JPH03240780A - ジシクロペンタジエン誘導体のエポキシ化物の製造方法 - Google Patents

ジシクロペンタジエン誘導体のエポキシ化物の製造方法

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JPH03240780A
JPH03240780A JP2033315A JP3331590A JPH03240780A JP H03240780 A JPH03240780 A JP H03240780A JP 2033315 A JP2033315 A JP 2033315A JP 3331590 A JP3331590 A JP 3331590A JP H03240780 A JPH03240780 A JP H03240780A
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JP
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dicyclopentadiene
epoxy
hydrogen peroxide
heteropolyacid
dissolved
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JP2033315A
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English (en)
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Satoshi Teshigahara
聡志 勅使川原
Tomomi Ishigaki
石垣 知巳
Yoshiaki Kano
加納 芳明
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Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Publication date
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  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ジシクロペンタジェンエポキシ=S体の製造
方法に関する。更に詳しくは、ジシクロペンタジェンエ
ポキシモノオール及びジシクロペンタジェンエポキシ(
メタ)アクリレートを高収率で製造する方法に関する。
ジシクロペンタジェンエポキシモノオールは、−船釣な
エポキシ樹脂の原料、並びに有機化学薬品、医薬及び農
薬等の中間体としてのみならず、脂環式化合物の有する
ことから、光学材料樹脂用のモノマーとして有用である
又、ジシクロペンタジェンエポキシ(メタ)アクリレー
トは反応性の異なる二つの官能基を持ち、反応性モノマ
ーと呼ばれる。即ち、不飽和カルボン酸エステル基の二
重結合は、有機過酸化物、熱、紫外線、イオン放射線な
どによるラジカル重合で単独もしくは他の不飽和基含有
化合物との共重合が可能である。またエポキシ基は熱ま
たはイオン重合が可能であり、種々の重合方法を組み合
わせて、有用な重合体が得られる0例えば、フォトレジ
スト材料、光デイスク基板、プラスティクレンズ等の光
学材料用途が挙げられる。さらに従来より各種の(メタ
)アクリル酸エステル類モノマーが知られているが、こ
れらの七ツマ−は臭気を持ち、樹脂に対する溶解性も低
く問題であった。それに対してジシクロペンタジェンエ
ポキシ(メタ)アクリレ−I・は低臭気で各種樹脂に対
する溶解性も高い。そのため、インキ、塗料、成型用樹
脂の原料もしくは改質剤として有用である。また分子構
造としてジシクロペンタジェン骨格を有することから、
従来の(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリ
レート類にはない優れた耐熱性を示し、極めて有用な化
合物である。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕ジシク
ロペンタジェンモノオール(以下DCPD−OHと略す
ことがある)をエポキシ化してDCPDエポキシアルコ
ールを製造する方法は、従来から知られている。
例えば、英国特許991453号には、ハロヒドリン法
