JPH03274016A - 走査光学装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、レーザープリンタ等に用いられる走査光学装
置に関するものである。

［従来の技術］ 第６図は従来のレーザープリンタの走査光学装置を示し
、制御回路ｌの指令に従って発光するレーザーダイオー
ド２の光軸上に、コリメータレンズ３、回転多面鏡４が
配置され、回転多面鏡４はスキャナモータ５により一定
速度で矢印の方向に回転するようになっている。回転多
面鏡４０反射側にはｆθレンズ６が配置され、その透過
方向に結像面である感光体ドラム７が位置し、固定ミラ
ー８が感光体ドラム７の端部近傍に配置されている。ま
た、固定ミラー８の反射側に集光レンズ９、スリット１
０、受光素子１１が順次に配列されていて、受光素子１
１の出力は制御回路１に接続されている。

レーザーダイオード２からの出射光はコリメータレンズ
３により平行光とされ、回転多面鏡４で反射され、ｆθ
レンズ６で感光体ドラム７上の走査速度が一定とされ、
感光体ドラム７上に結像される、走査光が感光体ドラム
７の端部近傍の固定ミラー８により反射されると、集光
レンズ９で集光されスリット１０を通って受光素子１１
に入射し、その出力は水平同期信号として制御回路１に
入力され、この信号の一定時間後にレーザーダイオード
２に感光体ドラム７に記録すべき画像情報が出力される
ように制御が行われる。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上述の従来例においては、コリメータレ
ンズ３、ｆθθレンズ、集光レンズ９の少なくとも３個
のレンズが必要であり、これらの調整時には高精度の相
対的な位置決めを行わなければならない。

本発明の目的は、構成が簡素でレンズ相互間の位置精度
を確保し易い走査光学装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上述の目的を達成するために、本発明に係る走査光学装
置においては、レーザー発振器から出射されたレーザー
光を第１のレンズにより集光し、更に偏向器で走査して
第２のレンズで被走査媒体上に集光し、該第２のレンズ
を透過した光の一部を固定ミラーで偏向して第３のレン
ズで受光素子に集光し、該受光素子の出力を水平同期信
号のトリガとするように構成した走査光学系において、
前記第１のレンズ、前記第２のレンズ、前記第３のレン
ズのうちの少なくとも２個を一体に形成したことを特徴
とするものである。

［作用］ 上述の構成を有する走査光学装置は、レンズ数を減少す
ることにより、レンズ相互間の位置精度を高める。

［実施例］ 本発明を第１図〜第５図に図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。なお、第６図と同一の符号は同−又は同一
部材を示している。

第１図は第１の実施例の平面図、第２図は斜視図を示し
、合成樹脂によりモールド形成されたハウジング２０は
被走査媒体である感光体ドラム７側が開口部となってお
り、このハウジング２０の中央に開口部に向け、アクリ
ル、ポリカーボネート等の透明合成樹脂のモールドによ
り一体成形された円弧上のレンズ２１が取り付けられ、
レンズ２１の内側に偏向器である回転多面鏡４が位置し
、スキャナモータにより矢印の方向に回転駆動されるよ
うになっている。レンズ２１の片端部にはコリメータレ
ンズ部２１ａが形成され、レンズ２１の中央部はｆθθ
レンズ２１ｂとされ、レンズ２１の他端部は集光レンズ
部２１ｃとされている。コリメータレンズ部２１ａの外
側にはレーザーダイオード２が配置され、集光レンズ部
２１ｃの外側には固定ミラー８が配置され、集光レンズ
２１ｃの内側にスリット１０、受光素子１１が順次に設
けられている。

レーザーダイオード２から出射されたレーザー光は、コ
リメータレンズ部２１ａを通って集光され平行光となっ
て回転多面鏡４に入射し、反射光はｆθθレンズ２１ｂ
で集光され一定走査速度で感光体ドラム７を走査する。

１回の走査の始め又は終りにｆθレンズ部部上１通過し
た走査光が固定ミラー８で反射されると集光レンズ部２
１ｃに入射し、スリット１０を通って受光素子１１に入
射し、受光素子１１から水平同期信号が図示しない制御
回路に送られる。

