JPH03287070A - フィブリノペプタイドBβ↓1‐↓4↓2の測定法 - Google Patents

フィブリノペプタイドBβ↓1‐↓4↓2の測定法

Info

Publication number
JPH03287070A
JPH03287070A JP8739090A JP8739090A JPH03287070A JP H03287070 A JPH03287070 A JP H03287070A JP 8739090 A JP8739090 A JP 8739090A JP 8739090 A JP8739090 A JP 8739090A JP H03287070 A JPH03287070 A JP H03287070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antibodies
antibody
sample
fpbbeta1
solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8739090A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Maki
牧 浩司
Takahiro Kyoda
京田 高裕
Kunitsugu Inoue
國世 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tosoh Corp filed Critical Tosoh Corp
Priority to JP8739090A priority Critical patent/JPH03287070A/ja
Publication of JPH03287070A publication Critical patent/JPH03287070A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はFPBβ、−42を特異的に認識するモノクロ
ーナル抗体を利用した試料中のFPBβ、−42の測定
方法に関するものである。
(従来の技術) 血栓症や血栓症を伴い易い病態の患者では、血液はいわ
ゆる凝固亢進状態にあることが指摘されており、血液凝
固亢進状態は何等かの原因による血管向凝固系の活性化
によると考えられている。
血液凝固はカスケード反応により進行するが、その中に
フィブリノゲンーフィプリン系があり、フィブリノゲン
の分解に関与するトロンビン等の酵素活性の上昇は、す
なわち血管向凝固系の活性化を意味する。
フィブリノゲンは分子量約340000の糖タンパク質
で、Aα、Bβおよびγ鎖の各ポリペブタイド鎖が一対
ずつ計6本の2量体の形をとり、S−8結合で連結され
ている。血液凝固系が活性化されると、フィブリノゲン
はトロンビンによりフィブリンに転換されるが、この過
程は一連の血液凝固過程のうち最終段階に位置する中心
的反応である。まずトロンビンがフィブリノゲンに作用
するとAα鎖N末端近傍のArglBとc+yi7の間
が切断され、Alal−ArglBというフィブリノペ
プタイドA (FPA)が生じる。FPAを遊離したも
のはdesフィブリンモノマーとなり、フィブリンの結
合を担う部分が露出される。さらに、トロンビンが作用
することによりフィブリンに転換されるが、Bβ鎖N末
端近傍の^rg14とGly15の間が切断され14個
のアミノ酸からなるフィブリノペプタイドB (FPB
)が遊離し、これによりフィブリンの結合に関与する部
分が露出する。フィブリンはモノマーからポリマーへと
重合し、さらに活性化X■因子による架橋形成を経て安
定化フィブリンとなる。
一方、線溶系の活性化により生したプラスミンは、Bβ
MN末端側のArg42−AIa43の結合を切断する
ため、フィブリノゲンあるいはdesAフィブリンモノ
マーにプラスミンが作用すると、Bβ鎖からはフィブリ
ノペプタイドB1−42を生し、FPBを放出したのち
のフィブリンにプラスミンが作用すると、フィブリノペ
プタイドBβ1..42が遊離することになる。F P
 B B 、42とFPBβ15−42は、いずれもプ
ラスミンにより遊離したベプタイドであるため、FPB
β、−42は一次線溶を、FPBβ1.−42は二次線
溶を反映していることになる。
現時点では、FPBβ1−42は放射免疫測定法(RI
 A)あるいは酵素免疫測定法(EIA)により測定さ
れているが、両者とも競争法と呼ばれるタイプの測定法
である。しかし、RIAはそれに使用される試薬の取扱
いこ多大な注意を要するだけでなく、特別な施設も必要
とされる。また、競争法でのEIAは感度が比較的低い