による製造方法が記載されている。しかし、この方法は
、工程数が多く実用的ではない。
また、英国特許943925号には、過酢酸のような有
機過酸を酸化剤として用いる方法が記載されている。し
かし、有機過酸は高価であり、かつ取扱も容易ではない
。さらに、過酢酸は、反応後酢酸となり、エポキシ基を
開環させてしまい、その結果選択率を低下させる。
ところで、−aにオレフィンのエポキシ化は、触媒の存
在下、過酸化水素を用いて行われる。しかし、今のとこ
ろ、この方法を、ジシクロペンタジェンエポキシモノオ
ールの製造に用いた例は、知られていない。
本発明者らが検討したところ、ジシクロペンタジェンモ
ノオールのエポキシ化を、一般にオレフィンのエポキシ
化と同様に、触媒の存在下、過酸化水素を用いて行うと
、エポキシ基が開環して生成する副生物が多量に生じる
ことが分かった。
そこで本発明の目的は、ジシクロペンタジェンモノオー
ルを過酸化水素を用いてエポキシ化して、高い選択率で
ジシクロペンタジェンエポキシモノオールを得る方法を
提供することにある。
さらに本発明の目的は、実用的な観点から、高選択率か
つ高転化率でジシクロペンタジェンエポキシモノオール
を得る方法を提供することにある。
一方、ジシクロペンタジェンエポキシ(メタ〉アクリレ
ート(以下、DC:PDエポキシ(メタ)アクリレート
と略すことがある)の製造方法に関しては、DCPDエ
ポキシメタクリレートについては報告されていない。又
、DCPDエポキシアクリレートについては若干知られ
ているに過ぎない。例えば、英国特許984,827号
に有機過酸、例えば過酢酸を用いる方法が開示されてい
る。しかしながら、有機過酸は高価であり、危険性が高
く、工業的観点からは不利である。
ところで、一般にオレフィン類を触媒の存在下、安価で
且つ比較的安全な酸化剤である過酸化水素水を用いてエ
ポキシ化合物を得る方法が知られている。ここで触媒と
しては、例えばチタン化合物、セレン化合物、ヘテロポ
リ酸など多数知られているが、このなかでヘテロポリ酸
と4級アンモニウム塩を組み合わせた触媒は相間移動触
媒として作用し、過酸化水素水によるエポキシ化反応の
有用な触媒となることが報告されている(石油学会誌3
0  (6)439−445 (1987)等)。
しかしながら、DCPDエポキシ(メタ)アクリレート
の製造方法としては、過酸化水素水によるエポキシ化法
は知られていない。さらに本発明者らの検討によれば、
ヘテロポリ酸と4級アンモニウム塩を単に組み合わせた
触媒では過酸化水素の転化率は低く、目的物(エポキシ
化合物)を高い収率で得ることは困難であることが判っ
た。
そこで本発明の目的はDCPD (メタ)アクリレート
をヘテロポリ酸及び4級アンモニウム塩触媒の存在下、
過酸化水素で高い転化率及び高い選択率でエポキシ化し
てジシクロペンタジェンエポキシ(メタ)アクリレート
を高収率で製造する方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、一般式(1) (式中、Rは水素原子又はCO3−C−Co −(但し
、R1は水素原子又はメチル基を示す)を示す)で表わ
されるジシクロペンタジェン誘導体を過酸化水素でエポ
キシ化して一般式(n) (式中、Rは上記と同じ)で表わされるジシクロペンタ
ジェンエポキシ誘導体を製造する方法において、ヘテロ
ポリ酸を溶解した過酸化水素水とオニウム塩を溶解した
水不溶性溶媒との不均一系で上記エポキシ化を行うこと
を特徴とする上記製造方法に関する。
以下本発明について詳細に説明する。
DCPD (メタ)アクリレートは公知の方性により合
成できる。
公知方法を以下に例示する。
(i)DCPDと(メタ)アクリル酸による酸付加反応 (41D CP D −OHと(メタ)アクリル酸メチ
ル等のエステル類とのエステル交換反応 酸触媒:  BF=:EtzO、ナフィオンH1HzS
Oa 、ヘテロポリ酸 (21D CP D −OHと(メタ)アクリル酸との
脱水エステル化反応 (3)  D CP 、D −OHと(メタ)アクリル
酸クロライ下とのエステル化反応 尚、本発明の実施例で使用したDCPDアクリレートは
、上記(1)方法により合成された。この方法の具体例
を以下に示す。
アクリル酸と触媒(ヘテロポリ酸)、重合禁止剤(ハイ
ドロキノン)を反応容器に支込み、70℃で1時間かけ
てDCPDを滴下する。更に、1時間反応させる。
