JPH03143550A - 穀物乾燥機における異物除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、穀物乾燥機における異物除去装置に関する
。

〔従来技術及び発明が解決しようとする課題〕所謂稲こ
うじ病に冒された籾やその他の径大異物は乾燥中に除去
され難く、格別の除去装置を必要とする。

このため、回転選別胴や、揺動選別盤による粗大選別装
置を乾燥機壁等に組み込み、張込、乾燥、排出のいずれ
かの工程で籾の一部を取り込んで異物除去する形態が開
発実用化されるに至っている。

ところで、乾燥終了した籾を機外に取り出す途中で上記
稲こうじ病粒を除去することが有利であるが、従来は粗
大選別装置の位置が低位置であったため、スロワ等の揚
上装置による接続が困難であり、又は高性能の揚上装置
を必要とされた。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は、上記の欠点を解消しようとし、貯留室２内
に張り込まれる籾を乾燥室３部を通過させて乾燥し再び
上記貯留室２に戻すＷ４１２移送装置を有する穀物乾燥
機に、整籾とこの整籾よりも径大の異物とを分離選別す
る粗大選別装置２２を、乾燥機の機枠１外部に立設する
昇降機５とこの機枠外壁との間隔部に設け、上記乾燥機
の乾燥終了籾の排出口１９に粗大選別装置２２の（Ｊ（
船側をのぞませ、該選別装置２２の排出側は機外に開放
すると共に整籾を集める集穀部２８を機外排出用スロワ
２９等に接続させてなる穀物乾燥機における異物除去装
置の構成とする。

〔発明の作用及び効果〕

粗大選別装置は、乾燥機の機欺外部と昇降機との間隔部
に設置させる形態であるから、乾燥機の上部に設定でき
、スロワ等の揚上装置への接続が容易となる。

〔実施例〕

この発明の一実施例を図面の簡単な説明する。

１は穀物乾燥機の機枠で、この機枠内には上部から貯留
室２．乾燥室３、集穀室４を縦設してなり、該機枠１外
部には集穀室４の一側に集めた穀物を貯留室２に揚上還
元する昇降機５を立設する。

尚、乾燥室３は、バーナ（図示せず）を有するバーナ胴
に通じる熱風室６と吸引ファン７を有するファン胴に通
じる排風室８との間に穀物流下通路９．１０を形成して
なり、各流下通路９，１０の下部に設ける繰出バルブ１
１．１２の一定回転により所定量毎に流下する穀物に熱
風を浴びせて乾燥する構成である。

上記昇降機５は内部にパケットベルト１３を巻回する構
成であり、集穀室４千部に横設する下部移送螺旋１４に
より一側に移送された乾燥穀物を掬い上げ上部に移送で
きる構成としている。この昇降ｔａ５で掬われ上部で投
てきされる穀物は、」二部移送螺旋１５を設ける移送樋
１６の始端側に案内される。尚、この移送螺旋１５で水
平移送される穀物は貯留室２の中央上部に配設する回転
拡散盤１７に案内され、貯留室２内に拡散落下される。

１８は昇降機５下部に接続する穀物張込用ホッパである
。

上記上部移送螺旋樋１６の供給始端側には、排出口上９
を有し、開閉弁２０によって任意に開閉可能に構成され
、案内筒２１を連設している。この案内筒２１は乾燥終
了後の籾を機外排出するときに用いるほか、以下に詳述
する粗大選別装置２２に通じる。

粗大選別装置２２は、乾燥機機枠側部と昇降機５との間
に適宜の取付手段を介して着脱自在に取付られ、上記案
内筒２１を受ける入口漏斗２３からの籾が、やや傾斜姿
勢で回転し外周に適宜巾のスリット孔を形成した回転選
別筒２４に供給され、この回転選別筒２４の始端側に供
給された当該籾は終端側に移行する過程で整籾が上記ス
リット孔から漏下し、径大の稲こうじ病籾等は漏下し得
ないで終端側に至り、排出筒２５を経て機外に排出され
る構成である。２６は駆動モータで、上記回転選別筒２
４を支持する軸２７を直接伝動すべく構成される。

尚、２８は上記整籾を受ける集！９樋で、回転選別筒２
４の長手方向全長にわたり漏下整籾を受けられるようの
ぞませ、その集穀樋２８下方には揚穀スロワ２９への横
送り螺旋＠１３０人リロ側すのぞませている。

