JPH0354496A - 星の動きを模擬する可視的な要素を有する天体時計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、少なくとも１つの駆動歯車セットと、星の移
動を模擬する少なくとも１つの可視的な要素を表示する
表示構造、とを有する機械的出力との時間の照合を有す
る天体時計に関する。

〔従来の技術〕

この種の時計は、従来技術とくにスイス国特許第６２７
０４２号、同第６６６９８０号、ヨーロッパ特許第０１
９５７４２号から知られている。最後の２つの文献は、
複数の同軸の表示要素を有する時計を記述し、この表示
要素のそれぞれが、中心回りの軌道を動く星を模擬する
１つ又は複数の印を有する。第２の文献において、中心
は太陽を表わし、印は惑星を模擬し、一方第３の文献に
おいて、中心は地球を表わし、動く要素は天空の太陽の
移動に関して又地球に関する月の移動に関して模擬する
。

これらの異なった表示要素の駆動機構は、歯車列を有し
、この異なった歯車セットが互いに永久にかみ合い、又
時間歯車から連続な方法で駆動される。

比は、表わされた星の周期、年、月の位相、その他の持
続が、ひじように高精度で正確であるようになっている
。

スイス国特許第６６６９８０号で示されているように、
この方法で考案された時計は、太陽を中心として地球の
回りの月の外サイクロイド移動を模擬するためには構成
されていない。実際上この場合において、歯車列の複雑
さは、携帯用の時計の寸法と矛盾する時計の体積を要求
する。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は、このように腕時計の寸法内で、太陽を中心と
して地球の回りの月の外サイクロイド動作を模擬する表
示構造の簡単な駆動機構を構成することのできる天体時
計を提供することにおいて、前述の従来技術の難点を克
服することを主な目的として有する。

〔課題を解決するための手段〕

この目的のために又本発明に従って、表示構造は、遊星
歯車列を具備し、衛星物のレールが駆動歯車セットと直
接又は間接的にかみ合う冠状歯車ヲ有し、このレールが
１日こどに段階的に動かされ、通常の操作の間固定され
ている遊星歯車セットが修正構造を経て回転されるのに
適しており、衛星物のレールに回転するように取付けら
れた衛星物が遊星歯車セットと直接又は間接的にかみ合
う駆動歯車によって動かされる。

本発明の他の特徴及び利点は、添付図面と共に本発明の
限定しない実施態様の以下の記述を読むことから明らか
になる。

〔実施例〕

図面を参照して、参照番号１によって全体的に示され、
又標準的な種類の機械的な出力を有する時間の照合を具
備する時計がわかり、この構戊要素だけが公知の構成要
素と異なり、以下に詳細に述べられる。

第１図から明らかなように、日付と１２時間の時間と分
と秒をそれぞれに示す針２，３，４、５が、時間の照合
と接続することにより文字盤６上に標準的な方法で配置
されている。

日付が、文字盤６の周囲のリング７に設けられた目盛に
沿って付けられる。

本発明により、地球リング８が文字盤６上に回転するよ
うに取付けられる。リング８は、たとえば確かな星の配
列で天空を表わす装飾を有する環状表面８ａを有する。

さらに、環状表面８ａのｌつの場所に、リング８は月の
円板９が回転可能に取付けられている円形の凹みを有す
る。

環状表面８ａと同一平面上の月の円板９は、環状表面と
よく合う装飾が付けられ、その中心位置に地球の円１０
とその周囲付近に月１１を表示する。

太陽が文字盤の中心近くに表示されていることがよくわ
かる。

要素８及び９の駆動機構は、とくに第１図及び第２図を
参照して次に述べられる。１日ごとに段階的に動かされ
る駆動歯車セツ｝１２は、基盤１３上に取付けられてい
る。この歯車セット１２は、図に示されていない標準的
な日付歯車と直接かみ合っている３１枚の歯を有する歯
車を有する。駆動歯車セット１２は、２つの歯車セット
１４及び１５を有する伝達歯車を経て内側の歯１７が設
けられている冠状歯車１６を動かす。冠状歯車１６は、
リング８の環状表面８ａと面が対向し、又その外周に沿
って配置された環状リブ１８によって、地球リング８に
固定されている。内側の歯１７は１４０枚の歯を有し、
伝達歯車１４．１５は、冠状歯車１６（地球のリング〉
が通常の駆動状態の基で駆動歯車セット１２の３７２段
階で１回転するような伝達比を有する。言い替えれば、
地球のリング８は、歯車セッＨ２の完全な１２回転で１
回転する。歯車セット１２は、１ケ月で１回転する日付
歯車と直接かみ合っており、そのため地球のリング８が
１年でｌ回転する結果を生じる。

詳細に述べられた実施態様において、駆動歯車セット１
２は、月表示の駆動歯車セットを有利に形成する。この
目的のため、駆動歯車セット１２はさらに、たとえば標
準的な月表示円板（示されていない）の駆動指部ｌ９を
具備する。このような指部１９は、第２図ではっきり見
られるように歯車の面と異なる面に設置される。

