JPH03260100A - 印刷版用支持体の製造方法 - Google Patents

印刷版用支持体の製造方法

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JPH03260100A
JPH03260100A JP5792090A JP5792090A JPH03260100A JP H03260100 A JPH03260100 A JP H03260100A JP 5792090 A JP5792090 A JP 5792090A JP 5792090 A JP5792090 A JP 5792090A JP H03260100 A JPH03260100 A JP H03260100A
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JP
Japan
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electrolytic
hydrochloric acid
ions
aluminum
surface roughening
Prior art date
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Pending
Application number
JP5792090A
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English (en)
Inventor
Atsuo Nishino
温夫 西野
Tsutomu Kakei
掛井 勤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は印刷版用アルミニウム支持体の製造方法に関す
るものであり、詳しくはアルミニウム板(アルミニウム
合金を含む)の表面を電気化学的に粗面化処理する方法
に関するもので、特にオフセット印刷版用に適する均一
なハニカム構造に粗面化されたアルミニウム板からなる
印刷版用アルくニウム支持体の製造方法に関するもので
ある。
〔従来の技術] 従来より、オフセット印刷版用支持体としてアルミニウ
ムが使用されているが、その表面は、その上に設けられ
る感光層との密着性を良好にすることと、印刷時に使用
する湿し水を保持することなどを目的として粗面化され
るのが通例である。
かかる粗面化方法として、ボールグレイン、ワイヤーグ
レイン、ブラシグレイン等の機械的な粗面化方法が知ら
れているが、近年、塩酸、硝酸などの酸性電解液中でア
ルミニウム板に交流電流を流すことにより、アルミニウ
ム板の表面を電気化学的に[il[化処理をする電解粗
面化方法が注目されている。
この電解粗面化方法によれば、従来の機械的粗面化方法
に比べて平均粗さ分布の小さな均一な粗面を有するアル
ミニウム板が得られるが、そのような粗面を得るための
条件は極めて狭く、電解液の組成、温度、電解条件など
の諸条件を一定に維持して置けば、製品のバラツキも極
めて少なく均一な性能を有するものを容易に得ることが
出来る。
[発明が解決しようとする課題] 電解粗面化処理の前にはアルミニウム板表面から圧延油
や自然酸化皮膜の除去をおこなうのが常法であり、アル
カリエツチングしたあと電解粗面化をおこなう方法(特
開昭5165607号公報)や、中性塩水溶液中でアル
ミニウム板を陰極電解処理したあとに、電解粗面化をお
こなう方法(特願平1265287号明細書)などが知
られている。しかしながら電解粗面化処理工程と、電解
粗面化処理のための前処理方法(以後エツチング処理と
称する)の間には常法として水洗工程を設けるが、前工
程の処理液の持込みを防くことは出来ない。そして前工
程の液の持込みにより、電解粗面化処理工程で得られる
ピットの形状が著しく崩れるという問題点があった。
[課題を解決するための手段および作用]本発明者らは
、電解粗面化処理の長尺安定性について取り組んだ結果
、その要因の一つとして特願平1−56377号明細書
に記載のようにアンモニウムイオンの増加による粗面化
状態の不安定性が原因であることを発見した。しかし粗
面化状態の不安定性はアンモニウムイオンの増加による
ものだけについて対処によっては解決できないものであ
った。本発明者らは鋭意研究の結果、電解粗面化の前処
理工程に用いる水溶液の持込みにより、砂目立て性が不
安定になることを発見し本発明に達した。−船釣に塩酸
または硝酸を主体とする電解液中でアルだニウムまたは
アルくニウム合金板を電解粗面化するためのアルミニウ
ム板の前処理すなわちアルミニウム板表面の圧延油や自
然酸化皮膜を除去する処理には苛性ソダーを用いるのが
常法である。そして、ここで用いる酸性電解液中に持ち
込まれるナトリウムイオンによって電解粗面化に悪い影
響を与える欠点がある。すなわち、酸性水溶液中に持ち
込まれたナトリウムイオンによって砂目立て性が不安定
になり、粗面化の処理工程が長尺安定性に欠は長尺にわ
たって一定の品質が得られにくくなる。
本発明の目的は上記問題点を解消し、長尺にわたって一
定の品質が得られる長尺安定性のよい印刷版用アルミニ
ウム支持体の製造方法を提供することにある。
本発明の上記目的は塩酸を主体とする電解液中で、交流
または直流を用いてアルミニウム板に対して電気化学的
に粗面化処理をおこなう印刷版用アルミニウム支持体の
粗面化処理をおこなう印刷版用アルミニウム支持体の粗
面化方法において塩酸を主体とする電解液中に持ち込ま
れるナトリウムイオンの園度壱〇−1g/fの範囲に調
整することを特徴とする印刷版用アルミニウム支持体の
製造方法によって解決される。
本発明の方法は塩酸を主体とする電解質を使用し、その
