JPH032244A - 耐候性耐衝撃性樹脂組成物 - Google Patents

耐候性耐衝撃性樹脂組成物

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JPH032244A
JPH032244A JP13764789A JP13764789A JPH032244A JP H032244 A JPH032244 A JP H032244A JP 13764789 A JP13764789 A JP 13764789A JP 13764789 A JP13764789 A JP 13764789A JP H032244 A JPH032244 A JP H032244A
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JP
Japan
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weight
hydrogenated
styrene
pts
resin composition
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JP13764789A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Isekawa
伊勢川 洋
Akiko Goto
後藤 昭子
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Mitsubishi Kasei Polytec Co
Original Assignee
Mitsubishi Monsanto Chemical Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野J 本発明は、耐候性耐衝撃性樹脂組成物に関する。
さらに詳しくは、スチレン系樹脂、架aされたエチレン
・プロピレン−非共役ジエン共重合体ゴム(以下、EP
DMと略記する。)、および水素添加ジブロック共重合
体からなる、優れた耐候性および耐衝撃性をもち、かつ
ウェルド部の物性に優れた成形品が得られる樹脂組成物
に関するものである。
「従来の技術」 スチレン系樹脂1よ、非結晶性の汎用ム(脂で、優れた
成形加工性および容易に着色できる等の多くの特徴を有
している。入子レン系樹脂から得られる成形品は、剛性
、機械的強度、寸法精度、寸法安定性等にすぐれ、電気
Wi器のハツシングや日用雑貨用品等として利用されて
いる。中でもポリブタノエン等のジエン系重合体により
ゴム補強されたスチレン系樹脂、通称ハイ・インパクト
・ポリスチレン(以下、HIPSと略記する。)が、広
く利用さ八ている。
しかしながら、HI PSは、ゴム配合量および分散ゴ
ム粒子径等の物理的構造、およびその製造方法によって
、HIPSの機械的強度等の物性に限界があり、例えば
、耐衝撃性を十分に高めることができず、また耐衝撃性
を商めると、成形品の剛性、引張り強度および光沢を着
しく低下させる等の欠点があった。
また、HI P S製造用に用いられる補強用ゴムは、
主に主鎖中に化学的に不安定な二重結合を多く有するジ
エン系重合体であるので、この上うなジエン系重合体を
用いたI(I P Sは、紫外#lやオゾン等により劣
化され易く、物性の低下、外観変色を起す場合があった
HI P Sのこれらの欠点を改良するため、スチレン
1A1(脂にEPDMを配合することが試みられできた
。しかしながら、スチレン系樹脂とEPDMとは相溶性
が乏しいので、両者をただ機械的に溶融混練して見掛−
F均一な混合物を得ても、この混合物は概して脆く、耐
**性が低く、結局実用的価値の高い成形品を得ること
は困難であった。
このため、スチレン系り1脂とEP[)M等のa−オレ
フィン重合体との相溶性を向−ヒさせる手法として、特
定の水素添加スチレン・共役ジエンブロック共重合体を
、第3成分として配合することが提案されている(例え
ば、特開昭46−635号公報、特開昭54−5315
9号公報、特開昭54−133544号公報参照)。こ
のようなfjS3成分を配合すれば、確かにスチレン系
樹脂とα−オレフィン重合体とが、物理的に分散した0
(脂組成物が得られるようになるが、このような方法に
よってもこれら3成分よりなる樹脂組成物の耐WJw性
