JPH03170678A - 反応容器のクリーニング方法 - Google Patents
反応容器のクリーニング方法Info
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- JPH03170678A JPH03170678A JP31030889A JP31030889A JPH03170678A JP H03170678 A JPH03170678 A JP H03170678A JP 31030889 A JP31030889 A JP 31030889A JP 31030889 A JP31030889 A JP 31030889A JP H03170678 A JPH03170678 A JP H03170678A
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- Chemical Vapour Deposition (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[概要]
大容量のプラズマCVD装置等の反応容器のクリーニン
グ方法に関し、 効率良くプラズマCVD装置等のの大容量の反応容器を
クリーニングすることのできる反応容器のクリーニング
方法を提供することを目的とし、大容量の反応容器にク
リーニングガスを導入し、主として第1の圧力でクリー
ニングガスのプラズマを発生させてクリーニングを行う
第1の工程と、該大容量反応容器にクリーニングガスを
導入し、主として該第1の圧力と異なる第2の圧力でク
リーニングガスのプラズマを発生させてクリーニングを
行う第2の工程とを有するように構成する.[産業上の
利用分野〕 本発明は化学気相堆積(CVD)装置等の反応容器のク
リーニング方法に関し、特に大容量のプラズマCVD!
A置等の反応容器のクリーニング方法に関する. 最近、大量処理を目指した大容量の反応容器(チャンバ
ー)を有するCVD装置等が出現している.ここに、大
容量とは1辺が約50clを越えるような大きさを言い
、典型的には1辺ないし直径が1m程度ないしそれ以上
のものである.[従来の技術] 化学気相堆積(chenical vapor dep
isition,CVD)には熱によって原科ガスを分
解・反応させる熱分解CVDとプラズマによって原料ガ
スを分解・反応させるプラズマCVDとがある.反応室
ないしは膜生成室となるチャンバーにガス導入手段と排
気手段が設けられ、.原料ガス(および必要に応じて雰
囲気ガス〉を所定圧力導入し、熱またはプラズマによっ
て分解・反応させ、基板上に膜を堆積させる.堆積させ
る膜は、たとえば多結晶シリコン(アモルファスシリコ
ン)、シリコン酸化物(SiO .ないしSighシリ
コン窒X 化物(Si3N4ないしS i N xまたはSiN)
,シリコン酸化窒化物(SixN,またはSiO N
)等である. 生成物は、ウェーハ、リードフレーム、半導体チップを
搭載したリードフレーム等の基板(#i積の下地となる
ものを基板と呼ぶ)の上のみでなく、治具、チャンバー
内壁等のチャンバー内部にも付着する.特に、SiO。
グ方法に関し、 効率良くプラズマCVD装置等のの大容量の反応容器を
クリーニングすることのできる反応容器のクリーニング
方法を提供することを目的とし、大容量の反応容器にク
リーニングガスを導入し、主として第1の圧力でクリー
ニングガスのプラズマを発生させてクリーニングを行う
第1の工程と、該大容量反応容器にクリーニングガスを
導入し、主として該第1の圧力と異なる第2の圧力でク
リーニングガスのプラズマを発生させてクリーニングを
行う第2の工程とを有するように構成する.[産業上の
利用分野〕 本発明は化学気相堆積(CVD)装置等の反応容器のク
リーニング方法に関し、特に大容量のプラズマCVD!
