JPH03143568A - 塗布方法 - Google Patents

塗布方法

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JPH03143568A
JPH03143568A JP26886090A JP26886090A JPH03143568A JP H03143568 A JPH03143568 A JP H03143568A JP 26886090 A JP26886090 A JP 26886090A JP 26886090 A JP26886090 A JP 26886090A JP H03143568 A JPH03143568 A JP H03143568A
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JP
Japan
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coating
edge
coater head
web
powder dispersion
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JP26886090A
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Kenji Egami
江上 謙二
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は粉体分散液の塗布方法に関し、更に詳しくは塗
布むら、塗布液のロスが改良された高速の粉体分散液の
塗布方法に関する。
〔従来技術〕
粉体分散液の塗布方法としては、従来から例えばリバー
スロール塗布法、グラビア塗布法、ドクターナイア塗布
法、エアードクター塗布法およびエクストルージョン塗
布法等が広く知られ、また実用化されている。しかしな
がら粉体分散液のように粘度の範囲が数100ポアズ乃
至数センチポアズの如く広く、また複雑な挙動(チキン
トロピーの場合もあればレオベキシーの場合もある)を
する液体の場合には、高速で均一な薄膜に塗布するには
未だ従来公知の塗布方法では必ずしも満足し得るもので
はない。
例えばリバースロール塗布の場合には高速塗布に際して
塗布液がロールから飛び散ったり、塗布むらを生じたり
することがある。また薄膜塗布を行なう場合には、アプ
リケータロールとメータリングロールのギャップを30
μ−以下に調整しなければならないことが多く、このよ
うにギャップを均一に調整するのは実際には困難である
。さらには支持体ウェブを張架するバックアップロール
を均一に作ることも難しく、その不均一パターンがその
まま塗布層の塗布むらとなる。また塵等がバックアップ
ロールに付着した場合にも同様な転写むらが発生する。
塗布液の種類によっては塗布筋が発生し、全く均一塗布
が得られないこともある。
粉体分散液の粘度やチキントロピー性等によって塗布膜
厚が著しく左右される。
従ってバックアップロール、メータリングロール、アプ
リケータロール等の製造または設置に際しては極めて高
い精度が要求され、たとえ精度良く作製ないし設置し得
たとしても0.6μm程度の塗布膜厚の変動はさけ難い
のが現状である。
一方、グラビア塗布の場合には、粉体分散液の粘度によ
ってグラビアロールからトランスファロールまたは支持
体ウェブへの粉体分散液の転移が大きく変わり、特に薄
膜塗布の場合には、その影響が顕著に現れる。またグラ
ビア塗布に才ゴいては、塗布量を変えるためにはその度
にグラビアロールを取替えなければならない。グラビア
網目が乾燥工程終了時まで無くならず均一塗布が不可能
になる場合も少なくない。
エクストルージョン塗布の場合には上記の塗布方法に比
べて膜厚を流量のみによって容易に制御することができ
るほかに塗布表面性も良好で粉体分散液の塗布方法とし
ては適切である。
しかしながら、例えば特公昭46−27158号や同4
6−16830号に記載されたエクストルージョン塗布
装置の場合には、コータヘッドの塗布液を押出すスリッ
トと塗布される支持体ウェブとの間隔をバックアップロ
ールにより数lOμI以下に設定しなければならず、そ
のような狭いギャップ中に分散液を押出し塗布を行なう
場合には、塗布液中の塵や凝集物によって、あるいはコ
ータヘッドの少しばかりの歪みによって支持体ウェブが
傷ついたり、また甚だしい場合には切断することもある
。従ってバックロールをもつエクストルージョン塗布で
は薄膜塗布が困難である。特願昭49−45846号に
は、注液器から支持体ウェブ上にその走行する位置を規
