JPH03276864A - 台車使用の搬送設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえば自動車製作工場において自動車を支
持し搬送するのに用いられる台車使用の搬送設備に関す
るものである。

従来の技術 従来、この種の搬送設備としては、たとえば実開昭６３
−３９０７５号公報に見られる構造が提供されている。

すなわち台車用レールに支持案内されるフロントトロリ
と一対のロードトロリとりャトロリとを設け、両ロード
トロリ間を被処理物支持装置で連結するとともに、両ロ
ートトロリとフロントまたはりャトロリとの間を連結杆
により連結している。そして駆動チェン側の駆動突起を
フロントトロリの受動突起に係合させることで、台車を
一定経路上で走行させ、以って支持装置で支持してなる
自動車ボディの搬送を行っている。その際にボディは、
枠体から上方へ連設した受は具によって支持されている
。

発明が解決しようとする課題 上記の従来形式によると、支持装置に対してボディの積
み卸しを行う際に、偏平状の枠体とボディとの間隙が小
さいことなど種々な制約を受けることになり、移載装置
の種類や方法が限定されることになる。すなわちフォー
ク形式の移載装置であったときには、間隙が小さいとフ
ォークの挿入が行えず、特に枠体の部分に被搬送物を直
接に載置する形式であったときにはフォーク形式を採用
できない。これに対しては受は具の突出高さを大にすれ
ばよいが、大にすればするほど搬送が不安定となる。

本発明の目的とするところは、被搬送物の支持搬送を安
定して行え、しかもフォーク形式など種々な移載装置に
対応し得る台車使用の搬送設備を提供する点にある。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明における台車使用の搬
送設備は、本体の下部に、走行面上で転動自在な複数の
車輪を設けて台車を構成し、この台車に、レールに支持
案内されるトロリ装置を連動し、前記本体の上面側に前
後に振分けて被搬送物の支持部を形成するとともに、こ
れら支持部間に下方への凹入部を左右に開放して形成し
ている。

作用 かかる本発明の構成によると、トロリ装置を、外力を与
えたり自動走行させたりしてガイドレール上で移動させ
ることにより、このトロリ装置に連動させた台車を一体
的に走行させ得、以って台車で支持してなる被搬送物の
搬送を行える。その際に台車は、トロリ装置がガイドレ
ールに支持案内されることで振れなど生じることなく走
行することになる。台車に対する被搬送物の積み卸しは
、被搬送物の下方に凹入部により大きな間隙が生じるこ
とで、フォーク形式など種々な移載装置を利用して容易
に行える。また被搬送物は、本体上面から上方へさほど
突出していない面支持部間に直接に載置し得、以って搬
送は安定して行える。

実施例 以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説明する０台
車１は１本体２の下部に左右ならびに前後一対の車輪３
を有し、左右一対のレール材４の上面によって形成され
る走行面４ａ上で車輪３を転動させることにより一定経
路５上で走行自在となる。前記本体２は枠組状であって
、前部の上面に受は板６と前後位置決め部材７とからな
る前位支持部８を左右一対に設けるとともに、後部の上
面に受は板９と後端位置決め部材１０とからなる後位支
持部１１を左右一対に設けている。そして両支持部８，
１１間に、本体２の下面を走行面４ａに充分に接近させ
るべく変形させて下方への凹入部１２を形成しており、
この凹入部１２は左右方向で開放している。さらに本体
２の前端からは、作業者が搭乗自在な床板１３が前方に
連設されている。両レール材４間には上部ガイドレール
１４が配設され、この上部ガイドレール１４に支持案内
される前後−対のトロリ装［２０、３０が前記台車１に
連結される。

すなわち両トロリ装置２０，３０は、それぞれ前トロリ
２１．３１と後トロリ２２．３２と前後トロリ間の連結
バー２３．３３とからなり、各トロリ２１，３１，２２
，３２は案内ローラ２４，３４と横振れ防止ローラ２５
，３５とを介して前記ガイドレール１４に支持案内され
る。そして前部トロリ装置２０の後トロリ２２と本体２
との間、ならびに後部トロリ装［３０の前トロリ３１と
本体２との間が着脱自在に連結されている。これらの連
結は、本体２側のトラニオンブラケット２６　、３６と
トロリ２２．３１側のトラニオン２７．３７とに亘って
ピン２８゜３８を挿通することで行え、そしてビン２８
．３８を抜出することで連結が解除される。前部トロリ
装置２０の前トロリ２１には受動突起２９が上下揺動自
在に取付けられ、また後部トロリ装置１３０の後トロリ
３２には、受動突起２９の上動（解除動）と台車１間の
衝突を防止（ストッパ）とを行わせるためのカム体３９
とが設けられている。前記上部ガイドレール１４の下方
には下部ガイドレール１５が配設さ、れ、この下部ガイ
ドレール１５に支持案内される駆動チェノ１６からの伝
動突起１７に対して前記受動突起２９が係脱自在となる
。４０は被搬送物の一例となる自動車で、その前軸４Ｉ
が前位支持部８に支持され、また後軸４２が後位支持部
１１に支持される。なお前記−足軽路５の所定箇所にお
ける側方には、たとえば横方向に出退自在でかつ昇降自
在なフォーク４５を有する移載装置４６が設けられる。