A置等の反応容器のクリーニング方法に関する. 最近、大量処理を目指した大容量の反応容器(チャンバ
ー)を有するCVD装置等が出現している.ここに、大
容量とは1辺が約50clを越えるような大きさを言い
、典型的には1辺ないし直径が1m程度ないしそれ以上
のものである.[従来の技術] 化学気相堆積(chenical vapor dep
isition,CVD)には熱によって原科ガスを分
解・反応させる熱分解CVDとプラズマによって原料ガ
スを分解・反応させるプラズマCVDとがある.反応室
ないしは膜生成室となるチャンバーにガス導入手段と排
気手段が設けられ、.原料ガス(および必要に応じて雰
囲気ガス〉を所定圧力導入し、熱またはプラズマによっ
て分解・反応させ、基板上に膜を堆積させる.堆積させ
る膜は、たとえば多結晶シリコン(アモルファスシリコ
ン)、シリコン酸化物(SiO .ないしSighシリ
コン窒X 化物(Si3N4ないしS i N xまたはSiN)
,シリコン酸化窒化物(SixN,またはSiO N
)等である. 生成物は、ウェーハ、リードフレーム、半導体チップを
搭載したリードフレーム等の基板(#i積の下地となる
ものを基板と呼ぶ)の上のみでなく、治具、チャンバー
内壁等のチャンバー内部にも付着する.特に、SiO。
, SiN, SiON等の付着は、ある程度以上の厚
さになるとフレーク状にilIiliI Lて基板上等
にはらはらと落下する.このため、正常にCVDを行う
ためには適宜にチャンバー内部をクリーニングする必要
がある. プラズマCVD装置の場合、クリーニングは一般的にク
リーニングガス、たとえばCF4、SF。、02Fθ、
NF3等をチャンバーに流し、プラズマを発生させてク
リーニングを行う.プラズマ発生用N Nは、チャンバ
ーが小型の場合には、チャンバー外醐に設けられたコイ
ルの場合もあるが、大容量チャンバーの場合は、ほとん
どチャンバー内に設けられている. クリーニングガスを用いてプラズマCVD装置をクリー
ニングする場合、チャンバーの容量が大きくなると、ク
リーニングすべき対象面積が増大し、クリーニング能力
が低下する.いわゆるローディング効果である.すなわ
ち、チャンバーの容量が大きくなるにつれて、ローデ,
イング効果によりクリーニングタイムが増加する.この
ため、スループットが低下する.さらに、チャンバーが
大容量化すると、クリーニングガスを用いた従来のクリ
ーニング方法でチャンバー全体をクリーニングすること
がさらに困難になる. [発明が解決しようとする課題] 以上説明したように、反応容器が大容量化すると、従来
のクリーニング、ガスによるクリーニング方法でクリー
ニングを行うことは困難になった.この点を解決するた
めに、高周波電力を増大させたクリーニングや、クリー
ニングガスの流量を増大させたクリーニングを試みた.
m々の変更、改良を試みたが、その結果は末だ満足でき
るものではなかった. 本発明の目的は、効率良く大容量反応容器をクリーニン
グすることのできるクリーニング方法を提供することで
ある. [課題を解決するための手f!1 クリーニングガスのプラズマを用いたクリーニングにお
いては、ガス圧によってクリーニング率の高いgn域が
変化することが分かった.ガス圧を変えてクリーニング
を行うことによって、大容量の反応容器をクリーニング
する. 第1図(A)、(B)は本発明の原理説明図である.図
において、大容量の反応容器1は、治具や電極等の内部
構造体2を収容し、ガス導入手段3、排気手段4を備え
ている.また、チャンバー1には13.56HH’lの
ようなプラズマ発生用電源5と内部のガス圧を測定する
圧力計6を備えている. まず、クリーニングガスをガス導入手段3がら導入し、
圧力を第1の圧力にする.電源5から電力を供給して第
1の圧力でのプラズマ7を発生させる.この第1の圧力
でのプラズマは、たとえば内部楕造体2を主としてエッ
チングするものである, 次に、クリーニングガスを導入して第2の圧力にする.
