JPH036207A - アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステル,その製造法並びにこれを用いた重合体及び共重合体の製造法 - Google Patents

アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステル,その製造法並びにこれを用いた重合体及び共重合体の製造法

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JPH036207A
JPH036207A JP14133589A JP14133589A JPH036207A JP H036207 A JPH036207 A JP H036207A JP 14133589 A JP14133589 A JP 14133589A JP 14133589 A JP14133589 A JP 14133589A JP H036207 A JPH036207 A JP H036207A
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compound
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methacrylate
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JP14133589A
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English (en)
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Akihiro Kobayashi
明洋 小林
Hiroyuki Kawakami
広幸 川上
Akihiro Sasaki
顕浩 佐々木
Takayuki Saito
斉藤 高之
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分針) 本発明はアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステル
、その製造法並びにこれを用いた重合体及び共重合体の
製造法に関する。
(従来の技術) 近年、熱可塑性透明成形用樹脂としてその優れた透明性
、光学特性などの点から、ポリメタクリル酸メチルが広
く使用されている。ポリメタクリル酸メチルは透明性の
他にも、耐候性1機械特性などに優れているが、一方で
、吸水性が大きく。
使用時に寸法変化を生じ易いため、精密な光学部品に使
用するのは難しいという欠点がある。ま°た。
耐熱性が不十分であυ、使用環境が限定されるという問
題点もある。
そこで、メタクリル酸メチルと他のモノマを共重合させ
ることにより、ポリメタクリル酸メチルの耐吸水性、及
び耐熱性を改良しようという試みが種々行われて込る。
例えば、特開昭56−81322号公報、特開昭58−
87104号公報などには、スチレン。
α−メチルスチレン、無水マレイン酸等をメタクリル酸
メチルと共重合させる方法が提案されている。これらの
方法では耐熱性を向上させることはできるものの、成形
時の樹脂の流れ性が大幅に低下し、成形性が著しく損わ
れる。また、これらのビニルモノマーと、メタクリル酸
メチルとでは。
重合反応性が大きく異なるために、共重合体の作成が困
難であり、光学的に不均質な成形物を生じ易い。
そこで9%開昭58−162651号公報、特開昭61
−152708号公報には、メタクリル酸インボルニル
や、メタクリル酸ノルボルニルのような脂環式構造のメ
タクリル酸エステルをメタクリル酸メチルと共重合させ
る方法が提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、これらの脂環式構造のメタクリル酸エステルと
メタクリル酸メチルとを共重合させる方法では、得られ
る樹脂の透明性や光学特性などを損なうことなく、耐吸
水性やガラス転移温度、熱変形温度などの耐熱性をある
程度向上させることは可能であるが、メタクリル酸イン
ボルニルを用いた場合は、熱分解開始温度が著しく低下
し、耐熱分解性が劣るために、樹脂を射出成形などのた
めに熱溶融すると、熱分解が起こり、精度を要するもの
や、微細な形状のものを成形することは。
極めて困難であり、実用性に乏しい。
また、メタクリル酸ノルボルニルを用いた場合は、メタ
クリル酸インボルニルの場合とは異なり。
熱分解開始温度はそれほど低下しないため、成形性上問
