JP3246422B2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JP3246422B2
JP3246422B2 JP32464297A JP32464297A JP3246422B2 JP 3246422 B2 JP3246422 B2 JP 3246422B2 JP 32464297 A JP32464297 A JP 32464297A JP 32464297 A JP32464297 A JP 32464297A JP 3246422 B2 JP3246422 B2 JP 3246422B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リフターにパレッ
ト部材を載せ、このパレット部材に搬送物を載せて搬送
する搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車(車両)の組み立てを行う工場で
は、工場内部に種々のラインを階層的に据え付けて、工
場内のスペースを有効活用することが行われている。こ
うした組立ラインでは、例えば下階のラインから上階の
ラインへ、組立途中の車体を搬送する搬送装置が求めら
れる。
【0003】そこで、工場では、パレット部材および同
パレット部材を循環させるリフターを用いて、工場の上
階にあるライン端と下階にあるライン端とを中継して、
車体を運ぶことが行われている。
【0004】具体的には、上/下階にパレット搬入位置
と車体移送位置とを設置し、このパレット搬入/車体移
送位置間を昇降するリフターを据え付けて、パレット部
材を循環させる構造を採用し、このパレット搬入位置で
リフターに載せたパレット部材に、組立ラインからの車
体を搬送機(搬送機構)で横方向から引き入れて載せ、
リフターの昇降でパレット部材および車体を車体移送位
置側へ運ぶことが行われている。
【0005】ところで、車体をリフターに移すときは、
必ずリフターの昇降部がパレット搬入位置に在り、かつ
昇降部にパレット部材が在席しているときでなければな
らない。
【0006】このため、パレット部材を用いた搬送装置
は、パレット部材がパレット搬入位置で準備されていな
いときには、車体のリフター側への進入を禁止させる進
入防止構造が採用されている。
【0007】そこで、リフターを用いた搬送装置では、
搬送機の終端に向かって搬送されるパレット部材の端部
分の下側にローラ部材を突き出るように据え付け、搬送
機の終端に、中央部を支点としてパレット部材の進入方
向に回動自在な柱状部材のストッパーを据え付け、該ス
トッパーをウェイトの重量で起立した姿勢に保つように
した進入防止構造を採用することが行われている。
【0008】具体的には、ストッパーは、ウェイトで起
立した姿勢にて、車体のリフター側への進入を禁止し、
パレット部材がリフターの昇降部へ引き入れられる工程
が行われると、ストッパーがパレット部材に付いている
ローラ部材にて横倒しされて車体の進入を許す状態とな
る。また下階のパレット搬入位置から車体を載せたパレ
ット部材が上階の車体移送位置へ向け上昇すると、スト
ッパーを横向きに拘束しているローラ部材が離れ、スト
ッパーは元の起立姿勢(ウェイト重量による)に戻り、
再び車体の進入禁止をなすようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リフターを
用いた搬送装置では、リフター、さらにはリフターを含
めた搬送系のメンテナンスを行うために、手動操作でリ
フターを含む各機構部を操作して、上昇したパレットを
載せたリフターをパレット搬入位置に戻したり、同戻し
た位置で車体の進入具合を調整するなどの作業が行われ
る。
【0010】このため、パレットを載せたリフターがパ
レット搬入位置へ到達したときには、ストッパーが進入
解除状態に切り換わることが求められる。ところが、ロ
ーラ部材で直接ストッパーを横倒しする構造だと、スト
ッパーはリフターに横方向から搬入されるときにだけし
か所定に動作しない。
【0011】すなわち、パレット部材を載せたリフター
が空になったパレットとともにパレット搬入位置へ戻る
ときは、ローラ部材は横方向でなく上下方向から進入す
るために、起立しているストッパーの近くを下降するだ
けで、ストッパーを解除側に動作させることができな
い。
【0012】このため、メンテナンスのときは、その都
度、人手によりストッパーを進入禁止状態から解除状態
に切り換え、すなわち起立しているストッパーを横倒し
するという面倒な作業が必要であった。
【0013】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、通常のパレット部材を搬
入する工程のとき、メンテナンス等でパレット部材を載
せたリフターを下降させる作業を行うときに、自動的に
