JPH03287603A - 塩化ビニル系重合体の製造方法 - Google Patents

塩化ビニル系重合体の製造方法

Info

Publication number
JPH03287603A
JPH03287603A JP9068390A JP9068390A JPH03287603A JP H03287603 A JPH03287603 A JP H03287603A JP 9068390 A JP9068390 A JP 9068390A JP 9068390 A JP9068390 A JP 9068390A JP H03287603 A JPH03287603 A JP H03287603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymerization
monomer
vinyl chloride
dispersant
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9068390A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2747843B2 (ja
Inventor
Hajime Kitamura
肇 北村
Ichiro Kaneko
一郎 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP2090683A priority Critical patent/JP2747843B2/ja
Priority to DE1991608278 priority patent/DE69108278T2/de
Priority to EP19910105261 priority patent/EP0450600B1/en
Priority to CA 2039765 priority patent/CA2039765A1/en
Priority to PT9726191A priority patent/PT97261A/pt
Publication of JPH03287603A publication Critical patent/JPH03287603A/ja
Priority to US07/952,472 priority patent/US5292836A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2747843B2 publication Critical patent/JP2747843B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2/00Processes of polymerisation
    • C08F2/002Scale prevention in a polymerisation reactor or its auxiliary parts
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F14/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen
    • C08F14/02Monomers containing chlorine
    • C08F14/04Monomers containing two carbon atoms
    • C08F14/06Vinyl chloride

