JPH07218132A - 花卉球根乾燥装置 - Google Patents
花卉球根乾燥装置Info
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- JPH07218132A JPH07218132A JP3546394A JP3546394A JPH07218132A JP H07218132 A JPH07218132 A JP H07218132A JP 3546394 A JP3546394 A JP 3546394A JP 3546394 A JP3546394 A JP 3546394A JP H07218132 A JPH07218132 A JP H07218132A
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- Japan
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- conveyor
- drying
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- bulb
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- Structure Of Belt Conveyors (AREA)
- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 球根を乾燥する際に乾燥し過ぎを防止すると
ともに、球根内の水分をほぼ均一に調質することのでき
る花卉球根乾燥装置を提供する。 【構成】 乾燥装置の乾燥室１内にバファリングタンク
２の直下から順次斜め下方に傾斜しジクザクに下降する
多数段の無端コンベアを設け、最上段の無端コンベアか
ら所定の段間隔ごとにベルトに多数の通風孔を設け通風
自在とした乾燥コンベアを、その間に無端コンベア上を
断熱パネルによりトンネル状に覆いその入口および出口
にすだれ状の断熱材を設けて遮蔽した調節コンベアをそ
れぞれ配置し、室外に設けた空調機４から乾燥室内に温
風を送出し、バファリングタンクから順次無端コンベア
上を下降する花卉球根を順次乾燥コンベアでは温風によ
り乾燥、調節コンベアでは温風を遮断して調質と繰り返
し、所定乾燥度でむらなく調質するようにしたことを特
徴とする。
ともに、球根内の水分をほぼ均一に調質することのでき
る花卉球根乾燥装置を提供する。 【構成】 乾燥装置の乾燥室１内にバファリングタンク
２の直下から順次斜め下方に傾斜しジクザクに下降する
多数段の無端コンベアを設け、最上段の無端コンベアか
ら所定の段間隔ごとにベルトに多数の通風孔を設け通風
自在とした乾燥コンベアを、その間に無端コンベア上を
断熱パネルによりトンネル状に覆いその入口および出口
にすだれ状の断熱材を設けて遮蔽した調節コンベアをそ
れぞれ配置し、室外に設けた空調機４から乾燥室内に温
風を送出し、バファリングタンクから順次無端コンベア
上を下降する花卉球根を順次乾燥コンベアでは温風によ
り乾燥、調節コンベアでは温風を遮断して調質と繰り返
し、所定乾燥度でむらなく調質するようにしたことを特
徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は搬入されたチュウリップ
等の花卉球根を荷受け、洗浄・乾燥・除根・殺菌・選別
等の作業を行う花卉球根乾燥選別施設の内、花卉球根乾
燥装置の構造に関するものである。
等の花卉球根を荷受け、洗浄・乾燥・除根・殺菌・選別
等の作業を行う花卉球根乾燥選別施設の内、花卉球根乾
燥装置の構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、花卉球根乾燥選別施設において
は、収穫期に営農家から搬入されたチュウリップ等の花
卉球根（以下単に球根とする）を、荷受・洗浄・乾燥・
除根・殺菌・選別等の作業を集中して行い営農家の労力
を軽減するとともに、品質の安定した球根を共同で出荷
するようにしている。営農家から搬入される球根は水分
や土の付いたままで、作業場で通風や洗浄により水分や
土を除去し、空調機により含有する水分を貯蔵に適した
配分まで乾燥し、株分離や除根により大きさや形状を整
え、殺菌液やワックスを塗布し、大きさによりクラス分
け選別して低温倉庫に保管し、低温倉庫内で乾燥調節し
ながら、出荷に備えて保管するようにしている。花卉球
根乾燥装置にあっては、搬入される球根の含有水分のバ
ラツキや、乾燥室内を流れる通風の温度・湿度により球
根の乾燥にバラツキを生じており、通常搬入時に８０〜
