JPH035116A - 樹脂成型用金型構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は異なる体積の製品を成型する複数個の金型な組
合わせて同時に射出成型する樹脂成型用金型構造に関す
るものである。

（従来の技術） 般に樹脂成型用金型構造は固定側と可動側のボルスタ＝
（金型保持装置）に夫々装着された金型を分割面で組合
わせてこの金型内に形成されたキャビティ内に溶融した
樹脂を高圧力で圧入して成型するようになっている。

近年、製品は多品種少量生産の傾向になってきたため一
種類ずつ製品を成型していたのでは生産性が悪く、また
製品ごとに金型を交換しなければならず手間がかかる問
題があった。

これを改善するため、体積の異なる複数の製品を１つの
ボルスタ−に保持した複数の金型で成型することも行な
われている。この場合、容積の異なる複数のキャビティ
ーを複数の金型内に形成するため、樹脂の充填が同時に
完了するようにスプルー（湯口）から各キャビティーに
連通ずるランナーの流入断面積を設計する事が難しい。

このため製作した金型を成型機に取付けて射出成型して
も設計通りにはいかず、速く充填を完了したキャビティ
ーには一時的に射出圧と保持圧が加わることになり充填
状態が不均一となって製品不良が発生ずることがあった
。このような場合従来は、何度も金型を修正しなければ
ならず、製作費が高くなるばかりか製作期間が長期化す
る問題があった。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、上記欠点を除去し容積の異なるキャビティー
を形成した複数の金型を別個に形成し、これを組合わせ
てボルスタ−に挿着し、実際に射出成型しながら各キャ
ビティーに連通ずるランナーの流量断面を調整して容易
に最適断面を設定することができ、金型製作費の低減と
製作期間の短縮化を図った樹脂成型用金型構造を提供す
ることを目的とするものである。

Ｃ問題点を解決するための手段） 本発明は、スプルーを設けたセンターブロックを、隣接
する複数の金型の間に介在させてボルスタ−内に装着し
、前記スプルーから金型のキャビティーに連通ずるラン
ナーの中間に流入断面調整孔を形成したフローコントロ
ールプレートを着脱自在に取付けたことを特徴とするも
のである。

（作用） 次に本発明の作用について説明すると、可動側ボルスタ
−を移動させて可動側金型を固定側金型に組合わせると
、ランナーおよびフローコントロールプレートの流入断
面調整孔が組合わさって流路が形成される。

この状態でスプルーから溶融した樹脂を高圧で圧入する
と、樹脂はランナーの中間に設けた流入断面調整孔を通
って容積の異なるキャビティーに流入して成型される。

このようにして２種類以上の製品を成型してその充填量
率を測定し、充填量率が均一でないときには流入断面調
整孔の断面積が違うフローコントロールプレートに取り
換え、再度成型して最適の断面積を選定するようになっ
ている。

（実施例） 以下、本発明を図面に示す実施例を参照して詳細に説明
する。

第１図乃至第４図は本発明の一実施例を示すもので、図
においてＩＡは固定側ボルスターでこの内側に２個の固
定側金型２Ａ、３Ａがセンターブロック４Ａを介して装
着されている。また可動側ボルスタ−ＩＢの内側にも同
様に２個の可動側金型２Ｂ、３Ｂがセンターブロック４
Ｂを介して装着されている。

固定側ボルスターＩＡに装着したセンターブロック４Ａ
の内部にはスプルー５が形成され、第２図に示すように
分割面６Ａに形成されたランナー７に連通している。

またセンターブロック４Ａを介して隣接している２個の
固定側金型２Ａ、３Ａの分割面６Ａには容積の夫々異な
るキャビティー８Ａ、９Ａが上下に２個ずつ形成されて
いる。

またこの分割面６Ａには前記キャビティ８Ａ、９Ａとス
プルー５を連通ずるＴ字型のランナー７．７が左右に形
成されている。

またセンターブロック４Ａのランナー７が通る両側面に
は凹部１０．１０が形成されここに第３図に示すように
半円形の流入断面調整孔１１を設けたフローコントロー
ルプレー１−１２が着脱自在に嵌合している。

