JPH032730Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH032730Y2 JPH032730Y2 JP1985196273U JP19627385U JPH032730Y2 JP H032730 Y2 JPH032730 Y2 JP H032730Y2 JP 1985196273 U JP1985196273 U JP 1985196273U JP 19627385 U JP19627385 U JP 19627385U JP H032730 Y2 JPH032730 Y2 JP H032730Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- cover member
- washer
- reinforcing ring
- insertion hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 8
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 7
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 7
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 6
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 5
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 2
- 229920003051 synthetic elastomer Polymers 0.000 claims description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 2
- 239000005061 synthetic rubber Substances 0.000 claims description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は安定した締圧を得て高いシール性を発
揮するワツシヤーシールに関し、さらに具体的に
はカバー部材を挟持し正確な位置での固定と強い
防振作用を発揮するワツシヤーシールに関する。
揮するワツシヤーシールに関し、さらに具体的に
はカバー部材を挟持し正確な位置での固定と強い
防振作用を発揮するワツシヤーシールに関する。
従来、自動車用エンジン等のカバー部材、例え
ばロツカーカバーなどをシリンダーヘツドにボル
ト等を用いて締着固定する際、ロツカーカバーの
ボルト挿入穴の密封を計る必要があり、この密封
をなすためにボルトとロツカーカバーのボルト挿
入穴部に接触する弾性体よりなつたワツシヤーシ
ールが用いられていた。
ばロツカーカバーなどをシリンダーヘツドにボル
ト等を用いて締着固定する際、ロツカーカバーの
ボルト挿入穴の密封を計る必要があり、この密封
をなすためにボルトとロツカーカバーのボルト挿
入穴部に接触する弾性体よりなつたワツシヤーシ
ールが用いられていた。
以下図面を参照しつつ詳述する。
しかし、第３図に示した様な、弾性体シール部
Ａと金属製補強環１とで構成されたワツシヤーシ
ールＢを上部からカバー部材Ｃにただ圧接触させ
るだけの構造では締付力の調整が微妙であり、過
締付けは弾性体のトルクダウンを招き、逆に締付
け不足になれば弾性反発力不足となるなど初期的
密封さえ満足させ得ない。これを防ぐために高ト
ルクで増締めをなせばワツシヤーシールＢの損傷
を招いたり、カバー部材Ｃそのものを密封するガ
スケツトＥに高負荷が加わつてガスケツトＥのト
ルクダウンを起したりするなど長期間安定した密
封をなすことができない。また、エンジン等の運
転時に起る振動に付いても該ワツシヤーシールＢ
では大きな弾性力を有さないからほとんど防振効
果を期待できずカバー部材Ｃが共鳴・共振を起し
易い構造であつた。
Ａと金属製補強環１とで構成されたワツシヤーシ
ールＢを上部からカバー部材Ｃにただ圧接触させ
るだけの構造では締付力の調整が微妙であり、過
締付けは弾性体のトルクダウンを招き、逆に締付
け不足になれば弾性反発力不足となるなど初期的
密封さえ満足させ得ない。これを防ぐために高ト
ルクで増締めをなせばワツシヤーシールＢの損傷
を招いたり、カバー部材Ｃそのものを密封するガ
スケツトＥに高負荷が加わつてガスケツトＥのト
ルクダウンを起したりするなど長期間安定した密
封をなすことができない。また、エンジン等の運
転時に起る振動に付いても該ワツシヤーシールＢ
では大きな弾性力を有さないからほとんど防振効
果を期待できずカバー部材Ｃが共鳴・共振を起し
易い構造であつた。
本考案はこの様な欠点を除去し、大きな弾性反
発力を保持して強力な密封作用とカバー部材Ｃの
正確なる固定作用をなさしめる画期的構造のワツ
シヤーシールを提供するものである。
発力を保持して強力な密封作用とカバー部材Ｃの
正確なる固定作用をなさしめる画期的構造のワツ
シヤーシールを提供するものである。
本考案は、第１図に示すごとく、頭部に備えた
金属製補強環１と、該金属製補強環１の下方に、
内側中央にボルト挿入穴を有し合成ゴムまたは合
成樹脂等の弾性体で形成されたシール部Ａとを有
するワツシヤーシールＤであつて；前記シール部
Ａの下部を延長しカバー部材Ｃのボルト挿入穴２
に挿入・貫通できる円筒部ａを設け、スタツドボ
ルト４に設けた下方に向けて徐々に大径となる円
錐状ストツパー３によつてカバー部材Ｃを所望す
る位置で挟着することを特徴としている。
金属製補強環１と、該金属製補強環１の下方に、
内側中央にボルト挿入穴を有し合成ゴムまたは合
成樹脂等の弾性体で形成されたシール部Ａとを有
するワツシヤーシールＤであつて；前記シール部
Ａの下部を延長しカバー部材Ｃのボルト挿入穴２
に挿入・貫通できる円筒部ａを設け、スタツドボ
ルト４に設けた下方に向けて徐々に大径となる円
錐状ストツパー３によつてカバー部材Ｃを所望す
る位置で挟着することを特徴としている。
本考案は前記の様な構造を持つて次に示す優れ
た作用をなす。
た作用をなす。
すなわち、第１図では本考案のワツシヤーシー
ルＤがカバー部材Ｃに締着される前の段階を表わ
しており、この様な格好に装備してボルト等を締
付ける。そうすると該ワツシヤーシールＤは下方
移動を余儀なくされ、シール部Ａの下方にある円