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポリ塩化ビニル等のビニル系重合体の製造方
法に関し、特にシャープな粒度分布を有し、かつフィッ
シュアイが少ない塩化ビニル系重合体の製造方法に関す
る。
(従来技術) 適当な分散剤を用いてビニル系単量体を水性媒体中に分
散させ、油溶性の触媒を用いて懸濁重合を行うことによ
り、ビニル系重合体を製造する方法は、例えばポリ塩化
ビニル−その化学と工業−m(近畿化学工業会ビニル部
会編集、朝食書店S 44.1.20発行)等に開示さ
れており、現在広く工業的に実施されている。
また特公昭63−56245号公報には、重合系に高速
剪断攪拌を作用させた後に懸濁重合を行う塩化ビニル系
重合体の製造方法が開示されている。
(発明が解決しようとする問題点) 然しなから、上記のようなポリ塩化ビニルの製造方法に
おいては、所定量以上の分散剤の使用が必須であり、そ
の量を減少させると、得られるポリ塩化ビニル粒子は粗
粒化し、また所謂重合体スケールが重合器壁に付着し、
付着したスケールが剥離して製品中に混入することによ
り、品質の低下を生ずるという問題があった。
また特公昭63−56245号公報に開示されている塩
化ビニル系重合体の製造方法は、特にベーストレジン用
の塩化ビニル系重合体の製造に適用されるものであり、
その粒子径が数μ〜数十μと極めて微粒で、−船釣な懸
濁重合法によって得られる塩化ビニル系重合体とは異な
った粒子形態を有するものである。
従って本発明は、懸濁重合法によるポリ塩化ビニルの製
造方法において、分散剤の使用量を有効に減少させるこ
とが可能であり、得られるポリ塩化ビニル粒子の粗粒化
及び重合体スケールによる品質低下を有効に防止し、特
に平均粒径が120〜170μmの範囲にあって粒度分
布が極めてシャープで、フィッシュアイが少ないポリ塩
化ビニルを得ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、モノマーの懸濁分散液について、高速剪断攪
拌を行った後に低速剪断攪拌を行ない、次いで重合を開
始することにより、上記の目的を達成することに成功し
たものである。
本発明によれば、塩化ビニル系単量体、重合開始剤及び
分散剤を水性媒体に混合し、剪断速度が10’5ec−
’組以上高速剪断攪拌を行って該単量体が微小粒子に分
散された懸濁分散液を調製し、次いで剪断速度が5〜1
5sec”’の範囲の低速剪断攪拌を行ったのちに懸濁
重合を開始することを特徴とする塩化ビニル系重合体の
製造方法が提供される。
菫l生 本発明の製造方法において、重合体原料として使用され
る塩化ビニル系単量体としては、塩化ビニルの他、塩化
ビニルと共重合可能な単量体(コモノマー)を使用する
ことができる。コモノマーを使用する場合には、通常、
塩化ビニルを50重量%以上とするのが望ましい。この
ようなコモノマーとしては、例えば酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニルナトのビニルエステル;アクリル酸メチル
、アクリル酸エチルなどのアクリル酸エステル若しくは
メタクリル酸エステル;エチレン、プロピレンなどのオ
レフィン;無水マレイン酸;アクリロニトリル;スチレ
ン;塩化ビニリデン;等を例示することができる。
工j1選也剋 重合開始剤は、従来から塩化ビニル系の重合に使用され
ているものでよく、例えばジイソプロピロパーオキシジ
カーボネート、ジー2−エチルヘキシルパーオキシジカ
ーボネート、ジェトキシエチルパーオキシジカーボネー
トなどのバーカーボネート化合物;t−プチルバーオキ
シビハレート、t−へキシルパーオキシビバレート、t
−ブチルパーオキシネオデカネート、α−クミルパーオ
キシネオデカネートなどのパーエステル化合物;アセチ
ルシクロへキシルスルホニルパーオキシド、2.4.4
− トリメチルベンチルー2−パーオキシフェノキシア
セテート、3,5.5− )リメチルヘキサノイルバー
オキシドなどの過酸化物;アゾヒス−2,4ジメチルバ
レロニトリル、アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメ
チルバレロニトリル)などのアゾ化合物;等を1種単独
又は2種以上の組合せで使用することができる。
一般に重合開始剤は、塩化ビニル系単量体100重量部
当り、0.01〜0.30重量部、好ましくは0.04
〜0.20重量部の割合で使用される。
公敗剋 分散剤としては、これに限定されるものではないが、例
えばメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロース 性セルロースエーテル;水溶性部分けん化ポリビニルア
ルコール、ポリアクリル酸、ゼラチンなどの水溶性ポリ
マー;等を1種単独又は2種以上の組合せで使用するこ
とができる。
分散剤の使用量は、目的とする重合体の粒径、攪拌剪断