という欠点を有している。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように従来の方法は諸問題を有しており、本発
明の目的はその様な問題点を解決し、簡便な測定法を提
出することにある。すなわち、難しいとされてきたアミ
ノ酸42残基のペプチドであるFPBβ1−42に対す
るサンドウィッチ系を確立し、・検出感度に支障をきた
すことなく上記問題を解決することである。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは従来技術の問題点を解決すべく、操作が簡
便で測定精度の高いFPBβ、−42の測定方法につい
て鋭意検討したところ、これらの問題点を解決できるこ
とを見出だし、本発明を完成させた。すなわち、本発明
は試料中のフィブリノペプタイドBβ1−42を測定す
る方法において、(a)  ・フィブリノペプタイドB
β1−42を特異的に認識する、固相に固定化されたモ
ノクローナル抗体 ・試料 及び ・固定化モノクローナル抗体とは異なる部位でフィブリ
ノペブタイドBβ1−42を特異的に認識する、標識さ
れたまたは標識されていないモノクローナル抗体 とを接触させ、 (b) (a)で標識されていないモノクローナル抗体
を使用した場合には、そのモノクローナル抗体又はaで
生しる免疫反応生成物を特異的に認識する標識された抗
体を接触させ、 (c)遊離の標識された抗体を除去し、((1)標識を
直接的または間接的に検出して、免疫反応生成物を定量
する 工程からなることを特徴とする試料中のフィブリノベプ
タイドBβ1−42の測定法を提供するものであり、以
下その詳細について説明する。
本発明は、抗原であるFPBβ、−42の上において、
認識部位の異なる2種類のモノクローナル抗体を用いて
サンドウィッチ法による免疫測定法により、FPBβ1
−42を定量することを特徴とするFPBβ、−42の
測定法である。具体的には、例えばモノクローナル抗体
はFPBβ1−42のアミノ末端側を認識するものとカ
ルボキシル末端側を認識するものとを作製して免疫測定
法に供すればよい。
本発明方法において、用いられるモノクローナル抗体は
、それ自体公知である方法(G、ケーラー&C,ミルシ
ュタイン、ネーチャー、第256巻2495頁、197
5年)に準じて製造することができる。以下、本発明に
使用するモノクローナル抗体の製造法について詳細に説
明する。
(A)抗原感作動物細胞の調製 FPBβ、−42を動物に免疫する。免疫動物はマウス
、ウサギ、ヤギ等、一般に免疫用動物として用いられて
いるものが用いられ、好ましくはBal b / cマ
ウスのように後述の骨髄腫細胞がセル・ラインとして確
立している種類のものが使用されるが、特に限定されな
い。免疫方法についても何ら限定されるものはない。
(B)腫瘍細胞の調製 上記A項で用いた免疫用動物に対応する腫瘍細胞を必要
量培養する。腫瘍細胞は例えば5P210 / A g
 14のような8−アザグアニンを含む培養液にて成育
し、ヒポキサンチン、アミノプテリン、チミジンを含む
培養液にて成育できないなどの性質を有するもの、すな
わち培養液成分によって選択可能なセル・ラインとして
確立されたものを用いる。
(c)細胞融合 細胞融合は公知である方法(G、ケーラー&C。
ミルシュタイン、ネーチャー、第256巻。
495頁、1975年)に準じて行なうことができる。
ただし、電気的に融合する方法も用いられ、特に限定さ
れない。
(D)抗FPBβ、−42抗体の精製 上記方法により得られたハイブリドーマの産生ずるモノ
クローナル抗体を、通常タンパク質の精製に用いられる
方法により精製する。
(E)抗FPBβ1−42抗体の固定化本発明方法に用
いられる抗体を固相に固定化する方法は、公知の方法を
採用でき、固相としては例えば、ポリスチレン、ポリエ
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、セファロ
ース粒子、ラテックス、アガロース、セルロース、ポリ
メタアクリレートなどが使用される。
(F)標識抗体の調製 抗FPBβ1−42抗体を標識する場合、その標識化の
方法とその検出方法もなんら限定されるものでなく、公
知の方法により標識化および検出することができる。標
識として間接的に検出されるもの、例えば酵素を用いる
場合、標識物質としては例えば、ペルオキシダーゼ、β
−D−ガラクトシダーゼ、アルカリホスファターゼ、ウ
レアーゼ、カタラーゼ、β−グルクロニダーゼなどの酵
素が使われる。標怠として直接的に検出されるもの、例
えば放射性物質としては、3H,’25I、 または1
31■等が、蛍光物質を使用する方法としては、例えば
