JPH0353591Y2 - - Google Patents

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JPH0353591Y2
JPH0353591Y2 JP18435682U JP18435682U JPH0353591Y2 JP H0353591 Y2 JPH0353591 Y2 JP H0353591Y2 JP 18435682 U JP18435682 U JP 18435682U JP 18435682 U JP18435682 U JP 18435682U JP H0353591 Y2 JPH0353591 Y2 JP H0353591Y2
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coil
lead
connection lead
connection
riser
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JP18435682U
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JPS5990274U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、導線を平板状のコイルに形成し、こ
れを中空の円筒状に曲げて構成した円筒状コイル
と、このコイルに接続するコミユテータをそなえ
たカツプ形無鉄心回転子における接続リードの保
持に関する。
[従来の技術] 従来、このようなカツプ形無鉄心回転子に用い
られるコイルは、たとえば特公昭44−4442号公報
に示されているように、導線を巻枠に巻きつけて
所要のコイル群を連続して形成し、巻枠から取り
出したコイル群を平板状に押し倒して治具の内型
外周に巻きつけることにより円筒状に構成し、外
型を装着して熱硬化性樹脂を含浸し固化させてい
る。
しかして、各極各相のコイル両端部は前記巻枠
に巻回するときに導線をコイルエンドからさらに
長く引き出して接続リードを形成するようにして
おり、所定のコミユテータへ接続される。
第8図ないし第10図は従来のこの種回転子の
製造過程を示すもので、エナメル絶縁被覆などで
絶縁されたコイル導線を、亀甲形断面をもつた巻
枠(図示しない)に導線相互が重ならずかつ隙間
がないように並べて巻回し、両側のコイル辺1
a,1bと、コイルエンド1c,1dからなる1
台分のコイル群1を形成する。なお、所要巻数ご
とに第8図にaで示すように巻枠から導線を引き
出して連続巻回し、この部分で切断して接続リー
ド2を構成させる。このコイル群1は、導線相互
の形が崩れないように絶縁テープ3でコイル辺の
導線相互を仮に接着保持させて巻枠から取り出
し、一方のコイル辺を巻線軸方向に押し倒すよう
にして平板状に形成する。なお、接続リード2は
適当な長さにして先端部の絶縁被覆を除去する。
このように平板状に形成されたコイル群1を、
第9図のようにアルミ製ローターハブ6を圧入固
着した回転軸5に挿入した所定の径をもつ治具内
型4の外周に、接続リード2側のコイルエンド1
dを前記ローターハブ6の外周に接着させて巻き
つけ、コイル群両側の導線が一層になつている部
分を重ね合わせて円筒状に形成し、コイル群両端
の接合部を絶縁テープなどで仮止めして円筒状コ
イル10を形成する。ローターハブ6には絶縁7
を介してコミユテータ8をそなえ、各コミユテー
タから径方向にライザー9が設けられているが、
接続リード2は極数に応じてずれた位置のライザ
ーに接続されるため、第10図に示すように所定
位置のライザーに合わせ、かつ接続リード相互が
整然と並ぶように折り曲げる。この折り曲げ作業
はコイル群が円筒状になつているため、1本づつ
手作業でライザー位置に折り曲げ、曲げ作業が終
わると接続リード端をライザーの端面に押し付け
て溶接し、電気的に接続する。つぎに円筒状コイ
ル10の外周を治具外型4aで覆つて熱硬化性樹
脂を含浸硬化させ、硬化後治具外型および内型を
取り除く。このようにしてローターハブ6に片方
のコイルエンドを支持されたカツプ形回転子が製
作される。
[本考案が解決しようとする課題] しかるに、円筒状コイル10の接続リード2と
コミユテータ8のライザー9とを接続する場合、
コイルが円筒状になつているため、各接続リード
2を1本づつコイルエンド部分で折り曲げ、所定
のライザー位置に合わせねばならず、それぞれを
正確な位置に曲げるために曲げ作業に手数を要
し、接続リード2は曲げられただけで固定されて
いないため、ライザー9と溶接するときに接続リ
ード先端を各個にライザー位置に合わせて再度押
