JPH05247120A - ジシクロペンタジエンエポキシ(メタ)アクリレート重合体の製造方法 - Google Patents

ジシクロペンタジエンエポキシ(メタ)アクリレート重合体の製造方法

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JPH05247120A
JPH05247120A JP8025892A JP8025892A JPH05247120A JP H05247120 A JPH05247120 A JP H05247120A JP 8025892 A JP8025892 A JP 8025892A JP 8025892 A JP8025892 A JP 8025892A JP H05247120 A JPH05247120 A JP H05247120A
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Satoshi Teshigahara
聡志 勅使川原
Yoshiaki Kano
芳明 加納
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Abstract

(57)【要約】 【目的】低コストでかつ高収率でジシクロペンタジエン
エポキシ(メタ)アクリレート重合体を得る方法を提供
する。 【構成】酸化剤として過酸化水素を用い触媒として燐酸
化合物、タングステン酸化合物及びオニウム塩を用い、
水不溶性溶媒の存在下、二相系でジシクロペンタジエン
(メタ)アクリレート重合体をエポキシ化し、ジシクロ
ペンタジエンエポキシ(メタ)アクリレート重合体を製
造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は分子内に脂環式エポキシ
基を有するジシクロペンタジエンエポキシ(メタ)アク
リレート重合体の製造方法に関するものである。この重
合体は、ポリメチルメタクリレート樹脂の特性である透
明性、強度を保ち、なお且つ低吸湿性および耐熱性をも
つ重合体である。よって、光学用レンズ、デジタルオー
ディオディスク、光磁気ディスクなどに用いる光学材料
として有用な重合体である。
【0002】
【従来技術】ジシクロペンタジエンエポキシ(メタ)ア
クリレート重合体の原料モノマーの1つである(メタ)
アクリロオキシ−3,4−エポキシ−トリシクロ(5,
2,1,02,6)デカン(以下、DCPDエポキシ
(メタ)アクリレートと略す)は重合性が高く、高沸点
物質であるため、単離・精製が非常に困難である。
【0003】このモノマーは、減圧蒸留により精製され
るが、その過程で熱重合および製品の着色が生じ、回収
率の低下を招く点に課題が残されており、これを重合し
てDCPDエポキシ(メタ)アクリレート重合体を得る
ことは困難である。
【0004】過酸化水素を酸化剤として用いるオレフィ
ン類のエポキシ化法に関しては、数多く知られている。
触媒として、例えばチタン化合物、セレン化合物、タン
グステン、モリブデン含有化合物などが知られている。
このなかで、ヘテロポリ酸と4級アンモニウム塩を組み
合わせた触媒は相間移動触媒として作用し、水不溶性溶
媒の存在下、有用なエポキシ化触媒となることが報告さ
れている(例えば、石油学会誌30(60)439−4
45(1987)等)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、低コ
ストで容易にジシクロペンタジエンエポキシ(メタ)ア
クリレート重合体を得る方法を提供することにある。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決すべく、鋭意検討をおこなった。その結果、構造
式(III)
【0007】
【化3】 (式中、Rは水素原子またはメチル基を表す)で表され
る単量体を単独または構造式(IV)
【0008】
【化4】 (式中、R〜Rは水素原子、脂肪族炭化水素基、芳
香族炭化水素基、アルコキシル基、ヒドロキシル基、カ
ルボキシル基、カルボキシルエステル基、ハロゲン原子
のいずれかを表す)で表す単量体との交互またはランダ
ムないしはブロック共重合させて得られる構成成分
(I)5〜100モル%及び構成成分(II)95〜0
モル%からなるジシクロペンタジエン(メタ)アクリレ
ート重合体を予め調製し、次いで酸化剤として過酸化水
素を用いて、触媒として燐酸化合物、タングステン酸化
合物及びオニウム塩を用い水不溶性溶媒の存在下、二相
系でエポキシ化することにより、下記一般式で示される
構成成分(V)5〜100モル%及び
【0009】
【化5】 (式中、Rは水素原子又はメチル基を示す。)下記一
般式で示される構成成分(VI)95〜0モル%
【0010】