電源5からプラズマ発生用電力を供給して第2の圧力で
のプラズマ8を発生させる.この第2の圧力でのプラズ
マ8は、第1の圧力でのプラズマ7と異なるものであり
、たとえは、チャンバー1の内壁から内部構造体2の周
辺部を主としてエッチングするものである. [作用] ガス分子は、一定の圧力の下で一定の平均自由行程を有
ずる.大容量の反応容器1が大容量化すると、チャンバ
ー1の大きさが平均自由行程に比べて大きくなる。電極
等は、内部構造木2内に装填した基板上に堆積膜を生戊
するのに都合の良いように配置されている.クリーニン
グ時に、ある圧力を選んでクリーニングガスによるクリ
ーニングを行うと、堆積時とほぼ同様な部分についてク
リーニングを適性に行うことはできるが、チャンバー1
が大きいと、チャンバー内壁等の離れた部分のクリーニ
ングを効果的に行うことが困難になる.ガス圧を変える
と平均自由行程も変わり、クリーニングガスによるエッ
チング特性も変化する.チャンバー1の内壁を十分クリ
ーニングできるような別の圧力を選んで、たとえばチャ
ンバー1の内壁から内部楕逍体20周辺部までのクリー
ニングを行えば、第1の圧力でのクリーニングでは十分
クリーニングできなかった部分がクリーニングできる このように、主として少なくとも2つの異なる圧力でク
リーニングを行うことによって、大容量の反応容器チャ
ンバーのクリーニングを好適に行うことが可能となる. [実總例] 本発明の実施例を第2図(A)、(B)を参照して説明
する. まず、第2図(A)を参照すると、プラズマCVD装置
は、大容量のチャンバー11を有し、その内に内部m造
体12を収容している.内部梢遣体l2は、接地電位2
4に接続された接地電極22と高周波な源15に接続さ
れた高周波電極23とを含む.基板栽置用の治具は、こ
れらの電極と一体化して設けても良いし、別体として設
けても良い.チャンバー11には、第1のガスを導入す
る第1ガス導入口13および第2のガスを導入する第2
ガス導入口21、および真空排気系14が接続されてい
る.また、真空計16がチャンバー11内の圧力(真空
度)をモニタする.基板上に膜を生成する時は、原料ガ
スを、たとえば第2のガスとして導入口21より導入し
、高周波電源15から電力を供給して接地’;a極22
と高周波電極23との間に高周波電界を印加し、プラズ
マ17を発生させて基板上にCVD膜を堆積する. チャンバー11の内壁等にCVDMが堆積し、ある程度
の厚さになった時には、以下のようにクリーニングを行
う. まず、チャンバー11を気密状態にして予備排気を行う
.次に、クリーニングガスを、たとえば第1のガスとし
て導入口13から導入し、以下、高圧と呼ぶ堆積時と同
等の圧力にする.高周波電源15から高周波電力を供給
する.すると、接地電極22と高周波電極23との対向
電極界に高周波電界が発生し、クリーニングガスがイオ
ン化し、プラズマ17が発生する,CVD生成時と同等
に、内部構造体12を含む空間内に十分強いクリーニン
グガスのプラズマが発生すると、主として内部横道体1
2を含む領域がエッチングされる.内部構造体12を含
む領域をよくエッチングできる状態では、クリーニング
ガスのガス分子の平均自由行程Cよ、チャンバー11の
内壁に到達する程は十分大きくない.このため、チャン
バー11の内壁に近い部分に堆積した膜はなかなかクリ
ーニングされない.内部構造体12の部分のクリーニン
グが十分行われたならば、排気を行ってチャンバー11
内を高い真空度にする. 次に、クリーニングガスを再び導入口13から導入し、
前述の圧力よりも低い圧力である低圧に保つ.高周波電
[15から接地@.極22、高周波電極23間に高周波
電力を供給し、vh極間に高周波電界を発生させる.す
