JPH0312866A - 書込読出動作の開始制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［概要］ 磁気ディスク装置における書込読出動作の開始を制御す
る制御方式に関し、 回転待ち時間を短縮して処理性能を向上させるようにし
た書込読出動作の開始制御方式を提供することを目的と
し、 媒体への書込読出動作を制御するフォーマット制御手段
と、指定されたセクタを検出するセクタ検出手段と、該
セクタ検出手段の出力によりタイマーを起動して書込読
出動作の開始を判別する判別手段と、該判別手段の出力
に基づいて前記フォーマット制御手段を制御する制御手
段を備え、タイマー値が所定値に達しないとき前記制御
手段が前記フォーマット制御手段に書込読出動作の開始
を指示するように構成した。

［産業上の利用分野］ 本発明は、磁気ディスク装置における書込続出動作の開
始を制御する制御方式に関する。

近年、コンピュータシステムに接続される磁気ディスク
装置は、ますますそのデータ処理速度の向上が望まれて
いる。しかし、磁気ディスク装置のヘッドが、リード／
ライト動作の対象セクタのあるトラック上にオントラッ
クしている場合、対象セクタがリード／ライトされるよ
うになるまで平均して半回転の待ち時間が生ずる。

したがって、データ処理速度を向上させるためには、こ
のような待ち時間を短縮することが必要である。

［従来の技術］ 従来の固定長セクタ形式の磁気ディスク装置では、その
フォーマット制御部は、ＭＰＵからの動作開始指示がフ
ォーマット制御部に対して送出されたあとに最初に検出
するセクタパルスを契機として、シンクバイトやＩＤ部
のサーチ動作を開始する構造となっている。したがって
、ＭＰＵはリード／ライト動作の対象セクタの１つ手前
のセクタにヘッドが位置している時点でフォーマット制
御部に対して指示を送出しなければならない。

これを第５図に基づいて説明する。

第５図において、■〜■は、磁気ディスク装置がシーク
動作（ヘッドをリード・ライト動作の対象ブロックの位
置するシリンダ上およびトラック上へ移動させる動作）
゛を完了し、かつフォーマット制御部がリード・ライト
動作を行なうことができるように、フォーマット制御部
の準備（各レジスタへの値設定）を終えた時点を、それ
ぞれ示す。

なお、４はリード／ライト動作の対象ブロックの中での
先頭に位置するブロック、５はセクタパルスの発生箇所
、６はインデックスパルスの発生箇所をそれぞれ示す。

ＭＰＵは常にヘッドの位置が図中ｎ−１に達したか否か
を監視しており、ヘッドがｎ−１に達している■および
■の場合にはフォーマット制御部へリード・ライト動作
開始の指示を行なう。

ところで、ＭＰＵはマイクロプログラムに基づいて動作
しており、ｎ−１に達しているのを確認してから、フォ
ーマット制御部に指示を送出するという動作を行なうま
でのあいだに時間の間隙が生じることに注意する必要が
ある。

しかるに、■の場合には、後続のセクタパルスまでの余
裕がなく　（例えば２μｓｅｃ　）　、フォーマット制
御部の動作が開始した時には既に前記後続パルスが発生
している可能性があり、この場合にはシンクバイトのサ
ーチ動作がその次のセクタパルスの発生を契機に行なわ
れることになる。このため、フォーマット制御部は本来
のリード・ライト動作対象セクタの後続セクタ（ｎ＋１
）から動作を開始してしまい、１０部のコンベアエラー
が発生する。　そこで、リード・ライト動作の対象セク
タの２つ手前のセクタ（ｎ　−２）を検出してそれらか
ら１つ手前のセクタ（ｎ−１，）をまつことにより、Ｍ
ＰＵがフォーマット制御部に対して指示するのに要する
時間に余裕を持たせていた。

