JPH0316242Y2 - - Google Patents

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JPH0316242Y2
JPH0316242Y2 JP16096884U JP16096884U JPH0316242Y2 JP H0316242 Y2 JPH0316242 Y2 JP H0316242Y2 JP 16096884 U JP16096884 U JP 16096884U JP 16096884 U JP16096884 U JP 16096884U JP H0316242 Y2 JPH0316242 Y2 JP H0316242Y2
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electrode
hollow
varistor
electrodes
surface electrode
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、電極構造を改良した音響関連に使用
する高周波回路用のバリスタに関する。
[考案の技術的背景とその問題点] 一般に例えばAM,FM用ラジオのアンテナ回
路における誘電雷サージおよび各種開閉サージよ
り回路破壊を防止する対策として放電ギヤツプ形
のアレスタを使用している。しかしながら、放電
ギヤツプ形のアレスタは放電開始までの時間的遅
れから、突入サージを吸収できず電気回路の誤動
作による故障が発生していた。しかして、このよ
うな問題を解消する対策としてサージ吸収特性良
好な酸化亜鉛系セラミツクバリスタを使用するに
至つているが、上記電気回路の周波数は数10〜数
1000KHzと高いため従来一般的に使用されている
バリスタをそのまま用いることはできなかつた。
すなわちバリスタの静電容量値が高いと通常状態
において抵抗となり、音響関連に使用する高周波
回路用としては適さなかつた。そのためサージ吸
収能力を低下させることなく、静電容量値の小さ
いバリスタが必要であり、その対策として第4図
〜第6図に示すように板状のバリスタ素体11の
両面に面積を同じくした相対する電極12,13
を小さく形成したものが考えられる。しかしなが
ら、このような構造の場合、相対する電極12,
13の両面での相互の取付位置をずれることなく
形成することはきわめて困難であり、なかなか電
極12形成面積を相対する電極13と相対する面
積として確保できず、例えば第7図に示すように
バリスタ素体11の両面に電極12,13がずれ
て形成された場合、両面での相互取付位置のずれ
た程度によつて静電容量値のバラツキが発生する
結果となり、必要静電容量値に応じた電極面積を
設定したとしても所望の静電容量値をバラツキな
く得ることができない欠点をもつていた。
[考案の目的] 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、サ
ージ吸収能力を低下させることなく、しかも小さ
な所望の静電容量値をバラツキなく確保できる音
響関連に使用する高周波回路用のバリスタを提供
することを目的とするものである。
[考案の概要] 本考案のバリスタは、板状のバリスタ素体の両
面に形成する電極の一方を外周辺を残して中空面
電極とし、他方を該中空面電極の中空部にほぼ相
対する面とし、前記中空面電極の外径より小さ
く、前記中空部径より大きい外径からなる電極と
したことを特徴とするものである。
[考案の実施例] 以下本考案の一実施例につき図面を参照して説
明する。すなわち第1図〜第3図に示すように例
えば酸化亜鉛・酸化錫・チタン酸バリウム・チタ
ン酸ストロンチウムなどを主成分とし他に数種類
の金属酸化物を混合したセラミツク粉末を円板状
に成形焼結してなるバリスタ素体1の一方面に外
周辺および円形の中空部2を残して銀ペーストを
スクリーン印刷によつて塗布−乾燥して円形の中
空面電極3を形成し、つぎに前記バリスタ素体1
の他方面の前記中空面電極3の中空部2に略相対
する面に該中空部2の径より大きく、前記中空面
電極3の外径より小さい外径からなる円形の電極
4を前記中空面電極3形成手段と同じく銀ペース
トをスクリーン印刷によつて塗布−乾燥して形成
し、600〜900℃にて焼付け、しかるのち前記中空
面電極3および電極4に引出端子(図示せず)を
取着し外装(図示せず)を施してなるものであ
る。
以上のように構成してなるバリスタは一方面が
中空部2を設けた中空面電極3からなり、他方面
の該中空面電極3の中空部2に略相対する面に形
成した電極4が該中空部2の径より大きく前記中
空面電極3の外径より小さい外径からなるように
形成しているため、前記電極4の形成位置が若干
ずれたとしても一定の中空面電極3と相対する電
極4形成面積が確保でき、中空面電極3の中心点
となる中空部2の中心点と他方面に形成する電極
4の中心点を一致させたときに必要とする中空面
電極3と電極4の相対する面積によつてあらかじ
め電極4の外径を設定しておくのみで、電極4の
形成位置ずれに関係なく所望の静電容量値が得ら
れる。したがつて、サージ吸収能力を低下させる
ことなく小さな静電容量値をバラツキなく得るこ
とができる。
なお上記実施例では中空面電極3および電極4
の形状として円形のものを例示して説明したが、
例えば角形、楕円形などの円形以外のものでも同
効であり、またバリスタ素体形状としても円板状
のものに限定することなく必要に応じ板状であれ
ば他の形状であつてもよく、もちろん中空部形状
も円形に必ずしも限定する必要はない。
[考案の効果] 本考案によれば従来のように電極形成作業を吟
味することなく、必要とする相対する電極面積を
容易に確保できるのでサージ吸収能力を低下させ
ることなく小さな静電容量値を必要とする音響関
連に使用する高周波回路に好適な板状のバリスタ
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例に係るバリ
スタを示すもので第1図は平面図、第2図は底面
図、第3図は第1図A−A断面図、第4図〜第6
図は従来の参考例に係るバリスタを示すもので第
4図は平面図、第5図は底面図、第6図は第4図
B−B断面図、第7図は従来の他の参考例に係る
バリスタを示す正面図である。 1……バリスタ素体、2……中空部、3……中
空面電極、4……電極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属酸化物を成形焼結した板状のバリスタ素体
    と、該バリスタ素体の一方面に外周辺および中空
    部を残して形成した中空面電極と、前記バリスタ
    素体の他方面の前記中空部に略相対する面に形成
    した該中空部の径より大きく、しかも前記中空面
    電極の外径より小さい外径からなる電極とを具備
    したことを特徴とするバリスタ。
JP16096884U 1984-10-23 1984-10-23 Expired JPH0316242Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16096884U JPH0316242Y2 (ja) 1984-10-23 1984-10-23

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Publication Number Publication Date
JPS6175102U JPS6175102U (ja) 1986-05-21
JPH0316242Y2 true JPH0316242Y2 (ja) 1991-04-08

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