JPH03129047A - 屋根構造におけるシステム化垂木部材 - Google Patents

屋根構造におけるシステム化垂木部材

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JPH03129047A
JPH03129047A JP26521189A JP26521189A JPH03129047A JP H03129047 A JPH03129047 A JP H03129047A JP 26521189 A JP26521189 A JP 26521189A JP 26521189 A JP26521189 A JP 26521189A JP H03129047 A JPH03129047 A JP H03129047A
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rafter
roofing
horizontal
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Gantan Funaki
元旦 舩木
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GANTAN BIYUUT KOGYO KK
Gantan Beauty Industry Co Ltd
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GANTAN BIYUUT KOGYO KK
Gantan Beauty Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、建築構造物の屋根構造、特に、主として横
葺き屋根構造に適用されるシステム化された垂木部材に
関し、さらに詳しくは、必ずしもバックアツプ板などを
介在させずに、任意の形式による横葺き屋根板を受支し
て葺き上げ支持し得るようにした屋根構造におけるシス
テム化垂木部材の改良に係るものである。
(従来の技術) 一般に、通常規模の建築構造物に適用されて各構成主材
に金属材料を用いた屋根構造としては、従来から、これ
を大別して縦葺き形式による屋根構造と横葺き形式によ
る屋根構造とがある。
そして、通常の場合、これらの各形式共に、屋根構造体
を構成する小屋組みの棟方向に平行(以下、横方向とも
呼ぶ)して所定の屋根勾配を与えるべく配設された母屋
材上にあって、棟方向に直交(以下、縦方向とも呼ぶ)
するように単一な葺き上げ支持平面をもった複数本の垂
木部材を所定間隔で平行に固定配置させると共に、適宜
、野地板などを介した状態で、前者の縦葺き屋根構造に
おいては、長手縦方向の両側部に側縁係合部、中央部に
面板部を有する縦葺き屋根板を用い、隣接する各垂木部
材の相互間において、この縦葺き屋根板の複数枚を横方
向に並列させた状態で直接。
または、適宜に係合部材などを介在させて係合止着させ
ることにより、縦方向に順次に葺き上げて構成し、後者
の横葺き屋根構造においては、長手横方向の両側部に隣
接同志で相互に係合可能な軒側係合部および線側係合部
、中央部に面板部を有する横葺き屋根板を用い、単一な
葺き上げ支持平面をもった各垂木部材間に跨るように支
持させる状態で、この横葺き屋根板の複数枚を縦方向に
階段状、または鋸歯状をなすようにして段付き状態で相
互に係合させ、かつ内部側で適宜に吊子部材を用いて引
き留め止着させることにより、横方向に順次に葺き上げ
て構成したものである。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかして、前記のように葺き上げられる従来の縦葺き屋
根および横葺き屋根の各構造は、−数的な建築構造物へ
の適用上、それぞれに一長一短を有しており、対象とな
る建築構造物の目的用途および周辺環境などの各条件、
ならびに外観形態などの要請に基づき任意に選択して使
用される。
こSで、この場合、横葺き屋根構造に用いる横葺き屋根
板については、これを縦葺き屋根構造の縦葺き屋根板に
比較するとき、構造上、屋根面に対する個々の屋根板単
体当りの被覆面積範囲が相対的に狭くなっており、この
ためにその有効幅寸法(すなわち、屋根面上での葺き幅
寸法に相当して、長手縦方向長さに該当する)が小さく
され、これによって十分な構造強度および効果的な木棚
は作用などに併せて、良好な形態の外観意匠を得ている
しかしながら、一方で、前記構成による横葺き屋根構造
の場合には、前記した如く、用いられる横葺き屋根板の
有効幅が被覆面対応に狭くされているので、たとえ縦葺