９０％のものを５０％程度に乾燥するように設定してい
るが、球根の根の部分は他の部分に比べて特に乾燥しや
すく、部分的に乾燥し過ぎて根の折損が生じたり、球根
の発芽に悪影響を与える場合が生じている。また、営農
家から直接搬入された球根は水分や土が付いたままで、
洗浄機で洗浄する際に、洗浄水がすぐに汚染し汚れが完
全に落ちない状態で次工程に送られたり、水切りが不完
全のまま乾燥室に送られる等の不具合が発生している。
は、収穫期に営農家から搬入されたチュウリップ等の花
卉球根（以下単に球根とする）を、荷受・洗浄・乾燥・
除根・殺菌・選別等の作業を集中して行い営農家の労力
を軽減するとともに、品質の安定した球根を共同で出荷
するようにしている。営農家から搬入される球根は水分
や土の付いたままで、作業場で通風や洗浄により水分や
土を除去し、空調機により含有する水分を貯蔵に適した
配分まで乾燥し、株分離や除根により大きさや形状を整
え、殺菌液やワックスを塗布し、大きさによりクラス分
け選別して低温倉庫に保管し、低温倉庫内で乾燥調節し
ながら、出荷に備えて保管するようにしている。花卉球
根乾燥装置にあっては、搬入される球根の含有水分のバ
ラツキや、乾燥室内を流れる通風の温度・湿度により球
根の乾燥にバラツキを生じており、通常搬入時に８０〜
９０％のものを５０％程度に乾燥するように設定してい
るが、球根の根の部分は他の部分に比べて特に乾燥しや
すく、部分的に乾燥し過ぎて根の折損が生じたり、球根
の発芽に悪影響を与える場合が生じている。また、営農
家から直接搬入された球根は水分や土が付いたままで、
洗浄機で洗浄する際に、洗浄水がすぐに汚染し汚れが完
全に落ちない状態で次工程に送られたり、水切りが不完
全のまま乾燥室に送られる等の不具合が発生している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑みなされたもので、球根を乾燥する際に乾燥
し過ぎを防止するとともに、球根内の水分分布をほぼ均
一に調節することのできる花卉球根乾燥装置を提供する
ことを目的としている。
問題点に鑑みなされたもので、球根を乾燥する際に乾燥
し過ぎを防止するとともに、球根内の水分分布をほぼ均
一に調節することのできる花卉球根乾燥装置を提供する
ことを目的としている。
【０００４】
【課題を解決する手段】上記目的を達成するために、空
調機を並設した乾燥室内に無端コンベアを上下に複数段
設置し、各コンベアをジグザグ状に交互に傾斜させ、上
段のコンベアの終端を下段のコンベアの始端に接続し、
最上段のコンベアの始端を乾燥室上部の球根供給口に接
続するとともに、最下段のコンベアの終端を乾燥室下部
の球根取出口に接続し、しかして前記複数段のコンベア
の一部を通風自在のベルトにより形成した乾燥コンベア
とし、他の一部を断熱パネルよりトンネル状に被蓋した
調節コンベアとし、両者を交互に配置するようにした。
調機を並設した乾燥室内に無端コンベアを上下に複数段
設置し、各コンベアをジグザグ状に交互に傾斜させ、上
段のコンベアの終端を下段のコンベアの始端に接続し、
最上段のコンベアの始端を乾燥室上部の球根供給口に接
続するとともに、最下段のコンベアの終端を乾燥室下部
の球根取出口に接続し、しかして前記複数段のコンベア
の一部を通風自在のベルトにより形成した乾燥コンベア
とし、他の一部を断熱パネルよりトンネル状に被蓋した
調節コンベアとし、両者を交互に配置するようにした。
【０００５】
【作用】上記構成によれば、球根供給口から順次投入さ
れる球根は、コンベアにより乾燥室内を下降しながら空
調機からの温風により乾燥する。複数段のコンベアの一
部をベルトに多数の通風孔を設けた通風自在の乾燥コン
ベアと、他の一部を断熱パネルによりトンネル状に被蓋
した調質コンベアから構成し、この両者を一定段数置き
に交互に各段に配置することにより、球根はまず乾燥コ
ンベア上で空調機の温風により乾燥され、調質コンベア
に移り、トンネル内で空調機の温風を遮断して一定温度
に保たれ、球根内の水分が均一になるように調節され
る。このように、複数段のコンベアを順次通過する間に
球根は均一に乾燥され、所定の乾燥度（乾燥度約５０
％）で球根取出口から次工程に送られる。本発明によれ
ば、球根の根の乾燥し過ぎによる折損や、球根の表面が
乾燥し過ぎ発芽に悪影響を与えるのを防止することがで
きる。
れる球根は、コンベアにより乾燥室内を下降しながら空
調機からの温風により乾燥する。複数段のコンベアの一
部をベルトに多数の通風孔を設けた通風自在の乾燥コン
ベアと、他の一部を断熱パネルによりトンネル状に被蓋
した調質コンベアから構成し、この両者を一定段数置き
に交互に各段に配置することにより、球根はまず乾燥コ
