JPH03289690A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

Info

Publication number
JPH03289690A
JPH03289690A JP9170090A JP9170090A JPH03289690A JP H03289690 A JPH03289690 A JP H03289690A JP 9170090 A JP9170090 A JP 9170090A JP 9170090 A JP9170090 A JP 9170090A JP H03289690 A JPH03289690 A JP H03289690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
fixing film
fixing
roller
recording material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9170090A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2917389B2 (ja
Inventor
Shinji Hanada
花田 真二
Takeshi Watanabe
毅 渡辺
Tsuneji Masuda
恒司 桝田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9170090A priority Critical patent/JP2917389B2/ja
Publication of JPH03289690A publication Critical patent/JPH03289690A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2917389B2 publication Critical patent/JP2917389B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、加熱定着すべき顕画像(以下、トナー画像と
記す)を担持した記録材を加熱体に対してフィルムを介
して密着させて加熱体からフィルムを介して記録材に熱
エネルギーを与えてトナー画像を加熱定着するフィルム
加熱方式の定着装置に関する。
この装置は、複写機・レーザービームプリンタ・ファク
シミリ・マイクロフィルムリーダプリンタ・画像表示(
デイスプレィ)装置・記録機等の画像形成装置において
、電子写真・静電記録・磁気記録等の適宜の画像形成プ
ロセス手段により加熱溶融性の樹脂等より成るトナーを
用いて画像担持体としての記録材(エレクトロファック
スシート・静電記録シート・転写材シート・印刷紙など
)の面に直接方式もしくは間接(転写)方式で形成した
目的の画像情報に対応した未定着のトナー画像を該画像
を担持している記録材面に永久固着画像として加熱定着
処理する画像定着装置として活用できる。
(従来の技術) 従来、加熱方式の定着装置としては、所定の温度に維持
された加熱ローラと、弾性層を有して該加熱ローラに圧
接する加圧ローラとによって未定着のトナー画像が形成
された記録材を挟持搬送しつつ加熱する熱ローラ定着方
式の定着装置が多用されている。
しかし、この熱ローラ定着方式の定着装置は、第1に、
所定温度に立ち上げるまでの時間(画像形成作動禁止の
時間)、いわゆる、ウェイトタイムが必要であり、 第2に、熱容量が必要なため、比較的大きな電力が必要
であり、 第3に、回転ローラで、ローラ温度が高温のため、耐熱
特殊軸受が必要であり、 第4に、ローラに直接手が触れる構成となり、危険があ
ったり、保護部材が必要であり、第5に、ローラ定着温
度および曲率により記録材が巻き付いてジャム発生の原
因となる、などの欠点があった。
そこで、上記のような欠点のない加熱方式の定着装置と
して、近時は、前記のようなフィルム加熱方式の定着装
置が注目され、その実用のための研究・開発が進められ
ている。
本出願人の先の提案に係る例えば特開昭63−3131
82号公報に開示の方式・装置等がこれに属し、薄肉の
耐熱フィルム(シート)と、該フィルムの移動駆動手段
と、該フィルムを中にしてその一方面側に固定支持して
配置された加熱体と、他方面側に該加熱体に対向して配
置され該加熱体に対して該フィルムを介して画像定着す
べき記録材の顕画像担持面を密着させる加圧部材を有し
、該フィルムは少なくとも画像定着実行時は該フィルム
と加圧部材との間に搬送導入される画像定着すべき記録
材と順方向に同一速度で走行移動させて該走行移動フィ
