JPH0341892Y2 - - Google Patents

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JPH0341892Y2
JPH0341892Y2 JP1987009816U JP981687U JPH0341892Y2 JP H0341892 Y2 JPH0341892 Y2 JP H0341892Y2 JP 1987009816 U JP1987009816 U JP 1987009816U JP 981687 U JP981687 U JP 981687U JP H0341892 Y2 JPH0341892 Y2 JP H0341892Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、インバータを用いて出力を調整す
る方式のアーク溶接機用電源装置にに関し、特に
電源投入時の突入電流を抑制する抵抗を備えたも
のに関する。
〔従来の技術〕
従来、インバータを用いて出力調整するアーク
溶接機用電源装置は、第4図に示すような構成に
なつている。
すなわち、同図において、1は3相交流電源を
入力とする開閉器、2は該開閉器1からの3相交
流を全波整流する入力側整流器であり、6個のダ
イオード2a,2b,2c,2d,2e,2fよ
りなる。3は整流器2の整流出力を平滑化するコ
ンデンサ、4は電源投入時にコンデンサ3に流れ
る突入電流を抑制し該突入電流によつて整流器2
が破損するのを防止する抵抗であり、整流器2の
正出力端子とコンデンサ3の正側端子との間に挿
入されている。
5は整流器2およびコンデンサ3によつて整流
平滑された直流を交流に変換するインバータであ
り、NPN型の4個のスイツチングトランジスタ
5a,5b,5c,5dよりなり、トランジスタ
5a,5bとトランジスタ5c,5dとを5〜
30KHzで交互にオン、オフすることにより交流出
力が得られる。
6は1次巻線6aにインバータ6の交流出力が
入力される出力変圧器、7は該変圧器6の出力を
整流する出力側整流器であり、変圧器6の2次巻
線6bの両端にそれぞれアノードが接続された2
個のダイオード7a,7bよりなる。8は一端が
両ダイオード7a,7bのカソードに接続された
直流リアクトルであり、整流器7の整流出力を平
滑化する。
9は直流リアクトル8の他端に接続された直流
アーク溶接機の溶接電極、10は該電極9ととも
に溶接負荷を構成する母材であり、前記変圧器6
の2次巻線6bのタツプ端子taに接続されてい
る。
そして、開閉器1の投入動作によつて3相交流
電源が入力されると、これが入力側整流器2で全
波整流されるとともに、コンデンサ3で平滑化さ
れ、このようにして整流平滑された直流出力がイ
ンバータ5で交流に変換されるとともに、変圧器
6を介して出力側整流器7に入力され、該所で整
流されたのち、直流リアクトル8で平滑化され、
電極9および母材10の溶接負荷に直流電力が供
給されて両者間にアークの発生が促される。
ここで、インバータ5を構成するトランジスタ
5a〜5dのオン、オフのスイツチング周波数を
可変することにより、電極9および母材10への
直流出力を調整することができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、前記従来装置では、電源投入時の突
入電流を抑制するために設けた抵抗4に、溶接負
荷に電力を供給しているアーク溶接時にも電流が
流れる構成であるため、この抵抗4として大容量
のものを使用する必要があり、しかも、この抵抗
4による電力損失によつて効率が低下する欠点を
有している。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、前記従来欠点を解消するためにな
されたものであり、開閉器を介して入力された交
流電源を整流する入力側整流器と、該整流器の整
流出力を平滑化するコンデンサと、前記開閉器に
よる電源投入時に前記コンデンサに流れる突入電
流を抑制する抵抗と、前記整流器および前記コン
デンサによつて整流平滑された直流を交流に変換
するインバータと、該インバータの出力を整流し
該整流出力をアーク溶接機の電極と母材とからな
る溶接負荷に供給する出力側整流器とを備えたア
ーク溶接機用電源装置において、 前記抵抗に並列にサイリスタを設け、該サイリ
スタのゲート回路に、前記電源投入後の遅延時間
後に閉成してゲート信号を出力するとともに電源
遮断時に開放してゲート信号の出力を禁止する開
閉要素を設けたものである。
〔作用〕
したがつて、前述の構成からなるこの考案によ
れば、開閉器による電源投入時には、開閉要素が
開放してサイリスタをオフ、すなわち非導通状態
にしているから、この時に発生する突入電流は抵
抗によつて抑制され、その後、遅延時間が経過す
ると、開閉要素が閉成しサイリスタにゲート信号
が出力されるので、サイリスタが導通状態にな
り、アーク溶接時の入力側整流器からの電流は抵
抗に流れずサイリスタを流れるようになる。
そして、開閉器による電源遮断によつてアーク
溶接を終了すると、この電源遮断時に開閉要素が
開放してサイリスタへのゲート信号の出力を禁止
するので、サイリスタは非導通状態となり、初期
状態に戻る。
〔実施例〕
つぎに、この考案を、その1実施例を示した第
1図ないし第3図とともに詳細に説明する。
第1図において、前記第4図と同一記号は同一
物を示すものとし、異なる点は、コンデンサ3に
流れる突入電流を抑制する抵抗4に並列にサイリ
スタ11を設けるとともに、該サイリスタ11の
アノードとゲートとの間に、抵抗12、開閉要素
となる継電器接点(a接点)13およびダイオー
ド14の直列回路を接続してゲート回路を構成し
た点である。
また、第2図は前記継電器接点13の制御回路
を示しており、15は1次巻線15aの両端が開
閉器1の出力側のたとえば任意の2相間に接続さ
れた補助変圧器、16は該変圧器15の2次巻線
15bの両端間の接続された第1継電器、17は
入力側が2次巻線15bの両端間に接続された補
助変圧器15の出力を整流する整流器である。
18は一端が整流器17の正出力端子に接続さ