制することなく、塗布液を流出させて塗布を行なう装置
について記載がある。
上記に開示された塗布装置では比較的好都合に塗布する
ことができるが、塗布速度を90m/分以上に上昇させ
乾燥後の塗布膜厚を6μm以下になるような条件で塗布
すると急激に塗布筋や塗布むらが発生し始め均一塗布が
できなくなる。
また特公昭54−7306号には、コータヘッドの走行
する支持体ウェブと接触する部分にウェブを張架するロ
ールがなく、その接触する部分のコータヘッドの上端部
および下端部が鋭角になっていて、かつ液体部を有する
如き塗布装置について記載されている。この装置による
塗布方法では比較的良好な塗布が得られるが、塗布速度
を90m/分以上に上げ、さらに乾燥後の被膜の厚さを
4μm以下になるように薄膜塗布を行なう場合には急激
に塗布筋や塗布むらが増加し、均一塗布が非常に困難に
なる。さらにはコータヘッドの端部が鋭角になっている
ために洗浄その他の取扱い中にヘッドに傷がつきやすく
、平滑度の維持が難かしく、かつ傷が付くと直ちに塗布
筋が発生して実用的に使用することは至難である。
更に特開昭57−84771号にはコータヘッドのバッ
クェツジ面に工夫を加え支持体ウェブの走行方向を含む
断面を三角形に凸状とする提案があるが、三角形エツジ
面の製作は角度の規制等に困難かあり、塗布面に疵を生
じ易く安定な塗布に支障を来すことが多かった。
一方塗布装置に要求される塗布性能は益々高度化されつ
つあり、より薄膜でより高速かつ均一に塗布することが
でき、塗布液のロスの少ない膜厚制御の容易な塗布方法
の開発が望まれている。
〔発明の目的〕
従って本発明の目的は、高速でしかも溝膜塗布を均一 
安定に行うことができる粉体分散液の塗布方法を提供す
ることにある。
〔発明の構成〕
前記した本発明の目的は: 張架部材間に張延されて走行する支持体ウェブに粉体分
散液を塗布するエクストルージョン塗布方法において、
該塗布装置のコータヘッドがスリットを隔て、段差をな
すフロントエツジ、バックェツジを有し、前記バックェ
ツジが前記フロントエツジよりΔdだけ突出しており、
かつ該バックェツジの後縁を含むバックェツジブレード
背面と該後縁をすぎる支持体ウェブ面とのなす角θが3
0°以上であるコータヘッドを、支持体ウェブの自由に
張延されt;部分に押圧し、粉体分散液をスリットから
押出し供給し、押出し圧によってバックェツジと支持体
ウェブ間に粉体分散液の塗布層を形成することを特徴と
する塗布方法によって達成される。
尚本発明の態様にあっては; (a)前記支持体ウェブの走行方向に測った前記コータ
ヘッドのフロントエツジ長さ(lb、 /<ツタエツジ
長さRa及びスリット間隙り間に Qb≦5h%(la≦10h1f2a≦312bの関係
を有するコータヘッドを用いることが好ましく、 (b)また前記コータヘッドのフロントエツジ、バック
ェツジの夫々の前縁から後縁に到るエツジ面が平直であ
り、 (C)更に前記バックェツジの後縁を含むバックェツジ
ブレード背面と該後縁をすぎる支持体ウェブ面のなす角
θが30〜150°であることが好ましい。
以下、図面により本発明を更に詳細に説明する。
第1図は本発明の塗布方法に用いられる塗布装置の概要
側面図であり、また第2図および第3図はそれぞれ上記
塗布装置のコータヘッド部分拡大図である。第1図にお
いて、■は塗布装置のコータヘッド、2は粉末分散液を
塗布する支持体ウェブ(以後ウェブと略称)、3はウェ
ブ2を張架する回転可能な対をなす張架ロールである。
またθはウェブ2の走行方向(図中の矢印の示す方向)
に対してバック側に位置するコータヘッドlのバックェ
ツジブレードlaのエツジ後縁pを含む背面]、 cと
pを過ぎるウェブ2とのなす角度を表し、本発明では3
0°以上に規定している。図面の実施態様では70°に
設定した。4はコータヘッドlの中に蓄えられた粉体分
散液で、流出路5に案内されてスリット6より押出され
て、走行するウェブ2に押出し供給される。
本発明で用いられる粉体分散液4とは、例えばアルミナ
、カーボンブラック、二酸化チタン、γ−酸化鉄、コバ
ルト被着型酸化鉄、コバルト含有酸化鉄、金属磁性粉、
二酸化クロム、グラファイト等をポリウレタンや塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体等の如き高分子化合物やレシ
チン等の界面活性剤ならびに脂肪酸等の潤滑剤を有機溶
媒に溶解せしめた分散媒中に分散させたものを意味する
本発明において好ましく用いられる上記の有機溶媒とし