の向上は、未だ僅少であり不十分である。このため、さ
らに、スチレン、l(脂と特定のEPDMからなる混合
物に、特定の水素添加ジブロック共重合体を配合するこ
とにより、良好な成形加工性をもち、光沢、耐候性およ
び1l111械的物性に優れ、中でもノツチ付アイゾッ
)Ni1強さが改良される↑に4脂組成物が得られるこ
とが知られている(特願昭63−14845号参照)。
しかしながら、このような樹脂組成物を成形した場合・
成形品の内部には流動状態の樹脂が合流してできるウェ
ルド部(成形品表面にはウェルドラインが生成する。)
を生じ、このウェルド部では各配合成分が分離または配
向し、著しく機械的物性を低下させ、実用上問題を生じ
ることがあった。
また、このようなスチレンIA樹脂組成物を用いた成形
品の用途拡大および成形技術の進歩にしたがい、よりう
す肉の成形品、すなわち優れた剛性と耐衝撃性とを合わ
せもち、かつウェルド部の物性に優れた成形材料がます
ます求められるようになってきた。
以−ヒのように、これまでスチレン系樹脂とEPDMと
のII(TIIt組成物において、両者の優れた性質を
合わせもち、なおかつ、)(I P Sに比べて耐候性
および耐衝撃性が優れた樹脂材料は得られていないのが
現状である。
[発明が解決しようとする課題1 本発明者らは、スチレン系樹脂とEP[)Mとの01脂
組成物に、従来から存在していた一ヒ記の諸欠点を解決
することを目的として、鋭意研究を重ねた結果、本発明
に到達したものである。
すなわも、スチレン系0(脂、特定のEPDMと有機過
酸化物と多官能性単泣体とを配合してなるゴム配合物、
および特定の水素添加ノブロンク共重合体を配合するこ
とにより、光沢、耐候性および機械的物性に優れ、ウェ
ルド部の物性の改良された成形品が得られる樹脂組成物
を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の要旨とするところは、スチレン系0(脂(A)
86〜60重量%、および、 ムーニー粘度が50ML1+4(100℃)以」〕であ
るエチレン・プロピレン・非共役ジエン共重合体ゴム(
B)74−し99.5重量部、有機過酸化物(C)0.
5−56重ft部および多官能性単喰体(D)0・\−
20重量部を配合してなるゴム配合物(R)10−.4
0重量%よりなる混合物100重量部、および、 芳香族ビニル重合体鎖の含有率が60−=、 30重量
%、二重結合の70%以上が水素添加された共役ジエン
系重合体鎖の含有率が40・570重屯%であり、かつ
、数平均分子敞が10,000以1−である水素添加ジ
ブロック共重合体(E)5−=、15rn量部、 を含有してなることを特徴とする耐候性耐衝撃性樹脂組
成物に存する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明に係る樹脂組成物を構成するスチレン系樹脂(A
)とは、射出成形可能な公知のスチレン系熱可塑性樹脂
をいう。スチレン系樹脂(A)は、01脂組成物成分と
して配合されて、本発明樹脂組成物の成形加工性および
剛性を向1−させる。
スチレンM ?Jf脂(A)の致体例としては、スチレ
ン、a−7チルスチレン、p−メチルスチレン、ビニル
トルエン、ビニルナフタレン等のM[族ビニル単量体の
1種または2種以上の単礒体を重合して得られる重合体
、および■−記単電体を50i量%以上と無水マレイン
酸を50重憔%以下の割合で重合して得られる共重合体
があげられろ。これら例示された中では、ポリスチレン
、スチレン°α−メチルスナレンへ重合体、本た1土ス
チレン、無水マレイン酸共重合体が特に好本′シ(1゜
スチレン系樹脂(A)の比粘度η31)は、本発明+j
1脂組成物の耐衝撃性を向−ヒさせるため、0.1以ヒ
の範囲にあるものが好ましく、0.14以ヒの範囲にあ
るものが特に好ましい。
スチレン系樹脂(A>は、例えば公知のスチレン系樹脂
の製造技術に準じて、乳化重合法、懸濁重合法、溶液重
合法、塊状重合法等の方法を回分または連続方式から適
宜選択して製造することができる。
本発明においてゴム配合物(R)を構成するエチレン・
プロピレン・非共役ジエン共重合体ゴム(B)(以下、
EPDM(B)と略記する。、)とは、エチレン、プロ
ピレン、および非共役ジエン等の各成分を適宜組み合わ
せて配付アニオン重合によって製造され、ムーニー粘度
