JPH03249634A - 反射形スクリーン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 近年、液晶パネル等を用いた投写形テレビジランが、市
場へ現れてきたが、光源の明るさを高くすることには、
限界があり、スクリーン上で明るい画像を得るために、
従来のスクリーンよりも反射特性の良好な明るいスクリ
ーンの要望が強まってきた。

本発明は、投写形テレビジョンの投映画像を見るのに適
した反射形スクリーンに関する。

〈従来技術〉 スクリーン上で反射する投映画像を、明るい画像として
見るため、スクリーン表面の光反射層を改善した先行技
術として以下のようなものがある。

（１）基材表面に、Ａ１鱗片をフィラーしたペーストイ
ンキを印刷形成し、光反射層としたもの。（特願平１−
２３６５６１号）（２）基材表面に、雲母に二酸化チタ
ンをコーティングしたパール顔料鱗片をフィラーとした
インキを印刷形成し、光反射層としたもの。（特願平１
−２３６５６２号） 〈発明が解決しようとする課題〉 反射形スクリーンにおいては、反射輝度を向上させ、明
るい画像を得る事は大切な要因である。

前述した従来技術によれば、生産性の向上を考慮してグ
ラビア印刷にて光反射層を形成した場合、層厚が薄い（
０，１〜２０μｍ）ため、部分的にインキが印刷されな
いところが生し、（グラビア版の、セルの山に対応する
部分）基材表面が露出した状態となる。

かかるスクリーンは、投影画像を見た場合、基材表面が
露出した部分のため反射輝度が下がり、画像としては必
ずしも満足すべきものではない。

本発明は、印刷にて表面の光反射層を形成する際に、十
分な反射輝度をもったスクリーンを提供しようというも
のである。

〈課題を解決するための手段〉 本発明は、基材のプラスチックフィルム（ソート）表面
に、第１の光反射層を形成し、さらにその上に、第２の
光反射層となる光反射性の高いインキを印刷形成してな
る事を特徴とする反射形スクリーンである。

〈発明の詳細な 説明による反射形スクリーンの構成について説明する。

スクリーン基材となるプラスチックフィルム（シート）
としては、軟質ｐｖｃ　（塩化ビニル）樹脂、ポリエス
テル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂
等を用いる事ができる。

前記樹脂への可塑剤の添加量としては、印刷適性を考え
４０パーツ以下（以下、本願明細書中において、・・・
パーツというのは、可塑剤の添加量＝パーセンテージの
事を意味する）が望ましい。

光反射層としては、スクリーンの反射輝度を高める上で
、光反射性の高い材料が望ましい。

第１の光反射層として、以下のものが考えられる。

（ａ）粒径５μｍ〜５０μｍ（平均粒径１３μｍ）のノ
ンリーフィングタイプのＡｌｌｌｌ片をフィラーとした
ペーストインキ。

（ｂ）Ａｌ蒸着層 第２の光反射層としては、 雲母に二酸化チタンをコーティングしたバール顔料鱗片
で、被覆率２８％、粒径５μｍ〜６０μｍ（平均粒径３
０μｍ）のものをフィラーとしたインキ。

が、視覚的に好ましい。

また、前記第２の光反射層を形成した後、必要に応じて
、表面保護性かつ明視角度（スクリーン正面で投影画像
を明るく感じられる角度）を安定させるために、シリカ
粉等を含むＯＰニスを前記光反射層に対応するようにコ
ーティングしても良い。

〈作用〉 本発明にかかるスクリーンは、グラビア印刷による層厚
の薄い第２の光反射層を形成した場合でも、基材である
プラスチックフィルム（シート）の表面（反射輝度の低
い部分）が部分的に露出せず、第１の光反射層（反射輝
度の高い部分）が部分的に露出した状態となるため、画
像映写時に反射輝度が高く、明るい画像が得られる。

〈実施例〉 〈実施例１〉 （１）スクリーン基材として白色塩ビフィルム（２３パ
ーツ、理研ビニル製）表面に、以下に示すインキ及び印
刷条件にて第１の光反射層（層厚　２゜３μｍ）を形成
した。（サンプルＮｏ、３）・Ａｌペーストインキ 塩酢ビ樹脂　　　　　　　　　２０重量部Ａ１ペースト
　　　　　　　　　　７　〃ＭＥＫ／）ルエンー１／１
　　７３ 計１００ ・印刷条件 セル深度４５μｍの格子彫刻グラビア版部、Ａｌペース
トは、東洋アルミニウム（株）製７０８ＯＮを用い、ボ
ールミルにて４８８ｒ細かく微粉化し、平均粒径を１３
ｐｍとした。粒径の分布は７μｍ〜４４μｍであった。