題となるような熱分解を起こすことも無く成形すること
が可能であるが、耐吸水性及びガラス転移温度、熱変形
温度などの耐熱性の向上効果が十分ではない。
本発明は、透明性、成形性が曳好で、さらに低吸水性、
耐熱性にも優れる重合体を製造するための原料となりつ
るアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステル、その
製造法並びに前記アクリル酸エステルを用いた重合体の
製造法及び前記アクリル酸エステルと該アクリル酸エス
テルと重合可能な他の不飽和単量体とを用いた共重合体
の製造法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、一般式+11で表わされるアクリル酸エステ
ル又はメタクリル酸エステルに関する。
以下、アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルと
いうところを(メタ)アクリル酸エステルと略記する。
(式中R1は水素又はメチル基を示す)本発明の(メタ
)アクリル酸エステルは通常R1゜ で表わされる化合物及び U で表わされる化合物(ただし、これらの式中sR1は一
般式(I)におけると同意義)の異性体の混合物である
。この場合、純粋に単品の化合物を得ることは可能では
あるが、煩雑である。実際の使用に際しては単品である
必要性はないので、これらの異性体混合物として実用に
供せばよ〈、また式(I+の化合物として把握すること
が可能である。
また1本発明は一般式(II+で表わされる化合物と(
式中R1は水素又はメチル基を′R,3は水素、メチル
基又はエチル基を示す) とを反応させることを特徴とする一般式mで表わされる (式中1(、tは水素又はメチル基を示す)(メタ)ア
クリル酸エステルの製造法に関する。
また1本発明は、一般式(I)で表わされる(メタ)ア
クリル酸エステルを重合させることを特徴とする重合体
の製造法に関する。
(式中R2は水素又はアセチル基を示す)一般弐(II
I)で表わされる化合物と(I1 (式中凡!は水素又はメチル基を示す)また9本発明は
、一般式(I)で表わされる(メタ)アクリル酸エステ
ルと該アクリル酸エステルと重合可能な他の不飽和単量
体とを重合させることを特徴とする共重合体の製造法に
関する。
(式中R1は水素又はメチル基を示す)ここで、一般式
+ff+の化合物は9例えば次のようにして合成するこ
とができる。すなわち、シクロペンタジェンとスチレン
をディールス・アルダ−反応させてフェニルノルボルネ
ンを得る(例えば。
ジャーナル・オプ・ジ・アメリカンケミオルソサイティ
ー84巻P2327 (I9621に記載の方法)。こ
のフェニルノルボルネンを1例えば。
フランス特許第1,414,969号公報記載の方法に
より水利反応させ9石が水素である一般式(n)の化合
物を得ることができる。また、フェニルノルボルネンと
酢酸とを酸触媒の存在下に、常法により反応させて、几
2がアセチル基である一般式+It>の化合成を得るこ
とができる。
このようにして得られた一般式tn>の化合物と一般式
(nl)の化合物とを反応させるに際しては、一般式(
n)の化合物のR2が水素であるときには一般式(II
[)の化合物のRsは水素、メチル基、エチル基のいず
れでもかまわないが、一般式(II)の化合物のR2が
アセチル基である場合には一般式(卯の化合物のR3は
メチル基又はエチル基であることが好ましい。
また、一般式(III)の化合物のR3が水素である場
合と+ R3がメチル基又はエチル基である場合とでは
反応の形態が若干異なるので、以下それぞれの場合に分
けて説明する。
〈一般式(II[lの化合物のR3が水素である場合〉
几3が水素である一般式(IIllの化合物としては、
アクリル酸又はメタクリル酸がある。この場合は。
一般式(If)の化合物はR2が水素、すなわちフェニ
ルノルボルネオールであることが好ましめ。
この場合、フェニルノルボルネオール1モルに対してア
クリル酸又はメタクリル酸を1〜5モルの割合で使用す
ることが好ましい。これより少なイ場合は未反応のフェ
ニルノルボルネオールカ残存してしまい1 これを除去
′!ftmするのは極めて困難である。またアクリル酸
又はメタクリル酸をこれより多く使用しても特に利点は
なく9反応液の中和精製の操作が煩雑となるだけである
この場合の反応の触媒としては9例えば、硫酸。
パラトルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸。
酸性イオン交換樹脂等を使用することができ、こレラは