ルムを挟んで加熱体と加圧部材との圧接で形成される定
着ニップ部を通過させることにより該記録材の顕画像担
持面を該フィルムを介して該加熱体で加熱して顕画像(
未定着トナー像)に熱エネルギーを付与して軟化・溶融
せしめ、次いてフィルムと記録材を離間させる、龜コ+
/Jトナーか冷却・固化した後にフィルムと記録材を離
間させることを基本とする加熱手段・装置である。
加熱体としては、フィルムの幅方向を長手とする横長の
耐熱性・絶縁性・低熱容量のヒータ基板のフィルム当接
面側に該面の長手に沿って線状に又は細帯状に低熱容量
の通電発熱抵抗体(発熱体)を具備させた形態のものが
用いられ、発熱体の両端間に電力が供給されることで発
熱体が発熱し、またヒータ基板も加熱されて加熱体の全
体が急速に昇温し、該加熱体の熱がフィルムを介して記
録材に与えられる。
加熱体の温度制御は、加熱体に設けられた温度センサと
、画像形成装置本体のマイクロコンピュータ及び加熱体
駆動(通電発熱)回路により行なわれて所定の定着可能
温度に温調管理される。また加熱体は高温となっている
が、少なくとも発熱体の発熱時はフィルムが所定速度で
加熱体上を移動駆動されているため、フィルムの局部的
な熱変形は起きずに、安定した画像定着が実行される。
このようなフィルム加熱方式の定着装置はウェイト・タ
イムが短い等の特長を有し、時代の要望に合った定着装
置である。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、問題点の1つとして、この定着装置では定着時
に未定着画像のトナーの一部が、装置の長時間の使用、
環境、記録紙の材質等が原因となって定着フィルムへ転
移する現象即ちオフセットが生しる場合があった。オフ
セットを生じると定着フィルムか徐々に汚れ、やがては
記録材面にトナーが再オフセットし、不良画像を生ずる
し、定着フィルムも短寿命となる。
そこで、定着フィルム上のオフセットトナーを除去する
ために、板状ゴムブレードで定着フィルム面のオフセッ
トトナーなりリーニングする方式、あるいは不織布にシ
リコンオイルを含浸させて定着フィルムに圧接させトナ
ーをクリーニングするウェブ方式などかあるか、いずれ
の場合も薄い定着フィルムにクリーニング部材を圧接さ
せるために定着フィルムに寄りがでてしわになり一部定
着不良を引き起こし、やがてはしわが進んで、ついには
フィルムがやぶれてしまい、破損する結果にもなる。
或いは定着フィルムの表面にコーティングされた離形層
に摺擦キズ及び離形層の一部剥離等により定着フィルム
及び画像上に恒常的なオフセットを引き起こすという不
都合を生じた。
本発明は、定着フィルム面に対するトナーオフセットを
簡便・安価な手段構成で長期にわたって防止することで
、上記のような問題点を解消し、この種の定着装置の耐
久性・信頼性の向上を図ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、走行するフィルムと、それを挟んで圧接する
加熱体と加圧部材とを有し、フィルムを挟んで加熱体と
加圧部材との加圧で形成される定着ニップ部のフィルム
と加圧部材との間に未定着顕画像を担持した記録材を導
入して走行フィルムと共に定着ニップ部を移動過通させ
ることで加熱体からフィルムを介して記録材に熱エネル
ギーを与えて顕画像を加熱定着する定着装置であり、定
着フィルムの記録材接触側の面に離形剤を塗布供給する
離形剤供給手段またはクリーニング手段を有し、該手段
は回転体であることを特徴とする定着装置である。
また本発明は、上記の定着装置について、離形剤供給手
段またはクリーニング手段としての回転体は、少なくと
も外層に離形剤を含浸させた耐熱フェルト層を有し、定
着フィルムに接触して従動回転する離形剤塗布ローラで
あること、離形剤の供給手段またはクリーニング手段に
よる定着フィルム面の離形剤塗布領域は記録材の搬送方
向と直交する方向に関して定着フィルムの幅よりも短か
いこと、などを特徴とする定着装置である。
(作 用) 定着フィルムに離形剤が塗布されることで定着フィルム
に対する顕画剤(トナー)のオフセットが低減化される
と共に、オフセットを生じてもそのオフセット顕画剤は
定着フィルムの移動で離形剤供給手段またはクリーニン
グ手段の位置へ至ると該手段により定着フィルム面から
除去され、定着フィルム面にはあらたな離形剤の塗布供
給がなされることで、定着フィルム面は長期にわたって
清浄面状態が保たれ、フィルム面に対するオフセット顕
画剤の付着蓄積による汚れの進行、記録材面に対する再
オフセットによる画像品位の低下、フィルムの短寿命化
等が防止される。
定着フィルム面に離形剤を塗布供給する離形剤供給手段
