JPH0450576A - 比例流量制御バルブ - Google Patents

比例流量制御バルブ

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JPH0450576A
JPH0450576A JP2160619A JP16061990A JPH0450576A JP H0450576 A JPH0450576 A JP H0450576A JP 2160619 A JP2160619 A JP 2160619A JP 16061990 A JP16061990 A JP 16061990A JP H0450576 A JPH0450576 A JP H0450576A
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iron core
fixed iron
flow rate
electromagnetic coil
valve seat
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JP2160619A
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Mamoru Sumita
守 住田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、流体の流量を駆動源の出力に対して比例的
に制御するバルブに関するものであり、特に内燃機関に
おける吸気管のスロットル弁近傍に設けたバイパス通路
に配置する吸入空気量調整のための比例流量制御バルブ
として有用なものである。
[従来の技術] 電子制御燃料噴射式エンジンにおいて、吸気管のスロッ
トル弁近傍にバイパス通路を設け、このバイパス通路を
開閉することによってエンジンの吸入空気量を調整する
ようにしたものは従来から公知である。
第6図は上記バイパス通路の開閉に使用される比例流量
制御バルブの一例を示すものであって、lはソレノイド
装置であり、その内部中央には長手方向に固定鉄心2が
配設されている。また、ソレノイド装置1の内周に筒状
のケース3が装着され、上記固定鉄心2に対峙する位置
には、弁体となる流量調整手段としての可動鉄心4が配
設され、その間にリターンスプリング5が介在されてい
る。
上記ケース3の内周面には絶縁材3aを介して電磁コイ
ル6が配設され、この電磁コイル6が巻装されたボビン
6aの内周面にはバイブ7が装着されて、このパイプ7
の内側に上記固定鉄心2および可動鉄心4が配設されて
いる。そして、この固定鉄心2と可動鉄心4の間の空間
に、スプリングホルダ5aを介して上記リターンスプリ
ング5が設けられ、可動鉄心4はこのリターンスプリン
グ5により電磁コイル6の電磁吸引力に抗する方向に付
勢されている。すなわち、リターンスプリング5により
、可動鉄心4には第6図で左方向に押圧する力が常時作
用している。上記電磁コイル6には、外部に導出するリ
ードワイヤ6bが接続されている。
また、可動鉄心4の上記リターンスプリング5とは反対
の側にはスプリング8が配設されている。
このスプリング8は、可動鉄心4の先端(第6図で左端
)近傍が縮径されてなる段部4aとスプリングホルダ9
との間に取り付けられ、スプリングホルダ9は調整ねじ
10の先端に固定されている。
上記段部4aを含む可動鉄心4の先端部、スプリング8
.スプリングホルダ9および調整ねじ10は、ソレノイ
ド装置1に連結された比例流量制御バルブ本体11の内
部の空室11bに位置している。比例流量制御バルブ本
体11には、ソレノイド装置1側の端部近傍に流体導入
通路11aが設けられ、また先端(第6図で左端)近傍
には上記空室11bに開口する流体導出通路11cが設
けられている。そして、上記バイブ7の先端(第6図で
左端)が、緩衝材12を介し、比例流量制御バルブ本体
11内に固定された支持部材13に保持され、これによ
り、比例流量制御バルブ本体IXの上記空室11bが流
体導入通路11a側から区画されている。
上記調整ねじlOは、比例流量制御バルブ本体11に対
し、流体導出通路11cが設けられた上記先端側から可