ンベア上で空調機の温風により乾燥され、調質コンベア
に移り、トンネル内で空調機の温風を遮断して一定温度
に保たれ、球根内の水分が均一になるように調節され
る。このように、複数段のコンベアを順次通過する間に
球根は均一に乾燥され、所定の乾燥度（乾燥度約５０
％）で球根取出口から次工程に送られる。本発明によれ
ば、球根の根の乾燥し過ぎによる折損や、球根の表面が
乾燥し過ぎ発芽に悪影響を与えるのを防止することがで
きる。
【０００６】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。図１は本発明の花卉球根乾燥装置の第１実施
例の構成を示す側面断面図で、乾燥室１の一側上面に、
球根供給口としてバッファリングタンク２が設けられ、
洗浄し水切りされた球根を最上段の第１コンベア３に順
次落下し供給する。乾燥室１の下部にはバーナのような
空調機４が設けられ、送風ダクト５により乾燥室内に温
風を送出するようにしている。空調機４とは反対側の乾
燥室１の上部には、送風機（図示せず）を備えた排気ダ
クト６が設けられ、乾燥室の除湿水分を含んだ室内空気
を排出するようにし、下部には乾燥された球根を取り出
す球根取出口７が設けられ、乾燥後の球根は排出コンベ
ア８により搬出するようにしている。バッファリングタ
ンク２の中央には円筒状のシュート９が設けられ、内側
には左右から下方に向け段違いにガイドが突出し、球根
を１個づつ落下させるようにし、バッファリングタンク
２の下端は乾燥室内に突出し、先端にシャッターを有す
る供給口１０が設けられている。また、バッファリング
タンク２の供給口１０の側壁に複数の排気孔１１と、バ
ッファリングタンク２に室内空気を排出する送風機（図
示せず）を設け、排気ダクト６とともに除湿水分を含ん
だ室内空気をバッファリングタンク２を通しても排気す
るようにし、同時にバッファリングタンク２内に蓄積す
る洗浄後の球根の水切りを兼ね、球根を確実に水切りす
るようにしている。バッファリングタンク２の供給口１
０の直下に、最上段の第１コンベア３の始端が配置され
終端が所定の傾斜角度で下降するように斜めに配置さ
れ、終端で第２段の第２コンベア１２の始端に接続し、
第２コンベア１２は逆方向に所定の傾斜角度で下降して
終端で第３コンベア１３の始端に接続する。以下同様
に、第４コンベア１４、第５コンベア１５とジグザクに
配置され、第５コンベア１５の先端で球根取出口７に接
続し排出コンベア８に移載して次工程に移動するように
している。さらに本実施例では、偶数段目のコンベア即
ち第２コンベア１２および第４のコンベア１４に、球根
が載置されるベルトの上面および下面をトンネル状に断
熱材パネル１６ａにより覆い、入口出口にすだれ状の断
熱シート材からなるカーテン１６ｂを設け、空調機４の
温風を遮断して内部を一定温度に保つテンパーリング部
１６を形成して、載置された球根内の水分を均一にする
ようにしている。また、各コンベアの下方には空調機４
の温風の流通を妨げない状態で、コンベア等に付着した
除湿水滴を受ける排水樋１７が設けられ、集中して乾燥
室外へ排出するようにしている。バッファリングタンク
２から順次落下して第１コンベア３に移載された球根
は、第１コンベア３を移動し途中に空調機４の温風によ
り乾燥して、他端で第２コンベア１２に移り、第２コン
ベア１２のテンパーリング部１６に入り、テンパーリン
グ部内では一定の温度に保たれ、この間球根内の水分が
移動して均一になるように調質し、テンパーリング部１
６を出て第３コンベア１３に移り、再び空調機４の温風
により乾燥して第４コンベア１４に移り、第４コンベア
１４のテンパーリング部１６により同様に調質し、第５
コンベア１５に移載して乾燥して球根取出口７に達し、
排出コンベア８により乾燥室１の外へ取り出される。洗
浄後にバッファリングタンク２から投入される球根は、
ほぼ８０％の水分が含まれているが、排出時には約５０
％に乾燥するようにしている。
説明する。図１は本発明の花卉球根乾燥装置の第１実施
例の構成を示す側面断面図で、乾燥室１の一側上面に、
球根供給口としてバッファリングタンク２が設けられ、
洗浄し水切りされた球根を最上段の第１コンベア３に順
次落下し供給する。乾燥室１の下部にはバーナのような
空調機４が設けられ、送風ダクト５により乾燥室内に温
風を送出するようにしている。空調機４とは反対側の乾
燥室１の上部には、送風機（図示せず）を備えた排気ダ
クト６が設けられ、乾燥室の除湿水分を含んだ室内空気
を排出するようにし、下部には乾燥された球根を取り出
す球根取出口７が設けられ、乾燥後の球根は排出コンベ
