JPH1169721A - コア直冷式液冷モータのステータ - Google Patents
コア直冷式液冷モータのステータInfo
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- JPH1169721A JPH1169721A JP22718597A JP22718597A JPH1169721A JP H1169721 A JPH1169721 A JP H1169721A JP 22718597 A JP22718597 A JP 22718597A JP 22718597 A JP22718597 A JP 22718597A JP H1169721 A JPH1169721 A JP H1169721A
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- JP
- Japan
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- stator core
- stator
- adhesive layer
- core
- motor
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- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来はステータコア要素板２を積層してステ
ータコア１を製作する際に、ステータコア要素板同志を
密着させて、ステータコア要素板２表面上の接着剤層９
により、隙間なく埋めるためにはステータコア１の積層
方向に非常に高い圧力を要するのを、低い圧力でも接着
可能にするステータを提供する。 【解決手段】 表面に接着剤層を有するステータコア１
を積層し、圧力を加えて接着することにより、ステータ
コア間を密着シールするコア直冷式液冷モータのステー
タにおいて、ステータコア１は、内周部に交互にティー
ス５とスロット６を有し、ステータコア１の材料が途切
れる自由端としての外周部全周に、圧力を増大する手段
として、交互に配置された外周凸部４と外周凹部３を備
え、またはステータコア１の外周部に沿って穴７を並べ
て開け、少なくともこれらの外周または穴７付近の表面
に接着剤を塗布して接着剤層９で積層固着されて成る。
ータコア１を製作する際に、ステータコア要素板同志を
密着させて、ステータコア要素板２表面上の接着剤層９
により、隙間なく埋めるためにはステータコア１の積層
方向に非常に高い圧力を要するのを、低い圧力でも接着
可能にするステータを提供する。 【解決手段】 表面に接着剤層を有するステータコア１
を積層し、圧力を加えて接着することにより、ステータ
コア間を密着シールするコア直冷式液冷モータのステー
タにおいて、ステータコア１は、内周部に交互にティー
ス５とスロット６を有し、ステータコア１の材料が途切
れる自由端としての外周部全周に、圧力を増大する手段
として、交互に配置された外周凸部４と外周凹部３を備
え、またはステータコア１の外周部に沿って穴７を並べ
て開け、少なくともこれらの外周または穴７付近の表面
に接着剤を塗布して接着剤層９で積層固着されて成る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面に接着剤を有
するステータコアを用いて作られたコア直冷式液冷モー
タの構造に関する。
するステータコアを用いて作られたコア直冷式液冷モー
タの構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、表面に接着剤を有するステータコ
ア要素板を積層して形成されたステータコアを用い、こ
のステータコアの外周面を直接冷却液により液冷するモ
ータの構造は図６，図７(a),(b) のように構成されてい
る［特開平３−５２５４０号公報、以下『従来例』とい
う］。
ア要素板を積層して形成されたステータコアを用い、こ
のステータコアの外周面を直接冷却液により液冷するモ
ータの構造は図６，図７(a),(b) のように構成されてい
る［特開平３−５２５４０号公報、以下『従来例』とい
う］。
【０００３】全ての図面において、同一符号は同一若し
くは相当部材を表す。図６において１０はステータで、
図７(a) に示すように内周部にティース５とスロット６
を有し、図７(b) に表すような表面に接着剤層９を有す