動鉄心4側に向かう方向に螺合されている。そして、こ
の調整ねじlOに固定されたスプリングホルダ9に保持
される上記スプリング8によって、可動鉄心4は第6図
の右方向、すなわち、電磁吸引力の働く方向に常時付勢
されている。
上記パイプ7の先端近傍には、比例流量制御バルブ本体
11の上記流体導入通路11aに連通ずる所定寸法の流
体流通穴7aが形成されている。
この流体流通穴7aは、電磁コイル6の非通電時には可
動鉄心4の外周面によって閉じられる位置に設けられる
また、可動鉄心4の軸芯部には、流体導出通路11cに
連通ずる上記空室11b側の圧力と可動鉄心4と固定鉄
心2との間に形成される空間の圧力とをバランスさせる
ために導通孔4bが設けられている。
スプリングホルダ9と可動鉄心4の段部4aとの間に取
り付けられ可動鉄心4を電磁コイル6による吸引力の働
く方向に付勢する上記スプリング8は、その付勢力が調
整ねじ10によって予め調整され、それによって可動鉄
心4の位置が設定される。
このような構成の比例流量制御バルブにおいて、電磁コ
イル6に通電して、この電磁コイル6を励磁すると、可
動鉄心4はリターンスプリング5の押圧力に抗して固定
鉄心2側に吸引される。このとき、吸引方向に作用する
上記スプリング8は可動鉄心4の移動につれて伸長する
そして、可動鉄心4が上述のように固定鉄心2側に吸引
されると、バイブ7の上記流体流通穴7ユが開かれ、′
吸気管からバイパス通路に分流した流体(空気)が流体
導入通路11a、パイプ7の流体流通穴7a、スプリン
グ8のピッチ間、空室11bを経て流体導出通路11c
に流れ、バイパス通路を流れて吸気管の流れに合流する
なお、この種の比例流量制御バルブにおいては、摺動部
の摩擦抵抗によるヒステリシスを減少させるために、電
磁コイルへの通電をある一定の周波数で断続させ、その
ON時間とOFF時間の比率を変えて可動鉄心を微摺動
させるようにするデユーティ制御や、あるいは、一定の
電流値(DC分)に変動(AC分)をもたせて可動鉄心
を微摺動させるようにするデイザ制御が一般に用いられ
ている。
ところで、第6図図示の上記比例流量制御バルブは、ス
プールタイプのバルブであるため、スプールをなす可動
鉄心4とスリーブをなすパイプ7との間のクリアランス
部から流体の漏れがあり、そのため、第7図に示すよう
に、制御デユーティを零にした時でも流量が零にはなら
なかった。しかし、内燃機関のバイパス空気流量の制御
では、アイドル運転状態でバイパス空気を流す必要のな
い時には、バイパス通路からの漏れ量を零にし機関回転
数を下げて燃料を節約するのが望ましい。
特に、小排気量の車両においては、アイドル運転そのも
のに必要な空気流量の絶対値が小さいため、スロットル
バルブの方からの漏れ量だけでも機関のアイドル回転が
確保できる場合があり、そのような場合には、上記のよ
うなバイパス通路からの漏れ量を零にし、不必要に機関
のアイドル回転数が上昇しないようにして燃料消費率を
改善することが、車のグレードと燃料消費率との関係か
らしても強く望まれるところである。
スプールタイプのバルブにおいても、電磁コイルの無通
電時に制御スプール(可動鉄心)の先端に当接するよう
にストッパを設けたものが従来から知られているが(実
開昭63−145078号公報参照。)、このようなス
トッパは、第6図図示のような構造の比例流量制御バル
ブにおいては、バルブシートとしても機能し、それによ
ってシール性が向上することが考えられる。しかし、こ
の種の比例流量制御バルブにおいては、上述のように、
摺動部の摩擦抵抗によるヒステリシスを減少させるため
に電磁コイルへの通電をある一定の周波数で断続させる
ようにするデユーティ制御やデイザ制御が一般に行われ
るので、バルブシートを設けたのでは、可動鉄心によっ
て構成される流量調整手段が、離座および着座を繰り返
すたびにバルブシートと衝突することによって打音を発
生し、ひいては、第8図に示すように流量特性に異常現
象を生じさせてしまう。また、このような打音や異常現
象を避けるために流量調整手段あるいはバルブシートの
当接面にゴム等の弾性体を設けることも考えられるが、
その場合、所期の目的を十分に達成するためには弾性体