ア８により搬出するようにしている。バッファリングタ
ンク２の中央には円筒状のシュート９が設けられ、内側
には左右から下方に向け段違いにガイドが突出し、球根
を１個づつ落下させるようにし、バッファリングタンク
２の下端は乾燥室内に突出し、先端にシャッターを有す
る供給口１０が設けられている。また、バッファリング
タンク２の供給口１０の側壁に複数の排気孔１１と、バ
ッファリングタンク２に室内空気を排出する送風機（図
示せず）を設け、排気ダクト６とともに除湿水分を含ん
だ室内空気をバッファリングタンク２を通しても排気す
るようにし、同時にバッファリングタンク２内に蓄積す
る洗浄後の球根の水切りを兼ね、球根を確実に水切りす
るようにしている。バッファリングタンク２の供給口１
０の直下に、最上段の第１コンベア３の始端が配置され
終端が所定の傾斜角度で下降するように斜めに配置さ
れ、終端で第２段の第２コンベア１２の始端に接続し、
第２コンベア１２は逆方向に所定の傾斜角度で下降して
終端で第３コンベア１３の始端に接続する。以下同様
に、第４コンベア１４、第５コンベア１５とジグザクに
配置され、第５コンベア１５の先端で球根取出口７に接
続し排出コンベア８に移載して次工程に移動するように
している。さらに本実施例では、偶数段目のコンベア即
ち第２コンベア１２および第４のコンベア１４に、球根
が載置されるベルトの上面および下面をトンネル状に断
熱材パネル１６ａにより覆い、入口出口にすだれ状の断
熱シート材からなるカーテン１６ｂを設け、空調機４の
温風を遮断して内部を一定温度に保つテンパーリング部
１６を形成して、載置された球根内の水分を均一にする
ようにしている。また、各コンベアの下方には空調機４
の温風の流通を妨げない状態で、コンベア等に付着した
除湿水滴を受ける排水樋１７が設けられ、集中して乾燥
室外へ排出するようにしている。バッファリングタンク
２から順次落下して第１コンベア３に移載された球根
は、第１コンベア３を移動し途中に空調機４の温風によ
り乾燥して、他端で第２コンベア１２に移り、第２コン
ベア１２のテンパーリング部１６に入り、テンパーリン
グ部内では一定の温度に保たれ、この間球根内の水分が
移動して均一になるように調質し、テンパーリング部１
６を出て第３コンベア１３に移り、再び空調機４の温風
により乾燥して第４コンベア１４に移り、第４コンベア
１４のテンパーリング部１６により同様に調質し、第５
コンベア１５に移載して乾燥して球根取出口７に達し、
排出コンベア８により乾燥室１の外へ取り出される。洗
浄後にバッファリングタンク２から投入される球根は、
ほぼ８０％の水分が含まれているが、排出時には約５０
％に乾燥するようにしている。
【０００７】図２は本発明の第２実施例を示す側面断面
図で、図１でテンパーリング部を第２コンベア１２と第
４コンベア１４に設ける代りに、乾燥室１に多段配置し
たコンベアのほぼ中央で、コンベアの進行方向と直角に
断熱壁１８を立設して仕切り、各コンベアの位置に各コ
ンベアを挿通する開口を設け、開口部に断熱シートから
なるすだれ状のカーテンを設け、二分された乾燥室１の
一方に空調機４からの温風を送風し球根の乾燥を行い、
他方は温風を遮りほぼ一定の温度・湿度を保つようにし
てテンパーリング部１６を形成し、各段のコンベア上を
流れる球根が乾燥領域にある時は温風により乾燥し、テ
ンパーリング部１６にある時は一定温度で調質するよう
にして、前述の第１実施例と同等の効果を上げることが
できる。
図で、図１でテンパーリング部を第２コンベア１２と第
４コンベア１４に設ける代りに、乾燥室１に多段配置し
たコンベアのほぼ中央で、コンベアの進行方向と直角に
断熱壁１８を立設して仕切り、各コンベアの位置に各コ
ンベアを挿通する開口を設け、開口部に断熱シートから
なるすだれ状のカーテンを設け、二分された乾燥室１の
一方に空調機４からの温風を送風し球根の乾燥を行い、
他方は温風を遮りほぼ一定の温度・湿度を保つようにし
てテンパーリング部１６を形成し、各段のコンベア上を
流れる球根が乾燥領域にある時は温風により乾燥し、テ
ンパーリング部１６にある時は一定温度で調質するよう
にして、前述の第１実施例と同等の効果を上げることが
できる。
【０００８】図３は本発明の乾燥装置の第３実施例を示
す側面断面図で、乾燥室内のバッファリングタンク２の
投入口の近傍にホトセンサー等からなる第１球根検知セ
ンサ１９と球根取出口７の近傍に第２球根検知センサ２
０を設け、更に空調機４の空気取入口の近傍に第１温度
湿度センサ２１と排気ダクト内に第２温度湿度センサ２
２を設け、逐次第１球根検知センサ１９と球根取出口７
の第２球根検知センサ２０により乾燥室内の球根の数を
