JPH03270678A - 超音波モータの駆動装置 - Google Patents

超音波モータの駆動装置

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JPH03270678A
JPH03270678A JP2065416A JP6541690A JPH03270678A JP H03270678 A JPH03270678 A JP H03270678A JP 2065416 A JP2065416 A JP 2065416A JP 6541690 A JP6541690 A JP 6541690A JP H03270678 A JPH03270678 A JP H03270678A
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • H02N2/14Drive circuits; Control arrangements or methods
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    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H02N2/10Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
    • H02N2/14Drive circuits; Control arrangements or methods
    • H02N2/142Small signal circuits; Means for controlling position or derived quantities, e.g. speed, torque, starting, stopping, reversing

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は、圧電体により弾性体に発生した進行性振動波
によって移動子を駆動する超音波モータの駆動装置に関
する。
B、従来の技術 進行性振動波を利用した超音波モータは、特開昭59−
111609号公報にも開示されているように、圧電体
に交番駆動電圧を印加して該圧電体に屈曲振動を生じさ
せて圧電体が貼付けられた弾性体に進行性振動波を生じ
させ、この弾性体に移動子を加圧接触させて摩擦駆動す
るモータである。
第6図は回転式超音波モータの概略構成を示す断面図、
第7図は圧電体側から見た超音波モータの平面図である
第6図、第7図の超音波モータについて説明すると、弾
性体100−3の片側表面には圧電体100−4が貼付
られており、これら弾性体100−3と圧電体100−
4とによって振動体120を構成している。また、弾性
体100−3の片側表面にはスライダ100−2を介し
てロータ100−1が加圧接触しており、これらスライ
ダ100−2とロータ100−1とは接着されて回転子
110を構成している。
圧電体100−4は第7図に示すように、その表面に4
つの電極および電極群100−4a、100−4b、1
00−4c、100−4dが設けられており、駆動用電
極群100−4aと100−4bには相互にπ/2だけ
位相の異なる交番駆動電圧が印加され、電極100−4
cは接地される。電極100−4dは振動体120の振
動状態に応じた交番出力電圧を取り出すために使用され
る。これらの構成および動作については日経メカニカル
1983.2.28号などにより周知であるため、ここ
ではその説明を省略する。
このような超音波モータの駆動制御装置は1例えば特開
昭59−204477号公報や特開昭61−25149
0号公報に開示されたものが知られている。これらの駆
動制御装置は、■モニタ電極100−4dから取りださ
れる電圧値で交番駆動電圧信号の周波数を制御したり、
■圧電体100−4に印加される交番電圧信号波形とモ
ニタ電極100−4dから出力される電圧信号波形との
位相差により交番駆動電圧信号の周波数を制御するもの
である。
C8発明が解決しようとする課題 しかしながら、超音波モータは、過渡時における動作特
性が不安定であるという性質を有しており、また、その
モニタ電極の出力電圧も過渡時には不安定である。ここ
で、過渡時とは超音波モータの起動時、駆動中にその速
度を変化させた時、駆動中にその回転方向を切り換えた
