JPH03167191A - イソチアゾロキノリン誘導体およびそれを含有する腫瘍性疾患治療剤 - Google Patents

イソチアゾロキノリン誘導体およびそれを含有する腫瘍性疾患治療剤

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JPH03167191A
JPH03167191A JP2286931A JP28693190A JPH03167191A JP H03167191 A JPH03167191 A JP H03167191A JP 2286931 A JP2286931 A JP 2286931A JP 28693190 A JP28693190 A JP 28693190A JP H03167191 A JPH03167191 A JP H03167191A
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JP2286931A
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Daniel T Chu
ダニエル・ティ・チュウ
Larry L Klein
ラリー・エル・クレイン
Jacob J Pattner
ヤコブ・ジェイ・プラットナー
Linus L Shen
ライナス・エル・シェン
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Abbott Laboratories
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Abbott Laboratories
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D513/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00
    • C07D513/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D513/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C333/00Derivatives of thiocarbamic acids, i.e. compounds containing any of the groups, the nitrogen atom not being part of nitro or nitroso groups
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D513/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00
    • C07D513/12Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00 in which the condensed system contains three hetero rings
    • C07D513/14Ortho-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2601/00Systems containing only non-condensed rings
    • C07C2601/02Systems containing only non-condensed rings with a three-membered ring

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、抗腫瘍活性を有するイソチアゾロキノリン誘
導体に関する。
(従来の技術および発明が解決しようとする課題)ある
種の3環キノリンおよびナフチリジン誘導体が抗菌活性
を有することが知られている。たとえば、米国特許第4
,767,762号明細書には、ある種のイソチアゾロ
キノリン誘導体か抗菌活性を有することが開示されてい
る。しかしながら、これら誘導体および他の関連誘導体
は、これまでのところ抗腫瘍剤としては知られていない
DNAトボイソメラーゼ(topoisomerase
) IおよびDNA}ポイソメラーゼ■は細胞の核に存
在する酵素であり、DNAに結合してその立体配置また
は僚相を変化させる。これらの酵素は、細胞の増殖に必
要なDNAの複製、組換えおよび転写において重要な役
割を果たしている。トボイソメラーゼはまた、染色体お
よび核の構造を維持する上でも重要な役割を果たしてい
る。最近になって、幾つかの臨床的に有用な抗腫瘍剤が
、DNA}ボイソメラーゼおよび腫瘍細胞中のDNAと
開裂可能な複合体を形成して相当なDNAt7′J断を
引き起こすことがわかった。このDNAの損傷が引き金
となってその後の一連の過程が開始され、最終的に腫瘍
細胞の死に至る。DNAトボイソメラーゼにより媒体さ
れる啼乳動物DNAの切断一再結合(breakage
 − rejoining)反応に影響を与えろことが
わかっている臨床的に重要な抗腫瘍剤の例としては、ミ
トキサントロン(sitoxantrone)などのア
ントラセンジオン類、およびエトボシド(etopos
ide)やテニポシドQeniposide)などのエ
ビボドフィロトキシン類(epipodophyllo
toxins)が挙げられる。予期しないことに、公知
の抗腫瘍剤とは何の関連性も有しない本発明の化合物が
、トボイソメラーゼHにより媒体されるDNA切断を引
き起こし、細胞毒性作用を有することがわかった。
(課題を解決するための手段) H (式中、Rは(a)低級アルキル基、(b)ハロアルキ
ル基、(C)低級シクロアルキル基、(d)アルキルア
ミノ基、(e)芳香族異項環基および(I)フエニル基
よりなる群から選ばれf二基:〜v,XおよびZは、そ
れぞれ独立に(a)水素原子、(b)ハロゲン原子およ
び(C)低級アルキル基よりなる群から選ばれた基:Y
はフエニル基、N一含有基、2環異項環基およびーOR
1o(式中、R1oは水素原子、低級アルキル基または
フエニル基である)よりなる群から選ばれた基である;
またはWSX.YおよびZのうちのいずれか2つが一緒
になって縮合した置換または非置換の、芳香族基または
異項環基を形成する)で示される化合物、または式:H で示されるその互変体、および薬理学的に許容し得るそ
の塩、 エステル、 アミ ドまたはブロドラッ グに関する。
本発明は、 上記式(1)の化合物、 および式: (式中、Yは式: N \ R3 (式中、R,およびR,はそれぞれ独立に水素原子、低
級アルキル基、アリールアルキル基、アルキルアミノ基
、アミノ基、アミノアルキル基、ヒドロキシ置換低級ア
ルキル基、N一含有異項環基および2環異項環基よりな
る群から選ばれた基であるが、またはR,とR3が一緒
になって、S、0およびNよりなる群から選ばれた1個
または2fM以上のへテロ原子を有し池の原子は炭素原
子であるN一含有異項環基を形成する)で示される置換
アミノ基よりなる群から選ばれたN一含有基である)で
示されろ化合物、または式: h で示されるその互変体を含むことを特徴とする、腫瘍性
疾患の治療剤に関する。R,とR,が一緒になる場合は
、好ましい異項環基は、式:(式中、R4は−(CH,
)m−(式中、mは2または3である)および−(CH
,)nRscH!(式中、R,はS,OまたはN,nは
lまたは2である)よりなる群から選ばれた基である)
で示される脂肪族異項環である。異項環基にはまた、上
記異項環基の置換誘導体であって、置換基の数が1、2
または3であって、置換基がそれぞれ独立に低級アルキ
ル基、アミノアルキル基、ヒドロキシ置換低級アルキル
基、低級アルコキシ基、水酸基、ハロゲン原子、アルカ
ノイルアミノ基および式: (式中、R6およびR7ばそれぞれ独立に水素原子、低
級アルキル基、α−アミノ酸および2〜5アミノ酸残基
のポリペプチドよりなる群から選ばれた基である)で示
される置換アミノ基よりなる群から選ばれた基であるも
のも含まれる。
別の態様において、Yは式: \ (式中、A,はSSOおよびNよりなる群から選ばれた
ヘテロ原子、A,はそれぞれ独立に低級アルキル基、ヒ
ドロキシ置換低級アルキル基、フエニル基、アミノアル
キル基、水酸基、ハロゲン原子、アルカノイルアミノ基
および式: (式中、RaおよびR8はそれぞれ独立に水素原子、低
級アルキル基、α−アミノ酸および2〜5アミノ酸残基
のポリペプチドよりなる群から選ばれた基である)で示
される置換アミノ基よりなる群から選ばれた1個または
2個以上の基である)で示される置換または非置換2環
異項環基である。
Yはまた、それぞれ独立に低級アルキル基、ハロゲン原
子、水酸基、ヒドロキシ置換低級アルキル基、アミノ基
、アルキルアミノ基、およびアミノアルキル基よりなる
群から選ばれた1〜3個の置換基で置換されていてもよ
いフェニル基であってもよいし、またO R +o(式
中、R,。は水素原子、低級アルキル基またはフェニル
基である)であってもよい。
WSXおよびZは、それぞれ独立に水素原子、ハロゲン
原子および低級アルキル基よりなる群から選ばれた基で
あるが、またはW,X.YおよびZのうちのいずれか2
つが一緒になって縮合した置換または非置換の、芳香族
基または異項環基を形成してもよい。
Rは、(a)低級アルキル基、(b)ハロアルキル基、
(C)低級ノクロアルキル基、(d)アルキルアミノ基
、(e)芳香族異項環基または(『)フエニル基である
本発明の化合物で好ましいものは、上記式(1)におい
てRがシクロプaビル基、エチル基、フエニル基または
置換フェニル基(フェニル環上の置換基は、1個または
2個以上のハロゲン原子または水酸基であり、または2
個の置換基が一緒になってメチレンジオキシ環を形成し
てもよい)であり、Wが水素原子であり、XおよびZが
両方ともハロゲン原子であるかまたはXがハロゲン原子
でありZが水素原子であり、Yがビペラジニル基、置換
ピペラジニル基、ピベリジニル基、置換ビベリジニル基
、アミノピロリジニル基、置換アミノピ口リジニル基、
モルホリノ基、チ才モルホリノ基または置換フェニル基
(上記)であるものである。
本発明の化合物のキラル中心は、R配置かまたはS配置
であってよい。
本発明の化合物の好ましい例としては、9−シクロプ口
ピル−6.8−ジフルオロー7−(1−ピベランニル)
−2.3.4.9−テトラヒドロイソチアゾロ[5.4
−b]キノリン−3.4−ジオン;: 9−シクロプロピル−6.8−ジフルオロ−7−(3−
メチル−1−ビベラノニル)−2,3,4.9−テトラ
ヒドロイソチアゾロ[5.4−b]キノリン−3.4−
ジオン 9−ンクロプ口ビル−6 8−ジフルオロ−7一(4−
メチル−1−ビペラノニル)−2.3.49−テトラヒ
ドロイソチアゾロ[5.4−b]キノリン−3.4−ジ
オン;: 9−ンクロプロピル−6.8−ジフルオロ−7−(4−
(2’−ヒドロキシ)エチルーl−ビベラジニル)−2
.3,4.9−テトラヒドロイソチアゾロ[5.4−b
]キノリン−3.4−ジオン;;9〜シクロプロピル−
6.8−ジフルオロ−7(l−ピペリジニル)−2.3
.4.9−テトラヒドロイソチアゾロ[5.4−b]キ
ノリン−3.4ジオン. 9−シクロプロピル−6.8−ジフルオ口ー7−(4−
ヒドロキシ−1−ピペリジニル)−2.3.4.9−テ
トラヒドロイソチアゾロ[5.4−b]キノリン−3.
