JPH0319706A - アンダーカット穿孔装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、基礎に形威した孔にアンダーカットを設ける
ため、ハウジングを基礎に支持し、このハウジングの案
内スリーブに軸線に平行であるが偏心させた孔を設け、
この孔内に１８０゜の角度にわたり回転可能な偏心ブッ
シュを配置し、またこの偏心ブッシュ内に切削ヘッドを
有する駆動軸を回転可能に配置し、前記案内スリーブと
前記偏心ブッシュとの間にこの案内スリーブと偏心ブッ
シュとの相対回転により緊張するトーションばねを配置
し、前記案内スリーブと前記ハウジングとの間に釈放可
能な回転阻止装置を設け、また駆動軸と偏心ブソシュと
の間に駆動装置ハウジングとこの駆動装置ハウジングに
連結した内歯歯車とによる偏心駆動装置を配置したアン
ダーカット穿孔装置に関するものである。

〔従来の技術〕

西ドイツ国特許第３９０３８８９．０号には、偏心ブッ
シュの偏心度により案内スリーブ内の孔の偏心度を決め
ることが記載されている。初期位置においては、偏心度
は互いに相殺され、案内スリーブに対する駆動軸は中心
位置に位置する。この状態において穿孔装置を孔内に導
入し、この後駆動軸を外部から駆動する。偏心駆動装置
により偏心ブンシュも回転する。案内スリーブの同時回
転は先ず釈放自在の回転阻止装置により阻止され、トー
ションばねの緊張の下に偏心ブッシュと案内スリーブと
の間の相対回転を生ずる。この偏心ブソシュの１８０゜
にわたる回転後に位置する駆動軸により孔壁に切削ヘッ
ドが食い込んで最大偏心度を生ずる。案内スリーブの回
転明止装置を解除すると、再び偏心ブッシュが回転し、
周方向のアンダーカットを行うことができる。この作業
が完了すると、トーションばねの緊張緩和により偏心ブ
ッシュに対して案内スリーブが回転する。これにより駆
動軸は再び案内スリーブに対して中心の初期位置に復帰
し、穿孔装置を孔から引き出すことができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、孔内での摩擦により案内スリーブの逆３ ４ 回転は明止さ゜れ、案内スリーブに対して駆動軸が偏心
した状態となり、半径方向に切削ヘッドが突出した状態
により、穿孔装置を孔から引き出すことができなくなる
ことが生ずる。

従って、本発明の目的は偏心ブソシュおよび案内スリー
ブが初期位置に確実に復帰することができる穿孔装置を
得るにある。

（課題を解決するための手段〕 上述の目的を達威するため、本発明アンダーカント穿孔
装置は、前記内歯歯車と駆動装置ハウジングとの間に釈
放可能な回転不能に作用する連結素子を設け、外部から
前記連結素子を釈放位置にして前記内歯歯車を移動可能
に構成したことを特徴とする。

（作用および発明の効果〕 連結素子を緩めた後には、内歯歯車を駆動装置ハウジン
グに対して回転することができる。これにより歯車ブロ
ンクを介して偏心ブッシュに連結した第２の内歯歯車が
回転される。偏心ブッシュは、高い変速比により剛体ブ
ロックとして作用する偏心駆動装置により外部から回転
ずることができる。偏心ブッシュと案内スリーブとの間
の相対回転を生ずると、ハウジングに対する案内スリー
ブの回転を確実にする。

連結素子を螺旋ばねにより構成すると、構造をコンパク
トにすることができる。螺旋ばねは軽く緩めることがで
き、この作用は相殺され、螺旋ばねの端部に回転モーメ
ントが伝達され、連結が遮断される。

〔実施例〕

次に、図面につき本発明の好適な実施例を説明する。

本発明による穿孔機は、ハウジングＩと、このハウジン
グに回転可能に配置した案内スリーブ２とを有する。こ
の案内スリーブ２は保護リング３によりハウジング１の
軸線方向に移動不能にする。

この案内スリーブ２の偏心孔に偏心ブッシュ４を回転可
能に配置する。この偏心ブッシュ４の案内スリーブ２に
対する回転は、偏心ブッシュの周囲の一部に設けた環状
溝４ａと、この環状溝４８に掛合５ ６ ずるよう案内スリーブ２に螺合させたねじ付きビン５と
により制限される。案内スリーブ２と偏心ブンシュ４と
の間にこの双方に支持したトーションばね６を配置する
。このトーションばね６は偏心ブッシュ４の案内スリー
ブ２に対する相対回転により緊張する。偏心ブッシュ４
は案内スリーブ２に設けた玉軸受７に支持する。偏心ブ
ッシュ４の偏心孔内には駆動軸８を回転可能に配置する
。

この駆動軸８の案内スリーブ２および偏心ブッシュ４か
ら突出する前端に切削ヘッド９を取付ける。

第１図に示す状態は、案内スリーブ２および偏心ブッシ
ュ４がすべて偏心した状態を示し、従って、切削ヘッド
９は案内スリーブ２の外側輪郭からはみ出ている。この
状態において既知のようにして基礎孔にアンダーカット
を設けることができる。

