JPH03134879A - テープカートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はデータレコーダ用、すなわちコンピュータのデ
ータハックアップ用などに好適なテープカートリッジに
関し、ケース上面壁の表面形態に改良を加えたものであ
る。

〔従来の技術〕

データレコーダ用のテープカートリッジは、般の上下反
転使用されるオーディオ用とは異なり、上下を反転して
使用しないだけで、その外観形状はオーディオ用のそれ
と実質的に変わるところはない。いずれも上面壁（Ａ面
）と下面壁（Ｂ面）に左右の駆動軸挿入孔が上下同心状
に開口されている（例えば、実公昭５２−３８１９４号
公＠）。

従って、データレコーダ用、オーディオ用のいずれにお
いても、その上面壁と下面壁の識別はＡ面、Ｂ面を示す
マーク表示に依存している。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかるに、データレコーダ用のテープカートリッジは左
右の一方の側面壁の側からコンピュータ等の装填口に挿
入する形態が採られる。この場合、前述のようにＡ面、
Ｂ面のマーク表示のみでは、その上面壁と下面壁が判然
と区別しにくいがため、その装填方向を誤りやすかった
。

そこで本発明者等は、データレコーダ用のテープカート
リッジは上下が反転使用されないことに着目して、他の
ＶＨ３力セントのごとく駆動軸挿入孔を下面壁のみに設
け、Ａ面側の上面壁には設けない形態を検討した。

しかし、現行のデータレコーダ側の駆動軸の長さは、第
２図に示すごとくオーディオ用レコーダのものと同様に
、テープカートリッジの８面側の駆動軸挿入孔からＡ面
側の駆動軸挿入孔にまで達する長さに設定されている。

そのため、Ａ面（」二面壁）側の駆動軸挿入孔を省略す
る考え方は、現行のデータレコーダへの使用を考慮する
と採用できない。またオーディオ用のテープレコーダ（
オートリバース型）に片面使用する場合にも、同じ理由
で適用できないことを知った。

本発明の目的は、かかる観点からＡ、Ｂ面が判然と識別
できて誤装填をよく防止できるテープカートリッジを得
るにある。

本発明の目的は、既存の長さの駆動軸を持つレコーダに
も支障なく使用可能なテープカートリ・７ジを得るにあ
る。

本発明の目的は、各種の情報が豊富に表示できるテープ
カートリッジを得るにある。

〔課題を解決するだめの手段〕

本発明は、例えば第１図に示すごとく本体ケース１の上
面壁２ａおよび下面壁３ａに、在来のオーディオ用と同
様に駆動軸挿入孔５を開口したテープカートリッジにお
いて、上面壁２ａの外面−１−に孔覆い板１４をはり付
けて駆動軸挿入孔５を覆い隠したものである。

この孔覆い板１４は、当然に広い面積を有するものとし
て、その外表面に情報記入欄１６を設けておくことがで
きる。

また、レコーダに対する本体ケース１の装填方向の後ろ
側に位置する左右の−・側面壁１７ａの外面にもタイト
ルラベル２０がはり付は可能であるようにすることがで
きる。

〔作用〕

上面壁２ａに駆動軸挿入孔５を残したのは、既存のデー
タレコーダにも使用可能とするためである。

上面壁２ａ側の駆動軸挿入孔５は孔覆い板１４で塞がれ
ているので、駆動軸挿入孔５が見えるか否かで上下面が
簡単に判り、レコーダに少なくとも」二下逆に誤装填す
ることを防止できる。

孔覆い板１４の外表面には、情報記入欄１６などを駆動
軸挿入孔５上でも一切の支障なく設けることができる。

レコーダに対する本体ケース１の装填方向の後ろ側に位
置する左右の一側面壁１７ａにタイトルラベル２０をは
り付けておくと、これを見てユーザーが目的のテープカ
ートリッジを捜し出すに便利であるとともに、タイトル
ラベル２０をはり付けられている側を手元にして本体ケ
ース１をレコーダに装填すればよく、孔覆い板１４と相
まって上下および左右の誤装填の防止に万全となる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、本体ケース】の上面壁２ａの駆動軸挿
入孔５は孔覆い板１４によって覆い隠されているので、
駆動軸挿入孔５が開口する下面壁３ａとは一ト下面の形
状を明瞭に区別できる。従ってコンピユータ等の装填口
への装填方向が確認し易く、誤装填の防止に寄与できる
。しかも、駆動軸挿入孔５は上面壁２ａにも残存させで
あるので、そのまま使用でき、また片面使用タイプのオ
ーディオ用のテープレコーダにも使用できて、経済的で
便利でもある。

更に、孔覆い板１４はブランドや品質表示などを施して
ユーザーへの情報ラベルとして使用できるし、特にこの
孔覆い板１４に情報記入欄１６を設けている場合は、多
量の情報をユーザーが記入できて便利である。

レコーダに対する本体ケース１の装填方向の後ろ側に位
置する左右の一側面壁１７ａの外面にタイトルラベル２
０がはり付けられるようにしておくと、装填状態でもタ
イトルを確認できるばかりか、タイトルラベル２０がは
り付けられた側を手元にして本体ケース１をレコーダ側
の装填口に挿入すればよく、誤装填防止により有効であ
る。

〔実施例〕

図面は本発明をデータレコーダ用のテープカートリッジ
に適用した実施例を示す。

第１図および第２図において、テープカートリッジの基
本形態はオーディオ用のそれと実質的に同様である。

その本体ケース１はプラスチック製の上下ケース２・３
を突き合わせてねし等で一体的に結合してなる。上ケー
ス２の」二面壁２ａおよび下ケース３の下面壁３ａのそ
れぞれの中央部左右には駆動軸挿入孔５・５を上下同心
状に開口してあり、本体ケース１内には各駆動軸挿入孔
５・５−ｈにテープ６が巻かれるハブ７・７を回転自在
に収容配置している。テープ６は一方のハブ７から繰り
出されて本体ケース１内の前面側に配した左右のガイド
ローラ８・８を介して他方のハブ７に巻き取られる。左
右のガイドローラ８・８間のテープ走行経路に面する本
体ケース１の前面中央部にヘッド挿入窓９を有する。な
お、ヘッド挿入窓９の内奥には、高速でのテープ送りを
考慮して、ヘッドパッドは組み込まれていない。

本体ケース１の後縁中央寄り位置には、信号記録方向を
識別するための凹部１０が形成されるが、この凹部１０
は後方および下方のみが開放し、上方は塞がれた形に形
成されている。

下ケース３の前方の台形突部１１には位置決め用の基準
孔Ｉ２・Ｉ２およびオーディオ用テープカートリッジの
場合におけるキャプスタン軸挿入孔に相当する孔１３・
１３が設けられている。但し、データハックアップ用の
図示例においては、一方の孔１３にキャプスタン軸が挿
入し、他方の孔１３には頭出し用センサーが挿入する。

これらの孔１２・１３は上ケース２の上面壁２ａには設
けていない。ごれら孔１２・１３に下方から係入するデ
ータレコーダ側の位置決めピンや頭出し用センサーなど
の挿入深さは、上面壁２ａの内面に達する長さよりも短
く設定されているため、敢えてこれらの孔１２・１３を
上ケース２側の台形突部１１に設ける必要がないからで
ある。

本体ケース１の上面壁２ａの外面の略全体には孔覆い板
１４を駆動軸挿入孔５・５を跨いでこれらを覆い隠すよ
うにはり付けである。具体的には、第３図に示すごとく
上面壁２ａに孔覆い板１４の厚み分程度の浅い凹所１８
を設け、この凹所１８の中に接着剤で孔覆い板１４をは
り合わせた。

このように孔覆い板１４をはりつ４Ｊた場合も、上ケー
ス２側に残る駆動軸挿入孔５の深さは、上面壁２ａの厚
み分だけ確保されているため、第２図に示すように既存
のデータレコーダやオーディオレコーダ側の駆動軸Ｐの
挿入を許す。通常、その駆動軸Ｐの先端は上ケース２例
の駆動軸挿入孔５の深さ方向中央付近にまで突入する。

孔覆い板１４は、アルミ、ステンレスなどの金属プレー
トからなり、外表面に化粧を兼ねた印刷層を形成してブ
ランドや品質表示などを印刷するとともに、同時にユー
ザーが書き込める情報記入欄１６を設けである。金属製
の孔覆い板１４ば、薄くても十分な強度を確保できるの
で、情報記入欄１６に筆記用具で記入するときに該用具
の先端が駆動軸挿入孔５に落ち込むのを防止する下敷き
代わりになる。尤も、厚紙や硬質プラスチック板などで
あってもよい。その他、孔覆い板１４には装填方向の表
示４をも印刷しておくことが装填方向をより判り易くす
るうえで好ましい。

また、本体ケース１の装填方向後ろ側に位置する左右の
いずれか一側面壁１７ａまたは１．７　ｂ、第１図にお
いては左側面壁１７ａに、孔覆い板１４のはり付は面の
場合と同様に浅い凹所１９を設け、この凹所１９をタイ
トルラベル２０のはり付は領域に設定しである。この凹
所１９にタイトルラベル２０をはり付けると、レコーダ
に装填状態でもタイトルが確認し易くなるばかりか、装
填に際し装填方向が更に一層判り易くなる。この場合、
タイトルラベル２０が前記側面壁１７ａから少なくとも
上面壁２ａにわたって、もしくは下面壁３ａをも跨いで
はり付ければ、剥がれにくく、またタイトルラベル２０
への記入量を増やすうえでも０ 望ましい。

なお、上ケース２の上面壁２ａにはレコーダに対する装
填方向の後ろ側端に位置させて誤装填防止用の凸部２１
を一体に突設し、レコーダに装填したとき、該凸部２１
が該レコーダ側の一部に接当して誤装填を規制できるよ
うにしである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係るテープカートリッジの一実施例を示
しており、 第１図は斜視図、 第２図は第１図におけるｎ−ｎ線拡大断面図、第３図は
孔覆い板およびタイトルラベルをはる前の状態での平面
図である。 ■・・・・・本体ケース、 ２ａ・・・・上面壁、 ３ａ・・・・下面壁、 ５・・・・・駆動軸挿入孔、 １４・・・・孔覆い板、 １６・・・・情報記入欄、 ２０・・・・タイトルラベル。 １

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、本体ケース（１）の上面壁（２ａ）および下面壁（
   ３ａ）にそれぞれ駆動軸挿入孔（５）を開口してなるテ
   ープカートリッジにおいて、 上面壁（２ａ）の外面上に、駆動軸挿入孔（５）を覆い
   隠す孔覆い板（１４）がはり付けられていることを特徴
   とするテープカートリッジ。 ２、孔覆い板（１４）に情報記入欄（１６）が設けられ
   ている請求項１記載のテープカートリッジ。 ３、レコーダに対する本体ケース（１）の装填方向の後
   ろ側に位置する左右の一側面壁（１７ａ）の外面に、タ
   イトルラベル（２０）がはり付けられている請求項１ま
   たは２記載のテープカートリッジ。