JPH0333895B2 - - Google Patents

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JPH0333895B2
JPH0333895B2 JP60100317A JP10031785A JPH0333895B2 JP H0333895 B2 JPH0333895 B2 JP H0333895B2 JP 60100317 A JP60100317 A JP 60100317A JP 10031785 A JP10031785 A JP 10031785A JP H0333895 B2 JPH0333895 B2 JP H0333895B2
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JP
Japan
Prior art keywords
metal fitting
dynamic damper
cylindrical metal
exhaust pipe
damper device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60100317A
Other languages
English (en)
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JPS61258914A (ja
Inventor
Kazutoshi Wakatsuki
Masao Arima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP10031785A priority Critical patent/JPS61258914A/ja
Publication of JPS61258914A publication Critical patent/JPS61258914A/ja
Publication of JPH0333895B2 publication Critical patent/JPH0333895B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、自動車の排気管に取り付けられて、
そのエンジン振動に基づくところの共振を効果的
に抑制するためのダイナミツクダンパ装置に関す
るものである。
(従来技術) 自動車の排気管は、マニホールドを介してエン
ジンに直接に接続されているところから、かかる
マニホールドを介してエンジン振動を受けること
となり、また、それが細長いものであるところか
ら、振動し易く、幾つかの共振点を持つことが知
られている。而して、このようなエンジン振動に
基づく排気管の共振は、パイプ溶接部の疲労強度
等に問題を発生せしめるために、それを可及的に
抑制してやることが望ましい。
このため、従来にあつては、第6図に示される
如き構造の振動吸収器としてのダイナミツクダン
パ装置が排気管の所定位置に取り付けられ、その
共振を抑制するようにしている。すなわち、かか
るダイナミツクダンパ装置は、適当な質量を有す
るマス2と取付側金具4とそれらをつなぐゴム体
6とからなり、適当な取付部材を介して排気管8
に取り付けられるようになつており、これによつ
て排気管8の共振時の振幅を小さく押さえるよう
にしているのである。
(問題点) しかしながら、かかる従来のダイナミツクダン
パ装置においては、フエイルセーフ機能がなく、
しかもゴム体6に対して予備圧縮をかけることが
できないために、かかるゴム体6とマス2、ある
いは取付側金具4との間の接着部に剥離が生じ易
く、マス2が脱落して無くなつてしまう恐れがあ
つた。
また、このようなダイナミツクダンパ装置にお
いては、マス2を連結するゴム体6がブロツク状
とされているところから、排気管の長手方向およ
びそれに直角な方向にそれぞれ要求されるマス2
の異なる共振周波数をチユーニングすることは、
極めて困難であつたのである。
(解決手段) ここにおいて、本発明は、かかる問題を悉く解
消し得る自動車排気管のダイナミツクダンパ装置
を提供するものであつて、その特徴とするところ
は、同心的に位置せしめた、質量体としての外筒
金具と取付側金具としての内筒金具とを、それら
の間に介在させた所定の粘弾性体にて連結してな
るダイナミツクダンパ基体を用い、このダイナミ
ツクダンパ基体を、その内筒金具に挿通せしめた
軸部材の両端部において、所定の取付ブラケツト
にて支持せしめ、排気管に取り付けるようにした
ことにある。
なお、かかるダイナミツクダンパ装置にあつて
は、前記粘弾性体は、一般に、前記外筒金具と内
筒金具とを複数の径方向に延びる脚部によつて連
結せしめるようにした構造とされることが望まし
く、これによつてばねとして作用する粘弾性体に
おけるばねの方向性をより効果的に解消して、チ
ユーニングを容易となすのである。
また、前記ダイナミツクダンパ基体の外筒金具
と該外筒金具に対向する排気管部位との間の空間
には、望ましくは、所定の遮熱板が設けられ、こ
れによつて該排気管からの輻射熱を遮蔽して、か
かるダイナミツクダンパ基体の劣化、より具体的
には粘弾性体の熱による劣化を防止して、その耐
久性を向上するようにされる。そしてその際、遮
熱板は、好適にはU字形状において形成され、そ