、フルオレスカミン、フルオレラセンチオシアネート、
テトラローダミンイソチオシアネート等が常法によりモ
ノクローナル抗体に結合される。しかしながら、標識物
質は上記物質に何ら限定されるべきものではない。
また標識されていない抗FPBβ、−42抗体を用いた
場合には、その抗体又はその免疫反応生成物を特異的に
認識する標識された抗体を用いる。その際の標識も前述
と同様のものが用いられる。
以上のような固定化抗FPBβ1−42抗体及び標識化
抗体を用いて、試料中のFPBβ1−42をサンドイッ
チ測定法で測定することができる。このとき、固定化抗
体、標識化抗体、及び試料を接触させる順序には特に限
定はない。そして生成した免疫反応生成物を遊離の標識
化抗体と分離し、標識を直接的又は間接的に検出すれば
よい。
(発明の効果) (1)試料中のFPBβ、−42濃度は、0.1〜20
0ng/mlの範囲内で測定することができ、(2)従
来法に比べて、極めて簡便な操作で短時間に、かつ感度
よく多数の検体の測定が可能である。
(実施例) 以下に本発明の詳細な実施例を説明する。しかし本発明
は、これら実施例のみに限定されるものではない。
実施例1 酵素標識法によるFPBβ1−42の測定(1)抗原感
作動物細胞の調製 Ba1b/cvウス(♀)をFPBβ、−42で免疫し
た。免疫は、マウスの腹腔にフロイントの完全アジュバ
ントとFPBβ1−42100μg/匹とを乳化させた
試料100μmを投与した。2週間後に追加免疫として
FPBβ、−42100μg/匹をフロイントの不完全
アジュバントと乳化させたもの100μmをマウス腹腔
に投与した。1週間後最終免疫としてFPBβ1−42
100μg/匹をリン酸緩衝化生理食塩水(0,85%
NaC1含有0.01%リン酸緩衝液、pH7,2:以
下PBS)に溶解したちの100μmを腹腔内に投与し
た。3日後この処置マウスの膵臓を無菌的に取出した。
15%子牛脂児血清(以下15%FCSと省略する)を
含むDMEMI○m1を注射器で吸い取り27ゲージの
注射針をつけた。膵臓を氷冷しておいたデイツシュに入
れ、注射針で数か新式をあけた。注射針を差し込み還流
し膵臓細胞をデイツシュに流出させた。流出液をナイロ
ンメツシュで濾過し遠心チューブに入れ、11000r
pで10分間遠心分離して上澄をすてた。細胞ベレット
中の赤血球を0.15M塩化アンモニウム溶液(1mM
エチレンジアミン4酢酸−2ナトリウム塩(以下EDT
Aと省略する)を含む0.01M炭酸緩衝液、pH7,
2)で溶血させ遠心分離し、さらに細胞ベレットをDM
EMで2回同様に遠心洗浄して牌細胞とした。
(n)骨髄腫細胞の調製 骨髄腫細胞としてはBa 1 b / Cマウス由来の
8−アザグアニン耐性株として、SP210−Ag14
(以下S P 210と省略する)を使用した。
細胞融合を行う1週間前まで20μg / m ]の]
]]8−アザグアニン15%Fを含むDMEMで培養し
、その後細胞融合臼まで15%FC8を含むDMEMを
使用した。細胞融合直前に、5P210は無菌的にDM
EMで1100Orpで10分間遠心洗浄を2回繰り返
し調製した。
(m)細胞融合 上記(1)項で調製した膵臓細胞と上記(II)項で調
製した骨髄腫細胞を5=1の割合で混合遠心(1000
rpm、10分)し細胞ベレットを集めた。遠心チュー
ブを軽くたたいて細胞ベレットを壁面にうずく広げた。
その中に37℃に暖めておいた50%PEG(MERK
社製ポリエチレングリコール4000)を含むDMEM
溶液0.5rnlを遠心チューブを回しながら少しずつ
滴下した。1分間ゆっくりと遠心チューブを回転させ混
合した後、30秒に1mlの割合で遠心チューブを回転
しながら37℃に加温しておいたDMEMを10回加え
た。つぎにFe2を2mlゆっくりと入れ、11000
rp、10分間遠心した。細胞ベレットを15%FC5
とI X 10−4Mヒボキサンチン、4 X 10−
7Mアミノプテリン、1.6X10−5Mチミジンを含
むDMEM (以下HAT培地と省略する)で2回遠心
洗浄(1000rpm、10分間)した。この培養液を
96ウエルプレート(Fa 1 con#3042)に
5X105細胞個/ウェルになるように200μmずつ
分注した。3日目ごとにHAT培地を100111/ウ
エル交換した。3週間後からは、1X10−’Mヒポキ
サンチン、1°6 X 10−’Mチミジンと15%F
C5を含むDMEM(以下HT培地と省略する)を培地
交換に用いた。
(IV)ハイブリドーマの選択 96ウエルプレートに細胞コロニーが認められる100
日目後から固相酵素免疫測定法を行い、培養上清に抗F
PBβ、−42抗体が存在するかどうか調べた。