ると、低圧でのプラズマ18が発生する.このプラズマ
は、平均自由行程が長くなっているのでチャンバー11
の内壁部分をよくクリーニングすることのできるプラズ
マである.すなわち、低圧においては、ガス分子の平均
自由行程が長くなり、電極間でイオン化されたプラズマ
分子がよくチャンバー11の内壁まで到達することがで
きる. このようにして、チャンバー11の内壁およびその周辺
部がよくクリーニングされたならば、高周波電力をオフ
し、クリーニングを終了する.プラズマCVDチャンバ
ーに堆積した膜が、Si0 2 、SiON, SiN
等である場合、クリーニングガスとしてはCF4、S
l” 8、C2F8、NFS等を用いることが゛できる
.チャンバー11は、たとえばステンレス製である. 電極22、23は、たとえば、ステンレス、カーホン、
コーティングを施したステンレスやカーボン等で形或さ
れる.高周波電源15は、たとえば1 3 . 5 6
f4Hzの高周波電源である.なお、高圧でのクリーニ
ングに引き続き低圧でのクリーニングを行う場合を説明
したが、クリーニングガスの圧力変化の態様は、上述の
ものに限らない。
さになるとフレーク状にilIiliI Lて基板上等
にはらはらと落下する.このため、正常にCVDを行う
ためには適宜にチャンバー内部をクリーニングする必要
がある. プラズマCVD装置の場合、クリーニングは一般的にク
リーニングガス、たとえばCF4、SF。、02Fθ、
NF3等をチャンバーに流し、プラズマを発生させてク
リーニングを行う.プラズマ発生用N Nは、チャンバ
ーが小型の場合には、チャンバー外醐に設けられたコイ
ルの場合もあるが、大容量チャンバーの場合は、ほとん
どチャンバー内に設けられている. クリーニングガスを用いてプラズマCVD装置をクリー
ニングする場合、チャンバーの容量が大きくなると、ク
リーニングすべき対象面積が増大し、クリーニング能力
が低下する.いわゆるローディング効果である.すなわ
ち、チャンバーの容量が大きくなるにつれて、ローデ,
イング効果によりクリーニングタイムが増加する.この
ため、スループットが低下する.さらに、チャンバーが
大容量化すると、クリーニングガスを用いた従来のクリ
ーニング方法でチャンバー全体をクリーニングすること
がさらに困難になる. [発明が解決しようとする課題] 以上説明したように、反応容器が大容量化すると、従来
のクリーニング、ガスによるクリーニング方法でクリー
ニングを行うことは困難になった.この点を解決するた
めに、高周波電力を増大させたクリーニングや、クリー
ニングガスの流量を増大させたクリーニングを試みた.
m々の変更、改良を試みたが、その結果は末だ満足でき
るものではなかった. 本発明の目的は、効率良く大容量反応容器をクリーニン
グすることのできるクリーニング方法を提供することで
ある. [課題を解決するための手f!1 クリーニングガスのプラズマを用いたクリーニングにお
いては、ガス圧によってクリーニング率の高いgn域が
変化することが分かった.ガス圧を変えてクリーニング
を行うことによって、大容量の反応容器をクリーニング
する. 第1図(A)、(B)は本発明の原理説明図である.図
において、大容量の反応容器1は、治具や電極等の内部
構造体2を収容し、ガス導入手段3、排気手段4を備え
ている.また、チャンバー1には13.56HH’lの
ようなプラズマ発生用電源5と内部のガス圧を測定する
圧力計6を備えている. まず、クリーニングガスをガス導入手段3がら導入し、
圧力を第1の圧力にする.電源5から電力を供給して第
1の圧力でのプラズマ7を発生させる.この第1の圧力
でのプラズマは、たとえば内部楕造体2を主としてエッ
チングするものである, 次に、クリーニングガスを導入して第2の圧力にする.
