JPH033495Y2 - - Google Patents

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JPH033495Y2
JPH033495Y2 JP1986102726U JP10272686U JPH033495Y2 JP H033495 Y2 JPH033495 Y2 JP H033495Y2 JP 1986102726 U JP1986102726 U JP 1986102726U JP 10272686 U JP10272686 U JP 10272686U JP H033495 Y2 JPH033495 Y2 JP H033495Y2
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band
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hole
locking pawl
locking
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JP1986102726U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電線その他の線、条材等の結束、袋
の口の結束、更にその他の用途に使用できる結束
バンドに関するものである。
[従来の技術] 従来、電線その他の線、条材等の結束に用いる
種々のバンドは、帯状部を線、条材に巻回して係
止頭部中の貫通孔の係止歯により帯状体のインサ
ート部を係止すべく一体成形されている。これら
は例えば、実公昭50−4947号公報、実公昭51−
6373号公報、特公昭52−10074号公報、特公昭58
−48424号公報に開示されたものが知られている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、これら従来の結束バンドでは、
係止頭部のインサート部の貫通孔は帯状体の長手
方向に対して直角方向に開口されているために、
第22図に示すように、インサート部を係止頭部
に貫通させた場合に、インサート部は帯状体の長
手方向にほぼ直交する形になる。従つて、貫通部
付近の内部Aにデツドスペースが生じ、被結束物
を十分締付けることができなかつた。また強く締
付けた場合、バンド本体の内側の歯群があるため
に、被結束物に傷がつきやすい等の問題も生じて
いた。
また、前述したデツドスペースをなくするもの
として、実開昭60−154269号明細書に記載された
樹脂製結束バンドがある。
しかしながらこのバンドは、結束状態におい
て、デツドスペースを無くする点では評価できる
が、バンド本体に形成された歯群が内周または外
周方向に突出するため、被結束物や他の物品に締
付けによる傷や擦過傷を負わせるおそれが大で好
ましくないばかりか、結束時においてインサート
部分を引張つた時に、頭部内の係止爪を必要以上
に押圧することになり、係止爪を破損させるおそ
れがある。
これは、周知のようにこの種の結束バンドは、
小さいものでは頭部の外形寸法が3mm×4mm×5
mm程度のものであり、この小さな頭部の中に形成
する係止爪は、当然極小さなものに形成されるた
め、特に係止爪の付根付近では、これを形成する
材料の応力限界付近で設計されるのが常であるか
らに他ならない。
また、他の従来例として、実開昭51−62986号
明細書にみられるように、バンド基部の側面に歯
群を形成した結束具も提案されている。
しかし、この結束具も歯群が側方に露出してい
るため、他の物品に傷をつけるおそれが大である
とともに、前述した従来例と同様に係止爪を破損
させるおそれがあり、加えて、頭部の貫通孔の係
止爪方向の寸法と、バンド本体の幅方向の寸法と
に大きなクリアランスがあるため、頭部に対して
バンド本体が斜めに入り込んだ場合、もしくは頭
部に対してバンド本体をその幅方向に振つた場
合、バンド本体と係止爪の係合が外れるおそれが
ある。
この現象は、係止爪をバンド本体の正面および
背面に形成した場合はともかく、係止爪をバンド
本体側面に形成した場合に起きやすい。
これは、バンド本体は厚み方向よりも幅方向の
方が剛性が大であるためわずかな力でもバンド本
体の姿勢が変化しやすいからに他ならない。
このように各従来例では、多くの問題点が山積
しながらも、これらを一挙に解決する手段が見つ
からないまま今日に至つた。
そこで本考案は、デツドスペースを無くし、し
かも他の物品を傷をつけることがなく、更に係止
爪に過度の力が加わらないようにし、加えて、確
実な係合を行えるようにして、従来の問題を同時
に解決することができる結束バンドを提供するこ
とを目的とする。
[問題を解決するための手段] この目的を達成するための本考案は、貫通孔お
よび該孔内に臨む係止爪を備えた頭部と、前記頭
部の一端から延設し前記貫通孔にほぼ平行な位置