が50 M 1.、1+−(100℃)以りであるゴム
をいう。このEP[)M(B)は、本発明0(脂組成物
に配合することにより、分散してゴム粒子を形成し、優
れた耐衝撃性を付与する効果がある EPDM(B)を、本発明に係る樹脂組を反物+41で
耐衝撃性付与材として効果的に機能させるためには、E
PDM(B)のムーニー粘度が50 M L 、÷鴫(
100”C)以上の範囲のものから選ばなければならな
い。この範囲を外れると得られる0(脂組成物の°耐衝
撃性等の物性改良効果が少なくなる。EPDM(B)の
ムーニー粘度は、85・す150ML、や。
(100°C)の範囲が物性改良の効果の点から好まし
い。
本発明において、ムーニー粘度とは、JISKG300
に準拠して測定した未加硫ゴムのムーニー粘度をいう。
上記EPDM(B)の構成成分である非共役ジエンの具
体例としては、エチリデンノルボルネン、1.4−ヘキ
サノエン、ノンクロペンタノエン等があげられる。これ
らの非共役ジエン成分は、通常、EPDM(B)中に0
.1”−20重量%の範囲で含まれるように選ぶのが好
ましい。
EPDM(B)の重合方法および重合条件は、公知のE
PDMの製造技術に準じて、溶液型の配付アニオン重合
法を回分または連続方式から、適宜選択するのがよい。
本発明においてゴム配合物(R)を構成するaへ過酸化
物(C)とは、重合開始剤または架橋剤として用いられ
る過酸化7シル、過酸化アルキル、過酸化エステルお上
びハイドロパーオキサイドなどの有機過酸化物をいう。
この有機過酸化物(C)は、本発明の樹脂組成物中に分
散したEPDM(r3)のゴム粒子を架橋し、分散を安
定化させ、樹脂組成物から得られる成形品のウェルド部
の物性を改良する効果がある6 本発明における有機過酸化物(C)は、1分間の半減期
を示す分解温度が150 ′=、 230℃の範囲のも
のが好ましい。この範囲を外れると、樹脂組成物中のE
PDM(B)が分散不良のま土架橋反応を起したり、ま
た架橋反応が充分に発現されない場合がある。
上記有機過酸化物(C)の具体例としては、ジ−t−ブ
チルパーオキサイド、t−プチルクミルパーオキサイド
1ジクミルパーオキサイド、2.5−ツメチル−2,5
−ノ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパ
ーオキシ3.5.5− )ツメチルへキサノエート、L
−ブチルパーオキシラウレート、t−ブチルパーオキシ
アセテート、2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)オ
クタン、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイ
ド、p−メンタンハイドロパーオキサイド等があげられ
る。
これらは1種または2種以]−の混合されたものであっ
てよい。
本発明においてゴム配合物(R)を構成する多官能性単
量体(D)とは、分子中に二個以1−のビニル結合をも
ち、EPDM(B)と化学結合できる単量体をいう。こ
の多官能性単量体(D)は、有機過酸化物(C)ととも
に、EPDM(B)のゴム杓子を架橋し、ゴム粒子の分
散性を改良し、樹脂組成物がら得られる成形品のウェル
ド部の物性を向1−する効果がある。
上記多官能性単量体(D)の具体例としては、ジビニル
ベンゼン、ノアリル7タレ一ト、1.4−プタンノオー
ルジアクリレート、1.6−ヘキサンノオールノアクリ
レート、ポリエチレングリコールノメタクリレート、1
.3−ブチレングリコールノメタクリレート、トリアリ
ルイソシアヌレート、トリアリルトリメリテート等があ
げられる。
これらは1種または2種以上の混合されたものであって
よい。
本発明に係る樹脂組成物を構成するゴム配合物(R)と
は、上記EPDM(B)を74〜・799.5重量部、
上記有機過酸化物(C)を0.5・\・6重置部、およ
び上記多官能性単量体(D)をO・・・20重@部(上
記(B)、(C)および(D>の合計量は、io。
重量部とする6)の範囲で配合されてなるものをいう。
この3成分の配合割合が、上記の範囲を外れると、得ら
れる樹脂組成物中のEPDM(B)のゴム粒子の架橋が
充分ではなく、樹脂組成物のウェルド部の物性または成
形加工性等が低下するので好ましくない。
上記3成分は、前記したスチレン系l(脂(A)および
