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転駆動される砥石を被加工物に対して相対
    的に上記砥石の軸方向に往復移動させながら研削
    加工する装置であつて、砥石の駆動研削電力を設
    定する研削電力設定器と、実際の研削電力を検出
    する研削電力検出器と、砥石の往復移動時にあつ
    て砥石の全巾が被加工物に接する位置を検出する
    トラバース位置検出器と、このトラバース位置検
    出器の位置検出時に上記研削電力検出器の検出値
    を記憶する記憶装置と、上記研削電力設定器の値
    と上記記憶装置の値とを比較して記憶装置の値が
    研削電力設定器の値になるように切込装置をコン
    トロールする切込制御装置とを備え、上記砥石の
    全巾が被加工物に接する位置にあるとき、および
    上記砥石の一部が被加工物の端部から外れる位置
    にあるときのいずれにおいても、砥石の全巾が被
    加工物に接する位置にあるときの研削電力値によ
    つて切込み速度をコントロールするようにしたこ
    とを特徴とする研削加工装置。
JP20384785A 1985-09-13 1985-09-13 研削加工装置 Granted JPS6263064A (ja)

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JP20384785A JPS6263064A (ja) 1985-09-13 1985-09-13 研削加工装置

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JP20384785A JPS6263064A (ja) 1985-09-13 1985-09-13 研削加工装置

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JPS6263064A JPS6263064A (ja) 1987-03-19
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JP20384785A Granted JPS6263064A (ja) 1985-09-13 1985-09-13 研削加工装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2512753B2 (ja) * 1987-06-12 1996-07-03 マツダ株式会社 研削盤の送り制御装置
JPH0219463U (ja) * 1988-07-21 1990-02-08

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JPS6263064A (ja) 1987-03-19

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