JPH03254439A - 光学式情報記録担体及びその記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、光学式情報記録担体及びその記録再生装置に
関する。

背景技術 光学式情報記録担体としての光ディスク（光磁気ディス
ク、相変化型ディスクをも含む）において、記録情報の
高密度化を図るためには、情報読取光のスポット径を小
さくする必要がある。このため、従来は、情報読取光の
波長を短くするか、または情報読取光を光ディスクの情
報記録面上に集光せしめる対物レンズの開口数ＮＡを大
きくすることによって情報読取光のスポット径を小さく
し、記録情報の高密度化を図っていた。しかし、小型な
短波長光源の波長は４００ｎｍ程度であり、また対物レ
ンズの開口数ＮＡはシステムの実用性から０．６程度ま
でであり、したがって、情報読取光のスポット径を小さ
くすることによって記録密度を飛躍的に向上させるには
限界があった。

発明の概要 ［発明の目的コ そこで、本発明は、記録密度の飛躍的向上を図ると共に
、新規な再生態様の実現が可能な光学式情報記録担体及
びその記録再生装置を提供することを目的とする。

［発明の構成］ 本発明による光学式情報記録担体は、一主面に所定情報
に応じたピット列が形成された透明基板と、この透明基
板の一生面上に積層されて他生面側から照射される互い
に波長の異なる光の一方を反射し他方を透過する選択的
反射膜と、この選択的反射膜上に積層されて前記選択的
反射膜を透過した照射光に感応する記録可能層とを備え
た構成となっている。

また、かかる光学式情報記録担体の再生又は記録再生を
なす本発明による記録再生装置は、互いに波長が異なる
第１及び第２の光を同一光軸にて出射する照射光学系と
、第１及び第２の光の各々を前記記録担体における透明
基板の一主面上及び記録可能層上にそれぞれ集光せしめ
る集光光学系と、前記記録担体を経た第１及び第２の光
を分離する分離手段と、この分離手段によって分離され
た第１及び第２の光をそれぞれ受光する第１及び第２の
光検出器と、これら光検出器の各検出出力に基づいて記
録情報の再生をなす第１及び第２の情報再生処理系と、
第２の光が照射されている記録可能層に対して情報の記
録をなす情報記録処理系とを備えた構成となっている。

［発明の作用〕 本発明による記録再生装置においては、記録層が再生専
用の記録層と記録再生が可能な記録可能層との２層構造
でかつ画記録層間に互いに波長の異なる照射光の一方を
反射し他方を透過する選択的反射膜を有する光学式情報
記録担体に対して情報の記録及び再生をなすこととし、
同一光軸にて出射される互いに波長が異なる第１及び第
２の光の各々を情報記録担体における透明基板の一主面
上及び記録可能層上にそれぞれ集光せしめ、情報記録担
体を経た第１及び第２の光を分離して第１及び第２の光
検出器に導くようにし、第１の光によって記録層の情報
再生を行ない、第２の光によってフォーカスエラー検出
、トラッキングエラー検出並びに記録可能層に対する情
報の記録及び再生を行なう。

実施例 以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。

第１図は、本発明による光学式情報記録担体としての光
ディスクの一実施例を示す断面図である。

本実施例における光ディスク１は、一主面１１ｇに所定
情報に応じたピット列１２が予め形成されている再生専
用の記録層としてのＰＭＭＡ等からなる透明基板１１と
、Ｇｅ、ＭｇＦ２−ＺｎＳ等の誘電体多層膜からなり透
明基板１１の他生面１１ｂ側から照射される互いに波長
の異なる照射光の一方を反射し他方を透過する選択的反
射膜１３と、Ｔｅ−Ｆｅ−Ｃｏ等からなり例えば光磁気
方式にて情報の記録及び再生が可能な記録可能層１４と
、保護層１５とからなり、これらが順に積層された構成
となっている。

かかる光ディスク１に対して情報の記録及び再生をなす
本発明による記録再生装置の一実施例を第２図に示す。

本図において、半導体レーザ等の光源２１から発せられ
る波長が例えば８３０ｎｍの１次光（光源光）は、集光
レンズ２２によって集光されてファイバー型光波長変換
素子２３に入射する。この光波長変換素子２３は、２次
の非線形光学効果を用いたファイバー型Ｓ　ＨＧ　（Ｓ
ｅｃｏｎｄＨａｒｌｌＯｎｉｅＳ　ｃｅｎｅｒａｔｏｒ
：第２高調波発生素子）であり、チェレンコフ放射方式
の位相整合を採用している。この方式によれば、はとん
ど自動的に位相整合がとれた第２高調波（ＳＨ）の発生
が可能である。