上記の集穀樋２８の途中には開閉切換弁３１を設け、こ
の切換弁３１の切換動作によって、ｖｉ籾を還元筒３２
側に排出可能に構成している。この還元筒３２下方は前
記張込用ホッパ１８にのぞむよう位置している。

上記揚穀スロワ２９は第２，３図における実施例では乾
燥機機枠の側方に設けられるものとしているが、第４，
５図における実施例では、乾燥機機枠の正面に位置すべ
く設けている。この第２実施例では集穀樋２８の向きを
左右反対にして取付ることによって機枠正面側に設ける
スロワ２９への横送り螺旋樋３０入り口にのぞみうる槽
或としている。

３３は前記昇降１！１５の途中に配設される水分計で、
コンベアパケットから溢出する籾を一粒毎に受けて水分
検出しうる構成である。

３４は乾燥制御を行なうマイクロコンピュータの演算制
御部（以下、ＣＰＵという）を内蔵するコントロールボ
ックスで、その盤面には張込・乾燥・排出・停止の各ス
イッチ、張込量や仕上り水分値等の設定スイッチ等が設
けられる。

上側の作用について説明する。

張込用ホッパ１８から張り込まれた籾は、貯留室２に一
定量貯留される０通電乾燥作業を行なうときは、乾燥ス
イッチのＯＮ動作により、張込量設定スイッチの設定操
作と、外気温度の検出値とによって熱風温度が決められ
、乾燥開始される。

乾燥行程中は、所定時間毎に水分計で籾水分が検出され
、当該検出水分が所定に設定した仕上り水分値に達する
と乾燥終了する。

上記の乾燥行程の開始と略同時にあるいは所望の水分値
に乾燥したのちに稲こうじ病籾等異物の除去行程を開始
するが、このときは、開閉弁２゜を開き、かつ切換弁３
１を第２．４図イ位置に設定しておく。

こうして５粗大選別装置２２の駆動モータ２６が起動を
始めると案内筒２工を介して籾が選別筒２４の内部に順
次繰り出されることとなり、該選別筒２４の選別作用を
受けることとなる。

籾は回転選別筒２４の回転によってこの選別筒２４の終
端側に向い移動しなから整籾はスリット孔を漏下し、稲
こうじ病籾等の異物は径が大きいため終端側に至り排出
筒２５を経て機外に取り出される。上記の整籾は、集穀
樋２８で集められ還元筒３２を介して張込ホッパ１８に
還元され、循環中の籾と一緒に再び昇降機５にて揚上さ
れる。

このとき排出口１９は開口状態にあるが、大部分が移送
螺旋１５の移送作用を受けることとなって上記整籾も大
部分が貯留室２内に移される。尚、粗大選別装置２２に
よる選別処理量は一定であるにもかかわらず、次々と籾
は供給されるが、過剰分は供給路、即ち案内筒２１に停
滞して待機し、上部移送螺旋１５への供給籾はその大部
分が貯留室２側に移されることとなる。

又、排出工程で上記の異物選別処理を行なうに当たって
は、切換弁３１を図中口位置としておく。

こうすることにより集穀＠２８によって集められる整籾
は横送り螺旋樋３０を介してスロワ２９側に排出され、
このスロワ２９の揚上作用をもって高位置に排出される
ものである。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例を示すもので、第１図は正断面
図、第２図は一部破断せる正面図、第３図はその一部の
側面図、第４図は別実施例を示す一部破断した正面図、
第５図はその側面図である。 図中、２は貯留室、３は乾燥室、５は昇降機。 工５は上部移送螺旋、１６は移送樋、１９は排出口、２
０は開閉弁、２１は案内筒、２２は粗大選別装置、２４
は選別筒、２８は集ｉ樋、２９は揚穀スロワ、３０は螺
旋樋、３１は開閉切換弁、３２は還元筒を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）貯留室２内に張り込まれる籾を乾燥室３部を通過
   させて乾燥し再び上記貯留室２に戻す循環移送装置を有
   する穀物乾燥機に、整籾とこの整籾よりも径大の異物と
   を分離選別する粗大選別装置２２を、乾燥機の機枠１外
   部に立設する昇降機５とこの機枠外壁との間隔部に設け
   、上記乾燥機の乾燥終了籾の排出口１９に粗大選別装置
   ２２の供給側をのぞませ、該選別装置２２の排出側は機
   外に開放すると共に整籾を集める集穀部２８を機外排出
   用スロワ２９等に接続させてなる穀物乾燥機における異
   物除去装置。