ては、例えばシクロヘキサノン、トルエン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、テトラヒドロフラ
ン等を好ましく挙げることができる。上記の有機溶媒は
単独で、または混合して用うろことができる。
第1図が示すように、本発明に係る塗布装置のコータヘ
ッド1はウェブ2が自由に張延された張架ロール3の存
在しない位置に配置され、流出路5の向きはウェブ2に
対してほぼ直角に設置されている。
またさらには本発明の塗布方法の特徴とするところは、
粉体分散液4が押出し供給されていない状態、すなわち
塗布が行われていないときにはコ−タヘッドIのバック
ェツジEaは張延されたウェブ2面に当接しているが、
粉体分散液4が押出されているとき、すなわち塗布が行
われているときには上記バックェツジEaは押出し圧に
よって、張延されているウェブ2面からは離間せしめら
れる点にある。本発明Iこ係るコータヘッド1の作用を
より具体的に説明するために第2図の部分拡大図を示す
第2図は、塗布が行われていない時のコータヘッドlの
状態を示す。
図Iこおいてlaおよび1bは、それぞれ粉体分散液4
のスリット6を形成するコータヘッドlのバックェツジ
ブレードならびに70ントエツジブレードである。
本発明に係るコータヘッドlにおいては、ウェブ2の走
行方向(矢印)に対してバック側に位置するブレードl
aのエツジEaをフロント側に位置するブレードIbの
エツジEbよりΔdだけ突出(Δdは好ましくは1m−
以下)せしめ、かつ前記の通り、ブレード1aの背面1
cとウェブ2とのなす角度θを30°以上、好ましくは
30−150°に設定せしめたことを特徴とする。すな
わち150°を越えると構造強度が不足しまた製作に困
鯉を来し、また30°未満になったときは著しい塗布筋
が発生する。
なお、本発明においては、ブレードlbの前面ldとウ
ェブ2とのなす角度φは任意でよく、特に規定する必要
はないが、エツジEbの前縁がウェブに疵をつけない形
状、位置、更に前縁自体に疵がつきにくい形状であれば
よく、前記角度φはウェブの走行方向に対して鈍角に設
けられる。
更に本発明に係るコータヘッドにおいては、そのエツジ
Ea、Ebの夫々のウェブ走行方向に測った長さQa、
 Qb及びスリット間隙りに関して、Qa≦lOh、 
Qb≦5h、12a≦lbの関係に保つことが好ましい
。Qa、 Qbがhに対し、またQaがQbに対し無用
に長いとウェブに疵を発生し、また走行抵抗が増し走行
不順を招き、更に圧力サポートの不均一を来し均一塗布
が困難となる。
更にバックェツジEaのエツジ面は、コータヘッドの製
作コスト2ウエブの疵発生防止の点から平直であること
が好ましい。
第4図に本発明に係るコータヘッド、第5図には好まし
くないコータヘッドの例を示した。
第3図は粉体分散液4の撒布が行われているときのコー
タヘッドの状態を示す部分拡大図である。
図により明白な通りコータヘッドlのエツジEaがウェ
ブ2の面と離間して塗布が行われることを示している。
このときのウェブ2の張力は、塗布速度が速いほど、分
散液の粘度が大きいほど、また分散液の流量が少ないほ
ど大きくする必要があるものの通常は50〜500g/
amの範囲であることが好ましい。
張力が50g/amより小さいと塗布速度90m/wi
n以上で粘度lOセンチポアズ以上の液を塗布する際に
は、液切れが生じたり塗布筋が発生し易い。また、50
0g/cmより大きいと塗布筋が発生し易い。
粉体分散液4がコータへγドlのスリット6から押出さ
れ、矢印方向に走行するウェブ2上に塗布が行われる際
には、ウェブ2は流出する粉体(例えば磁性粉)分散液
4の押出圧によって押圧され、コータヘッドlのエツジ
Eaから離間した状態に置かれる。
コータへラドlから供給、押出される粉体分散液4の圧
力は、塗布膜厚と塗布スピードに左右されるが、実際的
には0.5〜10kg/co+”の程度であることが好
ましい。圧力が0.5kg/ca”より小さいと、塗布
速度90a+/win以上で粘度10センチポアズ以上
の液を塗布する際には液切れが生じたり、塗布筋が発生
し易い。またlokg/am”より大きいと、膜厚が不
均一になり、中央部が厚くなり易い。
本発明において塗布に供される粉体分散液4の粘度は実
用上では10センチポアズ(シェアレート15ec−’
において)以上が望ましい。
また塗布温度については余り高温であると塗布工程中に
溶媒が蒸発するので好ましくなく、余り低温であると粘
度が大きくなり過ぎてこれまI;好ましくない。そこで
本発明における塗布温度は20°C前後であることが好
ましい。