るステータコア要素板２を積層して構成されたステータ
コア１と、このステータコア１のティース５に巻装され
スロット６の空間を占めるコイル１１などから成ってい
る。
くは相当部材を表す。図６において１０はステータで、
図７(a) に示すように内周部にティース５とスロット６
を有し、図７(b) に表すような表面に接着剤層９を有す
るステータコア要素板２を積層して構成されたステータ
コア１と、このステータコア１のティース５に巻装され
スロット６の空間を占めるコイル１１などから成ってい
る。
【０００４】１５はフレームで、ステータ１０の外周を
取り巻くように配置された冷却液流路１８と、これを空
間的にモータ外部と接続するような冷却液注入パイプ１
６と冷却液排出パイプ１７とから形成されている。ステ
ータ１０はフレーム１５に対して固定するように取り付
けており、フレーム１５の冷却流路１８はＯリング１９
ａ，１９ｂとステータ１０とフレーム１５によって、モ
ータ内部と空間的に遮断されている。１４はシャフト
で、負荷側ブラケット２２と負荷側ブラケット２２に固
定されたベアリングカバー２６によって支持される負荷
側ベアリング２４と、反負荷側ブラケット２３に支持さ
れた反負荷側ベアリング２５とによって軸回りに回転可
能に取り付けられている。
取り巻くように配置された冷却液流路１８と、これを空
間的にモータ外部と接続するような冷却液注入パイプ１
６と冷却液排出パイプ１７とから形成されている。ステ
ータ１０はフレーム１５に対して固定するように取り付
けており、フレーム１５の冷却流路１８はＯリング１９
ａ，１９ｂとステータ１０とフレーム１５によって、モ
ータ内部と空間的に遮断されている。１４はシャフト
で、負荷側ブラケット２２と負荷側ブラケット２２に固
定されたベアリングカバー２６によって支持される負荷
側ベアリング２４と、反負荷側ブラケット２３に支持さ
れた反負荷側ベアリング２５とによって軸回りに回転可
能に取り付けられている。
【０００５】負荷側ブラケット２２と反負荷側ブラケッ
ト２３はフレーム１５に対して固定されている。１２は
ロータで、ロータコア要素板を積層して構成されたロー
タコア２７と、このロータコア２７内部に挿入されたマ
グネット１３とから成っており、シャフト１４に固定さ
れている。このような構成において、冷却液流路１８は
Ｏリング１９ａ，１９ｂとステータ１０とフレーム１５
によって、モータ内部すなわちロータ側の空間と遮断さ
れているが、ステータ１０はステータ１０を構成するス
テータコア１のステータコア要素板同志を接着剤層９が
隙間なく埋めることによって、冷却液流路１８側とロー
タ１２側を空間的に遮断している。
ト２３はフレーム１５に対して固定されている。１２は
ロータで、ロータコア要素板を積層して構成されたロー
タコア２７と、このロータコア２７内部に挿入されたマ
グネット１３とから成っており、シャフト１４に固定さ
れている。このような構成において、冷却液流路１８は
Ｏリング１９ａ，１９ｂとステータ１０とフレーム１５
によって、モータ内部すなわちロータ側の空間と遮断さ
れているが、ステータ１０はステータ１０を構成するス
テータコア１のステータコア要素板同志を接着剤層９が
隙間なく埋めることによって、冷却液流路１８側とロー
タ１２側を空間的に遮断している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来例では
ステータコア要素板２を積層してステータコア１を製作
する際に、ステータコア要素板同志を密着させて、ステ
ータコア要素板２表面上の接着剤層９により、隙間なく
埋めるためにはステータコア１の積層方向に非常に高い
圧力を懸けなくてはならないという問題点があった。そ
こで本発明では、従来例よりも低い圧力でも接着剤層９
によってステータコア要素板２同志の隙間を完全に埋め
ることができるようにする構造を持つ、ステータコアを
提供することを目的とする。
ステータコア要素板２を積層してステータコア１を製作
する際に、ステータコア要素板同志を密着させて、ステ
ータコア要素板２表面上の接着剤層９により、隙間なく
埋めるためにはステータコア１の積層方向に非常に高い
圧力を懸けなくてはならないという問題点があった。そ
こで本発明では、従来例よりも低い圧力でも接着剤層９
によってステータコア要素板２同志の隙間を完全に埋め
ることができるようにする構造を持つ、ステータコアを
