JPH0362456A - 電池 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、正極に二酸化マンガンを用いる薄型電池に関
するものである。

従来技術とその問題点 近年、電子機器の薄型化に伴い、フィルム状の薄型電池
が提案されている。電池の放電電圧、放電持続時間等の
特性を向上させるためには、正極の活物質の密度を上げ
ることが極めて重要である。従来電池の正極の組成は、
活物質と、カーボンのような導電剤及び固体有機電解質
を混合したものであり、正極に占める活物質の体積は、
４０％程度であり、残りの６０％は電池の起電反応に寄
与しないものであった。従って、体積、重量におけるロ
スが大であり、電池の薄型化には問題であった。

発明の目的 本発明は、従来の問題点に鑑みなされたものであり、エ
ネルギー密度の高い、薄型電池を提供することを目的と
するものである。

発明の構成 本発明は上記目的を達成するべく、集電体に二酸化マン
ガンを電着した正極を用いたことを特徴゛とする電池で
ある。

又、集電体が耐熱性を有する高分子フィルムに金属薄膜
を形成した前記の電池である。

作　　用 集電体上に直接、二酸化マンガンを電着することにより
、集電体と活物質の密着性が向上するので、界面の接触
抵抗が小さくなる。又、単位容積当たりの二酸化マンガ
ンの充填密度が大きくなるので、従来の正極に比べて厚
みを１７２以下とすることができる。

実施例 以下、本発明の実施例により説明する。

実施例１ ポリイミドフィルム（耐熱３５０℃）の表面に、チタン
を厚さ３μｍ蒸着したものを、電極として硫酸マンガン
１ｍｏｌ／　Ｑ　、硫酸１ｍｏｌ／ｆｆｉを含む溶液中
で３００分間通電、電極上に２０μ鳳の厚さに二酸化マ
ンガンを電着した。この後、３２０℃で３時間、乾燥炉
中で水分を除去して電池の正極とし、この正極と厚み２
０μｍの有機固体電解質及び厚み１０μｍの金属リチウ
ムを重ね合わせて、シート状のリチウム電池を製造した
。

実施例２ 厚み１０μｍの鉛箔を電極として、実施例１と同じ液組
成の溶液中で１５分間通電し、電極上に１０μ−の二酸
化マンガンを電着した。この後、３００℃で４時間、乾
燥炉中で水分を除去したものを正極として、実施例１と
同様の方法により、シート状のリチウム電池を製造した
。

本発明の電着法による正極を用いて、電池寸法４０■Ｘ
　４０ａ＋ｍ、厚み　０．１ｆｆｌＩ１１ノ薄型ＩＪ　
チ’）　ム電池を製造した結果、容積エネルギー密度は
３１０Ｗｈ／ｅが得られた。従来の方法による正極（二
酸化マンガンとカーボン及び固体有機電解質を混合した
もの）を用いた、同一寸法の電池の容積エネルギー密度
は、２００Ｗｈｉであった。

本発明によれば、従来に比べて、エネルギー密度の高い
薄型電池が得られた。

尚、金属薄膜を形成する方法は、蒸着法だけでなく、ス
パッタリング法、イオンブレーティング法、イオンビー
ム蒸着法等を用いてもよい。

発明の効果 上述した如く、本発明はエネルギー密度の高い、薄型電
池を提供することが出来るので、その工業的価値は極め
て大である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）集電体に二酸化マンガンを電着した正極を用いた
   ことを特徴とする電池。
2. （２）集電体が耐熱性を有する高分子フィルムに金属薄
   膜を形成した請求項１記載の電池。