き屋根構造の場合と構成部品が同一数ではあっても、単
位面積当りの葺き上げ作業工数が多くなるという不利が
あり、また、その構造上、縦方向の上下各部で軒側係合
部と線側係合部とを係合させてハゼ組み構成にすること
から、必然的に有効幅範囲の面板部裏面側に空間部が形
成され、外部から加えられる正圧によって対応する面板
部に撓みを生じ易く、従って、これを防止するためには
、葺き上げの各段毎に同裏面側をバックアップするいわ
ゆる。バックアツプ材(木毛セメント板、ウレタン発泡
板など)を、下地材としての野地板などSは別に挟入す
る必要があるほか、単一な葺き上げ支持平面をもった各
垂木部材上にあって、複数枚の横葺き屋根板を支持させ
、かつ吊子部材によって引留め止着させるだけであるの
で、必ずしも葺き上げピッチ間隔が正確には規制されて
おらず、この葺き上げピッチ間隔を正確に設定するため
には、相当程度の熟練を要するもので、これらの結果、
別部材の必要性を含め、施行時の作業工数が増加してコ
ストアップを招く要因になっていた。
この発明は、従来のこのような問題点を改善しようとす
るものであって、その目的とするところは、建築構造物
に対して横葺き屋根構造を適用する場合、この屋根構造
での横葺き屋根板の葺き上げ基礎材となる垂木部材をユ
ニット化して、必ずしもバックアツプ板などの介在を必
要とせずに、しかも、施工の際の複数枚の横葺き屋根板
による葺き上げピッチ間隔を正確かつ容易に設定できる
ようにして、作業性の向上、コストの低減化を図り、併
せて、構造強度ならびに外観意匠性に優れた。この種の
屋根構造におけるシステム化垂木部材を提供することで
ある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成させるために、この発明に係る屋根構造
におけるシステム化垂木部材は、垂木部材の本体自体を
横断面上向きコ字状のものとし、かつその左右の各上端
部を葺き上げピッチ間隔に対応した左右の各段差面で階
段状、または鋸歯状に折曲し、この折曲部に左右の各面
板受支部を形成させたものである。
すなわち、この発明は、主として横葺き屋根構造に適用
される垂木部材であって、底壁部および左右の各側壁部
を有して横断面上向きコ字状の溝型にされると共に、前
記各側壁部での上端部の葺き上げピッチ間隔に対応する
各軒側該当部に、横罫き屋根板相互の係合段差対応の軒
側段差によって左右の各段差面をそれぞれ階段状、また
は鋸歯状に残して左右の各面板受支部を内側、または必
要に応じ外側に対向して折曲形成させたことを特徴とす
る屋根構造におけるシステム化垂木部材である。
〔作   用〕
すなわち、この発明においては、主として横罫き屋根構
造に適用される垂木部材において、垂木部材の本体自体
の形態を横断面上向きコ字状のものとし、かつその左右
の各上端部を葺き上げピッチ間隔に対応した左右の各段
差面で階段状、または鋸歯状に折曲し、この折曲部に左
右の各面板受支部を形成させ、このようにしてシステム
化垂木部材を構成させたから、各段差面を基準にして下
段側、上段側の各横罫き屋根板を葺き上げるだけで、こ
れらの各横罫き屋根板が各面板受支部に受支されて、裏
面側から補強支持されるために、必ずしもバックアツプ
板などを介在させることなくとも、外圧による撓みなど
を良好に解消でき、かつ同時に、このようにして各横罫
き屋根板を葺き上げた状態では、これらの各横罫き屋根
板が設定された所定の葺き上げピッチ間隔週りに正確に
維持されて、何らの熟練も必要とせずに所期通りの形態
を維持し得るのであり、また一方、葺き上げに際しては
、左右の各段差面に近付けた左右の各面板受支部で、横
罫き屋根板を引留め係止する吊子部材を固定でき、かつ
葺き上げ後、この垂木本体での溝内部を雨樋として効果
的に活用し得るのである。
〔実 施 例〕
以下、この発明に係る屋根構造におけるシステム化垂木
部材の実施例につき、第1図ないし第4図を参照して詳
細に説明する。
第1図はこの発明の一実施例を適用したシステム化垂木
部材の概要構成を示す斜視図および全体概念図、第2図
および第3図は同上システム化垂木部材による横罫き屋
根構造の概要構成を示す縦断側面図および横断正面図、
第4図および第5図は同上システム化垂木部材と併用さ
れる横罫き屋根板および吊子部材の概要構成を示すそれ
ぞれに斜視図であり、また、第6図は同上他の実施例を
適用したシステム化垂木部材の概要構成を示す斜視図で
あり、さらに第7図(a)ないしくd)は同上システム
化垂木部材の母屋材に対する取付は状態を示すそれぞれ