またはクリーニング手段が回転体であるので、定着フィ
ルムに無理な負荷がかからず、フィルムのしわ、あるい
はフィルム面の離形層の剥離等のない安定したオイル塗
布及びクリーニングによるオフセット防止が可能となる
定着フィルム面の塗布離形剤が定着ニップ部において定
着フィルムと加圧部材との間の摩擦を軽減してフィルム
にしわ等が生じそうになると滑り効果でしわがのびる効
果もある。
仮に定着ニップ部で記録材のジャムが生じても加圧部材
等に対するオフセットなくクリーニングすることが可能
となる。
定着ニップ部を記録材が通過中は離形剤を塗布した定着
フィルム面が記録材面に接するが、定着フィルム面に対
する離形剤の塗布は極めて少量の薄層状態でよく、その
ため記録材面に対する離形剤の付着はほとんど生じさせ
ない。
付着があっても極めて少量のため記録材面に離形剤じみ
を生じさせることはない。
(実 施 例) (1)定着装置例工(第1〜3図) a)装置構成 第1図は本発明にしたかう定着装置50の一例の側面図
、第2図は背面図、第3図は定着フィルムの層構成模型
図である。
7はエンドレスベルト状の定着フィルムであり、左側の
駆動ローラ8と、右側の従動ローラ9と、該両ローラ8
・9間の下方に配置した加熱体としての低熱容量線状゛
加熱体1の、該3部材8・9・1間に懸回張設しである
従動ローラ9はエンドレスベルト状の定着フィルム7の
テンションローラを兼ねさせており、該定着フィルム7
は駆動ローラ8の時計方向回転駆動に伴ない時計方向に
所定の周速度、即ち画像形成部側から搬送されてくる未
定着トナー画像Taを上面に担持した記録材Pの搬送速
度と同じ周速度をもってしわや蛇行、速度遅れなく回動
駆動される。
10は加圧部材としての、シリコンゴム等の離形性の良
いゴム弾性層12を有する加圧ローラであり、前記のエ
ンドレスヘルド状定着フィルム7の下行側フィルム部分
を挟ませて前記加熱体1の下面に対して不図示の付勢手
段により例えば総圧4〜7kgの当接圧をもって対向圧
接させてあり、記録材Pの搬送方向に順方向の反時計方
向に軸11を中心に回転する。
加熱体1はフィルム7の面移動方向と交差する方向(フ
ィルムの幅方向)を長手とする低熱容量線状加熱体であ
り、ヒータ基板3、通電発熱抵抗体(発熱体)4、検温
素子5等よりなり、ヒータ支持体2に取付は保持させて
固定支持させである。
ヒータ支持体2は加熱体1を定着装置50及び画像形成
装置に対し断熱支持する断熱性・高耐熱性・剛性を有す
るもので、例えばPP5(ポリフェニレンサルファイド
)・FAI(ポリアミドイミド)・PI(ポリイミド)
・PEEK(ポリエーテルエーテルケトン〉・液晶ポリ
マー等の高耐熱性樹脂や、これらの樹脂とセラミックス
・金属・ガラス等との複合材料などで構成できる。
ヒータ基板3は耐熱性・絶縁性・低熱容量の部材てあり
、−例として厚み1.0mm・巾16mm・長さ340
mmのアルミナ基板である。
発熱体4は基板3の下面(フィルム7との対面側)の略
中央部に長平に沿って、例えば、Ag/Pd(銀パラジ
ウム)、Ta2N等の電気抵抗材料を厚み約10μm・
巾1〜3mmにスクリーン印刷等により塗工し、その上
に表面保護層として耐熱ガラス6を約10μmコートし
たものである。
検温素子5は一例として基板3の上面(発熱体4を設け
た面とは反対側の面)の略中央部にスクリーン印刷等に
より塗工して具備させたpt膜等の低熱容量の測温抵抗
体である。検温素子としては、他に低熱容量のサーミス
タなどを基板3に当接配置する構成にしてもよい。
本例の加熱体1の場合は、線状又は帯状をなす発熱体4
に対し、その長手方向両端部より通電し、発熱体4を略
全長にわたって発熱させる。
通電はAClooVであり、検温素子5の検知温度に応
してトライアックを含む不図示の通電制御回路により通
電する位相角を制御することにより、通電電力を制御し
ている。
定着フィルム7は耐熱性・離形性・耐久性等のある、一
般に総厚100μm以下、好ましくは40μm以下の単
層或いは複合層フィルムを使用できる。
第3図は複合層フィルムの一例の層構成模型図であり、
本例は2層構成フィルムである。7bは定着フィルムの
基層(ベースフィルム)としての耐熱層、7aは該耐熱
層7bの外面(トナー画像に対面する側の面)に積層し
た離形層である。
耐熱層7bは例えばポリイミド、ポリエーテルエーテル
ケトン(PEEK) 、ポリエーテルサ°ルホン(PE
S)、ポリエーテルイミド(PEI)ポリパラバン酸(
PPA)、などの高耐熱性樹脂フィルムや、Ni−5U
S−A1等の金属など、強度・耐熱性に優れたものか使
用できる。
離形層7aは例えばPTFE (ポリテトラフルオロエ