これを第６図のフローチャートに基づいて説明する。

第６図において、ステップＳ１ではリード・ライト動作
の対象セクタ（ｎ）から２つ手前のセクタ（ｎ−２）上
にヘッドがあるか否かを判別し、ヘッドがセクタ（ｎ−
２）上にあるときは、ステツブＳ２でリード・ライト動
作の対象セクタ（ｎ）から１つ手前のセクタ（ｎ−１）
上にヘッドがあるか判別する。そして、ヘッドがセクタ
（ｎ−１）上にあるときは、ステップＳ３でフォーマッ
ト制御部へリード、またはライト動作の開始命令を送出
し、ステップＳ４でフォーマット制御部の動作が終了し
たか判別する。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、このような制御方式にあっては、まず、
リード・ライト動作の対象セクタの２つ手前のセクタを
検出しなければならず、ＭＰＵがリード・ライト動作を
開始することができる状態になったときにヘッドがすで
にリード・ライト動作の対象セクタの１つ手前に位置し
ているような場合には必ず１回転待ちが生ずることにな
る。

すなわち、第５図において、ｎ−２の位置で待つように
すると、■の場合だけではなく■の場合のケースが一回
転時ちを強いられるようになる。

その結果、平均回転待ち時間が増加し、装置の処理性能
が低下するという問題点があった。

本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
のであって、回転待ち時間を短縮して処理性能を向上さ
せるようにした書込読出動作の開始制御方式を提供する
ことを目的としている。

［課題を解決するための手段］ 第１図は本発明の原理説明図である。

第１図において、１１は媒体への書込読出動作を制御す
るフォーマット制御手段、１２は指定されたセクタを検
出するセクタ検出手段、１４は該セクタ検出手段１２の
出力によりタイマーを起動して書込読出動作の開始を判
別する判別手段、１３はタイマー値が所定値に達しない
とき前記フォーマット制御手段１１に書込読出動作の開
始を指示する制御手段である。

［作用］ 本発明においては、書込読出動作を開始することができ
る状態になったときに、ヘッドが書込読出動作の対象セ
クタの１つ手前の位置に達していることをセクタ検出手
段が検出すると、セクタ検出手段はタイマーを起動する
。書込読出動作の開始を指示するところの制御手段は、
セクタ検出手段からの割込信号に基づく割込み処理に移
行して、判別手段の出力に基づいて、フォーマット制御
手段に対して書込読出動作の開始を指示する。

すなわち、タイマー値が所定値に達しないときはコンベ
アエラーを招く可能性がないと判断して、制御手段はフ
ォーマット制御手段に書込読出動作の開始を指示する。

したがって、第５図の■の場合のような１回転待ちを回
避することができるので、アクセスタイムを短縮するこ
とができる。その結果、磁気ディスク装置の処理性能を
向上させることができる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第２図〜第４図は本発明の一実施例を示す図である。

第２図において、１１はフォーマット制御手段としての
フォーマット制御部であり、フォーマット制御部１１は
媒体への書込読出動作を制御する。

１２はセクタ検出手段としてのセクタ検出回路であり、
セクタ検出回路１２はマイクロプロセッサ（制御手段）
（以下、ＭＰＵ）１３の指定したセクタ、ここではリー
ド・ライト対象となるセクタの１つ手前のセクタを検出
して、割込信号をＭＰＵ１３に、起動信号をタイマ一部
１４にそれぞれ送出する（第３図（Ｂ）、参照）。

タイマ一部１４は判別手段としての機能を有し、セクタ
検出回路１２からの起動信号によりタイマーを起動し、
リード・ライト動作の開始を判別する。

タイマ一部１４は、ＭＰＵ１３からのタイマー値を保持
するレジスター５と、レジスター５の出力値をデクリメ
ントするデクリメントカウントレジスタ１６と、常に“
０”の値を保持するレジスタ１７と、両レジスター６．
１７の出力を比較する比較回路１８と、比較回路１８の
比較結果を格納するレジスタ１９と、タイマ一部１３内
部の動作をリセットするリセット回路２０と、により構
成されている。

レジスタ１９は、フォーマット制御部１１を起動するか
否かを判別する判別信号を出力し、ＭＰＵ１３はこの判
別信号に基づいて、フォーマット制御部１１にリード・
ライト動作の開始を指示する（第３図（Ｃ）、参照）。

すなわち、判別信号がオンの間にＭＰＵ１３はフォーマ
ット制御部１１を起動するようにし、デクリメントカウ
ントレジスタ１６が０になると、タイムアウトになり、
タイマ一部１４の動作を停止させる。タイマー値が所定
値になる時間りはセクタパルスの発生間隔（第３図（Ａ
）、参照）と、ＭＰＵ１３のフェッチサイクルの時間な
どから設定される（第３図（Ｄ）、参照）。なお、２１
はシステムバスである。