室温まで放冷した後、反応液を大量(反応液の10倍容
量)のn−へキチン中に投入し、口過する事により重合
物を除去する。ろ液は、Na□CO,水溶液で1回、純
水で2回洗浄した後、ロータIJ−エバポレーターで低
沸成分を除去し、粗製DCPDアクリレートを得る(純
度97,0%以上)DCPDアクリレートは、粗製品で
も使用できる。但し、本実施例では、更に精密蒸留する
事により、高純度品を得て、使用した。
DCPDメタクリレートについても、反応時に溶媒とし
てメチルエチルケトンを使用する事態外は、上記と同様
の方法により得られる。
本発明の製造方法の出発原料の1つであるDCPD−O
Hは、無色あるいは淡黄色透明の液体であり、従来から
ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂等の改質剤として使
用されている。一般に入手容易なのは、以下に示す水酸
基の位置の異なる2種類のDCPD−OHのl昆合物で
ある。
但し、一般式(1)で示されるDCPD−OHであれば
、上記混合物に限らず、本発明の製造方法の原料に用い
ることができる。
尚、DCPD−OHは、蒸留精製した無色透明のものを
用いることが好ましいが、着色した粗製品でも使用する
ことはできる。
一方、入手容易なりCPD−メタアクリレートは、一般
以下に示すアクロイル基及びメタクロイル基の位置の異
なる2種類の位置異性体の混合物である。但し、混合物
に限らず本発明の製造法の原料として用いることはでき
る。
ヘテロポリ酸としては、例えばリンタングステン酸、リ
ンバナジン酸、リンモリブデン酸、混合配位ヘテロポリ
酸(例えばH3PWsMOs04゜など)が挙げられる
。このなかで特にリンタングステン酸が好ましい。
ヘテロポリ酸は、過酸化水素水に溶解して用いる。過酸
化水素水中のヘテロポリ酸濃度は、例えば5〜20重量
%とすることができる。又、過酸化水素水は、市販され
、入手容易なものをそのまま用いることができ、例えば
10〜50重量%の濃度の水溶液を用いることができる
。ヘテロポリ酸の使用量は、反応基質100に対して重
量比で0、1〜5、好ましくは1〜3.5の範囲とする
ことが適当である。
尚、ヘテロポリ酸を溶解した過酸化水素水は、例えば4
0〜80°Cに加熱し、約10分間〜2時間攪拌した後
に、常温に戻してエポキシ化反応に用いることか、エポ
キシ化反応速度を高めることができるために好ましい。
オニウム塩としては、4級アンモニウム塩及び4級ホス
ホニウム塩が挙げられる。オニウム塩は、一般式R’R
”R”R’M”Q−(R’、R2、R3、R4はそれぞ
れ炭素数の異なるアルキル基であっても同一のアルキル
基であっても、また一部が水素でもよい。
Mは窒素又はリンであり、Q−はCI−、Br−、I−
のようなハロゲンイオン、OH−イオンおよびH5Oa
イオンなどの無機アニオンである)で示されるものであ
る。
4級アンモニウム塩の具体例としては、セチルピリジウ
ム塩、トリオクチルメチルアンモニウム塩、トリオクチ
ルエチルアンモニウム塩、テトラブチルアンモニウム塩
、テトラプロピルアンモニウム塩、アルキルピコリニウ
ム塩、アルキルイミダシリン塩などが挙げられる。又、
4級ホスホニウム塩の具体例としては、テトラn−ブチ
ルホスホニウム塩、トリオクチルエチルホスホニウム塩
等を挙げることができる。
オニウム塩の使用量は、使用されるヘテロポリ酸のプロ
トン量と等モル量である事が好ましい。
オニウム塩は、水不溶性溶媒に熔解してエポキシ化反応
に供する。水不溶性溶媒としては、例えば、ベンゼン、
トルエン、キシレン等の芳香族化合物、酢酸エチル、酢
酸イソプロピル等の酢酸エステル類及び、四塩化炭素、
塩化メチレン、クロロホルム、テトラクロルエタン等の
ハロゲン化炭化水素等が挙げられる。特に、クロロホル
ム、テトラクロルエタン等のハロゲン化アルキルか好ま
しい。
溶媒の使用量は、反応基質1g当り、1rII〜20艷
の範囲とすることか好ましい。
本発明におけるエポキシ化反応は、上記のヘテロポリ酸
を溶解した過酸化水素水とオニウム塩を溶解した水不溶
性溶媒とを用い、不均一系で行う。
具体的には (i)ヘテロポリ酸を溶解した過酸化水素水とオニウム
塩を溶解した水不溶性溶媒とを混合し、この混合溶液中
へ、一般式(I)で表わさされるジシクロペンタジェン
誘導体を添加してエポキシ化する方法及び (ii)オニウム塩を溶解した水不溶性溶媒と一般式(