搬送物の進入を解除させることができる搬送装置を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の搬送装置では、搬送機構の終端に、
搬送物の進行を規制するとともにパレット部材のリフタ
ーへの進入時とパレット部材を載せたリフターがパレッ
ト搬入位置へ戻るときに前記搬送物の進行の規制を解除
する進入防止機構を設けて、パレット部材がリフターに
搬入されるとき、パレット部材を載せたリフターがパレ
ット搬入位置へ戻るときにでも、搬送物の進入禁止が解
除されるようにした。
【0015】これにより、通常のパレット部材を搬入す
る工程のとき、メンテナンス等でパレット部材を載せた
リフターを下降させる作業を行うときの双方で、搬送物
の進入規制の解除が自動的に行えるようになる。
【0016】請求項2に記載の搬送装置は、上記目的に
加え、さらに誤動作のない確実な進入規制の解除が行わ
れるよう、進入防止機構を、搬送物の搬送進路に位置決
められたストッパーと、パレット部材に有したトリガー
部材と、パレット搬入位置からパレット部材がリフター
に載せられるとき、搬送物移送位置で空になったパレッ
ト部材を載せたリフターがパレット搬入位置に復帰され
るときに、トリガー部材で押圧されて揺動するレバー部
材と、レバー部材の揺動変位をストッパーに伝え、該ス
トッパーを規制位置から該規制を解除する位置へ移動さ
せる伝達機構とを有して構成し、機械的な切換構造だけ
で搬送物の進入規制の解除を行えるようにした。
【0017】請求項3に記載の搬送装置は、上記目的に
加え、さらに簡単な構造、低コストで異なる2方向から
のパレット部材の動きに追従したストッパーの解除動作
が行えるよう、レバー部材を、パレット部材がリフター
に載せられるときと、パレット部材を載せたリフターが
パレット搬入位置に復帰されるときとの2方向で作動可
能なリンク機構から構成したことにある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1ないし図4に
示す一実施形態にもとづいて説明する。図1は、例えば
自動車の組み立てを行う工場に据え付けた組立ラインの
一部を示し、図中1は例えば工場の下階(例えば1階)
の前後方向の延びている組立ラインから続いている一対
の平行な走行帯、2は同走行帯1で挟まれたピット(図
示ない)に据え付けられた一対の搬送機走行用レールで
ある。これら走行帯1および搬送機走行用レール2が車
体搬出位置A(搬送物を搬出する位置)まで続いてい
る。
【0019】搬送機走行用レール2には、走行帯1に載
せた車体10(搬送物に相当)に付いているタイヤ、例
えば前輪11を前後方向から挟む二対のアーム12をも
つ搬送機13が走行するようになっていて、搬送機13
が前輪11を前後から挟んで走行することによって、前
/後輪を走行帯1上をころがせて車体10を車体搬出位
置Aへ搬送させる構造にしてある(搬送機構に相当)。
【0020】また工場の下階には、車体搬出位置Aとは
異なる位置、例えば90°ずれた左右方向の位置にパレ
ット搬入位置Bが設定してある。さらに下階には、この
パレット搬入位置Bへ向かう一対の空パレット送りレー
ル20が据え付けてある。
【0021】空パレット送りレール20は、空パレット
ストレージ部(図示しない)から続いていて、同空パレ
ットストレージ部でストレージされている空のパレット
部材、例えば電動式の台車30をパレット搬入位置Bへ
導けるようにしている。
【0022】具体的には、台車30は、走行帯1と同方
向に延びる一対の受台31の下部に空パレット送りレー
ル20上をころがる走行ローラ32を組み付け、この走
行ローラ32を電動機部33(モータと減速機などを組
み合わせたもの)で回転駆動させる電車構造が採用され
ていて、電動機部33の駆動により、空の台車30をパ
レット搬入位置Bへ、順次、搬送させるようにしてあ
る。
【0023】また受台31の車体搬出位置Aに向く端部
下側、具体的には進行方向前側に配置されている受台3
1(片側)の端部下側には、トリガー部材、例えば解除
ローラ35(ローラ部材)が回動自在に突設してある。
具体的には、解除ローラ35は、受台31の車体搬出位
置Aに向く端部から下側へ突き出た支持杆36の先端部
に、例えば軸心が台車30の搬送方向とは略直角に向く
横向きの姿勢で回動自在に取り付けてある。
【0024】なお、受台31間には搬送機走行用レール
2の配置にならって一対の受レール34が据え付けてあ
る。パレット搬入位置Bの上方となる工場の上階(例え
ば2階)には、車体移送出位置C(搬送物移送位置)が
定めてある。この車体移送位置Cからは、例えば空パレ
ット送りレール20と同じ向きで一対の実パレット送り
レール21が組立ライン(図示しない)へ向かい延びて
いる。なお、実パレット送りレール21は、空パレット
送りレール20と同じレールを同じ間隔で据え付けてあ
る。
