JPH03185585A - Idカードの真偽判別方式及び真偽判別装置 - Google Patents

Idカードの真偽判別方式及び真偽判別装置

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JPH03185585A
JPH03185585A JP1323925A JP32392589A JPH03185585A JP H03185585 A JPH03185585 A JP H03185585A JP 1323925 A JP1323925 A JP 1323925A JP 32392589 A JP32392589 A JP 32392589A JP H03185585 A JPH03185585 A JP H03185585A
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card
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photo
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Kazushi Nagato
一志 永戸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、文字化されたパーソナルデータと、本人の
顔写真が記録されたIDカードに於て、パーソナルデー
タが顔写真で示されている人物であるか否かを判定する
IDカードの真偽判別方式及び真偽判別装置に関する。
(従来の技術) 従来IDカードは、パーソナルデータが印刷された紙あ
るいはプラスチック上に、顔写真などを合わせ、これら
を−括して、ラミネートすることによって形成していた
。IDカードは、社員証。
クレジットカード、CDカード、あるいは個人を証明す
るカードとして使用されている。IDカード内にはパー
ソナルデータとして、本人の名前。
生年月日9個人番号(社員証なら、社員番号など・・・
)更に、IDカードの発行ナンバーなどが記録されてい
る。これらのパーソナルデータは、可視化されているも
のもあるが、場合によっては磁気カードのような不可視
な状態で記録されているものもある。
従来、IDカードの使用量は、あまり多くなかったが、
最近では様々な分野に於て、IDカードが使用されるよ
うになってきた。しかし、これと同時にこれらのカード
に関する不正使用も多発するようになってきている。例
えばカードのパスワード、暗証番号などを調べだし、他
人のカードを不正に使用することなとが行なわれている
(発明が解決しようとする課題) IDカードには、パーソナルデータが記録されている他
に、本人の顔l真が記録されている。
従って、カードと本人を見比べることによって、本人が
自分自身のIDカードを使用していることが確認できる
。(なお、今後全ての場合、記録されているパーソナル
データは正しいのであると仮定した上で話を行っていく
。従って、IDカードに貼られである写真と、本人の顔
が一致していればIDカードに記録されたパーソナルデ
ータも、本人のものであるとする。)このようなIDカ
ードを使用する場合に、他人のIDカードを使用し、顔
写真だけ自分のものと貼りかえる偽造を行なう、例えば
第10図(a)の顔写真部分を切り取り、(b)のよう
に他人の写真を入れることによって、他人のパーソナル
データを悪用することが可能となる。例えばこのIDカ
ードを出退勤務システムに利用している会社があるとす
ると、この偽造したIDカードで他社内部まで浸入でき
、重要な機密情報を持ち出すことなどが可能となる。パ
ーソナルデータの偽造については、パーソナルデータが
数字、アルファベットなどで構成されているために、こ
れらの数字や文字に特殊な変換をほどこし、チエツクコ
ードなどをつくり出し、パーソナルデータ中に合わせて
入れておくため、偽造はむずかしい。しかし、顔写真に
ついては、他人の顔写真と貼り変える方法あるいは他人
の顔写真を貼った、IDカードを写真で取ってしまう方
法などによって、簡単に偽造できてしまう。本発明の目
的は、IDカードのパーソナルデータと、そこに記録さ
れている本人の顔写真が正しいものであるかを判断する
方法について示すことを本発明の目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上述した問題的を解決するために、本発明のIDカード
の読み取り方式は、パーソナルデータを読み取る手段と