4−ジオン: 9−シクロプロピル−6.8−ジフルオロ−7−(1−
モルホリノ)−2.3.4.9−テトラヒドaイソチア
ゾ口[5.4−blキノリン−3,4−ノオン. 9−ンクロブロビル−6.8−ジフルオロ−7(l−チ
オモルホリノ)−2.3,4.9−テトラヒドロイソチ
アゾロ[5.4−b]キノリン−3.4−ジオン: 9−シクロプσピル−6.8−ジフル才c7−7(l−
ジアゼピニル)−2.3,4.9−テトラヒドロイソチ
アゾロ[5.4−b]キノリン−3.4ジオン: 9−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−7一(3−
アミノ−1−ピロリジニル)−2.3,4.9−テトラ
ヒドロイソチアゾロ[5.4−b]キノリン−3.4〜
ジオン: 9−シクロプロピル−6.8−ジフルオロ−7=(3−
アミノメチル−1−ピロリジニル)−2.3,4.9−
テトラヒドロイソチアゾロ[5.4 −b3キノリン−
3.4−ジオン. 9−シクロブ口ビル−6.8−ジフルオロ−7(4−ク
ロロ−3−アミノメヂルーI−ビロリノニル)−2.3
,4.9−テトラヒドロイソチアゾロ[5.1−b]キ
ノリン−3.4−ジオン;9−シクロプロピル−6 8
−ジフルオロ−7(3−エチルアミノメチル−1−ピロ
リジニル)2.3,4.9−テトラヒドロイソチアゾロ
[5.4−b]キノリン−3.4一ノオン; 9−シクロプロピル−6.8−ジフルオロ−7(N−バ
リル−3−アミノ−1−ピロリジニル)2,3.4.9
−テトラヒドロイソチアゾロ[5.4−b]キノリン−
3.4−ジオン; 9−シクロプロピル−6.8−ジフルオロ−7−(N−
アラニル−3−アミノ−1−ピロリノニル)−2.3,
4.9−テトラヒドロイソチアゾロ[5.4−b〕キノ
リン−3.4−ジオン; 9−シクロプロピル−6.8−ジフルオ口ー7(N−グ
リシル−3−アミノ−I−ピロリジニル)−2.3,4
.9−テトラヒドロイソチアゾロ[54−b]キノリン
−3.4−ジオン;;9−エチル−6.8−ジフルオロ
−7−(I−ピペラジニル)−2.3,4.9−テトラ
ヒドロイソチアゾロ[5.4−b]キノリン−3,4−
ジオン;9−エチル−6.8−ジフルオロ−7−(3−
メチル−1−ピペラジニル)−2.3,4.9−テトラ
ヒドロイソチアゾロ[5.4−bコキノリン−3.4ノ
オン・ 9−エチル−6.8−ジフルオロ−7−(4−メチルー
I−ピペラジニル)−2.3,4.9−テトラヒドロイ
ソチアゾロ[5.4−b]キノリン−3.4−ジオン; 9−エチル−6.8−ジフルオロ−7 −(4 −(2
’一ヒドロキシ)エチル−■−ビベラジニル)−2.3
,4.9−テトラヒドロイソチアゾロ[5.4 −b]
キノリン−3.4−ジオン; 9−エチル−6,8−ジフルオロ−7−(1−ピペリジ
ニル)−2.3,4.9−テトラヒドロイソチアゾロ[
5 .4−bコキノリン−3.4−ジオン:9−エチル
−6.8−ジフルオロ−7−(4−ヒドロキシ−1−ピ
ペリジニル)−2.3.4.9−テトラヒドロイソチア
ゾロ[5.4−b]キノリン−3.4一ジ才ン, 9−エチル−6.8−ジフルオロ−7−(I−モルホリ
ノ)−2  3.4.9−テトラヒドロイソチアゾロ[
5.4−bコキノリン−3.4−ジオン;9−エチル−
6.8一ノフルオロー7−(1−チオモルホリノ)−2
  3.4.9−テトラヒドロイソチアゾロ[5.4−
b]キノリン−3、4−ジオン9−エチル−6.8−ノ
フルオロ−7−(l−ジアゼピニル)−2.3.4.9
−テトラヒドロイソチアゾロ[5.4−bコキノリン−
3.4−ジオン:9−エチル−6.8一ノフル才ロー7
−(3−アミノ−l−ピロリジニル)−2.3,4.9
−テトラヒドロイソチアゾロ[5.4−b]キノリン−
3.4一ノオン, 9−エチル−6.8−ジフルオロ−7−(3−アミノメ
チル−1−ピロリジニル)−2.3.4.9テトラヒド
ロイソチアゾロ[5.4−b]キノリン−3.4−ジオ
ン: 9−エチル−6.8−ジフルオロ−7−(4−クロロ−
3−アミノメチル−1−ピロリジニル)−2.3,4.
9−テトラヒドロイソチアゾロ[5,4−b]キノリン
−3.4−ジオン; 9−エチル−6.8−ジフルオロ−7−(3−エチルア
ミノメチル−1−ピロリジニル)−2,304,9−テ
トラヒドロイソチアゾロ[5.4−b]キノリン−3.
4−ジオン: 9−エチル−6.8−ジフル才ロ−7−(N−バリル−
3−アミノ−!−ピロリジニル)−2.3,4.9−テ
トラヒドロイソチアゾロ[5.4−b]キノリン−3.
4−ジオン; 9−エチル−6.8−ジフルオロ−7−(N−アラニル
−3−アミノ−!−ピロリジニル)−2.3,4.9−
テトラヒドロイソチアゾロ[5.4−b]キノリン−3
.4一ジ才ン: 9−エヂルー6.8−ジフルオロ−7−(N−グリシル
−3−アミノ−1−ピロリジニル)−2.3,4.9−
テトラヒドロイソチアゾロ[5.4−b]キノリン−3
.4−ジオン・ 9−シクロプロピル−6−フルオロ−7−(■−ピベラ
ジニノり−2.3.4.9−テトラヒドロイソチアゾロ
[5.4−b)キノリン−3,4−ジオン9−シクロプ
ロピル−6〜フルオロー7−(3ーメチル−1−ピペラ
ジニル)−2.3,4.9−テトラヒドロイソチアゾロ
[5.4−b]キノリン−34−ジオン; 9−シクロプロピル−6−フル才ロー7−(4一メチル
ー!−ピペラジニル)−2.3,4.9〜テトラヒドロ
イソチアゾロ[5.4−blキノリン−34−ジオン; 9−シクロプロピル−6−フルオロ−7−(4一(2゛
−ヒドロキシ)エチル−1−ピペラジニル)−2.3,
4.9−テトラヒドロイソチアゾロ[5.4−b]キノ
リン−3.4−ジオン; 9−シクロプaピル−6−フル才口−7−(l一ビベリ
ジニル)−2.3,4.9−テトラヒドaイソチアゾロ
[5.4−b]キノリン−3.4−ジオン:9−シクロ
プロピル−6−フルオロ−7−(4一ヒドロキシ−1−
ピペリジニル)−2.3,4.9ーテトラヒドロイソチ
アゾ口[5.4−b]キノリン3.4−ジオン: 9−シクロプロピル−6−フルオロ−7−(1−モルホ
リノ)−2.3,4.9−テトラヒドロイソチアゾcy
[5 .4−hコキノリン−3.4−ジオン;9−シク
ロプロピル−6−フルオロー7 −(1一チオモルホリ
ノ)−2.3,4.9−テトラヒドロイソチアゾロ[5
.4−b]キノリン−3.4一ジ才ン; 9−シクロプロピル−6−フルオロ−7−(l一ジアゼ
ビニル)−2.3.4.9−テトラヒドロイソチアゾロ
[5.4−b]キノリン−3,4−ジオン;9−シクロ
プロピル−6−7ルオロー7〜(3ーアミノーl−ピa
リジニル)−2.3,4.9−テトラヒドロイソチアゾ
ロ[5.4−b]キノリン−3.4−ジオン; 9−シクロプロピル−6−フルオロー7−(3−アミノ
メチル−1−ピロリジニル)−2.3,4,9−テトラ
ヒドロイソチアゾロ[5.4−b]キノリン−3.4−
ジオン: 9−シクロプaピル−6−フル才ロー7−(4−クロロ
−3−アミノメチルーl−ピロリジニル)−2.3.4
.9−テトラヒドロイソチアゾロ[5.4−b]キノリ
ン−3.4−ジオン;;9−シクロプロピル−6−フル
才ロー7−(3〜エチルアミノメチル−1−ピロリジニ
ル)−2,3,4.9−テトラヒドロイソチアゾロ[5
.4 −b]キノリン−3.4−ジオン: 9−シクロプロピル−6−フルオロ−7−(Nーバリル
ー3−アミノ−1−ピロリジニル)−2,3.4.9−
テトラヒドロイソチアゾロ[5.4−blキノリン−3
.4−ジオン: 9−シクロプロピル−6−フルオロ−7−(N一アラニ
ルー3−アミノ−1−ピロリジニル)−2.3.4.9
−テトラヒドロイソチアゾロ[5.4 −b]キノリン
−3.4−ジオン; 9−シクロプロピル−6−フルオロ−7−(N−グリシ
ル−3−アミノ−1−ピロリジニル)−2.3.4.9
−テトラヒドロイソチアゾロ[5.4−b]キノリン−
3.4−ジオン;; および薬理学的に許容し得るその塩、エステル、アミド
およびプロドラッグが挙げられる。
本明細書において「ハロゲン原子jとは、クロロ(C1
)、ブロモ(Br)、フル才ロ(F)およびヨード(!
)をいう。
本明細書において「低級アルキル基jとは、炭素数!〜
5の分枝鎖または直鎖低級アルキル基をいい、たとえば
メチル基、エチル基、プロビル基、イソブロビル基、n
−ブチル基、1−ブチル基、ネオベンチル基などが含ま
れるが、これらに限られるものではない。
本明細書において「低級シクロアルキル基」とは、C,
〜C.シクロアルキル基をいい、たとえばシクロプロピ
ル基、シクロブチル基、シクロベンチル基およびシクロ
ヘキシル基などが含まれるが、これらに限られるもので
はない。
本明細書において「フェニル基」とは、非置換ベンゼン
環、またはそれぞれ独立にハロゲン原子、水酸基、低級
アルコキシ基、低級アルキル基、ヒドロキシ置換低級ア
ルキル基、アミノ基、アルキルアミノ基およびアミノア
ルキル基よりなる群から選ばれた!〜3個の非水素置喚
基を有するベンゼン環をいう。
本明細書において「アリールアルキル基」とは、低級ア
ルキル基に結合した芳香族基(たとえばフェニル基)を
いう。アリールアルキル基の例としては、ベンジル基お
よびフエニルエチル基などが挙げられる。
本明細書において「芳香族基」とは、ヒュッケルの法I
I1に従って芳香族性である06〜CIO環基をいい、
その例としては、たとえばフェニル基およびナフチル基
などが挙げられる。
本明細書において「縮合」とは、2個の環基が、その両
環に共通の原子として2個の原子を共有することをいう
本明細書において「異項環基」とは、S%0またはNか
ら選ばれた1個または2個以上のへテロ原子を含有する
5〜7原子環基をいう。異項環基は非置換であってもよ
いし、またはへテロ原子または炭素原子のいずれかにお
いて、たとえばアリールアルキル基、低級アルキル基、
アミノアルキル基、ヒドロキノ置換低級アルキル基、水
酸基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、ア
ルキルアミノ基、アルカノイルアミノ基、α−アミノ酸
または2〜5アミノ酸残基のポリペブチドで置換されて
いてもよい。
本明細書において「芳香族異項環基」とは、S、Oまた
はNなどのへテロ原子を1個または2個以上含有し残り
の原子が炭素原子である5〜7原子環基であって、ヒュ
ッケルの法凹に従って芳香族性であるものをいう。これ
ら芳香族異項環基は非置換であってもよいし、たとえば
低級アルキル基などで置換されていてもよい(ただし、
そのような置換基は、化合物の効力を妨害してはならな
い)。
本明細書において「N一含有異項環基」とは、ヘテロ原
子の少なくとも1つが窒素原子である上記異項環基をい
う。
本明細書において「N一含有基」とは、式\R3 (式中、R,およびR3は、それぞれ独立に水素原子、
低級アルキル基、アリールアルキル基、ヒドロキシ置換
低級アルキル基、アルキルアミノ基、アミノ基、アミノ
アルキル基、N一含有異項環基および2環異項環基より
なる群から選ばれた基であるが、またはR,とR,は一
緒なってS%0およびNより選ばれたヘテロ原子を!個
または2個以上含有し、残りの原子が炭素原子であるN
一含有異項環基を形成する)で示される置換アミノ基を
いう。N一含有基にはまた、上記異項環基の置換誘導体
も含まれ、その際の置換基の数は1個、2個または3個
であり、該置換基は、それぞれ独立に低級アルキル基、
アミノアルキル基、ヒドロキシ置換低級アルキル基、低