96ウエルイムノプレート平底(インターメッド社製)
に、FPBβ1−422 u g / m 1を50μ
m/ウェル分注し、37℃で1.5時間静置した。ウェ
ルに残っている溶液を除去し、PBSに0.04%ツイ
ーン(Tween) −20を含んだ溶液(以下PBS
−T)で3回洗浄した後、0.1%BSAを溶解したP
BS−T溶液300μlを各ウェルに加えて、37℃で
1.5時間ブロッキング処理した。つぎに各ウェルに上
記培養上清を100μmずつ分注し37℃で1.5時間
静置した。これらのウェルをPBS−T溶液で3回洗浄
した後、ペルオキシダーゼ標識ラビット抗マウスIgG
抗体(ジャクソン社製>4000倍希釈を50μl/ウ
エルずつ分注し、37℃で1.5時間静置した。PBS
−T溶液で3回洗浄したのち、基質溶液(1,2% 2
,2−アジノジ−(3−エチルベンズチアゾリン硫酸)
−ジアンモニウム塩(ABTS)及び0.01%過酸化
水素(H2O2)を含有する0、1Mクエン酸緩衝液(
pH5,1,))を各ウェルに100μm添加した。3
0分間室温で放置し、200mMシュウ酸溶液を100
μm加えて酵素反応を停止させた。415nmでの吸光
度を測定し、酵素活性が認められたウェルに抗FPBβ
、−4°抗体を産生ずるハイブリドーマが存在すること
がわかる。以上のようにして、抗体価の強い抗体産生ノ
\イブリドーマを取得した。
(V)コンデショニングメデウムの調製26ゲージの注
射針をつけた注射器に10m1の冷蔵しておいた0、3
4Mサッカロース溶液を吸い取った。Ba1b/cマウ
ス(♂)をを椎脱臼させ、無菌的に腹腔内に上記溶液を
注入した。
注入後5分以内に左側腹部に18ゲージの注射針をつけ
氷冷しておいた注射器にて腹腔内溶液を回収した。氷冷
しておいた遠心チューブに上記回収液を流し込み、11
000rpで5分間遠心分離した。遠心後上清を廃棄し
、細胞ベレットに15%FC8−DMEMを加え攪拌し
ブツシュに入れた。37℃、5%炭酸ガス濃度、95%
湿度で一晩培養した。培養上清を集め、0.22μmの
メンブレンフィルターで濾過し、これをコンデショニン
グメデウムとした。
(VI)クローニング 抗体産生を認めるハイブリドーマについて限界希釈法を
用いて単一クローンにした。上記(V)項で作製したフ
ンデショニングメデウムを1ml含むHAT培地20m
1を用意した。クローニングしたいハイブリドーマ細胞
を各ウェルに1個になるように上記培養液中に調整し、
200μm/ウェルすつ96ウエルプレート(Falc
on#3042 )に分注した。培養10日目前後から
細胞コロニーか認められるウェルについて、上記CIV
)項に記載した固相酵素免疫測定法に準じて抗FPBβ
1−42抗体産生ノ\イブリドーマを選択し、さらに再
度クローニングを繰り返し単一ノ\イブリドーマを樹立
した。最終的に7クローンのl\イブリドーマを確立し
た。
(■)抗FPBβl−42抗体の精製 B a 1 b / cマウス(♂)6〜10週令の腹
腔にブリスタン(2,6,10,14−テトラメチルペ
ンタデカン)を0.5ml/匹投与した。2週間後上記
(Vl)項で得られた抗FPBβ1−42抗体産生ハイ
ブリドーマ株をマウス腹腔内に各クロンについて2X1
06細胞個/匹移植した。
10日目前後に生成した腹水を、18ゲージの注射針を
腹腔に差し込み、1/20量の0,2M・EDTAをい
れた遠心チューブに滴下させた。遠心チューブを400
Orpmで10分間遠心し、上清を集めた。採取した上
清を50%硫酸アンモニウム沈殿分画法にしたがって粗
精製し、0.05%アジ化ナトリウムを含むPBS溶液
に透析後、イオン交換クロマトグラフィー ゲル濾過を
おこない精製した。メルカプトエタノール還元下での5
DS−ポリアクリルアミド電気泳動(12%T)で1本
の重鎮と1本の軽鎖の2本のバンドになったことで抗体
の純度を確認した。
以上の方法により、FPBβ1−42を特異的に認識す
る複数種のモノクローナル抗体を得た。それぞれの抗体
の結合定数は、107〜IOIIM−1の範囲内であっ
た。
(■)抗FPBβ1−42抗体の固定化未処理マイクロ
タイタープレート(96ウエル・ヌンクプレート、イン
ターメッド社製)の各ウェルに0,1M炭酸ナトリウム
緩衝液(pH9,6)に溶解した3μg/mlのマウス
由来の抗FPBβ、−42抗体(名称A)の溶液200
μmを加えて、4℃−夜インキユベートした。次に、各
ウェルの溶液を除去し、PBS−Tで3回洗浄した後、
0.1%BSAを溶解したPBS−T溶液300μmを
各ウェルに加えて、4℃でブロッキング処理しそのまま
保存した。
(■)西洋ワサビペルオキシダーゼ(以下HRP)標識