に部分断面図である。
すなわち、これらの第1図ないし第5図構成において、
この一実施例を適用したシステム化垂木部材(11)は
、比較的厚目の金属鋼板をプレス成形、またはロール成
形、あるいはこれらを併用した成形、もしくは適宜に押
し出し成形後のプレス成形などによって所定形状に成形
されており、また、この垂木部材(11)を用いて葺き
上げられる横罫き屋根構造は、屋根構体面を構成する小
屋組みの棟方向に平行、つまり、横方向に平行して所定
の屋根勾配を与えるべく配設された各母屋材(A)上で
、棟方向に直交、つまり、縦方向に直交して所定の配設
ピッチ間隔pにより、各垂木部材(11)を平行に固定
して配設させると共に、これらの各垂木部材(11)上
にあって、やST4目の金属鋼板を同様に成形してなる
横罫き屋根板(31)を直接受支させて、下段軒側から
上段線側にかけ、所定の葺き上げピッチ間隔Wで、厚目
の金属鋼板からなる各吊子部材(51)を用いて引留め
係止することにより、それぞれに葺き上げて構成する。
しかして、前記垂木部材(11)は、第1図に示されて
いるように、底壁部(12)および両側に立ち上げた左
右の各側壁部(13) 、 (14)を有して横断面上
向きコ字状の溝型にされると共に、これらの各側壁部(
13) 、 (14)の上部にあって、前記各横罫き屋
根板(31)の葺き上げピッチ間隔Wに対応する各軒側
該当部に、同各横罫き屋根板(31)相互間の係合段差
に対応する軒側段差りにより、左右の各段差面(15)
 、 (+6)をそれぞれ階段状、または鋸歯状に残す
ようにして、左右の各面板受支部(17) 、 (Ig
)を内側へ対向折曲して形成させ、かつ溝内部にあって
は、雨水などを流下させる樋空間(19)を形成しであ
る。
また、前記横葺き屋根板部材(31)は、第4図に示さ
れているように、葺き上げ状態で棟方向に平行して対応
される長手横方向に所定の長さを有しており、かつ葺き
上げ状態で棟方向に直交して対応される短手縦方向に葺
き上げピッチ間隔胃に一致する有効幅Wの中央面板部(
32)を残して、一方の側縁部に線側係合部(33)、
他方の側縁部に軒側係合部(34)をそれぞれに成形し
て形成する。
こ\で、前記横葺き屋根板部材(31)における短手縦
方向両側の線側係合部(33)および軒側係合部(34
ンについては、葺き上げに際し各横葺き屋根板部材(3
1)を隣接させたとき、相互間で所定の係合段差によっ
て係合可能にした構成であればよく、この場合、特に、
その係合構成に限定を受けるものではないが、具体的な
係合構成の一例として、前者線側係合部(33)は、係
合のために上方内側に折返された端部折返し係合部(3
5)と、この端部折返し係合部(35)から上方内側に
膨出させた上部引留め部(36)とにより形成されてお
り、また、後者軒側係合部(34)は、下方へ折曲され
て前記上部引留め部(36)を内部に包括し得るように
した前縁垂下部(37)と、この前縁垂下部(37)か
ら内側に折曲されて前記端部折返し部(35)に挿入係
合し得るようにした一部に上方への膨出部(38a)の
ある端部係合縁部(38)とにより形成されている。尚
、第2図及び第4図中、符号(39)は屋根板部材(3
1)の側面に形成した端縁折曲部である。
さらに、前記吊子部材(51)は、第5図に示されてい
るように、前記垂木部材(11)における各段差面(1
5) 、 (16)の基部に近付けた左右の各面板受支
部(17) 、 (18)間に跨って止めビス(B)な
どにより取付けられる取付は基板部(52)と、前記横
葺き屋根板部材(31)での線側係合部(33)の上部
引留め部(36)を咬止して引留める咬止部(53)と
からなっている。
なお、前記所定の屋根勾配を与えて配設されている各母
屋材(A)に対する各垂木部材(11)の取付は固定態
様の数例としては、第7図(a)ないしくd)に示すよ
うに、垂木部材(11)での左右の各側壁部(13) 
、 (+4)に取付は穴(22) 、 (23)をそれ
ぞれに形成しておき、母屋材(A)上に固定される各固
定金具(71)、(7])により取付ける手段(同図(
a))とか、あるいは、同各側壁部(13) 、 (1
4)の下部に取付はフランジ部(24) 、 (25)
をそれぞれに折返し形成しておき、母屋材(A)上に固
定される各固定金具(72) 、 (72)により取付
ける手段(同図(b))があり、また、垂木部材(11
)での底壁部(12)の中央に突条部(26)を上方に
突出させて条設しておき、この突条部(26)を通して
取付はビスまたはボールド(73)により取付ける手段