I)で表わされるジシクロペンタジェン誘導体とを混合
し、次いで得られた混合液とヘテロポリ酸を溶解した過
酸化水素水とを混合してエポキシ化する方法を挙げるこ
とができる。
従来ヘテロポリ酸とオニウム塩とから塩を形成させ、相
間移動触媒として使用することは知られている。しかし
ながら本発明に示す反応に於いては、ヘテロポリ酸のオ
ニウム塩を供給しても、またはジシクロペンタジェン誘
導体(■)、過酸化水素及び水不溶性溶媒の屋合液にヘ
テロポリ酸とオニウム塩をそれぞれ別途に導入しても反
応は充分に進行しない。本発明のようにヘテロポリ酸を
予め過酸化水素水に溶解したものとオニウム塩を溶解さ
せた水不溶性溶媒を用意することで、はじめて、反応が
著しく進行する。
反応温度は、過酸化水素の自己分解速度が、低く抑えら
れる温度範囲内であるならばよく、例えば40°C〜8
0’Cの温度範囲か好ましい。
また、反応は、常圧でもオートクレーブ中で加圧下で行
ってもよい。
反応終了後は、有機相を分液し、亜硫酸水素ナトリウム
、チオ硫酸ナトリウム等の水溶戒で洗浄する事により、
残留過酸化物を分解したのち、アルカリ水溶液で中和処
理し、更に純水で洗浄するのが好ましい。
次に溶媒を減圧除去したのち、メタノール中に投入する
事により、副生ポリマー酸分を沈殿口過し、ろ液を回収
し、メタノールを除去する事で、ジシクロペンタジェン
エポキシ誘導体(II)の粗製品か得られる。
更に必要であれば、精密蒸留により、高純度品を得る事
ができる。
その際、できるかぎり、短時間で蒸留を行う事が好まし
く、薄膜蒸留、フラッシュ蒸留等を用いる事かできる。
この時、重合禁止剤等を添加するのが好ましい。
尚、原料誘導体(I)及び目的物(IF)ともに非常に
重合性が高いため、エポキシ反応中、後処理、蒸留工程
において、重合禁止剤を使用してもよい。
ただし、エポキシ化反応中に禁止剤を添加する場合、触
媒活性の低下をまねくため、原料誘導体(I)に対して
500 ppm以下である事が好ましい。
重合禁止剤としては、ハイドロキノン、ナフトール、t
−ブチルハイドロキノン、t−ブチルカテコール等のア
ルコール系安定剤を例示できる。
(発明の効果) 本発明の製造方法によれば、高選択率かつ高転化率でジ
シクロペンタジェンエポキシモノオール、ジシクロペン
タジェンエポキシアクリレート、ジシクロペンタジェン
エポキシメタクリレートを得ることができる (実施例) 以下に実施例を示し本発明の効果を具体的に説明するが
、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1 冷却器、撹拌装置および温度計を付した10〇−の四つ
ロフラスコに31%過酸化水素水3.0g(H2O2,
27,6mmol) 、H3[PW12040 ] 0
.15 gを仕込み、完全に均一にした。これに、クロ
ロホルム50rnlにセチルピリジニウムクライト0.
047gを溶かした液を加え、撹拌しながらジシクロペ
ンタジェンアクリレート4.7 g (23mmol)
を滴下し、60°Cで3時間反応させた。反応終了後、
反応液から分液した有機相に、水相の抽出操作を行なっ
たジエチルエーテルを加え、10wt%Na2S、0゜
および5wt%NaHCOzで洗浄した後、純水で更に
洗浄した。これをロータリーエバポレーターで低沸点成
分の減圧除去、を行った後、メタノール中に混合し、重
合物を枕澱ろ過した。ろ液のメタノールを威圧除去する
ことにより粗製品を回収した。
反応終了後の反応粗液及び回収粗製品のガスクロマトグ
ラフィによる分析を行なった結果、転化率99.0no
1%、選択率90.3 mo1%であった。
なお、ジェポキシ体の生成は、検出されなかった。
実施例2 反応基質として、ジシクロペンタジェンメタクリレ−1
−5,0gを使用した以外は、実施例1の方法と同様の
操作を行った。
その結果、メタクリレートの転化率99.0 molL
エポキシ体の選択率95.2mo1%であった。
実施例3 反応温度か40°Cであり、反応時間が7時間であるこ
と以外は、実施例2と同様の方法を行った。
その結果、メタクリレートの転化率97.1 mo1%
、エポキシ体の選択率98.6mo1%であった。
実施例4 反応溶媒として、ベンゼン50にを使用した以外は実施
例3と同様の方法を行った。
その結果、メタクリレート転化率89.8mo1%、エ