チレン)・PFA−FEP等のフッ素樹脂、シリコン樹
脂等が好ましい(本例はPTFE)。この離形層7aに
カーボンブラック・グラファイト・導電性ウィスカ等の
導電剤を混入する等の方法により、定着フィルム7の表
面の抵抗値を下げることもできる。これにより、定着フ
ィルム7のトナー当接面の帯電を防止できる。
耐熱層7bに対する離形層7aの積層形成は離形層フィ
ルムの接着ラミネート、離形層材料の静電塗装(コーテ
ィング)・蒸着・CVD等の成膜技術による積層、耐熱
層材料と離形層材料の共押し出しによる2層フィルム化
などで行なうことができる。
13は定着フィルム7に離形剤を塗布供給する離形剤供
給手段としてのオイル塗布ローラである。このローラに
ついては後記C)項で詳述する。
b)定着実行動作 画像形成スタート信号により画像形成装置(不図示)が
画像形成動作して定着装置50へ搬送された、未定着の
トナー画像Taを上面に担持した記録材シートPはガイ
ド18に案内されて加熱体1と加圧ローラ10との圧接
部(定着ニップ部)の、定着フィルム7と加圧ローラ1
0との間に進入して、未定着トナー画像面かシートPの
搬送速度と同一速度で同方向に回動状態の定着フィルム
7の下面に密着して面ズレ・しわ・寄りを生しることな
く定着フィルム7と緒の重なり状態て加熱体1と加圧ロ
ーラ10との相互圧接部間を挟圧力を受けつつ通過して
いく。
加熱体1は画像形成スタート信号により所定のタイミン
クで通電加熱されるのて、トナー画像Taは圧接部にお
いて加熱を受けて軟化・溶融像Tbとなる。
定着フィルム7は、ヒータ支持体2の曲率の大きいエツ
ジ部S(曲率半径が約2 mm)において、急角度(屈
曲角度θが略45°)で走行方向が転向する。従って、
定着フィルム7と重なった状態て圧接部を通過して搬送
されたシートPは、エツジ部Sにおいて定着フィルム7
から曲率分離し、排紙トレイへ排紙されてゆく。排紙さ
れる時までにはトナーは十分冷却固化しシートPに完全
に定着した状態(トナー画像Tc)となっている。
また、本例において加熱体1のうち発熱体4及び基板3
の熱容量か小さく、かつこれらが支持体2により断熱支
持されているので、圧接部における加熱体1の表面温度
は短時間にトナーの融点(又はシートPへの定着可能温
度)に対して十分な高温に昇温するのて、加熱体1をあ
らかじめ昇温させておく(いわゆるスタンバイ温調)必
要がなく、省エネルギーが実現でき、しかも機内昇温も
防止できる。
局 c)Ill形やノ供給手段 前述したように、定着装置50へ導入された記録材シー
11面の未定着トナー像は定着フィルムと加圧ローラ1
0との圧接部である定着ニップ部を通過することで定着
フィルム7を介して加熱体1の発熱体4で加熱されて溶
融しシートPに定着される。このときわずかではあるが
トナーの一部が定着フィルム7面へ転移する(トナーオ
フセット)。この転移トナーは無処置の場合は定着フィ
ルム7に付着したままフィルムの回動に伴ない再びシー
トPに接する。わずかなトナーであってフィルムとの付
着力も比較的に強いため一部のトナーはシー11面に再
転移しくトナーの再オフセット)、他のトナーは定着フ
ィルム7面に残る。このトナーオフセット・再オフセッ
トにより、定着フィルム7面が次第に汚れていき、前述
のような寿命の低下や、画像品位の低下の問題を生じさ
せる。
そこで本実施例では、定着フィルム駆動ローラ8の位置
において駆動ローラ8との間に定着フィルム7を挟み込
ませ離形剤供給手段としてのオイル塗布ローラ13を定
着フィルム表面に圧接させて設けた。
オイル塗布ローラ13は、芯金である回転軸16、中間
層すなわち弾性層としての例えば厚さt=4mmのシリ
コンスポンジ層15、表層としての耐熱フェルト力)ら
なる厚さ1.5mm−密度0 、3 g/cm3の耐熱
フェルト層14より構成してあり、フェルト層14には
離形剤として粘度10000csのシリコンオイルを約
7〜15gはぼ均一に含浸させである。
該オイル塗布ローラ13は定着フィルム駆動ローラ8と
並行で、自重によりもしくは押圧ばね17による押圧力
で駆動ローラ8との間に定着フィルム7を挟んで定着フ
ィルムの表面に100〜500gの押圧で圧接状態に保
たれる。このローラ13の中間弾性層としてのシリコン
スポンジ層15は該ローラ13が定着フィルム7を挟ん
で駆動ローラ8に圧接して充分なるニップな作るための
弾性を有する。
而してオイル塗布ローラ13が定着フィルム7の回動駆
動に伴ない従動回転することで、定着フィルムの表面に
離形剤としてのシリコンオイルが塗布供給されてオイル
の薄層が形成されていく。オイル供給のためのフェルト