次に塗布速度については90m1分以上である場合に本
発明の効果が最も発揮される。
本発明の塗布方法によれば塗布膜厚は乾燥後6μm以下
で本発明に係る装置の能力が最も高度に発揮されるが、
4μm以下の場合には更に効果的に発揮される。ただし
この場合、塗布液の粘度がlOセンチポアズ以上で固形
分が10重量%以上であることが必要である。次に使用
されるウェブについては厚さが10〜200μm1ある
いはこれ以下のポリエステルベースを用いることができ
るが、本発明においては特に20μm以下の厚さのウェ
ブの使用が好ましい。
塗布後の乾燥膜厚と塗布粘度については、塗布後の乾燥
膜厚が6μ讃を越え、かつ塗布液の粘度がlOセンチポ
アズ未胸の範囲では、均一塗布の困難、塗布むらや塗布
筋の発生を招くことがあるので注意を要する。
以上、詳細に本発明の塗布方法の機構について述べたが
、本発明に係る塗布装置においては、前記の如くコータ
ヘッドの粉体分散液のスリットを形成するブレードのウ
ェブ走行バック側に位置する方のエツジを突出せしめる
と共に該ブレードの背面とウェブとのなす角度を30’
以上に規定して構成せしめ、さらに塗布時にはエツジ面
をウェブから離間させ、エツジ面長、エツジ面形状を調
えたので、従来技術による塗布装置とは異なり、塗布む
らの発生が防止され、他の塗布方式に比べ液溜も不必要
なため、塗布液のロスも軽減された粉体分散液の薄膜塗
布を高速で行うことができた。
〔実施例〕
本発明による粉体分散液例えば磁性体分散液の塗布方法
の有効性を実施例によって示す。
実施例1゜ シェアレート1sec−’における粘度が20ポアズで
チキントロピー的性質を示す分散液として、磁性鉄粉と
ポリウレタンと塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体とレシ
チンをシクロヘキサノンとテトラヒドロフランの3:1
の混合溶液に分散せしめた分散液を200m/分の塗布
速度で塗布乾燥後の膜厚が2.0μmになるように塗布
を行った。ここでθ−40°、Δd−0,2mmのコー
タを使用した。ウェブは塗布工程中に切断したり傷付い
たりすることなく、平滑な表面を有する磁気テープを得
ることができた。また塗布液の流量はギヤポンプで一定
になるように精確に制御されているので乾燥後の塗布膜
厚は塗布の始めから終りまで極めて精確に保つことがで
きた。
比較例(1) 同様な磁性分散液を乾燥後の膜厚2.0μmになる様に
Δd−0.θ−25°のコータヘッドを使用して、塗布
速度200m/winで塗布しt;。結果としては塗布
筋が多く、良好なサンプルは得られなかった。
実施例2゜ ニトロセルロースとポリウレタンのメチルエチルケトン
溶液中にカーボンブラックを分散せしめて得られたシェ
アレート15ec−’+:おける粘度が20センチポア
ズでチキントロピー的性質を示すカーボンブランク分散
液をloo@/分の塗布速度で第1図に示されt;如き
本発明に係る塗布装置を用いて塗布乾燥後の膜厚が10
gmになるように塗布を行った。コータヘッドはθ−5
0°、aa−2.0m1I。
71b= 1.0ma+を使用した。その結果所定の膜
厚を持つ均一で平滑な表面を有するカーボンブランク分
散液の高分子被膜がウェブ上に塗布された。
次いで上記ウェブの上記塗布層側とは反対側に金属磁性
粉の分散液を前記実施例1と同様に塗布し、乾燥してス
リットしてからカセット詰めを行ってビデオテープを得
た。このビデオテープをビデオデツキにかけて繰返し耐
久性を試験したところ、600回まで最初の画像と同じ
質の良好な画像が得られ、同時に走行性も極めて滑かで
良好であった。
比較例(2) 実施例2と同様なカーボンブラック分散液をθ=50°
、 Qa−5,0mm、 Qb−2,51ノ:l−9ヘ
ラ)’ ヲ使用して、乾燥後の膜厚が1.0μmになる
様に、塗布速度100+u/sinで塗布した。結果と
しては、塗布抜け(塗布方向に分散液が付着しない現象
)が多く、良好なサンプルが得られなかった。
実施例3 実施例1で使用した磁性分散液を、乾燥後の膜厚が3.
0μmになる様にθ−60°、Δd−0.2a+m、 
Qa= 1.00111. Qb= 0.5111m′
t′E a、 E bが平直であるコータヘッドを使用
して、塗布速度200a+/winで塗布を行ったとこ
ろ良好な塗布性が得られた。
巾300Iで1000a+塗布後のサンプル全巾・全長
の怠布抜けによるビンポールの数をカウントしたところ
2個と非常に良好であった。
比較例(3) 実施例3と同様な塗布条件で、コータヘッドとして第5
図(a)に示すようなQa−1,0mm、 Qb=0.