さらに、リング８の凹みに回転するように取付けられた
月の円板９は、その裏側に、リング２２の外側の歯２１
と直接かみ合う小歯車２０が付けられている。歯２１の
形と基準寸法は、通常の操作において、リング８が回転
される時、小歯車２０がこの歯上を回転するようになっ
ている。リング２２の歯２ｌと小歯車２０の歯車比は、
小歯車２０が、リング８のほぼ２９，５段階で１回転す
るようになっている。さらにリング２２は、以下により
詳細に述べられる修正構造と協同することを意図された
冠状の歯２３を具備する。

要素８，９．２０．１７．２２のセットはこのように、
衛星物のレールを構成する要素８，ｌ７と、衛星物の要
素９．２０と、最後に遊星歯車セットの要素２２、とで
遊星歯車列を形或する。

第２図及び第４図を特に参照することによって、リング
２２が文字盤６の周囲に配置された肩部２４上に内側環
状フランジによって支持スガイドされ、リング８によっ
て保持される。リング８は、２つの平らなリブ２５・２
６と文字盤６に固定された保持リング２８のカラー２７
の間にガイドされた縁を有する。リブ２５及び２６はそ
れぞれ、文字盤の縁及びリング２２の冠状の歯と対向す
る面に配置されている。

保持リング２８は、ネジ等（示されていない）の適切な
手段によって文字盤６に固定され、地球のリング８の環
状表面８ａと同一平面の環状表面２９を有する。この表
面は、日付を表示するのに有利に使用され、又はたとえ
ば現在の月を表示するように、それぞれが年間の月を表
わし又地球のリング８に付けられた目盛と協同する１２
の区画に分けられる。

本発明による時計はさらに、異なった表示要素、とくに
地球リングの表示要素及び月の円板の表示要素に関する
位置の修正に適する修正構造を有する。

第３．４．５．６図で見られるこの構造は、軸３０によ
り構威される操作要素を有する。軸３０は、第３図のＮ
，ＣＩ，ＣＨによって示される複数の位置の間を軸方向
に動くことができる。

Ｎで示される第１位置において、軸は矢印Ｆ１の方向に
完全に押し込まれている。この位置は時計の通常の操作
に相当し、どの表示も修正されない。

ＣＨで示される軸の第２の位置は、矢印Ｆ２の方向に完
全に引張られた位置に相当する。この位置は、標準的な
方法の軸の単純な回転により、時と分と日付の修正を可
能とする。

最後に、ＣＩで示される軸の第３位置は、第１（Ｎ）及
び第２　（ＣＨ）の位置の間に位置する。

軸の第１方向（Ａ）の回転は、月の円板９の修正を、又
第２方向（Ｂ）の回転は地球のリング８の修正を可能と
する。

修正構造はさらに、軸３０のこれらの位置に関して反対
になる軸方向の移動を有する滑り小歯車３１を具備する
。軸が位置ＣＩにある時、滑り小歯車は、基盤１３に配
置された楕円穴３５の２つの端部位置の間を動くことが
できる回動レバー３４の小歯車３３と協同する中間歯車
３２とかみ合う。さらに、この回動レバーは、第１の端
部位置（第３図及び第４図に示されている）においてリ
ング２２の冠状歯２３とかみ合う舌部３９を具備するス
プリング付勢のレバー３８を動かす３つの羽３６を有す
る円板を具備する。第２の端部位置く第５図及び第６図
に示されている〉において、３つの羽を有する円板は、
駆動歯車セット１２と直接かみ合っている中間歯車３７
とかみ合っている。

軸が地球のリング８と月の円板９の修正位置ＣＩにある
時、修正構造の操作は、以下のように行なわれる。

軸３０（中間位置ＣＩに引張られている）が、矢印Ａで
示された方向に回転される時、回動レバー３４は矢印Ｒ
ａの方向に回転され、又第３図及び第４図に示される楕
円穴３５の第１の端部位置へ動かされる。これと同時に
、円板３６の羽は、文字盤６の肩部２４に滑るように取
付けられたリング２２をその舌部３９を経て回転させる
レバー３８を動かす。小歯車と直接かみ合っているリン
グ２２は、月の円板９を回転させ、地球のリング８が歯
車１５．１６によって保持される。このように、月の円
板の位置は、地球のリング８の位置から独立して修正さ
れる。

他方で、軸３０が第５図の矢印Ｂで示された方向に回転
される時、回動レパー３４は矢印Ｒｂの方向に回転され
、第５図及び第６図に表わされた第２の端部位置を占め
るように楕円穴内を動かされる。

この位置において、３つの羽３６を有する円板は、伝達
歯車１４，　１５．　１６を経て、地球のリング８を動
かし又その位置の修正ができる駆動歯車セット１２と直
接かみ合っている中間歯車３７とかみ合っている。

