JPH0354918Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0354918Y2 JPH0354918Y2 JP1985063995U JP6399585U JPH0354918Y2 JP H0354918 Y2 JPH0354918 Y2 JP H0354918Y2 JP 1985063995 U JP1985063995 U JP 1985063995U JP 6399585 U JP6399585 U JP 6399585U JP H0354918 Y2 JPH0354918 Y2 JP H0354918Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armature
- guide
- core
- hole
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims description 6
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 5
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 3
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 229910001234 light alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Impact Printers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、ドツトプリンタにおける印字ヘツ
ドの改良に関するものである。
ドの改良に関するものである。
従来、この種の印字ヘツドは、プリントワイ
ヤ、プリントワイヤガイド、プリントワイヤ駆動
マグネツトコア、ヨーク、マグネツトコイル、お
よび永久磁石等が各プリントワイヤにつき1個ず
つ設けられていて、複雑に部品が取込まれ係合さ
れる構成になつていた。従つて、構成部品点数が
非常に多くそのために大型になり、ネジ、リベツ
ト加締めの作業工程が多くなり、多くの工数を必
要とした。そこで、特開昭56−37176に開示する
次のようなものがある。即ち、第一プレートにマ
グネツトコイルを装着したN個のコアを固着す
る。次に、リング状永久磁石を前記第一プレート
に固着し、このリング状永久磁石に第二プレート
を固着し、さらにオイルフエルトを挿込して、第
一のアツセンブリを形成する。また、N本のプリ
ントワイヤをそれぞれ異なるアーマチユアに固着
し、このアーマチユアを板バネのN個の分割片の
上面に1個ずつ固着して第二のアツセンブリを形
成する。次に、第一のアツセンブリの第二プレー
トの上面あるいはコアの上端面を研摩し、この第
二プレートの上面とコアの上端面とが一平面とな
るように仕上げる。この仕上げた第一のアツセン
ブリの上にスペーサ、第二のアツセンブリ、ヨー
クプレート及びガイドフレームを順次積層し、プ
リントワイヤをガイドフレームのガイド孔に挿入
する。この後、取付ネジにてガイドフレーム、ヨ
ークプレート、板バネ、スペーサの各孔を介して
第二プレートのネジ孔にネジ止めすることにより
前記第二のアツセンブリを積層した状態で取付け
る。このような構成で、マグネツトコイルに通電
しない状態では、リング状永久磁石の磁気力によ
りアーマチユアがコアの上端面へ吸引され、この
ため板バネの分割片が偏倚されコアに吸着され
る。次に、マグネツトコイルに通電すると、マグ
ネツトコイルによる磁束がリング状永久磁石によ
る磁束を打消すのでコアに偏倚されている板バネ
の分割片がコアから釈放される。従つて、アーマ
チユアに固着されたプリントワイヤがガイドフレ
ームから突出しプリンタのインクリボンを印字用
紙に強く押圧し、ドツトを印字することができる
(特開昭56−37176公開特許公報第1図および第2
図参照)。
ヤ、プリントワイヤガイド、プリントワイヤ駆動
マグネツトコア、ヨーク、マグネツトコイル、お