このフローコントロールプレート１２の流入断面調整孔
１１はその断面積が夫々異なるものが複数個用意され、
容積の大きいキャビティ（ ９Ａ側のランナー７には調整孔１１の断面積が大きいフ
ローコントロールプレート１２が装着されている。

また可動側ボルスタ−ＩＢは第１図に示すようにセンタ
ーブロック４Ｂを介して２個の可動側金型２Ｂ、３Ｂに
装着されている。この２個の可動側金型２Ｂ、３Ｂには
容積の夫々異なるキャビティー８Ｂ、９Ｂが上下に２個
ずつ形成され、固定側のキャビティー８Ａ、９Ａと組合
わさるようになっている。

またセンターブロック４Ｂのランナー７が通る両側面に
は凹部１０，１０が形成されここに第３図に示すような
半円形の流入断面調整孔１１を設けたフローコントロー
ルプレート１２が着脱自在に嵌合している。

このフローコントロールプレート１２は容積の大きいキ
ャビティー９Ａ側には調整孔の断面積が大きいものが装
着されている。

なお図において１３は分割面６Ａに突設されたガイドポ
ス１〜、］４は可動側センターブロック４Ｂに設Ｇづら
れた突き出しピンである。

上記構成の金型構造は、可動側ボルスタ１Ｂを移動させ
て可動側余水−’　２１３．３１３を固定側金型２Ａ、
３Ａに組合わせるとキャビティ８Ａとキャビティー８Ｂ
およびキャビティ９Ａとキャビティー９　＋３か組合わ
さって中空直方体状になる。同様にランナー７．７およ
びフローコントロールプレー１・１２．１２のｄｆ人１
υｊ面調整孔１１．１１が組合わさって第４図に示すよ
うに円ｊ［り状に１杉成される。

この状態でスプルー５からン容融した樹脂を高圧で圧入
すると、樹脂はランナー７．７の中間に設４−また流入
断面調整孔１１．１１を通ってキャビティー８Ａ、８Ｂ
およびキャビティー９Δ、９Ｂに流入して成型される。

ランナー７．７を組合わせた円形断面積は流入断面調整
孔Ｊ１、ＩＪを組合わせた円形断面積より十分に大きく
形成され、ランナー７．７内を流れる樹脂は流入断面調
整孔ＩＩ、１１でその流−叶が調整される。

このようにして２種類の製品を成型して、その充填量率
を測定し、設計通りの充填量率がでないときには、流入
断面調整孔１１の断面積が違うフローコントロールプレ
ート１２に取り換えて再度成型し、以下同様の操作を繰
り返して最適の断面積を選定する。

なお」二記実施例ではボルスタ−に２個の金型を装着し
た場合について示したが３個以上の金型を組合わせた構
造にも適用することができる。

（発明の効果） 以」−説明した如（本発明に係わる樹脂成型用金型構造
によれば、容積の異なるキャビティを形成した複数の金
型を別個に作成し、各キャビティーに連通ずるランナー
の流入断面を、流入断面調整孔を設けたフローコントロ
ールプレー１〜を交換しながら最適断面を選定できるの
で、金型を修正する必要かなく金型製作費の低減と製作
期間の短縮化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図は樹脂成型用金をの水平断面図、第２図は固定側金
型の側面図、第３図はソロコントロールプレー１・の斜
視図、第４図は２枚のフローコントロールプレー１・を
組合わせた状態を示すセンターブロックの縦断側面図で
ある。 ］Ａ・・・固定側ボルスタ−ＩＢ・・・可動側ボルスタ
２Δ、３Ａ・・−固定側金型　２　＋３．３Ｂ・・・［
ｉＦ動側金を４Ａ、４Ｂ・・−センターブロック ５・・・スプルー　　　６Ａ、６Ｂ・・・分割面７・・
・ランナー７ ８Δ、８Ｂ、９Ａ、９Ｂ・・−キャビティー１０・・・
凹部　　　　１１・・・流入断面調整孔１２・・・フロ
ーコン１〜ロールプレー１・−１２８ Ｃく

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. スプルーを設けたセンターブロックを、隣接する複数の
   金型の間に介在させてボルスター内に装着し、前記スプ
   ルーから金型のキャビティーに連通するランナーの中間
   に流入断面調整孔を形成したフローコントロールプレー
   トを着脱自在に取付けたことを特徴とする樹脂成型用金
   型構造。