【化6】 (式中、R〜Rは各々独立して水素原子、脂肪族炭
化水素基、芳香族炭化水素基、アルコキシル基、ヒドロ
キシル基、カルボキシル基、カルボキシルエステル基、
ハロゲン原子のいずれかを示す。)で示されるDCPD
エポキシ(メタ)アクリレート重合体が容易に製造でき
ることを見いだした。
【0011】以下、本発明について詳細に説明する。
【0012】構造式(III)で表される化合物は、例
えばトリシクロ(5,2,1,0 ,6)デカジエンを
酸触媒の存在下、(メタ)アクリル酸と反応温度60〜
80℃で、1〜10時間反応させることにより得られ
る。必要に応じて溶媒、重合禁止剤を加えてもよい。重
合禁止剤としては、例えばベンゾキノン、ジフェニルベ
ンゾキノン等のキノン類、ハイドロキノン、カテコール
等のハイドロキノン類、フェノチアジン、銅塩等があ
る。溶媒としては、メチルエチルケトン、ジエチルケト
ン等のケトン類、ジブチルエーテル、ジプロピルエーテ
ル、ジメトキシエタン等のエーテル類等が使用できる。
酸触媒としては、硫酸、塩酸、過塩素酸、12−タング
ストリン酸または12−タングストケイ酸並びに18−
タングスト−2−リン酸等のヘテロポリ酸またはその塩
が使用できる。
【0013】得られた構造式(III)で表される化合
物の重合法としては、塊状重合、溶液重合、懸濁重合等
の通常のラジカル重合法を用いることができる。使用さ
れる重合開始剤としては、例えば熱重合開始剤として過
酸化ベンゾイル、ジターシャルブチルパーオキサイド、
ジイソプロピルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサ
イド等の有機過酸化物、アゾイソビスブチロニトリル等
のアゾ化合物、光重合開始剤としてベンゾフェノン、ベ
ンゾインエチルエーテル、ジベンジル、アセトフェノ
ン、アントラキノン等の光増感剤などが使用できる。重
合開始剤の使用量は、構造式(III)で示した化合物
100重量部に対して0.001〜10重量部、好まし
くは0.01〜5重量部の範囲がよい。重合温度は、開
始剤の種類によってことなるが、0〜200℃、好まし
くは50〜120℃の範囲が良い。溶媒としては、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、メチル
エチルケトン、ジエチルケトン、シクロペンタノン等の
ケトン類が使用でき、その使用量は構造式(III)で
示した化合物100重量部に対して50〜1000重量
部がよい。
【0014】また、共重合体を得る際に用いられる構造
式(IV)で表される化合物としては、例えば、エチレ
ン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−オク
テン等のα−オレフィン類、2−ブテン、2−ペンテン
等の2−オレフィン類、シクロペンテン、シクロヘキセ
ン、シクロオクテン等の環状オレフィン類、塩化ビニ
ル、塩化プロピレン等のハロゲン化オレフィン類、スチ
レン、α−メチルスチレン、スチルベン等の芳香族類、
(メタ)アクリル酸、クロトン酸、無水マレイン酸、マ
レン酸、フマル酸等の不飽和カルボン酸類、(メタ)ア
クリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、マレイン
酸二メチルエステル、フマル酸二メチルエステル、フマ
ル酸二プロピルエステル等の不飽和カルボン酸エステル
類、アリルアルコール等の不飽和アルコール類、ビニル
ブチルエーテル等のエーテル類、酢酸ビニル等のビニル
エステル類等が挙げられるがこれに限定されるものでは
ない。
【0015】以上の過程により、ゲル化することなく、
構成成分(I)及び構成成分(II)からなるDCPD
(メタ)アクリレート重合体を得ることができる。この
重合体の分子量は約5,000〜10,000,000
であることが好ましい。
【0016】得られた重合体はそのまま使用してもよい
が、必要に応じてテトラヒドロフランに溶解後、過剰量
のメタノール中に投入し、再沈澱精製をした後、使用し
てもよい。
【0017】DCPD(メタ)アクリレート重合体のエ
ポキシ化において、使用される過酸化水素水は、10〜
70重量%の濃度のものが使用でき、15〜40重量%
の水溶液が特に好ましい。その使用量は、オレフィン1
モルに対して過酸化水素換算量で0.1〜2.0モルで
あり、1.0〜1.5モルが特に好ましい。
【0018】使用される触媒は、燐酸化合物とタングス
テン酸化合物およびオニウム塩から構成される。タング
ステン酸化合物としては、無水タングステン酸、タング
ステン酸、タングステン酸ナトリウム、タングステン酸
カリウム、タングステン酸アンモニウム等が挙げられ、
オレフィン1モルに対して、タングステン原子1〜0.