（２）　（１）で得られたサンプルＮ００３の表面に、
インキとして、以下に示すものを用いた以外は（１）と
同様にして第２の光反射層を形成し、（層厚　２゜２μ
ｍ）スクリーンのサンプルを得た。（サンプルＮｏ、４
） ・バール顔料インキ 塩酢ビ樹脂　　　　　　　　　２０重量部パール顔料　
　　　　　　　　２５　〃ＭＥＫ／トルエン＝１／１　
　５５ 計１００　〃 尚、パール顔料は（メルク社製　メルクジャパン（株）
）二酸化チタンの被覆率２８％、粒径１０μｍ〜６０〃
ｍのものを用いた。

〈実施例２〉 （１）スクリーン基材として、３８μｍ厚のポリエステ
ルフィルム（ルミラーＳタイプ）表面に、第１の光反射
層として、真空蒸着法にて６００人厚０Ａ１蒸着層を形
成した。（サンプルＮｏ、５）（２）　（１１で得られ
たサンプルＮ０９３の表面に、実施例１（２）と同様に
して第２の光反射層を形成し、（Ｊｉ！　　２．２　μ
ｍ）スクリーンのサンプルを得た。

（サンプルＮｏ、６） 〈比較例〉 本発明によるスクリーンとの比較として、以下に示すサ
ンプルを用意した。

（サンプルＮｏ、１） 白色塩ビフィルム（２３パーツ、理研ビニル製）のみ。

（サンプルＮｏ、２） サンプルＮ００１の表面に透明ビーズ（ガラス製９粒径
１００μｍ）を−面に並べたもの。

（サンプルＮｏ、３） サンプルＮ０１１の表面に、実施例１（２）と同様にし
て光反射層を形成したもの。

前述したサンプル１〜６について、それぞれ光学特性を
調べた。結果を下記表−１に示す。

光学特性は、東京光学■製の輝度計およびルックスメー
ターを用い、次式より与えられるスクリーンゲイン値（
ＳＧ値）、半値角度（スクリーンの真正面における反射
輝度が、１／２になる角度）を求めた。

表−１ 表−１から分かるように、本発明によるスクリーン（サ
ンプルＮｏ、４．６）は、従来技術（サンプルＮｏ、１
〜３．６）と比較して、反射輝度及び明視角度において
向上が見られた。

〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明のスクリーンによれば、反
射輝度が高く明るい投映画像を得る事ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による反射形スクリーンを示す断面説明
図である。 １・・・スクリーン基材 ２・・・第１の光反射層 ３・・・第２の光反射層 特　　許　　出　　願　　人 凸版印刷株式会社 代表者　鈴木和 夫 手続補正書（自発） １゜ 事件の表示 平成２年特許願第４７ ０６９号 ２゜ 発明の名称 反射形スクリーン ３゜ 補正をする者 事件との関係

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）基材となるプラスチックフィルム（シート）表面に
   、第１の光反射層を形成し、さらにその上に、第２の光
   反射層となる光反射性の高いインキを印刷形成してなる
   事を特徴とする反射形スクリーン。 ２）第１の光反射層として、粒径５μｍ〜５０μｍ（平
   均粒径１３μｍ）のノンリーフィイングタイプのＡｌ鱗
   片をフィラーとしたペーストインキを用いる事を特徴と
   する請求項１記載の反射形スクリーン。 ３）第１の光反射層として、Ａｌ蒸着層を用いる事を特
   徴とする請求項１記載の反射形スクリーン。 ４）第２の光反射層となる光反射性の高いインキとして
   、雲母に二酸化チタンをコーティングしたパール顔料鱗
   片で、被覆率２８％、粒径５μｍ〜６０μｍ（平均粒径
   ３０μｍ）のものをフィラーとしたインキを用いる事を
   特徴とする請求項１〜３いずれかに記載の反射形スクリ
   ーン。