よび永久磁石等が各プリントワイヤにつき1個ず
つ設けられていて、複雑に部品が取込まれ係合さ
れる構成になつていた。従つて、構成部品点数が
非常に多くそのために大型になり、ネジ、リベツ
ト加締めの作業工程が多くなり、多くの工数を必
要とした。そこで、特開昭56−37176に開示する
次のようなものがある。即ち、第一プレートにマ
グネツトコイルを装着したN個のコアを固着す
る。次に、リング状永久磁石を前記第一プレート
に固着し、このリング状永久磁石に第二プレート
を固着し、さらにオイルフエルトを挿込して、第
一のアツセンブリを形成する。また、N本のプリ
ントワイヤをそれぞれ異なるアーマチユアに固着
し、このアーマチユアを板バネのN個の分割片の
上面に1個ずつ固着して第二のアツセンブリを形
成する。次に、第一のアツセンブリの第二プレー
トの上面あるいはコアの上端面を研摩し、この第
二プレートの上面とコアの上端面とが一平面とな
るように仕上げる。この仕上げた第一のアツセン
ブリの上にスペーサ、第二のアツセンブリ、ヨー
クプレート及びガイドフレームを順次積層し、プ
リントワイヤをガイドフレームのガイド孔に挿入
する。この後、取付ネジにてガイドフレーム、ヨ
ークプレート、板バネ、スペーサの各孔を介して
第二プレートのネジ孔にネジ止めすることにより
前記第二のアツセンブリを積層した状態で取付け
る。このような構成で、マグネツトコイルに通電
しない状態では、リング状永久磁石の磁気力によ
りアーマチユアがコアの上端面へ吸引され、この
ため板バネの分割片が偏倚されコアに吸着され
る。次に、マグネツトコイルに通電すると、マグ
ネツトコイルによる磁束がリング状永久磁石によ
る磁束を打消すのでコアに偏倚されている板バネ
の分割片がコアから釈放される。従つて、アーマ
チユアに固着されたプリントワイヤがガイドフレ
ームから突出しプリンタのインクリボンを印字用
紙に強く押圧し、ドツトを印字することができる
(特開昭56−37176公開特許公報第1図および第2
図参照)。
以上説明した特開昭56−37176においては、分
割片の上面に固着したアーマチユアをもつ板バネ
の外周をスペーサとヨークプレートに挾持されて
バネ支点を形成すると共に、求心状に分割したN
個の分割片を中心方向に延出させ、かつ、板バネ
に固着されたアーマチユアの幅より大きい溝を有
するヨークプレートを備えるように構成されてい
る。従つて、印字ヘツドは、印字方向の厚みと直
径方向の径が大きくなつて小型化が困難であると
いう問題点が未解決となつている。また、永久磁
石の磁束は、リング状永久磁石−第二プレート−
スペーサ−板バネ−ヨークプレート−アーマチユ
ア−板バネ−コア−第一プレート−リング状永久
磁石という磁路を形成する。そのために磁気回路
構成部品が多く高価なものとなる等の経済的問題
点をも抱えていた。
割片の上面に固着したアーマチユアをもつ板バネ
の外周をスペーサとヨークプレートに挾持されて
バネ支点を形成すると共に、求心状に分割したN
個の分割片を中心方向に延出させ、かつ、板バネ
に固着されたアーマチユアの幅より大きい溝を有
するヨークプレートを備えるように構成されてい
る。従つて、印字ヘツドは、印字方向の厚みと直
径方向の径が大きくなつて小型化が困難であると
いう問題点が未解決となつている。また、永久磁
石の磁束は、リング状永久磁石−第二プレート−
スペーサ−板バネ−ヨークプレート−アーマチユ
ア−板バネ−コア−第一プレート−リング状永久
磁石という磁路を形成する。そのために磁気回路
構成部品が多く高価なものとなる等の経済的問題
点をも抱えていた。
この考案は、上記した問題点に鑑みてなされた
ものである。
ものである。
即ち、アーマチユアの一端にプリントワイヤを
固着し、その自由端の板バネを常にバネチヤージ
状態とし、かつ、アーマチユアの位置決めのため
のガイド片をそれぞれ設け、更に、アーマチユア
がコアの外周縁を支線として運動可能となるよう
にヨークの上端面に切欠溝を構成して小型化を計
り、かつ、磁気回路を単純化して従来例の問題点
を解消した経済的に優れた印字ヘツドを提供する