級アルコキシ基、水酸基、ハロゲン原子、アルヵノイル
アミノ基および式: (式中、R6およびR7は、それぞれ独立に水素原子、
低級アルキル基、α−アミノ酸、および2〜5アミノ酸
残基のポリペプチドから選ばれた基である)で示される
置換アミノ基から選ばれる。
本明細書において「2環N一含有異項環基」とは、(式
中、A,はS10およびNよりなる群から選ばれたヘテ
ロ原子、A,はそれぞれ独立に低級アルキル基、ヒドロ
キシ置換低級アルキル基、フェニル基、水酸基、ハロゲ
ン原子、アミノアルキル基、アルカノイルアミノ基およ
び式: (式中、RaおよびR.はそれぞれ独立に水素原子、低
級アルキル基、α−アミノ酸および2〜5アミノ酸残基
のポリペプチドよりなる群から選ばれた基である)で示
される置換アミノ基よりなる群から選ばれfコl (P
または2個以上の基である)で示される基をいう。
本明細書において「ハロアルキル基」とは、少なくとも
1個のハロゲン置換基を有する上記低級アルキル基をい
い、たとえばフルオロエチル基などが挙げられる。
本明細書において「ヒドロキソ置換低級アルキル基」と
は、少なくとも1個のヒドロキシ置換基を有する上記低
級アルキル基をいい、たとえばヒドロキシエチル基など
が挙げられる。
本明細書において「低級アルコキシ基」とは、酸素原子
を介して結合していろ上記低級アルキル基をいう。低級
アルコキシ基の例としては、メトキシ基、エトキシ基、
t−ブトキシ基などが挙げられる。
本明細書において「アルキルアミノ基」とは、1〜3個
の低級アルキル基で置換されているアミノ基をいい、そ
の例としてはメチルアミノ基およびエチルメチルアミノ
基などが挙げられるが、これらに限られるものではない
本明細書において「アミノアルキル基」とは、少なくと
も1個のアミノ置換基(1個または2個の低級アルキル
置換基を有していてもよい)を有する上記低級アルキル
基をいう。アミノアルキル基の例としては、アミノエチ
ル基、アミノメチル基、N.N−ジメチルアミノエチル
基などが挙げられるが、これらに限られるものではない
本明細書において「アルカノイルアミノ基」とは、式:
R,,C(0)NH−(式中、R.は上記低級アルキル
基である)で示される置換基をいい、その例としてはア
セチルアミノ基およびピバロイルアミノ基などが挙げら
れるが、これらに限られるものではない。
本明細書において「α−アミノ酸」および「ポリペプチ
ド残基」とは、単一のアミノ酸、またはアミド(ペプチ
ド)結合により結合した2個以上のアミノ酸をいう。ア
ミノ酸は、バリンまたはグリンンなどの天然に存在する
アミノ酸であってらよいし、またはノクロヘキシルアラ
ニンなどの合成αーアミノ酸であってもよい。アミノ酸
は、LまたはDのいずれかの立体配置、またはこれら2
種の異性体の混合物であってよい。特に断らない限り、
本明細書においてアミノ酸置換基は光学活性体をいい、
Lm体配置を有するものとする。
本明細書において「プロドラッグ」とは、血中で速やか
に加水分解して式(I)または(It)の化合物を生じ
る化合物をいう。
本明細書において「腫瘍性疾患」とは、細胞の異常増殖
を特徴とする異常または疾患状態をいい、たとえば頭、
甲状腺、首、脳、食道、肺、乳、胃、膵臓、尿生殖管な
どの白血病、リンパ腫、骨髄腫、黒色腫、肉腫、芽腫お
よび腫瘍などをいう。抗腫瘍剤とは、これら腫瘍性疾患
の1種または2種以上の治療に有効な化合物である。腫
瘍性疾患の化学療法については、「グソドマン(G o
odman)およびギルマン(G ilman)のザ・
ファーマコロジカル・ベーシス・オブ・セラビューティ
ックス((hePharmacological Ba
sis or TherapeLtics)J第7版、
ギルマンら編、1240〜1306頁(1985)に記
載されている。
上記式(1)および(II)で示される化合物の薬理学
的に許容し得る塩、エステルおよびアミドしまた本発明
の範囲に包含される。本発明の化合物の塩は、最終的な
単離および精製の段階でその場で調製するが、または遊
離の塩基、酸またはヒドロキシ官能基を適当な有機酸ま
たは塩基と反応させることにより分離することができる
本明細書において「薬理学的に許容し得る」とは、上記
塩およびエステルが、健全な医学的判断に基づいて、不
適当な毒性、刺激、アレルギ一応答などを引き起こすこ
となくヒトおよび低級動物の組織と接触させて使用する
のに適しており、利益/危険比(benefit/ r
isk ratio)とつり合い、かつ所望の使用に有
効であることをいう。
薬理学的に許容し得る非毒性の酸付加塩の例としては、
塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸および過塩素酸などの
無機酸で生戊した塩、または酢酸、ノユウ酸、マレイン
酸、酒石酸、クエン酸、コ/%ク酸またはマロン酸など
の有機酸で生威した塩が挙げられる。他の薬理学的に許
容し得る塩としては、硝酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、ギ
酸塩、吉草酸塩、安息香酸塩、才レイン酸塩、バルミチ
ン酸塩、ステアリン酸塩、ラウリン酸塩、乳酸塩、フマ
ル酸塩、アスコルビン酸塩、p−hルエンスルホン酸塩
、メシレート(a+esylate)、グルコヘブト不
一ト(glucoheptonate)、ラクトビオネ
ート(Iactobionate)、ラウリル硫酸塩な
ど、またはナトリウム塩、カリウム塩、マグネソウム塩
もしくはカルシウム塩などの金属塩、アンモニウム塩、
トリエチルアミン塩などのアミノ塩などが挙げられ、こ
れらは通常の方法により製造することができる。
式(1)の化合物の薬理学的に許容し得る非毒性のエス
テルの例としては、01〜C,アルキルエステル(アル
キル基は直鎖または分枝鎖である)が挙げられる。許容
し得るエステルにはまた、C5〜C,ンクロアルキルエ
ステルが含まれる。C,〜C4アルキルエステルが好ま
しい。式(1)の化合物のエステルは通常の方法に従っ
て製造することhくてきる。
式(1)の化合物の薬理学的に許容し得る非毒性のアミ
ドの例としては、アンモニ乙第一級C〜C8アルキルア
ミンおよび第二級01〜C8ジアルキルアミン(アルキ
ル基は直鎖または分枝鎖である)に由来するアミドが挙
げられる。第二級アミンの場合には、アミンはまた1個
の窒素原子を含有する5〜6員異項環であってもよい。
アンモニアに由来するアミド、C.−C3アルキル第一
級アミドおよびC,〜C,ジアルキル第二級アミドが好
ましい。式(【)の化合物のアミドは通常の方法に従っ
て製造することができる。本発明の化合物のアミドには
、アミノ酸およびペプチド誘導体が含まれることが理解
される。
本発明の化合物は、所望により通常の非毒性の薬理学的
に許容し得る担体、アジュバントおよびビヒクルを含有
する単位投与製剤の形態で経口、非経口、吸入スプレー
、直腸経由、または局所的に投与することができる。本
明細書において非経口とは、皮下注射、静脈内、筋肉内
、胸骨内注射または注入法を含む。
本発明の化合物のl日当たりの投与量は当業者により患
者の状態に従って適当に定められるが、一般には、約O
 l〜約7 5 0 +H/k9体重、より好ましくは
約0 25〜約5 0 0 m9/ k9体重、最も好
ましくは約0.5〜約3 0 0 x9/ k9体重の
量にて投与する。単位投与製剤は、1日当たりの投与量
を構成するように上記量の約数を含んでいてよい。
担体物質と組み合わせて1回投与剤形とすることのでき
る活性成分の量は、処置しようとする宿主および特定の
投与形態に依存して変わる。
しかしながら、特定の患者に対する特定の投与レベルは
、使用した特定の化合物の活性、患者の年齢、体重、一
般的な健康状態、性別および食事、投与時間、投与経路
、***速度、併用した薬剤、および治療を行おうとする
特定の疾患の重篤度Cどを含む種々の因子に依存するこ
とは理解される。
本明細書において「薬理学的に許容し得る担体」とは、
固体または液体の充填剤、希釈剤または包貴物質を意味
する。薬理学的に許容し得る担体として使用可能な物質
の例としては、乳糖、グルコースおよびシヨ糖などの糖
類;トウモロコシデンブンおよびバレイショデンブンな
どのデンブン類:セルロースおよびカルボキシメチルセ
ルロースナトリウム、エチルセルロースおよび酢酸セル
ロースなどのセルロース誘導体;粉末トラガカントゴム
:麦芽.ゼラチン;タルク,カカオ脂および坐剤ろうな
どの賦形剤;ラッカセイ油、綿実油、コウカ油、ゴマ油
、オリーブ油、トウモロコン油および大豆浦などの油;
プロピレングリコールなどのグリコール類:グリセリン
、ソルビトール、マンニトールおよびポリエチレングリ
コールなどのボリオール類:才レイン酸エチルおよびラ
ウリン酸エチルなどのエステル類:寒天;水酸化マグネ
ノウムおよび水酸化アルミニウムなどの緩衝化剤,アル
ギン酸;非発熱水;等張食塩水;リンゲル液;エチルア
ルコールおよびリン酸緩衝液、および医薬謂合に用いる
他の非毒性で両立し得る物質が挙げられる。湿潤剤、乳
化剤、およびラウリル硫酸ナトリウムおよびステアリン
酸マグネシウムなどの滑沢剤、並びに着色剤、放出剤、
コーティング剤、甘味剤、芳香および風味剤、保存剤お
よび酸化防止剤もまた、調合者の所望により組成物中に
含まれていてよい。
注射製剤、たとえば滅菌注射液または油性!!!!!濁
肢もまた、適当な分散剤または湿潤剤および懸濁化剤を
用い公知の方法で凋合することができる。
滅菌注射製剤はまた、非毒性の非経口的に許容し得る希
釈液または溶媒中の滅菌注射液または懸濁液、たとえば
1.3−ブタンジオール中の溶岐であってよい。使用可
能で許容し得るビヒクルおよび溶媒としては、水、リン
ゲル液(USP)、および等張塩化ナトリウム溶液があ
る。加えて、滅菌した固定油が溶媒または懸濁化媒体と
して通常用いられる。この目的のため、合成モノグリセ
リドまたはジグリセリドを含むあらゆる非刺激性の固定
油を用いることができる。加えて、オレイン酸などの脂
肪酸を注射製剤に用いることらできる。
薬剤を直腸投与または膣投与するための坐剤は、薬剤を
適当な非刺激性の適当な賦形剤(たとえばカカオ脂やポ
リエチレングリコールなど)と混合することにより調製
することができる。かかる賦形剤は、通常の温度では固
体であるが直腸の温度では液体であり、それゆえ直腸や
膣内では溶解して薬剤が放出される。
経口投与のための固体剤形としては、カプセル剤、錠剤
、丸剤、粉末薬、小球AM(prills)および顆粒
剤が挙げられる。そのような固体剤形においては、活性
化合物をシ3糖、乳糖またはデンブンなどの少なくとも
1種の不活性な希釈剤と混合する。そのような剤形はま
た、通例により、不活性な希釈剤以外の物質、たとえば
錠剤用滑沢剤およびステアリン酸マグネシウムおよび微
結晶セルロースなどの他の錠剤用手段を含んでいてよい
。カプセル剤、錠剤および九剤の場合には、製剤中に緩
衝化剤が含まれていてもよい。錠剤および丸剤は、絹溶
コーティングおよび池の放出制御コーティングを施して
調製することもできる。
経口投与のための液体剤形としては、当該技術分野で一
般に用いられる希釈剤(水など)を含有する、薬理学的
に許容し得る乳濁液、マイクロエマルジョン、溶液、懸
濁液、シロップおよびエリキシル剤が挙げられる。その
ような組成物はまた、湿潤剤、乳化剤、懸濁化剤、甘味
剤、芳香および風味剤などのアジュバントをも含んでい
る。