この実施例においては、レンズ相互間の位置精度はレン
ズ成形時にほぼ決定されるため、レンズ２１のハウジン
グ２０への組込み時には、レンズ２１の位置と方向のみ
を配慮すれば済む。

第３図は第２の実施例の平面図を示し、一体成型された
レンズ２２は垂直な２方向に光軸を有し、コリメータレ
ンズ３と集光レンズ６の２つの機能を合わせたものとな
っている。第４図はレンズ２２の斜視図であり、面２２
ａと２２ｂ、面２２ｃと２２ｄは向かい合っており、２
２面Ｃと２２ｄがコリメータレンズ３として作用し、面
２２ａと２２ｂが集光レンズ６として働く。コリメータ
レンズ３の光軸上の面２２ｄの正面にレーザーダイオー
ド２が配置され、面２２ｃの正面に回転多面鏡４が配置
され、その略垂直な反射方向にｆθθレンズが置かれ、
その先に感光体ドラム７が設けられている。感光体ドラ
ム７とレンズ２２の中間に集光レンズの光軸上に固定ミ
ラー８が設けられ、ｆθレンズ６から固定ミラー８を経
た反射光はレンズ２２の面２２ａに垂直に入射するよう
になっている。面２２ｂ側にはスリット１０、受光素子
１１が順次に配置されている。

レーザーダイオード２から出射されたレーザー光は、レ
ンズ２２の面２２ｄと２２ｃを通って平行光となって回
転多面鏡４に入射し、その反射光はｆθレンズ６を透過
して感光体ドラム７に結像し走査するが、走査光の一部
は固定ミラー８で反射されてレンズ２２の面２２ａ、２
２ｂを通り、集光されてスリット１０を通り受光素子１
１に入射して同期信号を発生させることになる。

第５図は第３の実施例の平面図を示し、第２の実施例の
レンズ２２の形状を変え、一体成型レンズ２３としたも
のである。レンズ２３はコリメータレンズ３と集光レン
ズ６を端部で結合したような形状となっており、面２３
ａと２３ｂが集光レンズ６とされ、面２３ｃと２３ｄが
コリメータレンズ３とされ、その他の機能と構成は第２
の実施例と全く同様である。

これらの第２、第３の実施例では、第１の実施例と比べ
て単純な形状のレンズを用いており、更に従来よりもレ
ンズ相互間の位置精度の確保が容易である。

なお、上述の全ての実施例において、受光素子１１の代
りに光ファイバを配置し、レーザー光を他の位置に導き
、そこに受光素子１１を配したものとしてもよい。また
、回転多面鏡４の面数は幾つであっても実施可能であり
、更にはレンズの各面は目的とする光学性能に応じて、
球面又は非球面の何れでもよい。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明に係る走査光学装置は、複数
のレンズを一体化することにより部品点数を減少し、レ
ンズ相互間の位置決めの自由度が減少し、レンズ相互間
の位置精度の確保が容易となり、組立性が向上しコスト
を低減させることができる。

【図面の簡単な説明】

図面第１図〜第５図は本発明に係る走査光学装置の実施
例を示し、第１図は第１の実施例の平面図、第２図は斜
視図、第３図は第２の実施例の平面図、第４図は複合レ
ンズの斜視図、第５図は第３の実施例の平面図であり、
第６図は従来例の平面図である。 符号１はレーザーダイオード、４は回転多面路、６はｆ
θレンズ、８は固定ミラー　２０はハウジング、２■、
２２．２３は一体成形レンズである。 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、レーザー発振器から出射されたレーザー光を第１の
   レンズにより集光し、更に偏向器で走査して第２のレン
   ズで被走査媒体上に集光し、該第２のレンズを透過した
   光の一部を固定ミラーで偏向して第３のレンズで受光素
   子に集光し、該受光素子の出力を水平同期信号のトリガ
   とするように構成した走査光学系において、前記第１の
   レンズ、前記第２のレンズ、前記第３のレンズのうちの
   少なくとも２個を一体に形成したことを特徴とする走査
   光学装置。 ２、前記一体としたレンズは合成樹脂モールドにより成
   形した請求項１に記載の走査光学装置。