時等である。
この過渡時に超音波モータを駆動制御する場合、モニタ
電極の出力電圧および出力電圧波形に基づいてその駆動
条件を制御すると超音波モータの動作が不安定になった
り、あるいは、起動しないという問題が発生する。
この過渡時における超音波モータの不安定現象の原因と
して以下のことが考えられる6第2図は超音波モータの
動作特性を示す図で、横軸は駆動周波数f、縦軸は駆動
速度Nおよび駆動電極100−4 aに印加される駆動
電圧波形とモニタ電極の出力電圧波形との位相差φであ
り、図中のφ1.φ2はそれぞれの駆動方向における位
相差の特性をを示す、Wl動電極100−4bの駆動電
圧波形を基準にして、駆動電極100−48の駆動電圧
波形の位相が一!c/2だけ進む時の駆動方向を例えば
正転とし、位相差の特性がφlで示されるとすれば、駆
動電極1004aの駆動電圧波形の位相がπ/2だけ遅
れる時は逆転となり、位相差の特性はφ2で示される。
また、図中のFlは超音波モータの共振周波数である。
超音波モータは駆動周波数fを変えることによりその駆
動速度を可変にできるが1通常、この駆動制御に用いら
れる周波数帯域は共振周波数F1より高い周波数で、そ
の帯域幅は共振周波数F1の10〜15%程度の狭いも
のである。図に示すように共振周波数F1付近およびそ
れ以下の周波数では。
わずかな周波数の変化で駆動速度が大きく変わり動作が
不安定である。これよりもさらに低い周波数では駆動制
御ができない。
また、駆動周波数帯域以上の周波数では、駆動方向が逆
転する等の不安定な現象が発生する。この駆動周波数に
起因する問題以外に、駆動電圧が変化した場合にも不゛
安定になることがある。さらに、超音波モータは駆動中
にその回転方向を切り換えた場合の過渡時に動作が不安
定になる。これは、回転方向によって超音波モータの動
作特性が異なることと、駆動電極に印加される駆動電圧
の位相を切り換えるために発生する過渡現象とに起因す
ると考えられる。
次に、過渡時におけるモニタ電極の出力電圧について説
明する。
第8図は、駆動電圧と駆動周波数とを一定として超音波
モータを起動した時のモニタ電極の出力電圧を示すタイ
ムチャートである。時刻t1で駆動電極に駆動電圧を印
加して超音波モータを起動すると、モニタ電極の出力電
圧は徐々に増加していき、時刻t2以後において一定の
電圧となる。
図に示すように起動直後の時刻t1からt2までの期間
では、モニタ電極の出力電圧は過渡状態にあり、時刻t
2以後の安定状態の電圧値とは異なる値となる。
また、駆動電極の粁動電圧波形とモニタ電極の出力電圧
波形との間の位相差においても起動時は過渡的に不安定
となり、特に起動直後は第8図に示されるようにモニタ
電極の出力電圧が小さいために位相差の検出に大きな誤
差を生じる。
このようなモニタ電極に発生する過渡現象の原因は停止
状態と駆動状態とで超音波モータの等価インピーダンス
が異なり、これに伴って共振周波数が変化することにあ
ると考えられる。また、別な原因として、超音波モータ
に駆動電圧を供給する電力増幅器にトランスを用いてい
る場合、あるいは駆動電極にコイルを接続している場合
には、駆動電圧が変化すると駆動電極の圧電素子の有す
る容量とトランスあるいはコイルのインダクタンスとの
間で過渡現象を発生することが考えられる。
このように不安定なモニタ電極の出力電圧に基づいて過
渡時の超音波モータの駆動制御を行なうと、駆動周波数
が、安定に動作する駆動周波数帯域内の周波数に設定さ
れず、上述した不安定な領域の駆動周波数となって、超
音波モータは不安定な動作をする。
本発明の技術的課題は、超音波モータの駆動条件を制御
して、過渡時においても安定に超音波モータを駆動する
ことにある。
06課題を解決するための手段 一実施例を示す第1図に対応づけて本発明を説明すると
、本発明は、圧電体の励振により弾性体に進行性振動波
を発生する固定子と、加圧手段により固定子に加圧接触
され進行性振動波により駆動される移動子とから成る超
音波モータに用いられる駆動装置、特に、超音波モータ
が予め設定された駆動条件で駆動されるように超音波モ
ータの駆動信号を生成する定常時信号発生手段14,1
5.16.17を有する超音波モータ駆動装置に適用さ
れる。
そして、超音波モータの過渡時に適した駆動信号を生成
する過渡時信号生成手段23.33と。