所望なら、本発明の化合物をボリマーマトリックス、リ
ポソームおよびミクロスフェアなどの徐放または漂的放
出系中に組み連むこともできる。
これらの製剤は、たとえば、細菌保持性フィルターで濾
過することにより、または滅菌固体組戊物中に滅菌剤を
入れ、この固体組戒物を使用直前に滅菌水または他の滅
菌注射用媒体中に溶解することにより、滅菌することが
できる。
本発明の活性化合物はまた、上記1種または2種以上の
賦形剤を用いたミクロ包嚢(micro − enca
psulated)剤の形態であってもよい。
本発明の化合物の局所投与または経皮投与のための剤形
には、さらに軟膏剤、パスタ剤、クリーム剤、ローンヨ
ン剤、ゲル剤、粉末薬、液剤、スプレー剤、吸入剤また
は貼付剤が含まれる。活性成分を滅菌条件下にて、薬理
学的に許容し得る担体および必要に応じて所要の保存剤
また:よ緩衝化剤と混合する。眼科用製剤、点耳剤、眼
軟膏、粉末薬および液剤らまた本発明の範囲に含まれる
軟膏、パスタ剤、クリーム剤およびゲル剤は、本発明の
活性化合物に加えて、動物晰肪および植物術肪、油、ろ
う、パラフィン、デンブン、トラガカントゴム、セルロ
ース誘導体、ボリエチレングリコール、シリコーン、ベ
ントナイト、珪酸、タルクおよび酸化亜鉛、またはそれ
らの混合物などの賦形剤を含んでいてよい。
粉末薬およびスプレー剤は、本発明の化合物に加えて、
乳糖、タルク、珪酸、水酸化アルミニウム、珪酸カルシ
ウムおよびボリアミド粉末、またはこれら物質の混合物
などの賦形剤を含んでいてよい。スプレー剤はさらに、
クロロフルオ口炭水化物などの通常の噴射剤を含んでい
てよい。
経皮貼付剤は、体中ヘの化合物の放出を制御できるとい
う利点を有する。そのような剤形は、本発明の化合物を
適当な媒体中に溶解または分散させること?こより製造
することかできる。皮膚を通しての化合物の流入を増加
させるため、吸収促進剤を用いることらできる。吸収速
度は、速度制御膜を用いるが、またはボリマーマトリッ
クスまたはゲル中に化合物を分散させることにより制御
することができる。
本発明の化合物は、下記反応式Iおよび■(式中、w,
x,y,zおよびRは式lおよび■の定義と同じ、L1
およびL,は脱離基、好ましくはフッ素原子または塩素
原子であり、RIffiおよびR.は低級アルキル基ま
たはフェニル基である)に示す方法により調製すること
ができる。
上記反応式によれば、置換安息香酸(1)を塩化チオニ
ルはどの塩素化剤で処理することにより酸クロライド(
2)に変換する。このクロライドをn一ブチルリチウム
などの塩基の存在下でマロン酸ハーフエステルで置換す
ることによりβ−ケトエステル(3)を得る。このβ−
ケトエステル(3)を置換イソチオノアネート(4)と
ともにテトラヒド口フラン(THF)やジメチルホルム
アミド(DMF)などの非プロトン溶媒中、O℃〜40
℃にて水素化ナトリウムなどの塩基で処理し、ついでヨ
ウ化メチルなどのハロゲン化アルキルを加えることによ
りエナミノケトエステル(5)を得る。後者の反応は、
周囲温度、または所望により適当に高めた温度にて行う
ことができる。
ついで、このエナミノケトエステル(5)を強塩基、好
ましくは水素化ナトリウムで処理することなどにより環
化し、1.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸エステル(7)を得る。
環化は、ジメトキシエタン、ビス(2−メトキシエチル
)エーテル、ジメチルホルムアミド(DMF)、T H
 Fまたはクロロベンゼンなどの非プロトン溶媒中で行
い、好ましくは約20°C〜約145℃の暦度、より好
ましくは用いた溶媒の還流屋度で行つ。
別法として、3−カルボン酸エステル(7)はまた、β
−ケトエステル(3)を水素化ナトリウムなどの塩基の
存在下、非プロトン溶媒(好ましくはTHFまたはトル
エン)中、アルキルまたはフエニルN一置換イミノク口
口チオホルメート(6)で周囲温度または所望により適
当に高めた温度にて処理することによっても調製するこ
とができる。
3−カルボン酸エステル(7)を、塩化メチレンまたは
クロロホルムなどの非極性溶媒中、たとえばメタクロ口
ベルオクソ安息香酸(mcPBA)で酸化することによ
りスルホキシド(8)を得る。この反応は、O℃〜50
℃の温度で行う。
化合物(8)をプロトン溶媒、好ましくは水性THF中
、高めた温度にて硫化水素ナトリウムと反応させて2−
メルカプト誘導体(9)を得る。化合物(9)をプロト
ン溶媒中、好ましくは水性THF中、塩基、好ましくは
重炭酸ナトリウムの存在下でヒドロキンルアミンーO−
スルホン酸で処理してイソチアゾロ誘導体(10)を得
る。
化合物(10)の7立の脱離基をアミンで置換して7−
アミノ置換イソチアゾ口誘導体(1)を得る。
この反応は、ビリノン、塩化メチレン、クロロホルムま
たは!−メチル−2−ビロリジノンなどの適当な有機溶
媒中、20℃〜130℃の温度にて行う。この反応は、
トリエチルアミン、炭酸カリウムなどの酸受容体の存在
下[化合物(10)1モル当たり酸受容体1.0〜2.
0モルのモル比コで行うのが好ましい。上記アミンを酸
受容体として用いることらでき、その場合は、この試薬
を2モル当量またはそれ以上で用いる。
別法では、化合物(7)の7位脱離基をアミノ基で置換
して7−アミノ誘導体(11)を得る。置換反応は上記
のようにして行う。化合物(11)をプロトン溶媒、好
ましくは水性THF中、高めた温度にて硫化水素ナトリ
ウムと反応させて2−メルカプト誘導体(l2)を得る
。化合物(l2)をブロトン溶媒(好ましくは水性TH
F)中、塩基(好ましくは重炭酸ナトリウム)の存在下
でヒドロキンルアミン一〇−スルホン酸で処理して式(
1)の化合物を得る。
Yがフェニル基の場合には、化合物(7)をアリール金
属化合物、たとえばフェニルリチウムとカップリングさ
せて7位において7位脱離基をフェニル基で置換するこ
とにより化合物(11)を生成させる。このカップリン
グ反応は、反応に不活性な溶媒、すなわちアリール金属
化合物と化合物(7)とのカップリング反応を妨害しな
い溶媒中で行う。
この場合には、化合物(11)、(12)および(1)
は、それぞれの式中てY基は7−フエニル基または置換
フェニル基である。反応に不活性な溶媒の通当な例とし
ては、エーテル類、たとえばノエチルエーテル、ジメト
キシエタンおよびTHPなどが挙げられる。所望なら共
溶媒(co − solvent)をエーテルとともに
用いてもよい。これらの共溶媒の例としては、ベンゼン
、トルエン、テトラメチノレエチレンジアミン(TME
DA)および八、キサメチルホスポリックトリアミド(
HMPA)などが挙げられる。
アリール金属化合物は、公知の方法により製造すること
ができろ。たとえば、n−プチルリチウム、Sec−ブ
チルリチウムまたはt−ブチルリチウムを用い、対応す
るハロゲン化アリールのりチウムー金属直接交換を行い
、ついでネギシ(E . N egishi)の「オー
ガノメタリックス・イン・オーガニック・シンセシス(
Organometallics in Organi
cS ynthesis) J、Vol.I,104頁
に記載のような公知の方法により広範囲の種類の塩で金
属交換反応を行うことにより製造することができる。
本発明の化合物はまた、反応式Hに記載のようにして調
製することができる。
反応式11 上記反応式によれば、芳香族アミン誘導体(l3)をア
セトニトリル、THFまたはトルエンなどの適当な溶媒
中、25℃〜50℃の温度にて試薬(+4)(式中、R
l2は上記反応式1の定義と同じであり、MはCOfR
.、CNまたはC(0)NRR”(式中、RおよびR゜
は水素原子および低級アルキル基よりなる群から選ばれ
た基)などの電子吸引性基である)と反応させる。つい
で、この反応の生成物(15)をジフェニルエーテルま
たはビフェニルーフエニルエーテル混合物などの高沸騰
非極性溶媒(ダウ・ケミカル社よりD ovtherm
八の登録商標で販売されている)中で1〜3時間加熱す
るが、またはポリリン酸中で!20℃にI〜3時間加熱
して化合物(16)を得る。化合物(16)を上記化合
物(9)について記載したヒドロキシルアミン一〇−ス
ルホン酸で処理して所望の生戊物(1)を得る。
つぎに、本発明を実施例に基づいてさらに詳しく説明す
るが、本発明はこれらに限られるものではない。
実施例l 9−シクロプロピル−6.8−ジフルオロ−7−(1モ
ルホリノl−2.3,4.9−テトラヒドロイソチアゾ
ロ[5.4−b]キノリン−3.4一ノオン=[工a 
l ]フェニルN−ンクロブロピルイミノク口口チオホ
ルメートの調製: (a)二硫化炭素(79.[8*L  1,31モル)
を水( 1 . 6 xQ)中の水酸化ナトリウム(5
1.89、130モル)の溶液にO℃にて加えた。この
溶液を0゜Cで10分間攪拌した後、シクロプロピルア
ミン(749、1.30モル)を30分かけて滴下した
この反応混合物を65℃で2時間加熱し、ついで周囲温
度に一夜放置した。固体化した反応混合物にクロロギ酸
エチル(I 1 9.8RL  l 3 69、1.2
5モル)をi時間かけて少しずつ加えf二。添加の間に
ガスの発生が観察され、熱が発生した。添加完了後、反
応混合物を65℃に約7時間加熱し、ついで周囲温度で
週末にかけて攪拌した。ついで、この反応混合物をジエ
チルエーテルで抽出し、エーテル抽出物を減圧焉縮した
。さらにクロロギ酸エチル(6xl!,63ミリモル)
およびトリエチルアミン(o.5xOを加え、反応混合
物を65℃で3時間加熱した。溶媒を減圧下で除去し、
得られた粗製の生成物を蒸留してN−シクロプロピルチ
オイソシアネート(67.59、51.83%収率)を
得た(沸点:53〜58℃(〜8xxHg))。
(b)工程1 (a)で得たN−シクロプロピルチオイ
ソシアネート(67g、676ミリモル)およびチオフ
ェノール(67.3肩f2,0.97当量)を周囲温度
にて混合した。この混合物に4滴のトリエチルアミンを
加えた。このアミンを加えると反応混合物は薄黄色にな
り、熱の発生が2時間観察された。
この反応混合物を水浴中で冷却し、得られた固体をクロ
ロホルム中に溶解した。クロロホルムを減圧下に除去し
、ヘキサンを残渣の液体に加えた。
このヘキサン溶液を水浴中で冷却し、生成した沈澱を濾
過し、ヘキサンで洗浄してN−シクロブaピルイミノメ
ルカブトチオホルメート(1209、84.84%収率
)を得、これを精製することなく用いた。
(C)工程+ (b)で得たN−ンクロプロビルイミノ
メルカブトチオホルメート(65g、310ミリモル)
および五塩化リン(64.69、0.98当量、白色固
体)を周囲温度で屋台し、攪拌した。周囲温度で3分間
攪拌した後、オレンジ色が観察さ乙、1時間後に反応混
合物は懸濁液となった。ついで、この反応混合物をホッ
トプレート上で65℃にて6時間加熱した。塩化水素お
よびチオホスホリルクロライド副生物を真空除去し、残
留する液体を蒸留してフェニルN−ソクロブロビルイミ
ノクロ口チオホルメート(569、8 5.1 7%収
率)を金黄色の油秋物として得た。(沸点二85〜90
℃(0. 3 +uHg)) [工程2]1−シクロプロピル−1.4−ジヒドロ−3
−エトキシカルボニル−2−フエニルチ才一6,7.8
−トリフルオロキノリン−4−オンの調製: トルエン(270N+!)中のエチル2,3,4.5テ
トラフル才ロベンゾイルアセテート[チュー(D.T.