1通常フェニルノルボルネオールの約1〜30重ft%
の割合で使用される。使用量がこれより少な込と反応の
進行が十分でなく、多すぎる場合は反応液の中和、精製
工程が煩雑となる。
溶媒トしてハウベンゼン、トルエン、キシレン。
ヘキサン等の炭化水素系の溶媒が好ましく、これらは反
応に供される化合物を含む総重量の好ましくは10〜8
0重f係、より好ましくは20〜600〜60重量で使
用される。
また9反応中、原料及び生成物の重合を防止するために
重合防止剤を使用することが好ましい。
重合防止剤としては例えば、ハイドロキノン。
ハイドロキノンモノメチルエーテル、ターシャリ−ブチ
ルハイドロキノン、ブチルヒドロキシトルエン、フェノ
チアジン、メチレンブルー、銅化合物等を使用すること
ができ、これらと分子状酸素との併用も好ましい。
重合防止剤の使用量は、アクリル酸又はメタクリル酸に
対し、20〜1.oooppmが好ましい。
重合防止剤の素が多すぎると、最終生成物のエステル化
合物を硬化物にした場合、悪影響を及ぼすことがあり、
少なすぎると重合防止の効果が十分でない。また分子状
酸素は、空気として使用することが好ましい。
反応温度は60〜130℃で常圧又は減圧下で行うこと
が好ましい。反応温度が高すぎる場合は重合物が生成す
るおそれがあり、低すぎると反応の進行が遅くなり不利
となる。
反応中、副生ずる水は前述の反応溶媒との共沸物として
、系外へ留出除去し々から反応を行うことが有利である
反応はこのような条件下で2通常2〜20時間程度で終
了させることができる。反応終了後1反応液を冷却し、
アルカリ水溶液例えば水酸化ナトリウム水溶液、炭酸ナ
トリウム水溶液、アンモニア水等で中和し、水で洗浄し
た後、水増を分離し。
残存する溶媒を減圧下に留去することにより本発明のア
クリル酸エステルが得られる。中和、水洗に際しては適
宜反応液を溶媒でさらf希釈したり。
アルカリ水溶液または水に塩化ナトリウム、硫酸アンモ
ニウム等の中性塩を溶解させてもよい。
また、得られたアクリル酸エステルは薄膜蒸留装置、遠
心式分子蒸留装置等を用いて減圧蒸留等により、さらに
精製してもよい。
〈一般式(III)の化合物のR3がメチル基又はエチ
ル基である場合〉 R3がメチル基又はエチル基である一般式(Ill)の
化合物としてはアクリル酸メチル、アクリル酸エチル。
メタクリル酸メチル又はメタクリル酸エチルがある。こ
の場合は、一般式CIりの化合物はルが水素又はアセチ
ル基どちらでもかまわない。すなわち。
フェニルノルボルネオール、フェニルノルボルニルアセ
テートの込ずれでも好適に使用することができる。この
場合、一般式(II)の化合物1モルに対して一般式(
l[I)の化合物1〜lOモルの割合で使用することが
好ましく、より好ましくは1.5〜5モルである。これ
より少ない場合は未反応の一般式(n)の化合物が残存
してしまい、これを除去精製するのは極めて困難である
。また、一般式[II[)の化合物をこれより多く使用
しても特に利点はなく9反応終了後、過剰の一般式(I
II)の化合物を除去回収する際に煩雑な操作を要する
だけである。
この場合の反応の触媒としては2通常のエステル交換反
応に使用される触媒が使用できる。そのような触媒とし
ては9例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム等の水
酸化物やアルコキシドなどの塩基性触媒、硫酸、パラト
ルエンスルホン酸などの酸性触媒、チタンアルコキシド
、アルミニウムアルコキシド、スズ化合物、鉛化合物な
どの金属触媒などが使用できる。触媒の使用量は、一般
式(II)の化合物の0.1〜10重量幅程度であシ1
反応開始前に全量仕込んでも、一部を反応中に分割添加
しながら仕込んでも良い。使用量が少ない場合は反応の
進行が十分でなく、多すぎる場合は反応後の触媒の除去
及び精製工程が煩雑となる。
また9反応に際して特に溶媒を使用する必要は無いが、
場合によっては、ベンゼン、トルエン。
キシレン、ヘキサン等の炭化水素系などの溶媒を使用す
ることもできる。
また1反応中、原料及び生成物の重合を防止するために
1重合防止剤を使用することが好ましい。
重合防止剤としては1例えば、ノ・イドロキノン。
ハイドロキノンモノメチルエーテル、ターシャリ−ブチ
ルハイドロキノン、ブチルヒドロキシトルエン、カテコ
ール、フェノチアジン、メチレンブルー、銅化合物、ジ
フェニルアミン等を使用することができ、これらと分子
状酸素との併用も好ましい。重合防止□剤の使用−11
H−紋穴(III)の化合物に対して20〜1,000