、更に写真部にも記録されているデータを読みと取る手
段とを持っていることを特徴としており、これらの間の
データの関係が、規定通りのものであるかどうかを調べ
、IDカードの真偽を調べる方式である。
(作 用) このような構成に成っているために、読み取ったパーソ
ナルデータあるいはこのデータの一部又は、このパーソ
ナルデータをある一定の変換式に基づいて、得られたデ
ータなどと、写真部から読み取ったデータとを比較する
ことにより、これらが一致した場合には、このIDカー
ドは正しいカードであるとし、不一致を生じた場合には
偽造IDカードであると判別可能となる。
(実施例) O第1の実施例 以下図面を参照し、本発明の実施例について幾つか示す
。まず、本発明で使用するIDカードでは、個人によっ
て異なるデータ、つまりパーソナルデータや顔写真のデ
ータは全てプリンタで記録することを前提とする。他の
共通部分は、予め印刷で記録してあっても、個人データ
を記録する際にプリンタで同時に記録してもかまわない
第10図(a)にIDカードの代表例を示す。このID
カードでは、パーソナルデータと顔写真で構成されてい
る。まず最も簡単に考えられる偽造法は顔写真の部分を
切り取り、又はその上に他人の顔写真を貼りつけ再度写
真にとって、行う方法である(第1O図(b〉)。この
ようなIDカードを使用しても、通常のチエッカ−では
、パーソナルデータ部しかチエツクしてないために、本
ものと判定してしまう。これを防止する方法を次に示す
まず最も基本的なチエツクの方法としては、顔写真部の
チエツクも同時に行なって、少なくとも、この顔の部分
が後からはめ込まれた合成写真でないことをチエツクす
る方法である。この方法としては、チエッカ−内のセン
サで顔写真部を読み取り、プリンタで記録されたものか
、写真がはめ込まれたものであるかを判定する方法であ
る。幸いなことに本IDカードは解像度の一定なプリン
タで記録されているために、拡大してみると各画点がは
っきりと認識できる。つまりプリンタの解像度は8ドツ
ト/l−〜16ドツト/市程度であるので、約125μ
m〜62.5μm程度の画点が見えるはずである(第1
図(a)に示すように)。これに対し、顔写真の部分が
写真で記録されている場合には、これに対し、写真の銀
粒子は1μm以下の小さな粒子である。従って顔写真部
をセンサでチエツクした場合に、プリンタの解像度に相
当する画点が見えず、濃度が連続的に変化しているよう
であれば、(第1図(b)に示すように)はぼ写真を使
用したものであると考えられ、偽造IDカードであると
考えられることができる。
なお、IDカードに他人の顔写真を貼って、全体を写真
にとって、偽造IDカードを作る場合もあるので、顔写
真ばかりでなく、他のパーソナルデータの部分も、セン
サでスキャンすることにより規定どおりの解像度の画点
が観測できるか、否かによってIDカード全1体が写真
で偽造されたかの判定を行うことが可能となる。
O第2の実施例 IDカードの顔写真が他人の顔写真と入れ換えられた場
合に偽造IDカードと、判定する第2の実施例を示す。
顔写真の部分は階調性を、重視しているために、昇華性
のカラーインクを使用した、熱記録装置が、多く使用さ
れている。本発明に使用しているIDカードは、熱昇華
性インクを使用したカラープリンタで顔写真部を記録し
ているものとする。第2図にマゼンタインクの反射率を
示す。熱昇華性インクは近赤外光に対しては、はとんど
透明である。昇華性インクには染料が使用されており、
近赤外光に対しては透明だからである。従って、顔写真
の部分を、近赤外光で、走査しても、センサではほとん
ど反射光は一様となってしまう。なお、パーソナルデー
タの部分は、顔料を主体としたインクが使用されている
ために、近赤外光でも充分な吸収があるために、パーソ
ナルデータを読み取り可能である。これに対し、写真な
どを顔の部分に入れ込んで、偽造したIDカードでは、
写真部の銀が、近赤外光に対しても、充分な反射特性を
持っているために、顔写真の部分を赤外光で走査すると
信号が検出できる。つまり、顔写真の部分に写真を使用
した場合と、熱昇華性インクを使用した場合とで、近赤
外光を当てた時の反射率が全く異なっていることから、
IDカードの真偽が判定できるのである。
O第3の実施例 第2の実施例では、顔写真の部分のインクの特性と、パ
ーソナルデータ部を記録したインクの特性の違いを考慮
することによって、IDカードの真偽を判定する方法を
示したが、本実施例もこの実施例に似た方式である。例