のU字の両端部が前記内筒金具に挿通された軸部
材の両端部にそれぞれ取り付けられる構成が採用
されることとなる。
さらに、本発明にあつては、一般に、前記軸部
材と前記取付ブラケツトとの取付部に断熱ワツシ
ヤが介装せしめられ、これによつて該取付ブラケ
ツトから前記ダイナミツクダンパ基体側への伝熱
が効果的に抑制せしめられるようにされる。
(実施例) 次に、本発明を更に具体的に明らかにするため
に、本発明の実施例を、図面に基づいて詳細に説
明する。
まず、第1図および第2図において、10はダ
イナミツクダンパ基体である。このダイナミツク
ダンパ基体10は、第3図および第4図からも明
らかなように、所定の質量を有する質量体として
の外筒金具12とそれよりも長さのやや長い取付
側金具としての内筒金具14とを同心的に位置せ
しめ、そしてそれらが粘弾性体としてのゴム16
にて連結せしめられることによつて、構成されて
いるのである。また、この外筒金具12と内筒金
具14とを連結するゴム16は、図示の如く、周
方向に所定の間隔を隔てて配置され、径方向にそ
れぞれ延びる4つの脚部18によつて構成されて
いる。なお、かかるダイナミツクダンパ基体10
は、一般に、外筒金具12と内筒金具14の存在
下にゴム16を加硫成形することによつて製造さ
れ、更にその加硫成形後に、外筒金具12を絞り
加工することによつて、ゴム16に対して予備圧
縮が加えられている。
そして、このようなダイナミツクダンパ基体1
0が、第1図および第2図に示される如く、その
内筒金具14内に軸部材としてのボルト20が挿
通せしめられ、その両端部で且つダイナミツクダ
ンパ基体10の軸方向における両端部分の位置に
おいて、略U字形を為す取付ブラケツト22にて
支持されて、排気管24に取り付けられている。
より具体的には、排気管24に固定された取付ブ
ラケツト22内にダイナミツクダンパ基体10が
位置せしめられた状態で、かかる取付ブラケツト
22の両端部の取付孔26および内筒金具14内
にボルト20が挿通せしめられて、ナツト28に
て固定せしめられるようになつているのである。
また、かかるダイナミツクダンパ基体10の取
付けに際して、ほぼU字形形状を為す遮熱板30
が、外筒金具12とそれに対向する排気管24部
位との間の空間内に位置するように、同様にボル
ト20に挿通せしめられて取り付けられている。
更にまた、取付ブラケツト22からの伝熱を阻止
するために、石綿等の断熱性材料からなる断熱ワ
ツシヤ32が、かかる取付ブラケツト22の取付
部の両側に介装せしめられている。
かくの如き構造のダイナミツクダンパ装置は、
排気管24の最も共振を抑制するに有効な部位、
例えば第5図に示される如く、マフラ34と触媒
コンバータ36との間の排気管24における、触
媒コンバータ36側に近接した位置に取り付けら
れることとなるのである。そして、排気管24の
共振時には、質量体としての外筒金具12とばね
としてのゴム16を含んで構成されるダイナミツ
クダンパ機構の作用によつて、振動の減衰を効果
的に行なわしめて、その振幅を小さくすることが
できるのである。
そして、このような構造のダイナミツクダンパ
装置にあつては、ダイナミツクダンパ基体10に
対してボルト20を挿通せしめて、その両端部を
取付ブラケツト22にて支持する構造となつてい
るところから、かかるダイナミツクダンパ基体1
0を構成する外筒金具12が脱落することが全く
なく、それ故、従来の装置とは異なり、有効なフ
エイルセーフ機能が発揮され得ることとなつたの
であり、しかもばねとして機能するゴム16は、
外筒金具12と内筒金具14との間に介在せしめ
られているところから、かかる外筒金具12に対
して絞り操作を加えたり、あるいは内筒金具14
側を拡径することによつて、容易に予備圧縮が加
えられ得ることとなるところから、かかるゴム1
6と外筒金具12や内筒金具14との間の接着面
の剥離の問題も、効果的に軽減され得ることとな
り、以てその耐久性を著しく向上せしめ得ること
となつたのである。
しかも、かかるダイナミツクダンパ基体10を
構成する外筒金具12と内筒金具14とを連結す
るゴム16による連結構造も、比較的自由度が高
く、任意に設計することができ、例えば脚部18
の個数や形状を変化せしめることにより、ダイナ
ミツクダンパ基体10の軸方向(排気管24の長
手方向)や、それに直角な方向における質量体と
しての外筒金具12の共振周波数を、比較的自由
に設計することができるところから、かかるダイ
ナミツクダンパ基体10のばねの方向性がなく、
チユーニング操作が容易である特徴も、発揮する
のである。
さらに、従来の自動車排気管のダイナミツクダ
ンパ装置では、排気管24からの輻射熱を、ゴム
等の粘弾性体が取付側金具を介して受けて、劣化
せしめられる恐れがあつたが、上例の如き構造に
よれば、ダイナミツクダンパ基体10と排気管2
4との間の空間を仕切るように、遮熱板30が設
けられているところから、そのような排気管24
からの輻射熱も良好に遮蔽され、ダイナミツクダ
ンパ基体10を構成するゴム16の劣化が効果的
に抑制され得て、その耐久性も向上せしめられ得
るのである。
更にまた、上例の構造にあつては、取付ブラケ
ツト22を介しての排気管24からの伝熱に対し
ても、該取付ブラケツト22とボルト20の取付
