JPH0328219Y2 - - Google Patents

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JPH0328219Y2
JPH0328219Y2 JP5961185U JP5961185U JPH0328219Y2 JP H0328219 Y2 JPH0328219 Y2 JP H0328219Y2 JP 5961185 U JP5961185 U JP 5961185U JP 5961185 U JP5961185 U JP 5961185U JP H0328219 Y2 JPH0328219 Y2 JP H0328219Y2
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JP
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rotor
valve
valve body
spring
base
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JP5961185U
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JPS61177268U (ja
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  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本案は冷却機の冷媒等の流体の流量制御に用い
られる電動流量制御弁に関する。
従来のこの種流量制御弁は第3図に示すような
ものがある。(実開昭59−88572号) 然し乍らこのような電動流量制御弁にあつては
ステータコイル1に通電すると、ロータ2が回転
し、弁棒3の雄ねじ4と推進軸受5の雌ねじ6と
のねじ作用によつて弁軸7、ロータ2が回転し乍
ら軸方向へ移動し、それに伴つて弁座8と弁体9
との間の〓間が変化し所定の流量制御を行つてい
るが、流量制御弁が閉止する状態は、弁座8と弁
体9がロータ2に繋合された弁棒3の雄ねじ4
と、推進軸受5の雌ねじ6とが螺合されているた
め、弁座8と弁体9の間及び推進軸受5の雌ねじ
6と弁棒3の雄ねじ4の接触面間には、ロータ2
に電磁的作用によつて生じた回転力を螺合によつ
て軸方向に変換された推力と、ロータ2が回転運
動エネルギーとして蓄えたエネルギを吸収して停
止せしめるために生じる軸方向推力が発生する。
然るに弁座8と弁体9は共に高い剛性を有してい
るため大きな軸方向推力を受けることになる。こ
の事は接触面間に於ける回転摩擦抵抗が過大にな
り次の開弁動作がロータ2に生じる電磁的回転力
では不能になる。また弁座8に弁体9が食い込む
ため、弁座8及び弁体9の摩耗が促進される。
開弁時には弁棒3の弁体9の反対側の端部が軸
受台10に突き当るため閉弁側と同様の理由によ
り閉弁方向への始動が不能になり、開閉弁機能を
失う欠点がある。
此の欠点を除くために、閉弁位置及び全開弁位
置を機械的に規制する手段としてストツパA,
A′とストツパ・ピンBを設けロータ2の電磁的
回転力と回転運動エネルギーを、ロータ2の回転
方向接触力としてストツパA,A′とストツパ・
ピンBの間に発生させて、停止させるための機構
を付加させている。此の様な停止機構に於いて
は、雄ねじ4と雌ねじ6の螺合関係位置と、スト
ツパA,A′とストツパピンBの機械的関係位置
を正しく保つている必要がある。特に閉弁側に於
いては、更に弁座8と弁体9が接触する位置とを
同時に満足させる必要がある。此れは機械的に極
めて困難であるばかりでなく、弁座8及び弁体9
の摩耗によつて弁の閉止性能が失われ易い等の欠
点を持つている。
また従来の方法はロータ2に繋合された弁棒3
の雄ねじ4と本体11に固定された推進軸受5の
雌ねじ6とが螺合し、ロータ2の回転運動に同期
して雄ねじ4が回転せしめられるため、弁体9の
開閉弁方向の移動量はロータ2の回転角に比例し
たものとなりそれ以外パターンを有する移動を付
与することはできない。
本案は以上のような問題点を解決する為に考案
されたもので本案によれば、ステータコイルへの
通電により回転するロータと、第1の流路、この
第1の流路と連通し弁座を有する第2の流路を設
けた弁本体に前記ロータに対向して固定されたベ
ースとの何れか一方に傾斜面を、他方に渦巻状の
溝を設け、この溝内にボールを嵌合して傾斜面に
対接すると共にロータをばね圧によりベース側に
偏位させ、ロータの回転によりボールが溝内を移
動する事によりロータを上下動せしめ、このロー
タの作動により弁体を弁座に対して開閉させるよ
うにしたものである。
以下図面に示す一実施例について説明すると、
11は弁本体で第1の流路12と、この第1の流
路12と連通する第2の流路13とを有する。両
流路は弁本体11内に設けられた弁室14を介し
て連通している。
弁本体11の第2の流路13と対向する側には
ベース15を固定してる。このベースの表面には
中心部に向つて低く、又周縁部に向つて高くなる
ような傾斜面16を有する。ベース15の傾斜面
16側には逆コツプ状の非磁性体のカバ17を固
定し、このカバの外周にステータコイル18を設
けている。カバ17内にはロータ19を設け、ス
テータコイル18への通電により回転するように
なつている。このロータの一方の面は前記ベース
15に対向し、この面に渦巻状の溝20を有す
る。21はこの溝20内に介挿されたボールであ
る。
22,23は互いに対向して設けられたばね受
けで一方のばね受け22はカバ17の内面に固定
され、他方のばね受け23は座金24,25を介
してロータ19に当接している。が座金24,2
5は摩擦抵抗が小さい材料(例えばポリ四弗化エ
リレン樹脂)を選定してある為、ロータ19が回
転すると座金24と25との当接面間で滑ること
になる。
ばね受け22とばね受け23との間にはばね2
6が介挿され、ロータ19はこのばね26の弾力
によりばね受け23、座金24,25及びボール
21を介してベース15側に押圧されている。
ロータ19の中心部には弁棒27が挿入され、
その先端には弁体28を設け、この弁体28を前
記弁室14の弁座29に対向している。弁棒27
の弁体28と反対端部は前記ばね受け22内に挿
入され、ばね受け23に対してはねじ30により
螺合している。更にばね受け23とねじ30の螺
合位置は適正な螺合位置に調整後固定されてい
る。31は渦巻状の溝20の内側終端、32はそ
の外側終端を示す。
次にこのように構成された流量制御弁の作用に