求め、投入される球根の水分量が前工程でほぼ８０％に
なっていることから、乾燥室内の球根の数から必要とす
る概略の除湿量を求め、第１温度湿度センサ２１と第２
温度湿度センサ２２により必要とする総除湿量に見合う
ように空調機４の運転を制御している。さらに、乾燥装
置内の各段のコンベアの駆動部にそれぞれコンベア速度
を制御するインバータ回路２３を設け、第１温度湿度セ
ンサ２１と第２温度湿度センサ２２により検出した温度
および湿度の検出値を制御装置（図示せず）に取り込
み、検出した温度および湿度に対応して、上段の第１コ
ンベア３の速度を遅く、下に下がるに従って段階的に早
く設定するようにし、空調機４から離れた乾燥能力の低
い上部でもコンベア速度を遅くすることにより、乾燥室
内で球根を比較的均一に乾燥し、且つ乾燥装置の経済的
な運行を図ることができる。速度設定の１例として、第
１コンベア３の速度を８５mm/minとし、以下第２、第
３、第４、および第５の各コンベアの速度を、順次、１
００、１２５、１４５、および１６５mm/minと設定する
ことにより比較的均一に乾燥することができる。
す側面断面図で、乾燥室内のバッファリングタンク２の
投入口の近傍にホトセンサー等からなる第１球根検知セ
ンサ１９と球根取出口７の近傍に第２球根検知センサ２
０を設け、更に空調機４の空気取入口の近傍に第１温度
湿度センサ２１と排気ダクト内に第２温度湿度センサ２
２を設け、逐次第１球根検知センサ１９と球根取出口７
の第２球根検知センサ２０により乾燥室内の球根の数を
求め、投入される球根の水分量が前工程でほぼ８０％に
なっていることから、乾燥室内の球根の数から必要とす
る概略の除湿量を求め、第１温度湿度センサ２１と第２
温度湿度センサ２２により必要とする総除湿量に見合う
ように空調機４の運転を制御している。さらに、乾燥装
置内の各段のコンベアの駆動部にそれぞれコンベア速度
を制御するインバータ回路２３を設け、第１温度湿度セ
ンサ２１と第２温度湿度センサ２２により検出した温度
および湿度の検出値を制御装置（図示せず）に取り込
み、検出した温度および湿度に対応して、上段の第１コ
ンベア３の速度を遅く、下に下がるに従って段階的に早
く設定するようにし、空調機４から離れた乾燥能力の低
い上部でもコンベア速度を遅くすることにより、乾燥室
内で球根を比較的均一に乾燥し、且つ乾燥装置の経済的
な運行を図ることができる。速度設定の１例として、第
１コンベア３の速度を８５mm/minとし、以下第２、第
３、第４、および第５の各コンベアの速度を、順次、１
００、１２５、１４５、および１６５mm/minと設定する
ことにより比較的均一に乾燥することができる。
【０００９】図４は本発明の第４実施例を示す側面断面
図で、乾燥室内をジクザクに下降するように配置された
多数段のコンベアの内、第１コンベア３、第３コンベア
１２、第５コンベア１５を通風自在なメッシュ状のコン
ベアとし、第２コンベア１２、第４コンベア１４を通風
を遮断するベルトのコンベアとし、各段のコンベア間を
移載部を除いて断熱材からなる断熱壁２４により仕切
り、バッファリングタンク２の反対側に空調機４を設
け、第１コンベア３と第３コンベア１３および第５コン
ベア１５を囲むそれぞれのエリアに対応して送風ダクト
５を設け、バッファリングタンク側にも同様に排気ダク
ト６をそれぞれ設置し、コンベアの進行方向と逆に空調
機４の温風を送風して、第１コンベア３と第３コンベア
１３および第５コンベア１５を移動する球根を温風によ
り乾燥するとともに、第２コンベア１２と第４コンベア
１４を囲むエリアを均一な温度に保ち、第２コンベア１
２と第４コンベア１４を移動する球根を調質するように
して、前記第１実施例と同等の乾燥効果を上げることが
できる。さらに、第１コンベア３と第３コンベア１３お
よび第５コンベア１５の入口および出口の両端に、球根
をサンプリングするサンプリング取出装置２５を設け、
制御装置（図示せず）により定期的に入口および出口で
球根をサンプリングして赤外線水分計等により水分測定
して、入口と出口の水分量の差とコンベアの有効距離間
隔から乾燥減少率を求め、この乾燥減少率が所定の範囲
になるように、空調機４の運転を制御するようにしてい
る。
図で、乾燥室内をジクザクに下降するように配置された
多数段のコンベアの内、第１コンベア３、第３コンベア
１２、第５コンベア１５を通風自在なメッシュ状のコン
ベアとし、第２コンベア１２、第４コンベア１４を通風
を遮断するベルトのコンベアとし、各段のコンベア間を
移載部を除いて断熱材からなる断熱壁２４により仕切
り、バッファリングタンク２の反対側に空調機４を設