ことを目的とする。
固着し、その自由端の板バネを常にバネチヤージ
状態とし、かつ、アーマチユアの位置決めのため
のガイド片をそれぞれ設け、更に、アーマチユア
がコアの外周縁を支線として運動可能となるよう
にヨークの上端面に切欠溝を構成して小型化を計
り、かつ、磁気回路を単純化して従来例の問題点
を解消した経済的に優れた印字ヘツドを提供する
ことを目的とする。
この考案は、磁性体により構成し外周上端面に
等間隔に切欠溝1aを形成したヨーク1と、上下
方向に磁極を有するリング上の永久磁石2と、放
射方向に沿う複数のコア3cを径方向に配列しそ
のコアにマグネツトコイル4を嵌装したコア部材
3と、基端をヨークの各切欠溝に嵌入し先端にプ
リントワイヤ7基端を固定したアーマチユア5
と、非磁性体により構成し、中心にプリントワイ
ヤ基端を通す貫通孔9cを形成し、その貫通孔に
連通してプリントワイヤ先端を印字部にガイドす
る支持部材10を固定したガイド部材8,9、と
を順次に上下に重合し固定した印字ヘツドにおい
て、上記各コア上より各別に上方に突出する押圧
片3dと、上記押圧片を貫通するようにアーマチ
ユア中間部に形成した孔5dと、アーマチユア基
端と上記孔との間においてアーマチユア両側縁に
形成した切欠溝5aと、一端をアーマチユア基端
に固定し他端をアーマチユアの孔に貫通する押圧
片上に対向させた板バネ6と、上記ガイド部材に
設け、アーマチユアの先端両側部をガイドするガ
イド片8dおよびアーマチユアの切欠溝に遊嵌し
てアーマチユアの基部がコア3cの外周縁EFに
回動支線となるように上下・横方向を規制する平
坦面と突起8eを持つガイド片8cとを備えたこ
とを特徴とする。
等間隔に切欠溝1aを形成したヨーク1と、上下
方向に磁極を有するリング上の永久磁石2と、放
射方向に沿う複数のコア3cを径方向に配列しそ
のコアにマグネツトコイル4を嵌装したコア部材
3と、基端をヨークの各切欠溝に嵌入し先端にプ
リントワイヤ7基端を固定したアーマチユア5
と、非磁性体により構成し、中心にプリントワイ
ヤ基端を通す貫通孔9cを形成し、その貫通孔に
連通してプリントワイヤ先端を印字部にガイドす
る支持部材10を固定したガイド部材8,9、と
を順次に上下に重合し固定した印字ヘツドにおい
て、上記各コア上より各別に上方に突出する押圧
片3dと、上記押圧片を貫通するようにアーマチ
ユア中間部に形成した孔5dと、アーマチユア基
端と上記孔との間においてアーマチユア両側縁に
形成した切欠溝5aと、一端をアーマチユア基端
に固定し他端をアーマチユアの孔に貫通する押圧
片上に対向させた板バネ6と、上記ガイド部材に
設け、アーマチユアの先端両側部をガイドするガ
イド片8dおよびアーマチユアの切欠溝に遊嵌し
てアーマチユアの基部がコア3cの外周縁EFに
回動支線となるように上下・横方向を規制する平
坦面と突起8eを持つガイド片8cとを備えたこ
とを特徴とする。
[実施例]
第1図は、この考案を示す分解斜視図である。
第1図において、1は、共通磁路を形成するヨー
クであり、円形リングの上端面には後述するよう
なアーマチユアの自由端が嵌入するN個(N=1
8,9,24)の切欠溝1aとその底部1bの中
央には後述するマグネツトコイルの可撓性電線の
取出し孔1cとを備える。2は、前記ヨーク1の
底部1bに固着するリング状永久磁石、3はリン
グ状の小径部3aと小径部3aに対して内周・外
周方向にフランジをもつリング状の大径部3bと
を具備するコア部材であり、前記永久磁石2の上
面に固着される。このコア部材3の小径部3aに
は、外周から中心方向に延出するN個のコア3c
をそれぞれ有し、このN個のコア3cの上端面の
中央部に押圧片3dをそれぞれ圧入する。また、
N個のコア3cには、N個のマグネツトコイル4
を嵌装し、それぞれのマグネツトコイル4の巻き
始め・巻き終わりの電線は可撓性電線に集約して
ヨーク1の取出し孔1cより外部へ配線する。こ
の際、コア部材3の小径部3aのコア3cの中心
方向の基線A−Bは、ヨーク1の切欠溝1aの中
心に対する基線A−Bに合せて、かつ、ヨーク1
