JPH0344620Y2 - - Google Patents

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JPH0344620Y2
JPH0344620Y2 JP1983104872U JP10487283U JPH0344620Y2 JP H0344620 Y2 JPH0344620 Y2 JP H0344620Y2 JP 1983104872 U JP1983104872 U JP 1983104872U JP 10487283 U JP10487283 U JP 10487283U JP H0344620 Y2 JPH0344620 Y2 JP H0344620Y2
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JP
Japan
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radiator
fuel tank
bonnet
cooling air
plates
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JP1983104872U
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JPS6011875U (ja
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  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は大形トラクターのボンネツト内におけ
る燃料タンクと、ラジエーターの配置に関するも
のである。
(ロ) 従来技術 従来からトラクターにおいて、ボンネツト内の
前端の位置に燃料タンクを配置した耕耘機や、左
右側板に冷却風吸引用の網目板を配置したトラク
ターの構成は公知とされているのである。
例えば実開昭54−131218号公報や実公昭54−
21291号公報の如くである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 従来のトラクターにおいては、燃料タンクはエ
ンジン後部のクラツチハウジング上方等に設ける
のが一般的であつた。
故に、燃料タンクの容量が制限され、それ以上
に大きな燃料タンクとすることができなかつたの
である。
特に100馬力以上の大形トラクターにおいては
燃料消費量も大きく、使われる圃場も大面積の地
域であるので、小容量の燃料タンクでは作業中に
何度も燃料を継ぎ足す必要があり、これを忘れる
とエンストを起してしまうのである。
圃場でエンストをおこすと燃料油の運搬が面倒
であり、又、作業中に燃料補給をしようとしても
長距離を引き返さなければならないので、手数と
時間を要するのである。
本考案はこれらの不具合いを解消すべく構成し
たトラクターに関するものであり、燃料タンクを
非常に大容量としたものであり、大容量とすると
燃料タンクを配置する場所がないので、本考案に
おいてはラジエーターの前のボンネツト先端に配
置したものである。
しかしボンネツトの前端に配置した場合には、
ボンネツトの前面パネルに従来設けていたラジエ
ーター冷却風吸引用の網目板を設けることができ
なくなるのである。
本考案ではボンネツトの側板にラジエーター冷
却風の吸引用の網目板を設けてこれらの不具合い
を解消したものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると。
ボンネツト内の前端に燃料タンク5を配置し、
次にラジエーター6を配置し、次にラジエーター
フアン28を配置し、その後部にエンジンEを配
置した構成において、ラジエーターフアン28が
冷却風を吸引する為の網目板10,10を、ラジ
エーター6と燃料タンク5との間のボンネツトの
左右側板に配置し、該網目板10,10部分の内
部に位置する燃料タンク5の左右後面に冷却風を
案内する斜面5b,5bを構成し、該網目板1
0,10をラジエーター6の後端よりもやや後方
まで延設し、該ラジエーター6の側面と、網目板
10,10の後端の位置の左右側板との間を、左
右を」形と形に構成したラジエーターブラケツ
ト9,9により密閉固定したものである。
(ホ) 実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成を説明すると。
第1図は本考案のボンネツトの側面図、第2図
は燃料タンクの側面図、第3図は燃料タンクの後
面図、第4図はボンネツトの平面図である。
第1図において、ボンネツトの概要を説明する
と。
ボンネツトは天板1、上部側板2L,2R、中
部側板3L,3R、下部側板4L,4R、前面上
部パネル15、前面グリル16、前面下部パネル
17等より構成されている。
天板1は、後部をダツシユボードステー20
に、前部を前部ステー7にボルトにて固設してい
る。上部側板2L,2Rも下部側板4L,4Rも
ダツシユボードステー20や前部ステー7にボル
トにて固定されている。
中部側板3L,3Rはボンネツト内の各部の補
修点検の為に回動ステー25により支持されてお
り、簡単に回動着脱できるように構成されてお
り、常時はバネにて付設されて上部側板2と下部
側板4に密着している。
前面上部パネル15、前面グリル16、前面下
部パネル17は一体化されて、前部ステー7に固
定されている。
ダツシユボードステー20には、ダツシユボー
ド14と、ペダル支持板18が固設されており、
ペダル支持板18にブレーキペダル、クラツチペ
ダル19等が枢支されている。
ボンネツト内には最先端に大容量の燃料タンク
5が、次にラジエーター6が、次にエンジンEが
配置されており、エンジンEの上部にパワーステ
アリング作動油タンク12、エアクリーナー13
等が配置されている。
従来の農用トラクターの場合には、ラジエータ
ー6の前は、背の低いバツテリーが配置されてい
たので、ラジエーター冷却風はこの上を通過する
ことが可能であり、前面パネル15に網目板が貼
設されていたのである。
これに対し、本考案の如く大形の燃料タンク5
をラジエーター6の前に配置すると、冷却用の風
が通過できず、冷却風の吸引用の網目板10を上
部側板2L,2Rの前部に設けたのである。
第2図、第3図に示す如く燃料タンク5は、左
右方向へ取付縁5a,5aを突出し、この取付縁
5a,5aを門型に構成した前部ステー7の縦方
向の支柱に後方からボルトにて固定している。
又、燃料タンク5の後方に斜面5b,5bを構
成し、できるだけ吸引口が大きくなるように構成
している。
又、燃料タンク5の下部にエア抜き及び水抜き
装置8が固設されており、この部分のエア抜きボ
ルト、水抜きボルトは回動着脱自在の中部側板を
開けて操作できる位置に設けている。11は燃料
注油口である。
第4図において示す平面図において、ラジエー
ターフアン28の回転により、冷却風が吸引され