の硬度をがなり小さくしてなじみやすいものとする必要
があり、そうすると、流量調整手段とバルブシートとの
当接位置や当接荷重にバラツキが生じ、その結果、開弁
時期のバラツキが大きくなる。
[発明が解決しようとする課題] 従来のスプールタイプのバルブによって、例えば内燃機
関のスロットル弁をバイパスする通路を開閉する比例流
量制御バルブを構成した場合には、上述のように、スプ
ールをなす可動鉄心とスリーブ(円筒部材)との間のク
リアランス部からの漏れがあり、そのために、流量を零
にしたい運転領域においても完全には零にすることがで
きないという問題が発生する。また、バルブシートを設
けると、デユーティ制御やデイザ制御を行った場合に流
量調整手段のバルブシートに対する離座9着座時に打音
を発生したり、異常現象を発生することがあり、そのよ
うな打音や異常現象を避けるために着座部に弾性体を設
けると、当接位置や当接荷重のバラツキによって開弁時
期のバラツキが大きくなるという問題が生ずる。
以上の事情はポペットバルブの場合でも同様である。ポ
ペットバルブの場合は、構造上、シール性能を向上させ
易いが、反面、上記のような打音や流量特性の異常現象
が発生し易い。
ポペットタイプのバルブの場合は、更に、流量調整手段
のストロークに対する流量ゲインが大きいために制御性
が悪いという問題もある。また、流量ゲインを小さくす
るために板バネ等を用いて吸引力に対するバランススプ
リングのバネ定数を大きくするという対策も考えられる
が、そうすると、製造上の問題があってバネ定数や設定
荷重のバラツキが大きくなり、ひいては流量特性の/く
ラツキ増大につながってしまう。
この発明は、このような問題点を解決するためになされ
たものであって、スプールバルブの制御性の良さを保持
したままで全開時の漏れ量を零にし、かつ流量調整手段
のバルブシートに対する離座9着座時に打音を発生した
り、流量特性に異常現象を発生したりしないような比例
流量制御バルブを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る比例流量制御バルブは、固定鉄心を第1
と第2の二つに分割して、第2の固定鉄心の方を電磁コ
イルに所定の微小電流が通電されることによって第1の
固定鉄心へ向かう方向に一定ストロークだけ移動可能と
するとともに、この第2の固定鉄心と円筒部材内に摺動
可能に配設された流量調整手段との間にリターンスプリ
ングを配設し、また、電磁コイルの無通電時に流量調整
手段の第2の固定鉄心とは反対の側が当接するバルブシ
ートを設け、さらに、第2の固定鉄心を第1の固定鉄心
に対し流量調整手段の吸引方向とは反対の方向に付勢す
る弾性手段を設けて、無通電時にはこの弾性手段と前記
リターンスプリングとのバランスによって第2の固定鉄
心が第1の固定鉄心から一定ストロークだけ離間し、流
量調整手段がバルブシートに着座するようにしたもので
ある。
[作用コ この発明においては、電磁コイルの無通電時には、移動
可能な第2の固定鉄心は第1の固定鉄心に対し一定スト
ロークだけ離間しており、また、この時、流量調整手段
は円筒部材の流体通路穴を塞いで全閉状態となるととも
に、その先端側の面がバルブシートに着座し漏れ量を零
とする。
また、所定の微小電流が通電されると、二つの固定鉄心
の間のエアギャップに働く吸引力で第2の固定鉄心が移
動して、第1の固定鉄心と密着し、流量調整手段はバル
ブシートから離座する。この時の流量調整手段の離座ス
トロークは、デユーティ制御やデイザ制御による微小振
幅によるバルブシートとの衝突が発生しないよう、かつ
、円筒部材の流体通路穴を連通させないような設定とす
ることができる。
[実施例] 第1図はこの発明による比例流量制御バルブの一実施例
の縦断面図である。ここで、第6図の従来例と同一の部
分または相当する部分には同一の符号を付1.ている。
1はソレノイド装置であり、その内部一端側には筒状に
形成された第1の固定鉄心2が設けられ、また、同ソレ
ノイド装置1内部の中央寄りの位置には第2の固定鉄心
14が配置され、この第2の固定鉄心の一端部が上記第
1の固定鉄心2内に摺動自在に嵌挿されている。ここで
、第1の固定鉄心2の内部は、基端側(第1図で右側)