後記する水素添加ジブロック共重合体(E)との配合に
先だって予め混練しておくのが好ましいが、必ずしも混
練しなくてもよく、本発明樹脂組成物中で、最終的に」
−記の範囲で含有されて、ゴム粒子が架橋反応されれば
よい。
本発明樹脂組成物を構成する混合物とは、ト記スチレン
系用脂(A)を9()・・60重量%の範囲と、l−記
ゴム配合物(R)を10′・40重量%の範囲の割合で
配合されてなるものをいう。混合物を構成するI−記各
成分の割合は、好ましくはスチレン系01脂(A)を8
5へ775重欧%の範囲とゴム配合物(R)を15〜2
5重散%の範囲とする。
2成分の配合割合が、l−記の範囲を外れると、得られ
るム(脂組成物の剛性、耐衝撃性または成形加工性等の
物性、およびこれらの物性バランスが低下するので好ま
しくない。
本発明に係るO(脂組成物を構成する水素添加ジブロッ
ク共重合体(E)とは、M 香族ビニル重合体頻の含有
率が60へ一30爪危%、二重結合の70%以1〕が水
素添加された共役ジエン系屯合体鎖の含有率が40−・
770重句%であり、がっ、数平均分子扉が10,00
0以上であるものをいう。水素添加ジブロック共重合体
(E)は、本発明O(脂組成物に配合することにより、
前記スチレン系O(脂(A)と前記ゴム配合物(R)と
の相溶性および分I牧性を向上させる相溶化剤としての
効果がある。
上記水素添加ノプロンク共重合体(E)は、yfh族ビ
エビニル重合体鎖び共役ジエンlrf<合体類よりなる
2種類の重合体鎖を、−分子中に各々1個づつ、含有す
るA−B型のブロンク共…合体を水素添加することによ
って得られる。
上記芳香族ビニル重合体鎖の具体例としては、前記スチ
レン系樹脂(A)の原料単鼠体として例示した芳香族ビ
ニル単量体の1種または24以上を重合してなる重合体
鎖があげられる。これらの中では、スチレン重合体鎖が
特に好ましい。
l記共役ジエン系重合体鎖の具体例としては、1.3−
ブタノエン、イソプレン、1,3−ペンタジェン、2.
3−ツメチル−1,3−ブタジェン、3−ブチル−1,
3−オクタジエン、4−エチル−ll3−ヘキサノエン
等の共役ジエンの1種または2M!以−ヒを重さしてな
る重合体鎖、またはI−記共役ノエンと上記芳香族ビニ
ル単m4体との混合物を重合してなる重合体鎖があげら
れる。これらの中では、イソプレン重合体鎖が好ましい
上記芳香族ビニル重合体鎖および上記共役ジエン系重合
体鎖を合わせもつA  B型のブロック共重合体は、芳
香族ビニル単量体および共役ジエンを適宜組み合わせ、
公知のりピングアニオン車合法により、連続して共重会
させることによって、製造することができる。
水素添加ノブロンク共重合体(E)は、1−記A−B型
のブロック共重合体を構成している共役ジエン系重合体
鎖部分に、公知の水素添加方法および水素添加条件から
適宜選択して、水素を添加することにより製造すること
ができる。具体的には例えば、A−B型ブロック共重合
体を溶液状態で、水素加圧下、反応温度50〜250℃
で、金属触媒を用いて水素添加する方法があげられる。
水素添加ノブロック共重合体(E)は、芳香族ビニル重
合体鎖の含有率が60・′・・30屯惜%の範囲であり
、かつ二重結合の70%以1−力ど水素添加された共役
ジエン系重合体鎖の含有率が40・・70重量%の範囲
の6のとする。これらの範囲を外れると、得られる樹脂
組成物の物性が低下するので好ましくない。本発明樹脂
組成物を構成する水素添加ノブロック共重合体(E)の
数平均分子歌は、10.000以上の範囲でなければな
らない。この範囲を外れると、得られるO(脂組成物の
相溶性および耐衝撃性が低下するので好ましくない。
本発明において数平均分子喰とは、(i P C(ウォ
ーター大社製150−C)を用いて、共重合体(E)を
テトラヒドロ7ラン(TtlF)に溶解し、測定したポ
リスチレン換ヰ数平均分子晴をいう。
本発明に係る樹脂組成物は、前記スチレンu+A4II
W(A)と前記ゴム配合物(R)よりなる混合物100
重量部と、上記水素添加ジブロック」い1合体(E)を
5・す15重単晶の範囲内で・、配合し、混合混練して
製造するのがよい。共重合体(IE)の含有割合が、上
記範囲を離れて過少すぎると、(31脂組成物の相溶性
および耐衝撃性が低下する傾向があり、過剰すぎるとム
(脂組成物の剛性、光沢度などが低下し、成形品外観な