えば顔写真の部分を記録した後に、更に特殊なパターン
を、紫外光を当てると可視光を発する様なけい光印刷に
よって印刷する方法もある。第3図にはけい光インクを
説明しである。横軸は波長たて軸は吸収又は発光強度を
表わしている。けい光インクのあるものは、第3図のよ
うに紫外光を吸収し可視光をけい光として発している。
なお図で破線で示すように、赤外域にけい光を発するイ
ンクもある。このようなインクを使用すると可視光領域
では全く見えなくなることも可能である。IDカードの
チエッカでは、紫外光を当てて、例えば可視光のけい光
パターンを読み取り、定められた位置に定められたパタ
ーンが記録されていることを確かめることで、このID
カードの真偽をチエツクすることができる。更にこの場
合にも第1の実施例などといっしょに使用し、このけい
光パターンも一定の解像度のプリンタで記録されたこと
を、チエツクすることによって、更にIDカードの真偽
性を充分に確認することが可能となる。
なお、けい光記録を行った場合には特殊な機械を使用し
なくても、紫外線の下で見ることによって、ある程度の
判定は可能である。つまり、特殊なけい光パターンが見
える場合にはある程度、本物である可能性が高い。しか
し、けい光印刷で偽造した可能性もあるので、チエッカ
によって、規定の解像度の画点が形成されているか確認
する必要がある。
O第4の実施例 今までの実施例で述べた方法では写真を使用して、偽造
を行う方法であるが、IDカードもプリンタで作成した
ものであるので、当然のことながらプリンタを使用して
の偽造も考えられないことはない。このような場合には
、まず偽造をしにくくする方法として、パーソナルデー
タ部を記録するプリンタと、顔写真を記録するプリンタ
の解像度を変えておく方法がある。当然プリンタを使用
して、偽造したIDカードであるので、第1の実施例で
示した方法で偽造を確認しようとしても、プリンタで記
録した画点が見えるので、当然水ものと判定してしまう
そこで、例えばパーソナルデータ部のプリンタの解像度
と、顔写真記録用プリンタの解像度を変化させておき、
IDカードチエッカ−のセンサで、それぞれの部分を読
み取った場合に、生ずる1つの画点の大きさの違いから
真偽を判定するのが、本発明の第2の実施例である。例
えば、第4図の示す様にパーソナルデータ部が10ドツ
ト/ +imのプリンタで記録されているとすると、約
100μ程度の画点が記録でき、また顔写真が12ドツ
ト/!111のプリンタで記録されているとすると、約
82.5μ程度の画点が記録されることになる。従って
このようにパーソナルデータ部と、顔写真部記録用のプ
リンタの解像度を変化させである場合には、パーソナル
データ部と顔写真部をセンサでチエツクした場合に、同
じ大きさの画点で記録されているとなると、偽造IDカ
ードであると判定できる。
なお、この実施例では、パーソナルデータ部用プリンタ
、顔写真記録用プリンタと、解像度の異なる2台のプリ
ンタを使用しているが、より偽造防止を考えるためには
、より多数、多種類の、プリンタを使用して、それぞれ
の解像度を変えておくことによって、偽造防止の効果を
大きくすることができる。
O第5の実施例 以上の実施例ではIDカード作成機と全く同様の解像度
を持ったプリンタ、同じ特性を持ったインクなどが、用
意できなかった場合が全て前提となっているか、これら
が用意できれば基本的には本物と同じIDカード発行器
を構成できるはずである。この様な場合に、IDカード
の真偽を判定する方法、すなわちパーソナルデータと顔
写真の人物との一致を判定する方法としては、基本的に
は顔写真の中にも、パーソナルデータ又はこの一部ある
いは、パーソナルデータより作成されるデータが記録さ
れている必要がある。
1例をあげると、第5図(a)に示すように写真データ
の中に、パーソナルデータより作成されるデータを記録
する方法である。もちろん、このデータの生成方法は、
パーソナルデータから第5図(b)のように作成し、I
Dカードの製作者以外は知らないので適当な数にするこ
とはできない。
つまり、パーソナルデータと写真中の文字を比較すると
によって、IDカードの真偽の判定が可能となるわけで
ある。ただし、もちろん、現在の写真技術や、プリント
技術を用いることによって、他人の写真を使用し、この
写真の中に同一の文字を記録して、偽造してしまう方法
もある。写真技術で作った場合には第1の実施例を使用
することで、にせものと判断することができるが、実際
のプリンタで記録された場合には、偽物と判断すること