このファイバー型５Ｈ０２３のコアから出射される１次
光及びファイバー型５Ｈ０２３で波長変換されて波長が
１次光の半分（４１５ｎｍ）となったＳＨ光（波長変換
光）は、同一光軸にて例えば円錐台状のアキシコンレン
ズ２４に入射する。

円錐台状アキシコンレンズ２４において、１次光は平行
ガラス部２４ａを通過し、ＳＨ先は錐状部２４ｂを通過
する。１次光が平行ガラス部２４ａを通過することによ
りその厚みによって球面収差が発生し、ＳＨ光が錐状部
２４ｂを通過することによって平行光に変換される。こ
の１次光及びＳＨ光は、偏光面がＰ偏光であることから
ビームスプリッタ２５を通過し、λ／４板２板金６線偏
光から円偏光に偏光面が変えられて対物レンズ２７に入
射する。

対物レンズ２７としては、１次光及びＳＨ先の双方に対
し収差補正されているものが、さらに２つの波長（本例
では、８３０ｎｍ、４１５ｎｍ）に対する焦点距離が僅
かに異なっているものが用いられる。この対物レンズ２
７により、１次光は光ディスク１の記録可能層１４に、
ＳＨ光は透明基板１１の一主面１１ａ上にそれぞれ集光
せしめられる。なお、１次光が存在する領域にのみレン
ズを配置することにより、１次光とＳＨ光の集光する光
軸方向におけるスポット位置の調整は可能である。光デ
ィスク１の裏面側には、光ディスク１の記録可能層１４
に情報を書き込み、又は消去するための直流磁界を発生
する電磁石２８が設けられており、その極性は磁界変調
回路２つによって記録信号に応じて反転せしめられるよ
うになっている。

光ディスク１からの反射光は、対物レンズ２７を通過し
λ／４板２板金６いて円偏光から直線偏光に偏光面が変
えられてビームスプリッタ２５に入射する。ここで、ビ
ームスプリッタ２５の入射光は、λ／４板２板金６路及
び復路で２度通過したことにより偏光面がＳ偏光になっ
ているのでビームスプリッタ２５で反射され、さらにダ
イクロイックミラー３０によって１次光とＳＨ光とに分
離される。ダイクロイックミラー３０を通過した１次光
は例えばシリンドリカルレンズ３１を経て４分割光検出
器３２の受光面に入射し、ダイクロイックミラー３０で
反射されたＳＨ光は集光レンズ３３によって光検出器３
４の受光面上に集光される。

ここで、１次光はフォーカスエラー検出、トラッキング
エラー検出並びに記録可能層１４に対する情報の記録及
び再生に用いられる。このために、４分割光検出器３２
の４出力は例えばマトリクス回路３５に供給され、この
マトリクス回路３５において、４出力の総和が読取ＲＦ
倍信号して導出され、さらに周知のエラー生成法に基づ
く４出力の組合わせによってフォーカスエラー信号及び
トラッキングエラー信号が導出される。読取ＲＦ倍信号
情報再生処理回路３６に供給されて復調処理等の信号処
理が行なわれて再生出力として導出される。一方、ＳＨ
先は一般的にパワーが少ないことから、透明基板１１の
一主面１１ａに予め形成されているピット列１２による
記録情報の再生専用として用いられる。したがって、光
検出器３４の出力はそのまま読取ＲＦ倍信号して情報再
生処理回路３７に供給されて復調処理等の信号処理が行
なわれて再生出力として導出される。

このように、再生専用の記録層としての透明基板１１と
、記録及び再生が可能な記録可能層１４とを設け、画記
録層間に互いに波長の異なる照射光の一方を反射し他方
を透過する選択的反射膜１３を配した構造の本発明によ
る光ディスク１によれば、記録情報の積層化が達成され
、記録密度を飛躍的に向上できるばかりでなく、例えば
、ＳＨ光によって画像を再生しながら、１次光によって
記録可能層１４の音声情報を書き換えるなどの用途を持
った記録媒体が実現されることになる。

なお、上記実施例においては、ファイバー型５ＨＧ２３
及び円錐台型アキシコンレンズ２４を用いて照射光学系
を構成したが、これに限定されるものではなく、要は、
互いに波長が異なる２つの光を同一光軸にて出射できる
構成のものであれば良いのである。