抗体の調製 0.3M重炭酸ナトリウム緩衝液(pH8,1)に溶解
したHRP溶液(5mg/ml)に1%1−フルオロ−
2,4−ジニトロベンゼンのエタノール溶液0.1ml
を加え、室温にて1時間反応させた。その溶液に0.0
6M過ヨウ素酸ナトリウム1.0rn3を添加し30分
反応させた。未反応の過ヨウ素酸ナトリウムを0.16
Mのエチレングリコール1.Omlを加えて除去した後
、0°01M炭酸ナトリウム緩衝液(pH9,5)で透
析した。次に、マウス由来抗FPBβ、−42モノクロ
一ナル抗体(名称B0モノクローナル抗体Aとは異なる
抗原部位を認識するもの)5mgを加えて5〜6時間反
応させた。水素化ホウ素ナトリウム5mgを添加して4
℃中で一夜放置した。
この後、未反応の水素化ホウ素ナトリウムを除去するた
め、0.85%塩化ナトリウムを含む10mMリン酸ナ
トリウム緩衝液(pH7,1)に対して4℃で一夜攪拌
しながら透析した。上記反応物をTSK−ゲルG−30
00SW(東ソー株式会社製、商品名)を用いて高速液
体クロマトグラフィーにて精製し、HRPIl識抗体と
した。
(X)試料中のFPBβ1−42の定量本実施例中の(
■)で記述した方法で作製したマイクロタイタープレー
トを室温にもどし、PBS−T溶液で洗浄した後、FP
Bβ、−42を含む標準試料を各ウェルにそれぞれ20
μm加えた。つぎに本実施例(IX)で得たHRP標識
抗体をPBS−T溶液で希釈し、各ウェルに200μm
ずつ添加した。そのまま室温で3時間インキュベートし
た後、溶液を除去しPBS−T溶液で3回洗浄した。そ
れに、1.2% 2,2−アジノジ−(3−エチルベン
ズチアゾリン硫酸)−ジアンモニウム塩(ABTS)及
び0.01%過酸化水素(H2O2)を含有する0、1
Mクエン酸緩衝液(pH4,1)から成る基質溶液を各
ウェルに200μm添加し、室温で30分間酵素反応さ
せた後、200mMシュウ酸溶液を100μm加えて酵
素反応を停止させた。上記マイクロタイタープレートを
各ウェルについて、波長415nm、対照波長492n
mの吸光強度を自動マイクロタイタープレートリーダー
(東ソー株式会社製、MPR−A4、商品名)で測定し
た結果を表1に示す。表1から明らかなように、試料中
のFPBβ1−42は0.1〜200ng/m+の範囲
で定量できることが確認された。
表1 特許出痴人 東ソー株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 試料中のフィブリノペプタイドBβ_1_−_4_2を
    測定する方法において、 (a)・フィブリノペプタイドBβ_1_−_4_2を
    特異的に認識する、固相に固定化されたモノクロー ナル抗体 ・試料 及び ・固定化モノクローナル抗体とは異なる部位でフィブリ
    ノペプタイドBβ_1_−_4_2を特異的に認識する
    、標識されたまたは標識されて いないモノクローナル抗体 とを接触させ、 (b)(a)で標識されていないモノクローナル抗体を
    使用した場合には、そのモノクローナル抗体又はaで生
    じる免疫反応生成物を特異的に認識する標識された抗体
    を接触させ、 (c)遊離の標識された抗体を除去し、 (d)標識を直接的または間接的に検出して、免疫反応
    生成物を定量する 工程からなることを特徴とする試料中のフィブリノペプ
    タイドBβ_1_−_4_2の測定法。
JP8739090A 1990-04-03 1990-04-03 フィブリノペプタイドBβ↓1‐↓4↓2の測定法 Pending JPH03287070A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8739090A JPH03287070A (ja) 1990-04-03 1990-04-03 フィブリノペプタイドBβ↓1‐↓4↓2の測定法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8739090A JPH03287070A (ja) 1990-04-03 1990-04-03 フィブリノペプタイドBβ↓1‐↓4↓2の測定法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03287070A true JPH03287070A (ja) 1991-12-17

Family