層14は吸油効果もあり、定着フィルム7表面には過剰
オイルが供給されることもなく、常にほぼ一定量のオイ
ル量のオイル塗布薄層が形成される。
定着装置50へ導入された記録材シー11面の未定着ト
ナー像は定着ニップ部で表面にシリコンオイルの薄層が
形成されている定着フィルム7を介して加熱体1の発熱
体4により加熱され溶融しシー11面に定着される。そ
の時わずかではあるがトナーの一部が表面にオイルの薄
層が形成されている定着フィルム7面へと移転する(オ
フセット)。この転移したトナーは定着2グ/を瓜 7
面に付着したまま再び定着フィルム7を介して駆動ロー
ラ8に対向圧接しているオイル塗布ローラ13の位置へ
定着フィルム7の回転にともなって移動し、オイル塗布
ローラ13と駆動ローラ8との圧接部に於いてオイル塗
布ローラ13上に移転し、定着フィルム7面のオフセッ
トトナーは除去されて定着フィルム面がクリーニングさ
れ、かつあらたなオイル薄層が定着フィルム7の表面に
形成され、定着ニップ部へ回動移動していく動作サイク
ルを繰り返す。
上記の動作の繰り返しにより定着フィルム7面は長期に
わたって清浄面状態が保たれ、フィルム7面に対するオ
フセットトナーの付着蓄積による汚れの進行、記録材面
に対する再オフセットによる画像品位の低下、フィルム
の短寿命化等が防止される。
シートPか定着ニップ部を通過中は定着フィルム7の表
面のオイル薄層がシートPの表面に接するが、オイル量
が極めて少量であるためシートPへ付着することはほと
んどないし、あっても極めて少量のためオイルしみにな
ることはない。
第2図に示されるように、オイル塗布ローラ13のオイ
ル供給の長手方向の中立2は、定着フィルム7の長手方
向の巾に、より小さい。
即ち2□<旦、であるように設定しである。
これはオイル塗布ローラ13のオイル供給の長手方向の
巾℃2が定着フィルム7の巾Il、よりも長いと、定着
フィルム7が存在しない領域ではオイル塗布ローラ13
が定着フィル7を介さず駆動ローラ8と直接接触するた
めに駆動ローラ8にオイルが付着して、駆動ローラ8と
定着フィルム7どの間にオイルがまわり込み定着フィル
ム7の駆動力の低下、さらにはスリップを生じさせてし
まうことを防止するためである。
一方、定着フィルム7の長手方向の中角、は発熱体4の
長手方向の山角3より広くする。
即ち、定着フィルム7は熱吸収手段でもあり、フィルム
7が発熱体4の部分にないと、その部分の発熱体部分が
局部的に異常昇温を引き起こし加熱体1の破壊につなが
ることになるからである。
また加圧ローラ10の長手方向の中角、は定着フィルム
7の長方向の中角、より短くする。
これは加圧ローラ10がフィルム7を介さないで加熱体
1と接するところかあると、加圧ローラ10の回転力に
よって加熱体1の接する部分が徐々に摩耗してやがては
加熱体1の破壊へとつながるからである。
本実施例のものは、 ■ S形削供給手段としての回転体たるオイル塗布ロー
ラ13が定着フィルム7の移動駆動に伴ない従動回転す
ることで、定着フィルム7に無理な負荷をかけないため
フィルムのしわ、あるいは離形層7aの剥離等のない安
定したオイル塗布及びクリーニングによるトナーオフセ
ット防止が可能となる。
■、仮に定着ニップ部での紙詰まり等のジャムが生じて
も、加圧ローラ1o等へのオフセットなくクリーニング
することが可能となる。
■、オイル塗布ローラ13は加熱体1には当接していな
いのて、画像形成動作時のみ加熱体1により熱せられた
定着フィルム7及び定着フィルムを介して蓄積された駆
動ローラ8により熱を受けて離形剤としての含浸オイル
が膨潤するので、過剰なオイルが出す、オイル塗布ロー
ラ13の長寿命化が可能である。
■、フィルム7面にクリーニングプレートやウェブ部材
を押し付けてフィルム面をクリーニングする構成の場合
に問題の、フィルムの寄りやしわの発生を防止できる。
■、定着フィルム面の塗布オイルが定着ニップ部におい
て定着フィルム7と加圧ローラ1oとの間の摩擦を軽減
してフィルムにしわ等が生じそうになると滑り効果でし
わがのびる効果もある。
(2)定着装置例II (第4図) 本例はオイル塗布ローラ13を、定着フィルム従動ロー
ラ9の位置において、従動ローラ9との間に定着フィル
ム7を挟んで定着フィルムの表面に自重によりもしくは
押圧ばね17にょる押圧力で100〜500gの押圧で
圧接状態に保たせて配設したものである。他の構成は前
述の定着装置例Iのものと同様であり、同様の作用・効
果を有する。
(3)定着装置例m(第5図) 本例はオイル塗布ローラ13を、定着フィルム駆動ロー
ラ8と同従動ローラ9との間の定着フィルム部分の略中