過渡時には過渡時信号生成手段23.33で生成した駆
動信号を超音波モータに印加し、定常時には定常時信号
生成手段14,15,16,1’7で生成した駆動信号
を超音波モータに印加するように両信号生成手段を切り
換える切換手段21,22.31.32とを備えること
により、上記技術的課題を遠戚する。
過渡時を超音波モータの起動時とし、過渡時信号生成手
段23は超音波モータの起動に適した駆動信号を生成す
るようにしたり、過渡時を超音波モータの運動方向の切
り換え時とし、過渡時信号生成手段33は、この切り換
えに適した駆動信号を生成するようにしてもよい。
29作用 超音波モータを駆動制御するに際して、定常時は、切換
手段21,22,31.32が、定常時信号生成手段1
4,15,16.17によって予め設定された駆動条件
に基づいて生成される駆動信号を選択して、超音波モー
タを駆動制御する。
次に、超音波モータの起動時およびその能動方向切換時
は、切換手段21.22および31,32が、過渡時信
号生成手段23.33によって生成されたそれぞれの過
渡時に適した駆動信号を選択して、超音波モーダを駆動
制御する。
なお、本発明の詳細な説明する上記り項およびE項では
、本発明を分かり易くするために実施例の図を用いたが
、これにより本発明が実施例に限定されるものではない
F、実施例 第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図である。
この実施例は、駆動電圧波形とモニタ電極の出力電圧波
形の位相差が、所定の位相差になるように駆動周波数を
制御する例である。すなわち、それぞれの駆動方向で駆
動電圧の位相差が例えば第2図に示すφ11.φ12と
なるように制御するものである。この場合、図示のごと
く駆動周波数はF2.[動速度はNとなる。
11.12は波形整形器であり、それぞれ超音波モータ
の駆動電極100−4a、モニタ電極100−4dに接
続されて、超音波モータの駆動電圧波形およびモニタ電
極の出力電圧波形を必要な電圧レベルの方形波に波形整
形する。13は位相比較器であり、波形整形器11の出
力、すなわち超音波モータの駆動電極100−4aの駆
動電圧波形と、波形整形器12の出力、すなわちモニタ
電極の出力電圧波形とを比較し位相差を検出して電圧値
として出力する。
第3図はこの位相比較器13の特性を示す図で、これに
ついて説明する。
縦軸に位相比較器13の出力電圧を、横軸に駆動電極1
00−4aの駆動電圧波形を基準として、この電圧波形
とモニタ電極の出力電圧波形との位相差φをそれぞれ表
す。図中のφ11.φ21は。
上述した正転時および逆転時の位相差である。位相比較
器13は位相差ψに応じて第3図に示すような特性の信
号を出力する。
14.15はそれぞれ上述の正転時および逆転時の基準
位相差φ11.φ21を設定する設定器であり、それら
の出力電圧は信号選択器(MPX1)16の入力端子A
とBに入力される。この信号選択器(MPXI)16の
コントロール端子CTLへは方向入力の信号が接続され
、その信号のレベルがローレベルの時は入力端子Aの設
定器上4により設定された基準位相差信号が、ハイレベ
ルの時は入力端子Bの設定器15により設定された基準
位相差信号がそれぞれ選択される。17は誤差増幅器で
、信号選択@(MPXI)16で選択された基準位相差
信号と位相比較器13の出力電圧を比較しその差分を増
幅する。
信号選択器(MPX2)21は、そのコントロール端子
CTLの信号レベルがハイレベルのときに、入力端子B
に入力される誤差増幅器17の出力電圧を選択し、ロー
レベルのときに、設定器23により設定されて入力端子
Aに入力される超音波モータ起動時の駆動信号を選択し
、後述の信号選択器(MPX3)31へ送出するもので
ある。
そのコントロール端子CTLには、モータ駐動時に起動
入力の信号がローレベルからハイレベルに変化した時に
一定時間T1だけその出力を遅延する遅延回路22の出
力信号が接続されている。すなわち、起動時には一定時
間Tlだけ設定器23からの駆動信号を選択する。
信号選択器(MPX3)31は、そのコントロール端子
CTLへ入力されるタイマ32からの信号のレベルに従
って、入力端子Aの信号選択器(MPX2)21の出力
信号と、入力端子Bの設定器33により設定される超音
波モータの駆動方向切換時の駆動信号とを選択して出力
する。