力等の分散条件によっても異なるが、本発明においては
、通常、塩化ビニル系単量体100重量部当り、0.O
l〜0.09重量部、特に0.03〜0.06重量部の
割合で使用することが好適である。
土色血生塁皿剋 本発明においては、上述した重合成分に加えて、重合器
内壁面へのスケール付着を防止するために、それ自体公
知のスケール防止添加剤を添加することも可能である。
このようなスケール防止添加剤としては、例えば特公昭
51−1471号に開示されている亜硝酸又は亜硝酸塩
、特開昭51−126286号に開示されている蓚酸又
は蓚酸塩、特開昭50−126786号に開示されてい
る水溶性金属塩、特開昭50−111187号に開示さ
れているヒドラジン又はヒドラジン塩、特公昭60−3
8407号に開示されている水溶性のジチオカルバミン
酸塩又はキサントゲン酸塩、特公昭60−6361号に
開示されているチオシアン酸塩等を挙げることができる
また必要に応じて、塩化ビニル系の重合に適宜使用され
る重合度調節剤、連鎖移動剤、pH調整剤、帯電防止剤
等を添加することも任意である。
スケール防止添加剤等のこれらの添加剤は、それ自体公
知の量で添加することができる。
X迷剪逝星挫 本発明の塩化ビニル系重合体の製造方法においては、予
備混合槽に、水、塩化ビニル系単量体、重合開始剤、分
散剤及び必要に添加される配合剤を仕込み、混合攪拌し
て予備分散させた後、高速剪断攪拌を行う。
各成分の仕込み順序は任意であるが、−船釣には、水、
重合開始剤及び分散剤を仕込んだ後に、塩化ビニル系単
量体を仕込むのが好適である。
高速剪断撹拌は、剪断速度が10’5ec−’組以上好
ましくはlO4〜10hsec−’となる範囲で行われ
る。
このような高速剪断攪拌を行うための高速攪拌機として
は、例えば高速ポンプ、コロイドミル、高圧噴射ノズル
、高圧噴射型のホモジナイザー、タービン型のホモジナ
イザー等が用いられる。
この高速剪断攪拌は、塩化ビニルビニル系単量体等を0
.1〜10μ醜、好ましくは0.5〜5μ餉の微小液滴
に分散させるために行われるものであり、通常、0.0
5〜5秒間程度の時間で十分である。また高速剪断攪拌
とともに、例えば高速ポンプ等により、予備混合槽中の
分散液を5〜6回循環させることにより、分散液滴の粒
度分布はシャープなものとなる。
本発明において、上述した高速剪断攪拌は、温度が10
〜30°Cの範囲で行われることが望ましく、あまり高
い温度で行われると、重合が進行してしまい、重合開始
に先立って高速剪断攪拌を行う意義が失われる。
本発明によれば、高速剪断攪拌を行うことにより、微小
に分散された塩化ビニル系単量体等の表面に分散剤が十
分に吸着し、重合系が安定化され、この結果として、分
散剤の使用量を減少することができ且つ重合器内壁面へ
のスケール付着を有効に防止することが可能となる。更
に、重合開始剤も塩化ビニル系単量体表面に均一に分散
されることとなり、フィンシュアイを顕著に減少させる
ことが可能となる。
低迷見販量挫 上述した高速剪断攪拌が終了したのち、該分散液は、重
合槽に移され、重合に先立って、剪断速度が10〜10
0sec−’の低速剪断攪拌が行われる。かかる低速剪
断撹拌を行うことによって、分散液滴から極めて微小の
粒子が消失し、分散液滴の粒度分布は著しくシャープな
ものとなり、この状態で懸濁重合を行うことによって、
粒度分布がシャープな高品質な重合体粒子が得られるの
である。
本発明において、低速剪断攪拌は、高速剪断撹拌と同様
に10〜30°Cの範囲で行われることが望ましく、ま
た攪拌時間は、一般に1〜30分間、特に3〜20分間
程度行うことが好適である。即ち、あまり高温で低速剪
断攪拌を行うと、分散液滴の粒度分布がシャープになる
前に実質的に重合が開始されるため、粒度分布がシャー
プな重合体を得ることが困難となり、また攪拌時間が短
い場合も同様のことが言える。更に、低速攪拌時間があ
まりに長い時には、生産工程上不経済であり、また分散
液滴の粒径が大きくなり、微小粒径の重合体粒子を得る
ことが困難となる。
藍屋里金 上述した低速剪断攪拌処理終了後、重合器内を40〜8
0’C1特に40〜70°Cの温度に加熱して重合を行
う。重合時間は、目的とする重合体の重合度等によって
も異なるが、−船釣に言って、3〜10時間程度である
。また、重合に際しては、上記の低速剪断撹拌を継続し
て行なうことが好適である。
また本発明においては、高速剪断攪拌によって形成され
た微粒分散液を重合器中に導入する前に、予めスケール
防止剤を重合器内壁に塗布しておくことが好適であり、
これにより重合器内壁にポリマースケールが付着するこ
とが有効に防止される。
このようなスケール防止剤は、それ自体公知であり、例
えば、特公昭45−30343号、同45−30835
号及び同48−29871号に開示されている染料、顔
料、極性有機化合物:特公昭51−37308号に開示
