JP2522105B2 - 反射形スクリ―ン - Google Patents
反射形スクリ―ンInfo
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- JP2522105B2 JP2522105B2 JP2262824A JP26282490A JP2522105B2 JP 2522105 B2 JP2522105 B2 JP 2522105B2 JP 2262824 A JP2262824 A JP 2262824A JP 26282490 A JP26282490 A JP 26282490A JP 2522105 B2 JP2522105 B2 JP 2522105B2
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- JP
- Japan
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- screen
- pearl pigment
- particle size
- titanium dioxide
- reflective screen
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- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は反射輝度の高く、明るい反射形スクリーンシ
ートに関するものであります。
ートに関するものであります。
<従来技術> 反射形スクリーンは、OHPが普及し、学校、企業等で
広く使用されているが、光源が明るく、スクリーンがな
い場合、白壁でもその表面がマット状になっているので
画像、文字等を見ることができた。しかし、映像が暗い
という欠点があり、通常、反射形スクリーンとしては、
表面の白く、その表面にエンボス加工が施された塩化ビ
ニル樹脂製シートが多く使用されていた。
広く使用されているが、光源が明るく、スクリーンがな
い場合、白壁でもその表面がマット状になっているので
画像、文字等を見ることができた。しかし、映像が暗い
という欠点があり、通常、反射形スクリーンとしては、
表面の白く、その表面にエンボス加工が施された塩化ビ
ニル樹脂製シートが多く使用されていた。
この白色塩化ビニル樹脂製シートのスクリーンは、そ
のエンボス加工により、反射光にある程度の方向性を持
たせて、明るさの向上を計っているが目立った改善は成
されていない。
のエンボス加工により、反射光にある程度の方向性を持
たせて、明るさの向上を計っているが目立った改善は成
されていない。
<本発明が解決しょうとする課題> 又、高級なスクリーンとして、表面にガラスビーズ加
工を施し、反射輝度を上げたビーズ形が使用されてい
る。
工を施し、反射輝度を上げたビーズ形が使用されてい
る。
このビーズ型反射形スクリーンは白色塩化ビニル樹脂
製シートの上に粒径40〜200μのガラスビーズが(η=
1.5))を均一に並べ、反射輝度を上げたものである
が、明視角度が狭くなる欠点があり、又加工設備等の問
題点も多く、一旦汚れが付くと落とし難いという問題点
があった。
製シートの上に粒径40〜200μのガラスビーズが(η=
1.5))を均一に並べ、反射輝度を上げたものである
が、明視角度が狭くなる欠点があり、又加工設備等の問
題点も多く、一旦汚れが付くと落とし難いという問題点
があった。
<課題を解決するための手段> 近年、投影型のTVが市場に現れてきたが、光源の明る
さを高くすることが出来ず、スクリーン上で明るい画像
を得る為には従来より反射特性の良い明るく、投影型TV
に使用出来る反射形スクリーンの要望が高まっており、
本発明はそれらの欠点を解消するため、鋭意検討の結果
以下の様な構成の反射形スクリーン提供するものであっ
て、紙、プラスチックフィルム又はシート及びこれらの
複合材料に、雲母を母体に二酸化チタンをコーティング
したパール顔料鱗片をフィラーとしたインキを印刷又は
コーティングすることにより、光反射層としその上にシ
リカ粉を含む光拡散層を設けてなる反射形スクリーンに
おいて、光反射用の前記パール顔料鱗片として、二酸化
チタンの被覆率が14〜45%、粒径5〜200μのパール顔
料鱗片を使用することを特徴とする反射形スクリーンで
ある。
さを高くすることが出来ず、スクリーン上で明るい画像
を得る為には従来より反射特性の良い明るく、投影型TV
に使用出来る反射形スクリーンの要望が高まっており、
本発明はそれらの欠点を解消するため、鋭意検討の結果
以下の様な構成の反射形スクリーン提供するものであっ
て、紙、プラスチックフィルム又はシート及びこれらの
複合材料に、雲母を母体に二酸化チタンをコーティング
したパール顔料鱗片をフィラーとしたインキを印刷又は
コーティングすることにより、光反射層としその上にシ