第4図(a)はタイマ32の詳細な回路を、(b)はそ
の動作のタイムチャートを示す。
タイマ32は、バアファアンプ34と、EX○Rゲート
35と、抵抗器36と、コンデンサ37とによって構成
され、方向入力の信号はバアファアンプ34の入力とE
XORゲート3Sの入力とに並列に接続される。時刻t
loで方向入力の信号がローレベルからハイレベルにな
ると、EX○Rゲート35の入力の内バアファアンプ3
4を経由する方向入力信号は、抵抗器36とコンデンサ
37の遅延回路によって遅延され、(a)に示すa点に
おける波形は(b)のようになる。EX○Rゲート35
は、その入力のいずれか一方がハイレベルの時だけ出力
をハイレベルにするものであるから、抵抗器36とコン
デンサ37により決められた時間T2だけ))イレベル
になる。同様に。
方向入力の信号がハイレベルからローレベルに変化する
時刻tllにおいても、EXORゲート35の出力は時
間T2だけハイレベルとなる。このようにタイマ32は
方向入力の信号が変化する時の一定時間Tlだけその出
力がハイレベルになるものである。
さらに第1図において、抵抗器41とコンデンサ42は
、信号選択器(MPX3)31の出力信号、すなわち超
音波モータの駆動信号を電圧制御発振器(以下+ VC
Oと呼ぶ)43へ入力する場合のローパスフィルタであ
る。VCO43は入力信号の電圧レベルに比例した周波
数の信号を出力するものである。なお、この周波数は後
述のDフリップフロップ51.52よって1/4に分周
されるので、所定の周波数の4倍に設定されている。
Dフリップフロップ51.52は、VCO43の周波信
号をクロック入力端子CKへ入力し、その周波数を1/
4に分周するように構成され−る。
Dフリップフロップ51の出力は電力増幅器61と誘導
性素子71とを介して駆動電極100−4aに接続され
る。また、Dフリップフロップ52の出力はEXORゲ
ート53の一方の入力端子に接続される。EXORゲー
ト53の他方の入力端子には方向入力の信号が接続され
、その出力は電力増幅器62と誘導性素子72とを介し
て駆動電極100−4bに接続される。
方向入力の信号がローレベルの時には、Dフリップフロ
ップ52の出力がそのまま電力増幅器62で増幅されて
能動電極100−4bに印加されるので、駆動電極10
0−4aの駆動電圧波形は駆動電極100−4bの駆動
電圧波形に対してπ/2だけ位相が進む。逆に、方向入
力の信号がハイレベルの時にはEXORゲート53によ
ってDフリップフロップ52の出力が反転されるので、
駆動電極100−4aの駆動電圧波形は駆動電極100
−4bの駆動電圧波形に対してπ/2だけ位相が遅れる
。なお、電力増幅器61.62は起動入力信号がハイレ
ベルの時だけ出力を発生させる。
このように構成される超音波モータの駆動装置の動作を
説明する。
まず、超音波モータを起動する場合は、起動入力の信号
が遅延回路22へ入力される。遅延回路22はこの起動
信号を一定時間Tlだけ遅延させるので、その間、信号
選択器(MPX2)21の入力A、すなわち、起動時の
駆動条件を設定する設定器23の設定電圧が選択される
。そして、起動時に信号選択器(MPX3)31のコン
トロール端子CTLはローレベルでありこの信号選択器
(MPX3)31はA入力を選択している。その結果、
設定器23の設定電圧信号は信号選択器(MPX3)3
1とローパスフィルタ(抵抗器41とコンデンサ42)
とを介してVCO43に入力される。
VCO43はこの電圧信号に相当する周波信号を発生し
てDフリップフロップ51.52へ送出する。この周波
信号はDフリップフロップ51゜52によって1/4に
分周され、さらに、EXORゲート53を経て相互にπ
/2の位相差を有する2つの周波信号が生成される。こ
れらの周波信号は電力増幅器61.62によって増幅さ
れ、それぞれ誘導性素子71.72を介して駆動電極1
00−4a、100−4bに印加される。
ここで、方向入力の信号がローレベルの時の駆動方向を
例えば正転とすれば、上述したように、駆動電極100
−4aに印加される駆動電圧波形は駆動電極100−4
bの開動電圧波形よりもその位相においてπ/2だけ進
む。
このようにして、設定器23により設定された最適な起
動時の駆動条件で超音波モータが起動される。遅延回路
22の遅延時間T1が経過すると遅延回路出力はハイレ