(同図(C))とか、あるいは、同底壁部(12)の中
央に下面が逆蟻溝状をした突条部(27)を上方に突出
させて条設しておき、この突条部(27)の逆蟻溝状凹
部内を利用して、対応形状の頭部をもつ取付はボールド
・ナツト(74)により取付ける手段(同図(d))が
あって、これらの各取付は手段によれば、後述するよう
に、垂木部材(11)の溝内部を流下する雨水などの流
れを妨げずに、かつまた母屋材(A)側への漏水を防止
した取付けが可能である。
従って、前記実施例による各部材の構成においては、第
2図、第3図に示されているように、各母屋材(A)上
にあって、個々の各垂木部材(11)。
(11)を所定のピッチ間隔pによりそれぞれに配設固
定させておき、この状態で、まず最初に、各垂木部材(
11)、(II)の下段側での左右の各面板受支部(+
7) 、 (+8)を通して下段側の横葺き屋根板部材
(31)を受支させると共に、各段差面(15) 、 
(16)の基部に近付けた左右の各面板受支部(+7)
 、 (18)間に跨るようにして、吊子部材(51)
の取付は基板部(52)を止めビス(B) 、 (B)
などでそれぞれに取付けて、この受支配置された下段側
の横葺き屋根板部材(31)での線側係合部(33)の
上部引留め部(36)を引留め咬止部(53)により咬
止して引留め係止させる。
そして、この下段側の横葺き屋根板部材(3I)に対し
ては、同−段の横葺き屋根板部材(31)を従来通りに
接続用の捨て板(図示省略)などにより相互に連接、接
続させて、順次、全く同様に引留め係止させるが、この
長手横方向における相互連接のための接続を垂木部材(
11)の長平方向中央部で行わせることにより、たとえ
この接続部からの漏水かあったとしても、これを同垂木
部材(11)での溝内部、つまり、・樋空間(19)を
通して外部に流出させ得る。
ついで今度は、上段側の横罫き屋根板部材(31)での
軒側係合部(34)の端部係合縁部(38)を、前記各
垂木部材(11) 、 (II)上に受支配置されてい
る下段側の横罫き屋根板部材(31)での線側係合部(
33)の端部折返し係合部(35)に挿入するようにし
て係合させ、こ\でも、この上段側の横罫き屋根板部材
(31)を各垂木部材(II>、(11)の上段側での
左右の各面板受支部(17) 、 (18)を通して受
支させ、かつ前記と全く同様にして、吊子部材(51)
により引留め係止させるのである。
すなわち、このようにして所期通りの横罫き屋根構造を
葺き上げ得るのであり、この葺き上げ状態では、これら
の上、下各段の横罫き屋根板部材(31)共に、それぞ
れの中央面板部(32)が各垂木部材(11)、(11
)での左右の各面板受支部(17) 、 (18)に受
支されて、裏面側から補強支持されているために、この
中央面板部(32)の外圧による撓みなどを効果的に解
消でき、併せて、この場合には、各横罫き屋根板(31
)を何らの熟練も必要とせずに設定された所定の葺き上
げピッチ間隔週りに正確に葺き上げ得るのである。
なお、前記実施例においては、垂木部材(11)での左
右の各面板受支部(17) 、 (18)を共に内側へ
折曲形成させるようにしているが、第6図に示すように
、これらを共に外側へ折曲形成させるようにしてもよく
、同様な作用、効果が得られる。
第8図及び第9図に示すものは、それぞれ本発明に係る
システム化垂木部材を他の形状の屋根板等に固定したも
のの要部断面図である。このうち、第8図に示すものは
、屋根板部材(31)の線側係合部(33)を所定の形
状に折り返して重ね合わせ、更にその端部を面板受支部
(+7) 、 (+8)にビス(B)等の固定具で固定
できる当接面(33a)とした構成である。
又、第9図に示したものは、屋根板部材(31)の線側
係合部(33)を所定の形状に折り返して重ね合わせ、
更にその端部を線側に延出させて当接面(33a)を形
成すると共に、その先端部に起立部(33b)を形成し
たものである。しかも、この当接面(33a)と起立部
(33b)の屈曲面状と対応する吊子(5I)を形成し
、この吊子(51)とビス(B)等の固定具で面板受支
部(+7) 、 (+8)上に固定する。この吊子(5
1)の形状は図示のように略ハツト状であると共に頂部
が屋根板部材(31)の中央面板部(32)を下から支
承するように形成されている。
尚、第2図の実施例に示された符号と同一の個所につい
ては、同じ符号を附して説明を省略する。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、この発明によれば、主として横罫