【0025】下階の車体搬出位置A/パレット搬入位置
Bと上階の車体移送位置Cとの間は、同区間を昇降する
一対の中継用走行レール40で連絡してある。具体的に
は、中継用走行レール40は、例えばパンタグラフ式昇
降機構で構成されるリフター41の昇降フレーム42に
据え付けられていて、リフター41の下降動作で、中継
用走行レール40が空パレット送りレール20の端部に
位置決められると同時に、台車30の受台31/受レー
ル34が走行帯1の端部,搬送機走行用レール2の端部
に位置決められ、上昇動作で中継用走行レール40が実
パレット送りレール21の端部に位置決められるように
してある。
【0026】これにより、台車30を用いて、下階の組
立ラインからの車体10を、つぎの上階の組立ラインへ
移す搬送装置を構成している。また車体搬出位置A(搬
送機構の終端となる地点)には、各台車30に取り付け
てある解除ローラ35を用いて、車体10の無用なリフ
ター41側への進入を禁止する進入防止機構50が据え
付けてある。なお、図2には同部分を拡大した図が示し
てある。
【0027】図3には、この進入防止機構50の構造が
示されている。進入防止機構50の構造について説明す
れば、図中51は車体10の搬送進路に位置決められた
ストッパーである。具体的には、ストッパー51は、搬
送機走行用レール端間の中央に、該レールが並ぶ方向
(車体搬送方向とは直角な方向)に回動自在に据え付け
られている。
【0028】このストッパー51は、例えば一端部に進
入規制のプレート部52を有し、他端部に復帰用ウェイ
ト53を有した柱状部材から構成されている。この柱状
部材の中間部は、例えば走行帯1,搬送機走行用レール
2などを支持する架台部材55に取り付けた軸受部56
に回動自在に軸支されていて、ストッパー全体を復帰用
ウェイト53の重量がもたらす付勢力により起立させて
いる。この起立姿勢によって、プレート部52を、搬送
機13が出入りする通路端に配置させて、常時は車体1
0がリフター側へ搬入されない、つまり進入することが
ないようにしてある。
【0029】このストッパー51を挟むパレット送り方
向前側には、車体搬出位置Aに向かう台車30の解除ロ
ーラ35を受ける揺動レバー57(レバー部材に相当)
が配置されている。
【0030】この揺動レバー57は、例えばリフター4
1へ向かう解除ローラ35の進行を遮るように斜めの向
きに配置されたリンク機構68、すなわち2本のローラ
受けリンク58a,58bから構成してある。
【0031】具体的には、ローラ受けリンク58a,5
8bの相互は、ピン59を介して屈曲自在に直列に連結
してある。このうち下側に位置するローラ受けリンク端
が、解除ローラ位置より低い位置で、架台部材55に回
動自在に支持され、上側に位置するローラ受けリンク端
に形成されている長孔60が、架台部材55に突設され
ているガイドピン61にスライド自在に嵌挿され、解除
ローラ35の進行方向前方でローラ受けリンク58a,
58bが略への字形状に並ぶようにしている。これら上
/下側のローラ受けリンク58a,58bにて、パレッ
ト搬入位置Bからリフター41へ向け横方向から進入す
る解除ローラ35が受けられ、また上側のローラ受けリ
ンク58bにて、上昇した台車30が車体搬出位置A,
パレット搬入位置Bへ戻るとき上方から進入する解除ロ
ーラ35が受けられるようにしてある。なお、62はロ
ーラ受けリンク58aを架台部材55に回動自在に支持
させる軸受部、63はガイドピン61を支持するブラケ
ットを示す。
【0032】また解除ローラ35に向き合う各ローラ受
リンク58a,58bの側面には、ローラ受面64が形
成されていて、解除ローラ35が横方向あるいは上方向
から進入すると、すなわち台車30がリフター41に載
せられたり、台車30を載せたリフター41が車体搬出
位置A/パレット搬入位置Bへ戻ると、図4中の二点鎖
線で示されるように揺動レバー57は、中央部が解除ロ
ーラ35で押圧されて、逆への字形状を描くように揺動
するようにしてある。
【0033】またローラ受けリンク58aを連結してい
る軸部65には、例えば解除ローラ35の進行方向の斜
め下側に向かって突き出る中継リンク66が連結されて
いる。そして、この中継リンク端とストッパー51の回
動支点から下側の部分との間が、伝達リンク67で回動
自在に連結され、揺動レバー57の揺動変位をストッパ
ー51へ伝えるようにしている。
【0034】この伝達機構により、図4中の二点鎖線で
示されるように解除ローラ35が横方向、又は上下方向
から進入することによって揺動レバー57が揺動変位す
ると、ストッパー51に横向きにさせる外力を与えて、
ストッパー51を横倒すようにしてある。つまり、車体
10の進入禁止をなす姿勢(規制位置)から進入禁止を
解除する姿勢(規制解除位置)へ切り換えられるように
してある。
【0035】なお、69は復帰用ウェイト53と共同し