に配備したバンド基部と、前記貫通孔内で前記係
止爪に係合する歯群を備えたバンドインサート部
とからなり、前記歯群をバンドインサート部側面
に形成した溝内に配設し、この歯群の各先端には
前記溝を設けることにより形成されたリブから突
出しないように位置する一方、前記係止爪を前記
歯群に対応する位置に配備し、更に前記バンドイ
ンサート部のリブをガイドする位置でかつ係止爪
の近傍に前記頭部の貫通孔を設けることによつて
形成された側壁を配設したことを特徴とする結束
バンドを特徴とするものである。
なお、本考案のバンド基部、バンドインサート
部とは、それらを1本に形成したもの、または、
別体に形成したものの両方をいう。
[実施例] 本考案について図面を参照しながら説明すれ
ば、第1図〜第4図において、帯状バンド1のバ
ンド基部3の一端には、該バンド基部3の長手方
向に平行な平板状の頭部2が形成されている。ま
た、頭部2からバンド基部3を経て形成されたバ
ンドインサート部4の両側部には歯群5が形成さ
れている。
この歯群5は、バンドインサート部4の両側面
に形成した溝4c内に配設され、各歯の先端は、
溝4cを設けることによつて形成されるリブ4
a,4bの端面と同一か、それよりも低いところ
に位置している。
更に、頭部2には、バンド基部3に平行してバ
ンドインサート部4を貫通する貫通孔6が形成さ
れている。そして更に、貫通孔6内には、前記歯
群5と係合する係止爪7が配設されている。
一方、前記貫通孔6を形成することによつて、
頭部2には、支柱の役目を果す側壁2aが形成さ
れるが、この側壁2aは、バンドインサート部4
のリブ4a,4bの端面をガイドする位置で、し
かも、係止爪7の近傍に位置している。
なお、係止爪7の係止を解除するためのリピー
ト用部材8は係止爪後方に延設されている。この
ように形成した結束バンドは、例えばプラスチツ
ク等で一体成形される。図中、9は係止爪7の支
点に位置し、該支点部の応力を緩和させるための
孔である。
第5図および第6図は本考案の他の実施例で、
この実施例は第1図示例と頭部2の位置が逆であ
る以外は第1図と変わることはない。
また、頭部2の係止爪7に付設されるリピート
部材8としては、第2図および第6図に示すよう
に、係止爪7の支点となる孔9の反対側に頭部2
から外へ延長させたり、第7図のように頭部2と
直角に延長突出させたりし、これらのリピート用
部材8を狭めることによつて係止爪7を開かせて
もよい。また、第8図のように、図の平面方向に
切欠きを形成し、そこからリピート用部材8を顕
出させるようにしてもよい。更に、第9図のよう
に各係止爪7間に湾曲弾性材10をかけわたし、
この湾曲弾性材10を押圧(第9図の右側から)
することによつて係止爪7開かせたりするように
してもよい。また、第10図示例は、リピート用
部材8を設けない場合を示す。
なお、これら帯状バンド1および頭部2その他
は、前述したようにすべてプラスチツク等で一体
に成形されるが、その材料としてはポリアミド、
ポリプロピレンその他の熱可塑性樹脂で、特に可
撓性に富むものが好ましい。
従つて、帯状バンド1で線、条材等を結束し、
バンドインサート部4を頭部2の貫通孔6に貫通
させた時、第11図のようにバンドインサート部
4の歯5が係止爪7に係合されるが、この際、バ
ンドインサート部4のリブ4a,4bは頭部2の
側壁2aによつてガイドされるから、バンドイン
サート部4が頭部2内において左右に振れたり、
がたついたりすることがない。
従つて、係止爪7に過負過が加わらないので、
係止爪7の破損を防止でき、しかも、がたつかな
いということは係止爪7と歯5との係合が外れる
心配もない。更に、第12図、第13図のよう
に、帯状バンド1と頭部2はほとんど同一方向と
なり、従来のようなデツドスペースが生じること
なく、確実に結束される。
また、歯5は、リブ4a,4bから突出しない
上に、バンド基部3はもちろん、バンドインサー
ト部4にも他に鋭利な部分がないので、被結束物
あるいは他の物品等に傷をつけることもない。
第12図は第1図示例の結束バンドを使用した
場合で、バンドインサート部4の端部が外に出て
おり、第13図は第5図示例の結束バンドを使用
した場合でバンドインサート部4の端部は内側に
くる。
なお、バンドインサート部4やバンド基部3
は、他のものを傷つけることがないので、上記結
束バンドのほぼ中央部付近(第12図、第13図
下部付近)に腕時計を保持する保持部等(図示せ
ず)を付設すれば、腕時計バンドとしても使用可
能であり、また腕時計の代りに、例えば電線の線
番号や産院での嬰児の認識番号等の保持用として
も使用できる等更に用途を広げることができる。
一方上記結束バンドを腕時計バンドとして好適
な場合の別の実施例について説明すれば、バンド
基部3の頭部2、バンドインサート部4、その他
の構成は第1図示例のものと変りなく、本実施例
