JPH03284141A - ステータの液冷構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はモータにおけるステータを液体により直接に冷
却する冷却用構造に関する。従って、工作機械の主軸の
ビルトインモータの冷却に利用可能である。

〔従来の技術〕

従来、ステータを液冷する場合には、ステータにスリー
ブを被せ、該スリーブを介して冷却する（１） 構造が一般的に採用されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

然しながら、スリーブを介することは冷却効率を低下さ
せ、また、モータの外径寸法を大きくすることとなり、
特に、コンパクト化の要請されるビルトインモータにお
いては欠点となる。

依って本発明は冷却効率を向上させると共に、コンパク
トなステータの液冷構造の提供を目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的に鑑みて本発明は、ステータの冷却用構造であ
って、該ステータを両面に有機接着剤をコーティングし
た積層用要素板を複数枚積層、圧着させて形成し、該ス
テータの外表面にメッキ層を施し、該メッキ層の表面を
直接に液冷することを特徴とするステータの液冷構造を
提供する。

（２） 〔作　用〕 有機接着剤のみでは各積層用要素板間を密封する上で十
分な信頼性はないため、積層構成されたステータの外表
面にメッキ層を施し、これにより密封性を確保する。メ
ッキ層はその厚さ寸法が小さいため、モータの外径寸法
への影響はないといえる。

〔実施例〕

以下本発明を添付図面に示す実施例に基づき更に詳細に
説明する。

モータ用のステータ１０は一般に薄板１２を互いに積層
することによってそのコア部を形成している。

この積層用の各薄板１２の両面には、有機接着剤がコー
ティングされており、各薄板１２を積層した状態で加熱
するとコーティング接着剤が溶融し、各薄板１２は互い
に接着、結合することとなる。この場合、積層コアはそ
の長平方向に押圧されているた必、各薄板１２間は概ね
密封される。然しなから外表面の冷却液を漏洩させるこ
とのない完全な密（３） 封状態を保証し得ないため、上記の圧着後のステータコ
アの外表面１４を研削した後、硬質クロームメッキを施
す。このメッキ層１６の厚さは０．１〜０゜５ｍＩＩ＋
程度であり、メッキ後にその表面を研摩して仕上げを行
う。上記硬質クロームメッキは機械的な研摩に適した特
性を有している。

こうして構成したコアに巻線を施してステータ１０を完
成させ、内周に冷却液の流路２０の設けられたジャケッ
ト１８にステータ１０を挿入し、両端部を０−リング２
２によってシールする。こうしてステータ１０の液冷構
造が完成し、流路２０内に冷却液を流すことにより、ス
テータ１０は０．１　ｍｍのオーダーの厚さのメッキ層
１６を介して外表面から冷却されることとなり、冷却効
率が向上すると共にコンパクトな液冷ステータの提供が
可能となる。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかな様に本発明によれば、冷却効率
が向上すると共に、コンパクトであって液漏れのない信
頼性の高い液冷ステータの提供が（４） 可能となる。延いてはコンパクトで、冷却効率の高いモ
ータの提供が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るステータの液冷構造の縦断面図で
ある。 １０・・・ステータ、　　　１２・・・積層用薄板、１
６・・・メッキ層、　　　　１８・・・ジャケット。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、ステータの冷却用構造であって、該ステータを、両
   面に有機接着剤をコーティングした積層用要素板を複数
   枚積層、圧着させて形成し、該ステータの外表面にメッ
   キ層を施し、該メッキ層の表面を直接に液冷することを
   特徴とするステータの液冷構造。