案内スリーブ２に対して偏心ブッシュ４は１８０°にわ
たり回転することができ、従って、偏心度は相殺するこ
とができる。従って、切削ヘッド９は案内スリーブ２に
対して中心位置をとることができ、これにより穿孔装置
を孔に対して出し入れすることかできる。切削ヘッド９
はナット１０並びに座金１ｌにより駆動軸８に固定する
ことができる。

第２図に示すように、案内スリーブ２の後方領域に歯２
ａを設ける。回転可能なつめ１２をこれら歯２ａに噛合
させる。つめ】２の一方のアームをばね１３に支持する
。つめの他方のアームを関節連結レバー１４に支持する
。この関節連結レハー１４の遊端には圧縮ばね１５を圧
着させる。第２図に示す状態では、関節連結レバー１４
がつめ１２を歯２ａに噛合させる。歯２ａの圧力は、関
節連結レバー１４を外方に突出した状態に保持し、つま
み１６を外方に押圧する。

案内スリーブ２ば、このように阻止されるだけでなく、
偏心ブッシュ４と一緒に回転ずることができる。

駆動軸８は、偏心ブッシュ４に設けた二一ドル／玉軸受
１７組立体に配置する。駆動軸８の他の軸受は駆動装置
ハウジング１９に設けた玉軸受ｌ８により行う。駆動装
置ハウジング１９は、外側部分１９ａとこの外側部分に
連結した内側部分１９ｂとにより構或する。

駆動軸８の偏心部分において、２個の歯車２０、２工に
より構成した駆動ブロックを二一ドル軸受２２により回
転自在に配置する。歯車２０は駆動装置ハウジングｌ９
の内側に設けた内歯歯車２３に噛合させる。歯車２１は
内歯歯車２４に噛合させ、この内歯歯車２４は、駆動装
置ハウジング１９内で回転自在かつボール２５、ばね２
６および窪み２４ａにより構成したばね負荷連結により
偏心ブッシュ４に連結する。

歯車２０、２１は内歯歯車２３、２４とともにいわゆる
偏心駆動装置を構戊する。これら偏心駆動装置は各歯軍
間の直径差により相当高い変速比を有する。

図示の実施例においては、この変速比は１：６００にも
達する。駆動軸８の後端には六角ヘッド８ａを設ける。

可撓軸２７をこの六角へノド８ａに連結し、回転を伝達
ずる。この可撓軸２７は外筒２８により包囲し、この外
筒２８に駆動ハウジング１９から突出する内歯歯車２３
の突出部分を差し込む。

ハウジング１と駆動装置ハウジング■９との間に案内ク
ロス２９を設ける。この案内クロスの作用は第４図に示
す。案内クロス２９の上方部分には駆動装置ハウジング
ｌ９の長手方向に延びる溝１９ｃに案内する。案内クロ
ス２９の下方部分はハウジング１に形威し溝１９ｃに対
して直交する溝１８に案内する。

これにより駆動装置ハウジング１９は、ハウジング１に
対して長手方向およびこれに直交する方向に移動するの
を阻止される。

ハウジング１と案内スリーブ２との間に螺旋ばね３０を
配置ずる。この螺旋ばね３０は、案内スリーブ２がハウ
ジング１内で回転方向にねじれることができるようにす
るものである。他の螺旋ばね３１を駆動装置ハウジング
１９と内歯歯車２３との間に配置する。この螺旋ばね３
１は、駆動装置ハウジング１９と内歯歯車２３との間の
回転不能連結をもたらすものである。螺旋ばね３１の端
部３１ａは半径方向外方に指向させ、駆動装置ハウジン
グ１９の開口１９ｄに突出させ、またこの端部３１ａに
周方向に移動可能なスライダ３２を連結する。螺旋ばね
３１はこのスライダ３２により外部から操作することが
できる。

スライダ３２を矢印Ａの方向に移動すると、螺旋ばね３
１はほどかれ、内歯歯車２３の周囲から緩むこと一　〇 １０ になる。このとき内歯歯車２３は駆動装置ハウジング１
９に対して回転することができる。スライダ３Ｉを緩め
た後、内歯歯車２３はこの歯車に連結した外筒２８によ
り外部から回転することができる。内歯歯車２３の回転
により、歯車２０、２１により構成した駆動ブロックを
介して内歯歯車２４およびこの内歯歯車に連結した偏心
ブッシュ４も回転ずることができる。