が拡径した段付き穴とされている。そして、その穴の拡
径部側には、上記第2の固定鉄心14の先端に固定され
たプレート状の非磁性体14aが摺動可能に挿入され、
その背部には弾性体(スプリング)15が配設されて、
上記拡径部側の開口端に固定されたホルダ16により弾
発状態で支持されている。
上記第2の固定鉄心14は、上記非磁性体14aが上記
拡径部の端面に当接した状態で、上記第1の固定鉄心2
の端面から所定距離ρ。(第1図参照)だけ離間した位
置まで挿入可能となるよう設定される。また、ソレノイ
ド装置1は筒状のケース3を有し、上記第2の固定鉄心
14に対峙する位置には可動鉄心4が配設され、その間
に所定の空間が設けられて、該空間にリターンスプリン
グ5が介在されている。また、可動鉄心4は先端に流量
調整部4Cを備えている。
上記ケース3の内周面には絶縁材3aを介して電磁コイ
ル6が配設され、この電磁コイル6が巻装されたボビン
6aの内周面にはバイブ7が装着されて、このバイブ7
の内側に上記二つの固定鉄心2,14と可動鉄心4が配
設されている。まナコ、上記ケース3の開口端には、上
記第1の固定鉄心2を係止するプレート3bが固定され
、これらケース3とプレート3bとでヨークが形成され
ている。そして、上g己第2の固定鉄心2と可動鉄心4
の間の空間に、スプリングホルダ5aを介して上記リタ
ーンスプリング5が設けられ、可動鉄心4はこのリター
ンスプリング5により電磁コイル6の電磁吸引力に抗す
る方向に付勢されている。すなわち、リターンスプリン
グ5により、可動鉄心4には第1図で左方向に押圧する
力が常時作用している。上記電磁コイル6には、外部に
導出するリードワイヤ6bが接続されている。
第2の固定鉄心14は、上記非磁性体14aに当接する
弾性体15により可動鉄心4に向けて付勢されている。
また、可動鉄心4の上記リターンスプリング5とは反対
の側には、スプリング8が配設されている。このスプリ
ング8は、可動鉄心4先端の流量調整部4cとスプリン
グホルダ9との間に取り付けられ、該スプリングホルダ
9は、比例流量制御バルブ本体11に螺合された調整ね
じlOの先端に固定されている。このスプリングにより
可動鉄心4は電磁吸引力の方向に付勢される。
比例流量制御バルブ本体11には、ソレノイド装置1側
の端部近傍に流体導入通路11aが設けられ、また先端
(第1図で左端)側には流体導出通路11cが設けられ
ている。
上記バイブ7の先端(第1図で左端)は、緩衝材12を
介し支持部材13に保持され、これにより、比例流量制
御バルブ本体Ll内の空室11bが流体導入通路11a
側から区画されている。また、上記緩衝材12には、流
量調整部材4Cの端面が当接するバルブシート12aが
形成されている。また、上記非磁性体14aが第1の固
定鉄心2内の上記拡径部分の端面に当接する位置でバラ
ンスし二つの固定鉄心2.14間の距離が上記β。とな
った第1図の状態において、可動鉄心4先端の上記流量
調整部4Cの端面とバイブ7の流体流通穴7aの端部と
の距M(オーバーラツプ長さ)は所定寸法ρ1(第1図
参照)とされる。
上記調整ねじlOは、比例流量制御バルブ本体11の流
体導出通路11cが設けられた上記先端側から可動鉄心
4側に向けて螺合されている。そして、この調整ねじl
Oに固定されたスプリングホルダ9に保持される上記ス
プリング8は、可動鉄心4を電磁吸引力の働く方向と同
じ方向に常時付勢している。
上記可動鉄心4の軸芯部には、流体導出通路11cに連
通ずる上記空室11b側の圧力と可動鉄心4と第2の固
定鉄心14との間に形成される空間の圧力とをバランス
させるために導通孔4bが設けられている。
このような構成の比例流量制御バルブの動作を次に説明
する。
第1図は無通電状態を示すものであって、この状態では
リターンスプリング5と弾性体15はバランスすること
によって、上述のように二つの固定鉄心2.14の間に
所定の距離で。が保たれている。なお、このときのバラ
ンス荷重は、例えば100〜200gr程度である。ま
た、可動鉄心4を電磁吸引力と同方向に付勢する上記ス
プリング8の設定荷重は、リターンスプリング5の設定
荷重よりも小さくされており、これら両スプリング5.