W.Chu)およびマレツカ(R.E.Maleczk
a, J『.)のJ .Heterocyclic C
hew+. 2 4、453〜456(1987)に記
載の方法に従って調製]および水素化ナトリウム(鉱油
中の60%NaH、3.18g、1.05当量)の懸濁
液を40分間攪拌した。ついで、工ffllで得たフエ
ニルN−シクロブロビルイミノクロ口チ才ホルメート(
1 9.49、1.2 1当量)を一度に加え、反応混
合物を周@温度にて1時間攪拌し、ついで100℃で1
6時間加熱した。溶媒を真空蒸発させ、残留する油秋物
をクロロホルム(1部)と飽和塩化アンモニウム水溶液
(3郎)との混合物に分配した。層を分離し、有機相か
らクoaホルムを減圧下に除去した。得られた油状残渣
をシリカゲル(1509)上のカラムクロマトグラフィ
ー(塩化メチレン中のジェチルエーテル、勾配30%〜
50%で溶出)で精製して標記化合物を得、これをヘキ
サン中の25%酢酸エチルから再結晶して所望の生成物
(1 4g、44%収率)を得た(融点:l35〜13
7℃)。
’H NMR(CDCl3)6 7.87(iS I 
H,H−)、7.36 〜7.4 5(a+,5H,P
h)、4.37(q、2H,OCR.)、2.88(m
% IH,NCH)、l,3 5(t,3H,OCHt
CH3)、1.18(d、2H,シクロプロピル)、0
.9 2(br s,2H1シクロブロビル)。
[工程3]!−シクロプロピル−1.4−ジヒドロ3−
エトキシ力ルボニル−2−フェニルスルフィニルー6,
7.8−}リフルオロキノリン−4−オンの調製: クロロホルム(300xff)中の工程2で得たlーシ
クロブロピル−1.4−ジヒドロ−3−エトキシ力ルボ
ニル−2−フェニルチオー6,7.8−}リフルオロキ
ノリン−4−オン(1 3.39、317ミリモル)お
よび3−クロロベルオクソ安息香酸(アルドリッチ50
〜60%過酸119、1.1当量)の溶液を45℃にて
1時間加熱し、周囲温度にて攪拌を3時間続けた。この
反応混合物をIM炭酸ナトリウム水溶液で2回洗浄し、
減圧濃縮した。得られた油状物をシリカゲル(soo9
)上のカラムクロマトグラフィ−(塩化メチレン中の1
0%メタノールで溶出)で精製し、ヘキサン中?30%
酢酸エチルから再結晶した後、標記化合物(l2g、8
7%収率)を得た(融点=190〜■91℃)。
H NMR(CDCI3)6 7.95〜8.00(m
.2H,Ph)、7.86〜7.93(m,IH.}f
s)、5.5 2 〜7.6 2(m,3H,Ph)、
4.40 〜4.55(m,28 %  OCH,)、
  3.46(m、  I  H 、  NCH)、1
.42(t,3H%OCHtCH*)、0。8〜1.3
8(m,4H,シクロプロピル)。
[工程4]9−シクロプロピル−6.7.8−トリフル
才ロー2.3.4.9−テトラヒドロイソチアゾロ[5
.4−b]キノリン−3.4−ジオンの調製:テトラヒ
ドロフラン(THP, 3 0 0xQ)中の王程3で
得たl−シクロプロピル−1,4−ジヒドロー3−エト
キシカルボニル−2−フェニルスルフィニルー6,7.
8−}リフルオロキノリン−4一オン(129、2 7
.6 ミリモル)および硫化水素ナトリウム水和物(N
aSH,4.69)の懸濁液を0℃にて40分間m拌し
た。水(20z■中の重炭酸ナトリウム(49、47.
6ミリモル)の溶液を加え、得られた褐色の溶液をO℃
にて2時間攪拌した。この溶液(粗製の1−シクロプロ
ピル−1.4ジヒドロ−3−エトキシカルボニル−2−
メルカプト−6.7.8− トリフルオロキノリン−4
−オンを含有)にヒドロキンルアミン一〇−スルホン酸
(7g、61.9ミリモル)を加え、ついで水(60J
!l2)中の重炭酸ナトリウム(12g、142ミリモ
ル)の溶液を加えた。この反応混合物を周囲温度に温め
、2.5時間攪拌を続けた。溶媒を真空蒸発させ、得ら
れたゴム状残渣をジエチルエーテルで3回トリチュレー
トした。このエーテルをデカントし、所望の生成物のナ
トリウム塩を含有する黄色のペーストを得た。この黄色
のペーストを2M塩酸水溶液中に懸濁した。得られた不
溶性の固体を濾過し、エタノール中で加熱し、再濾過し
て標記化合物(7.059、82%収率)を得た(融点
:243〜245℃)。
’ H N M R (C D C 13)6 9.6
 〜9.9(br s,  IH,NH)、8.03〜
8.1 l(a,IH,Hs)、3.82(a+,I 
H,NCH)、1.2〜1.4(m,4H1シクロプロ
ピル)。
[王程5コ9−シクロプロピル−6.8−ジフルオロ−
7−(1−モルホリノ)−2.3,4.9−テトラヒド
ロイソチアゾロ[5.4−b]キノリン−3.4−ジオ
ンの調製: ピリジン(311jl2)中の工程4で得た9−ンクロ
ブロピル−6.7.8−}リフルオロ−2.3,4.9
−テトラヒドロイソチアゾロ[5.4−b]キノリン−
3.4−ジオン(3.17g、+0.2ミ!,lモル)
およびモルホリン(2.7iI2、3当!)の溶液を周
囲温度にて2時間攪拌し、ついで90’Cにて2.5日
加熱した。溶媒を真空除去し、得られた残渣をメタノー
ル中に懸濁した。このメタノール懸濁液を加熱し、濾過
した。得られた黄色の固体をlM塩酸水溶液、水および
メタノールで涜浄し、真空下で乾燥して標記化合物C3
.179、82%収率)を得た(融点:>250’C)
’H NMR(CDCI3)6 7 . 8 5 (d
d, I HSH5)、3.85〜3.9(偶、4H,
モルホリン)、3.78(m% I H1NCR)、3
 .4 2(br s, 4 H, モLホリン)、1
.1 3〜1.36(m、4H1シクロプロピル)。
実施例2〜!8 2.3,4.5−テトラフルオロ安息香酸を出発物質と
し、工程5においてモルホリンの代わりに適当なアミン
を用い、王程2においてフェニルNーシクロプロピルイ
ミノク口ロチ才ホルメートの代わりにフェニルN一エチ
ルイミノクロロチオホルメート(シクロプロピルアミン
の代わりにエチルアミンを用い、実施例!王程lに記載
の方法で調製)を用いた他は実施例lに記載の合成法に
従い、第1表に記載の実施例2〜l8の化合物(特に断
らない限り遊離の塩基)を調製した。各化合物の構造は
、表に示す融点およびNMR分光分析により同定した。
O ρ * * 実施例l9 9−シクロブ口ピル−6−フルオロ−7−(1ビペラジ
ニル)−2.3.4.9−テトラヒドロイソチアゾロ[
5.4−b]キノリン−3.4−ジオン:[工程!]エ
チル3−シクロブ口ピルアミノ−3−メチルチ才−2−
(2゜.4’,5゜一トリフルオロ)ペンゾイルアクリ
レートの調製: 水素化ナトリウム(鉱油中のアルドリッチ60%NaH
,I.3y)を、水浴中に冷却したN.N−ジメチルホ
ルムアミド(DMFX5 0ml2)中のエチル2,4
.5−トリフルオロベンゾイルアセテート[ヂュ (D
.T.Chu)の米国特許第4,7 6 7,762号
明細書の実施例1aに記載の方法により調製](7.6
y、30,9ミリモル)およびN−シクロプロピルチオ
イソシアネート(本明細書の実施例l工程1aに記載の
方法により調製:3.389、34.1ミリモル)の溶
液にゆっくりと加えた。NaHの添加完了後、反応混合
物を周囲温度に温め、周囲温度で22.5時間攪拌した
。反応混合物に周囲温度にてヨウ化メチル(2.la+
Q, 3 3.7 ミリモル)を加え、得られた溶肢を
周囲温度にて17時間攪拌した。水酢酸( I IIQ
)を加え、溶媒を真空除去した。得られfコ残渣を塩化
メチレン中に溶解し、この塩化メチレン冶演を食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、減圧
濃縮した。残渣をシリカゲル上のカラムクロマトグラフ
ィーにかけ、塩化メチレン中の1.5%酢酸エチルで溶
出して精製し、標記化合物(79、64%収率)を得た
[工程2]1−ンクロプロビル−6.7−ジフルオロ−
3−エトキシカルボニル−2−メチルチ才キノリン−4
−オンの詞製: THF(4(1+42)中の工程lで得たエヂル3−ノ
クロプロピルアミノー3−メチルチオ−2−(2,4゜
.5゜一トリフルオロ)ペンゾイルアクリレート(4.
239、11.8ミリモル)の溶液に、鉱油中の60%
水素化ナトリウム(480m9)を加えた。
この反応混合物を60℃で24時間加熱し、ついで水酢
酸(Q.Sff&)を加えた。溶媒を真空除去し、残渣
をクロロホルム中に溶解した。このクロロホルム溶液を
水で洸浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、真空濃縮
した。得られた残虐をジエテルエーテルから結晶化して
標記化合物(2.499、62.5%収率)(融点:I
 3 7.5℃)を得た。
元素分析値(CI88ISFtNO3S+1/2HIO
として): 計算値(%):C55,17、H4.59、N4.02
実測値(%):C5 5.4 +,84.5 +、N3
.89[工程3コ1−シクロプロピル−6.7−ジフル
オロ−3−エトキンカルボニル−2−メチルスルフィニ
ルキノリン−4一オンの調製: 塩化メチレン(70z(1>中の上記工程2で得た1−
シクロプaピル−6.7−ジフル才ロ−3−エトキシカ
ルボニルー2−メチルスルフィニルキノリン−4−オン
(2.2 2 5y、6.56ミリモル)の溶液に3−
クロロベルオクソ安息香酸(アルドリッチ80%)(1
 .4 8 69、6.97ミリモル)を加えた。周囲
温度で4時間攪拌した後、反応混合物を塩化メチレンで
希釈し、冷希釈重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。有
機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、真空濃縮した。
残渣をジエチルエーテルから結晶化して漂記化合物(2
.099,8 9.7 5%収率)を得た(融点207
℃)。
元素分析値(C +sH +sF tN O 4 S 
+ 1/4H toとして): 計算値(%):C53.4 +,H4.3 1,N3.
89実測値(%):C53.49、H4.34、N3.
75[工程4コ9−シクロプロピル−6.7−ジフルオ
ロ−2.3,4.9−テトラヒドロイソチアゾロ[5,
4−b]キノリン−3.4−ジオン;の調製:THF(
200x()中の上記工程3で得たl −シクロプaピ
ル−6.7−ジフル才ロ−3−エトキシカルボニル−2
−メチルスルフィニルキノリン−4一オン(4g、11
.268ミリモル)の溶液を、THF中のIN硫酸水素
ナトリウム溶液(14R1!)に加えた。FR囲温度で
4時間攪拌した後、反応混合物を真空蒸発させた。得ら
れた残渣を水中に溶解し、不溶性物質を濾過により除去
した。得られた水性濾液にIN塩酸溶液(20N(1)
を加え、この溶液を塩化メチレンで抽出した。塩化メチ
レンを減圧下に蒸発させて粗製の1−シクロプロピル−
6.7−ジフルオa〜3−エトキシカルボニル−2−メ
ルカプトキノリン−4一オン(3.19)を得、コ!;
をTHF(Box(1)中に溶解した。..:のTHF
溶液に固体の重炭酸ナトリウム(7.2g)および水(
+283112)を加え、ついでヒドaキシルアミン一
〇−スルホン酸(3.779)を加えた。周囲温度で3
時間攪拌した後、反応屋台物を水で希釈し、濾過した。
得られた固体の濾過ケーキを沸騰メタノール中に懸濁し
、懸濁液を冷却し、濾過して標記化合物(2.49;l
−シクロプロピル−6.7−ジフルオロ−3−エトキシ
力ルボニル−2−メルカプトスルフィニルキノリン−4
−オンからの収率72.4%)(融点〉250℃)を得
た。さらに、水性濾液をIN塩酸溶液(85ffi(2
)で酸性にし濾過して標記化合物(200o)を得た。
元素分析値(Cl3H●F’1NIO,S+1/28!