発明の詳細 な説明したように、本発明による光学式情報記録担体に
おいては、再生専用の記録層と記録再生が可能な記録可
能層とを有し、画記録層間に互いに波長の異なる照射光
の一方を反射し他方を透過する選択的反射膜を設けた構
造となっているのて、記録情報の積層化が達成され、記
録密度を飛躍的に向上できることになる。

また、本発明による情報記録再生装置においては、上記
の情報記録担体に対して情報の記録及び再生を行なうに
際し、同一光軸にて出射される互いに波長が異なる第１
及び第２の光の各々を記録層の情報記録面上及び記録可
能層上にそれぞれ集光せしめ、情報記録担体を経た第１
及び第２の光を分離して第１及び第２の光検出器に導く
ようにし、第１の光によって記録層の情報再生を行ない
、第２の光によってフォーカスエラー検出、トラッキン
グエラー検出並びに記録可能層に対する情報の記録及び
再生を行なう構成となっているので、第１の光によって
画像を再生しながら、第２の光によって記録可能層の音
声情報を書き換えるなどの新規な再生態様が実現できる
ことになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による光学式情報記録担体の一実施例を
示す断面図、第２図はかかる情報記録担体の記録再生装
置の一実施例を示す構成図である。 主要部分の符号の説明 １・・・・・・光ディスク　　　１１・・・・・・透明
基板１３・・・・・・選択的反射膜　　１４・・・・・
・記録可能層３・・・・・・ファイバー型５ＨＧ ４・・・・・・円錐台状アキシコンレンズ５・・・・・
・ビームスプリッタ ７・・・・・・対物レンズ ０・・・・・・ダイクロイックミラー ２．３４・・・・・・光検出器

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）一主面に所定情報に応じたピット列が形成された
   透明基板と、 前記透明基板の前記一主面上に積層されて他生面側から
   照射される互いに波長の異なる光の一方を反射し他方を
   透過する選択的反射膜と、 前記選択的反射膜上に積層されて前記選択的反射膜を透
   過した照射光に感応する記録可能層とを備えたことを特
   徴とする光学式情報記録担体。
2. （２）前記選択的反射膜は誘電体多層膜からなることを
   特徴とする請求項１記載の光学式情報記録担体。
3. （３）前記記録可能層上にはさらに保護層が積層されて
   いることを特徴とする請求項１又は２記載の光学式情報
   記録担体。
4. （４）請求項１、２又は３記載の光学式情報記録担体の
   再生をなす再生装置であって、 互いに波長が異なる第１及び第２の光を同一光軸にて出
   射する照射光学系と、 前記第１及び第２の光の各々を前記記録担体における前
   記透明基板の一主面上及び前記記録可能層上にそれぞれ
   集光せしめる集光光学系と、前記記録担体を経た前記第
   １及び第２の光を分離する分離手段と、 前記分離手段によって分離された前記第１及び第２の光
   をそれぞれ受光する第１及び第２の光検出器と、 前記第１及び第２の光検出器の各検出出力に基づいて記
   録情報の再生をなす第１及び第２の情報再生処理系とを
   備えたことを特徴とする再生装置。
5. （５）請求項１、２又は３記載の光学式情報記録担体に
   対して情報の記録及び再生をなす記録再生装置であって
   、 互いに波長が異なる第１及び第２の光を同一光軸にて出
   射する照射光学系と、 前記第１及び第２の光の各々を前記記録担体における前
   記透明基板の一主面上及び前記記録可能層上にそれぞれ
   集光せしめる集光光学系と、前記記録担体を経た前記第
   １及び第２の光を分離する分離手段と、 前記分離手段によって分離された前記第１及び第２の光
   をそれぞれ受光する第１及び第２の光検出器と、 前記第１及び第２の光検出器の各検出出力に基づいて記
   録情報の再生をなす第１及び第２の情報再生処理系と、 前記第２の光が照射されている前記記録可能層に対して
   情報の記録をなす情報記録処理系とを備えたことを特徴
   とする記録再生装置。
6. （６）前記照射光学系は、光源光の波長を変換しかつ平
   行光として前記光源光と同一光軸にて出射するファイバ
   ー型光波長変換手段を有し、その波長変換光を前記第１
   の光として、前記光源光を前記第２の光として用いるこ
   とを特徴とする請求項４又は５記載の記録再生装置。