間点位置において定着フィルムの表面に自重によりもし
くは押圧ばね17の押圧力で軽圧で押圧接触を保たせて
配設したものである。他の構成は前述の定着装置例工と
同様であり、同様の作用・効果を有する。
また本実施例の場合は下記のような特有の効果もある。
■、定着フィルム7とオイル塗布ローラ13との接触面
積にツブ)の増加により、オイル塗布効果及びクリーニ
ング効果が向上する。
■、長期使用による定着フィルム7の伸びが仮に生じて
も、オイル塗布ローラ13かテンションローラとして機
能してそのテンション効果により伸びが吸収される。
この■・■の様な効果により、定着フィルムの更なる長
寿命化を可能とする。
(4)画像装置例(第6図) 第6図は前述第1図例(定着装置例■)の定着装置50
を用いた画像形成装置の一例の概略構成を示している。
本例の画像形成装置は原稿台固定−光学系移動型、回転
ドラム型、転写式の電子写真複写装置である。
固定の原稿台ガラス20上に原稿19を所要に載置し、
所要の複写条件を設定した後、コピースタートキーな押
すと、感光体トラム39が矢示の時計方向に所定の周速
度で回転駆動される。
また光源21 (22は反射笠)と第1ミラー23が原
稿台ガラス20の下面に沿ってガラス左辺側のホームポ
ジションからガラス右辺側へ所定の速度Vで往動し、第
2ミラー・第3ミラー24・25が同方向にV/2の速
度で往動することでR稿台ガラス20−Eの載置原稿1
9の下向き画像面が左辺側から右辺側に照明走査され、
その照明走査光の原稿面反射光が結像レンズ29、固定
第4〜6ミラー26・27・28を介して回転感光体ト
ラム39面に結像露光(スリット露光)される。
回転感光体トラム39の表面はこの露光前に1次帯電器
30により正又は負の所定電位に一様に帯電処理されて
おり、この帯電面に対して上記の露光がなされることで
、ドラム39面に原稿画像に対応したパターンの静電潜
像が順次に形成されていく。感光ドラム39面の形成静
電潜像は現像装置31の現像ローラ32でトナー像とし
て顕画される。
一方、不図示の給紙手段により記録材としての転写材シ
ートPが給送され、ガイド33を通って所定のタイミン
グでドラム39と転写帯電器34との間の転写部へ導入
されて転写コロナを受けることでドラム39に接しドラ
ム39面側のトナー顕画像がシー11面に順次に転写さ
れていく。
像転写部を通過したシートPは不図示の分離手段(例え
ばトラム端部に配設した分離ベルト)によってドラム3
9面から順次に分離され、除電針35によって背面電荷
の除電を受け、搬送部38・ガイド18て定着装置50
へ導入され、前述したようにトナ一定着を受け、画像形
成物として機外へ排出される。
転写後のドラム39面はクリーニング器36のクリーニ
ングブレード37で残トナー等の汚れが除去されて清浄
面化され、繰り返して像形成に供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例定着装置の側面図。 第2図は背面図。 第3図は定着フィルムの層構成例(2層)の模型図。 第4図は第2の実施例定着装置の側面図。 第5図は第3の実施例定着装置の側面図。 第6図は画像形成装置例の概略構成図。 (発明の効果) 以上のように、本発明はフィルム加熱方式の定着装置に
ついて定着フィルム面に転移したオフセットトナーの除
去を前述のような問題点なく実行させることができ、こ
の種の定着装置の耐久性・信頼性の向上を図ることがで
き、所期の目的がよく達成される。 / 1は加熱体、3はヒータ基板、4は発熱体(通電発熱抵
抗体)、5は検温素子、7は定着フィルム、10は加圧
ローラ、13はオイル(am形形削塗布ローラ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)走行するフィルムと、それを挟んで圧接する加熱
    体と加圧部材とを有し、フィルムを挟んで加熱体と加圧
    部材との加圧で形成される定着ニップ部のフィルムと加
    圧部材との間に未定着顕画像を担持した記録材を導入し
    て走行フィルムと共に定着ニップ部を移動通過させるこ
    とで加熱体からフィルムを介して記録材に熱エネルギー
    を与えて顕画像を加熱定着する定着装置であり、定着フ
    ィルムの記録材接触側の面に離形剤を塗布供給する離形
    剤供給手段またはクリーニング手段を有し、該手段は回
    転体であることを特徴とする定着装置。
  2. (2)離形剤供給手段またはクリーニング手段としての
    回転体は、少なくとも外層に離形剤を含浸させた耐熱フ
    ェルト層を有し、定着フィルムに接触して従動回転する