0として): 計算li!(%):C51.49、H2.97、N9.
24実測1m(%):C 5 1 . 4 6、}{2
.70、N9.20[工程5コ9−シクロプロピル−6
−フルオロ−7−(1−ビベラジニル)−2.3,4.
9−テトラヒドロイソチアゾロ[5.4−b]キノリン
−3,4−ジオンの凋製: 70℃のピリジン(9 J!7!)中の上記工程4で得
た9−シクロプ口ピル−6.7−ジフルオロ−2.3,
4.9−テトラヒドロイソチアゾロ[,),4 −bコ
キノリン−3.4−ジオンC436xg、1.4Sミリ
モル)の@濁液にビベラジン(755o、8.78ミリ
モル)を加えた。透明な無色溶液が得られた。
70℃で2日間攪拌した後、反応混合物を周囲温度に冷
却し、濾過した。得られた固体をジェチルエーテルおよ
び冷水で洗浄して標記化合物(480mg、9l%収率
)(融点〉275℃)を得た。
元素分析値( C I ? H l ? F N − 
O t Sとして):計算値(%):C55.97、H
4.83、NI4.94実測値(%):C55.84、
H4.83、NI5.36実施例20〜27 ピペラジンの代わりに適当なアミンを用い、また適時N
−シクロブロビルチオイソシアネートの代わりにN一エ
チルチオイソシアネート(シクロブ口ピルアミンの代わ
りにエチルアミンを用い、実施例lの工程lに記載の方
法に従い調製)を用いた他は実施例I9に記載の合成法
に従い、第2表に示す実施例20〜27の化合物(特に
断らない限り、遊離の塩基)を得た。各化合物の構造は
、表に示す融点およびNMR分光分析により同定し* ・X− 実施飼28 II−エチル−2.3,4.1 1−テトラヒドロイソ
チアゾロ[5.4.−bコーベンゾ[h]キノリン−3
,4−ジオン・ [王程I]エチルN一エチルーN−(+−ナフチル)2
−エトキシカルボニル−3−メルカブトアクリレートの
調製: ジアザビシクロウンデカン(DBU1 0.721ff
)を含むトルエン(+5d)中のN一エチルナフチルア
ミン(アルドリッチ・ケミカル・カンパニーより市販;
0.4 29、2.45ミリモル)および2.4−ビス
(ビス(エトキシカルボニル)メチレン)−1.3−ジ
チアタン[ラーシ:L(M.S.Raash)のJ.O
rg.chet3 5,  3 4 7 0〜8 3(
1 9 7 0)に記載の方法により調製二0.59、
1.34ミリモル]の溶液を4〜5時間加MR流した。
この反応混合物を周囲温度に冷却し、未反応の出発物質
を濾過により除去し、ジェチルエーテルで濯いだ。濾液
を5%塩酸水溶液(3x20xff)、水(2x20x
C)および食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、濾過し、減圧下に濃縮して油秋物を得た。
この油秋物をシリカゲル上でジエチルエーテル/ヘキサ
ン(1:lv/v)で溶出して精製し、エチルN一エチ
ルーN−(1−ナフチル)−2−エトキシカルボニル−
3−メルカプトアクリレート(0,2359、47%収
率)を得た。
[工程2]4,I1−ジヒドロ−3−エトキシカルボニ
ル〜11一エチル−2−メルカプトベンゾCh]キノリ
ン−4−オンの凋製: 上記工程1で得たエチルN一エチルーN(1−ナフチル
)−2−エトキシカルボニル−3−メルカブトアクリレ
ート(0.3g、0.80ミリモル)をポリリン酸(4
N+2)と混合し、混合物を+00゜Cで2時間加熱し
た。反応混合物を周囲温度に冷却した後、水を加え、得
られた混合物を塩化メチレン(2X25il2)で抽出
した。塩化メチレン抽出物を集めて水で洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧濃縮して標記化合
物(0.19、38%収率)を得た。
[王程3]!1−エチル−2.3.4.1 1−テトラ
ヒドaイソチアゾロE5.4−bコーベンゾこh′Jキ
ノリン−3,4−ジオンの調製: l一ンクロプロヒル− H ,4 − シヒドロ−3−
エトキンカルボニル−2−フエニルチ才−6,7.8−
トリフルオロキノリン−4−オンの代わりに上記工程2
で得た4,l1−ジヒドロ−3−エトキシカルボニル−
If一エチル−2−メルヵプトヘンゾ[h]キ/’Jン
ー4−,t:,’(o,1g、0.3 ミリモル)を用
いた他は実施例Iの工程3および工程4に記載の方法に
従い、標記化合物(550、62%収率)(融点>25
0’C)を得た。
H NMR(50/50  CFaCOOD/CD3C
OOD)d8.5(d、I I−{、Ha)。
実施例29 9−エチル−6,7−メチレンジオキシー2,3.4.
9−テトラヒドロイソチアゾロ[5.4−bコーキノリ
ン−3.4−ジオン: N一エチルナフチルアミンの代わりにN一エチル−3.
4−メチレンジオキシーアニリンを用いる他は実施例2
8に記載の方法に従い、標記化合物を得た。
’H NMR(5 0/5 0  CPzCOOD/C
D−C00D)d 7.8 3(d,I H,H,)。
実施例30 9−エチル−7−フェノキシ−2.3.4  9−テト
ラヒドロイソチアゾロ[5.4−b]一キノリン3.4
−ジオン: N一エチルナフチルアミンの代わりにN一エチル−3−
フエノキシアニリンを用いる他は実施例28に記載の方
法に従い、標記化合物を得た。
友聳旦主土二土互ユ 出発物質として2,3,4.5−テトラフルオロ安息香
酸を用い、王程2において適当ねイミノク口ロチオホル
メート、N−フェニルインチオシアネートまたはN〜(
4−ビリノル)イソチ才ノアネートを用い、工程5にお
いて適当なアミンを用いる他は実施例lに記載の方法に
従い、第3表に示す実施例31−159の化合物を調製
した。Nメチルアミノ化合物は、N−(N’−メチルー
Nホルミルアミノ)化合物を希塩酸で加水分解すること
により調製した。
(以下、 余白) λ 田 田 田 田 田 田 Os 寸 0 V) 寸 ? 戸 戸 田 田 田 山 9つ 0% 0 寸 S rり 弯コ 騙コ 3 実施例160〜+97 出発物質として3−クロロ−2.4.5−}リフル才ロ
安色香酸を用い、王程2において適当なイミノク口口チ
オホルメートを用い、工程5において適当なアミンを用
いる他は実施例lに記載の方法に従い、第4表に示す実
施例160〜197の化合物を調製した。
λ ココ 田 山 山 田 田 田 (1) 田 実施例!98〜227 出発物質として2,4.5−トリフルオロ安息香酸を用
い、工fWIにおいて適当なチオイソシアネートを用い
、工程5において適当なアミンを用いる他は実施例19
に記載の方法に従い、第5表に示す実施例198〜22
7の化合物を調製した。
田 田 国 !t r4 『4 V) ぐ9 r4 ぐり ぐり λ 山 田 田 山 実施例228 9−ンクロプロピル−6.8−ジフル才ロ−7−(3(
N−ノルバリル)アミノーピロリジニル)−2.3,4
.9−テトラヒドロイソチアゾロ[5.4 −b]キノ
リン−3.4−ジオン: 通常のN−ヒドロキシスクシンイミドカップリング法を
用い、3−アミノ−!−ペンジルビロリノン[スミオ(
 r , S c+n+io)およびマツオ(T .M
aLsUO)、特開昭53−28 1 6 1号(19
78年3月16日公開)]をN−t−ブトキシカルボニ
ルノルバリン(Boc−nVal)にカップリングした
。■−ベンジル基を、パラジウム/炭素触媒を用いたメ
タノール中の水素化分解により除去した。ついで、モル
ホリンの代わりに3(N−Boc−ノルバリル)アミノ
ビ口リジンを用いる他は実施例1の工程5に記載の方法
に従い,3−(N−Boc−ノルバリル)アミノビ口リ
ジンを実施例1の工程4の生成物である9−シクロプロ
ピル−6.7.8−}リフルオロ−2.3,4.9−テ
トラヒドロイソチアゾロ[5.4−b]キノリン−3.