リカ粉を含む光拡散層を設けてなる反射形スクリーンに
おいて、光反射用の前記パール顔料鱗片として、二酸化
チタンの被覆率が14〜45%、粒径5〜200μのパール顔
料鱗片を使用することを特徴とする反射形スクリーンで
ある。
又前記パール顔料鱗片として、二酸化チタンの被覆率
が30〜45%、粒径5〜30μのパール顔料鱗片を使用する
ことを特徴とする反射形スクリーンである。
が30〜45%、粒径5〜30μのパール顔料鱗片を使用する
ことを特徴とする反射形スクリーンである。
又前記光拡散層として、粒径分布1〜25μ、平均粒子
径4μ、屈折率1.46のシリカ粉を使用した層を設けたこ
とを特徴とする反射形スクリーンである。
径4μ、屈折率1.46のシリカ粉を使用した層を設けたこ
とを特徴とする反射形スクリーンである。
プラスチックフィルム又はシートの種類としては、ポ
リエステル系、ポリアミド系、ポリエチレン系ポリカー
ボネート系、ポリ塩化ビニル系樹脂からなるものが使用
出来る。又、通常の紙ベースのもの、又紙とフィルムと
の複合化したもの等使用可能である。この中で特にスク
リーンフィルムとしては、ポリ塩化ビニルフイルムまた
は、シートが挙げられる。
リエステル系、ポリアミド系、ポリエチレン系ポリカー
ボネート系、ポリ塩化ビニル系樹脂からなるものが使用
出来る。又、通常の紙ベースのもの、又紙とフィルムと
の複合化したもの等使用可能である。この中で特にスク
リーンフィルムとしては、ポリ塩化ビニルフイルムまた
は、シートが挙げられる。
又ポリ塩化ビニルフイルムまたは、シートの可塑剤の
添加量としては、5〜60バーツの範囲のものを選択出
来、加工面、皺等を含め、用途により種々設定出来る。
添加量としては、5〜60バーツの範囲のものを選択出
来、加工面、皺等を含め、用途により種々設定出来る。
又、プラスチックフィルム又はシート中に二酸化チタ
ン10〜20%含有させるとスクリーン基材としての効果向
上に結びつく。
ン10〜20%含有させるとスクリーン基材としての効果向
上に結びつく。
又パール顔料インキとしては鋭意検討の結果、天然雲
母を母体に二酸化チタンをコーティングしたタイプのフ
ィラーで14〜45%、粒径5〜200μの鱗片状のものが使
用出来る。その中でも、チタン被覆率30〜45%、粒径5
〜30μ(平均18μ)の鱗片状のものが、反射輝度、明視
角度から最もスクリーン適性に合っていること見出し
た。
母を母体に二酸化チタンをコーティングしたタイプのフ
ィラーで14〜45%、粒径5〜200μの鱗片状のものが使
用出来る。その中でも、チタン被覆率30〜45%、粒径5
〜30μ(平均18μ)の鱗片状のものが、反射輝度、明視
角度から最もスクリーン適性に合っていること見出し
た。
又、コーティング方法としては、グラビア印刷、ロー
ルコート、コンマーコート、ナイフコート、スクリーン
印刷等通常の印刷又はコーティング方法で良い。
ルコート、コンマーコート、ナイフコート、スクリーン
印刷等通常の印刷又はコーティング方法で良い。
又、上記パール顔料を用い印刷又はコーティングした
後明視角度を広げる、及びスクリーンのバラツキ防止、
表面保護性を与える為、シリカ粉を含むOPニス層を設け
ることにより、一層スクリーン適性が上昇する。シリカ
粉は(1〜25μ)の粒径分布をもち、平均粒子径が4.0
μ、屈折率1.46のものを使用するとスクリーン適性が上
昇する。
後明視角度を広げる、及びスクリーンのバラツキ防止、
表面保護性を与える為、シリカ粉を含むOPニス層を設け
ることにより、一層スクリーン適性が上昇する。シリカ
粉は(1〜25μ)の粒径分布をもち、平均粒子径が4.0
μ、屈折率1.46のものを使用するとスクリーン適性が上
昇する。
以下、実施例を説明する。
<実施例> 白色ポリ塩化ビニルフイルム(23パーツ、チタン含有
率9%、理研ビニル(株)製)に以下に示すインキ及び
印刷条件にて、反射層を形成し、スクリーンの素材とし
た。
率9%、理研ビニル(株)製)に以下に示すインキ及び
印刷条件にて、反射層を形成し、スクリーンの素材とし
た。
(1) パール顔料インキ 塩酢ビ樹脂 20重量部 パール顔料(平均粒径18) 25重量部 MEK/トルエン=1/1 55重量部 (2)印刷条件 ・セル深度45μの格子彫刻グラビア版を用い印刷を行
い、室温乾燥した。
い、室温乾燥した。
(3)次に表面保護層として以下のオーバーコートニス
を上記印刷条件で行った。
を上記印刷条件で行った。
塩酢ビ樹脂 10重量部 シリカ粉(η=1.46)(平均粒径7μ) 1重量部 MEK/トルエン=1/1 89重量部 このサンプルを東京光学(株)製の輝度を用い、且つ
ルックスメーターを用いスクリーンゲイン(SG)値を求
めた。その結果SG値=4.5、半値角度=30゜をしめし
た。
ルックスメーターを用いスクリーンゲイン(SG)値を求