て、ストッパー51を車体10の進入禁止をなす起立姿
勢に復帰させる復帰用スプリング(例えば中継リンク6
6を反時計方向へ付勢するスプリング)を示す。
【0036】つぎに、こうしたストッパー51の切換作
用を組立ラインの搬送装置の動きと共に説明すれば、
今、図1に示されるようにリフター41の中継走行レー
ル40がパレット搬入位置Bに待機しており、この中継
走行レール40に向けて、パレット搬入位置Bで待機し
ていた空の台車30が走行を始めるとする。
【0037】このとき、ストッパー51は、図3(a)
および図4に示されるように復帰用ウェイト53、復帰
用スプリング68により起立姿勢に保たれていて、搬送
機13の出入りを遮るプレート部52で、車体10が車
体搬出位置Aからリフター41側へ進入しないように規
制している。
【0038】走行を始めた台車30は、この車体10が
車体搬出位置Aで待機している間に、空パレット送りレ
ール20から中継走行レール40に乗り移り、リフター
41の昇降フレーム42に載る。
【0039】この台車30が昇降フレーム42に乗り移
る際、台車30から下側へ突き出ている解除ローラ35
は、図4に示されるようにヘの字に配置されているロー
ラ受けリンク58a,58bのローラ受面64を転がり
ながら押圧して、図1、図2および図4の二点鎖線で示
されるようにローラ受けリンク58a,58bを逆ヘの
字状に変位させる。つまり、揺動レバー57は揺動変位
していく。
【0040】すると、図4中の二点鎖線に示されるよう
に中継リンク66は時計方向に回動され、揺動レバー5
7の揺動変位が伝達リンク67を通じてストッパー51
へ伝えられる。
【0041】この伝達力を受けてストッパー51は時計
方向へ駆動され、同図中の二点鎖線のように横倒しさ
れ、塞いでいた搬送機13の通路を開放させる。これに
より、台車30の移載の完了に続けて、搬送機13が搬
送機走行用レール2から台車30の受レール34に乗り
移る工程が行われ、車体10を台車30へ引き込み、台
車30の受台31に載せていく。
【0042】車体10の移載を終えると、リフター41
が上昇動して、台車30および車体10を上階の車体移
送位置Cへ導き、車体10を載せた台車30の車体移送
位置Cへ受け渡しが行われる。
【0043】このリフター41の上昇動に伴い、揺動レ
バー57から解除ローラ35が離れると、ストッパー5
1およびローラ受リンク58a,58bは、復帰用ウェ
イト53の重量、復帰用スプリング69に蓄積されてい
た弾性力により、元の搬送機23の出入りを禁止する起
立姿勢、元の解除ローラ35を受ける姿勢に復帰し、つ
ぎの台車30の搬入を待つ。
【0044】一方、搬送装置のメンテナンスを行うべ
く、例えば下階位置で車体10の進入具合を見るため
に、図1中の一点鎖線の矢印で示すように手動操作で台
車30を載せたリフター41を下階に戻すとする。
【0045】このときには、台車30の解除ローラ35
が、斜めに配置されている揺動レバー57、具体的には
図4中の二点鎖線のように斜めに配置されているローラ
受けリンク58bへ向かい下降する。
【0046】このとき、揺動レバー57は、解除ローラ
35の直下で、略への字状に配置されているから、台車
30が車体搬出位置/パレット搬入位置に到達するにし
たがい、先の横方向から解除ローラ35が進入したとき
と同じく、解除ローラ35で押圧されて、への字状から
逆ヘの字状に変位される。
【0047】これにより、ストッパー51は、先の横方
向から解除ローラ35が進入したときと同じく横倒しさ
れ、塞いでいた搬送機13の通路を開放させる。かくし
て、通常の台車30(パレット部材)を搬入する工程の
ときでも、メンテナンス等で台車30を載せたままリフ
ター41を下降させるときでも、同工程に追従して、ス
トッパー51の進入規制の解除、すなわち車体10の進
入規制の解除を自動的に行うことができ、容易に搬送装
置のメンテナス等の作業を進めることができる。
【0048】しかも、解除ローラ35の進入で変位する
揺動レバー57で、直接、ストッパー51を駆動するだ
けの機械的構造なので、電子制御のような誤動作はな
く、確実な車体10の進入規制の解除が約束できる。
【0049】そのうえ、復元力(付勢力)が与えられる
柱状部材でストッパー51を採用し、揺動レバー51に
略ヘの形状のリンク機構68を採用して、このリンク機
構68の揺動変位をストッパー51に伝える構造とした
ので、別途、駆動源を必要としない簡単な構造、かつ低
コストで、容易に異なる2方向(横方向、上下方向)の
台車30の動きに追従したストッパー51の解除作動を
得ることができる。
【0050】なお、一実施形態では、2本のリンクを組
み合わせて揺動レバーを構成した例を挙げたが、これに
限らず、他の揺動レバーの構造、さらには1本のリンク
だけで揺動レバーを構成するようにしても構わない。ま
た電動式の台車をパレット部材として用いた例を挙げた