提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項１に記載の発明は、表面に接着剤層を有
するステータコアを積層し、圧力を加えて接着すること
により、ステータコア間を密着シールするコア直冷式液
冷モータのステータにおいて、前記ステータコアは、内
周部に交互にティースとスロットを有し、ステータコア
の材料が途切れる自由端としての外周部全周に、圧力を
増大する手段として、交互に配置された外周凸部と外周
凹部を備え、少なくともこれらの外周付近の表面に接着
剤を塗布して積層固着されていることを特徴とするコア
直冷式液冷モータのステータである。
本発明の請求項１に記載の発明は、表面に接着剤層を有
するステータコアを積層し、圧力を加えて接着すること
により、ステータコア間を密着シールするコア直冷式液
冷モータのステータにおいて、前記ステータコアは、内
周部に交互にティースとスロットを有し、ステータコア
の材料が途切れる自由端としての外周部全周に、圧力を
増大する手段として、交互に配置された外周凸部と外周
凹部を備え、少なくともこれらの外周付近の表面に接着
剤を塗布して積層固着されていることを特徴とするコア
直冷式液冷モータのステータである。
【０００８】このようにして本発明により、ステータコ
ア要素板を積層してステータコアを形成する際に、ステ
ータコア要素板間の隙間をステータコア要素板表面の接
着剤層によって埋め、ステータコア外周側と内周側を空
間的に遮断するためにステータコアの軸方向に加えられ
る圧力は、ステータコア要素板の外周凹部と外周凸部の
周辺で応力集中を起こすので、応力の集中により、ステ
ータコア要素板表面に円環状に連続して、接着剤層の接
着が良好な部分が得られ、従来例のステータコア要素板
によりステータコアを製作する時よりも、低い圧力で信
頼性の高いコア直冷式液冷モータのステータが実現され
るという特段の効果を奏することができる。
ア要素板を積層してステータコアを形成する際に、ステ
ータコア要素板間の隙間をステータコア要素板表面の接
着剤層によって埋め、ステータコア外周側と内周側を空
間的に遮断するためにステータコアの軸方向に加えられ
る圧力は、ステータコア要素板の外周凹部と外周凸部の
周辺で応力集中を起こすので、応力の集中により、ステ
ータコア要素板表面に円環状に連続して、接着剤層の接
着が良好な部分が得られ、従来例のステータコア要素板
によりステータコアを製作する時よりも、低い圧力で信
頼性の高いコア直冷式液冷モータのステータが実現され
るという特段の効果を奏することができる。
【０００９】請求項２に記載の発明は、表面に接着剤層
を有するステータコアを積層し、圧力を加えて接着する
ことにより、ステータコア間を密着シールするコア直冷
式液冷モータのステータにおいて、ステータコアは、内
周部に交互にティースとスロットを有し、前記ステータ
コアの材料が途切れる自由端としてのステータコアの外
周部に沿った円周上に、圧力を増大する手段として、ス
テータコアに並べて穿孔された複数個の穴を備え、少な
くともこれらの穴付近の表面に接着剤を塗布して積層固
着されていることを特徴とするコア直冷式液冷モータの
ステータである。
を有するステータコアを積層し、圧力を加えて接着する
ことにより、ステータコア間を密着シールするコア直冷
式液冷モータのステータにおいて、ステータコアは、内
周部に交互にティースとスロットを有し、前記ステータ
コアの材料が途切れる自由端としてのステータコアの外
周部に沿った円周上に、圧力を増大する手段として、ス
テータコアに並べて穿孔された複数個の穴を備え、少な
くともこれらの穴付近の表面に接着剤を塗布して積層固
着されていることを特徴とするコア直冷式液冷モータの
ステータである。
【００１０】かくして本発明によって、ステータコア要
素板を積層してステータコアを形成する際に、ステータ
コア要素板間の隙間をステータコア要素板表面の接着剤
層によって埋め、ステータコア外周側と内周側を空間的
に遮断するためにステータコアの軸方向に加えられる圧
力は、ステータコア要素板の外周部、もしくは外周部穴
の周辺で応力集中を起こすので、応力の集中により、ス
テータコア要素板表面に円環状に連続して、接着剤層の
接着が良好な部分が得られる。このようにして、従来例
のステータコア要素板によりステータコアを製作する時
よりも、低い圧力で信頼性の高いコア直冷式液冷モータ
のステータが得られるという顕著な効果がある。