されている極性有機化合物の錯体、有機染料の金属錯体
;特公昭53−46235号に開示されている電子供与
性有機化合物、電子受容性有機化合物、或いはこれら有
機化合物の少なくとも1種を、酸化剤、還元剤又は塩基
性物質で処理したちの;特公昭56− スルホン酸型又はカルボン酸型の水溶性アニオン染料の
アルカリ金属塩及びアンモニウム塩からなる群より選択
された少なくとも1種の化合物を含み、且つpHが7以
下に調節された塗布液;等が例示される。
また上述した本発明の製造方法においては、微粒子状で
且つ粒度分布がシャープな重合体を得るという本発明の
目的を損なわない範囲において種々の設計変更が可能で
あり、例えば重合開始剤、分散剤或いはその他の配合剤
の一部を予め仕込んでおき、残量を高速剪断撹拌後に仕
込むことも可能であり、特にスケール防止添加剤等は、
重合開始直前に重合系に添加することが可能である。
里企止 かくして得られる塩化ビニル系重合体は、例えば平均粒
径が120〜170μmの範囲にあり、しかも75〜3
00μmの範囲の粒径を有するものが全体の98重量%
以上あり、極めてシャープな粒度分布を有し、かつフィ
ッシュアイが少ないものである。
(実施例) 裏旌■土二1 内容積20001の攪拌機付ステンレス製予備混合槽に
、脱イオン水900kg、及び分散剤としてケン化度8
0モル%の部分ケン化ポリビニルアルコールとヒドロキ
シプロピルメチルセルロースを8=2(重量基準)の割
合で、第1表に示した重量を仕込み、次いで重合開始剤
としてジー2−エチルへキシルパーオキシジカーボネー
ト322gを添加し、脱気した後、塩化ビニル単量体7
00Kgを仕込み、攪拌機の回転数330rpmで室温
(20°C)にて攪拌した。
次いで分散液を、2段階高圧噴射型ホモジナイザー(M
antan−Gaul in製、型式M6)を用い、第
1段階圧力100kg/cm”、第2段階圧力100k
g/cm” (それぞれ剪断速度10’5ec−’に相
当)で通過させ、均質化した分散液を、内容積2000
 fの攪拌機付ステンレス製重合器中に導入した。
次いで、攪拌機の回転数23orρm(剪断速度45s
ec−’)で5分間攪拌した後、この分散液温度を57
°Cに昇温させて重合を行った。尚、重合中も撹拌機回
転数230rpmで継続して攪拌を行った。
重合器内圧が6.0kg/c−まで降下した時点で重合
を停止し、未反応単量体を回収し、脱水、乾燥を行って
塩化ビニル重合体を得た。得られた重合体について、下
記に示した測定法により、見掛は比重、粒度分布、可塑
剤吸収性及びフィンシュアイを測定し、その結果を第1
表に示した。
尚、比較例1は、ホモジナイザーによる高速攪拌及び高
速攪拌後の低速攪拌を行わなかった例であり、比較例2
は、低速撹拌のみを行った例、比較例3は、ホモジナイ
ザーによる高速攪拌のみを行い、低速攪拌を行わなかっ
た例、比較例4は、比較例1において分散剤の使用量を
増加させた例及び比較例5は、特公昭63−56245
号の実施例5に従って重合を行った例である。
フィッシュアイ; 下記配合処方に従って調製した配合物25gを、混練用
6″ロールによって140″Cで5分間混練し、幅10
cm、厚さ0 、2mmのシートを成形する。得られた
シートについて、100cm2当りの透明粒子数を計数
し、これをフィンシュアイの指標とする。
配合処方 塩化ビニル系重合体      100重量部DOP 
(フタル酸ジオクチル)   50重量部三塩基性硫酸
鉛        0.5重量部ステアリン酸鉛   
     1.5重量部酸化チタン         
 0.1重量部カーボンブランク       0.0
5重量部見掛は比重: JTS L67に準拠して測定した。
粒度分布; JIS Z−8801に準拠して測定した。
可塑剤吸収性; 塩化ビニル重合体10gにDOP20gを加え、1時間
放置後、遠心分離器で未吸収のDOPを分離除去し、重
合体に吸収されたDOP量(重量%)で示した。
スケール付着状態; 重合器壁面のスケール付着状態を目視観察し、次の基準
で示した。
Oニスケールの付着が殆ど無い。
△:部分的にスケールの付着が認められた。
×:重合器内壁全面に付着物が認められた。
実過艷1L二生 ケン化度80モル%の部分ケン化ポリビニルアルコール
とヒドロキシプロピルメチルセルロースの割合を9:1
(重量比)とし、その配合量を塩化ビニル当り0.04
重量%とし、且つホモジナイザーの処理条件及びホモジ
ナイザー処理後の低速攪拌条件を第2表に示すように変
えた以外は、実施例1と同様にして塩化ビニル重合体を
得た。この重合体の物性を第2表に示す。
11艷むLと隠 下記に示したスケール防止剤■〜■を重合器内壁面に塗
布し、50℃×10分間、加熱乾燥を行い、実施例2と
同様にして重合を行った。
重合終了後、生成した重合体を取り出して重合器内を水
洗し、再び重合を繰り返し、重合器内面へのスケール付
着量が1g/lを超えない範囲で行うことができた重合