はかなりむずかしい。
このような場合には、以下のような対応が考えられる。
例えば第5図(a)のIDカードの写真部の右上の4つ
の画点は特別な画点であり、例えば第5図(C)のよう
な重みを持っているものとする。
例えば第5図(C)のように2°と23の位置に画点が
あるとすると、これは、9を表わしている。
そこで第5図(b)で確認データを計算する場合に、更
に画像の中に隠されている数字(この場合は9である)
を、−緒に合わせて計算すれば良い。つまりIDカード
のチエツクを行う機械で、パーソナルデータと画像中に
隠された数字(文字)を読み込み計算した結果が、確認
データと一致しているか否かによってIDカードの真偽
をチエツクする。つまり写真画像を詳しく調べて、この
中からチエツク用のパターンを見つけることはかなり困
難であるので、IDカードを偽造が非常に困難となる。
また、全画素を忠実に再現できる精巧なプリンタが必要
となる。
なお第5図(C)のような方法を使用する場合には計算
に用いるデータとしては第5図(d)のように画像中に
隠されている数字だけでも充分である。
極端な場合には変換もほとんどしないで、そのまま確認
データとして出力しても良い。また確認データも、第5
図(C)に示すような方式で表示してもよい。
O第6の実施例 明らかに目に見える模様を写真の中に記録しておいたの
では、プリンタを使用することによって偽造されてしま
う。、偽造防止するためには、写真画像中に記録されて
いる文字が ■ 普通の光線状態では、人間は直接読めない。
■ 暗号化された状態で記録されており、どこに、どの
ような状態で記録されているのか、他人には判別できな
くする。
■ ■と■を合わせ、特殊な光線を使用することによっ
て、写真部の中から、暗号化された文字を読み出す。
などの方式が考えられる。
まず最も簡単な方法としては、パーソナルデータ内にあ
る文字あるいは数字から、特殊な計算式によって得られ
た文字列を、通常では、見えないインクで記録する方法
である(第3図参照)。例えば紫外光をあてると、可視
光を発生するようなけい光インクを使用することが考え
られる。また、このように可視光を発生するものでは、
ある場合には記録されていることがわかってしまう場合
もある。そこで、特に秘密を厳守したい場合には、紫外
光を与えると、赤外光のけい光を発するような、けい光
インクを使用することが望ましい。二のようにすること
によって通常の状態では、写真部に書かれた文字を認識
することはほとんど不可能である。つまり、紫外光を発
生する装置と、赤外光を認識する装置を1つの筐体の中
に持ったIDカードの読み取り装置によってその真偽の
判定が可能となるわけである。
なお、この場合にも写真部に記録される数字あるいは文
字は、数字・文字そのものでなく、ASCnなど、ある
いは特別に作った文字コード。
バーコードなどであった方が良い。文字のコード化も一
種の暗号化であるが、更により積極的に暗号化を行なっ
た方が理想的ではある。
O第7の実施例 パーソナルデータを暗号化して顔写真の中に記録する方
法の1例を示す。IDカードの顔写真は、階調性と解像
度を重視しているために、昇華性プリンタが使用されて
いる。従って各画点は例えば128階調程度のパルス幅
制御が行なわれており、1つの画点は128階調に制御
される。
そこで暗号化する方法としては、写真の中の一部分に、
パーソナルデータから得られる文字・数字列を、各画点
の濃度に置き換えて、(暗号化)して記録しておく方法
が考えられる。しかしこの方法では、インクの経時変化
や各階調間の濃度差があまりにも小さすぎることを考え
ると、採用するには、あまりにも無謀で、あほらしすぎ
て、何か考えているとは考えられない状況である。
暗号化するためには、画点があるか否かの2値の情報を
使用するのが最適である。つまり、写真の中の一部分に
、2値のパターンで、パーソナルデータあるいはその一
部又は、パーソナルデータから作成される文字・数字な
どを暗号化して記録する方法である。例えば第6図(a
)にその実施例の1つを示す。図のように写真の一部の
斜めの部分にこのデータを記録するのである。このよう
に、写真の一部に斜めにこのデータを記録しているのは
、写真画像の外縁にこのデータを入れた場合には、この
データ部だけ残して写真部だけ入れ換えられることを防
止するためである。
パーソナルデータと暗号化して、写真部の斜線領域に記
録する方式について述べる。第6図(b)がその−例で
ある。この図の4つの画点にはそれぞれの位置に応じて