素板を積層してステータコアを形成する際に、ステータ
コア要素板間の隙間をステータコア要素板表面の接着剤
層によって埋め、ステータコア外周側と内周側を空間的
に遮断するためにステータコアの軸方向に加えられる圧
力は、ステータコア要素板の外周部、もしくは外周部穴
の周辺で応力集中を起こすので、応力の集中により、ス
テータコア要素板表面に円環状に連続して、接着剤層の
接着が良好な部分が得られる。このようにして、従来例
のステータコア要素板によりステータコアを製作する時
よりも、低い圧力で信頼性の高いコア直冷式液冷モータ
のステータが得られるという顕著な効果がある。
【００１１】
（実施の形態１）以下、本発明の実施の形態１を図１に
基づいて説明する。図１は、ステータコアを示す正面か
ら見た平面図である。図１において、ステータコア１は
内周部にティース５とスロット６を有し、外周部全周に
おいて外周凹部３と外周凸部４を交互に配置され、図７
(b) のように表面に接着剤層９を有するステータコア要
素板２を積層して構成されている。なお、ステータコア
要素板２を外周凹部３と外周凸部４を持った上記の形状
にすることで、冷却液と直接対抗する外周面の表面積を
広げ、フィンの役割を果たし、冷却効果を高くすること
ができる。
基づいて説明する。図１は、ステータコアを示す正面か
ら見た平面図である。図１において、ステータコア１は
内周部にティース５とスロット６を有し、外周部全周に
おいて外周凹部３と外周凸部４を交互に配置され、図７
(b) のように表面に接着剤層９を有するステータコア要
素板２を積層して構成されている。なお、ステータコア
要素板２を外周凹部３と外周凸部４を持った上記の形状
にすることで、冷却液と直接対抗する外周面の表面積を
広げ、フィンの役割を果たし、冷却効果を高くすること
ができる。
【００１２】（実施の形態２）次に、本発明の実施の形
態２を図２に基づいて説明する。図２は、ステータコア
を示す正面からみた平面図である。図２において、ステ
ータコア１は内周部にティース５とスロット６を有し、
外周部の所定の位置に外周部穴７を円環状に配置して開
けられ、図７(b) と同様に表面に接着剤層９を有するス
テータコア要素板２を積層して構成されている。なお、
ステータコア要素板２の外周部の所定の位置に、外周部
穴７を並べて配置して開け、積層してステータコア１を
構成することにより、外周部穴７がステータコア１を軸
方向に貫く管を形成する。
態２を図２に基づいて説明する。図２は、ステータコア
を示す正面からみた平面図である。図２において、ステ
ータコア１は内周部にティース５とスロット６を有し、
外周部の所定の位置に外周部穴７を円環状に配置して開
けられ、図７(b) と同様に表面に接着剤層９を有するス
テータコア要素板２を積層して構成されている。なお、
ステータコア要素板２の外周部の所定の位置に、外周部
穴７を並べて配置して開け、積層してステータコア１を
構成することにより、外周部穴７がステータコア１を軸
方向に貫く管を形成する。
【００１３】図３は、本発明のステータコアを用いたモ
ータの側断面図である。図３のように、フレーム１５の
負荷側に冷却風入口２０を、反負荷側に冷却風出口２１
を接続し、冷却風入口２０からエアを送り込むことによ
って、エアはモータ内部の負荷側空間２８から外周部穴
７が連なって構成される通風管２９とロータ，ステータ
間のギャップ３０を通って反負荷側空間３１へ抜け、冷
却風出口２１から排出される。このような冷却風による
冷却と、冷却液流路１８内における冷却液による冷却を
併用することによって、冷却効率を高くすることができ
る。
ータの側断面図である。図３のように、フレーム１５の
負荷側に冷却風入口２０を、反負荷側に冷却風出口２１
を接続し、冷却風入口２０からエアを送り込むことによ
って、エアはモータ内部の負荷側空間２８から外周部穴
７が連なって構成される通風管２９とロータ，ステータ
間のギャップ３０を通って反負荷側空間３１へ抜け、冷
却風出口２１から排出される。このような冷却風による
冷却と、冷却液流路１８内における冷却液による冷却を
併用することによって、冷却効率を高くすることができ
る。
【００１４】（実施の形態３）次に、本発明の実施の形
態３を図に基づいて説明する。図４は、ステータコアを
示す正面から見た平面図である。図４において、ステー
タコア１は内周部にティース５とスロット６を有し、外