次に、動作を説明する。

第４図は本発明の動作を示すフローチャートで０ ある。

第４図において、まず、ステップＳ１１でリード・ライ
ト動作の対象セクタから１つ手前のセクタ上にヘッドが
あるか否かを判別する。ヘッドがないときは、ステップ
Ｓ１１へ戻り、ヘッドがあるときはステップＳ１２に進
む。（このステップＳ１１から８１２への移行は、セク
タ検出手段からの割込み信号２２に基づいて行なわれる
為、その間、ＭＰＵはその他の内部処理を行なうことが
可能である。）ヘッドが１つ手前の対象セクタｔにある
ときは、セクタ検出回路１２は、割込信号をＭＰＵ１３
に送り、同時に起動信号をタイマー部１４へ送る（第３
図（Ｂ）、参照）。

タイマ一部１４は起動信号により起動され、デクリメン
トカウントレジスタ１６はＭＰＵ１３から指定されたタ
イマー値を保持するレジスタ１５の出力をデクリメント
し、比較回路１８はデクリメントカウントレジスタ１６
の出力と“０”値を常に保持するレジスタ１７の出力を
比較する。

次に、ステップＳ１２でＭＰＵ１３は比較回路１ １８の比較結果を保持するレジスタ１９がタイムアウト
を示しているかを判別し、タイムアウトのときは、ステ
ップＳ１１へ戻り、タイムアウトでないときは、ステッ
プＳ１３へ進む。

ステップＳ１３ではＭＰＵ１３はフォーマット制御部１
１に対してリード・ライト動作の開始を指示し、ステッ
プＳ１４でフォーマット制御部１１の動作が終了したか
否かを判別する。そして、終了した場合は、次の動作に
移り、終了していない場合にはステップＳ１４へ戻る。

このように、本実施例においては、タイムアウトのとき
は、１０部のコンベアエラーを招く可能性があると判断
して１回転待ち、タイムアウトでないときは、ＩＤ部の
コンベアエラーを招く可能性がないと判断してリード・
ライト動作の開始指示を行なう。したがって、平均して
「媒体の１回転時間／トラック内セクタ数」弱程度のア
クセスタイムの短縮を図ることができ、磁気ディスク装
置の処理性能を向上させることができる。

２ ［発明の効果］ 以上説明してきたように、本発明によれば、リード・ラ
イト動作の対象セクタの１つ手前のセクタを検出して、
タイマー値によりＩＤ部のコンベアエラーを招く可能性
のあるものを事前に判別してフォーマット制御部にリー
ド・ライト動作の開始を指示するようにしたため、アク
セスタイムを短縮することができる。その結果、磁気デ
ィスク装置の処理性能を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理説明図、 第２図は本発明の一実施例を示すプロ・ツク図、第３図
は各信号の説明図、 第４図は動作を示すフローチャート、 第５図は従来例の説明図、 第６図は従来例を示すフローチャートである。 １１・・・フォーマット制御部 （フォーマット制御手段）、 ２・・・セクタ検出回路（セクタ検出手段）、３・・・
ＭＰＵ　（制御手段）、 ４・・・タイマ一部（判別手段）、 ５〜１７．１９・・・レジスタ、 ８・・・比較回路、 ０・・・リセット回路、 １・・・システムバス ２・・・割込み信号線、 ３・・・起動信号線。 図中、 ３ ４

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 媒体への書込読出動作を制御するフォーマット制御手段
   （１１）と、指定されたセクタを検出するセクタ検出手
   段（１２）と、該セクタ検出手段（１２）の出力により
   タイマーを起動して書込読出動作の開始を判別する判別
   手段（１４）と、該判別手段（１４）の出力に基づいて
   前記フォーマット制御手段（１１）を制御する制御手段
   （１３）を備え、タイマー値が所定値に達しないとき前
   記制御手段（１３）が前記フォーマット制御手段（１１
   ）に書込読出動作の開始を指示するようにしたことを特
   徴とする書込読出動作の開始制御方式。