電源5からプラズマ発生用電力を供給して第2の圧力で
のプラズマ8を発生させる.この第2の圧力でのプラズ
マ8は、第1の圧力でのプラズマ7と異なるものであり
、たとえは、チャンバー1の内壁から内部構造体2の周
辺部を主としてエッチングするものである. [作用] ガス分子は、一定の圧力の下で一定の平均自由行程を有
ずる.大容量の反応容器1が大容量化すると、チャンバ
ー1の大きさが平均自由行程に比べて大きくなる。電極
等は、内部構造木2内に装填した基板上に堆積膜を生戊
するのに都合の良いように配置されている.クリーニン
グ時に、ある圧力を選んでクリーニングガスによるクリ
ーニングを行うと、堆積時とほぼ同様な部分についてク
リーニングを適性に行うことはできるが、チャンバー1
が大きいと、チャンバー内壁等の離れた部分のクリーニ
ングを効果的に行うことが困難になる.ガス圧を変える
と平均自由行程も変わり、クリーニングガスによるエッ
チング特性も変化する.チャンバー1の内壁を十分クリ
ーニングできるような別の圧力を選んで、たとえばチャ
ンバー1の内壁から内部楕逍体20周辺部までのクリー
ニングを行えば、第1の圧力でのクリーニングでは十分
クリーニングできなかった部分がクリーニングできる このように、主として少なくとも2つの異なる圧力でク
リーニングを行うことによって、大容量の反応容器チャ
ンバーのクリーニングを好適に行うことが可能となる. [実總例] 本発明の実施例を第2図(A)、(B)を参照して説明
する. まず、第2図(A)を参照すると、プラズマCVD装置
は、大容量のチャンバー11を有し、その内に内部m造
体12を収容している.内部梢遣体l2は、接地電位2
4に接続された接地電極22と高周波な源15に接続さ
れた高周波電極23とを含む.基板栽置用の治具は、こ
れらの電極と一体化して設けても良いし、別体として設
けても良い.チャンバー11には、第1のガスを導入す
る第1ガス導入口13および第2のガスを導入する第2
ガス導入口21、および真空排気系14が接続されてい
る.また、真空計16がチャンバー11内の圧力(真空
度)をモニタする.基板上に膜を生成する時は、原料ガ
スを、たとえば第2のガスとして導入口21より導入し
、高周波電源15から電力を供給して接地’;a極22
と高周波電極23との間に高周波電界を印加し、プラズ
マ17を発生させて基板上にCVD膜を堆積する. チャンバー11の内壁等にCVDMが堆積し、ある程度
の厚さになった時には、以下のようにクリーニングを行
う. まず、チャンバー11を気密状態にして予備排気を行う
.次に、クリーニングガスを、たとえば第1のガスとし
て導入口13から導入し、以下、高圧と呼ぶ堆積時と同
等の圧力にする.高周波電源15から高周波電力を供給
する.すると、接地電極22と高周波電極23との対向
電極界に高周波電界が発生し、クリーニングガスがイオ
ン化し、プラズマ17が発生する,CVD生成時と同等
に、内部構造体12を含む空間内に十分強いクリーニン
グガスのプラズマが発生すると、主として内部横道体1
2を含む領域がエッチングされる.内部構造体12を含
む領域をよくエッチングできる状態では、クリーニング
ガスのガス分子の平均自由行程Cよ、チャンバー11の
内壁に到達する程は十分大きくない.このため、チャン
バー11の内壁に近い部分に堆積した膜はなかなかクリ
ーニングされない.内部構造体12の部分のクリーニン
グが十分行われたならば、排気を行ってチャンバー11
内を高い真空度にする. 次に、クリーニングガスを再び導入口13から導入し、
前述の圧力よりも低い圧力である低圧に保つ.高周波電
[15から接地@.極22、高周波電極23間に高周波
電力を供給し、vh極間に高周波電界を発生させる.す
ると、低圧でのプラズマ18が発生する.このプラズマ
は、平均自由行程が長くなっているのでチャンバー11
の内壁部分をよくクリーニングすることのできるプラズ
マである.すなわち、低圧においては、ガス分子の平均
自由行程が長くなり、電極間でイオン化されたプラズマ
分子がよくチャンバー11の内壁まで到達することがで
きる. このようにして、チャンバー11の内壁およびその周辺
部がよくクリーニングされたならば、高周波電力をオフ
し、クリーニングを終了する.プラズマCVDチャンバ
ーに堆積した膜が、Si0 2 、SiON, SiN
等である場合、クリーニングガスとしてはCF4、S
l” 8、C2F8、NFS等を用いることが゛できる
.チャンバー11は、たとえばステンレス製である. 電極22、23は、たとえば、ステンレス、カーホン、
コーティングを施したステンレスやカーボン等で形或さ
れる.高周波電源15は、たとえば1 3 . 5 6
f4Hzの高周波電源である.なお、高圧でのクリーニ
ングに引き続き低圧でのクリーニングを行う場合を説明
したが、クリーニングガスの圧力変化の態様は、上述の
ものに限らない。
第3図(A)〜(D)はクリーニングガスの圧力変化の
n様を示すグラフである. 第3図(A>は、上述した高圧と低圧の2段階゜のり替