4−ジオンと反応させて9−シクロプ口ピル−6.8−
ジフルオロ−7(3゜−(N−ノルバリル)アミノーピ
口リジニル)−2.3,4.9−テトラヒドロイソチア
ゾロ[5.4−b]キノリン−3.4−ジオンを得る(
ただし、アミノ酸の窒素原子はBoc基で保護されてい
る)。
このBoc保護基を、トリフルオ口酢酸および希塩酸を
用いた標準的な加水分解法により除去した。
アミノ基(本発明のある種の化合物に存在しているよう
な)とアミノ酸およびベプチドとの縮合は、通常の縮合
法、たとえばアジド法、混合酸無水物法、DCC(ンシ
クロへキシルカルボジイミド)法、活性エステル法(p
−ニトロフエニルエステル法、N−ヒドロキシコハク酸
イミドエステル法、シアノメチルエステル法など)、ウ
ッドウォード試薬K法、DCC−HOBT(+−ヒドロ
キシーベンゾトリアゾール)法などに従って行うことが
できる。古典的なアミノ酸の縮合反応は、「ベブチド・
ンンセシス(Peptide Synthesis)J
、第2版、ボダンスキー(M . B odansky
)、クラウスナ−(Y.S.Klausner)および
オンデッティ(M.AO ndel目)(+976)に
記載されている。アミノ酸カップリング反応は、適当な
中間体の7位のフッ素元素の置換反応により化合物中に
アミノ含有基を導入する前または後に行うことができる
通常のべブチド合成の場合のように、アミノ酸のα位お
よびω泣における分枝鎖アミノ基およびカルボキンル基
は、所望により保護し脱保護することができる。アミン
基の保護に用いることのできる保護基としては、たとえ
ば、ペンジルオキシカルホニル(Z)、0−クロロ−ペ
ンジルオキシカルボニル((2 − C I)Z)、p
−ニトロベンジルオキシカルボニル(z(Not))、
p−メトキシベンノルオキシカルボニル(Z(OMe)
)、t−ブトキシカルボニル(Boc)、t−アミルオ
キシカルボニル(Aoc)、イソボルニール(isob
orneal)オキシカルボニル、アダマンチルオキシ
カルボニル(Adoc)、2 − (4−ビフェニル)
−2−プロビルオキシカルボニル(Bpoc)、9−フ
ルオレニルーメトキシ力ルボニル(Fa+OC)、メチ
ルスルホニルエトキシカルボニル(MsC)、トリフル
オロアセチル、フタリル、ホルミル、2−ニトロフエニ
ルスルフエニル(Nps),ジフエニルホスフイノチオ
イル(Ppt)およびジメチノレホスフィノチオイル(
!vll)t)などが挙げられる。
カルポキンル基の保護基としては、たとえば、ベンジル
エステル(OBzl)、シクロヘキシルエステル、4−
ニトロベンジルエステル(O B zlN O y)、
L−ブチルエステル(OtBu)、4−ピリンルメチル
エステル(O P ic)などを挙げることができる。
本発明のある種の化合物の合戊に際して、分技鎖中にア
ミノ基およびカルボキシル基以外の官能基を有する特別
のアミノ酸(アルギニン、システイン、セリンなど)は
、必要なら適当な保護基で保護してよい。たとえば、ア
ルギニン中のグアニジ/基(NG)は、ニトロ、p一ト
ルエンスルホニル(Tos)、ペンジルオキンカルボニ
ル(Z)、アダマンチルオキシ力ルボニル(Adoc)
、p−メトキンベンゼンスルホニル、4−メトキシ−2
,6−ジメチルーベンゼンスルホニル(Mt.)などで
保護するのが好ましく、システイン中のチオール基は、
ベンジル、p−メトキノベンジル、トリフエニルメチル
、アセタミドメチル、エチル力ルバミル、4−メチルベ
ンジル(4−MeBzl)、2.4.6−トリメチルベ
ンジル(T o+b)などで保護するのが好ましく、ま
たセリン中の水酸基は、ベンジル(Bz1)、t−ブチ
ル、アセチル、テトラヒドロビラニル(THP)などで
保護するのが好ましい。
実施例228に記載の方法、または上記に掲げた通常の
縮合法を用い、アミノ基を有する本発明の化合物の他の
アミノ酸誘導体を調製することができる。単独または池
のアミノ酸と組み合わせてカップリングすることのでき
るアミノ酸の例としては、グリンン、アラニン、ロイン
ン、イソロインン、メチオニン、フエニルアラニン、バ
リンなどの天然に存在するアミノ酸、並びにシクロへキ
ンルアラニン、シクロヘキシルグリシン、アミノベンタ
ン酸などの合成アミノ酸を挙げることかできる。
抗腫瘍后性 本発明の化合物は、重要な細胞酵素であるトボイソメラ
ーゼHに対する抑制作用を有し、無細胞アッセイにおい
て関連するトボイソメラーゼ■媒体DNA切断を引き起
こすことがわかっており、この作用は細胞毒性と相関関
係がある。これらの化合物は、種々の培養11i瘍およ
び白血病細胞殊に対してインビトロ細胞毒性作用を示し
、またマウス腫瘍および白血病モデルでもインビポ細胞
毒性作用を示す。
抗腫瘍活性を下記DNA切断アッセイによりアッセイし
た。
DNA切断アッセイ DNA切断アッセイには2つの主要な試薬、すなわちl
)NAトポイソメラーゼ■および放射性1票識DNAが
必要である。DNA トボイソメラーゼU (topo
 II )は、ホリガン(B.D,Holligan)
らのJ .B iol.chem. 2 6 0、24
75 〜2482(1985)に記載のようにしてウシ
胸腺から単離した。純枠な酵素またはtopo U活性
に富む部分精製抽出物を用いることができる。DNA基
質としてはPBR32 2ブラスミドを用いた。閉環状
で単離した上記ブラスミドを、まず、1箇所のみでブラ
スミドを切断する制限酵素を用いて直線状にする。つい
て、新f二に暴露されたプラスミド末端を、マニアナイ
ス(T . Maniat is)らの「モレキュラー
・クローニング(Mo(ecular CIoning
)J, コールト・スプリング・ハーバー・プレス、I
15頁(1982)に記載の標準方法により、放射性核
種32Pで標識する。
酵素および放射性標識DNAをまず一緒に加え、ついで
薬剤を加える。30分間インキスベートした後、1%S
DSを用いて混合物の反応を停止させる。ついで、混合
物をアガロースゲル電気泳動にかけると、薬剤の作用に
より生成したDNAの小断片から完全長の直線状基質D
NAが分離される。小さいDNA断片は、より速く移動
する。ゲル中のDNAIの分布を、マニアナイスらの「
モレキュラー・クローニング」、コールド・スプリング
・ハーバー・プレス、+15頁(19B2)に記載のよ
うにしてオートラジオグラフィーにより評価する。
DNA切断活性の評価は、失われた基質レベル、ゲル中
をより速く移動する小さな断片として現れるDNAレヘ
ル、およびこれら小さむ断片のゲル中での分布に基づい
て行う。この最後の基準(小さム断片のゲル中ての分布
)は重要である。というのは、該酵素がDNA分子の特
定配列に結合するという事実に基づき、薬剤により引き
起こされたDNA開裂(酵素に媒介された断片化)が特
定のバンドパターンとなるからである。従って、一定の
バンドパターンがtopoll媒体開裂を示しており、
抗腫瘍活性と充分な相関関係を有している。本発明の化
合物は、このタイプの開裂を引き起こし得ることを示し
ている。本発明の化合物のDNA切断力は、種々の濃度
の本発明の化合物により引き起こされたDNA開裂の程
度を、topo U媒体DNA開裂作用を有することが
知られている2つの公知抗腫瘍剤であるエトボシドおよ
びテニボソドを既知濃度で用いたときに検出される開裂
と比較することにより評価される。DNAを小さな断片
に開裂する化合物濃度を第5表に示す。
匙5聚(トボイソメラーゼ■媒体DNA切断)実施同N
o.    iil!’(  y/x(!)1    
   32(SB) 2       32(SB) 3       32(SB) 4       32(SB) 5       64(MB) 6       32(SB) 7       32(SR) 8       32(MB) 9       32(SB) +0       32(SB) I1       32(SB) 12       32(SB) 14       64(MB) 1 5      1 2 8(MB)16     
32〜64(MB) 17      32 〜64(WB)+9     
  64(MB) 20       64(MB) 2 2      1 2 8(WB)23     
 32 〜+28(WB)25       [i4(
WB) 29      128(WB) 3 9.           G A /tuo)(
注)SB=強い切断:MB=中位の切断.WB=弱い切
断 インビト口細胞毒性アッセイ 本発明の化合物は、ヒーラ細胞やルイス肺癌(■、LC
 l)細胞などの腫瘍細胞昧に対して強力なインビトO
wJ胞毒性活性を示した。本発明の化合物の細胞毒性は
、第6表に示してある。IC5o値は、下記プロトコー
ルに従い、培養細胞に対する細胞毒性の比色アッセイで
測定した。
3日マイクロタイターアッセイ法を用い、所定の薬物濃
度に暴露した培養細胞の増殖抑制を測定する。代謝活性
は、細胞がテトラゾリウム染料であるMTT(3−(4
.5一ノメチルチアゾルー2ーイル)−2.5−ジフエ
ニルテトラゾリウムブロマイド)を定量可能な発色最終
生戊物(可視スペクトルの570nmに吸収を有する)
に還元する能力により測定する。生存細胞はMTT染料
を還元する。
被験化合物をジメチルスルホキシド(DMSO)に熔解
し、まずアール平衡食塩水(Earle’s Bata
nced Salt Solution)で、ついで培
地で被験化合物の最高a度の2倍に希釈する。このa縮
スト:クから、96−ウエルマイクロタイタートレイ中
に2倍系列希釈を調製する。各ウエルには被験化合物の
所望の最終濃度の2倍が含まれている。各濃度をそれぞ
れ3つの試料で試験し、3つの試料からなる薬物不含コ
ントロールと比較する。
化合物を希釈するの?こ用いた培地と同じ培地中で細胞
を増殖させる。トリプシン処理(*)により回収した後
、生細胞数を決定し、細胞濃度を25.000細胞/M
Qに調節する。ついで、細胞を含有する接種物(0 .
 1 x(7)を2,5 0 0細胞/ウエルの最終濃
度で各ウエルlこ加える。この接種物を加えることによ
り、被験化合物は所望の最終濃度に希釈される。
マイクロタイタートレイを5%CO,を含有する加湿雰
囲気中、36℃で3日間インキユベートする。
3日後、リン酸一榎衝食塩水中の5zf/z(IMTT
溶液(20μOを各ウエルに加える。トレイを再びイン
キュベーター中に2〜4時間戻して生存細胞に染料を還
元させる。培地および未還元染料を吸引により除去する
。DMSOを加えて染料の還元による水溶性の発色最終
生成物を溶解し、分光光度計で570nmで測定する。
【C,。値を、570r+mでの吸光度を非薬剤処理コ
ントロール値の50%まで下げるのに必要な被験化合物
の濃度として決定する。
(*)トリブシン処理による付着細胞の回収は、以下の
ようにして行う。
l.培地を吸引により除去する。
2.7ール平衡食塩水で単層細胞を2回濯ぐ。
3.トリプシン(0.05%)/EDTA(0.53m
M)を加える。各2501当たり約0 . 2 xI2
の溶液を用い、傾かせて単層を覆わせ、ついでトリブシ
ンを回収して溶液の薄いフィルムのみを残す。
単層細胞が剥離するまで室温でインキユベートする。
4.視覚により、および/または顕微鏡観察により細胞
の剥離が決定されたら、ウシ胎仔血清を含有する培地を
加えてトリプシンの作用を停止させ、細胞を再懸濁する
。細胞塊の解離を助けるためトソチスレートする。
6.電子細胞計数器[たとえばコールターカウンター(
Coulter Counter)]により、または細
胞懸濁肢のアリコートをトリパンプルー(標準食塩水中
に0 4%)と混合し目に見える細胞を血球計でカウン
トすることによりLx(l当たりの細胞数を決定する。
(以下、余白) 匙i表(インビボ腫瘍細胞毒性(ICsoμ9/x2)
)7.0 3.9      0.99 3.1 1.3 4.0 6.3 0.2 3.9 2,05 0.23 0.95     0.52 <0.05 0.55 4.0      1.5 4.0             0.051 .00 14.0 0.68 (注)a:ヒーラ細胞は、ATCC,カタログ#ccL
2から得た。
b:LLcI=ルイス肺癌 c:P388Dlは白血病の細胞味である。
d:’A549はヒト乳癌細胞株である。
e:HCT−8はヒト結腸癌細胞株である。
インビボ抗話庖沃仕 第7表に示したインビボデータは、1試験群当kり6〜
lO匹の披験動物を用い、2種のマウス癌モデルに対し
てBDF.マウスで決定したしのであった。ルイス肺癌
(LL)の場合は、第08目に腫瘍をマウスの鼠径郎領
域中、穿刺により脇窩領域中に皮下接種(SC)する。
被験化合物を第1日目から第9日目まで合計9回の注射
で腹腔内(IP)投与する。腫瘍の重さを第14日目に
計り、コントロール腫瘍(C)に対する処理腫瘍(T)
の中間重量比として重量抑制を表す。
P388白血病細胞の場合は、tx+o”細胞を含有す
る希釈腹水(0.1!)の懸濁液を第0日目にマウス腹
腔内に移植し、被験化合物を第1日目から第5日目に合
計5回の注射で腹腔内投与する。マウスの生存を30日
間モニターし、寿命の延長をコントロール(C)マウス
に対する処理(T)マウスの中間生存時間として表す。
171(インビボ抗腫瘍活性) 丞ユ1血ω(自)  LLII2史a 250 125 62.5 31.25 250 125 62,5 31.5 0.35 0,59 0,75 0.81 100                    11
750                    13
325                    13
312.5                   1
29(注)a;第14日目に測定。
b=コントロールマウスに対する処理マウスの中間寿命
延長 以上、本発明を上記特別の実施態様に基づいて詳しく説
明した。しかしながら、これらの態様は説明のためにの
み示したしのであり、本発明はこれらに限られるもので
はないことが理解されなければならない。本発明の範囲
内で種々の変更および変化を加えることができ、そのよ
うな変更および変化は当業者には本明細書の記載から容
易に理解できるであろう。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ I (式中、Rは(a)低級アルキル基、(b)ハロアルキ