き屋根構造に適用される垂木部材において、垂木部材の
本体自体の形態を横断面上向きコ字状のものとし、かつ
その左右の各上端部を葺き上げピッチ間隔に対応した左
右の各段差面で階段状、または鋸歯状に折曲して、この
折曲部に左右の各面板受支部を形成させ、このようにし
てシステム化垂木部材を構成させているので、各段差面
を基準にして下段側、上段側の各横罫き屋根板を葺き上
げるだけで、これらの各横罫き屋根板をそれぞれの各面
板受支部に受支させることができ、これを裏面側から十
分に補強支持し得て、こ\では、各横罫き屋根板の裏面
に対して、必ずしもバックアツプ板などを介在させなく
とも、外圧による撓みなどを良好に解消でき、かつまた
、このようにして各横罫き屋根板を葺き上げた状態では
、これらの各横罫き屋根板が設定された所定の葺き上げ
ピッチ間隔週りに正確に維持されて、何らの熟練も必要
とせずに所期通りの形態に葺き上げ得るのであり、一方
、この葺き上げに際しては、左右の各段差面に近付けた
左右の各面板受支部で、横罫き屋根板を引留め係止する
吊子部材を固定できるという利便を有し、かつ同−段の
各横罫き屋根板での長手横方向の接続を垂木部材の長手
方向中央部で行わせるときは、その葺き上げ後、この垂
木本体での溝内部を雨樋として効果的に活用でき、しか
も、構造的にも極めて簡単で容易かつ安価に提供し得る
などの優れた特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を適用したシステム化垂木
部材の概要構成を示す斜視図および全体概念図、第2図
および第3図は同上システム化垂木部材による横葺き屋
根構造の概要構成を示す縦断側面図および横断正面図、
第4図および第5図は同上システム化垂木部材と併用さ
れる横葺き屋根板および吊子部材の概要構成を示すそれ
ぞれに斜視図であり、また、第6図は同上他の実施例を
適用したシステム化垂木部材の概要構成を示す斜視図で
あり、さらに第7図(a)ないしくd)は同上システム
化垂木部材の母屋材に対する取付は状態を示すそれぞれ
に部分断面図、第8図及び第9図は、それぞれ異った屋
根板面板等を用いた状態を示す部分切欠断面図である。 (11)・・・・システム化垂木部材、(12)・・・
・底壁部、 (13) 、 (14)・・・・左右の各側壁部、(1
5) 、 (16)・・・・左右の各段差面、(17)
、(18)・・・・左右の各面板受支部、(19)・・
・・樋空間、   h・・・・軒側段差、p・・・・配
設ピッチ間隔、 A)・・・・母屋材、 20 、(21)・・・・吊子部。 3I・・・・横葺き屋根板部材、 32・・・・中央面板部、(33)・・・・線側係合部
、34・・・・軒側係合部、 35・・・・端部折返し係合部、 36・・・・上部引留め部、 37・・・・前縁垂下部、(38)・・・・端部係合縁
部、胃・・・・有効幅。 (51)・・・・吊子部材、  (52)・・・・取付
は基板部、(53)・・・・引留め咬止部、 (B)・・・・止めビス。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)主として横葺き屋根構造に適用される垂木部材で
    あつて、底壁部および左右の各側壁部を有して横断面上
    向き略コ字状の溝型にされると共に、前記各側壁部での
    上端部の葺き上げピッチ間隔に対応する各軒側該当部に
    、横葺き屋根板相互の係合段差対応の軒側段差によつて
    左右の各段差面をそれぞれ階段状、または鋸歯状に残し
    て左右の各面板受支部を内側、または必要に応じ外側に
    対向して折曲形成させたことを特徴とする屋根構造にお
    けるシステム化垂木部材。
  2. (2)左右の各段差面に近付けた左右の各面板受支部間
    に跨らせて、横葺き屋根板を引留め係止する吊子部材を
    取付け得るようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の屋根構造におけるシステム化垂木部材。
JP26521189A 1989-10-13 1989-10-13 屋根構造におけるシステム化垂木部材 Pending JPH03129047A (ja)

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JPS6098040A (ja) * 1983-10-31 1985-06-01 銅金株式会社 金属鈑大見付屋根構造及び垂木
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