周全周に外周凹部３と外周凸部４を有し、また外周部の
所定の位置に外周部穴７を円環状に配置して開けられ、
図７(b) のように表面に接着剤層９を有するステータコ
ア要素板２を積層して構成されている。なお、この実施
の形態３は前述の実施の形態１，２の併用であり、同様
に外周凹部３と外周凸部４がフィンの役目を果たし、ま
た図５のように外周部穴７が通風管２９を形成して、よ
り高い冷却効率を保つことができる。
態３を図に基づいて説明する。図４は、ステータコアを
示す正面から見た平面図である。図４において、ステー
タコア１は内周部にティース５とスロット６を有し、外
周全周に外周凹部３と外周凸部４を有し、また外周部の
所定の位置に外周部穴７を円環状に配置して開けられ、
図７(b) のように表面に接着剤層９を有するステータコ
ア要素板２を積層して構成されている。なお、この実施
の形態３は前述の実施の形態１，２の併用であり、同様
に外周凹部３と外周凸部４がフィンの役目を果たし、ま
た図５のように外周部穴７が通風管２９を形成して、よ
り高い冷却効率を保つことができる。
【００１５】そして図５は、本発明の原理的説明図であ
る。等分布荷重を物体に加えた場合に、その物体が持つ
切り欠きの周囲に物体への応力が集中する。例えば、図
５(a) のような中央に穴52を開けた物51を、上下から平
らな板５３，５４で押さえ付ける場合を考える［図５
(b) 参照］。断面Ａ−Ａにおける応力分布は図５(c) の
ように、物５１の辺縁と穴縁とが最大となり、中間部は
下がることが分かる。従って、本発明の実施の形態１，
２を採用した図５(d) と従来例図５(e) とではステータ
の応力分布から、明らかに接着状態に差異が認められ
る。
る。等分布荷重を物体に加えた場合に、その物体が持つ
切り欠きの周囲に物体への応力が集中する。例えば、図
５(a) のような中央に穴52を開けた物51を、上下から平
らな板５３，５４で押さえ付ける場合を考える［図５
(b) 参照］。断面Ａ−Ａにおける応力分布は図５(c) の
ように、物５１の辺縁と穴縁とが最大となり、中間部は
下がることが分かる。従って、本発明の実施の形態１，
２を採用した図５(d) と従来例図５(e) とではステータ
の応力分布から、明らかに接着状態に差異が認められ
る。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
テータコア要素板を積層してステータコアを形成する際
に、ステータコア要素板間の隙間をステータコア要素板
表面の接着剤層によって埋め、ステータコア外周側と内
周側を空間的に遮断するために、ステータコアの軸方向
に加えられる圧力は、ステータコア要素板の外周凹部と
外周凸部もしくは外周部穴の周辺で応力集中を起こす。
この応力の集中によるステータコア要素板表面に円環状
に連続して接着剤層の接着が良好な部分が広く得られ、
従来のステータコア要素板によるステータコアを製作す
る時よりも、より低い圧力で信頼性の高いコア直冷式液
冷モータ用のステータコアが得られるという格別に優れ
た効果がある。
テータコア要素板を積層してステータコアを形成する際
に、ステータコア要素板間の隙間をステータコア要素板
表面の接着剤層によって埋め、ステータコア外周側と内
周側を空間的に遮断するために、ステータコアの軸方向
に加えられる圧力は、ステータコア要素板の外周凹部と
外周凸部もしくは外周部穴の周辺で応力集中を起こす。
この応力の集中によるステータコア要素板表面に円環状
に連続して接着剤層の接着が良好な部分が広く得られ、
従来のステータコア要素板によるステータコアを製作す
る時よりも、より低い圧力で信頼性の高いコア直冷式液
冷モータ用のステータコアが得られるという格別に優れ
た効果がある。
【００１７】さらには本発明によって、副次的にも空冷
経路の形成がなされ、冷却効率が増大して、汎用性の拡
大に資するとこも多大である。
経路の形成がなされ、冷却効率が増大して、汎用性の拡
大に資するとこも多大である。
【図１】本発明の実施の形態１におけるステータコアを
正面から見た平面図
正面から見た平面図
【図２】本発明の実施の形態２におけるステータコアを
正面から見た平面図
正面から見た平面図
【図３】本発明の実施の形態２を示すコア直冷式液冷空
冷併用モータ用の側断面図
冷併用モータ用の側断面図
【図４】本発明の実施の形態３におけるステータコアを
正面から見た平面図
正面から見た平面図