8の設定荷重の差によって可動鉄心4は先端側(第1図
の左側)に付勢される。それにより、上述のように流量
調整部4cの端面かバルブシート12aに当接し、シー
ル機能が生じている。なお、この時、流量調整部4cと
バイブ7の流体流通穴7aの端面とのオーバーラツプ長
さは上述のようにρ1である。
なお、第1図においては、リターンスプリング5と弾性
体15の荷重がバランスしている時に第1の固定鉄心2
と第2の固定鉄心14の非磁性体14aが丁度当接する
ようにしたものが示されているが、両固定鉄心2,14
の間に隙間をもたせてバランスさせるようにすることも
また可能である。
第2図は、電磁コイル6に一定の微小電流を通電した状
態を示している。第1図の無通電状態において第1の固
定鉄心2と第2の固定鉄心14との距離は微小であり、
かつ、両固定鉄心2,14は吸引方向に対して直角な平
面同士で対峙することから、この状態で微小電流を通電
することによってかなりの吸引力が発生し、その結果、
両固定鉄心2.14は第2図に示すように密着状態とな
る。
そして、このようにすると、両固定鉄心2.14が密着
することによって、リターンスプリング5と弾性体15
のバランスが崩れ、可動鉄心4およびその先端の流量調
整部4Cはリターンスプリング5と電磁吸引力の方向に
作用するスプリング8とのバランスによって決まる新た
な位置に移動する:なお、この状態では、流量調整部4
Cはバルブシート12aから所定距離!、(第2図参照
)だけ離座し、かつ、バイブ7の流体流通穴7aを連通
させない位置に保持される。この流量調整部4cとバイ
ブ7の流体流通穴7aの位置関係は、従来例の第6図の
位置関係と同一にすることができる。
このように、一定の微小電流を通電して無通電時の着座
位置からステップ的にρ、たけ移動させることにより、
それ以降のデユーティ制御やデイザ制御による可動鉄心
4の振幅の片振幅がρ、以下の場合に、流量調整部4C
とバルブシート12aとが衝突しないようにできるする
ことができ、したがって、上記従来例と同様の流量制御
が可能となる。第3図は、上記デユーティ制御あるいは
デイザ制御による開弁状態を示している。なお、両固定
鉄心2,14が一旦密着すると、磁気ヒステリシスがあ
るために、低電流域で動作させても両者が離れることは
なく、電磁コイル6への通電が遮断されるまで両固定鉄
心2,14は一体の部品として機能する。
この実施例によれば、第4図に示すように、デユーティ
が零のときのシール性が確保されるとともに異常現象の
発生のない流量特性が得られ、しかも、スプールタイプ
バルブの制御性の良さがそのまま保持される。
ところで、上記実施例において、第2の固定鉄心14に
は上述のように非磁性体14+Lが設けられているが、
これは、第1の固定鉄心2とのストッパ部としての機能
を果させるとともに、そのストッパ面での磁気的な密着
を避けるようにするためである。この非磁性体14aの
第2の固定鉄心I4との固定方法は、接着でも、圧入で
も、カシメでも、あるいはその他のいずれの方法であっ
てもよい。
なお、上記弾性体15としては、コイルスプリングの他
、ゴム状のものを用いることもでき、要するに、比較的
バネ定数の小さい弾性体であればよい。
また、第1の固定鉄心2と第2の固定鉄心14との摺動
部には軸受を配設することも可能である。
バルブシート12aには樹脂や硬いゴムを用いることが
できる。また、カーボン等のデポジットの付着によるス
ティックを回避したり、全閉時のシール性を向上させる
ため、流量調整部4cとバルブシート12aの当接面形
状を球面とテーパ面の組み合わせたものとしたり、当接
部にテフロンコーティングを施したりすることが考えら
れる。
更に、バルブシー)12aは樹脂で支持部材13と一体
に、あるいは比例流量制御バルブ本体11と一体に形成
することも可能である。
また、バイブ7は、ボビン6aと一体に成形するように
してもよく、また、ソレノイド装置1全体をモールド成
形で囲み、絶縁材3aやバイブ7を一体成形するように
してもよい。更に、ソレノイド装置l全体を囲むモール
ドでコネクタや冷却水通路を形成するようにしてもよい
また、流体導入通路11aおよび流体導出通路11cと
しては、図示したようなゴム配管タイプのもの以外に、
スロットルボディや感温式バルブにビルトインされるタ
イプのものとすることもできる。
この発明による比例流量制御バルブはまた、第5図に示
すように、弾性体15を第1の固定鉄心2の端部周囲に
設けた環状の溝に配する形で実施することもできる。ま
た、溝は、第2の固定鉄心14の側に設けてもよく、ま
た、第1と第2の固定鉄心2,14の両方で溝を形成す
るようにしてもよい。
上記各実施例では、スプールタイプのバルブをベースに
全閉機能を付加する形で構成したものを説明したが、ポ
ペットタイプのバルブであって全閉機能が不十分なもの
の改良としてこの発明を適用したり、あるいは、全閉機
能を十分に果たしているポペットタイプのバルブをベー
