JPH0346136Y2 - - Google Patents

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JPH0346136Y2
JPH0346136Y2 JP1063285U JP1063285U JPH0346136Y2 JP H0346136 Y2 JPH0346136 Y2 JP H0346136Y2 JP 1063285 U JP1063285 U JP 1063285U JP 1063285 U JP1063285 U JP 1063285U JP H0346136 Y2 JPH0346136 Y2 JP H0346136Y2
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JP
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latch
striker
open position
door
lock device
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JP1063285U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のドアに設けられるドアロツ
ク装置に関する。
(従来の技術) 従来、ロツク本体に設けられるラツチは、閉扉
時には、車体側のストライカと噛合して、自動車
の走行中の振動や衝撃等で開かないようなロツク
機能を有するとともに、開扉時には、ストライカ
を強制的に開放しうるように、リターンスプリン
グによつて、開扉側に回動するべく常時付勢され
ているのが普通である。
このような従来のドアロツク装置は、例えば実
公昭52−34740号公報に記載されているよに、公
知である。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した構造のドアロツク装置では、ラツチ回
りの構造が複雑となり、製造コストが高くなると
ともに、ドアロツク装置を小形かつ軽量にするの
がむづかしいという問題点がある。
また、リターンスプリングが、万一切損した場
合には、ラツチが作動不良を起こすおそれがあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述した問題点を解消するためにな
されたものであり、ラツチをストライカと係脱自
在な開放位置と、ストライカと完全に噛合するフ
ルラツチ位置とに回動自在に、水平な回転軸をも
つて、ロツク本体に枢着するとともに、ロツク本
体に枢着されたポールにより、ラツチのフルラツ
チ位置から開放位置への回動を阻止し得るように
してなる自動車用ドアロツク装置において、 ラツチが、その自重によりフルラツチ位置から
開放位置に向けて、回動する回転モーメントが生
じるように、ラツチの重心位置を、回転軸に対し
て偏倚させてなるものである。
(作用) ドアが閉止され、車体側のストライカがロツク
本体内のラツチに完全に噛合しているフルラツチ
状態から、オープンレバーを操作して、ポールを
ラツチから離脱させると、ストライカによつて弾
圧されていたウエツジバンパや、ドア周囲に圧接
されていたウエザーストリツプやシール部材の復
元力によつて、ストライカがラツチの溝から押し
出される。
しかる後、ラツチは、重心が回転軸より偏倚し
ていることにより、発生する回転モーメントによ
つて、自ら回動して、開放位置に復帰する。
ドアを閉じる場合には、ラツチが常時開放位置
にあるため、ストライカは、円滑にラツチの溝に
進入し、ロツク作動が行なわれる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を、添付図面に基づい
て説明する。
1はロツク本体で、前面が開口する薄い箱状を
なす硬質合成樹脂製の樹脂ボデイー2と、この樹
脂ボデイー2の前面に固着され、かつ両側部に折
曲形成された後方を向く大小の側片3a,3bに
より、樹脂ボデイー2の両側面を覆う金属製のカ
バープレート3と、樹脂ボデイー2の後面上下部
に固着された金属製の補強板4,5とからなり、
カバープレート3の前面をドアのインナーパネル
における後端壁(図示略)の内面に密接させた状
態でドア内に取付けられる。
樹脂ボデイー2の前面中位部のカバープレート
3の中位部とには、車体(図示略)側に固着され
た平面形がコ字状をなすストライカ6が進入する
ための水平な案内溝7,8が形成され、この案内
溝7,8の下方における樹脂ボデイー2内には、
ストライカ6と噛合うためのほぼ半径方向を向く
U字状の溝9が形成された板状のラツチ10が、
前後方向の回転軸11をもつて枢着されている。
ラツチ10における溝9と反対側の周縁には、
3個の鋸歯状の係合部12,13,14が形成さ
れており、この係合部12と係合部13の間、及
び係合部と係合部14との間には、回転軸11を
中心とするなだらかなうず巻き曲線を描くカム面
13a,14aが形成されている。
このラツチ10は、第3図に示すように、溝9