はこれをほぼ中央部付近で2分し、2分した各端
部に腕時計の保持部を形成したものである。
すなわち、第14図〜第16図は、結束バンド
のバンド基部3側を示し、2分された端部に腕時
計両側にあるバンド取付用の芯棒が挿入される孔
部11が形成され、これが腕時計の保持部とな
り、また、バンドインサート部4側の端部も、第
17図〜第19図示のように、その端部に頭部2
側と同様の孔部11′が形成されてるものである。
これら頭部2とバンドインサート部4は第20図
のように連結されるが、前述の実施例と変るとこ
ろはない。その腕に巻いた状態は、例えば第21
図のごとくなる。12は腕時計を示す。なお、前
述したように、この実施例においても、腕時計1
2の代りに電線の線番号や産院での嬰児の認識番
号を保持するようにしてもよい。
[考案の効果] 以上述べたように、本願考案によれば、従来の
ようなデツドスペースを生ずることなく、被結束
物を傷つけることなく均一に確実に締付けること
ができる上に、係合が確実なので、これが外れる
心配もない。
更に、係止爪に過負荷が加わらないので、係止
爪の破損防止にもなり、例えば、係脱のはげしい
腕時計用バンドとしての用途その他にまで用途を
拡大することができる等の効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面図で、第
2図はその平面図、第3図は第2図の左側面図、
第4図は第2図の右側面図、第5図は本考案の他
の実施例を示す側面図、第6図はその平面図、第
7〜10図は本考案のバンドの頭部の各例を示す
平面図、第11図は連結部の連結状態を示す一部
切断平面図、第12図および第13図は結束状態
を示す側面図で、第14〜第20図は例えば腕時
計用バンドとした場合の実施例で、第14図はバ
ンド基部側の側面図、第15図はその平面図、第
16図は第15図の右側面図、第17図はバンド
インサート部側の側面図、第18図はその平面
図、第19図は第18図の左側面図、第20図は
連結状態を示す一部切断平面図、第21図は使用
例の側面図、第22図は従来の結束バンドの例を
示す側面図である。 2……頭部、2a……側壁、3……バンド基
部、4……バンドインサート部、4a,4b……
リブ、4c……溝、5……歯群、6……貫通孔、
7……係止爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 貫通孔および該孔内に臨む係止爪を備えた頭部
    と、前記頭部の一端から延設し前記貫通孔にほぼ
    平行な位置に配備したバンド基部と、前記貫通孔
    内で前記係止爪に係合する歯群を備えたバンドイ
    ンサート部とからなり、前記歯群をバンドインサ
    ート部側面に形成した溝内に配設し、この歯群の
    各先端には前記溝を設けることにより形成された
    リブから突出しないように位置する一方、前記係
    止爪を前記歯群に対応する位置に配備し、更に前
    記バンドインサート部のリブをガイドする位置で
    かつ係止爪の近傍に前記頭部の貫通孔を設けるこ
    とによつて形成された側壁を配設したことを特徴
    とする結束バンド。
JP1986102726U 1986-07-04 1986-07-04 Expired JPH033495Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986102726U JPH033495Y2 (ja) 1986-07-04 1986-07-04

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JP1986102726U JPH033495Y2 (ja) 1986-07-04 1986-07-04

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Publication Number Publication Date
JPS6311347U JPS6311347U (ja) 1988-01-25
JPH033495Y2 true JPH033495Y2 (ja) 1991-01-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5162986U (ja) * 1974-11-13 1976-05-18
JPS60154269U (ja) * 1984-03-26 1985-10-15 キ−パ−株式会社 樹脂製結合バンド

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Publication number Publication date
JPS6311347U (ja) 1988-01-25

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