回数(スケール防止回数)を調べた。その結果を第3表
に示した。
塗布液■: 特公昭56− た、C,1,アシッドオレンジ3、C,1,ペイシック
オレンジ14及びフィチン酸を含有する溶液。
塗布液■: 特公昭53−46235号公報、実験No、42に記載
のジフェニレンオキシド及びオイルレッドSAを100
:100(モル比)で含むメタノール溶液(1%)を、
クロルアニルで90”CX30分処理してなる塗布液。
塗布液■: 特公昭45−30343号公報、実施例1の実験No、
17で用いられたバラベンゾキノンのベンゼン溶液。
塗布液■: 特公昭53−46235号公報、実験No、31で用い
られた、ジアミノナフタレン及びニグロシンのエタノー
ル溶液を、チオフェノールで90°C×30分処理して
なる塗布液。
塗布液■: 特公昭51−37308号公報、実施例1の実験No、
 19に記載の、ニグロシンベースとAgN0.のコン
プレックスを塩化メチレンとメタノール混合物(50:
50重量比)に溶解させて調製された塗布液。
塗布液■: 特公昭56− に記載の、C,1,アシッドブラック2及び塩化鉄(I
)の水溶液(pH6,0)。
第3表 下記に示したスケール防止添加剤を重合開始直前に添加
して実施例2と同様に重合を行い、実施例10〜15と
同様にしてスケール防止回数を測定した。その結果を第
4表に示す。
添加剤■: 特公昭60−38407公報、実施例1の実験No、7
で用いられたエチルキサントゲン酸ナトリウムを塩化ビ
ニル重合体当り5ρρ−添加した。
添加剤■: 特公昭51−1471公報、実施例2で用いられた亜硝
酸カリウムを塩化ビニル重合体当り0.1 ppIm添
加した。
添加剤■。
特開昭50−111187号公報、実施例1Oで用いら
れた水和ヒドラジンを塩化ビニル重合体当り150pp
m添加した。
添加剤■: チオシアン酸アンモニウムを塩化ビニル重合体当り10
ppm添加した。
尚、実施例19においては、上記のスケール防止添加剤
を重合系に添加するとともに、重合器内壁に、前述した
塗布液I (スケール防止剤)を塗布した。
また実施例20においては、上記のスケール防止添加剤
を重合系に添加するとともに、重合器内壁に、下記の塗
布液■(スケール防止剤)を塗布した。
塗布液■: 特開昭60−6 で用いられた、C01,アシンドブルー−116及び酢
酸を含有する塗布液。
第4表 (発明の効果) 本発明によれば、分散剤の使用量を減らしても、微粒で
且つ粒度分布がシャープな塩化ビニル系重合体を得るこ
とが可能となり、しかも重合器内壁面へのスケール付着
も有効に抑制され、フィッシュアイの増加も有効に回避
され、極めて品質の高いポリ塩化ビニル系重合体を得る
ことが可能となった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ビニル系単量体、重合開始剤及び分散剤を水性媒
    体に混合し、剪断速度が10^4sec^−^1以上の
    高速剪断撹拌を行って該単量体が微小粒子に分散された
    懸濁分散液を調製し、次いで剪断速度が10〜100s
    ec^−^1の範囲の低速剪断撹拌を行ったのちに懸濁
    重合を開始することを特徴とする塩化ビニル系重合体の
    製造方法。
JP2090683A 1990-04-05 1990-04-05 塩化ビニル系重合体の製造方法 Expired - Lifetime JP2747843B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2090683A JP2747843B2 (ja) 1990-04-05 1990-04-05 塩化ビニル系重合体の製造方法
DE1991608278 DE69108278T2 (de) 1990-04-05 1991-04-03 Verfahren zur Herstellung von Vinylchloridpolymeren.
EP19910105261 EP0450600B1 (en) 1990-04-05 1991-04-03 Process for the preparation of vinyl chloride polymers
CA 2039765 CA2039765A1 (en) 1990-04-05 1991-04-04 Preparation of vinyl chloride polymers
PT9726191A PT97261A (pt) 1990-04-05 1991-04-04 Processo para a preparacao de polimeros de cloreto de vinilo
US07/952,472 US5292836A (en) 1990-04-05 1992-09-28 Preparation of vinyl chloride polymers using high-speed and low-speed shear agitation