2°+  21+  22+  2”の4つの重みが与
えられている。このようなパターンをIDカードの写真
中の斜線部に記録しておく。
例えば21.23の位置だけが適当な濃度で記録されて
いるとすると、23 X1+22 XO+2’×1+2
°X0−10を表わしていることになる。
また第6図(b)の斜線部で示される部分は、ダミーの
ビットであり、適当な濃度で記録されているとする。ま
たデータの記録開始位置は、予め定められているので、
この斜線部の決められた位置からデータを読み始めれば
良い。あるいは、データを書き始めであるというスター
、トコードを記録しておき、そこから確認用データが書
き込まれているとなっていてもよい。以上のようにする
ことによって、IDカードのパーソナルデータ又はその
一部あるいは、これから生成されるデータを、写真部の
一部に書き込むことができる。
なお、写真部は、Y、M、Cの3色あるいはこれに更に
黒を加えた、昇華性のインクで記録されることになる。
第6図のように写真中に書き込まれたデータは、これら
のインクのどれか1色を決めて記録しておけば良い。他
のインクは全く無秩序に分散させることによって、第6
図に示した様な斜めの確認データを書き込まれたライン
が記録される。予め何色のインクで確認データを記録し
であるのかを決めておく、あるいは、何色のデータが確
認データであるかというデータをこのデータの中に書き
込んでおく、又は各4画点毎に確認データを記録しであ
るインクの色を変えてゆくなどの方法を使用することに
よって、写真部に記録しである、確認データを読み取る
ことができる。
そして、パーソナルデータ部を読み取った結果と比較す
ることによって、このIDカードの真偽を判定すること
ができることになる。
O第8の実施例 第7の実施例の別の実施例の1つとして、IDカードの
確認用のデータは通常の顔料を用いた熱溶融性のカラー
インクで記録する方法がある。
例えば、IDカード確認用のデータをMの顔料性の熱溶
融性インクで記録する(第7図(a))。そして更にこ
の上に今度は同じMの染料性の熱昇華性インクで例えば
第7′図(b)に示した様に、全面を斜線で塗ってしま
う。つまり、このようにすることで、肉眼ではマゼンタ
の斜めのラインが確認できるだけである。ここでIDカ
ードの読み取り機で赤外光を使用すると、染料インクに
対して赤外光は透明である(第2図参照)ので、顔料イ
ンクが記録されて、斜線の下に隠されていたIDカード
、確認用のデータだけを読み取ることが可能となる。
以上、幾つかのIDカードの真偽を判別する方式につい
て示してきた。これらはいづれも読み取り装置を必要と
する方法であり、チエツクの段階によって、あるいは使
用目的の重要度によって読み取り装置の大きさや構成も
大きく異なる。最も重要な場所や、VIP級の人間の集
まるような場所へ入場する場合には、ここに示した全て
の真偽判別法を行うことはもちろん、目視によるチエツ
ク等も充分に行なわなければならない。
しかし、通常はこのような厳重なチエツクは必要無く、
簡単なチエツクだけで充分である。例えば最も多い偽造
としては、写真部に自分の写真を入れて偽造IDカード
を作る方法などが考えられる。このような場合には、本
実施例の1および2程度のチエツクでも充分に、チエツ
ク機能をはたすことが可能である。
第8図に最も簡単なIDカードの真偽判別装置を示す。
この装置は、少なくとも赤外LEDアレイ(4)と赤外
CCDアレイ(5)から構成されている。IDカード(
7〉は例えば矢印Aのような方向に動き、赤外LEDア
レイ(4)から出た赤外光はIDカード(1)に反射し
た後、赤外CCDアレイ(5)へと入射する。文字部(
3)は顔料インクで記録されているので赤外光は充分吸
収されるので、赤外CCD (5)には、文字部(3)
に記録されている文字パターンが入力される。この時赤
外CCDアレイ(5)の解像度を充分小さくしておくと
、文字部(3)を記録したプリンタの解像度が、図示し
てはないが装置内の回路によって求められる。この文字
プリンタの解像度が規定通りでない場合には、このID
カードは偽物と判定される。文字部が本物であると判定
されたIDカード(L)は、更に矢印Aの方向に移動さ
れ、写真部(2)が赤外L E D (4)の下に来る
。昇華性インクで記録された本物のIDカードであれば
写真部(2)を走査した場合には、CCDアレイセンサ
(5)には、赤外光がほとんど一様に反射して返ってく
る。従ってこの場合には本物のIDカード(1)である