部に断熱ワツシヤ32が介装せしめられていると
ころから、ダイナミツクダンパ基体10側への伝
熱も良好に抑制されているのである。これによつ
て、伝熱によるゴム16の劣化も効果的に抑制さ
れることとなる。
なお、上例の構造においては、ダイナミツクダ
ンパ基体10を支持する取付ブラケツト22は、
ほぼU字形の形状において形成され、これによつ
て排気管24への取付が容易となるように構成さ
れているが、そのような形状のもののみに限られ
るものでは決してなく、ダイナミツクダンパ基体
10をそれに挿通せしめれた軸部材20の両端部
において支持することのできる構造であれば、如
何なる形状の取付ブラケツトを用いても何等差支
えなく、また遮熱板30も、上例の如きボルト2
0に挿通されて装着せしめられる構造に変えて、
取付ブラケツト22等に支持せしめるようにした
構造等も適宜に採用可能である。
その他、一々例示はしないが、本発明には、本
発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々なる変
更、修正、改良等を加え得るものであつて、本発
明が、そのような異なる実施形態のものをも含む
ものであること、言うまでもないところである。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明に従う
ダイナミツクダンパ装置は、自動車の排気管に取
り付けられてその共振現象を効果的に抑制せしめ
得るものであつて、しかも振動体たる排気管に、
ゴムの如く粘弾性体を介して取り付けられる質量
体が筒状の外筒金具として構成され、そしてかか
る外筒金具を貫通するように軸部材が設けられ
て、その両端部がそれぞれ取付ブラケツトにて支
持せしめられ得るようになつているところから、
万一外筒金具が粘弾性体から外れても、それが脱
落して無くなつてしまうようなことは全くなく、
ここに有効なフエイルセーフ機能が発揮され得る
のである。また、かかる外筒金具の粘弾性体によ
る内筒金具への連結においても、その連結の自由
度が高いために、かかる粘弾性体のばねの方向性
の影響を比較的受けるようなこともなく、共振周
波数のチユーニング操作を効果的に為し得ること
となつたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従うダイナミツクダンパ装置
の一例を示す縦断面説明図であつて、第2図にお
けるI−I断面に相当するものであり、第2図は
第1図における−断面説明図であり、第3図
は第1図および第2図に例示の装置におけるダイ
ナミツクダンパ基体の縦断面図であつて、第4図
における−断面に相当するものであり、第4
図は第3図における−断面説明図であり、第
5図は排気管に対するダイナミツクダンパ装置の
取付け位置の一例を示す説明図であり、第6図は
従来のダイナミツクダンパ装置を示す断面説明図
である。 10:ダイナミツクダンパ基体、12:外筒金
具、14:内筒金具、16:ゴム、18:脚部、
20:ボルト、22:取付ブラケツト、24:排
気管、28:ナツト、30:遮熱板、32:断熱
ワツシヤ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 同心的に位置せしめた、質量体としての外筒
    金具と取付側金具としての内筒金具とを、それら
    の間に介在させた所定の粘弾性体にて連結してな
    るダイナミツクダンパ基体を用い、このダイナミ
    ツクダンパ基体を、その内筒金具に挿通せしめた
    軸部材の両端部において所定の取付ブラケツトに
    て支持せしめ、排気管に取り付けるようにしたこ
    とを特徴とする自動車排気管のダイナミツクダン
    パ装置。 2 前記粘弾性体が、前記外筒金具と内筒金具と
    を複数の径方向に延びる脚部によつて連結せしめ
    ている特許請求の範囲第1項記載のダイナミツク
    ダンパ装置。 3 前記ダイナミツクダンパ基体の外筒金具と該
    外筒金具に対向する排気管部位との間の空間に、
    所定の遮熱板を設けて、該排気管からの輻射熱を
    遮蔽するようにした特許請求の範囲第1項又は第
    2項記載のダイナミツクダンパ装置。 4 前記遮熱板が略U字形状を為し、そのU字の
    両端部が前記内筒金具に挿通された軸部材の両端
    部にそれぞれ取り付けられている特許請求の範囲
    第3項記載のダイナミツクダンパ装置。 5 前記軸部材と前記取付ブラケツトとの取付部
    に断熱ワツシヤが介装せしめられて、該取付ブラ
    ケツトから前記ダイナミツクダンパ基体側への伝
    熱が抑制されている特許請求の範囲第1項乃至第
    4項の何れかに記載のダイナミツクダンパ装置。
JP10031785A 1985-05-10 1985-05-10 自動車排気管のダイナミックダンパ装置 Granted JPS61258914A (ja)

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JPS61258914A JPS61258914A (ja) 1986-11-17
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