れた抵抗、19は第1継電器16のa接点16a
を介した抵抗18の他端と整流器17の負出力端
子との間に接続されたコンデンサであり、抵抗1
8とともに積分回路を構成している。
20はコンデンサ19に並列接続された第2継
電器であり、このa接点が前記継電器接点13で
ある。21は放電用抵抗であり、第1継電器16
のb接点16bと抵抗21との直列回路がコンデ
ンサ19に並列接続されている。
つぎに、実施例の動作について説明する。
開閉器1を投入動作すると、3相交流が入力側
整流器2に入力されると同時に、単相交流が補助
変圧器15に入力される。
そして、変圧器15からの出力により第1継電
器16が励磁され、a接点16aおよびb接点1
6bがそれぞれオンおよびオフになるとともに、
変圧器15からの出力が整流器17で整流された
のち、抵抗18およびa接点16aを介してコン
デンサ19に供給され、該コンデンサ19を充電
する。
ここで、コンデンサ19の充電電圧が第2継電
器20の励磁電圧に達するまでは第2継電器20
は動作せず、そのa接点である継電器接点13は
オフのままであり、ゲート信号の出力は禁止さ
れ、サイリスタ11は非導通状態になつている。
その後、コンデンサ19の充電電圧が第2継電
器20の励磁電圧に対すると、第2継電器20が
動作して継電器接点13がオンし、入力側整流器
2からの整流出力が抵抗12、接点13、ダイオ
ード14を通つてゲート信号としてサイリスタ1
1のゲートに流れ、サイリスタ11が導通状態に
なる。
したがつて、第3図に示すように、開閉器1が
to時に投入動作したのち、抵抗18とコンデンサ
19で決まる遅延時間T後のt1時に継電器接点1
3がオンになつてサイリスタ11が導通状態にな
るため、電源投入時にコンデンサ3に流れる突入
電流が抵抗4によつて抑制されるとともに、その
後サイリスタ11が導通して整流器2からの整流
出力が抵抗4を通らずサイリスタ11に流れるこ
とになる。
なお、コンデンサ3で平滑化された直流出力
は、従来例での説明と同様に、インバータ5で交
流に変換されたのち、出力変圧器6を通り、出力
側整流器7で整流されるとともに、直流リアクト
ル8で平滑化され、このようにして得られた直流
出力が電極9と母材10との溶接負荷に供給され
る。
つぎに、第3図に示すように、t2時に開閉器1
によつて電源が遮断されると、補助変圧器15へ
の入力も遮断されるから、第1継電器16が無励
磁となつてa接点16aがオフ、b接点16bが
オンとなり、コンデンサ19の充電電荷がb接点
16bおよび抵抗21を介して放電し、第2継電
器20も無励磁となつて継電器接点13がオフに
なる。
したがつて、サイリスタ11のゲート信号が流
れず、サイリスタ11は非導通状態となり、初期
状態に復帰する。
なお、サイリスタ11のゲート回路に設けられ
る開閉要素は、前記実施例の継電器接点13に限
らず、電源投入後の遅延時間後に閉成してゲート
信号を出力するとともに電源遮断時にて開放して
ゲート信号の出力を禁止するものであればよい。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案のアーク溶接機用電源
装置によると、電源投入時にコンデンサに流れる
突入電流を抵抗により確実に抑制できるととも
に、その遅延時間後に抵抗に並列のサイリスタを
導通状態にしてアーク溶接時には抵抗に電流が流
れないようにすることができ、小容量の抵抗を使
用できる上、該抵抗による電力損失が大幅に減少
し、効率良く溶接負荷に電力を供給できるもので
あり、特に入力電圧が400V系等の高入力回路に
は有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案のアーク溶接機
用電源装置の1実施例を示し、第1図は結線図、
第2図は継電器接点の制御回路の結線図、第3図
は開閉器と継電器接点との動作説明用のタイムチ
ヤート、第4図は従来のアーク溶接機用電源装置
の結線図である。 1……開閉器、2……入力側整流器、3……コ
ンデンサ、4……抵抗、5……インバータ、7…
…出力側整流器、9……電極、10……母材、1
1……サイリスタ、13……継電器接点。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 開閉器を介して入力された交流電源を整流する
    入力側整流器と、該整流器の整流出力を平滑化す
    るコンデンサと、前記開閉器による電源投入時に
    前記コンデンサに流れる突入電流を抑制する抵抗
    と、前記整流器および前記コンデンサによつて整
    流平滑された直流を交流に変換するインバータ
    と、該インバータの出力を整流し該整流出力をア
    ーク溶接機の電極と母材とからなる溶接負荷に供
    給する出力側整流器とを備えたアーク溶接機用電
    源装置において、 前記抵抗に並列にサイリスタを設け、該サイリ
    スタのゲート回路に、前記電源投入後の遅延時間
    後に閉成してゲート信号を出力するとともに電源
    遮断時に開放してゲート信号の出力を禁止する開
    閉要素を設けたアーク溶接機用電源装置。
JP1987009816U 1987-01-26 1987-01-26 Expired JPH0341892Y2 (ja)

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JPS63116182U JPS63116182U (ja) 1988-07-27
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61226170A (ja) * 1985-03-29 1986-10-08 Mitsubishi Electric Corp 溶接用電源装置
JPS61249685A (ja) * 1985-04-26 1986-11-06 Mitsubishi Electric Corp スイツチングレギユレ−タ

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