え型の圧力変化を示す.なお、高圧でのクリーニングC
1と低圧での02の順序を反転させてもよい.また、両
端にある高圧部分は常圧に開放した状態を示す. 第3図(B)は、3段階以上の多段階切り替え型の圧力
変化を示す.図においては、第Iに高圧でのクリーニン
グC3を行い、次に高圧よりも低い中圧でのクリーニン
グC4を行い、続いて中圧よりもさらに低い低圧でのク
リーニングC5を行う.なお、ここでさらに段数を増加
してもよいことは自明であろう. 第3図(C)は圧力を連続的に変化させたクリーニング
のモードを示す.予備排気後まず高圧の状態にし、プラ
ズマを発生してクリーニングを開始する.その後次第に
クリーニングガスの圧力を低下させて、全体がクリーニ
ングされたらばクリーニングを終了させる. 第3図(B)、(C)の圧力変化を反転させてもよいこ
とは自明であろう. 第3図(D>は上に述べた圧力変化を適宜組み合わせた
圧力変化の例を示す.図においては、高圧でのクリーニ
ングC1と低圧でのクリーニングC2との組み合わせを
20繰り返し、中間圧力でのクリーニングC7を続けて
クリーニングを終了させた場合を示す.なお、この例に
限らず圧力を適当に任意に変化させることは当業者に自
明であろう. なお、本発明の実施副の効果を試すため、従来の技術に
よるクリーニングと上述の2段階圧力変化によるクリー
ニングを比較して行った.また、参考のために、高周波
電力を増大させた場合、クリーニングガスの流量を増加
させた場合のクリーニングら合わせて行った. プラズマCVDチャンバーとして容積が約1m3のもの
を用い、予備的にSiNlllを約5μm堆積させた.
この5μmSiN膜をNFSをクリーニングガスとして
エッチングした. まず従来例として、圧力は約0.ITorrに保ったま
まエッチングを行った. 実施例による方法としては、最初に高圧として圧力I
Torrのエッチングを行い、次に、低圧として圧力約
0.OITorrのエッチングを行った.なお、この高
圧と低圧でのエッチングのエッチング時間は均等にした
. また、第1の参考例として、高周波電力を5割増しにし
たエッチングを行った.すなわち、従来例と実施例によ
るエッチングにおいては、高周波電力は1.0KWで行
ったが、高周波電力増大の参考例では、約1.5KHの
電力で行った.第2の参考例として、クリーニングガス
の流量を約5割増加させてクリーニングを行った.すな
わち、他の場合は、NF3の流量を8 0 0 SCC
Hとしたが、この第2の参考例では、1.23IHで行
った, 以上の4つの場合について、厚さ約5μmのSN膜がエ
ッチングされるまでのクリーニングタイムを測定した.
その結果を以下に示す.−1(− 従来例 301l+n 2段階圧力変化 12l n RF電力増大 21min ガス流量増大 2 4 nin この表から明らかなように、ガス圧力を変化させること
によってクリーニングタイムは半分以下に減少した.こ
の効果は高周波電力増大やガス流量増大の効果を大きく
上回るものであった.なお、クリーニングガスの圧力変
化と共に、高周波電力増大やガス流量増大を組み合わせ
て行うこともできる. また、CVD装置のチャンバーのクリーニングを例とし
て説明したが、以上説明したクリーニング方法は、CV
D装置以外のたとえばスバッタリング装置、エッチング
装置等のチャンバーのクリーニングに(J適用可能であ
る. 以上実施例に沿って説明したが、本発明はこれらに制限
されるものではない.fSとえば、種々の変更、改良、
組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう, [発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、プラズマCVD
装置のチャンバーが大容量化し、従来のクリーニングで
はクリーニング時間が非常に長くなるような場合に、ク
リーニング時間を大きく短縮することができる。
n様を示すグラフである. 第3図(A>は、上述した高圧と低圧の2段階゜のり替
え型の圧力変化を示す.なお、高圧でのクリーニングC
1と低圧での02の順序を反転させてもよい.また、両
端にある高圧部分は常圧に開放した状態を示す. 第3図(B)は、3段階以上の多段階切り替え型の圧力
変化を示す.図においては、第Iに高圧でのクリーニン
グC3を行い、次に高圧よりも低い中圧でのクリーニン
グC4を行い、続いて中圧よりもさらに低い低圧でのク
リーニングC5を行う.なお、ここでさらに段数を増加
してもよいことは自明であろう. 第3図(C)は圧力を連続的に変化させたクリーニング
のモードを示す.予備排気後まず高圧の状態にし、プラ
ズマを発生してクリーニングを開始する.その後次第に
クリーニングガスの圧力を低下させて、全体がクリーニ
ングされたらばクリーニングを終了させる. 第3図(B)、(C)の圧力変化を反転させてもよいこ
とは自明であろう. 第3図(D>は上に述べた圧力変化を適宜組み合わせた