の取出し孔1cを基準孔として組立治具を用いて
第2図のように組立て、図示しない着磁器により
リング状永久磁石2を中心部の上下方向に着磁す
る。尚、ヨーク1とリング状永久磁石2とコア部
材3とを互に固着するには接着剤又はピン係合を
用いるとよい。5は、アーマチユアであり、第3
図の斜視図に示す。アーマチユア5の略中央に
は、前述のコア3cの押圧片3dに対応して孔5
dとアーマチユア5の基端すなわち一端の自由端
の段差部5bの平坦面と上記孔5dとの間におい
ては、アーマチユア両側縁に形成した切欠溝5a
とを有し、アーマチユア5の基端にスポツト溶接
等で板バネ6を固着し、アーマチユア5の他端の
突出部5cの先端にプリントワイヤ7を固着す
る。次に、アーマチユア5の基線A−Bをコア部
材3の基線A−Bに合せて孔5dにピン3dを貫
通させかつ、アーマチユア5の自由端の段差部5
bが、ヨーク1の切欠溝1aの空間に位置するよ
うにセツトするとN個のアーマチユア5は、それ
ぞれ中心方向に延出するようになる。
第1図において、1は、共通磁路を形成するヨー
クであり、円形リングの上端面には後述するよう
なアーマチユアの自由端が嵌入するN個(N=1
8,9,24)の切欠溝1aとその底部1bの中
央には後述するマグネツトコイルの可撓性電線の
取出し孔1cとを備える。2は、前記ヨーク1の
底部1bに固着するリング状永久磁石、3はリン
グ状の小径部3aと小径部3aに対して内周・外
周方向にフランジをもつリング状の大径部3bと
を具備するコア部材であり、前記永久磁石2の上
面に固着される。このコア部材3の小径部3aに
は、外周から中心方向に延出するN個のコア3c
をそれぞれ有し、このN個のコア3cの上端面の
中央部に押圧片3dをそれぞれ圧入する。また、
N個のコア3cには、N個のマグネツトコイル4
を嵌装し、それぞれのマグネツトコイル4の巻き
始め・巻き終わりの電線は可撓性電線に集約して
ヨーク1の取出し孔1cより外部へ配線する。こ
の際、コア部材3の小径部3aのコア3cの中心
方向の基線A−Bは、ヨーク1の切欠溝1aの中
心に対する基線A−Bに合せて、かつ、ヨーク1
の取出し孔1cを基準孔として組立治具を用いて
第2図のように組立て、図示しない着磁器により
リング状永久磁石2を中心部の上下方向に着磁す
る。尚、ヨーク1とリング状永久磁石2とコア部
材3とを互に固着するには接着剤又はピン係合を
用いるとよい。5は、アーマチユアであり、第3
図の斜視図に示す。アーマチユア5の略中央に
は、前述のコア3cの押圧片3dに対応して孔5
dとアーマチユア5の基端すなわち一端の自由端
の段差部5bの平坦面と上記孔5dとの間におい
ては、アーマチユア両側縁に形成した切欠溝5a
とを有し、アーマチユア5の基端にスポツト溶接
等で板バネ6を固着し、アーマチユア5の他端の
突出部5cの先端にプリントワイヤ7を固着す
る。次に、アーマチユア5の基線A−Bをコア部
材3の基線A−Bに合せて孔5dにピン3dを貫
通させかつ、アーマチユア5の自由端の段差部5
bが、ヨーク1の切欠溝1aの空間に位置するよ
うにセツトするとN個のアーマチユア5は、それ
ぞれ中心方向に延出するようになる。
8は、アーマチユアガイドであり、例えば、ガラ
ス繊維等を入れた強化樹脂で成形され、その基部
8aには中央に孔8bと裏側の外周・内周に下方
向にそれぞれN個のガイド片8c,8dとを具備
し、ガイド片8cの先端には突起8eを設ける。
第4図は、第1図のアーマチユアガイド8の斜視
のCD断面図である。
ス繊維等を入れた強化樹脂で成形され、その基部
8aには中央に孔8bと裏側の外周・内周に下方
向にそれぞれN個のガイド片8c,8dとを具備
し、ガイド片8cの先端には突起8eを設ける。
第4図は、第1図のアーマチユアガイド8の斜視
のCD断面図である。
9は、軽合金等の軽重量の非磁性材料からなる
フランジ部をもつガイドプレートであり、その基
部9aにはフランジ部に複数個の取付孔9bと中
央部に貫通孔9cとを設ける。
フランジ部をもつガイドプレートであり、その基
部9aにはフランジ部に複数個の取付孔9bと中