るが、できるだけ抵抗なく吸引できるように網目
板10を広くする工夫がなされている。
即ち、ラジエーター6のラジエーターブラケツ
ト9をクランク形に折り曲げて形成し、ラジエー
ター6の終端よりも、更に後方までをラジエータ
ーの前面になるように仕切りを構成したのであ
る。
即ち、ラジエーターブラケツト9をトラクター
の進行方向に対して、左側は形に構成し、右側
は形に構成し、該ラジエーターブラケツト9の
前端はラジエーターの側面に当ててラジエーター
と固定し、後部は上部側板2L,2Rに接当し、
気密状態で締結しているのである。
そして、この左右のラジエーターブラケツト9
が形と形に延設された部分は、ラジエーター
フアン28のシユラウドが配置される部分であ
り、空気の流れからすればデツドスペースであり
従来は何も使われていなかつた部分なのである。
そして、ラジエーター前面と後面の気密を向上
させる為に弾性のある気密遮閉材22を介装して
いるのである。
ラジエーター冷却風はラジエーターで冷やされ
た後に、エンジンEに吹きつけられて冷却を行な
うのであるが、十分に冷却が行われてから排出さ
れるように、排出用の網目板は吸引用の網目板1
0よりは低い位置に長く配置させている。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
第1に、従来のトラクターにおいては、冷却風
の吸引口はボンネツトの前面グリルの部分に構成
されていたのであるが、本考案においては該ボン
ネツトの前面グリルの部分に燃料タンク5を配置
した為に、冷却風吸引口が配置出来なく成つたの
である。
このように冷却風吸引口を前面パネルに構成で
きないという不利を、網目板10,10の部分の
内部に位置する燃料タンク5の左右後面に、冷却
風通路としての斜面5b.5bを構成したことより
冷却風通路を大きく構成することができ、また該
斜面5b,5bを冷却風のガイド面としても利用
することが出来たものである。
第2に、側面の網目板10,10をラジエータ
ー後端まで延設し、ラジエーターブラケツト9
を、進行方向左側は形に構成し、また右側は
形に構成して気密状態で遮閉することにより、ラ
ジエーターの前室を広くすることができ、また網
目板10,10を配置した冷却風吸引口を大面積
とすることができ、十分な面積の冷却風吸引口と
することができ、解消することができたものであ
る。
第3に、大容量の燃料タンクをラジエーターの
前に配置したことにより、燃料タンクの容量を大
きく構成することができ、長時間給油無しで連続
運転することが出来たものである。
第4に、燃料タンク5を大容量とすることによ
り、引火等の危険性を増加するのであるが、エン
ジンの位置から離れているので、燃料タンク5の
周囲が高熱化することがなく、危険性を低くする
ことが出来たものである。また該燃料タンク5の
面を通過して冷却風吸引口の網目板10,10か
らの風がラジエーター6へ流れるので、燃料タン
ク5の冷却が可能と成つたものである。これによ
つても引火の危険性を低くすることが出来たもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のボンネツトの側面図、第2図
は燃料タンクの側面図、第3図は燃料タンクの後
面図、第4図はボンネツトの平面図である。 E……エンジン、1……ボンネツトの天板、1
0,10……網目板、5……燃料タンク、5b…
…斜面、6……ラジエーター、9……ラジエータ
ーブラケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボンネツト内の前端に燃料タンク5を配置し、
    次にラジエーター6を配置し、次にラジエーター
    フアン28を配置し、その後部にエンジンEを配
    置した構成において、ラジエーターフアン28が
    冷却風を吸引する為の網目板10,10を、ラジ
    エーター6と燃料タンク5との間のボンネツトの
    左右側板に配置し、該網目板10,10部分の内
    部に位置する燃料タンク5の左右後面に冷却風を
    案内する斜面5b,5bを構成し、該網目板1
    0,10をラジエーター6の後端よりもやや後方
    まで延設し、該ラジエーター6の側面と、網目板
    10,10の後端の位置の左右側板との間を、左
    右を」形と形に構成したラジエーターブラケツ
    ト9,9により密閉固定したことを特徴とする農
    用トラクターのボンネツト。
JP10487283U 1983-07-05 1983-07-05 農用トラクタ−のボンネツト Granted JPS6011875U (ja)

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JP10487283U JPS6011875U (ja) 1983-07-05 1983-07-05 農用トラクタ−のボンネツト

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JP10487283U JPS6011875U (ja) 1983-07-05 1983-07-05 農用トラクタ−のボンネツト

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Publication Number Publication Date
JPS6011875U JPS6011875U (ja) 1985-01-26
JPH0344620Y2 true JPH0344620Y2 (ja) 1991-09-19

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ID=30246065

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JP10487283U Granted JPS6011875U (ja) 1983-07-05 1983-07-05 農用トラクタ−のボンネツト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4589176B2 (ja) * 2005-06-09 2010-12-01 株式会社クボタ 草刈機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5421291U (ja) * 1977-07-14 1979-02-10

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JPS5421291U (ja) * 1977-07-14 1979-02-10

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JPS6011875U (ja) 1985-01-26

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