が、これに限らず、他の方式で移動するパレット部材を
用いてもよい。さらに解除ローラをトリガー部材として
用いた例を挙げたが、他の部材からトリガー部材を構成
しても構わない。また自動車の車体を搬送する搬送装置
に本発明を適用したが、これに限らずの他の搬送物を搬
送する搬送装置に本発明を適用してもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、パレット部材がリフターに搬入されると
き、パレット部材を載せたリフターがパレット搬入位置
へ戻るときのいずれのときも、搬送物の進入禁止が解除
でき、通常のパレット部材を搬入する工程のとき、パレ
ット部材を載せたリフターを下降させる作業を行うとき
の双方でも、自動的に搬送物の進入規制を解除でき、面
倒とされていた搬送装置におけるメンテンス等の作業を
容易に行うことができる。
【0052】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、パレット部材がリフターに載せられると
きのトリガー部材の移動、パレット部材を載せたリフタ
ーがパレット搬入位置に復帰されるときのトリガー部材
の移動で変位するレバー部材で、直接、ストッパーを駆
動する機械的な切換構造の進入防止機構を採用したの
で、誤動作はなく、確実な搬送物の進入規制の解除が約
束できる。
【0053】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
の効果に加え、パレット部材がリフターに載せられると
き、パレット部材を載せたリフターがパレット搬入位置
に戻るときの2方向で作動可能なリンク機構でレバー部
材を構成したので、簡単な構造、かつ低コストで、スト
ッパーの解除動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の搬送装置の構成を説明す
るための斜視図。
【図2】同図1中のX部で示す進入防止機構を拡大した
斜視図。
【図3】同進入防止機構の構造を説明するための斜視
図。
【図4】解除ローラが横方向から進入するとき、同解除
ローラが上下方向から進入するときのストッパーの動き
を説明するための図。
【符号の説明】
1,2,13…走行帯,搬送機走行用レール,搬送機
(搬送機構) 10…車体(搬送物) 30…台車(パレット部材) 35…解除ローラ(トリガー部材) 41…リフター 51…ストッパー 57…揺動レバー(レバー部材) 66,67…中継リンク,伝達リンク(伝達機構) 68…リンク機構 A…車体搬出位置 B…パレット搬入位置 C…車体移送位置(搬送物移送位置)。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレット部材に搬送物を載せて搬送する
    搬送装置において、パレット搬入位置で一方向から進入
    する前記パレット部材を載せて搬送物移送位置へ運ぶリ
    フターと、 前記パレット搬入位置で受け入れた該パレット部材に他
    の方向から搬送される搬送物を載せる搬送機構と、 前記搬送機構の終端に設けられ、前記搬送物の進行を規
    制するとともに前記パレット部材の進入時と前記パレッ
    ト部材を載せたリフターが前記パレット搬入位置へ戻る
    ときに前記搬送物の進行の規制を解除する進入防止機構
    とを備えたことを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記進入防止機構は、 前記搬送物の搬送進路に位置決められたストッパーと、 前記パレット部材に有したトリガー部材と、 前記パレット搬入位置から前記パレット部材が前記リフ
    ターに積載されるとき、前記搬送物移送位置で空になっ
    た前記パレット部材を載せた前記リフターが前記パレッ
    ト搬入位置に復帰されるときに、前記トリガー部材で押
    圧されて揺動するレバー部材と、 前記レバー部材の揺動変位を前記ストッパーに伝え、該
    ストッパーを規制位置から該規制を解除する位置へ移動
    させる伝達機構とから構成されることを特徴とする請求
    項1に記載の搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記レバー部材は、前記パレット部材が
    前記リフターに積載されるときと、前記パレット部材を
    載せた前記リフターがパレット搬入位置に復帰されると
    きとの2方向で作動可能なリンク機構からなることを特
    徴とする請求項2に記載の搬送装置。
JP32464297A 1997-11-26 1997-11-26 搬送装置 Expired - Fee Related JP3246422B2 (ja)

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