5a+m、Δd−0,2■、 E ah= 0.044
m11のものを使用して塗布を行った。
実施例3と同様に巾300I1mlで1000+n塗布
後、塗布抜けによるビンボールの数をカウントしたとこ
ろ、50個あり、やはり塗布故障が出やすい結果が得ら
れ、バックェツジブレード側の三角形状は、全体的な塗
布性は良好ながら、この様な塗布故障が出ることが解っ
た。
比較例(4) 実施例1で用いられたものと同じ分散液を100m/分
の塗布速度で公知の3本ロールオフセットグラビアコー
タで乾燥後の膜厚が3.0μmになるように塗布を行っ
た。
得られた塗布後の磁気テープの表面にグラビア網目が残
り、かつ長時間塗布しているとグラビアロールからトラ
ンス7アロールへの転写量が変り、膜厚が塗布の長さと
共に変化する。また目的の膜厚を得るI;めの条件出し
が非常に困難であった。
比較例(5) 実施例1にて用いられたものと同じ分散液を調製し、こ
の分散液を公知の3本リバースロールコータで100m
/分の塗布速度で塗布を行った。膜厚は乾燥後の膜厚が
3.0μmになるように塗布した。
その結果として塗布工程中において塗布筋が発生し、ま
た塗布の最初と最後の膜厚の変化が大きく、規定の膜厚
の条件出しが非常に困難で、さらには塗布液のロスも大
きかった。
比較例(6) 実施例1と同じ分散液を用いて公知のコータのスリット
から塗布液が水平に流出し、かつウェブのスリットに対
して反対側の対向位置に張架ロールが設置されている押
出し塗布装置を用いて100m/分の塗布速度で塗布乾
燥後の膜厚が3μmとなるように塗布を行った。結果と
して得られた膜厚、fよギヤポンプによって精確に制御
されたが、塗布液中の凝集物や塵あるいはスリットの僅
かばかりの位置ずれによって屡々ウェブが切断された。
〔発明の効果〕
本発明の塗布方法によれば、高速で、均一な薄膜塗布を
行うことができ、かつ塗布液のロスが軽減される。
【図面の簡単な説明】
$1図は、本発明の塗布方法に用いられる塗布装置の概
要側面図、第2図、第3図は同上装置の部分拡大図、ま
たiIJ図は本発明に係るコータへ・ニドの断面図、第
5図は本発明外のコータヘッド例の断面図である。 l・・・コータヘッド、 18・・・バックェツジブレード、 lb・・・70ントエツジのブレード、lc・・・バッ
クェツジブレードの背面、ld・・・フロントエツジブ
レードの前面、2・・・支持体ウェブ  3・・・張架
ロール4・・・粉体分散液   5・・・(分散液の)
流出路6・・・(分散液の)スリット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)張架部材間に張延されて走行する支持体ウェブに
    粉体分散液を塗布するエクストルージョン塗布方法にお
    いて、該塗布装置のコータヘッドがスリットを隔て、段
    差をなすフロントエッジ、バックエッジを有し、前記バ
    ックエッジが前記フロントエッジよりΔdだけ突出して
    おり、かつ該バックエッジの後縁を含むバックエッジブ
    レード背面と該後縁をすぎる支持体ウェブ面とのなす角
    θが30゜以上であるコータヘッドを、支持体ウェブの
    自由に張延された部分に押圧し、粉体分散液をスリット
    から押出し供給し、フロントエッジを支持体ウェブに接
    触させることなく、押出し圧によってバックエッジと支
    持体ウェブ間に粉体分散液の塗布層を形成することを特
    徴とする塗布方法。
  2. (2)前記支持体ウェブの走行方向に測った前記コータ
    ヘッドのフロントエッジ長さlb、バックエッジ長さl
    a及びスリット間隙h間に lb≦5h、la≦10h、la≦3lb の関係を有するコータヘッドを用いる特許請求の範囲第
    1項に記載の塗布方法。
  3. (3)前記コータヘッドのフロントエッジ、バックエッ
    ジの夫々の前縁から後縁に到るエッジ面が平直である特
    許請求の範囲第1項又は第2項に記載の塗布方法。
  4. (4)前記バックエッジの後縁を含むバックエッジブレ
    ード背面と該後縁をすぎる支持体ウェブ面のなす角θが
    30〜150゜である特許請求の範囲第1〜3項のいづ
    れかに記載の塗布方法。
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