ppm  が好ましい。重合防止剤の量が多すぎると最
終生成物のエステル化合物を硬化物廻した場合悪影響を
及ぼすことがあり。
少なずぎると重合防止の効果が十分でない。また。
分子状酸素は、空気として使用することが好ましい。
反応温度は60〜130℃で常圧又は減圧下で行うこと
が好ましい。反応温度が高すぎる場合は重合物が生成す
るおそれがあり、低すぎると反応の進行が遅くなり不利
と々る。
反応中副生するメタノール、エタノール、酢酸メチル、
又は酢酸エチルは系外へ留出除去しながら反応を行うこ
とが有利である。この場合、−紋穴(■)の化合物が共
沸ないしは同時に留出するため。
反応槽から留出除去を行うに際しては精留塔を通して行
うことが有利である。
反応終了後、触媒をf過、洗浄、加水分解後f別等の手
段によって除去し、残存する過剰の一般式(III)の
化合物を減圧下に留去することにより1本発明のアクリ
ル酸エステルが得られる。また1反応液から一般式(I
II)の化合物を留去してから、触媒を除去してアクリ
ル酸エステルを得てもよい。
また、得られたアクリル酸エステルは薄膜蒸留装置、遠
心式分子蒸留装置等を用いて減圧蒸留等により、さらに
精製してもよい。また、場合によっては、触媒を除去す
ることなく、−紋穴(III)の化合物を留去し、引き
続いて蒸留だより、アクリル酸エステルを得ることも可
能である。
以上の方法によって製造された本発明の(メタ)アクリ
ル酸エステルは、単独重合体あるいは本発明の一般式+
11で表わされるアクリル酸エステルと重合可能な他の
重合性不飽和単量体との共重合体として、光学材料、接
着剤、塗料、繊維処理剤。
離型剤、樹脂改質剤、光ファイバー保護剤9遺択性透過
膜等の用途に用いることができる。重合体を製造する方
法としては、ラジカル重合やイオン重合等の公知の方法
を適用できる。例えば9重合開始剤の存在下で、塊状重
合法、溶液重合法、懸濁重合法等の方法で製造できる。
重合開始剤としては2例えば過酸化ベンゾイル、過酸化
ラウロイル、ジ−t−ブチルペルオキシへキサヒドロフ
タレート、t−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノ
ニー)、1.1−ジ−t−ブチルペルオキシ−3,3,
5−41Jメチルシクロヘキサン等の有機過酸化物、ア
ゾビスイソブチロニトリル、アゾビス−4−メトキシ−
2,4−ジメチルバレロニトリル。
アゾビスシクロへキサノン−1−カルボニトリル。
アゾジベンゾイル等のアゾ化合物、過硫酸カリウム、過
硫酸アンモニウムに代表される水溶性触媒及び過酸化物
あるいけ過硫酸塩と還元剤の組み合わせによるレドック
ス触媒等2通常のラジカル重合に使用できるものはいず
れも使用することができる。重合触媒は、単量体の総量
に対して0.01〜10重量%の範囲で使用するのが好
ましい。重合調節剤としてのメルカプタン系化合物、チ
オグリコール、四臭化炭素、α−メチルスチレンダイマ
ー等が分子f調節のために必要に応じて添加し得る。重
合温度は、0〜200℃の範囲で適宜選択するのが好ま
しく、特に50〜120℃であるのが好ましい。溶液重
合における溶媒としては。
ベンゼン、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、ジ
クロルエチレン等を使用できる。懸濁重合は、水性媒体
中で行われ、懸濁剤及び必要に応じ懸濁助剤が添加され
る。懸濁剤としては。
ポリビニルアルコール、メチルセルロース、ポリアクリ
ルアミド等の水溶性高分子、リン酸カルシウム、ビロリ
ン酸マグネシウム等の難溶性無機物質等がある。水溶性
高分子は、単量体の総量に対して0.03〜1重景係、
難溶性無機物質は、単量体の総iK対して0.05〜0
.5重量係使用するのが好ましい。@濁助剤としては、
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等の陰イオン界
面活性剤があり1M濁剤として難溶性無機物質を使用す
る場合には、懸濁助剤を併用するのが好ましい。懸濁助
剤は、単量体の総量に対して0.001〜0.02重量
係使用するのが好ましい。
本発明において、他の不飽和結合を有する重合性単量体
としては、不飽和脂肪酸エステル、芳香族ビニル化合物
、シアン化ビニル化合物、N−置換マレイミド等がある
不飽和脂肪酸エステルとしては、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エ
チルヘキシル等のアクリル酸アルキルエステル、アクリ
ル酸シクロヘキシル、アクリル酸トリシクロ[: 5.