ついて述べる。ステータコイル18に通電する
と、ロータ19は指定方向に回転し、この回転に
よりボール21はロータ19に設けられた渦巻状
の溝20に沿つて例えばロータ19の外周方向に
転動する。
然してベース15の傾斜面16はその周縁部に
向つて高く傾斜しているから、前記のボール21
の転動によりロータ19はばね受け23と共にば
ね26の弾力に抗して図において上昇する。この
ロータ19の上昇によりばね受け23に螺合して
いる弁棒27も傾斜面16の軸方向変化量だけ上
昇し、弁体28は弁座29より離間して開弁し、
この開弁量に応じた流体を第1の流路12から第
2の流路13へ流す。
次にステータコイル18に前記とは逆方向に通
電すると、ロータ19は前記とは逆方向に回転
し、ボール21は前記とは逆に渦巻状の溝20内
を周縁部から中心部に向つて転動する。このボー
ル21の転動によりロータ19はばね26の弾力
により図において下方に移動し、弁棒27も傾斜
面16の軸方向変化量だけ同方向に移動するから
弁体28は弁座29に接近し、流体の流量を絞る
ことになる。猶以上の説明ではベース15に傾斜
面16を、ロータ19に渦巻状の溝を設けた場合
について説明したがベース側に渦巻状の溝を、又
ロータに傾斜面を設けてもその操作は何等変らな
い。以上のように本案による時は、弁棒27に作
用する機械的推力はばね26の弾力のみで、ロー
タ19が発生する電磁的回転力や、ロータ19が
蓄えている回転運動エネルギーを吸収する際に生
ずる回転力は弁棒27を軸としてロータ19を回
転させる回転力となるだけで、弁棒27に与える
推力としては直接影響を与えるものではなく、特
にロータ19が軸方向に移動しなくなつた位置、
即ちボール21が溝20の内側終端31、又は外
側終端32にある時は弁棒27に加えられる推力
には全く影響を与えない機構になつており、閉弁
時にはボール21は溝20の内側終端31に接し
ながらロータ19の回転軸の回りを回転するが、
ボール21の公転半径は変化しない。従つて閉弁
状態に於いて、弁棒27は軸方向に移動すること
なく一定の位置に保たれ、且つ弁棒27に加わる
推力も変化しない。此の事から従来方法に見られ
たロータ19に作用する電磁的回転力や、ロータ
19が蓄えている回転運動エネルギーを強制的に
吸収させる必要がなく、此のような理由からばね
26のばね力及び流体による推力以外の余剰な推
力が弁体28及び弁座29に作用しないことにな
る。
同様に全開点に於いては、ボール21が渦巻き
状溝20の外側終端32に位置した状態を保つて
ロータ19は開弁方向の電磁的回転力を受けて回
転するが閉弁側の動作説明に記した動作と同一で
あることから、弁棒27、ロータ19、ボール2
1及びベース15の傾斜面16に掛かる推力はば
ね26のばね力と流体による推力で、それ以外の
推力は掛からない。
この事から、閉弁からの始動及び全開弁点から
の始動が強制的にロータ19の回転を停止させる
ような機構を付加することなしに可能になる。
又、傾斜面16の軸断面形状は、組み込時にお
いて機構上許容される範囲に於いて任意な形状に
することが出来るので、制御弁の開弁特性も任意
に設定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案電動流量制御弁の一実施例の概略
の縦断面図、第2図はロータの下方より見た端面
図で第3図は従来のこの種制御弁の概略の縦断面
図である。 11……弁体、12……第1の流路、13……
第2の流路、15……ベース、16……傾斜面、
17……カバ、18……ステータコイル、19…
…ロータ、20……渦巻状の溝、21……ボー
ル、26……ばね、27……弁棒、28……弁
体、29……弁座。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1の流路、この第1の流路と弁座を介して連
    通する第2の流路を有する弁本体と、この弁本体
    に設けられたベースと、このベースを覆うカバ
    と、このカバの外周に設けられたステータコイル
    と、このカバの内側においてステータコイルの内
    周に設けられ一面が前記ベースに対向するロータ
    と、このロータの他面において軸方向にばねによ
    りロータに圧接されるばね受けと、このばね受け
    に一端が固定され、前記ロータ内を貫通し前記弁
    座に対向する弁体を他端に有する弁棒とよりな
    り、前記ベースとロータとの対向する面の何れか
    一方に傾斜面を、他方に渦巻状の溝を有し、この
    溝内にボールを嵌合して傾斜面に対接してなる電
    動流量制御弁。
JP5961185U 1985-04-23 1985-04-23 Expired JPH0328219Y2 (ja)

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JP5961185U JPH0328219Y2 (ja) 1985-04-23 1985-04-23

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JP5961185U JPH0328219Y2 (ja) 1985-04-23 1985-04-23

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Publication Number Publication Date
JPS61177268U JPS61177268U (ja) 1986-11-05
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JP5961185U Expired JPH0328219Y2 (ja) 1985-04-23 1985-04-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000193100A (ja) * 1998-12-28 2000-07-14 Musashi Eng Co Ltd 液体定量吐出バルブ
JP4350105B2 (ja) * 2006-06-12 2009-10-21 武蔵エンジニアリング株式会社 液体定量吐出バルブおよび液体定量吐出装置

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Publication number Publication date
JPS61177268U (ja) 1986-11-05

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