け、第１コンベア３と第３コンベア１３および第５コン
ベア１５を囲むそれぞれのエリアに対応して送風ダクト
５を設け、バッファリングタンク側にも同様に排気ダク
ト６をそれぞれ設置し、コンベアの進行方向と逆に空調
機４の温風を送風して、第１コンベア３と第３コンベア
１３および第５コンベア１５を移動する球根を温風によ
り乾燥するとともに、第２コンベア１２と第４コンベア
１４を囲むエリアを均一な温度に保ち、第２コンベア１
２と第４コンベア１４を移動する球根を調質するように
して、前記第１実施例と同等の乾燥効果を上げることが
できる。さらに、第１コンベア３と第３コンベア１３お
よび第５コンベア１５の入口および出口の両端に、球根
をサンプリングするサンプリング取出装置２５を設け、
制御装置（図示せず）により定期的に入口および出口で
球根をサンプリングして赤外線水分計等により水分測定
して、入口と出口の水分量の差とコンベアの有効距離間
隔から乾燥減少率を求め、この乾燥減少率が所定の範囲
になるように、空調機４の運転を制御するようにしてい
る。
【００１０】図４は洗浄機の構成を示す側面断面図で、
搬入された球根はコンテナに入った状態で荷受け台で検
収の間に予備乾燥され、コンテナのままで洗浄機２６に
運ばれ、オートダンパによりコンテナから供給ホッパ２
７に移され、水槽中でドラム２８の回転による生じる噴
流により付着した土を洗浄除去する。洗浄機２６は、球
根を供給する供給ホッパ２７と、洗浄水を満たし給水管
２９と排水管３０を有する半円筒状の水槽３１と、水槽
３１に水平に軸支し駆動ベルト３２を介して可変速モー
タ３３により回転するトラム２８と、排出タンク３４お
よび土搬出コンベア３５と製品搬出コンベア３６とから
なり、オートダンパにより供給ホッパ２７に移された球
根はドラム２８に送られ、所定時間ドラム２８を回転す
ることにより付着した土等を洗浄し、水槽３１の底に沈
積した土は水槽の底に設けた土排出口３７から除去し、
さらに水槽３１の水中部分に水の汚れ具合をホトセンサ
等からなる汚水センサ３８を設けて水の汚れ具合を検出
し、汚水センサ３８からの信号を汚れ検出装置３９によ
り給水弁４０を操作して水槽３１への給水量を調整する
ようにしている。洗浄された球根は排出タンク３４に移
してさらに土を分離し、製品搬出コンベア３６により搬
出し、途中でスプリングクラー４１によりさらに洗浄し
て水切りコンベア４２に移載して次工程に送られる。図
６は同水切りコンベアの構成を示す側面断面図で、水切
りコンベア４２はコンベアベルト上に複数のバケット４
３を取付け、洗浄された球根をバケット４３に受けて搬
送し、バケット４３には排水孔（図示せず）を設けて球
根に付着した水を水切りするとともに、水切りコンベア
４２の上に送風機４４を取付けたフード４５を設け、送
風機４４により強制送風することにより球根に付着した
水滴を除去落下させ、落下する水滴を水切りコンベア４
２の下に設けた露受皿４６に受けて排出し水切りするよ
うにしている。フード４５の送風機４４の前に電熱ヒー
タを置き、送風機４４により温風を吹付けて水切りを確
実に行うことができる。水切りコンベア４２により搬送
された球根は乾燥装置の上部に設けたバッファリングタ
ンク２に送り一時蓄えられ、乾燥装置に供給される。
搬入された球根はコンテナに入った状態で荷受け台で検
収の間に予備乾燥され、コンテナのままで洗浄機２６に
運ばれ、オートダンパによりコンテナから供給ホッパ２
７に移され、水槽中でドラム２８の回転による生じる噴
流により付着した土を洗浄除去する。洗浄機２６は、球
根を供給する供給ホッパ２７と、洗浄水を満たし給水管
２９と排水管３０を有する半円筒状の水槽３１と、水槽
３１に水平に軸支し駆動ベルト３２を介して可変速モー
タ３３により回転するトラム２８と、排出タンク３４お
よび土搬出コンベア３５と製品搬出コンベア３６とから
なり、オートダンパにより供給ホッパ２７に移された球
根はドラム２８に送られ、所定時間ドラム２８を回転す
ることにより付着した土等を洗浄し、水槽３１の底に沈
積した土は水槽の底に設けた土排出口３７から除去し、
さらに水槽３１の水中部分に水の汚れ具合をホトセンサ
等からなる汚水センサ３８を設けて水の汚れ具合を検出
し、汚水センサ３８からの信号を汚れ検出装置３９によ
り給水弁４０を操作して水槽３１への給水量を調整する
ようにしている。洗浄された球根は排出タンク３４に移
してさらに土を分離し、製品搬出コンベア３６により搬
出し、途中でスプリングクラー４１によりさらに洗浄し
て水切りコンベア４２に移載して次工程に送られる。図
６は同水切りコンベアの構成を示す側面断面図で、水切
りコンベア４２はコンベアベルト上に複数のバケット４