上記実施例においては、駆動チェノ１６の移動力が伝動
突起１７と受動突起２９とを介して前部トロリ装置２０
に伝わり、そして台車ｌに伝わる。その際に台車１の後
部は上部ガイドレール１４に案内される後部トロリ装置
３０と連結されているため振れは生ぜず、以って車輪３
を走行面４ａ上で転動させながら台車１は一定経路５上
を走行する０台車１上には自動車４０が載置され、その
際に前軸４１は前位支持部８の受は板６に載置されると
ともに前後位置決め部材７によって前後が位置決めされ
、また後輪４２は後位支持部１１の受は板９に載置され
ている。なお車種（車長）に応じて後輪４２の後端が後
端位置決め部材ｌＯによって位置決めされる。前記台車
１を走行させている間に、床板１３上の作業者が自動車
４０に対して各種の作業を行い、また−定経路５中の所
定箇所で台車１を停止させることによって、自動車４０
に対して機械的、自動的な作業を行える。自動車４０に
対する種々な作業を終えた台車１は移載装置４６の側部
で停止され、そして第１図の仮想線で示すように凹入部
１２内にフォーク４５を突入させ、次いでフォーク４５
を上昇させることで台車１上から自動車４０を持ち上げ
得、その後、フォーク４５を退入動させることで自動車
４０を一定経路５外へ取出せ得る。なお空の台車１を積
み込み用の移載装置の側部に停止させ、そしてフォーク
４５を前述とは逆作動させることで台車１上に自動車４
０を積み込み得る。

台車１が損傷したとき、あるいは一定経路（ライン）５
で流す自動車４０の車種が大きく変化したとき、ピン２
８．３８の抜出によってトラニオンブラケット２６　、
３６とトラニオン２７　、３７との連結が解除され、以
って旧の台車１は一定経路５から外される。

そして新たな台車１が一定経路５に移入され、トラニオ
ンブラケット２６．３６とトラニオン２７．３７とに亘
ってピン２８　、３１１１を挿入することで両トロリ装
置２０　、３０と連結される。なおトロリ装置２０．３
０が損傷したときも同様にして台車１から離脱され、そ
して新たなものが連結される。

上記実施例では台車１とトロリ装置２０．３０との連動
をピン２８．３８により行っているが、トロリ装置を自
走式とし１台車１の後面に当接する押し具を介して後押
し連動したり、前端に係合する係合片を介して牽引連動
してもよい。

発明の効果 上記構成の本発明によると、トロリ装置を、外力を与え
たり、自動走行させたりしてガイドレール上で移動させ
ることにより、このトロリ装置に連動させた台車を一体
的に走行させることができ。

以って台車で支持してなる被搬送物の搬送を行うことが
できる。その際に台車は、トロリ装置がガイドレールに
支持案内されることで振れなど生しることなく安定して
走行させることができる。台車に対する被搬送物の積み
卸しは、被搬送物の下方に凹入部により大きな間隙が生
じることで、フォーク形式など種々な移載装置を利用し
て容易に行うことができる。また被搬送物は１本体上面
から上方へさほど突出していない両支持部間に直接に載
置でき、以って搬送は安定して行うことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は側面図、第２
図は一部切欠き正面図、第３図は平面図、第４図は概略
平面図である。 １・・・台車、２・・・本体、３・・・車輪、４・・レ
ール材。 ４ａ・・・走行面、５・・・一定経路、６・・・受は板
、７・・・前後位置決め部材、８・・・前位支持部、９
・・・受は板、１０・・・後端位置決め部材、１１・・
・後位支持部、１２・・・凹入部、１３・・・床板、１
４・・上部ガイトレール、　１６・駆動チェノ、２０・
・・前部トロリ装置、３０・後部トロリ装置、２６．３
６・トラニオンブラケット、２７．３７・・トラニオン
、２８．３８・・・ピン、２９　　受動突起、４０・・
・自動車（被搬送物）、４１・・・前輪、４２・・後軸
、４５・・・フォーク、４６・・・移載装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、本体の下部に、走行面上で転動自在な複数の車輪を
   設けて台車を構成し、この台車に、レールに支持案内さ
   れるトロリ装置を連動し、前記本体の上面側に前後に振
   分けて被搬送物の支持部を形成するとともに、これら支
   持部間に下方への凹入部を左右に開放して形成したこと
   を特徴とする台車使用の搬送設備。