どに好ましくない影響を与えるので、上記の範囲にする
のがよい。
スチレン系O(脂(A)、EPDM(B)、有機過酸化
物(C)、多官能性単量体(D)、および水素添加ジブ
ロック共重合体(E)の各成分を配合し、混合混練する
には、次に記載する混合混線方式によるのが好ましい。
すなわち、まず、これらのMII成成分成分も(B)、
(C)、(D)の2種型1−の混合物を、−軸押出機、
二軸押出磯等の押出機、まrこは、バンバリーミキサ−
1加圧ニーグー、二本ロール等の混練機等により、ゴム
配合物(R)とする。この際、この混合混練温度は、有
機過酸化物(D)の1()時開半減期の分解温度、具体
的には約130℃以下とするのが好ましい。−1−記混
介混線温度が、この分解温度より高い場合には、EP[
3M(r’3)が架橋して、I(脂組成物中にEPDM
(B)をゴム粒子として良好に分散させることが困難と
なる。
っぎに、スチレン系ム(脂(A)、ゴム配合物(R)、
水素添加ノブロック共重合体(E)を配合し、公知の混
合混線方式によればよい。この混合混練の際、樹脂組成
物中にゴム配合物(R)を良好に分散させ架橋させるに
は、混合混線温度を150へ7270℃の範囲で混練す
るのが好ましい。この混JiI繰作により、ム(脂組成
物中ではEPDM(B)がゴム杓子に分散し同時に架橋
され、他方、有機過酸化物(C)および多官能性単量体
(D)は分解反応して実質的に消失する。
本発明に係るO(脂組成物は、そのまま成形加工等に用
いることができる。また、他の熱可塑性樹脂、例えば、
ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリア
ミド、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンオ
キシド、熱可塑性ポリウレタン等と混合混練して、耐候
性耐WJ撃性樹脂として用いることができる。
本発明に係るO(脂組成物には、樹脂としての性質を阻
害しない種類および量の滑剤、可塑剤、離型剤、着色剤
、紫外線吸収剤、耐光性安定剤、耐熱性安定剤、難燃剤
、充填剤等の各種廿(脂漏加削を、適宜組み合わせて添
加することができる。
本発明に係るO(脂組成物は、射出成形法、押出成形法
、圧縮成形法等の各種加工方法によって目的の成形品と
され、優れた耐候性および11g7撃性が要求される用
途に使用することができる。
[発明の効果[ 本発明は、以1−説明したとおりであり、次のように特
別に顕著な効果を奏し、その産業1−の利用価値は極め
て大である。
(1)本発明に係るO(脂紹成物は、スチレン系樹脂(
A)、架橋されたEPDM、t;よび水素添加ノブロッ
ク共重合体(E)を含イi しているので、優れた耐候
性および耐衝撃性をもつ。
(2)本発明に係る樹脂組成物は、良好な成形加工性を
もち、光沢および外観が優れ、かつウェルド部の物性が
改良された成形品を得ることができる。
(3)本発明に係る樹脂組成物がら得られる成形品は、
耐衝撃性と剛性とのバランスが、極めて優れている。
[実施例−1 以下、本発明を実施例および比較例に基いて、具体的に
説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の
例に限定されるものではない。
なお、以下の例において、スチレン系樹脂(A)の比粘
度、EPDM(B)の組成、水素添加ノブ口・ツク共重
合体(E)の組成、水素添加率、および得られるム(脂
組成物のウェルド部の引張強度す;↓び耐候性は、次の
方法によって測定した。
スチレン系ム(脂(A)の比粘度ηSp:01脂(A)
のトルエン溶液(a度0.2 [1/ 10 (11)
を調製し、キャノンフェンスケ型の毛細管粘度計により
25℃の恒温槽中で、比粘度ηSllを測定した。
EPDM(B)の組成: エチレン成分およびプロピレン成分の含有率(重量%)
は核磁気共鳴法(N M R)により、非共役ジエン成
分の含有率(重量%)は赤外分光分析法(IR)により
、それぞれ測定した。
水素添加ノブロック共重合体(E)の組成および水素添
加率: スチレン重合体鎖の含6率(爪醍%)および水素添加イ
ソプレン重合体鎖の含有率(重量%)は、赤外分光分析
法(I R)により測定した。水系添加イソプレン重さ
体用の水素添加率(%)は、赤外分光分析法(I R)
により測定した。
ウェルド部の引張強度: ウェルドラインが試験片の中央部になるように、試験片