電解液中のナトリウムイオン濃度をナトリウム塩の添加
物を加え、または前処理工程からのナトリウムイオンの
持込みによって、ある一定の濃度範囲内に調整すること
が特徴である。
この電解液中のナトリウムイオン濃度が増加していくこ
とによって、電解粗面化により得られるビット形状が変
わってくるので、連続的に電解粗面化されるアルミニウ
ム板の長さ方向での粗面化形状が不揃いとなってきて、
印刷版用支持体としての性能が長さ方向に変動するので
ある。従って、この電解液中のナトリウムイオン濃度を
、その電解粗面化条件と合わせて一定範囲内に管理する
ことによって、印刷版用アルミニウム支持体の長さ方向
にわたって安定的に電解粗面化をおこなうことが可能に
なる。ナトリウムイオン濃度を一定範囲内に調節する方
法としては、電解液の更新量を変えることなどによって
おこなうことが出来る。
具体的な方法としては、ナトリウムイオンはアルミニウ
ム板上に付着して持ち込まれるため、塩酸と水を補給し
、補給した量に見合った電解液を廃山することによりナ
トリウムイオン、アルミニウムイオン、および塩酸濃度
を一定にすることができる。
本発明における印刷版用アルミニウム支持体の電解条件
としてとくに有利な条件は次の通りである。
塩flI濃度は5〜15g/j!、アルミニウム板中に
は鉄、銅、マンガン、マグネシウム等が含まれていても
よい。また特願平1−56377号明細書で開示されて
いるように、アンモニウムイオンが含まれでいる電解液
でもよい。
本発明において交流を用いて酸性電解液中で電気化学的
に粗面化するということは金属イオンを含む酸性電解液
中でアルミニウム板と対極との間に交流電流を供給して
電気化学的な粗面化処理を施すことをいう6本発明でい
う酸性電解液とは通常の交流を用いた電気化学的な粗面
化に用いるものがいずれも使用できるが、特に好適なも
のは塩酸を5〜15g/l含有する液であり。これらの
液に硝酸アルミニウム、塩化アルミニウム、硝酸アンモ
ニウム、塩化アンモニウム、硝酸マンガン、塩化マンガ
ン、硝酸鉄、塩化鉄なとのN Oi−またはC「を含む
塩類を添加してもよい、そのほか電解液中の微量成分と
してアルミニウム板から溶は出す金属イオンを添加して
より安定的に粗面化をおこなえるようにしてもよいこと
はもちろんである。電解処理時間は、長過ぎても短か過
ぎても最適な粗面が得られず5〜90秒が好ましい、電
流密度は20〜100A/dm”が好ましい。液温は3
0〜60°Cが好ましい、粗面化に用いる電源は交流で
も直流でも良いが、連続的に直流を用いて粗面化処理を
おこなうときは陽極と陰極を交互に配列する方法が好ま
しい。
交流を用いて粗面化をおこなうときは粗面化に使用する
電源の周波数としては電解液の種類によって0、1〜4
00Hzまで幅広く選択できる。周波数100〜140
Hzが好ましく、NB波形としてはデユーティ比1:1
の短形波を用いることが設備上望ましい。波形歪は時定
数て表わすと、2 m5ec以下が良い。本発明でいう
、アルミニウム板に交流電流を供給する対極としてはカ
ーボンが好ましい。
本発明は電解粗面化に関するものであり、特公昭57−
16918号公報に記されているような機械的粗面化と
電解粗面化を組み合わせた方法にも適応できることはい
うまでもない。
[実施例11 JI51050アルミニウム板を苛性ソーダ水溶液で洗
浄し、水洗した。このアルミニウム板を塩酸174度1
2.5 g/j!、アルミニウムイオン濃度5g/lの
電解液中35゛Cで電流密度35A/dm”で11.5
秒間電解粗面化処理をおこなった。このとき、塩酸電解
液中のナトリウムイオン濃度をOg / j2、Ig/
/!および2 g / 1.と変化させたところ、結果
は第1表に示す通りになった。
この場合の電解条件としては、塩#!濃度12.5g/
l、アルミニウムイオン濃度5g/j!、1ffl温3
5”c 、 ft電流密度 5 A/ d m” 、 
電解時間11.5秒は共通条件であった。
第1表より明らかなようにナトリウムイオンが2g/f
fi以上に増大した場合、品質等級がCランクとなり、
未工、・チング部分が生し、粗面化形状だけでなく、外
観も劣ってくる。Ki面面形形状観察は、日本電子製走
査型電子顕微鏡JSM−T22OAを用いておこなった
。なお、観察に際し電解粗面化後の第1表 品質等級 A:極めて良好 B:やや良好 C:劣悪 アルミニウム板を硫酸水溶e300g/1..60℃に
120秒間浸漬した後り水洗し、電解粗面化で生威し7
た水酸化アルミニウムを除去した。
[発明の効果1 本発明に記したように、塩酸を生体とした電解液中で交
流を用いてアルもニウム板またはアルミニウJ1合金を
電解粗面化するにあたり、電解液中のすトIfウムイオ
ン濃度をO〜Ig/I!に限定することで長尺にわたっ
て一定の品質が得られる安定な電解粗面化をおこなうこ
とが可能になった。また、電解液中のナトリウムイオン
濃度を0〜1 g/lに制御すれば、前工程と間に設け
る水洗工程は不要になる。
(ほか3名)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 塩酸を主体とする電解液中で交流を用いて電気化学的に
    粗面化処理をおこなう印刷版用アルミニウム支持体の製
    造方法において、前記塩酸を主体とする電解液中に含有
    するナトリウムイオンの濃度を0〜1g/lの範囲に調
    整することを特徴とする印刷版用アルミニウム支持体の
    製造方法。
JP5792090A 1990-03-12 1990-03-12 印刷版用支持体の製造方法 Pending JPH03260100A (ja)

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