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2090683A JP2747843B2 (ja) 1990-04-05 1990-04-05 塩化ビニル系重合体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03287603A true JPH03287603A (ja) 1991-12-18
JP2747843B2 JP2747843B2 (ja) 1998-05-06

Family

ID=14005333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2090683A Expired - Lifetime JP2747843B2 (ja) 1990-04-05 1990-04-05 塩化ビニル系重合体の製造方法

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0450600B1 (ja)
JP (1) JP2747843B2 (ja)
CA (1) CA2039765A1 (ja)
DE (1) DE69108278T2 (ja)
PT (1) PT97261A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05186603A (ja) * 1992-01-14 1993-07-27 Nippon Shokubai Co Ltd ワックス分散法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0661093B1 (en) * 1993-12-28 1998-07-22 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Polymerization apparatus effective in preventing polymer scale deposition and process of producing polymer using the same
US7691953B2 (en) * 2007-06-27 2010-04-06 H R D Corporation System and process for production of polyvinyl chloride

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5594902A (en) * 1979-01-11 1980-07-18 Hitachi Chem Co Ltd Preparation of particulate polymer with uniform fine particle diameter
US4289667A (en) * 1980-01-21 1981-09-15 The B. F. Goodrich Company Emulsion polymerization process with low emulsifier concentration
US4458057A (en) * 1982-10-27 1984-07-03 The Bf Goodrich Company Process for producing spherical and porous vinyl resin particles
US4732954A (en) * 1983-06-23 1988-03-22 Occidental Chemical Corporation Novel polyvinyl chloride suspension polymerization process and product having improved plasticizer absorption

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05186603A (ja) * 1992-01-14 1993-07-27 Nippon Shokubai Co Ltd ワックス分散法

Also Published As

Publication number Publication date
CA2039765A1 (en) 1991-10-06
PT97261A (pt) 1992-01-31
JP2747843B2 (ja) 1998-05-06
EP0450600A2 (en) 1991-10-09
DE69108278T2 (de) 1995-08-03
EP0450600B1 (en) 1995-03-22
DE69108278D1 (de) 1995-04-27
EP0450600A3 (en) 1992-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE2461083C2 (ja)
US4845174A (en) Process for preparing a vinyl chloride polymer
JPS5845966B2 (ja) ペ−スト化可能な塩化ビニルポリマ−の製法
JPS5869203A (ja) ビニル系単量体の重合方法
JP2003514072A (ja) 乳化重合方法およびその方法のための反応器
JPH03287603A (ja) 塩化ビニル系重合体の製造方法
US5292836A (en) Preparation of vinyl chloride polymers using high-speed and low-speed shear agitation
DE2260957A1 (de) Verfahren zur homo- oder copolymerisation von vinylchlorid
US4910273A (en) Method for charging stabilizer for suspension polymerization of vinyl chloride
JP3340492B2 (ja) ビニル系化合物の懸濁重合用分散助剤
JPH0120161B2 (ja)
JPH05271313A (ja) 塩化ビニル系重合体の製造法
KR100854014B1 (ko) 라텍스의 제조방법
JPS60231705A (ja) ポリ塩化ビニルの製造法
US5294684A (en) Process for producing vinyl chloride resin
DE2026023C3 (de) Verfahren zur Gewinnung von Vinylchloridpolymerisaten oder- copolymerisaten
JP2721988B2 (ja) 塩化ビニル系樹脂の製造法
JPH0625316A (ja) ペースト用塩化ビニル樹脂の製造方法
JPS6289703A (ja) 塩素化塩化ビニル系樹脂の製造方法
JPH07304806A (ja) 塩化ビニル系重合体の製造方法
JPH0425509A (ja) 塩化ビニル系重合体の製造方法
JPS6136521B2 (ja)
JPS6253018B2 (ja)
JPH10279629A (ja) 塩化ビニル系重合体の製造方法
JPS6047007A (ja) 塩化ビニル系単量体の懸濁重合方法