ID=13913560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8739090A Pending JPH03287070A (ja) 1990-04-03 1990-04-03 フィブリノペプタイドBβ↓1‐↓4↓2の測定法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03287070A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1007570A4 (en) * 1997-07-25 2005-02-23 New York Blood Ct Inc MONOSPECIFIC ANTIBODIES TO FIBRINOGENS AND FIBRINOPEPTIDES

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1007570A4 (en) * 1997-07-25 2005-02-23 New York Blood Ct Inc MONOSPECIFIC ANTIBODIES TO FIBRINOGENS AND FIBRINOPEPTIDES

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4902614A (en) Monoclonal antibody to human protein C
EP0122478A2 (en) A method for the preparation of monoclonal antibody with specificity for crosslinked fibrin derivatives and an assay procedure using said antibody
JPH06237786A (ja) 人フィブリンiiのnh2 末端フラグメントに対するモノクロナール抗体
JPH05184384A (ja) hBNPのC端を認識するモノクロ−ナル抗体
JPH0636741B2 (ja) ヒト・プロテインcの分離方法
JP3517754B2 (ja) 抗ヒト可溶性フィブリン抗体,ハイブリドーマ及び免疫学的測定法
JP2918688B2 (ja) プロトロンビン活性化ペプチド及びその分解産物に関するイムノアッセイ及びそれらに対するモノクローナル抗体
JP2949467B2 (ja) 免疫学的測定法によるヒトプロマトリックスメタロプロテアーゼ7の定量
EP1007570A1 (en) Monospecific antibody reactive with fibrinogen and fibrinopeptide b
JP3018110B2 (ja) モノクローナル抗体
JPH08100000A (ja) ヒトiv型コラーゲンに対する抗体及びその利用
JPH09176199A (ja) 抗ファクターXa・ティシュファクターパスウェイインヒビター複合体モノクローナル抗体及びその使用
WO1997043315A1 (fr) NOUVEL ANTICORPS MONOCLONAL ET PROCEDE D'ANALYSE IMMUNOLOGIQUE D'UN e-D DIMERE ET D'UN COMPLEXE e-DD/E
EP0271810A2 (en) Immunological determination of free human protein s and c4bp-protein s complex
US5187067A (en) Immunological determination of free human protein S and C4bp-protein S complex
JPH058679B2 (ja)
JPH03287070A (ja) フィブリノペプタイドBβ↓1‐↓4↓2の測定法
EP0315447A2 (en) Method of immunological measurement of human protein S and reagent and kit therefor
JP2001021557A (ja) Dダイマー及びdd/e複合体の免疫学的分析方法及び分析用キット
EP0205046A2 (en) Monoclonal antibody to human protein C
JPH02276591A (ja) Anpのc端側を認識するモノクローナル抗体
JPH06205692A (ja) 新規な抗ヒトトロンボモジュリンモノクロ−ナル抗体およびその抗体を用いたヒトトロンボモジュリンの高感度測定方法
JP2742886B2 (ja) 好中球コラゲナーゼの免疫学的定量法
JP4612922B2 (ja) 新規のモノクローナル抗体並びにe−Dモノマー、e−Dダイマー、及びe−DD/E複合体の免疫学的分析方法
JPH08301900A (ja) 可溶性フィブリン複合体に対するモノクローナル抗体