2.1.0” )デカ−8−イル。
アクリル酸イソボルニル、アクリル酸ノルボルニル等の
アクリル酸シクロアルキルエステル、アクリル酸フェニ
ル、アクリル酸ベンジル等のアクリル酸芳香族エステル
、アクリル酸グリシジル等のアクリル酸エステル、メタ
クリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プ
ロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、
メタクリル酸2−エチルヘキシル等のメタクリル酸アル
キルエステル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリ
ル酸トリシクロI:5.2..1.02・6〕デカ−8
−イル、メタクリル酸イソボルニル、メタクリル酸ノル
ボルニル等のメタクリル酸シクロアルキルエステル、メ
タクリル酸フェニル、メタクリル酸ベンジル等のメタク
リル酸芳香族エステル、メタクリルグリシジル等のメタ
クリル酸エステル等がある。
芳香族ビニル化合物としては、スチレン又はα−メチル
スチレン、α−エチルスチレン等のα−置換スチレン、
クロロスチレン、ビニルトルエン。
t−ブチルスチレン等の核置換スチレン等がある。
シアン化ビニル化合物としては、アクリロニトリル、メ
タシクロニトリル等がある。
N−置換マレイミドとしては、N−メチルマレイミド、
N−エチルマレイミド、N−インプロピルマレイミド、
N−ブチルマレイミド、N−ラウリルマレイミド等の脂
肪族N−置換マレイミド。
N−シクロヘキシルマレイミド等の脂環式N−置換マレ
イミド、N−フェニルマレイミド、N−メチルフェニル
マレイミド、N−クロロフェニルマレイミド、N−メト
キシフェニルマレイミド等の芳香族N−置換マレイミド
等が挙げられる。
耐熱性、透明性、成形性及び耐吸湿性に優れる重合体樹
脂を得るためには、−紋穴(I)で表わされる(メタ)
アクリル酸エステルを5重量幅以上含有させるのが好ま
しい。5重量係未満の場合は。
上記の効果を十分に達成することが困難である。
(実施例) 以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。
合成例1 <フェニルノルボルネンの合成〉 500dオートクレーブにスチレン66g、ジシクロペ
ンタジェン1049.  ターシャリ−ブチルハイドロ
キノ70.2gを仕込み、攪拌しながら180℃で6時
間反応させた。この条件でジシクロペンタジェンは熱分
解してシクロペンタジェンとなり1次いでスチレンと反
応した。反応液を冷却後、減圧蒸留にて未反応のスチレ
ンとジシクロペンタジェンを留去し9次いで沸点98〜
102’C/3.6mmHgのフェニルノルボルネンを
主成分とする留分60.59を得た。ガスクロマトグラ
フィー分析による純度は98.2重量係であった。
合成例2 くフェニルノルボルニルアセf  ’po合成>攪拌機
、温度計、還流冷却器を備えつけた11!ガラス製4つ
ロフラスコに9合成例1の方法で得たフェニルノルボル
ネン1709.酢酸42o9及び硫酸1.79を仕込み
、攪拌しながら加熱し。
還流下(I23〜124℃)に8時間反応させた。
反応液を冷却後、トルエン6009を加えて希釈し、水
で数回洗浄後、5%NaOH水溶液で洗浄し。
過剰の酢酸と触媒の硫酸を除去した。油層を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、減圧蒸留により、トルエンを留去し
た後、沸点122〜126℃10,6mmHHのフェニ
ルノルボルニルアセテートを主成分とする留分108g
を得た。ガスクロマトグラフィーによる純度は9 g、
 7 M量係であった。
実施例1 くフェニルノルボルニルメタクリレートの合成〉攪拌機
、温度計、空気導入管、還流冷却器付精留塔(スニーダ
−5段)を備えたII!ガラス製4つロフラスコに、合
成例2で得られたフェニルノルボルニルアセテ−)23
09.  メタクリル酸メチル4009.ハイドロキノ
/モノメチルエーテル0.05129及びチタンテトラ
イソプロポキシド2gを仕込み、乾燥空気を100 m
5/minの速度で吹き込みながら昇温し、加熱還流下
に副生する酢酸メチルと少量のメタクリル酸メチルとを
系外に精留塔を通して留出除去しながら反応させた。反
応の初期には、精留塔の塔頂温度が約60℃となるよう
に留出液抜き出しコックを調節した。反応の終了近くに
なると、塔頂温度は徐々に上昇し、最終的には約100
℃となつ念。この間の反応液温は102〜110℃であ
り、3時間加熱反応させた。反応終了後1反応液を減圧
蒸留により、まず過剰のメタクリル酸メチルを留去し。
次いで沸点127〜130℃/ 0.4 mmHgのフ
ェニルノルボルニルメタクリレートを主成分とする留分
183gを得た。
この留分をガスクロマトグラフィ分析を行ったところ、
4本のピークが認められ低沸点側からそれぞれ7.5重
量係、4.5重量係、16重量係、72重i%であった
。また、ガスクロ−質量分析の結果、上記4本のピーク