001モルに相当する量が使用される。燐酸化合物とし
ては、燐酸、燐酸二水素ナトリウム、燐酸水素二ナトリ
ウム、燐酸水素二カリウム、五酸化燐、オルト燐酸、メ
タ燐酸、メチル燐酸、フェニル燐酸等が挙げられる。そ
の使用量は、タングステン原子1モルに対して、リン原
子0.05〜1モルに相当するリン酸化合物の量であ
る。
【0019】また、リン酸化合物とタングステン酸化合
物から構成された縮合酸素酸またはその塩でもよく、例
えば12−タングスト燐酸、11−タングスト燐酸、4
−タングスト燐酸等のヘテロポリ酸またはその塩が挙げ
られる。
【0020】タングステン酸化合物及びその縮合体は、
過酸化水素水溶液に予め溶解して使用する。その濃度
は、0.1〜20重量%とすることができる。その際、
例えば40〜60℃で、約1分〜2時間加熱処理した
後、エポキシ化反応に使用することが好ましい。
【0021】オニウム塩は、一般式(A) R (A) (式中、R〜Rは、炭素数1〜30であるアルキル
基であり、それぞれ異なっていても同一であってもよ
く、その1部が水素であってもよい。Mは窒素または燐
原子を示す。Lは、ハロゲンイオンまたは無機アニオン
を示す。)で示される4級アンモニウム塩または4級ホ
スホニウム塩である。
【0022】オニウム塩中のアルキル基としては、例え
ばエチル基、プロピル基、ブチル基、オクチル基、シク
ロヘキシル基等を挙げることができ、ハロゲンイオンと
しては、塩素イオン、臭素イオン、よう素イオン等を示
し、無機アニオンとしては、水酸イオン、亜硫酸イオン
を例示することができる。
【0023】4級アンモニウム塩の具体例としては、セ
チルピリジニウム塩、トリオクチルメチルアンモニウム
塩、テトラヘキシルアンモニウム塩、テトラブチルアン
モニウム塩、テトラプロピルアンモニウム塩、その他に
アルキルピコリニウム塩、アルキルイミダゾリン塩等が
挙げられる。
【0024】4級ホスホニウム塩の具体例としては、テ
トラブチルホスホニウム塩、テトラヘキシルホスホニウ
ム塩等を挙げることができる。
【0025】オニウム塩は、これらのなかから一種また
は二種以上が用いられ、その使用量は、使用されるタン
グステン酸化合物のタングステン原子1モルに対して、
0.5〜2モルが好ましい。
【0026】また、オニウム塩は水不溶性溶媒に溶解し
てエポキシ化反応に供する。水不溶性溶媒としては、例
えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル等の酢
酸エステル類、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロロエ
タン、テトラクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲ
ン化炭化水素等が挙げられる。
【0027】溶媒の使用量は、原料として用いるジシク
ロペンタジエン(メタ)アクリレート重合体1重量部に
対して、1〜20mlの範囲とすることが好ましい。
【0028】本発明におけるエポキシ化反応は、燐酸化
合物とタングステン酸化合物または燐酸化合物とタング
ステン酸化合物の縮合体を溶解した過酸化水素水と4級
オニウム塩を溶解した水不溶性溶媒を用い、不均一系で
行えばよい。具体的には、(i)燐酸化合物およびタン
グステン酸化合物、または燐酸化合物とタングステン酸
化合物の縮合体を溶解した過酸化水素水とオニウム塩を
溶解した水不溶性溶媒を混合し、この混合溶液中へジシ
クロペンタジエン(メタ)アクリレート重合体を導入し
てエポキシ化する方法あるいは(ii)オニウム塩とジ
シクロペンタジエン(メタ)アクリレート重合体を溶解
した水不溶性溶媒と、燐酸化合物およびタングステン酸
化合物、または燐酸化合物とタングステン酸化合物の縮
合体を溶解した過酸化水素水を混合してエポキシ化する
方法などを挙げることができる。
【0029】従来、ヘテロポリ酸とオニウム塩とからヘ
テロポリ酸塩を形成させ、相間移動触媒として使用する
ことは知られている。しかしながら、反応を充分に進行
させるには多量の触媒を必要とし効率的ではない。本発
明のように、燐酸化合物およびタングステン酸化合物、
または燐酸化合物とタングステン酸化合物の縮合体を予
め過酸化水素水に溶解し、加熱処理したのち、オニウム
塩、重合体を溶解させた水不溶性溶媒を導入し反応に供
することで、反応は著しく進行する。
【0030】反応温度は、過酸化水素の自己分解速度が
低く抑えられる温度範囲内であるならばよく、例えば、
40〜80℃の範囲が好ましい。
【0031】また、反応は常圧でもオートクレーブ中で
加圧下で行ってもよい。
【0032】反応終了後は有機相を分液し、これを多量
のメタノール中に投入することにより、重合体を沈澱さ
せ、回収することができる。また、分液した有機相を1
0重量%チオ硫酸ナトリウム水溶液、5重量%炭酸ナト
リウム水溶液、純粋で洗浄したのち、有機溶媒を除去す
ることにより、エポキシ化された重合体を回収してもよ
い。
【0033】更に必要であれば、出来る限り少量のテト
ラヒドロフランに溶解したのち、この溶液を多量のメタ
ノールに投入し、重合体を沈澱させることにより再精製
することができる。
【0034】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0035】実施例1 撹はん装置、温度計、冷却装置を付した100mlの四
つ口フラスコに、窒素置換後、ベンゼン10gとメタク
ロイルオキシトリシクロ(5,2,1,02, )デカ
エン10gを導入し、重合開始剤としてアゾイソビスブ
チロニトリル120mgを添加し、75℃で5時間重合
をおこなった。反応終了後、生成物をメタノール中に投
入して、目的とする重合体を回収した。得られた重合体
は、テトラヒドロフランに溶解し、再びメタノールに投
入して精製をおこなった。このようにして得られた白色
固体を40℃で減圧乾燥させた後、収量を測定した結
果、9.1gであった。得られた重合体についてGPC
測定をおこなったところ、重量平均分子量はポリスチレ
ン換算値で13.8×10であった。
【0036】実施例2 65℃で10時間反応させたこと以外は、実施例1と同
様の操作をおこなった。
【0037】その際の重合体の回収量は6.8gであ
り、重量平均分子量は、20.0×10であった。
【0038】実施例3 ベンゼンを5g使用したこと以外は、実施例1と同様の
操作をおこなった。重合体の回収量は9.6gであっ
た。その重量平均分子量は3.8×10であった。
【0039】実施例4 メタクロイルオキシトリシクロ(5,2,1,
2,6)デカエン3.0gとメタクリル酸メチル2.