さえ付ける必要があり、作業性が悪かつた。
また、接続リード2とライザー9とを接続した
後も、接続リードの相互間に隙間があるため後工
程でこの接続リードに接触して変形させたり、接
続部の切断や短絡の原因になるなどのおそれがあ
つた。
本考案は、このような点を改善し、接続リード
部分の保持を行わせるとともに作業を簡単化させ
るようにしたカツプ形無鉄心回転子を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] このため、円筒状コイル10の接続リード引き
出し側のコイルエンド1dのライザー9側に、ラ
イザーに対応して接続リード2を挿通する保持溝
をもつたリード保持環を設け、接続リード2を所
定のライザー位置で保持溝に挿入保持させてライ
ザーとの接続を行うようにしており、このリード
保持環を可撓性の絶縁帯で構成し、コイル群が平
板状に成形されているときに接続リード2をこの
保持溝に挿入して、コイル群を治具内型に巻き付
けるときにコイル群とともに屈曲させ、両端を連
結部で結合させて円環状にしている。
[作用] したがつて、多数の接続リード端を所定のライ
ザー位置に確実に保持させることができ、ライザ
ーとの接続作業が簡単になる。
[実施例] これを第1図ないし第7図に示す実施例につい
て説明する。
図に示す実施例において、10は円筒状コイ
ル、2は接続リード、3は絶縁テープ、4は治具
内型、5は回転軸、6はローターハブ、7は絶
縁、8はコミユテータ、9はそのライザー、11
はリード保持環で、可撓絶縁帯11aを円環状に
形成しており、このリード保持環11に等間隔で
内周面に開口し接続リード2を挿入保持する保持
溝12をそなえ、この保持溝12の開口部にライ
ザー9の端部が挿入されるようにしてある。
円筒状コイル10は従来のものと同様に、絶縁
被覆された導線を巻回し、コイルエンド1d側に
各コイルの接続リード2を引き出したコイル群を
巻型から外して平板状にした後、あらかじめ接続
リードを所定の形状に折り曲げる。このため、第
6図および第7図に示すリード曲げ治具20のテ
ーブル21上に接続リード2をスライドベース2
2側に出してクランプ23で固定させ、スライド
ベース22上をガイド溝24に沿つて移動するス
ライダ25にライザー端と同ピツチで設けた溝2
6に、それぞれコイル辺1a側の接続リード2a
を挿入してリード押さえ27で接続リード2aを
摺動できる程度に押さえ、スライダ25をハンド
ル28により送りねじ29を介して矢印で示す左
方向へ所定の寸法だけ移動させる。このため、溝
26に挿入された接続リードは第3図のようにク
ランプ23とスライダ25間が一斉に左側に折り
曲げられる。平板状のコイル群1を裏返してコイ
ル辺1b側の接続リード2bを同様に折り曲げ、
第3図に示すように接続リードを折り曲げ成形し
たコイル群1が得られる。
このように形成した平板状のコイル群1の各接
続リード2を可撓絶縁帯11aの保持溝12にそ
れぞれ挿入し(第3図の状態)、この保持溝12
の開口部を内側にしてコイル群1を第1図に示す
ように回転軸5に挿入した治具内型4の外周に巻
き付けるとともにコイルエンド1dをローターハ
ブ6に接着させ、可撓絶縁帯を円環状に形成させ
る。この可撓絶縁帯11aは第3図ないし第5図
に示すように各コイルの接続リード2の開き角す
なわち一方端の接続リード2aが接続されるコミ
ユテータから他方の接続リード2bが接続される
コミユテータまでのコミユテータとび数(図の実
施例では3)とコミユテータの総数(図の実施例
では12)との和に応じた数の保持溝12をそな
え、保持溝12に平板状のときに2個のコイルの
接続リード2を挿入する中央部分13と、その両
側端部に前記コミユテータとび数に応じた保持溝
にそれぞれ1個のコイルの接続リードを挿入し対
称的に半幅とした連結部14とを設けており、こ
の連結部14のそれぞれ外側端に設けた係合突起
15と内側端に設けた切り欠き16からなる結合
手段をそなえている。
したがつて、可撓絶縁帯11aを平板状のコイ
ル10とともに円環状に曲げたときに連結部14
相互が重なり、係合突起15と切り欠き16が嵌
合して結合され、円環状に結合するときに連結部
の保持溝12もそれぞれ連結され相互の接続リー
ド2を保持させる。
また、円環状に形成するときに、保持溝12が
内側になつており、その開口部にライザー9の端
部を挿入させ、保持溝12内の接続リード2とラ
イザー9をテイグ溶接で電気的に接続する。
このように形成された円筒状コイル10は、外
周に図示しない治具外型を取り付けて熱硬化性樹
脂で含浸硬化される。
[本考案の効果] このように本考案は、円筒状コイルが平板状の
