JPH0356464Y2 - - Google Patents

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JPH0356464Y2
JPH0356464Y2 JP1985179814U JP17981485U JPH0356464Y2 JP H0356464 Y2 JPH0356464 Y2 JP H0356464Y2 JP 1985179814 U JP1985179814 U JP 1985179814U JP 17981485 U JP17981485 U JP 17981485U JP H0356464 Y2 JPH0356464 Y2 JP H0356464Y2
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cab
frame
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JP1985179814U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は車両前方向に作用する衝突荷重による
トラツクキヤブの潰れを極力防止する補強装置に
関する。
〈従来の技術と問題点〉 乗員が乗込む車室を構成するトラツクのキヤブ
はシヤシのメインフレーム上に設けられている。
このキヤブは下部に設けられた機関等の保守点検
作業のためにチルト可能となつており、このため
に、キヤブ前部をメインフレームに設けられたフ
ロントマウントフレームに回動自在に支持すると
共にキヤブ後端をメインフレームに設けられたリ
ヤマウントフレームに支持している。
このようなキヤブチルト式のトラツクにあつて
は、強度部材であるフレームの上に板金製のキヤ
ブを支持した構造となつている。このため、トラ
ツクが衝突事故を起した場合にキヤブにも加わる
衝突荷重をフレーム側で十分に支持することがで
きず、衝突荷重が極めて大きいときにはキヤブが
前方へ座屈変形(潰れ)してしまい、キヤブ内の
居住空間が十分に得られなくなつてしまうという
問題があつた。尚、このようなキヤブの潰れに
は、通常キヤブの後端部にアンカーされているシ
ートベルトを介して衝突時に乗員から受ける荷重
も大きな要因となつている。
本考案は上記従来の事情に鑑みなされたもの
で、衝突時におけるキヤブの潰れを極力防止して
十分なる居住空間を確保するトラツクのキヤブ補
強装置を提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 前期目的を達成するための、本考案の構成は、
キヤブの前端下部をメインフレームに対しチルト
可能に枢支するとともにキヤブの後端下部を前記
メインフレームから上方へ延設されたリヤマウン
トフレームに支持させたトラツクにおいて、前記
リヤマウントフレーム上に受部材を該部材係止部
を上方に延出させて固設するとともに、前記受部
材に対し後方へ所定の間隔をおいて対向される鉤
部材を該部材係合部を下方へ延出させて前記キヤ
ブの後端下部に固設し、かつ前記間隔は前記枢支
点を中心とした通常のチルト動作の際には前記係
止部に前記係合部が係合しないように設定したこ
とを特徴とする。
〈作用〉 トラツクが衝突してキヤブの前方への潰れが生
じ始めると、鉤部材と受部材とが嵌合してキヤブ
とリヤマウントフレームとが強固に連結され、キ
ヤブに加わつている衝突荷重がフレームによつて
支持される。
〈実施例〉 本考案の一実施例に係るキヤブ補強装置を図面
に基づいて説明する。第1図はキヤブ支持構造の
概略構成図、第2図はキヤブ補強装置の構成図で
ある。
図示のように、キヤブ1はトラツクのメインフ
レーム2上に載置され、キヤブ1の前端下部はメ
インフレーム2に設けられたフロントマウントフ
レーム3に回動自在に支持され、キヤブ1の後端
下部はメインフレーム2に設けられたリヤマウン
トフレーム4に支持されている。このため、キヤ
ブ1とリヤマウントフレーム4との間に介装され
ているロツク機構(図示せず)を外すことによ
り、キヤブ1はフロントマウントフレーム3をヒ
ンジとして上方へ回動(チルト)させることがで
き、機関等の保守点検作業スペースを形成し得る
ようになつている。
リヤマウントフレーム4の上端には高い剛性を
有する受部材5が固着されている。また、キヤブ
1の後端下部には高い剛性を有する鉤部材6が固
着されている。受部材5と鉤部材6とは所定の間
隔を隔てて対向配置されており、キヤブ1をチル
トさせる時に受部材5の係止部へ鉤部材6の係合
部が係合しないようになつている。
上記構成によれば、トラツクが衝突してキヤブ
1に前方への衝突荷重が加わつた場合にあつて
も、このキヤブ1の潰れは十分な居住空間を維持
できる程度に抑えられる。すなわち、第1図中に
仮想線で示すように、衝突荷重によりキヤブ1の
潰れが始まると、これに伴つて鉤部材6が受部材
5に接近して互いに嵌合し、キヤブ1の後端下部
が受部材5および鉤部材6を介して剛性の高いリ
ヤマウントフレーム4に強固に連結されることと
なり、衝突荷重がフレームによつて支持されてこ
れ以後のキヤブ1の潰れが抑制されるからであ
る。
〈考案の効果〉 本考案に係るトラツクのキヤブ補強装置によれ
ば、チルト機能を良好に保持する一方で、キヤブ
に加わる衝突荷重をフレーム側に支持させてキヤ
ブの過度な潰れを防止し、十分なる居住空間を維
持することができる。尚、この効果はより大きな
衝突荷重がキヤブに加わることとなるシートベル
ト装着時にはより顕著なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はキヤブ支持構造の概略構成図、第2図
はキヤブ補強装置の構成図である。 図面中、1はキヤブ、4はリヤマウントフレー
ム、5は受部材、6は鉤部材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤブの前端下部をメインフレームに対しチル
    ト可能に枢支するとともにキヤブの後端下部を前
    記メインフレームから上方へ延設されたリヤマウ
    ントフレームに支持させたトラツクにおいて、前
    記リヤマウントフレーム上に受部材を該部材係止
    部を上方に延出させて固設するとともに、前記受
    部材に対し後方へ所定の間隔をおいて対向される
    鉤部材を該部材係合部を下方へ延出させて前記キ
    ヤブの後端下部に固設し、かつ前記間隔は前記枢
    支点を中心とした通常のチルト動作の際には前記
    係止部に前記係合部が係合しないように設定した
    ことを特徴とするトラツクのキヤブ補強装置。
JP1985179814U 1985-11-25 1985-11-25 Expired JPH0356464Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985179814U JPH0356464Y2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25

Applications Claiming Priority (1)

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JP1985179814U JPH0356464Y2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25

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Publication Number Publication Date
JPS6288684U JPS6288684U (ja) 1987-06-06
JPH0356464Y2 true JPH0356464Y2 (ja) 1991-12-18

Family

ID=31123208

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JP1985179814U Expired JPH0356464Y2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0527349Y2 (ja) * 1986-07-15 1993-07-12
JP2519662Y2 (ja) * 1990-10-01 1996-12-11 三菱自動車工業株式会社 キャブ装架装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58153170U (ja) * 1982-04-08 1983-10-13 三菱自動車工業株式会社 自動車におけるキヤビンのマウント部構造

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JPS6288684U (ja) 1987-06-06

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