圧力変化の例を示す.図においては、高圧でのクリーニ
ングC1と低圧でのクリーニングC2との組み合わせを
20繰り返し、中間圧力でのクリーニングC7を続けて
クリーニングを終了させた場合を示す.なお、この例に
限らず圧力を適当に任意に変化させることは当業者に自
明であろう. なお、本発明の実施副の効果を試すため、従来の技術に
よるクリーニングと上述の2段階圧力変化によるクリー
ニングを比較して行った.また、参考のために、高周波
電力を増大させた場合、クリーニングガスの流量を増加
させた場合のクリーニングら合わせて行った. プラズマCVDチャンバーとして容積が約1m3のもの
を用い、予備的にSiNlllを約5μm堆積させた.
この5μmSiN膜をNFSをクリーニングガスとして
エッチングした. まず従来例として、圧力は約0.ITorrに保ったま
まエッチングを行った. 実施例による方法としては、最初に高圧として圧力I
Torrのエッチングを行い、次に、低圧として圧力約
0.OITorrのエッチングを行った.なお、この高
圧と低圧でのエッチングのエッチング時間は均等にした
. また、第1の参考例として、高周波電力を5割増しにし
たエッチングを行った.すなわち、従来例と実施例によ
るエッチングにおいては、高周波電力は1.0KWで行
ったが、高周波電力増大の参考例では、約1.5KHの
電力で行った.第2の参考例として、クリーニングガス
の流量を約5割増加させてクリーニングを行った.すな
わち、他の場合は、NF3の流量を8 0 0 SCC
Hとしたが、この第2の参考例では、1.23IHで行
った, 以上の4つの場合について、厚さ約5μmのSN膜がエ
ッチングされるまでのクリーニングタイムを測定した.
その結果を以下に示す.−1(− 従来例 301l+n 2段階圧力変化 12l n RF電力増大 21min ガス流量増大 2 4 nin この表から明らかなように、ガス圧力を変化させること
によってクリーニングタイムは半分以下に減少した.こ
の効果は高周波電力増大やガス流量増大の効果を大きく
上回るものであった.なお、クリーニングガスの圧力変
化と共に、高周波電力増大やガス流量増大を組み合わせ
て行うこともできる. また、CVD装置のチャンバーのクリーニングを例とし
て説明したが、以上説明したクリーニング方法は、CV
D装置以外のたとえばスバッタリング装置、エッチング
装置等のチャンバーのクリーニングに(J適用可能であ
る. 以上実施例に沿って説明したが、本発明はこれらに制限
されるものではない.fSとえば、種々の変更、改良、
組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう, [発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、プラズマCVD
装置のチャンバーが大容量化し、従来のクリーニングで
はクリーニング時間が非常に長くなるような場合に、ク
リーニング時間を大きく短縮することができる。
そのため、スループッ1・が増大する.=l.I21面
の簡INな説明 第1図(A)、(B)は本発明の原理説明図、第2図<
A)、(B)は本発明の実施例によるプラズマCVDチ
ャンバーのクリーニング方法を説明するための概略図、 第3図(A)〜(D)はクリーニングガスの圧力変化の
態様を示すグラフである. 図において、 l 2 3 4 5 6 7 8 11 12 13 14 15 16 17 18 反応容器(チャンバー) 内部構造体 ガス導入手段 排気手段 電源 圧力計 第1の圧力でのプラズマ 第2の圧力でのプラズマ 反応容器(チャンバー) 内部楕遣体 第1ガス導入口 真空排気系 高周波電源 真空計 高圧でのプラズマ 低圧でのプラズマ 2l 22 23 24 第2ガス譚入口 接地電極 高周波電極 接地電位 5:電源 プラズマ 本発明の原理説明図 (A)准U圧でのクリーニノグ (B)低圧でのクリーニング
の簡INな説明 第1図(A)、(B)は本発明の原理説明図、第2図<
A)、(B)は本発明の実施例によるプラズマCVDチ
ャンバーのクリーニング方法を説明するための概略図、 第3図(A)〜(D)はクリーニングガスの圧力変化の
態様を示すグラフである. 図において、 l 2 3 4 5 6 7 8 11 12 13 14 15 16 17 18 反応容器(チャンバー) 内部構造体 ガス導入手段 排気手段 電源 圧力計 第1の圧力でのプラズマ 第2の圧力でのプラズマ 反応容器(チャンバー) 内部楕遣体 第1ガス導入口 真空排気系 高周波電源 真空計 高圧でのプラズマ 低圧でのプラズマ 2l 22 23 24 第2ガス譚入口 接地電極 高周波電極 接地電位 5:電源 プラズマ 本発明の原理説明図 (A)准U圧でのクリーニノグ (B)低圧でのクリーニング
Claims (1)
- (1).大容量の反応容器(1)にクリーニングガスを
導入し、主として第1の圧力でクリーニングガスのプラ