筒部ａが適正な位置に設けられたスタツドボルト
４の円錐状ストツパー３に達し、次に第２図に示
す様に徐々に円錐の表面に沿つて拡がつてその発
端部がカバー部材Ｃの裏側に廻り込む形状にまで
変形する。この状況では、固定作用をなす円錐状
ストツパー３とカバー部材Ｃ下面間に弾性体シー
ル部が介在する構成となるからここで該カバー部
材Ｃは確実に停止・固定され、このとき同時に上
方からシール部Ａも圧接するので上下方向からボ
ルト穴部２周辺を挾む作用を発生させ強力な固定
効果及び密封効果を発揮し得るものとなつた。
ルＤがカバー部材Ｃに締着される前の段階を表わ
しており、この様な格好に装備してボルト等を締
付ける。そうすると該ワツシヤーシールＤは下方
移動を余儀なくされ、シール部Ａの下方にある円
筒部ａが適正な位置に設けられたスタツドボルト
４の円錐状ストツパー３に達し、次に第２図に示
す様に徐々に円錐の表面に沿つて拡がつてその発
端部がカバー部材Ｃの裏側に廻り込む形状にまで
変形する。この状況では、固定作用をなす円錐状
ストツパー３とカバー部材Ｃ下面間に弾性体シー
ル部が介在する構成となるからここで該カバー部
材Ｃは確実に停止・固定され、このとき同時に上
方からシール部Ａも圧接するので上下方向からボ
ルト穴部２周辺を挾む作用を発生させ強力な固定
効果及び密封効果を発揮し得るものとなつた。
この構造をもつてカバー部材Ｃは正確な位置を
維持して弾性体上に浮き上る形状となり適度の締
圧をカバー部材Ｃに伝える。この作用はカバー部
材Ｃそのものを密封するガスケツトＥに対して良
好に作用し、長期間適正な締圧を約束するのでそ
の密封性能を大きく向上させた。
維持して弾性体上に浮き上る形状となり適度の締
圧をカバー部材Ｃに伝える。この作用はカバー部
材Ｃそのものを密封するガスケツトＥに対して良
好に作用し、長期間適正な締圧を約束するのでそ
の密封性能を大きく向上させた。
本考案のシール部Ａに連なる円筒部ａは、求め
られる作用の重要度によつてその厚みを増減した
り長さ寸法を変更するなど自由に調整すれば良
く、またその内・外周に突起環等の別の密封要素
を設けて密封力を向上させることも可能である。
られる作用の重要度によつてその厚みを増減した
り長さ寸法を変更するなど自由に調整すれば良
く、またその内・外周に突起環等の別の密封要素
を設けて密封力を向上させることも可能である。
以上の説明の様に本考案は、カバー部材に過大
な締圧を加えることなく所望する最適な箇所での
定寸締めを実現し、加えて高い密封力と大きい防
振性とを長期間発揮する理想的なワツシヤーシー
ルである。
な締圧を加えることなく所望する最適な箇所での
定寸締めを実現し、加えて高い密封力と大きい防
振性とを長期間発揮する理想的なワツシヤーシー
ルである。
第１図は本考案のワツシヤーシールの装着され
る状態を表わす断面図である。第２図は第１図の
状態から締め込まれた状態を表わす拡大断面図で
ある。第３図は従来のワツシヤーシールの装着さ
れた状態を表わす断面図である。 Ａ……シール部、ａ……円筒部、Ｃ……カバー
部材、Ｄ……ワツシヤーシール、１……金属製補
強環、２……ボルト挿入穴、３……円錐状ストツ
パー、４……スタツドボルト。
る状態を表わす断面図である。第２図は第１図の
状態から締め込まれた状態を表わす拡大断面図で
ある。第３図は従来のワツシヤーシールの装着さ
れた状態を表わす断面図である。 Ａ……シール部、ａ……円筒部、Ｃ……カバー
部材、Ｄ……ワツシヤーシール、１……金属製補
強環、２……ボルト挿入穴、３……円錐状ストツ
パー、４……スタツドボルト。
Claims (1)
- 頭部に具備した金属製補強環１と、該金属製補
強環１の下方にあつて内部中央にボルト挿入穴を
有した合成ゴムまたは合成樹脂等の弾性体で形成
されたシール部Ａとを有するワツシヤーシールＤ
において；前記シール部Ａの下部を延長しカバー
部材Ｃのボルト挿入穴２に挿入・貫通される円筒
部ａを設け、前記シール部Ａとスタツドボルト４
に設けた下方に向けて徐々に大径となる円錐状ス
トツパー３とによつてカバー部材Ｃを挾着するこ
とを特徴とするワツシヤーシール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985196273U JPH032730Y2 (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985196273U JPH032730Y2 (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62104013U JPS62104013U (ja) | 1987-07-02 |
| JPH032730Y2 true JPH032730Y2 (ja) | 1991-01-24 |
Family
ID=31154941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985196273U Expired JPH032730Y2 (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH032730Y2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4736237U (ja) * | 1971-05-11 | 1972-12-22 | ||
| JPS5552131U (ja) * | 1978-10-03 | 1980-04-07 | ||
| JPS5745453U (ja) * | 1980-08-29 | 1982-03-12 |
-
1985
- 1985-12-19 JP JP1985196273U patent/JPH032730Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4736237U (ja) * | 1971-05-11 | 1972-12-22 | ||
| JPS5552131U (ja) * | 1978-10-03 | 1980-04-07 | ||
| JPS5745453U (ja) * | 1980-08-29 | 1982-03-12 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62104013U (ja) | 1987-07-02 |
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