JPH03183297A - 地図情報提供システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［概要］ 自動車電話網を利用して移動機にその移動機が位置する
地域周辺の地図情報を提供する地図情報提供装置に関し
。

自動車電話網の移動機が自分の位置する地域周辺の地図
情報を、現に自分の位置している場所を知らなくとも、
提供を受けることのできるような装置を新たに提供する
ことを目的とし、自動車電話網において、移動機には、
地図情報の提供を要求する地図情報要求信号を無線回線
を介して固定局側装置に送出する地図情報要求手段と、
受信した地図情報を画面上に視覚表示する表示手段とが
設けられ、固定局側装置には、地図情報要求信号の受信
に応答して、当該移動機が在圏するゾーン周辺の地図情
報をその移動機に送出する地図情報送出手段が設けられ
たことを特徴とする。

［産業上の利用分野］ 本発明は、自動車電話網を利用して移動機にその移動機
が位置する地域周辺の地図情報を提供する地図情報提供
装置に関する。

［従来の技術及び発明が解決しようとする課題］自動車
を運転すると、不案内な地域では自分が何処を走ってい
るのか分からなくなることは度々経験するところである
。この場合、道路マツプを見て自分がいる場所を確認す
ることになるが、道路マツプがなかったり、あるいはあ
ったとしてもそのマツプのどのページを見てよいのか判
断が難しかったりすることもしばしば経験するところで
ある。

自分の位置する場所を知る方法として、車１１ｉ’１の
ナビゲーションシステムも多々開発されているが、これ
らが概して高価である。

一方、最近は自動車電話網の晋及が目覚ましく、このシ
ステムを利用して地図情報の提供が可能になれば非常に
便利であるが、現在のところ、そのようなシステムは知
られていない。

したがって本発明の目的は、自動車電話網の移動機が自
分の位置する地域周辺の地図情報を、現に自分の位置し
ている場所を知らなくとも、提供を受けることのできる
ような装置を新たに提供することにある。

［課題を解決するための手段Ｊ 第１図は本発明に係る原理説明図である。

本発明に係る自動車電話網を利用した地図情報提供装置
は、自動車電話網において、移動機５１には、地図情報
の提供を要求する地図情報要求信号を無線回線を介して
固定局側装置５２に送出する地図情報要求手段５３と、
受信した地図情報を画面上に視覚表示する表示手段５４
とが設けられ、固定局側装置５２には、地図情報要求信
号の受信に応答して、当該移動機が在圏するゾーン周辺
の地図情報を移動機に送出する地図情報送出手段５５が
設けられたことを特徴とする。

Ｅ作用］ 移動機５１側で地図情報の提供を受けたい時には、地図
情報要求手段５３により固定局側装置５２側に地図情報
要求信号を送出する。

固定局側装置５２側は、この地図情報要求信号を受ける
と、移動機５１が接続された無線基地局番号などから移
動機５１の在圏する地域を認識し、地図情報送出手段５
５で当該地域の地図情報を選択してその移動機５１に送
る。

移動機５１はこの地図情報を受信すると、これを表示手
段５４の画面上に映し出す。

［実施例Ｊ 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

本発明の一実施例としての地図情報提供装置が適用され
る自動車電話網が第２図に示される。図中、１は移動通
信網と一般公衆電話網との結合を行う統括局であり、無
線回線制御局あるいは自動車電話交換局などがこれに相
当する。２■〜２＠は無線基地局であり、それぞれ統括
局Ｉに接続される。この統括局ｌおよび無線基地局２■
〜２＠が固定局側となる。

３は自動車等に搭載される移動機であり、基地局２■〜
２＠の無線ゾーンの何れかに在圏して、無線回線を介し
てその在圏ゾーンの基地局と接続される。

この統括局ｌおよび無線基地局２の一層詳細な構成例が
第３図に示される。第３図において、統括局ｌは、地図
情報データ装置ｌｌ、通話路装置１２、通話保留装置１
３、通話制御装置１４、発着制御装置１５などを含み構
成される。通話路装置１２は一般公衆電話の通話回線と
基地局への通話回線との接続を行う装置であり、通話保
留装置１３は一般公衆電話回線側の通話回線を統括局ｌ
において保留する装置である。