【図５】本発明の原理を説明する図で(a) は等分布荷重
を加えられる物(b) は２枚の平らな板で挟んで物に等分
布荷重を加える状態図(c) その時の物への応力特性図
(d) 本発明の実施の形態３におけるステータコアでの応
力分布状態図(e) 従来例におけるステータコアでの応力
分布状態図
を加えられる物(b) は２枚の平らな板で挟んで物に等分
布荷重を加える状態図(c) その時の物への応力特性図
(d) 本発明の実施の形態３におけるステータコアでの応
力分布状態図(e) 従来例におけるステータコアでの応力
分布状態図
【図６】従来例のコア直冷式液冷モータを示す側断面図
【図７】従来例の説明図で(a) は従来例のステータコア
を正面から見た平面図(b) は従来例の表面に接着剤層を
有するステータコア要素板の側断面図
を正面から見た平面図(b) は従来例の表面に接着剤層を
有するステータコア要素板の側断面図
１ ステータコア ２ ステータコア要素板 ３ 外周凹部 ４ 外周凸部 ５ ティース ６ スロット ７ 外周部穴 ８ Ｏリング ９ 接着剤層 １０ ステータ １１ コイル １２ ロータ １３ マグネット １４ シャフト １５ フレーム １６ 冷却液注入パイプ １７ 冷却液排出パイプ １８ 冷却液流路 １９ａ，１９ｂ Ｏリング ２０ 冷却風入口 ２１ 冷却風出口 ２２ 負荷側ブラケット ２３ 反負荷側ブラケット ２４ 負荷側ベアリング ２５ 反負荷側ベアリング ２６ ベアリングカバー ２７ ロータコア ２８ 負荷側空間 ２９ 通風管 ３０ ギャップ ３１ 反負荷側空間
Claims (2)
- 【請求項１】 表面に接着剤層を有するステータコアを
積層し、圧力を加えて接着することにより、ステータコ
ア間を密着シールするコア直冷式液冷モータのステータ
において、 前記ステータコアは、 内周部に交互にティースとスロットを有し、 ステータコアの材料が途切れる自由端としての外周部全
周に、圧力を増大する手段として、交互に配置された外
周凸部と外周凹部を備え、 少なくともこれらの外周付近の表面に接着剤を塗布して
積層固着されていることを特徴とするコア直冷式液冷モ
ータのステータ。 - 【請求項２】 表面に接着剤層を有するステータコアを
積層し、圧力を加えて接着することにより、ステータコ
ア間を密着シールするコア直冷式液冷モータのステータ
において、 前記ステータコアは、 内周部に交互にティースとスロットを有し、 ステータコアの材料が途切れる自由端としてのステータ
コアの外周部に沿った円周上に、圧力を増大する手段と
して、ステータコアに並べて穿孔された複数個の穴を備
え、 少なくともこれらの穴付近の表面に接着剤を塗布して積
層固着されていることを特徴とするコア直冷式液冷モー
タのステータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22718597A JPH1169721A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | コア直冷式液冷モータのステータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22718597A JPH1169721A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | コア直冷式液冷モータのステータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1169721A true JPH1169721A (ja) | 1999-03-09 |
Family
ID=16856830
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22718597A Pending JPH1169721A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | コア直冷式液冷モータのステータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1169721A (ja) |
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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