ベルとなり、信号選択器(MPX2)21は人力B、す
なわち誤差増幅器17からの信号を選択する。つまり、
この時点から超音波モータは定常運転に移行する。
次に、超音波モータの定常時の動作を説明する。
定常時は、駆動電極100−4aの出力電圧波形(波形
整形器11の“出力)を基準としたモニタ電極100−
4dの出力電圧波形(波形整形器上2の出力)との位相
差φが2位相比較器13によって算出され、この信号が
誤差増幅器17に入力される。誤差増幅器17の他方の
入力端子には信号選択器(MPXI)16からの信号が
入力されていて、信号選択器(MPXI)16のコント
ロール端子CTLに入力される方向入力の信号がローレ
ベルの時、すなわち正転時は、設定器!4で設定された
基準位相差φ11の信号が選択され、逆転時は設定器1
5で設定された基準位相差φ21の信号が選択される。
したがって誤差増幅器17は、位相比較器13から印加
される回転中の超音波モータの位相差に相当する電圧と
、基準位相差設定器14または15によって設定された
設定電圧との差を出力する。
そして、定常時は、信号選択器(MPX2)21は入力
Bを、信号選択器(MPX3)31は入力Aを選択して
いるので、誤差増幅器17の出力はローパスフルタ(抵
抗器41およびコンデ゛ンサ42)を介して■C○43
へ入力される。この信号は上述した手順と同様にVCO
43で周波信号に変換され、Dフリップフロップ51.
52で1/4に分周される。Dフリップフロップ51,
52の出力はEXORゲート53によって相互に冗/2
の位相差を有する2つの周波信号に変換され、それぞれ
電力増幅器61.62と誘導性素子71゜72とを介し
て駆動電極1o○−4a、100−4bに印加される。
定常時は以上のようなフィードバックループで超音波モ
ータが駆動制御されるので、運転中の位相差が基準位相
差に等しくなるように制御される。
なお、逆転定常運転時は、設定器15によって設定され
た基準位相差信号が選択されること以外、上述の正転時
と同様に動作するので説明を省略する。
次に、方向入力を切り換えた場合について説明する。い
ま、例えば超音波モータの能動方向が正転であり定常運
転をしているとする。方向入力の信号レベルがハイレベ
ルになって逆転の指令が信号選択器16.31およびE
XORゲート53へ入力すると、まず、タイマ32の出
力はハイレベルになり、信号選択器(MPX3)31は
入力Bを選択する。つまり、駆動方向切換時の過渡時に
最適な駆動条件を設定する設定器33の設定電圧が選択
される。この信号は時間T2の間だけローパスフィルタ
(抵抗器41.コンデンサ42)を介してVCO43へ
送出され、以後この信号に従って上述した手順と同様に
超音波モータが駆動される。T2時間後、タイマ32の
出力はローレベルに戻り、信号選択器(MPX3)31
は入力Aを選択する。既に、方向入力の信号がハイレベ
ルになった時点で逆転時の設定器15が信号選択器(M
PXI)16で選択されているので、この設定器15に
よって設定された電圧と位相比較器13の出力電圧との
差に基づいて超音波モータが駆動制御される。
次に、方向入力の信号がハイレベルからローレベルに反
転すると、信号選択器(MPXI)’16は設定器14
の電圧信号を選択し、さらに、タイマ32の出力がハイ
レベルになるので、信号選択器(MPX3)31は設定
器33で設定された電圧信号を選択し、この駆動方向切
換時に最適な駆動条件に基づいて超音波モータが駆動制
御される。
T2時間後、タイマ32の出力が再びローレベルに戻る
と、信号選択器(MPX3)31は入力Aを選択し、正
転時の基準位相差φl】を設定する設定器14の電圧信
号に基づいて超音波モータは上述の如く駆動制御される
以上述べたように、起動時は遅延回路22の遅延時間T
1の間だけ、定常時の位相差の制御信号に基づいて超音
波モータを駆動制御することを禁止し、設定器23によ
って設定された超音波モータを最適に起動する駆動条件
信号に基づいて駆動制御することにより、起動時の不安
定なモニタ電極の出力電圧に影響されることなく安定に
超音波モータを起動することができる。
また、駆動方向切換時も同様に、タイマ32で設定され
る時間T2だけ定常時の位相差の制御信号に基づいて超
音波モータを駆動制御することを禁止し、設定器33に
よって設定された超音波モータを最適に逆転する駆動条
件信号に基づいて駆動制御することにより、安定して超