ポキシ体の選択率98.5mo1%であった。
実施例5 4級アンモニウム塩としてテトラブチルアンモニウムク
ロライドを使用したこと以外は、実施例3と同様の方法
を行った。
その結果、メタクリレートの転化率は、92.1mol
Lエポキシ体の選択率は、98.0mo1%であった。
実施例6 4級アンモニウム塩としてテトラプロピルアンモニウム
クロライドを使用したこと以外は実施例2と同様の方法
を行った。
その結果、メタクリレートの転化率は、80.3mo1
%であり、エポキシ体への選択率は、95.1mo1%
であった。
実施例7 4級アンモニウム塩として、セチルピリジニウムブロマ
イドを使用し、反応時間が、5時間であること以外は、
実施例2と同様の方法を行った。
その結果、メタクリレート転化率89.5mo1%、エ
ポキシ体選択率97.0mo1%であった。
比較例1 過酸化水素水およびクロロホルムを仕込んだ系にH,P
W、□04゜、セチルピリジニウムクロライドを加工、
ジシクロペンタジェンメタクリレートを滴下するという
操作手順以外は実施例2と同様の方法を行った。
その結果、メタクリレートの転化率は、682mo1%
、エポキシ体の選択率は97.0mo1%であった。
比較例2 触媒として使用するヘテロポリ酸としてリンモリブデン
酸を使用したこと以外は、実施例3と同様の方法を行っ
た。
その結果、メタクリレートの転化率は、20mo1%、
エポキシ体の選択率は、98.0 mo1%であった。
比較例3 触媒として使用するヘテロポリ酸がケイタングステン酸
であること以外は、実施例3と同様の方法で行った。
その結果、メタクリレートの転化率は、3.0mo1%
であった。
比較例4 触媒として、ヘテロポリ酸および4級アンモニウム塩を
使用するにあたって、予めヘテロポリ酸の4級アンモニ
ウム塩((C585N(CH2)lcH3)3PWl□
04゜)を調製し使用する事態外は実施例2と同様の方
法で行った。
その結果、メタクリレートの転化率は、4.5mo1%
であった。
実施例8 冷却器、撹はん装置および温度計を付した100−の四
つロフラスコに31%過酸化水素3.95 g(36m
mol) 、H3[PW12040コ0.19 gを加
え、完全に溶解させた。これに、クロロホルム45m/
にセチルピリジニウム塩0.63 gを溶かした戒を加
え、撹はんしなからジシクロペンタジェンモノオール4
.5 g (30mmol)を滴下した。60℃で3時
間反応させた。
反応終了後、反応液から有機相を分岐した。これに、水
相からジエチルエーテルで抽出操作を行った有機相を加
え、10wt%Na2S20iおよび5wt%NaHC
O,で洗浄・した後、更に純粋で洗浄した。
ロータリエバポレータで低廓点成分を減圧除去すること
によって、粗製品を回収した。反応終了後の反応粗液の
ガスクロマトグラフィによる分析の結果、転化率97+
no1%、エポキシ体への選択率か97mo1%であっ
た。
実施例9 反応溶媒として使用されるクロロホルムが22.5−で
あること以外は、実施例8と同様の方法で行った。
反応終了後の反応粗液のガスクロマトグラフィでの分析
の結果、ジシクロペンタジェンモノオールの転化率99
mo1%、エポキシ体への選択率が93mo1%であっ
た。
実施例10 反応温度が、40°Cであり、反応時間が5時間である
こと以外は、実施例8と同様の方法を行った。
その結果、ジシクロペンタジェンモノオールの転化率7
4mo1%、エポキシ体への選択率が98mo1%であ
った。
実施例11 触媒として使用されるヘテロポリ酸か、H,PMo、□
040であること以外は、実施例10と同様の方法によ
り行った。
その結果、ジシクロペンタジェンモノオールの転化率3
5mo1%、エポキシ体の選択率99mo1%であった
比較例5 触媒として使用されるヘテロポリ酸がH4S1w0a。
であること以外は、実施例10と同様の方法により行っ
た。
その結果、ジシクロペンタジェンモノオールのエポキシ
化物はまったく検出されなかった。
比較例6 触媒であるHs [:PW12040 ]とセチルピリ
ジニウムクロライドの添加法として、過酸化水素とクロ
ロホルムを仕込んだ系に加えること以外は、実施例1O
と同様の方法で行った。
その結果、ジシクロペンタジェンモノオールの転化率5
5mo1%、エポキシ体選択率99mo1%であった。
比較例7 触媒として使用されるヘテロポリ酸かHJO+204゜