３を取付け、洗浄された球根をバケット４３に受けて搬
送し、バケット４３には排水孔（図示せず）を設けて球
根に付着した水を水切りするとともに、水切りコンベア
４２の上に送風機４４を取付けたフード４５を設け、送
風機４４により強制送風することにより球根に付着した
水滴を除去落下させ、落下する水滴を水切りコンベア４
２の下に設けた露受皿４６に受けて排出し水切りするよ
うにしている。フード４５の送風機４４の前に電熱ヒー
タを置き、送風機４４により温風を吹付けて水切りを確
実に行うことができる。水切りコンベア４２により搬送
された球根は乾燥装置の上部に設けたバッファリングタ
ンク２に送り一時蓄えられ、乾燥装置に供給される。
【発明の効果】以上のように本発明では、乾燥室内に乾
燥ゾーンとテンパーリングゾーンを設け、乾燥室内をジ
クザクに下降する多数段のコンベアにより球根を移送す
ることにより、球根を過剰に乾燥することなくしかも球
根内部を均一に乾燥することができる。
燥ゾーンとテンパーリングゾーンを設け、乾燥室内をジ
クザクに下降する多数段のコンベアにより球根を移送す
ることにより、球根を過剰に乾燥することなくしかも球
根内部を均一に乾燥することができる。
【図１】本発明の花卉球根乾燥装置の第１実施例の構成
を示す側面断面図である。
を示す側面断面図である。
【図２】本発明の花卉球根乾燥装置の第２実施例を示す
側面断面図である。
側面断面図である。
【図３】本発明の花卉球根乾燥装置の第３実施例を示す
側面断面図である。
側面断面図である。
【図４】本発明の花卉球根乾燥装置の第４実施例を示す
側面断面図である。
側面断面図である。
【図５】花卉球根乾燥装置の洗浄機の構成を示す側面断
面図である。
面図である。
【図６】花卉球根乾燥装置の水切りコンベアの構成を示
す側面断面図である。
す側面断面図である。
１ 乾燥室 ２ バッファリングタンク ３ 第１コンベア ４ 空調機 ５ 送風ダクト ６ 排気ダクト ７ 球根取出口 ８ 排出コンベア ９ シュート １０ 供給口 １１ 排気孔 １２ 第２コンベア １３ 第３コンベア １４ 第４コンベア １５ 第５コンベア １６ テンパーリング部 １６ａ 断熱パネル １６ｂ カーテン １７ 排水樋 １８ 断熱壁 １９ 第１球根検知センサ ２０ 第２球根検知センサ ２１ 第１温度湿度センサ ２２ 第２温度湿度センサ ２３ インバータ回路 ２４ 断熱壁 ２５ サンプリング取出装置 ２６ 洗浄機 ２７ 供給ホッパ ２８ ドラム ２９ 給水管 ３０ 排水管 ３１ 水槽 ３２ 駆動ベルト ３３ 可変速モータ ３４ 排出タンク ３５ 土搬出コンベア ３６ 製品搬出コンベア ３７ 土排出口 ３８ 汚水センサ ３９ 汚れ検出装置 ４０ 給水弁 ４１ スプリングクラー ４２ 水切りコンベア ４３ バケット ４４ 送風機 ４５ フード ４６ 露受皿
Claims (1)
- 【請求項１】 空調機を並設した乾燥室内に無端コンベ
アを上下に複数段設置し、各コンベアをジグザグ状に交
互に傾斜させ、上段のコンベアの終端を下段のコンベア
の始端に接続し、最上段のコンベアの始端を乾燥室上部
の球根供給口に接続するとともに、最下段のコンベアの
終端を乾燥室下部の球根取出口に接続し、しかして前記
複数段のコンベアの一部を通風自在のベルトにより形成
した乾燥コンベアとし、他の一部を断熱パネルよりトン
ネル状に被蓋した調質コンベアとし、両者を交互に配置
してなることを特徴とする花卉球根乾燥装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3546394A JPH07218132A (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | 花卉球根乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3546394A JPH07218132A (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | 花卉球根乾燥装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07218132A true JPH07218132A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=12442484