央部に貫通孔9cとを設ける。
10は、ヘツド支持部材であり、プリントワイヤ
7をガイドする一列又は二列に配置したN個の孔
をもつ基板10aと楕円形の孔をもつガイド板1
0bと図示しないドツトプリンタのキヤリツジの
基部に印字ヘツドを固定するための取付孔10c
とを備える。
7をガイドする一列又は二列に配置したN個の孔
をもつ基板10aと楕円形の孔をもつガイド板1
0bと図示しないドツトプリンタのキヤリツジの
基部に印字ヘツドを固定するための取付孔10c
とを備える。
次に、ガイドプレート9とアーマチユアガイド
8とを固着する(接着剤を用いるとよい)。次に、
ガイドプレート9とアーマチユアガイド8との組
合せ部材において、ガイドプレート9の円筒状の
フランジ部面をヨーク1の上端面上に載置する
(通常ガイドプレート9の取付孔9bとヨーク1
のネジ部1dとは治具で一致させる)。従つて、
N個のアーマチユア5は、それぞれの突出部5c
の間でアーマチユアガイド8のガイド片8dのガ
イドされる。一方、アーマチユアガイド8にガイ
ド片8cの平坦面をコア3cの外周縁EF上のア
ーマチユア5の基部に当接させると共に、N個の
アーマチユア5の各切欠溝5aにガイド片8cの
突起8eを遊嵌してN個のアーマチユア5をガイ
ドする(第5図aおよびb参照)。更に、アーマ
チユア5の板バネ6は、コア3cに設けた押圧片
3dに押し上げられバネチユージされる。しかる
後、複数個の取付ネジ12を孔9bを介してヨー
ク1の上端面に設けた複数個のネジ部1dに螺着
する。次に、ヘツド支持部材10の基板10aの
孔にピンセツト等の治具を用いてプリントワイヤ
7を挾みながら挿入した後にヘツド支持部材10
をガイドプレート9にネジ11で螺着し取付け
る。第6図は、このようにして組立てた印字ヘツ
ドの断面図である。
8とを固着する(接着剤を用いるとよい)。次に、
ガイドプレート9とアーマチユアガイド8との組
合せ部材において、ガイドプレート9の円筒状の
フランジ部面をヨーク1の上端面上に載置する
(通常ガイドプレート9の取付孔9bとヨーク1
のネジ部1dとは治具で一致させる)。従つて、
N個のアーマチユア5は、それぞれの突出部5c
の間でアーマチユアガイド8のガイド片8dのガ
イドされる。一方、アーマチユアガイド8にガイ
ド片8cの平坦面をコア3cの外周縁EF上のア
ーマチユア5の基部に当接させると共に、N個の
アーマチユア5の各切欠溝5aにガイド片8cの
突起8eを遊嵌してN個のアーマチユア5をガイ
ドする(第5図aおよびb参照)。更に、アーマ
チユア5の板バネ6は、コア3cに設けた押圧片
3dに押し上げられバネチユージされる。しかる
後、複数個の取付ネジ12を孔9bを介してヨー
ク1の上端面に設けた複数個のネジ部1dに螺着
する。次に、ヘツド支持部材10の基板10aの
孔にピンセツト等の治具を用いてプリントワイヤ
7を挾みながら挿入した後にヘツド支持部材10
をガイドプレート9にネジ11で螺着し取付け
る。第6図は、このようにして組立てた印字ヘツ
ドの断面図である。
以上説明した構成の作用を第6図に基づいて説
明する。まず、マグネツトコイル4に通電しない
状態では、リング状永久磁石2の磁気力によりア
ーマチユア5が板バネ6の弾性力に打ち勝つてコ
ア3cの上端面に吸引されている。この際、リン
グ状永久磁石2の磁束は、リング状永久磁石2−
ヨーク1−アーマチユア5−コア部材3(コア3
c)−リング状の永久磁石2の磁路を通る。次に、
マグネツトコイル4に通電すると、このマグネツ
トコイル4による磁束が前記リング状永久磁石2
による磁束を打消して、かつ、アーマチユア5は
板バネ6の弾性力によつてコア3cから解放され
る。従つて、アーマチユア5に固着されたプリン
トワイヤ7が、ガイドフレーム9の孔9cを経て
ヘツド支持部材10の基板10aから突出し図示
しないインクリボンを印字用紙に強く押圧してド
ツト印字するとことができる。
明する。まず、マグネツトコイル4に通電しない
状態では、リング状永久磁石2の磁気力によりア
ーマチユア5が板バネ6の弾性力に打ち勝つてコ