と判定できる。写真部(2)を他人の写真等に入れ換え
た場合にはCCDアレイ(5)からの出力写真パターン
によって変化するので偽物のIDカードであると、すぐ
にわかる。この方式によるIDカードの真偽判定法のフ
ローチャートを図9に示す。なお、余裕のある場合には
、読み込んだ文字部(3)のパーソナルデータを計算し
、実施例の8に示した様な方法でこの計算値を予め写真
部(2)の中へ隠しておき、これらのデータを読み込ん
だ時に再びチエツクすることを行えばかなり高い精度で
、IDカードの真偽の判定ができる。
〔発明の効果〕
この発明を用いることにより、パーソナルデータと写真
入りのIDカードの偽造を困難とし、もし偽造されたI
Dカードが作られたとしても、簡単に、偽物のIDカー
ドであると判定できるIDカード判定装置を構成するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、IDカードと、本発明の第1の実施例を説明
するための図、第2図は染料インクと顔料インクの反射
特性を説明するための図、第3図は、けい光インクを使
用した場合の光の吸収と発光を説明した図、第4図は、
IDカードを2つの異なった解像度のプリンタで記録し
、場所によって規定通りの大きさの解像度になっている
か否かで、IDカードの真偽を判別する方法を説明する
ための図、第5図はパーソナルデータを用いた計算から
求めた、データを写真部分に記録しておき、IDカード
を読み込んでパーソナルデータを計算した値が、写真部
分に記録されているデータと一致するか否かによってI
Dカードの真偽を判別する方法を示す図、第6図は、確
認用のデータを写真部に記録する別の方法を示す図、第
7図は熱溶融性インクでこのデータを記録し、更に染料
である熱昇華性インクを使用して、肉眼ではこのデータ
を見えなくする方法を示す図、第8図は本発明のIDカ
ード真偽判別装置の最も簡単な例を示す図、第9図はこ
のIDカード真偽判別装置のフローチャート、第10図
はIDカード(a)とその写真部だけを入れ換えた偽造
IDカード(b)の例を示す図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パーソナルデータ、および写真データを、ドット
    プリンタで記録し、作成するIDカードに於て、少なく
    とも写真データ部の画点の主走査方向又は副走査方向の
    画点の濃度変化を調べ、この周期が、写真データを記録
    したプリンタの解像度と一致した場合には、真のIDカ
    ードであり、一致しない場合には、偽のIDカードであ
    ると判別する、IDカードの真偽判別方式。
  2. (2)解像度が、IDカードを作成したプリンタの最小
    解像度より、更に細かく解像できる性能を持った、光検
    出器を持つことを特徴とする請求項1記載のIDカード
    の真偽判別方式を使用した、IDカード真偽判別装置。
  3. (3)少なくとも写真データを昇華性染料を使用した、
    いわゆる熱昇華記録によって形成したIDカードの場合
    には、近赤外光と、近赤外光に反応して出力を生ずる光
    検出器の組合わせにより、写真データ部での反射光がほ
    ぼ一様でない場合には、偽のIDカードであると判別す
    るIDカードの真偽判別方式。
  4. (4)IDカードの様々な部分を解像度の異なるいくつ
    かのプリンタで記録し、IDカードを読み取った場合に
    、それぞれの部分が、それぞれのプリンタの解像度と一
    致しているかを調べ、少なくとも一箇所以上で一致が得
    られている場合にそのIDカードは偽物でない可能性が
    あると判断するIDカードの真偽判別方式。
  5. (5)パーソナルデータを特別な変換式に基づいて変換
    し、写真データ部に、この変換に基づいた結果を記録し
    ておき、IDカードのパーソナルデータを読み取った場
    合に、予めわかっている変換式に基づいて変換し、その
    データと写真部から読み取ったデータが一致しているこ
    とによって、真のIDカードであると判別するIDカー
    ドの真偽判別方式。
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Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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