めた。その結果SG値=4.5、半値角度=30゜をしめし
た。
又、この白色ポリ塩化ビニルフイルムにガラスビーズ
η=1.5、平均粒径90〜150μの透明タイプのものを粘着
剤(アクリル系樹脂)を介して表面加工し、SG値をとっ
たところ3.8、半値角度=20゜を示した。
η=1.5、平均粒径90〜150μの透明タイプのものを粘着
剤(アクリル系樹脂)を介して表面加工し、SG値をとっ
たところ3.8、半値角度=20゜を示した。
又、この実施例に使った白色原反はSG値=2.1、半値
角度=25゜示した。
角度=25゜示した。
<効果> 本発明は以上の如き構成であって、白色塩化ビニル
(二酸化チタン含有)パール顔料、OPニス(マット剤)
併用することにより、スクリーン適性即ち、反射輝度、
明視角度、平面フラット性、バラツキなし、コントラス
ト等良好なものが出来る。
(二酸化チタン含有)パール顔料、OPニス(マット剤)
併用することにより、スクリーン適性即ち、反射輝度、
明視角度、平面フラット性、バラツキなし、コントラス
ト等良好なものが出来る。
Claims (3)
- 【請求項1】紙、プラスチックフィルム又はシート及び
これらの複合材料に、雲母を母体に二酸化チタンをコー
ティングしたパール顔料鱗片をフィラーとしたインキを
印刷またはコーティングすることにより光反射層とし、
その上にシリカ粉を含む光拡散層を設けてなる反射形ス
クリーンにおいて、前記パール顔料鱗片として、二酸化
チタンの被覆率が14〜45%、粒径5〜200μのパール顔
料鱗片を使用することを特徴とする反射形スクリーン。 - 【請求項2】前記パール顔料鱗片として、二酸化チタン
の被覆率が30〜45%、粒径5〜30μのパール顔料鱗片を
使用することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
の反射形スクリーン。 - 【請求項3】前記光拡散層として、粒径分布1〜25μ、
平均粒子径4μ、屈折率1.46のシリカ粉を使用した層を
設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第
2項に記載の反射形スクリーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2262824A JP2522105B2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | 反射形スクリ―ン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2262824A JP2522105B2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | 反射形スクリ―ン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04139437A JPH04139437A (ja) | 1992-05-13 |
JP2522105B2 true JP2522105B2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=17381123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2262824A Expired - Fee Related JP2522105B2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | 反射形スクリ―ン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2522105B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100542914B1 (ko) * | 2002-11-08 | 2006-01-11 | 양영서 | 영사스크린 및 그 제조방법 |
CN103472667B (zh) * | 2013-09-25 | 2015-05-06 | 孙绪刚 | 一种透明防紫外线投影屏及制作方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0792589B2 (ja) * | 1989-05-26 | 1995-10-09 | 株式会社アサヒペン | 高画質スクリーン |
-
1990
- 1990-09-29 JP JP2262824A patent/JP2522105B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04139437A (ja) | 1992-05-13 |
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