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3546394A Withdrawn JPH07218132A (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | 花卉球根乾燥装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07218132A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003012122A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-15 | Nisshin Seifun Group Inc | 入出庫管理システム |
| KR100482786B1 (ko) * | 2002-05-30 | 2005-04-14 | 임종성 | 폐기물 고속건조장치 및 그를 이용한 건조방법 |
| JP2005145673A (ja) * | 2003-11-18 | 2005-06-09 | Daifuku Co Ltd | 搬送設備および搬送方法 |
| CN104748532A (zh) * | 2015-02-14 | 2015-07-01 | 石家庄市矿区丰旺机械有限公司 | 一种卧式煤球烘干机 |
| CN104871746A (zh) * | 2014-12-16 | 2015-09-02 | 李金生 | 一种玉米晾晒储藏架 |
| CN105858172A (zh) * | 2016-05-25 | 2016-08-17 | 林亚梅 | 一种农产品洗后沥水吹干结构 |
| CN105947626A (zh) * | 2016-05-25 | 2016-09-21 | 林亚梅 | 一种农产品加工用的沥水吹干装置 |
| KR102390201B1 (ko) * | 2021-12-30 | 2022-04-25 | 주식회사 한하산업 | 최적기류를 형성하도록 배치되는 송풍기를 갖는 슬러지 건조장치 및 이를 이용한 슬러지 건조방법 |
| KR102411796B1 (ko) * | 2021-12-30 | 2022-06-22 | 주식회사 한하산업 | 측면 기류를 형성하는 슬러지 건조장치 및 이를 이용한 슬러지 건조방법 |
-
1994
- 1994-02-08 JP JP3546394A patent/JPH07218132A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003012122A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-15 | Nisshin Seifun Group Inc | 入出庫管理システム |
| JP4739580B2 (ja) * | 2001-06-28 | 2011-08-03 | 株式会社日清製粉グループ本社 | 入出庫管理システム |
| KR100482786B1 (ko) * | 2002-05-30 | 2005-04-14 | 임종성 | 폐기물 고속건조장치 및 그를 이용한 건조방법 |
| JP2005145673A (ja) * | 2003-11-18 | 2005-06-09 | Daifuku Co Ltd | 搬送設備および搬送方法 |
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| CN104748532A (zh) * | 2015-02-14 | 2015-07-01 | 石家庄市矿区丰旺机械有限公司 | 一种卧式煤球烘干机 |
| CN104748532B (zh) * | 2015-02-14 | 2018-05-01 | 石家庄市矿区丰旺机械有限公司 | 一种卧式煤球烘干机 |
| CN105858172A (zh) * | 2016-05-25 | 2016-08-17 | 林亚梅 | 一种农产品洗后沥水吹干结构 |
| CN105947626A (zh) * | 2016-05-25 | 2016-09-21 | 林亚梅 | 一种农产品加工用的沥水吹干装置 |
| KR102390201B1 (ko) * | 2021-12-30 | 2022-04-25 | 주식회사 한하산업 | 최적기류를 형성하도록 배치되는 송풍기를 갖는 슬러지 건조장치 및 이를 이용한 슬러지 건조방법 |
| KR102411796B1 (ko) * | 2021-12-30 | 2022-06-22 | 주식회사 한하산업 | 측면 기류를 형성하는 슬러지 건조장치 및 이를 이용한 슬러지 건조방법 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010508 |