の開口部が、案内溝7,8の入口側を向く開放位
置と、途中のハーフラツチ位置を経て、第1図に
破線で示すように、案内溝7,8内に進入したき
たストライカ6と完全に噛合して、ストライカ6
を案内溝7,8の奥部に保持するフルラツチ位置
との間を、回転軸11を中心として回動すること
ができる。
また、ラツチ10の重心Gは、ラツチ10が第
1図に破線で示すフルラツチ位置にあるとき、第
1図における回転軸11の右側上方に位置するよ
うに定めてあり、これによつて、ラツチ10の拘
束がすべて解除されたとき、ラツチ10は、その
自重で、フルラツチ位置から開放位置に復帰し得
るようにしてある。
樹脂ボデイー2内におけるラツチ10の下方に
は、前後方向を向く軸15が回動自在に枢支さ
れ、この軸15の中間に、半月状をなすポール1
6が一体的に形成されている。
軸15の後端部の外側には、オープンレバー1
7が装着されるとともに、この端部寄りの外周面
には、一方の係止片18aが、前記オープンレバ
ー17に、また他方の係止片18bが樹脂ボデイ
ー2にそれぞれ係止された巻きばね18が嵌装さ
れており、この巻きばね18の付勢力によつて、
ポール16は、第1図反時計方向に常時付勢され
るようになつている。
ポール16は、ラツチ10が、開放位置、ハー
フラツチ位置及びフルラツチ位置にあるとき、ラ
ツチ10の係合部12、係合部13及び係合部1
4にそれぞれ係合し、ラツチ10の第1図におけ
る時計方向の回動、すなわち開放位置への復帰回
動を阻止する役目をする。
また、ポール16は、第1図に破線で示す位置
から、同図における時計方向である解放方向に回
動させられることにより、ラツチ10の係合部1
2,13,14から離脱し、上述のラツチ10の
拘束を解除し得るようになつている。
さらに、ポール16は、ドアの閉扉操作時にお
いて、案内溝7,8に進入してきたストライカ6
とラツチ10とが噛合して、ラツチ10が開放位
置からフルラツチ位置に回動させられる際に、カ
ム面13a,14aに摺接して、解放方向に回動
させられる。
逆に、開扉操作時等において、ポール16を一
旦解放方向に回動させ、ラツチ10の拘束を解除
した後、ラツチ10が開放位置まで十分復帰しな
い場合(第2図示の状態)に、ポール16の先端
をカム面13aに当接し、巻きばね18の付勢力
により、ポール16を係合方向に押圧させると、
カム面13aのカム作用により、ラツチ10を開
放位置に向けて強制的に回動させ、上述したラツ
チ10の自重による開放位置への復帰を補助する
作用もするようになつている。
第2図に示すように、ロツク本体1の案内溝7
の奥部における天井側には、ストライカ6の進入
方向に向かつて軸19が架設され、この軸19
に、軸孔20aをもつてほぼ台形状をなすウエツ
ジバンパ20が摺動自在に嵌挿されている。
このウエツジバンパ20の車内側端面(第2図
中左方)には、軸孔20aと同心状に拡径孔21
が設けられ、この拡径孔21の底面と、案内溝7
の奥端面との嵌挿における軸19まわりには、圧
縮コイルばね22が縮設されている。
ウエツジバンパ20は、硬質の合成樹脂からな
り、ストライカ6が進入してきたときに、この楔
作用によつて、ストライカ6とロツク本体1との
上下方向のがたを防止する作用をなすものであ
る。
なお、ロツク本体1の後面側には、各種のドア
ロツクの操作機構が装着されているが、その構成
及び作用は、本考案とは直接には関係ないので、
その詳細な説明は、省略する。
次に、この実施例の作用を説明する。
自動車用ドアが、第3図に示す開扉状態から、
閉められると、想像線で示すストライカ6は、第
2図に示すように、ロツク本体1の案内溝7,8
に進入して、ラツチ10の溝9にその先端部に噛
合しながら、これを第2図反時計方向に回動さ
せ、同時に、このラツチ10の回動に伴つて、ラ
ツチ10のカム面13aが、ポール16の付勢力
に抗して、これを第2図時計方向に押しながら回
わる。
さらに、ストライカ6が、溝7の奥のウエツジ
バンパ20を、圧縮コイルばね22の付勢力に抗
して、若干奥に押込んだ位置まで進入すると、ポ
ール16が係合部13及びカム面14aを越えて
係合部14と係合し、第1図に示すフルラツチ位
置となり、ストライカ6は、ロツク本体1内に拘
束される。
ドアを開くには、第1図に示すフルラツチ位置
において、オープンレバー17を、巻きばね18
の付勢力に抗して、第1図時計方向に回動させる
と、ポール16とラツチ10の係合部14との掛
止が解かれる。
ストライカ6は、圧縮コイルばね22の付勢力
によるウエツジバンパ20の復元力、及び図示は
されていないが、車体とドアの当接面に設けられ
た弾性材からなるウエザーストリツプやシール部
材の復元力によつて、第2図に示すように、ラツ
チ10の溝9内から押し出され、ロツクが解除さ
れる。
ストライカ6が溝9を離れた後、自由な状態と
なつたラツチ10は、自重と、回転軸11と重心
Gとの間の距離との積よりなる回転モーメントに
よつて、第2図時計方向に自ら回動するととも
に、元に復帰されたポール16がカム面13aに