ア3cの上端面に吸引されている。この際、リン
グ状永久磁石2の磁束は、リング状永久磁石2−
ヨーク1−アーマチユア5−コア部材3(コア3
c)−リング状の永久磁石2の磁路を通る。次に、
マグネツトコイル4に通電すると、このマグネツ
トコイル4による磁束が前記リング状永久磁石2
による磁束を打消して、かつ、アーマチユア5は
板バネ6の弾性力によつてコア3cから解放され
る。従つて、アーマチユア5に固着されたプリン
トワイヤ7が、ガイドフレーム9の孔9cを経て
ヘツド支持部材10の基板10aから突出し図示
しないインクリボンを印字用紙に強く押圧してド
ツト印字するとことができる。
尚、アーマチユア5は、コア3cの上端面の外
周縁(第2図および第5図aにおけるEF)を回
動支線(以下支線(支点)という)となるように
アーマチユアガイド8のガイド片8dが突出部5
cをガイドし、かつ、ガイド片8cの平坦面がア
ーマチユア5の支線EFの表面基部に当接しなが
ら切欠溝5aにガイド片8cの突起8eが遊嵌し
てそれぞれアーマチユア5の上下・横方向を規制
すると共に、板バネ6はコア3cに設けた押圧片
3dに押し上げられてバネシヤージされる。従つ
て、アーマチユア5は、支線(支点)のバタツキ
がなく常にバネチヤージされながら運動可能であ
る。従つて、N個のアーマチユア5の突設部5c
に固着されたN個のプリントワイヤ7相互間にお
ける印字ストロークは、バネ変位によるストロー
クより小さく設定することにより図示しないプラ
テン上の印字用紙面で規制されるから印字濃度む
らは生じない。また、板バネ6はアーマチユア5
の基端の固定端から中心方向に延びその固定端の
断面積を大きくとれるから、その許容応用力幅で
バネ常数を高く設定できるので、印字ヘツドの高
速化が可能となる。
周縁(第2図および第5図aにおけるEF)を回
動支線(以下支線(支点)という)となるように
アーマチユアガイド8のガイド片8dが突出部5
cをガイドし、かつ、ガイド片8cの平坦面がア
ーマチユア5の支線EFの表面基部に当接しなが
ら切欠溝5aにガイド片8cの突起8eが遊嵌し
てそれぞれアーマチユア5の上下・横方向を規制
すると共に、板バネ6はコア3cに設けた押圧片
3dに押し上げられてバネシヤージされる。従つ
て、アーマチユア5は、支線(支点)のバタツキ
がなく常にバネチヤージされながら運動可能であ
る。従つて、N個のアーマチユア5の突設部5c
に固着されたN個のプリントワイヤ7相互間にお
ける印字ストロークは、バネ変位によるストロー
クより小さく設定することにより図示しないプラ
テン上の印字用紙面で規制されるから印字濃度む
らは生じない。また、板バネ6はアーマチユア5
の基端の固定端から中心方向に延びその固定端の
断面積を大きくとれるから、その許容応用力幅で
バネ常数を高く設定できるので、印字ヘツドの高
速化が可能となる。
以上の説明では、アーマチユアガイド8、ガイド
プレート9、ヘツド支持部材10をそれぞれ個別
に構成したが、これ等を軽合金等の非磁性体で一
体に成形した印字ヘツドガイド部材としてもよ
い。
プレート9、ヘツド支持部材10をそれぞれ個別
に構成したが、これ等を軽合金等の非磁性体で一
体に成形した印字ヘツドガイド部材としてもよ
い。
この場合には、印字ヘツド部材にアーマチユア
5を挿入し、ピンセツト等でプリントワイヤ7を
ヘツド支持部材10に組付け、更に第2図に示す
ようなアツセンブリを組付けるようにするのがよ
い。
5を挿入し、ピンセツト等でプリントワイヤ7を
ヘツド支持部材10に組付け、更に第2図に示す
ようなアツセンブリを組付けるようにするのがよ
い。
以上詳細に説明したようにこの考案は、一端を
アーマチユア基端に固定し他端を孔5dに貫通す
るコア3c上より上方に突出する押圧片3d上に
対向させた板バネ6を持つアーマチユア5の基端
をヨーク1の切欠溝1aに嵌入したので、板バネ
6は許容応力幅でバネ常数を高く設定でき常にバ
ネチヤージ状態とし、かつアーマチユア5の位置
の位置決めのためのガイド片8c,8eを設けて
アーマチユア5がコア3cの外周縁EFを回動支
線として運動可能となるように構成した。これに