のすべてが分子量256であることがわかった。
これらから、留分け、フェニルノルボルニルメタクリレ
ートの異性体混合物であることが確認された。
また元素分析の結果は 理論値   測定値 C79,65俤  79.59係 H7,86%   7.90係 であシ、はぼ理論値と測定値が一致した。
留分のIH−NMRスペクトル及び赤外吸収スペクトル
をそれぞれ第1図及び第2図に示した。
実施例2 三方活栓を備えた500−の三角フラスコに上記の実施
例1で得られたフェニルノルボルニルメタクリレート1
oog、過酸化ラウロイル0.4g及びラウロイルメル
カプタン0.29を仕込み、混合し、溶解し、フラスコ
内を窒素ガスで置換した後、攪拌振盪しつつ60°Cの
恒温水槽中に浸し。
窒素気流下で30分間重合させ2部分重合物を得た。
続いて、この部分重合物をガラスセル中に注入し、65
℃で5時間重合させ、その後100℃で2時間重合させ
、透明なシート状の重合体(A)を得た。
実施例3 実施例2と同様の三角フラスコに、フェニルノルボルニ
ルメタクリレート30g、メタクリル酸メチル70g、
過酸化ラウロイル0.49及びラウロイルメルカプタン
o、2gを仕込み、実施例2と同様の操作をし1重合体
fB)を得た。
実施例4 実施例2と同様の三角フラスコに、メタクリル酸メチル
1009.過酸化ラウロイル0.4g及びラウロイルメ
ルカプタン0.2gを仕込み、実施例2と同様の操作を
し9重合体(C)を得た。
実施例5 実施例2と同様の三角フラスコに、インボルニルメタク
リレート100 g、過酸化ラウロイル0.49及びラ
ウロイルメルカプタン0.29を仕込み、実施例2と同
様の操作をし9重合体(D)を得た。
上記のようにして得られた重合体間、 CB)、 (C
)及びfD)の吸水率、ガラス転移温度及び熱分解性を
下記の方法で測定した。結果を第1表に示す。
測定方法 吸水$: 30mmX30mmX3mmの試験片を約7
0℃の水中に浸しておき、飽和状 態になった時の吸水率(%)を測定した。
ガラス転移温度℃:重合体100gをテトラヒドロフラ
ン200gK溶解させた 後、得られた溶液をメタノール51 中に攪拌投入し9重合体を沈殿・析 出させ9口側・乾燥し、白色粉末状 の重合体を得た。この重合体につい て、示差走査熱量計(D、SC)でガ ラス転移温度(′a(ミツドポイント)を測定した。
熱分解性:熱重量分析装置(TGA)を用いて、上記ガ
ラス転移温度の測定で作 成した重合体をサンプルとして測定 に供した。空気中40℃/minで 260’Cまで昇温し、そのまま20 分間260℃に保った時の重量減少 率(係)を測定した。
なお、ガラス転移温度及び熱分解性の測定装置には、デ
ュポン社製9900型を周込た。
(発明の効果) 本発明の(メタ)アクリル酸エステルは、新規化合物で
あり2通常のラジカル重合方法で容易に重合し、これを
用いて得られる重合体は、優れた耐熱性、耐熱分解性、
耐吸水性等を示し、光学材料、接着剤、塗料、その他樹
脂改質材等として有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られた化合物(留分)のlH−N
MRスペクトル及び第2図は該化合物の赤外吸収スペク
トルである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I )で表わされるアクリル酸エステル又
    はメタクリル酸エステル。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (I) (式中R_1は水素又はメチル基を示す) 2、−般式(II)で表わされる化合物と %式5 (II) (式中R_2は水素又はアセチル基を示す)一般式(I
    II)で表わされる化合物とを ▲数式、化学式、表等があります▼ (III) (式中R_1は水素又はメチル基を、R_3は水素、メ
    チル基又はエチル基を示す) 反応させることを特徴とする一般式(I)で表わされる
    アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルの製造法
    。 ▲数式、化学式、表等があります▼ ( I ) (式中R_1は水素又はメチル基を示す) 3、一般式(I)で表わされるアクリル酸エステル又は
    メタクリル酸エステルを重合させることを特徴とする重
    合体の製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (I) (式中R_1は水素又はメチル基を示す) 4、一般式(I)で表わされるアクリル酸エステル又は
    メタクリル酸エステルと該アクリル酸エステルと重合可
    能な他の不飽和単量体とを重合させることを特徴とする
    共重合体の製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (I) (式中R_1は水素又はメチル基を示す)
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