音波モータの駆動方向を切り換えることができる。
なお、本実施例では起動時および駆動方向切換時に、設
定器23.33によってそれぞれ最適な駆動条件を固定
値として設定するようにしたが。
固定した駆動条件に基づいて制御する必要はなく、例え
ば設定器23.33の設定電圧を高電圧から低電圧に制
御することにより、駆動周波数を高周波から低周波へと
変化させてもよい。
また、起動時の駆動条件と方向転換時の能動条件がほぼ
一致するような場合には、第8図に示すように、タイマ
32、信号選択器(MPX3)31、設定器33を省略
し、遅延回路22をタイマ32によって置き換え、さら
に、このタイマ32へORゲート24を介して起動入力
と並列に方向入力を接続することによって、設定器23
を起動時、駆動方向切換時の両方に併用してもよい。
また、方向切り換え時に一定時間超音波モータを停止し
、その後起動するようにしてもよい。この場合は、再起
動した時点から上述の起動時の駆動条件により超音波モ
ータを駆動制御する。
さらに、以上説明した実施例では、超音波モータの駆動
周波数を制御して所望の速度値を得る例を示したが、駆
動電圧を制御して所望の速度値を得る場合についても本
発明を適用できる他、リニア型超音波モータにも同様に
適用できる。
以上の実施例の構成において、設定器14,15と、信
号選択器(MPXI)16と、誤差増幅器17とが定常
時信号生成手段を、設定器23゜33が過渡時信号生成
手段を、信号選択器21゜31と5遅延回路22と、タ
イマ32とが切換手段をそれぞれ構成する。
G0発明の詳細 な説明したように本発明によれば、過渡時は、超音波モ
ータを最適に駆動制御する駆動信号を生威し、切換回路
によって定常時の駆動信号からこの過渡時の駆動信号に
切り換えて駆動制御するので、超音波モータを安定に駆
動することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
超音波モータの動作特性を示す図、第3図は位相比較器
の出力電圧特性を示す図、第4図(a)、(b)はタイ
マの詳細回路図とその動作を示すタイムチャート、第5
図は第1図に示す実施例の変形例を示すブロック図、第
6図は回転式超音波モータの概略構成を示す断面図、第
7図は圧電体から見た超音波モータの平面図、第8図は
超音波モータのモニタ電極の出力電圧特性を示す図であ
る。 11.12:波形整形器  13:位相比較器14.1
5,23,33:設定器 16.21,31 :信号選択器 エフ:誤差増幅器     22:遅延回路32:タイ
マ       41:抵抗器42:コンデンサ 43:電圧制御発振器(VCO) 51.52:Dフリップフロップ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)圧電体の励振により弾性体に進行性振動波を発生す
    る固定子と、加圧手段により前記固定子に加圧接触され
    前記進行性振動波により駆動される移動子とから成る超
    音波モータの駆動装置であって、前記超音波モータが予
    め設定された駆動条件で駆動されるように前記超音波モ
    ータの駆動信号を生成する定常時信号生成手段を有する
    超音波モータ駆動装置において、 前記超音波モータの過渡時に適した駆動信号を生成する
    過渡時信号生成手段と、 過渡時には前記過渡時信号生成手段で生成した駆動信号
    を超音波モータに印加し、定常時には前記定常時信号生
    成手段で生成した駆動信号を超音波モータに印加するよ
    うに前記両信号生成手段を切り換える切換手段とを具備
    すること特徴とする超音波モータの駆動装置。 2)請求項1に記載の超音波モータの駆動装置において
    、 前記過渡時は超音波モータの起動時であり、前記過渡時
    信号生成手段は、超音波モータの起動に適した駆動信号
    を生成することを特徴とする超音波モータの駆動装置。 3)請求項1に記載の超音波モータの駆動装置において
    、前記過渡時は超音波モータの運動方向の切換え時であ
    り、前記過渡時信号生成手段は、この切り換えに適した
    駆動信号を生成することを特徴とする超音波モータの駆
    動装置。
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