スにスプールタイプの制御性の良さを付加する形で本発
明を適用することも可能である。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、固定鉄心を二つに分割
し、その片方を微小電流通電時に一定ストロークだけ移
動可能とするとともに、この移動可能な固定鉄心が他方
の固定鉄心から上記ストロークだけ1lIt間している
時に流量調整手段がバルブシートに着座するようにした
ので、スプールバルブの制御性の良さを保持したままで
全閉時の漏れ量をほぼ零にすることができ、かつ、ポペ
ットバルブの欠点である離座1着座時の打音や流量特性
の異常現象の発生のない信頼性の高い比例流量制御バル
ブが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による比例流量制御バルブの一実施例
の縦断面図、第2図はその電磁コイルに一定の微小電流
を通電した状態を示す縦断面図、第3図はその間弁状態
を示す縦断面図、第4図はその流量特性図、第5図はこ
の発明による比例流量制御バルブの他の実施例の縦断面
図、第6図は従来のスプールタイプの比例流量制御バル
ブの縦断面図、第7図はその流量特性図、第8図は従来
のポペットタイプのバルブの代表流量特性図である。 図において、1はソレノイド装置、2は第1の固定鉄心
、3はケース、4は可動鉄心、4Cは流量調整部、5は
リターンスプリング、6は電磁コイル、7はパイプ(円
筒部材)、7aは流体流通穴、11は比例流量制御バル
ブ本体、Ilaは流体導入通路、llcは流体導出通路
、12aはバルブシート、14は第2の固定鉄心、15
は弾性体である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 電流を印加することにより磁界を構成するよう
    巻装された電磁コイルと、該電磁コイルが嵌挿される磁
    性体のケースと、該ケースとともに磁気回路を構成する
    第1の固定鉄心と、前記電磁コイルに所定の微小電流が
    通電されることによって前記第1の固定鉄心へ向かう方
    向に一定ストロークだけ移動可能な第2の固定鉄心と、
    前記電磁コイルによる電磁吸引力により前記第2の固定
    鉄心に向かう方向に吸引されるよう円筒部材内に摺動可
    能に配設されて、比例流量制御バルブ本体の流体導入通
    路から入り流体導出通路へ流れる流体の流量を調整する
    流量調整手段と、前記流量調整手段と前記第2の固定鉄
    心との間に介在され前記流量調整手段を前記電磁吸引力
    とは反対の方向に付勢するリターンスプリングと、前記
    電磁コイルの無通電時に前記流量調整手段の前記第2の
    固定鉄心とは反対の側が当接するバルブシートと、前記
    第2の固定鉄心を前記第1の固定鉄心に対し前記流量調
    整手段の吸引方向とは反対の方向に付勢し前記電磁コイ
    ルの無通電時に前記リターンスプリングとのバランスに
    よって前記第2の固定鉄心を前記第1の固定鉄心から一
    定ストロークだけ離間させる弾性手段とを備えたことを
    特徴とする比例流量制御バルブ。
JP2160619A 1990-06-19 1990-06-19 比例流量制御バルブ Pending JPH0450576A (ja)

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JPH0450576A true JPH0450576A (ja) 1992-02-19

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JP2160619A Pending JPH0450576A (ja) 1990-06-19 1990-06-19 比例流量制御バルブ

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JP (1) JPH0450576A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4914887B2 (ja) * 2005-03-09 2012-04-11 ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト P/i特徴線において圧力の突発的変化を有する比例的な圧力調整バルブ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4914887B2 (ja) * 2005-03-09 2012-04-11 ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト P/i特徴線において圧力の突発的変化を有する比例的な圧力調整バルブ

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