より、板バネ6はヨーク1の外径を小さくしても
その固定端の断面積がとれるから、印字ヘツドの
小型化が可能となつた。また、アーマチユア5は
上下・横方向の規制によつてバタツキなく、かつ
板バネ6は許容応力内でバネ常数を高く設定でき
常にバネチヤージされるから、印字むらがなく印
字ヘツドの高速化が可能となつた等の効果を奏す
る。
アーマチユア基端に固定し他端を孔5dに貫通す
るコア3c上より上方に突出する押圧片3d上に
対向させた板バネ6を持つアーマチユア5の基端
をヨーク1の切欠溝1aに嵌入したので、板バネ
6は許容応力幅でバネ常数を高く設定でき常にバ
ネチヤージ状態とし、かつアーマチユア5の位置
の位置決めのためのガイド片8c,8eを設けて
アーマチユア5がコア3cの外周縁EFを回動支
線として運動可能となるように構成した。これに
より、板バネ6はヨーク1の外径を小さくしても
その固定端の断面積がとれるから、印字ヘツドの
小型化が可能となつた。また、アーマチユア5は
上下・横方向の規制によつてバタツキなく、かつ
板バネ6は許容応力内でバネ常数を高く設定でき
常にバネチヤージされるから、印字むらがなく印
字ヘツドの高速化が可能となつた等の効果を奏す
る。
第1図は、本考案の印字ヘツドの分解斜視図、
第2図は、本考案のコア部材、マグネツトコイ
ル、永久磁石、ヨークの部分組立斜視図、第3図
は、本考案の板バネとプリントワイヤを装着した
アーマチユアの斜視図、第4図は、本考案の第1
図のアーマチユアガイドのC−D断面図、第5図
aおよびbは、本考案のアーマチユアの実装位置
関係を示す説明図およびアーマチユアの基部とガ
イド片との関係を示す説明図、第6図は、本考案
の印字ヘツドの断面図である。
第2図は、本考案のコア部材、マグネツトコイ
ル、永久磁石、ヨークの部分組立斜視図、第3図
は、本考案の板バネとプリントワイヤを装着した
アーマチユアの斜視図、第4図は、本考案の第1
図のアーマチユアガイドのC−D断面図、第5図
aおよびbは、本考案のアーマチユアの実装位置
関係を示す説明図およびアーマチユアの基部とガ
イド片との関係を示す説明図、第6図は、本考案
の印字ヘツドの断面図である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 磁性体により構成し外周上端面に等間隔に切欠
溝1aを形成したヨーク1と、 上下方向に磁極を有するリング上の永久磁石2
と、 放射方向に沿う複数のコア3cを径方向に配列
しそのコアにマグネツトコイル4を嵌装したコア
部材3と、 基端をヨークの各切欠溝に嵌入し先端にプリン
トワイヤ7基端を固定したアーマチユア5と、 非磁性体により構成し、中心にプリントワイヤ
基端を通す貫通孔9cを形成し、その貫通孔に連
通してプリントワイヤ先端を印字部にガイドする
支持部材10を固定したガイド部材8,9、とを
順次に上下に重合し固定した印字ヘツドにおい
て、 上記各コア上より各別に上方に突出する押圧片
3dと、 上記押圧片を貫通するようにアーマチユア中間
部に形成した孔5dと、 アーマチユア基端と上記孔との間においてアー
マチユア両側縁に形成した切欠溝5aと、 一端をアーマチユア基端に固定し他端をアーマ
チユアの孔に貫通する押圧片上に対向させた板バ
ネ6と、 上記ガイド部材に設け、アーマチユアの先端両
側部をガイドするガイド片8dおよびアーマチユ
アの切欠溝に遊嵌してアーマチユアの基部がコア
3cの外周縁EFに回動支線となるように上下・
横方向を規制する平坦面と突起8eを持つガイド
片8cとを備えたことを特徴とする印字ヘツド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985063995U JPH0354918Y2 (ja) | 1985-04-27 | 1985-04-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985063995U JPH0354918Y2 (ja) | 1985-04-27 | 1985-04-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61180735U JPS61180735U (ja) | 1986-11-11 |