金型の両端に2点のデートを設け、射出成形した。得ら
れた試験片について、JISK7113に準拠して、ウ
ェルド部の引張強度を測定した。
また、υ(脂組成物を、1点のデートにより射出成形し
た試験片について、JIS  K7113に準拠して、
引張強度を測定した。
この両者の引張強度の比を、ウェルド部の引張試験にお
ける比強度とした。
耐候性: サンシャイン・ウェザ−、メーター(ス〃試験磯(株)
製)を使用し、43°C,降雨12分、1サイクル60
分の条件下で、成形試験片に100時間の耐候性試験を
行なった。
耐候性として、耐候性試験前後におけるアイジノ)fl
i!強度の保持率(%)を測定した。
また、以下の例において使用した各構成成分のうち、ス
チレン系O(脂(A)は第1表(こ、E P r) M
(B)は第2表に、有機過酸化物(C)は第3表に、多
官能性単電体(D)はfjS4表に、■〕記EPDM(
13)と上記有機過酸化物(C)とト記多官能性屯喰体
(D)とを配合してなるゴム配合物(R)は第5表に、
水素添加ノブロック共重合体(E)は第6表に、それぞ
れ名称、組成、性質等を記載した。
実施例1′す10、比較例トす5 第1表に記載したスチレン系O(脂(A)、m5&に記
載したゴム配合物(R>、および第6&に記載した水素
添加ノブロック共重合体(E)を、第7表に記載した組
成割合(重危部)で秤量し、タンブラ−で混合し、得ら
れた混合物を二軸押出81(プラスチック工学研究所製
、BT−40型)を用いて、シリング−温度12;0°
C1回転数15 (1rlonの条件で押し出し、ベレ
ット化した。ベレ/ト中のB磯過酸化物(C)は、この
ベレット化玉程において反応分解した。
この樹脂組成物のベレノ)から、射出成形法により、シ
リング−温度215°C1金型温度40℃の条件で、物
性測定用の試験片を成形した。成形試験片について、ア
イゾツト衝撃強度、引張強度、ウェル11部の引張強度
、および耐候性(保持率)をそれぞれ測定した。
結果を第7表に示す。
本1: l5 K6300に準拠して測定したもの。
PISl     表 第7表により、犬のことが明らかとなる。
(1)本発明に係る樹脂組成物は、EPDM(B)を架
橋しているので、優れたウェルド部の比強度を示す(実
施例トす10参照)。
他方、本発明の範囲外の樹脂組成物は、ウェルド部の比
強度が低い(比較例トす5参照)。
(2) 本発明に係る樹脂組成物は、耐衝撃性、ウェル
ド部の物性、耐候性、および成形加工性等の物性バラン
スが優れている(実施例1へ・10参照)。
出願人 三更モンサント化成株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. スチレン系樹脂(A)90〜60重量%、および、ムー
    ニー粘度が50ML_1_+_4(100℃)以上であ
    るエチレン・プロピレン・非共役ジエン共重合体ゴム(
    B)74〜99.5重量部、有機過酸化物(C)0.5
    〜6重量部および多官能性単量体(D)0〜20重量部
    を配合してなるゴム配合物(R)10〜40重量%より
    なる混合物100重量部、および、芳香族ビニル重合体
    鎖の含有率が60〜30重量%、二重結合の70%以上
    が水素添加された共役ジエン系重合体鎖の含有率が40
    〜70重量%であり、かつ、数平均分子量が10,00
    0以上である水素添加ジブロック共重合体(E)5〜1
    5重量部、を含有してなることを特徴とする耐候性耐衝
    撃性樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002309028A (ja) * 2001-04-13 2002-10-23 Jsr Corp スポンジ用ゴム組成物
JP2007256242A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Riken Keiki Co Ltd 赤外線式ガス検知器
US9700398B2 (en) 1998-08-12 2017-07-11 Maquet Cardiovascular Llc Vessel harvester

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