ときに接続リード引き出し側のコイルエンド端
に、可撓絶縁帯から成り、コイル群が平板状のと
きに2個の接続リードを挿通する保持溝をそなえ
た中央部と、1個の接続リードを挿通し対称的に
幅を半分にした両端の連結部と、連結部に設けた
結合手段とをそなえ、この連結部相互を重ね合わ
せて結合手段により保持溝を内側にした円環状に
形成されたリード保持環を設け、このリード保持
環の保持溝にライザー位置に折り曲げた各コイル
の接続リードを挿入し、ライザーと電気的に接続
するようにしてあるから、各コイルの接続リード
の折り曲げを平板状態で同時に行わせ、リード保
持環の保持溝により支持できるから、曲げ作業が
簡単になるとともに、ライザーとの接続を容易か
つ確実にすることができ、接続リードの保持が確
実になり、変形や切断などの事故を防止し得るな
どの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す正面図で、上半
部を断面で示してある。第2図はコミユテータ側
の側面図、第3図は平板状コイルと可撓絶縁帯と
の接続を示す平面図、第4図は可撓絶縁帯の側面
図、第5図はその平面図、第6図はリード折り曲
げ治具を示す上面図、第7図はその側断面図、第
8図は従来の平板状コイルを示す平面図、第9図
は従来の平板状コイルを円筒状に巻き付けたとき
の状態を示す上半部を断面にした正面図、第10
図は接続リードを折り曲げ接続した状態をした上
半部を断面にした正面図である。 1はコイル群、2は接続リード、3は絶縁テー
プ、4は治具内型、5は回転軸、6はローターハ
ブ、8はコミユテータ、9はライザー、10は円
筒状コイル、11はリード保持環、11aは可撓
絶縁帯、12は保持溝、13は中央部分、14は
連結部、21はリード曲げ治具、23はクラン
プ、25はスライダ、26は溝である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁被覆された導線を巻枠に導線相互が重なら
    ないように巻回成形し所要の接続リードを引き出
    したコイル群を、巻枠から取り出して平板状に
    し、この平板状コイルを所定の径で円筒状に形成
    してなる円筒状コイルと、前記円筒状コイルの接
    続リード引き出し側のコイルエンドを支持するロ
    ーターハブと、ライザーを介して各接続リードに
    接続されるコミユテータをそなえたカツプ形無鉄
    心回転子において、前記円筒状コイルの接続リー
    ド引き出し側に、それぞれのライザー位置に折り
    曲げられた接続リードを挿通保持し接続リードと
    ライザーとを電気的に接続させる保持溝をそなえ
    たリード保持環を設け、このリード保持環が可撓
    絶縁帯から成り、コイル群が平板状のときに2個
    の接続リードを挿通する保持溝をそなえた中央部
    と、1個の接続リードを挿通し対称的に幅を半分
    にした両端の連結部と、連結部に設けた結合手段
    とをそなえ、この連結部相互を重ね合わせて結合
    手段により保持溝を内側にした円環状に形成され
    ていることを特徴とするカツプ形無鉄心回転子。
JP18435682U 1982-12-07 1982-12-07 カツプ形無鉄心回転子 Granted JPS5990274U (ja)

Priority Applications (1)

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JP18435682U JPS5990274U (ja) 1982-12-07 1982-12-07 カツプ形無鉄心回転子

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JP18435682U JPS5990274U (ja) 1982-12-07 1982-12-07 カツプ形無鉄心回転子

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JPS5990274U JPS5990274U (ja) 1984-06-19
JPH0353591Y2 true JPH0353591Y2 (ja) 1991-11-22

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JP18435682U Granted JPS5990274U (ja) 1982-12-07 1982-12-07 カツプ形無鉄心回転子

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