であること以外は、比較例5と同様の方法で行なった。
その結果、ジシクロペンタジェンモノオールの転化率2
3molX、エポキシ体の選択率は、99mo1%であ
った。
比較例8 触媒としてリンタングステン酸のセチルピリジニウム塩 を使用し、反応時間が24時間であること以外は、実施
例10と同様の方法により行った。
その結果、ジシクロペンタジェンモノオールは、全く検
出されなかった。
実施例12 反応溶媒としてベンゼン22.5 m/を使用すること
以外は、実施例8と同様の方法で行った・。
その結果、ジシクロペンタジェンモノオールの転化率7
2mo1%、エポキシ体への選択率98mo1%であっ
た。
実施例13 反応溶媒としてトルエン22.5−を使用すること以外
は、実施例8と同様の方法で行った。
その結果、ジシクロペンタジェンモノオールの転化率5
6mo1%、エポキシ体への選択率は、93mo1%で
あった。
実施例14 4級アンモニウム塩としてトリオクチルメチルアンモニ
ウムクロライドを使用すること以外は、実施例8と同様
の方法で行った。
その結果、ジシクロペンタジェンモノオールの転化率8
9.3 moH、エポキシ体への選択率は、99、Om
o1%であった。
実施例15 4級アンモニウム塩としてテトラn−ブチルアンモニウ
ムクロライドを使用すること以外は、実施例8と同様の
方法で行った。
その結果、ジシクロペンタジェンモノオールの転化率7
8.7mo1%、エポキシ体への選択率は、98、0 
mo1%であった。
実施例16 4級アンモニウム塩としてテトラn−ブチルホスホニウ
ムクロライド((n −C4HI)4P” ” 0r−
)を使用すること以外は、実施例8と同様の方法で行っ
た。
その結果、ジシクロペンタジェンモノオールの転化率8
9.3mo1%、エポキシ体への選択率は、97.7m
o1%であった。
比較例8 4級アンモニウム塩としてテトラエチルアンモニウムク
ロライドを使用すること以外は、実施例日と同様の方法
で行った。
その結果、ジシクロペンタジェンモノオールの転化率2
1.7 lot!11%エポキシ体への選択率は、97
.3mo1%であった。
実施例17 Hs [PW+i04゜]を過酸化水素に溶解する際に
、40℃で30分間攪拌し、得られた液を放冷した後に
使用したこと及び反応時間を1時間としたこと以外は、
実施例2と同様の方法を行った。
その結果、メタクリレート転化率91 molLエポキ
シ体選択率97moHであった。
実施例18 Hs [PW+*0.。コを室温で過酸化水素に溶解し
た後に、60℃で30分間攪拌し、得られた液を放冷し
た後に使用したこと及び反応時間を1時間としたこと以
外は、実施例2と同様の方法を行った。
その結果、メタクリレート転化率98.0mo1%、エ
ポキシ体選択率98.0mo1%であった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素原子又は▲数式、化学式、表等があり
    ます▼但し、 R^1は水素原子又はメチル基を示す)を示す)で表わ
    されるジシクロペンタジエン誘導体を過酸化水素でエポ
    キシ化して一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは上記と同じ)で表わされるジシクロペンタ
    ジエンエポキシ誘導体を製造する方法において、 ヘテロポリ酸を溶解した過酸化水素水と オニウム塩を溶解した水不溶性溶媒との不均一系で上記
    エポキシ化を行うことを特徴とする上記製造方法。
  2. (2)ヘテロポリ酸を溶解した過酸化水素水とオニウム
    塩を溶解した水不溶性溶媒とを混合し、この混合溶液中
    へ、一般式( I )で表わされるジシクロペンタジエン
    誘導体を添加する請求項(1)記載の製造方法。
  3. (3)オニウム塩を溶解した水不溶性溶媒と一般式(
    I )で表わされるジシクロペンタジエン誘導体とを混合
    し、次いで得られた混合液とヘテロポリ酸を溶解した過
    酸化水素水とを混合する請求項(1)記載の製造方法。
  4. (4)ヘテロポリ酸を溶解した過酸化水素水を、エポキ
    シ化の前に予め40〜80℃に加熱し、攪拌する請求項
    (1)記載の製造方法。
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