この穿孔装置の作用は以下の通りである。

先ずつまみ１６を半径方向内方に押し込み、関節連結レ
バー１４を介してつめ１２を歯２ａに噛合させる。

これにより案内スリーブ２は阻止される。このとき駆動
軸８のみが駆動され、案内スリーブ２に対して偏心ブッ
シュ４が偏心駆動される。この状態を第３図に示す。環
状溝４ａ内でねし付きビン５が図示の状態になると、偏
心ブッシュ４は案内スリーブ２を一緒に回転ずる。この
ことは、先ず図示のように外部からつめ１２を歯２ａに
掛合させることが必要になる。偏心ブソシュ４の案内ス
リーブ２に対する相対回転によりトーションばね６は緊
張ずる。これにより切削ヘッド９は中心位置から偏心位
置に達し、基礎材料に食い込むことができる。

この後つめ１２による阻止を解放すると、案内スリーブ
２および偏心ブッシュ４はともに一体に回転することが
できる。これにより切削ヘッド９は３６０゜にわたりア
ンダーカッ１・を形或ずることができる。アンダーカッ
トを完全に形成した後は抵抗がなくなり、トーションば
ね６により案内スリーブ２を偏心ブッシュに対して回転
することができる。この相対回転により切削ヘッド９は
案内スリーブ２に対して再び中心位置に移動する。

案内スリーブ２が孔に引っ掛かっていると、トーション
ばね６の力は、偏心ブッシュ４に対して案内スリーブ２
を移動させるには充分ではない。

この場合、スライダ３２の操作により螺旋ばね３１をほ
どき、内歯歯車２３と駆動装置ハウジング１９との間の
回転不能連結を打ち消すことができる。このとき外筒２
８、内歯歯車２３、歯車２０、２１および内歯歯車２４
により偏心プ・ンシュ４を外部から回転ずることができ
、これにより駆動軸８が案内スリーブ２を中心位置に配
置する。これにより偏心ブッシュ４と案内スリーブ２と
の間の相対回転を生し、案内スリーブ２は螺旋ばね３０
により同時回転を阻止される。スライダ３２を緩めると
、螺旋ばね３ｌは再び緊張し、内歯歯車２３の周りに接
触する。このようにして偏心駆動機能のための内歯歯車
２３と駆動装置ハウジング１９との間の回転不能連結が
再び回復する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による穿孔装置の好適な実施例の縦断
面図、 第２図は、第Ｆ図のＨ〜汀線上の横断面図、第３図は、
第１図の■−■線上の横断面図、第４図は、第１図のＩ
Ｖ−ｒＶ線上の横断面図、第５図は、第１図の■−■線
上の横断面図である。 １・・・ハウジング　　　２・・・案内スリーフ２ａ・
・・歯　　　　　　　３・・・保護リング４・・・偏心
ブッシュ　　５・・・わし付きピン６・・・トーション
ばね　７・・・玉軸受８・・・駆動軸　　　　　８ａ・
・・六角ヘッド９・・・切削ヘッド　　　１０・・・ナ
ット１１・・・座金　　　　　　１２・・・つめＩ３・
・・ばね　　　　　　１４・・・関節連結レバー１５・
・・圧縮ばね　　　　１６・・・つまみ１７・・・ニ一
ドル／玉軸受組立体 １８・・・玉軸受　　　　　１９・・・駆動装置ハウジ
ング２０．　２１・・・歯車　　　　２２・・・ニ一ド
ル軸受２３．　２４・・・内歯歯車　　２４ａ・・・窪
み２５・・・ボール　　　　　２６・・・ばね２７・・
・可撓軸　　　　　２８・・・外筒２９・・・案内クロ
ス　　　３０．　３１・・・螺旋ばね３２・・・スライ
ダ １３ １４ ー−一 ←一→

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、基礎に形成した孔にアンダーカットを設けるため、
   ハウジング（１）を基礎に支持し、このハウジングの案
   内スリーブ（２）に軸線に平行であるが偏心させた孔を
   設け、この孔内に１８０゜の角度にわたり回転可能な偏
   心ブッシュ（４）を配置し、またこの偏心ブッシュ（４
   ）内に切削ヘッド（９）を有する駆動軸（８）を回転可
   能に配置し、前記案内スリーブ（２）と前記偏心ブッシ
   ュ（４）との間にこの案内スリーブ（２）と偏心ブッシ
   ュ（４）との相対回転により緊張するトーションばね（
   ６）を配置し、前記案内スリーブ（２）と前記ハウジン
   グ（１）との間に釈放可能な回転阻止装置を設け、また
   駆動軸（８）と偏心ブッシュ（４）との間に駆動装置ハ
   ウジング（１９）とこの駆動装置ハウジング（１９）に
   連結した内歯歯車（２３）とによる偏心駆動装置を配置
   したアンダーカット穿孔装置において、前記内歯歯車（
   ２３）と駆動装置ハウジング（１９）との間に釈放可能
   な回転不能に作用する連結素子を設け、外部から前記連
   結素子を釈放位置にして前記内歯歯車（２３）を移動可
   能に構成したことを特徴とするアンダーカット穿孔装置
   。 ２、前記連結素子を螺旋ばね（３１）により構成した請
   求項１記載のアンダーカット穿孔装置。