76gを重合させたこと以外は、実施例1と同様の操作
を行った。重合体の回収量は7.2gであり、重量平均
分子量は3.8×10であった。
【0040】実施例5 撹拌装置、温度計、冷却装置を付した100mlの四つ
口フラスコに、31%過酸化水素水3.5g、12−タ
ングストリン酸0.1gを仕込んだ。実施例1で得られ
た重合体5.0gおよびセチルピリジニウムクロライド
0.05gをクロロホルム20mlに溶解させた溶液を
これに滴下し、滴下終了後40℃で3時間反応させた。
反応終了後、クロロホルム相を分液し、10重量%のチ
オ硫酸ナトリウム水溶液、5重量%の炭酸ナトリウム水
溶液および純水で洗浄した。ロータリーエバポレーター
でクロロホルムを留去したのち、得られた白色固体を4
0℃で減圧乾燥した。得られた重合体の回収量は5.1
gであった。また、重量平均分子量は14.2×10
であった。オレフィン消費量およびエポキシ選択性は、
H−NMR測定により求めた。その結果、オレフィン転
化率は90mol%、エポキシ選択性は95mol%で
あった。その結果を表1に示した。
【0041】実施例6 実施例2で得られた重合体5.0gを使用したこと以外
は、実施例5と同様の方法によりおこなった。得られた
重合体の回収量は、4.8gであった。また、重量平均
分子量は22.1×10であった。その結果を表1に
示した。
【0042】実施例7 実施例3で得られた重合体5.0gを使用したこと以外
は、実施例5と同様の方法によりおこなった。得られた
重合体の回収量は4.9gであり、その重量平均分子量
は5.5×10であった。その結果を表1に示した。
【0043】実施例8 実施例4で得られた重合体4.0gを使用したこと以外
は、実施例5と同様の方法によりおこなった。得られた
重合体の回収量は4.1gであり、その重量平均分子量
は5.4×10であった。その結果を表1に示した。
【0044】実施例9 12−タングストリン酸の代わりに、85重量%燐酸溶
液0.23gとタングステン酸0.1gを使用したこと
以外は、実施例8と同様の方法によりおこなった。得ら
れた重合体の回収量は4.2gであり、その重量平均分
子量は5.5×10であった。その結果を表1に示し
た。
【0045】
【表1】
【0046】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、ジシクロペ
ンタジエンエポキシ(メタ)アクリレート重合体を高収
率で得ることができ、その工業的価値は高い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式で示される構成成分(I)5〜
    100モル%及び 【化1】 (式中、Rは水素原子又はメチル基を示す。)下記一
    般式で示される構成成分(II)95〜0モル% 【化2】 (式中、R〜Rは各々独立して水素原子、脂肪族炭
    化水素基、芳香族炭化水素基、アルコキシル基、ヒドロ
    キシル基、カルボキシル基、カルボキシルエステル基、
    ハロゲン原子のいずれかを示す。)からなるジシクロペ
    ンタジエン(メタ)アクリレート重合体を予め調製し、
    次いで酸化剤として過酸化水素を用い、触媒として燐酸
    化合物、タングステン酸化合物及びオニウム塩を用い、
    水不溶性溶媒の存在下、二相系でエポキシ化することを
    特徴とするジシクロペンタジエンエポキシ(メタ)アク
    リレート重合体の製造方法。
JP8025892A 1992-03-03 1992-03-03 ジシクロペンタジエンエポキシ(メタ)アクリレート重合体の製造方法 Pending JPH05247120A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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