当接して、巻きばね18の付勢力で、同じくラツ
チ10を、第2図時計方向に回動する回転モーメ
ントが加えられることにより、係合部12がポー
ル16と係合して、ラツチ10の回動が停止し、
速やかに開放位置となる(第3図参照)。
(変形例) 上述した実施例においては、ラツチの重心位置
Gを、フルラツチ状態において、ラツチ軸心より
も上方のストライカ側に位置するように定めた
が、ラツチ開放時に、これを開放位置に回動しう
る回転モーメントが生じるような位置にあればよ
い。
また、ラツチのストライカ側における所望の箇
所に、比重の大きい鉛、その他の金属等からなる
鍾りを埋設して、ラツチの重心位置を調整するよ
うにしてもよい。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案によるドア
ロツク装置においては、ラツチの重心位置が、ラ
ツチの回転軸に対して偏倚しており、無負荷時に
は、フルラツチ位置から開放位置に常時回動する
ようにしてあるため、従来のラツチに設けていた
リターンスプリングを省略することができる。
従つて、部品点数は少なくなり、ドアロツク装
置の製造コストを下げることが可能となる。
また、ラツチ回りの構造が簡単となるため、ド
アロツク装置の小形化及び軽量化も容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例のフルラツチ状態
を示す正面図、第2図は、第1図のロツク本体か
らカバープレートを外して、ラツチを開放位置側
に若干回動させた状態を示す正面図、第3図は、
第2図におけるラツチを、開放位置まで回動させ
た状態を示す正面図、第4図は、第1図の−
線における横断面図である。 1ロツク本体、2樹脂ボデイー、3カバープレ
ート、4,5補強板、6ストライカ、7,8案内
溝、9溝、10ラツチ、11回転軸、12,1
3,14係合部、13a,14aカム面、15
軸、16ポール、19軸、20ウエツジバンパ、
22圧縮コイルばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ラツチをストライカと係脱自在な開放位置と、
    ストライカと完全に噛合するフルラツチ位置とに
    回動自在に、水平な回転軸をもつて、ロツク本体
    に枢着するとともに、ロツク本体に枢着されたポ
    ールにより、ラツチのフルラツチ位置から開放位
    置への回動を阻止し得るようにしてなる自動車用
    ドアロツク装置において、 ラツチが、その自重によりフルラツチ位置から
    開放位置に向けて、回動する回転モーメントが生
    じるように、ラツチの重心位置を、回転軸に対し
    て偏倚させたことを特徴とする自動車用ドアロツ
    ク装置。
JP1063285U 1985-01-30 1985-01-30 Expired JPH0346136Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1063285U JPH0346136Y2 (ja) 1985-01-30 1985-01-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1063285U JPH0346136Y2 (ja) 1985-01-30 1985-01-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61129077U JPS61129077U (ja) 1986-08-13
JPH0346136Y2 true JPH0346136Y2 (ja) 1991-09-30

Family

ID=30491995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1063285U Expired JPH0346136Y2 (ja) 1985-01-30 1985-01-30

Country Status (1)

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JP (1) JPH0346136Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012097541A (ja) * 2010-11-05 2012-05-24 Mitsui Kinzoku Act Corp 車両用ドアラッチ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012097541A (ja) * 2010-11-05 2012-05-24 Mitsui Kinzoku Act Corp 車両用ドアラッチ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61129077U (ja) 1986-08-13

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