このように、太陽の回りを回転する地球の回りの月の外
サイクロイド移動を模擬する機構を妨げないものがとて
も簡単に得られる。駆動は１日ごとに段階的に生じる。

時計の調整は、日付け表示の調整と同時に、すなわち３
１日を有する月の終りに年５回もたらされる（位置ＣＨ
の軸で）。上述のようにリング２２を動かすことによる
同軸３０（位董Ｃｌ）によって日付の修正と同じくらい
簡単に生じる月の位置の修正が、次に必要である。

述べられた機構は、その軌道の地球の位置により月を表
示し、月の位相の推定を可能とする。

実施態様の変更において、衛星物９，２０の駆動比が、
衛星物が１週間を表示するように選択されることが可能
であることは特徴とされる。

さらに、駆動装置の他の相対的配置において、歯１７が
駆動歯車セットにより直接動かされ、小歯車２０が遊星
歯車セット２２の歯と間接的にかみ合うことが可能であ
ることは特徴とされる。

よくわかるように、述べられた機構は、さらに他の形状
において、他の星又は地球の周期を表示することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による時計の部分的に断面の平面図、第
２１ｌ！Ｊは第１図の線ＩＩ−Ｉｆに沿って切った断面
図、第３図は第１の操作位置の修正機構を示す部分的に
断面の平面図、第４図は第３図の操作位置の修正機構を
示す第３図の線ＩＶ−ｒＶ’及び線ｒＶ−ｒＶ″′に沿
って切った断面図、第５図は第２の操作位置の修正機構
を示す部分的に断面の平面図、第６図は第５図の第２の
操作位置の修正機構を示す第４図と同じ部分の断面図で
ある。 ６・・・文字盤、　　　　８ａ・・・環状表面、９・・
・月の円板、　　　１０・・・地球、１１・・・月、　
　　　　　　１２・・・駆動歯車セット、１４．１５・
・・伝達歯車、　１６・・・冠状歯車、１７・・・内側
の歯、　　　１９・・・駆動指部、２２・・・リング、
　　　　２３・・・冠状歯、２４・・・肩部、　　　　
　３０・・・軸、３４・・・回動レバー、 ３８・・・スプリング付勢のレバー ３９・・・舌部。 Ｎ 手 続 補 正 書 （方式） 平成２年８月／Ｓ日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、駆動歯車セットを有する機械的な出力との時間の照
   合と、星の移動を模擬する少なくとも１つの可視的な要
   素を表示する表示構造、とを有する天体時計において、
   表示構造が遊星歯車列を具備し、衛星物のレールが駆動
   歯車セットと直接又は間接的にかみ合う冠状歯車を有し
   、このレールが１日ごとに段階的に動かされ、標準的に
   固定された遊星歯車セットが修正構造を経て回転される
   のに適し、衛星物のレール上に回転するように取付けら
   れた衛星物が遊星歯車セットと直接又は間接的にかみ合
   う駆動歯車により動かされるような天体時計。 ２、さらに１日ごとに１段階回動する月表示のの駆動歯
   車セットを具備し、駆動歯車セットと月表示の駆動歯車
   セットが共通の駆動装置を有する請求項１記載の時計。 ３、駆動歯車セットと月表示の駆動歯車セットが共に、
   単一の歯車を具備し、この歯車が３１枚の歯を有し又歯
   車の平面と異なる平面に配置された駆動指部を有する請
   求項２記載の時計。 ４、駆動歯車セットと衛星物のレールの冠状歯車の間の
   伝達歯車列を具備し、伝達比が、衛星物のレールが駆動
   歯車セットの各段階で１／３７２回転進むようになって
   いる請求項１記載の時計。 ５、衛星物の駆動歯車と遊星歯車セットの歯車比が、衛
   星物が２９．５日で１回転するように決められている請
   求項１記載の時計。 ６、衛星物のレールが文字盤の周囲に配置された平らな
   リング形状を有し、このリングが可視的な環状表面を有
   し、衛星物が環状表面と共に可視的な平らな表面を有し
   又その中心に地球を模擬する印が付けられ又その周囲に
   月を模擬する印が付けられている円板の形状を有し、こ
   の月の印には外サイクロイド動作が与えられる請求項１
   記載の時計。 ７．衛星物のレールがその外周に沿って設けられた内側
   の歯を具備し、遊星歯車セットが中間板の肩部上に回転
   するように取付けられたリングを具備し、このリングが
   一方で衛星物の駆動歯車がかみ合う外側の歯を又他方で
   修正構造の駆動要素とかみ合う冠状歯を有する請求項１
   記載の時計。 ８、中間板が文字盤によって構成される請求項７記載の
   時計。 ９、修正構造が制御軸を有し、修正位置での回転が、１
   つの方向（Ｂ）において駆動歯車セットを動かし又他の
   方向（Ａ）において遊星歯車セットを動かす請求項１記
   載の時計。 １０、修正構造が軸によって操作される回動レバーを有
   し、１つの回転方向（Ｂ）において駆動歯車セットとか
   み合う中間歯車とかみ合い又他の回転方向においてリン
   グの冠状歯と協同する弾性のある舌部が設けられたスプ
   リング付勢のレバーを動かす請求項９記載の時計。