地図情報データ装ａｌｌは基地局側への通話回線に地図
情報データを挿入して送る装置である。

この地図情報としては、統括局ｌに接続されている各基
地局２■〜２＠の周辺地域の地図情報がそれぞれ用意さ
れる。

通話制御装置１４はこれら地図情報データ装置ｌｌ、通
話路装置１２、通話保留装置１３などの制御を行う装置
であり、発着制御装置１５とも接続され、これから制御
情報を得ることができるようになっている。発着制御装
置１５は制御回線を介して一般電話網側および基地局側
と発着信等に関する各種の制御情報の授受を行う。

また無線基地局２は、基地局制御装置２１．通話用送受
信機２２．制御用送受信機２３、アンテナ共用装置２４
等を含み構成される公知構成のものである。

無線基地局２と移動機３の間の無線回線は、般に知られ
ているように、通話情報を送るための通話チャネルと、
制御情報を送るための制御チャネルとからなる。

移動機３は無線回線の制御チャネルを介して基地局側に
地図情報接続要求信号を送出する機能を備えており、ま
たこの地図情報接続要求に応じて受信した地図情報デー
タに基づき画面上に地図を視覚表示するためのデイスプ
レィ装置を備えている。

以下にこの実施例装置を用いて移動機３に地図情報を提
供する仕方が説明される。

まず、この自動車電話網の一般的な接続動作について述
べる。移動機３は、電源がオンにされると、無線回線の
制御チャネルをスキャンし、最強の受信レベルとなる制
御チャネルを捕捉する。そしてこの制（卸チャネルに対
応した基地局２　Ｉｌｌから自分が在圏するゾーンの位
置情報を報知される。

この位置情報が自分が既に保持していた位置情報と異な
る場合には位置登録を行い、この位置登録情報は統括局
ｌ側に保持される。

自動型電話加入者がオフフックして相手先の電話番号を
ダイヤルすると、移動機３から基地局２へ接続要求信号
が発される。すると統括局１はこの接続要求信号を基地
局２を経由で受信して加入者管理ファイルをチエツクし
、その結果、ＯＫであれば通話チャネルを割り当てて固
定電話網へ交換を接続する。

次に移動機３から基地局２側に対して地図情報の提供を
要求する場合の動作を説明する。

移動機３のユーザーがその在圏する地域周辺の地図情報
の提供を受けたい時には、無線回線の制御チャネルを介
して基地局２側に地図情報接続要求信号を送信する。こ
の地図情報接続要求信号は移動機３が在圏するゾーンの
基地局２を経由して統括局Ｉに送られれる。

統括局ｌはこの地図情報接続要求信号を受信すると、加
入者管理ファイルをチエツクし、その結果、接続に問題
がなければ、通話チャネルを割り当てる。

この場合、統括局ｌは移動機３がどの基地局に接続され
たかを知っているので、移動機３が在圏する地域を認識
することができ、この在圏位置情報を通話制御装置１４
経出で地図情報データ装置１１に与えることができる。

地図情報データ装置１１は、通話制御装置１４の制御下
に、移動機３が在圏するゾーンの基地局周辺の地図情報
を選択し、前述の割り当てられた通話チャネルに挿入し
、この通話チャネルを介して基地局２から移動機３に送
出する。

移動機３は地図情報を通話チャネル経由で受信すると、
これをデイスプレィ装置の画面−ヒに道路地図として映
し出す。

次に移動機３が通話中に地図情報を必要として、地図情
報接続要求信号を基地局側に送った場合の動作について
述べる。

移動機３は通話中に、制御チャネルにより基地局２経由
で地図情報接続要求信号を統括局ｌに送る。すると統括
局１は移動機３と通話中の通話相手の通話を通話保留装
置１３で一時的に保留し、地図情報データ装置１１から
使用中の通話チャネル経由で移動機在圏地域の地図情報
を移動機３に送出する。