JPH0354918Y2 true JPH0354918Y2 (ja) | 1991-12-05 |
Family
ID=30594661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985063995U Expired JPH0354918Y2 (ja) | 1985-04-27 | 1985-04-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0354918Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1212158B (it) * | 1987-12-29 | 1989-11-08 | Olivetti & Co Spa | Dispositivo stampante a fili od aghi e relativo procedimento di montaggio |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58166067A (ja) * | 1982-03-26 | 1983-10-01 | Fujitsu Ltd | プリントヘツド |
-
1985
- 1985-04-27 JP JP1985063995U patent/JPH0354918Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58166067A (ja) * | 1982-03-26 | 1983-10-01 | Fujitsu Ltd | プリントヘツド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61180735U (ja) | 1986-11-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0274117B1 (en) | Print head incorporating a one piece armature | |
US4521122A (en) | Needle printer assembly | |
JPH0354918Y2 (ja) | ||
JPH04100857U (ja) | 印字ヘツド | |
US4389128A (en) | Print head for a dot matrix printer | |
JPS647872B2 (ja) | ||
JPS6010861Y2 (ja) | ワイヤドツトヘツド | |
JPH0436864B2 (ja) | ||
JPH058133Y2 (ja) | ||
JPS61167570A (ja) | ドットプリンタ用印字ヘッドの組立方法 | |
JP2794742B2 (ja) | インパクトドットプリンタ用印字ヘッド | |
JPH0413172Y2 (ja) | ||
JPH0721327Y2 (ja) | ワイヤドット印字ヘッド | |
JPH0626896B2 (ja) | ワイヤ式ドツトプリンタ | |
JPS5842033B2 (ja) | ドットプリンタ用印字ヘッド | |
JPH0111468Y2 (ja) | ||
JPH01249459A (ja) | ドットプリンタの印字ヘッド | |
JPS6213805Y2 (ja) | ||
JPH0423654Y2 (ja) | ||
JPH038443Y2 (ja) | ||
JP2822415B2 (ja) | インパクトドットヘッド | |
JPH0345816Y2 (ja) | ||
JPH0617547Y2 (ja) | ワイヤ式ドットプリンタの印字ヘッド | |
JP2679047B2 (ja) | ワイヤドット式プリンタの駆動機構 | |
JPS5985774A (ja) | ドツトプリンタ用印字ヘツド |