    ル基、(c)低級シクロアルキル基、(d)アルキルア
    ミノ基、(e)芳香族異項環基および(f)フェニル基
    よりなる群から選ばれた基;W、XおよびZは、それぞ
    れ独立に水素原子、ハロゲン原子および低級アルキル基
    よりなる群から選ばれた基;Yは(a)フェニル基、(
    b)−NR_2R_3(式中、R_2およびR_3は、
    それぞれ独立に水素原子、低級アルキル基、アリールア
    ルキル基、アルキルアミノ基、アミノ基、アミノアルキ
    ル基、ヒドロキシ置換低級アルキル基、N−含有異項環
    基および2環異項環基よりなる群から選ばれた基である
    か、またはR_2とR_3は一緒になって、S、Oおよ
    びNよりなる群から選ばれた1個または2個以上のヘテ
    ロ原子を有し他の原子は炭素原子であるN−含有異項環
    基を形成する)、(c)2環N−含有異項環基、および
    (d)−OR_1_0(式中、R_1_0は水素原子、
    低級アルキル基またはフェニル基である)よりなる群か
    ら選ばれた基;またはW、X、YおよびZのうちのいず
    れか2つが一緒になって縮合した置換または非置換の、
    芳香族基または異項環基を形成する)で示される化合物
    、または式: ▲数式、化学式、表等があります▼II で示されるその互変体、または薬理学的に許容し得るそ
    の塩、エステル、アミドまたはプロドラッグを含むこと
    を特徴とする、腫瘍性疾患治療剤。
  2. (2)式( I )の化合物が、Rがシクロプロピル基ま
    たはエチル基であり、Wが水素原子であり、Xがハロゲ
    ン原子であり、Zが水素原子またはハロゲン原子であり
    、Yがピペラジニル基、ピペリジニル基、ピロリジニル
    基、モルホリノ基およびチオモルホリノ基よりなる群か
    ら選ばれた基である化合物、またはその置換誘導体であ
    る請求項(1)に記載の治療剤。
  3. (3)式( I )の化合物が、 9−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−7−(1−
    ピペラジニル)−2,3,4,9−テトラヒドロイソチ
    アゾロ[5,4−b]キノリン−3,4−ジオン; 9−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−7−(3−
    メチル−1−ピペラジニル)−2,3,4,9−テトラ
    ヒドロイソチアゾロ[5,4−b]キノリン−3,4−
    ジオン; 9−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−7−(4−
    メチル−1−ピペラジニル)−2,3,4,9−テトラ
    ヒドロイソチアゾロ[5,4−b]キノリン−3,4−
    ジオン; 9−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−7−(4−
    (2′−ヒドロキシ)エチル−1−ピペラジニル)−2
    ,3,4,9−テトラヒドロイソチアゾロ[5,4−b
    ]キノリン−3,4−ジオン;9−シクロプロピル−6
    ,8−ジフルオロ−7−(1−ピペリジニル)−2,3
    ,4,9−テトラヒドロイソチアゾロ[5,4−b]キ
    ノリン−3,4−ジオン; 9−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−7−(4−
    ヒドロキシ−1−ピペリジニル)−2,3,4,9−テ
    トラヒドロイソチアゾロ[5,4−b]キノリン−3,
    4−ジオン; 9−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−7−(1−
    モルホリノ)−2,3,4,9−テトラヒドロイソチア
    ゾロ[5,4−b]キノリン−3,4−ジオン; 9−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−7−(1−
    チオモルホリノ)−2,3,4,9−テトラヒドロイソ
    チアゾロ[5,4−b]キノリン−3,4−ジオン; 9−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−7−(1−
    ジアゼピニル)−2,3,4,9−テトラヒドロイソチ
    アゾロ[5,4−b]キノリン−3,4−ジオン; 9−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−7−(3−
    アミノ−1−ピロリジニル)−2,3,4,9−テトラ
    ヒドロイソチアゾロ[5,4−b]キノリン−3,4−
    ジオン; 9−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−7−(3−
    アミノメチル−1−ピロリジニル)−2,3,4,9−
    テトラヒドロイソチアゾロ[5,4−b]キノリン−3
    ,4−ジオン; 9−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−7−(4−
    クロロ−3−アミノメチル−1−ピロリジニル)−2,
    3,4,9−テトラヒドロイソチアゾロ[5,4−b]
    キノリン−3,4−ジオン;9−シクロプロピル−6,
    8−ジフルオロ−7−(3−エチルアミノメチル−1−
    ピロリジニル)−2,3,4,9−テトラヒドロイソチ
    アゾロ[5,4−b]キノリン−3,4−ジオン; 9−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−7−(N−
    バリル−3−アミノ−1−ピロリジニル)−2,3,4
    ,9−テトラヒドロイソチアゾロ[5,4−b]キノリ
    ン−3,4−ジオン; 9−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−7−(N−
    アラニル−3−アミノ−1−ピロリジニル)−2,3,
    4,9−テトラヒドロイソチアゾロ[5,4−b]キノ
    リン−3,4−ジオン; 9−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−7−(N−
    グリシル−3−アミノ−1−ピロリジニル)−2,3,
    4,9−テトラヒドロイソチアゾロ[5,4−b]キノ
    リン−3,4−ジオン; 9−エチル−6,8−ジフルオロ−7−(1−ピペラジ
    ニル)−2,3,4,9−テトラヒドロイソチアゾロ[
    5,4−b]キノリン−3,4−ジオン;9−エチル−
    6,8−ジフルオロ−7−(3−メチル−1−ピペラジ
    ニル)−2,3,4,9−テトラヒドロイソチアゾロ[
    5,4−b]キノリン−3,4−ジオン; 9−エチル−6,8−ジフルオロ−7−(4−メチル−
    1−ピペラジニル)−2,3,4,9−テトラヒドロイ
    ソチアゾロ[5,4−b]キノリン−3,4−ジオン; 9−エチル−6,8−ジフルオロ−7−(4−(2′−
    ヒドロキシ)エチル−1−ピペラジニル)−2,3,4
    ,9−テトラヒドロイソチアゾロ[5,4−b]キノリ
    ン−3,4−ジオン; 9−エチル−6,8−ジフルオロ−7−(1−ピペリジ
    ニル)−2,3,4,9−テトラヒドロイソチアゾロ[
    5,4−b]キノリン−3,4−ジオン;9−エチル−
    6,8−ジフルオロ−7−(4−ヒドロキシ−1−ピペ
    リジニル)−2,3,4,9−テトラヒドロイソチアゾ
    ロ[5,4−b]キノリン−3,4−ジオン; 9−エチル−6,8−ジフルオロ−7−(1−モルホリ
    ノ)−2,3,4,9−テトラヒドロイソチアゾロ[5
    ,4−b]キノリン−3,4−ジオン;9−エチル−6
    ,8−ジフルオロ−7−(1−チオモルホリノ)−2,
    3,4,9−テトラヒドロイソチアゾロ[5,4−b]
    キノリン−3,4−ジオン;9−エチル−6,8−ジフ
    ルオロ−7−(1−ジアゼピニル)−2,3,4,9−
    テトラヒドロイソチアゾロ[5,4−b]キノリン−3
    ,4−ジオン;9−エチル−6,8−ジフルオロ−7−
    (3−アミノ−1−ピロリジニル)−2,3,4,9−
    テトラヒドロイソチアゾロ[5,4−b]キノリン−3
    ,4−ジオン; 9−エチル−6,8−ジフルオロ−7−(3−アミノメ
    チル−1−ピロリジニル)−2,3,4,9−テトラヒ
    ドロイソチアゾロ[5,4−b]キノリン−3,4−ジ
    オン; 9−エチル−6,8−ジフルオロ−7−(4−クロロ−
    3−アミノメチル−1−ピロリジニル)−2,3,4,
    9−テトラヒドロイソチアゾロ[5,4−b]キノリン
    −3,4−ジオン; 9−エチル−6,8−ジフルオロ−7−(3−エチルア
    ミノメチル−1−ピロリジニル)−2,3,4,9−テ
    トラヒドロイソチアゾロ[5,4−b]キノリン−3,
    4−ジオン; 9−エチル−6,8−ジフルオロ−7−(N−バリル−
    3−アミノ−1−ピロリジニル)−2,3,4,9−テ
    トラヒドロイソチアゾロ[5,4−b]キノリン−3,
    4−ジオン; 9−エチル−6,8−ジフルオロ−7−(N−アラニル
    −3−アミノ−1−ピロリジニル)−2,3,4,9−
    テトラヒドロイソチアゾロ[5,4−b]キノリン−3
    ,4−ジオン; 9−エチル−6,8−ジフルオロ−7−(N−グリシル
    −3−アミノ−1−ピロリジニル)−2,304,9−
    テトラヒドロイソチアゾロ[5,4−b]キノリン−3
    ,4−ジオン; および薬理学的に許容し得るその塩、エステル、アミド
    およびプロドラッグよりなる群から選ばれたものである
    、請求項(1)に記載の治療剤。
  4. (4)式:▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは(a)低級アルキル基、(b)ハロアルキ
    ル基、(c)低級シクロアルキル基、(d)アルキルア
    ミノ基、(e)芳香族異項環基および(f)フェニル基
    よりなる群から選ばれた基;W、XおよびZは、それぞ
    れ独立に水素原子、ハロゲン原子および低級アルキル基
    よりなる群から選ばれた基;Yは(a)フェニル基、(
    b)−NR_2R_3(式中、R_2およびR_3は、
    それぞれ独立に水素原子、低級アルキル基、アリールア
    ルキル基、アルキルアミノ基、アミノ基、アミノアルキ
    ル基、ヒドロキシ置換低級アルキル基、N−含有異項環
    基および2環異項環基よりなる群から選ばれた基である
    か、またはR_2とR_3は一緒になって、S、Oおよ
    びNよりなる群から選ばれた1個または2個以上のヘテ
    ロ原子を有し他の原子は炭素原子であるN−含有異項環
    基を形成する)、(c)2環N−含有異項環基、および
    (d)−OR_1_0(式中、R_1_0は水素原子、
    低級アルキル基またはフェニル基である)よりなる群か
    ら選ばれた基;またはW、X、YおよびZのうちのいず
    れか2つが一緒になって縮合した置換または非置換の、
    芳香族基または異項環基を形成する;ただし、Rが低級
    アルキル基、低級シクロアルキル基、アルキルアミノ基
    、芳香族異項環基またはフェニル基であり、Wが水素原
    子であり、Xがフルオロ基であり、Zが水素原子かまた
    はハロゲン原子であるときは、Yは−R_2R_3(式
    中、R_2およびR_3は低級アルキル基、アルキルア
    ミノ基、アミノ基、ヒドロキシ置換低級アルキル基から
    選ばれた基であるか、または一緒になってN−含有異項
    環基を形成する)ではない)で示される化合物、または
    式:▲数式、化学式、表等があります▼ で示されるその互変体、または薬理学的に許容し得るそ
    の塩、エステル、アミドまたはプロドラッグ。
  5. (5)Rがシクロプロピル基またはエチル基であり、W
    が水素原子であり、Xが水素原子またはフルオロ基であ
    り、Zが水素原子またはフルオロ基またはクロロ基であ
    り、Yが−NR_2R_3(式中、R_2およびR_3
    は前記と同じ)および−OR_1_0(式中、R_1_
    0は前記と同じ)よりなる群から選ばれた基であるか、
    またはYとZが一緒になってベンゼン環を形成するか、
    またはXとYが一緒になってメチレンジオキシ基を形成
    する、請求項(4)に記載の化合物。
  6. (6)N−アルキルイミノメルカプトチオホルメートを
    20℃〜100℃の温度にて塩素化剤と反応させること
    を特徴とするN−アルキルイミノクロロチオホルメート
    の製法。
  7. (7)N−アルキルチオイソシアネートを20℃〜10
    0℃の温度にてチオフェノールと反応させることを特徴
    とするN−アルキルイミノメルカプトチオホルメートの
    製法。
  8. (8)N−アルキルチオイソシアネートとチオフェノー
    ルとの反応を第三級アミン塩基の存在下で行う、請求項
    (7)に記載の製法。
  9. (9)N−シクロプロピルイミノクロロチオホルメート
JP2286931A 1989-10-23 1990-10-23 イソチアゾロキノリン誘導体およびそれを含有する腫瘍性疾患治療剤 Pending JPH03167191A (ja)

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US425536 1989-10-23

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