    離形剤塗布ローラであることを特徴とする請求項1記載
    の定着装置。
  3. (3)離形剤の供給手段またはクリーニング手段による
    定着フィルム面の離形剤塗布領域は記録材の搬送方向と
    直交する方向に関して定着フィルムの幅よりも短かいこ
    とを特徴とする請求項1又は同2記載の定着装置。
JP9170090A 1990-04-06 1990-04-06 定着装置 Expired - Fee Related JP2917389B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9170090A JP2917389B2 (ja) 1990-04-06 1990-04-06 定着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9170090A JP2917389B2 (ja) 1990-04-06 1990-04-06 定着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03289690A true JPH03289690A (ja) 1991-12-19
JP2917389B2 JP2917389B2 (ja) 1999-07-12

Family

ID=14033795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9170090A Expired - Fee Related JP2917389B2 (ja) 1990-04-06 1990-04-06 定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2917389B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007003808A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2013218053A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Canon Inc 画像処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007003808A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2013218053A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Canon Inc 画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2917389B2 (ja) 1999-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2789753B2 (ja) 定着装置
JPH0990807A (ja) 画像形成装置
JP2002244473A (ja) 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置
JP2621449B2 (ja) 定着装置
JP3093561B2 (ja) 定着装置
JP3576760B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JPH07234605A (ja) 像加熱装置
JPH03289690A (ja) 定着装置
JPH03282577A (ja) 定着装置
JPH075784A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP3164695B2 (ja) 定着装置
JPH03210587A (ja) 定着装置
JP2789768B2 (ja) 加熱装置
JP2941587B2 (ja) 像加熱装置
JP3363700B2 (ja) 定着装置
JP2511825B2 (ja) 定着装置
JPH05181380A (ja) 加熱装置
JP2586616B2 (ja) 定着装置
JP2003005564A (ja) 定着装置
JP2002207386A (ja) 像加熱装置及び画像形成装置
JP2000181267A (ja) 定着装置
JPH0519650A (ja) 加熱装置
JPH03282576A (ja) 定着装置
JPH04336577A (ja) 定着装置
JPH0980941A (ja) 像加熱装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees