JPH03131222A - 内視鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分封） 本発明は、流体圧入工筋を用いて弯曲操作する内視鏡に
関する。

（従来の技術） ガス管や水道管などの狭い管路、または生体体腔内など
のように、直接内部を目視できないような細い管路の内
部を点検するのに長尺な内視鏡が使用されている。内視
鏡は一般に、手元の操作部から軟性の挿入部を延長し、
この挿入部の先端に弯曲部を介１７て先端構成部を連結
し、この先端構成部に観察光学系などを備えており、手
元の操作部で弯曲部を遠隔操作１７てこれを屈曲さぜ、
これにより曲りくねった管路に挿入することができる。

上記弯曲部を遠隔操作して屈曲させる手段として、特開
昭６４−６２１５４号公報に記載されているように、流
体圧入工筋（流体圧アクチュエータ）を用いる方法が知
られている。

このものは、挿入部の内部に弾性チューブからなる流体
圧入工筋を配置ｌ−１この流体圧入工筋と先端構成部と
をアングルワイヤで連結し、この流体圧入工筋に空気や
水などの流体を供給および排出して膨脹、収縮させ、こ
の膨脹、収縮により上記アングルワイヤを押し引きし、
これにより上記先端構成部を押したり引いたりして弯曲
部を弯曲させるようになっている。

なお、流体圧入工筋は合成ゴムなどからなる弾性チュー
ブの外周面を伸縮性のない繊維からなる網目のチューブ
で覆い、両端に口金を連結して構成され、水や空気など
の流体圧力を加えるとこれが膨脹して軸方向の長さを短
くし、逆に流体圧力を除去すると収縮して軸方向長さを
長くするものである。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記のような流体圧入工筋によって、弯
曲部の弯曲に必要な押し引き力を得ようとすると、流体
圧入工筋に高い圧力を加えて膨脹収縮量の差をかなり大
きくしなければならない。

ところが、内視鏡の挿入部には、上記流体圧入工筋の外
に、照明光学系や観察光学系、鉗子チャンネルなどのよ
うな他の挿入物、すなわち内臓物が挿通されており、し
たがって、流体圧入工筋を高圧で膨脹させた場合、この
流体圧入工筋が上記挿入部の他の内臓物を圧迫し、これ
ら内臓物を損傷する心配がある。

このような不具合を防止するため内視鏡の挿入部を大径
にすることが考えられるが、このようにすると挿入部全
体が太くなるので適用可能な管路が大きなものに限られ
る欠点を招く。

本発明はこのような事情にもとづきなされたもので、流
体圧入工筋を膨脹させた場合に他の内臓物を圧迫して損
傷するのを防止し、挿入部を細径にすることができる内
視鏡を提供しようとするものである。

（課題を解決するための手段） 本発明は、流体圧入工筋の外周に膨脹規制部材を被せ、
この膨脹規制部材は上記流体圧入工筋が収縮した場合に
この流体圧入工筋の外周と隙間を有するとともにこの流
体圧入工筋が膨脹した場合はこの流体圧入工筋の最大径
よりも小さな径を有し、かつこの膨脹規制部材は上記膨
脹した流体圧入工筋が部分的にはみ出す隙間を備えてい
ることを特徴とする。

（作　用） 本発明によると、流体圧入工筋を、流体圧入工筋が膨脹
した場合における最大径よりも小さな径を有する膨脹規
制部材で覆ったので、流体圧入工筋が膨脹した場合に内
臓物と直接に接触するのが防止される。しかも、上記膨
脹規制部材は、流体圧入工筋が部分的にはみ出す隙間を
有しているので、流体圧入工筋が膨脹した場合に部分的
に大きく膨らむことが許されることになり、軸方向の伸
縮量を大きく確保することができる。

（実施例） 以下本発明について、第１図ないし第４図に示す第１の
実施例にもとづき説明する。

図面は工業用の長尺な内視鏡を示し、１は軟性を有する
長い挿入部であり、先端に弯曲部２を接続してあり、こ
の弯曲部２の先端に先端構成部３を設けである。

挿入部ｌの他端、つまり基端はドラム４に巻回されてお
りこのドラム４から繰出し可能になっている。ドラム４
からはケーブル５が導出されており、このケーブル５は
制御装置６に接続されている。

制御装置６は、カメラコントロールユニラット７、モニ
ター８、光源９、コンプレッサ１０、ｊｌＥ源１１、制
御器１２等を備えている。なお、制御器１２は、図示し
ないが後述するジョイスチックを備えている。

上記挿入部１および弯曲部２は、公知であるから図示し
ないが、多数の弯曲部をリベットを介して軸方向に連結
し、全体として屈曲可能な蛇管を形成し、この蛇管の外
表面を外被チューブで覆ってあり、以下これを軟性チュ
ーブと称する。

弯曲部２における軟性チューブ１３の先端は先端構成部
３に連結されており、この先端構成部３には、ＣＣＤ　
（固体撮像索子）１５、光照射レンズ１６等が取着され
ている。

上記挿入部１および弯曲部２における軟性チュ−ブ１３
の内部には、ＣＣＤケーブル１７、ライトガイドファイ
バーケーブル１８が挿通されており、ＣＣＤケーブル１
７の一端は」ニジ己ＣＣＤ　］、　５に接続されている
とともに、他端は前記ドラム４から導出されたケーブル
５内を通って１．Ｉｌ？ＸＪ装置６のカメラコントロー
ルユニラット７に接続されている。

ライトガイドファイバーケーブル〕８の一端は光照射１
メンズ〕６に接続されているどともに、他端はケーブル
５内を通って制御装置６の光源９に接続されている。

、Ｊ二記挿入部１における弯曲部２に近い場所の軟性チ
ｊ〜ブ１３内には、第１および第２の流体圧入Ｉ　Ｂ　
２０．２１が配置されており、これら流体圧入工筋２０
．２１は挿入部１内で軸方向に位１ａをすらせて表けら
れているとともに、周方向にも１８０６位置をずらせて
設けられている。

これら流体圧入工筋２０．２１はそれぞれへ成ゴムなど
からなる細長い弾性チューブ２２の外周を伸縮性のない
繊維よりなる網１′」状のチューブ２３で覆い、これら
の両端に口金２４ａ、２４ｂを連結１．て構成されてい
る。

第１の流体圧入工筋２ｏの一方の口金２４ａにはアング
ルワイヤ２５を連結してあり、このアングルワイヤ２５
は先＠構成部３に連結されでいる。

第２の流体圧人工ＵＪ２１の一方の口金２４ａにも他の
アングルワイヤ２６が連結されており、このアングルワ
イヤ２６も先端構成部３に連結されでいる。

また、第１の流体圧入工筋２ｏの他方の口金２４ｂは固
定具２７を介して軟性チュ−ブ１３に固定されており、
この口金２４　ｂ　１．：は送気チューブ２８が接続さ
れている。この送気チューブ２８は挿入部１を挿通され
、前記ドラム４がら導出されたケーブル５内を通って制
御装置６のコンブレソザ１０に接続されている。

第２の流体圧入工筋２〕の他方の［１金２４ｂも他の固
定具２７を介して軟性チューブ１３に固定されており、
この口金２４ｂにも他の送気チューブ２つが接続されて
おり、この送気チューブ２９ゼ〕制御装置６の１ンゾ１
ノツザ１０に接続されている。

上記流体圧入工筋２０．２１はそれぞれ膨脹税制部材３
０．３０で覆イ〕れている。

本実施例の膨脹規制部材３０．３０はそれぞれ、Ｍ方向
に離間１−２で配置された陰数のｔＵ　＄１リング３１
・・により構成され、これら規制リング３１・・・はそ
れぞれ軟性チューブ１３に接合されている。

上記規制リング３１・・・は金属や合成樹脂により形成
されており、流体圧入工筋２０．２１か圧力を抜かれて
収縮１−た場合にこの流体圧入工筋２０．２１の外径よ
りも大きく、１−たがってこの時は流体圧入」−筋２０
．２］の外径との間で隙間を有］７ている。また、規制
リング３１・・・は流体圧入工筋２０．２１に圧力が加
えられて膨脹した場合にこの流体圧入工筋２０，２］−
の数人外径、ノこりｌＪ＼さな径をａ１〜、これにより
流体圧入］−筋２０．２〕の膨脹を規制するようになっ
ている。（７か１．なから、これら規制リング３１・・
・は軸方向に間隔を存して配置されているので、これら
規制リング３１・・・間の隙間から、膨脹した流体圧入
工筋２ｏ、２１の１部がはみ出るようになっている。

このような構成の第１の実施例についで作用を説明する
。

上記内視鏡を、例えばブラント配管の内面における錆等
の異物観察のために使用する等の場合、制御装置６のス
イッチをオンにして電源１１を投入し作動を開始する。

光源９からの光は、ライトガイドファイバーケーブル１
８を通って先端構成部３の照射１ノンズ１６から照射さ
れ、先端構成部３の前方を照らす。

そ１７て、ＣＣＤ１５により写した前方の映像は、ＣＣ
Ｄケーブル１７を通じてカメラコントロールユニッッ！
・７に導かれ、モニター８に映し出される。

また、内視鏡を管内に挿入するため、弯曲部２を弯曲さ
せるには以下のようにする。

すなイ〕ち、制御装置６にお１プる制御器１２に設けた
哩示しない操作１段と！２てのジョイスチックルハーを
一方に倒す志、コンプレッサーから送気チューブ２８を
介して第１の流体圧入工筋２゜に圧縮空気が送られ、ま
たジョイスチックのレバーを他方に倒すと、コンプレッ
サーから送気チューブ２９を介して第２の流体圧入工筋
２１に圧縮空気が送られる。

そして、上記ジョイスチックのレバーの倒す角度を大き
くすると、電流値が変化してサーボ弁が制御され、コン
プレッサー１０から送り出される空気量が調節される。

このようにして供給空気量を制御して第１の流体圧入工
筋２０および第２の流体圧入工筋２１に空気を送る。

そして、例えば第１の流体圧入工筋２ｏに空気を送ると
、この流体圧入工筋２ｏが第４図に示すように、径方向
に膨脹し、このため両口金２４ａ２４ｂ間の距離が縮ま
る。つまり、流体圧入工筋２０は軸方向の寸法が短くな
る。流体圧入工筋２０の他方の口金２４ｂは固定具２７
で軟性チューブ１３に固定しであるから一方の口金２４
ａが他方の口金２４ｂ側に引き寄せられ、したがってア
ングルワイヤ２５が引かれる。このため、先端構成部３
が挿入部１側に引寄せられ、よって弯曲部２が第２図の
想像線で示すように、上向きに弯曲する。

他方の流体圧入工筋２１に空気を送った場合は、同様に
して弯曲部２は下向きに弯曲される。

このような作動において、流体圧入工筋２０．２１が膨
脹すると、径方向に膨脹した流体圧入工筋２０．２１は
膨脹規制部材３０．３０に当接してそれ以上の膨らみが
規制される。このため、流体圧入工筋２０．２１がＣＣ
Ｄケーブル１７およびライトガイドファイバーケーブル
１８と直接接触しないから、これらＣＣＤケーブル１７
やライトガイドファイバーケーブル１８が流体圧入工筋
２０．２１に圧迫されて損傷することがなくなる。

しかも、上記流体圧入工筋２０．２１を覆った膨脹規制
部材３０．３０はそれぞれ軸方向に間隔を存して配置さ
れた規制リング３１・・・で構成され、これら規制リン
グ３１・・・間の隙間から、第４図に示す通り、膨脹し
た流体圧入工筋２０．２１の１部がはみ出るので、流体
圧入工筋２０．２１はある程度の膨脹が許される。すな
わち、流体圧入工筋２０．２１は上記膨脹規制部材３０
．３０により、これ自身が自由状態である場合の最大膨
脹外径まで膨脹するのは阻止されるが、隙間からはみ出
る分、膨脹が許され、これにより口金２４ａの軸方向移
動量を大きくすることができるので、弯曲部２を弯曲さ
せるに必要な膨脹量を確保することができ、弯曲性能に
支障を及ぼすことはない。

このため、挿入部１の径を太くする必要がなく、挿入部
１の細径化を実現することができる。

次に、第２の実施例を第５図ないし第７図にもとづき説
明する。

この実施例で、上記第１の実施例と異なるのは膨脹規制
部材４０がコイル部材で構成されている点である。

コイルからなる膨脹規制部材４０も軟性チューブ１３に
対し固定具４１で固定されており、流体圧入工筋２０．
２１が膨脹した場合にこの膨脹規制部材４０に当接して
それ以上の膨らみが規制される。このため、ＣＣＤケー
ブル１７やライトガイドファイバーケーブル１８が流体
圧入工筋２０゜２１に圧迫されて損傷することがなくな
る。

しかも、上記コイルからなる膨脹規制部材４゜もコイル
素線が軸方向に間隔を存して配置されているから、この
隙間より膨脹した流体圧入工筋２０．２１の１部が第７
図に示す通り、はみ出るので、流体圧入工筋２０．２１
のある程度の膨脹が許され、弯曲部２の弯曲量を確保す
ることができる。

よって、第１の実施例と同様の作用および効果を奏する
。

次に、第３の実施例を第８図ないし第９図にもとづき説
明する。

この実施例の膨脹規制部材５ｏは、薄形に構成されたも
ので、長平方向に離間して軟性チューブ１３に接合され
たＵ字形の端部部材５１．５１間に、周方向に離間して
複数の架設バー５２・・・を設けたものである。

このような構成であっても、上記第】の実施例と同様の
作用および効果を奏する。

さらに、第４の実施例を第１０図および第１１図にもと
づき説明する。

この実施例では、流体圧入工筋２０．２１の中央部に、
Ｕ字形の膨脂規制部材６０を設け、この膨脂規制部材６
０の端部を軟性チューブ１３に接合し７である。

この場合も、両側の口金２４ａ、２４ｂおよび中央部の
Ｕ字形膨脹規制部（（６０が協同（７て流体圧入Ｔ筋２
０．２１の膨脹を制限し、しか１７ながら、ある程度の
膨脹を許すので、上記第１の実施例と同様の作用および
効果を奏する。

なお、上記実施例では２個の流体圧入上筋２０．２１を
用いて弯曲部２を２方向へ弯曲させる場合を説明１７た
か、４個の流体圧入り筋を用いると弯曲部２を４方向へ
弯曲させることができ、このような場８・であっても実
Ｋ　ｉ１１能である。

また、各実施例における膨脂規制部材の表面にテフロン
などのような滑らかな材料をコーティングすると、流体
圧入上筋および内臓物が接触１．ても滑るのでこれら流
体圧入工筋や内臓物の破損を防＋１−することができる
。

さらに、本発明は、ガス管や水道管などの狭い管路を観
察する工業用の内視鏡に制約されるものではなく、生体
体腔内を観察するなどのような医療用内視鏡であっても
よく、したがって、内臓物としてはＣＣＤケーブル１７
やライトガイドファイパルケーブル１８の外に、イメー
ジガイドファイバーケーブルや鉗子チャンネルなどのよ
うなものであってもよい。

（発明の効果） 以上説明Ｅ−だように本発明によると、流体圧入１１筋
を、流体圧入工筋が膨脹１７た場合におけろ最大径より
も小さな径を有する膨脹規制部＋４でコったので、流体
圧入１４筋が膨脹した場合に内臓物と直接に接触するの
が防止される。したかって内１１・１物が流体圧入工筋
に圧迫されて損傷することがなくなる。このため挿入部
を太くする必要がなく、挿入部の細径化、軽量化かｉ”
ｉＪ能となり、細い管や体腔にも適用することができる
。１．かも、上記膨脹規制部４４は、流体圧入工筋が部
分的にはみ出ず隙間をＮ　ｌ、ているので、流体圧入工
筋が膨脹１．た場合にこの隙間から部分的に膨らむこと
がＱ′Ｉ−されることになり、軸方向の伸縮量を大きく
確保することができる。このことから、弯曲部の弯曲性
能を低下させる心配がない。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の第１の実施例を示し、第
１図は工業用内視鏡装置の全体の構成図、第２図は挿入
部から先端側を示す断面図、第３図は第２図中■−ｍ線
の断面図、第４図は流体圧入玉６の膨ｊ瓜状態を示す断
面図、第５図ないし第７図は本発明の第２の実施例を示
し、第５図は挿入部の主要部を示す断面図、第６図は第
５図中■■線の断面図、第７図は流体圧入工筋の膨脹状
態を示す断面図、第８図および第９図は本発明の第３の
実施例を示１−１第８図は挿入部の主要部を示す断面図
、第９図は第８図中ＩＸ−ＩＸ線の断面図、第１０図お
よび第１１図は本発明の第４の実施例を示し、第１０図
は挿入部の主要部を示す断面図、第１１図は第１０図中
ＸＩ−ＸＩ線の断面図である。 １・・・挿入部、２・・・蒔曲部、３・・・先端構成部
、４・・・ドラム、５・・・ケーブル、６・・・制御装
置、７・・・カメラコントロールユニラット、８　・モ
ニタ９・・・光源、１０・・・コンプレッサ、１コ・・
・電源、１２・・・制御器、 １５・・・ＣＣＤ、１６・・・光照射１ノンズ、コ、７
・・・ＣＣＤケーブル、１８・・・ライトガイドファイ
バーケーブル、 ２０．２１・・・流体圧入工筋、２２・・・弾性チュー
ブ、２３・・・繊維チューブ、２４ａ、２４ｂ・・・口
金、２５．２６・・・アングルワイヤ、２８．２９・・
・送気チューブ、 ３０．４０．５０．６０、・・・膨脂規制部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 挿入部の内部に弾性チューブからなる流体圧入工筋を配
   置し、この流体圧入工筋と先端構成部とをアングルワイ
   ヤで連結し、この流体圧入工筋に流体を供給および排出
   して膨脹、収縮させることにより、上記アングルワイヤ
   を押し引きして上記先端構成部を弯曲させる内視鏡にお
   いて、 上記流体圧入工筋の外周に膨脹規制部材を被せ、この膨
   脹規制部材は上記流体圧入工筋が収縮した場合にこの流
   体圧入工筋の外周と隙間を有するとともにこの流体圧入
   工筋が膨脹した場合はこの流体圧入工筋の最大径よりも
   小さな径を有し、かつこの膨脹規制部材は上記膨脹した
   流体圧入工筋が部分的にはみ出す隙間を備えていること
   を特徴とする内視鏡。