移動機３はこの地図情報を受信すると、これをデイスプ
レィ装置に映し出す。

統括局ｌは地図情報データを送出後、通話制御装置１４
の制御下に通話保留装置１３による保留を解除して、移
動機３とその通話相手を元の通話状態に戻す。

なお、この実施例において、通話中に地図情報の提供を
受けた移動機３が、そのまま他の基地局ゾーンに移動し
てしまったような場合、既に提供を受けた地図情報を移
動先ゾーンのものに改めることがより適切である。この
方法としては、移動機３側から地図情報接続要求信号を
再び送出してもよいし、あるいは統括局ｌが基地局ゾー
ンの切替えを検知してその移動先ゾーンの地図情報を自
動的に移動機３に送るなどしてもよい。

本発明の実施にあたっては種々の変形形態が可能である
。例えば上述の実施例では、地図情報データ装置を無線
回線制御局あ゛るいは自動車電話交換局等の統括局側に
設置したが、本発明はこれに限られるものではなく、例
えば無線基地局側にその地区の地図情報を保持する地図
情報データ装置を設置し、この無線基地局から直接に移
動機に地図情報を送出するように構成することも可能で
ある。

このように無線基地局に地図情報データ装置を設置した
場合のシステム構成が第４図に示される。これは、図示
の如く、基地局の通話用送信機２２の通話チャネルに地
図情報データ装置２５から地図情報を挿入して、これを
移動機３側に送るように構成され、この地図情報データ
装置２５の制御は、統括局１側の通話制御装置１４によ
り行われる。

また上述の実施例では、地図情報を通話チャネルを介し
て移動機側に送るように構成したが、本発明はこれに限
られるものではなく、制御チャネルを用いて送るように
することも可能である。ただし、この場合、制御チャネ
ルの伝送容量は通話チャネルの伝送容量よりも小さいの
で、地図情報伝送に要する時間は長くなる。

さらに、上述の実施例では、どの地域の地図情報を送る
か決定するための移動機在圏ゾーンの識別を、当該移動
機がどの無線基地局に接続されたかを検知することによ
り行っているが、本発明はこれに限られるものではなく
、例えば位置登録の情報を利用し、移動機が在圏する地
域を位置登録情報から推定することも可能である。

［発明の効果］ 本発明によれば、移動機が位置する地域周辺の地図情報
を必要な時に自動車電話網を利用して自動的に移動機側
に提供することができるようになる。特にこの方式は、
移動機側が自分が現在どの地域に位置しているのかを認
識していなくとも。

単に地図情報の要求を行えば、自動的にその周辺地域の
地図が送られてくるものであるから、大変に便利なもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る原理説明図、 第２図は本発明の一実施例としての地図情報提供装置が
適用される自動車電話網の全体構成を示すブロック図、 第３図は第２図の実施例システムにおける統括局と無線
基地局の一層詳細な構成例を示すブロック図、および、 第４図は本発明の変形例としての地図情報提供装置を示
すブロック図である。 図において、 １・・・統括局 ２．２■〜２■・・・無線基地局 ３・・・移動局 １１．２５・・・地図情報データ装置 １２・・・通話路装置 １３・・・通話保留装置 ｉ４・・・通話制御装置 １５・・・発着制御装置 ２１・・・基地局制御装置 ２２・・・通話用送受信機 ２３・・・制御用送受信機 ２４・・・アンテナ共用装置

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、自動車電話網において、 移動機（５１）には、 地図情報の提供を要求する地図情報要求信号を無線回線
   を介して固定局側装置に送出する地図情報要求手段（５
   ３）と、 受信した地図情報を画面上に視覚表示する表示手段（５
   ４）とが設けられ、 固定局側装置（５２）には、 該地図情報要求信号の受信に応答して、当該移動機（５
   １）が在圏するゾーン周辺の地図情報を該移動機（５１
   ）に送出する地図情報送出手段（５５）が設けられたこ
   とを特徴とする自動車電話網を利用した地図情報提供装
   置。 ２、固定局側装置（５２）では、統括局に地図情報送出
   手段が設けられ、この統括局から無線基地局を経由して
   地図情報を移動機に送出するように構成された請求項１
   記載の自動車電話網を利用した地図情報提供装置。