ズマ(7)を発生させてクリーニングを行う第1の工程
と、 該大容量の反応容器(1)にクリーニングガスを導入し
、主として該第1の圧力と異なる第2の圧力でクリーニ
ングガスのプラズマ(8)を発生させてクリーニングを
行う第2の工程とを有する反応容器のクリーニング方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31030889A JPH03170678A (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | 反応容器のクリーニング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31030889A JPH03170678A (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | 反応容器のクリーニング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03170678A true JPH03170678A (ja) | 1991-07-24 |
Family
ID=18003660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31030889A Pending JPH03170678A (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | 反応容器のクリーニング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03170678A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09143742A (ja) * | 1995-11-28 | 1997-06-03 | Applied Materials Inc | Cvd装置及びチャンバ内のクリーニングの方法 |
US6090718A (en) * | 1996-12-17 | 2000-07-18 | Denso Corporation | Dry etching method for semiconductor substrate |
US6379575B1 (en) * | 1997-10-21 | 2002-04-30 | Applied Materials, Inc. | Treatment of etching chambers using activated cleaning gas |
WO2005001920A1 (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-06 | Tokyo Electron Limited | プラズマ発生方法、クリーニング方法および基板処理方法 |
JP2005019853A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Tokyo Electron Ltd | プラズマクリーニング方法および基板処理方法 |
CN108080356A (zh) * | 2016-11-22 | 2018-05-29 | 东莞新科技术研究开发有限公司 | 空气主轴的抛光处理方法 |
-
1989
- 1989-11-29 JP JP31030889A patent/JPH03170678A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09143742A (ja) * | 1995-11-28 | 1997-06-03 | Applied Materials Inc | Cvd装置及びチャンバ内のクリーニングの方法 |
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JP2005019853A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Tokyo Electron Ltd | プラズマクリーニング方法および基板処理方法 |
JP4558285B2 (ja) * | 2003-06-27 | 2010-10-06 | 東京エレクトロン株式会社 | プラズマクリーニング方法および基板処理方法 |
US8574448B2 (en) | 2003-06-27 | 2013-11-05 | Tokyo Electron Limited | Plasma generation method, cleaning method, and substrate processing method |
CN108080356A (zh) * | 2016-11-22 | 2018-05-29 | 东莞新科技术研究开发有限公司 | 空气主轴的抛光处理方法 |
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